ウルキオラ「やばいぞ」

グリムジョー「やばいのか」

ウルキオラ「マジでやばいぞ」

グリムジョー「どうやばいんだ」

ウルキオラ「剥けるんだ」

グリムジョー「えっ」

ウルキオラ「皮が」

グリムジョー「まじかよすげえな」

ウルキオラ「貴様にやる」っベビーフット

グリムジョー「え、いいの」

ウルキオラ「１個あまったからやる。この感動を貴様も味わえ」

グリムジョー「やったぜ。早速やるとするか」

藍染「…ギン、ベビーフットだって」ｺｿｺｿ

ギン「ベビーフットですねえ」

藍染「ほしいなあ」

ギン「そうですねえ。剥けるんやもんなあ」

藍染「いいなあ」

ギン「現世まで買いに行ったらええんちゃいますのん」

藍染「私が出向いたら色々あれだろう。密林でポチッてくるよ」

ギン「え、ここ宅配便とかくるの？」

ーグリムジョー自宮ー

グリムジョー「ベビーフットねえ」ﾊｺｶﾞｻｶﾞｻ

グリムジョー「普段全然喋らねえあいつがあんだけ喋るってこたあ…相当すげえんだろうな」ﾊﾟｯｹｰｼﾞﾋﾟﾘﾋﾟﾘ

グリムジョー「…なんだこれ、どうすりゃいいんだ」ﾄﾘｾﾂｶﾞﾝﾐ

【切り取り線に沿ってハサミで切ったあと素足を袋に入れ、テープで固定してください】

グリムジョー「あァ？めんどくせえな…」ﾁｷﾞﾘﾁｷﾞﾘ

グリムジョー「切れた。足を突っ込むんだったな」ﾂｯｺﾐｰ

グリムジョー「つめてえ！！！なんだこれ！！！」ﾄﾘｾﾂｶﾞﾝﾐ

【特製の液体を染み込ませた袋に足を入れて60分。その後、石鹸でしっかり足を洗い流してください】

グリムジョー「大丈夫なのかこれ…あぶねえヤクじゃねえだろうな」

グリムジョー「まあいいか」ﾃｰﾌﾟﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

ーその頃の藍染ー

ｶﾁｯ ｶﾁｶﾁｯ ｽｯｽｯ ｶﾁｯ

藍染「よしポチッた。お急ぎ便使ったし明日には届くだろう…紅茶でも入れてこようかな」

藍染「…剥ける、のか。楽しみだな。ウルキオラのあの喜びようから見てかなり凄いんだろう…」ﾄﾎﾟﾄﾎﾟ

ー10分後ー

グリムジョー「…暇だな。あと50分か」

グリムジョー「やる前になにかしら用意するんだった。動けねえから暇潰し出来るもんが近くにねえ…」

グリムジョー「……この霊圧は」

ｶﾞﾁｬ

ノイトラ「よぉ」

グリムジョー「帰れ」

ノイトラ「えっ」

グリムジョー「なんであんま接点ねえやつが来るんだよ。なんの用だよ」

ノイトラ「いや、暇だったから」

グリムジョー「…そうか。丁度いいや。暇潰しに付き合え」

ノイトラ「おう。…なにやってんだお前」

グリムジョー「ベビーフット」

ノイトラ「べ、なんだって？」

グリムジョー「ベビーフット。赤ちゃんのあんよだ」

ノイトラ(えぇ…？)

グリムジョー「ウルキオラにすすめられたんだよ。一箱もらったから、やるしかねえってな」

ノイトラ「へー、ウルキオラがねえ」ﾊｺｶﾞﾝﾐ

ーその頃の藍染ー

藍染「もう悩まなくてすむと思うと心が軽いな…空も飛べる気がしてきた」

藍染「いつも飲む紅茶が美味しく感じる」

藍染「そうか、これが…幸せか」

ギン「なに言うてはりますの」

ー30分後ー

ノイトラ「いっせのせ１！」

グリムジョー「いっせのせ3」

ノイトラ「いっせのせ0！」

グリムジョー「おい、おい。ちょっとまて」

ノイトラ「え？」

グリムジョー「あのさあ…帰刃すんのやめろや」

ノイトラ「え、だって二人じゃ勝負にならないじゃん…だから帰刃したんだけど」ｳﾃﾞﾜｷﾜｷ

グリムジョー「…わかった、帰刃すんのはいいよ。でもお前帰刃しといて一桁しか言わないのはどうよ。勝負つかねーよ。俺とお前合わせて15本以上はあるぞ親指。つーか腕」

ノイトラ「わかった、ゆびすまはやめよ」

グリムジョー「おう」

ノイトラ「マッチ棒やろ」ｳﾃﾞﾜｷﾜｷ

グリムジョー「その腕しまえ」

ーその頃の藍染ー

藍染「うむ、そわそわしてきた」ｿﾜｿﾜ

藍染「密林さんまだかな」ﾄｹｲﾁﾗﾁﾗ

ー１時間経過ー

グリムジョー「60分経ったな。洗い流しにいくか」

ノイトラ「おう、じゃあ俺は昼寝してくるわ」ｼｭﾝｯ

グリムジョー「おう。ありがとな」

グリムジョー「さて」ﾖｯｺｲｼｮ

グリムジョー「…あれ、意外と不安定だな。ツルツルしやがる」

グリムジョー「…ノイトラ帰すんじゃなかった」

グリムジョー「ま、まあ。ゆっくり進めば…」ﾇｷｱｼｻｼｱｼ

グリムジョー「……次はてめえか」

ウルキオラ「遊びに来たぞ」ｶﾞﾁｬ

ウルキオラ「…なんだ貴様その格好は。勃起でもしたのか」

グリムジョー「誰が及び腰だよ！！仕方ねえだろ上手く歩けねーんだよ！」

ウルキオラ「…響転使えばいいじゃん」

グリムジョー「転んだら怖いだろ」

ウルキオラ(えぇ…？)

グリムジョー「…ちょ、見てないで手伝ってくんない」

ウルキオラ「うむ」ﾃﾆｷﾞﾘｰ

グリムジョー「…手握る必要あんのか。肩貸せよ肩」

ウルキオラ「身長差あるんだから歩きにくくなるだろいい加減にしろ」霊圧ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

グリムジョー「すまんかった」

ーその頃の藍染ー

藍染「テンション上がってきた」ｿﾜｿﾜ

ギン「ちょっとは落ち着いたらどうですか」

藍染「まるで遠足前日のような気持ちだ」

ギン「ええから、落ち着くためにテトリスでもやりまひょ」

藍染「うむ、そうしよう」

グリムジョー「あーさっぱりした。足がスースーすんな」

ウルキオラ「あと３日もすればつるんつるんになるぞ。あの剥け方は半端なく気持ちいい」

グリムジョー「お前がそんなに言うならすげえんだろうな。つーかどこで手に入れたんだ」

ウルキオラ「井上織姫がくれた」

グリムジョー「…ああ、そう」

ウルキオラ「湯船に入るとさらに剥けやすくなるぞ」

グリムジョー「うち湯船ねえよ」

ーベビーフット１日目ー

グリムジョー「なんか、足の裏がパリパリする。違和感ありありだな」

グリムジョー「任務から帰ったらゆっくり風呂にでも入るか」

ーその頃の藍染ー

藍染「届いたあああああベビーフット！！！」

ギン「よかったですねえ」

藍染「早速やってこよう」ﾅｶﾐﾄﾘﾀﾞｼｰ

ギン「はいいってらっしゃい」

ギン「……説明書読まんで大丈夫なんやろか」

藍染「……２つあるな。なんだこれは。まあいいか。２回用なんだろう」ﾍﾟﾘﾍﾟﾘ

藍染「…でかい。なんで？……ああ！世の中にはデカイ人もいるからな。納得」

藍染「さて」ﾊｶﾏﾇｷﾞﾇｷﾞ

藍染「入れればいいんだな……よっ……ﾋｬｯﾌｧ!!…つ、冷たいな！」

藍染「……何分浸せばいいんだ？まあいいか、適当にやろう」

ーベビーフット２日目ー

グリムジョー「シワが白くなってきたな。剥けそうだ」

ウルキオラ「きちゃった」ｶﾞﾁｬ

グリムジョー「おう。霊圧でわかるわ」

ウルキオラ「どうだ足の裏は」

グリムジョー「いい感じだ」ｱｼｳﾗﾐｾｰ

ウルキオラ「おお、明日辺り剥けるなきっと」

グリムジョー「まじか。楽しみ」

ーその頃のギンー

ギン「要、藍染はん見かけんかった？」

東仙「いや、見てないが」

ギン「丸１日姿現してないんよ。どこ行ったんやろ」

東仙「……霊圧が微弱すぎてわからないな」

ギン「まあええか。要、ボクとお茶しよか」

東仙「わかった。メノス達の様子を見てから戻る」

ギン「待っとるで～」

ーベビーフット３日目ー

グリムジョー「おぉ……おぉ！！！！」

グリムジョー「こいつぁすげえ…一気に剥くべきかちまちまいくか悩むな…」

グリムジョー「ゆっくり剥がして記録つけよう」ｿｰｯ

グリムジョー「お、おお……おお……」ﾍﾟﾘﾍﾟﾘﾍﾟﾘ

グリムジョー「うおおおおおおおおおおおおおお」ﾂﾙｰﾝ

グリムジョー「SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEE」

グリムジョー「うっひょおおおおおおおおおおおおおおおお」

グリムジョー「ちょ、大事にとっておこう。財布とかに入れておこう」

ーその頃のギンー

ギン「……こんなところにおったわ。大丈夫ですか藍染はん」

藍染「あ……うん……大丈夫じゃない……」

ギン「２日間見かけんかったから心配しましたよ。霊圧消さんといてくださいよ」

藍染「うん……」

ギン「…テンション低いですねえ。どないしはりましたん」

藍染「…………剥けるって、言うから」

ギン「うん？」

藍染「剥けるって……言うから……」ｸﾞｽｯ

ギン「……あっ(察し)」

藍染「だから、だから……」ﾊﾅﾐｽﾞｼﾞｭﾙﾙｯ

ギン「……ザエルアポロにでも治してもらいましょ。秘密にしときますから」ｼｮｳｼﾞｷﾋｸﾜｰ

藍染「う、うん……」ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ

ーその頃のグリムジョーー

グリムジョー「ウルキオラ、ベビーフット最高だったぜ」

ウルキオラ「だろ。流行らせたいくらいだ」

グリムジョー「長年あんなのがくっついてたのかと思うと恐ろしいな」

ウルキオラ「だろだろ。……ん？」

藍染「うぅ……うぅう……」ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ

ギン「ほらちゃんと歩いてください、痛いのはわかりますけど」

藍染「４日前に戻りたい……」ｸﾞｽｯｼﾞｭﾙﾙｯ

ギン「はいはい。早くザエルアポロのとこにいきまひょ」

グリムジョー「……」

ウルキオラ「……」

グリムジョー「なんだ今の」

おわり

良い子は真似しないでね！！