東方秋戦争#1
もしも自分が幻想入りしたら・・・というお話でございます!!
ここは幻想郷、不思議な世界である。
そこにある男が外の世界から一人やってきた・・・。
秋「・・・すげぇ。」
俺の名前は、秋。実は俺は既に死んでいる。そして気がついたら・・・。
霊夢「どう?すごいでしょ?」
彼女の名前は、博麗霊夢。博麗神社の巫女をしているそうだ。異変が起きれば解決もしにいくらしい。
秋「あ・・・ところでさ。」
霊夢「なに?」
秋「俺って死んでるんだよな?」
霊夢「あぁ、そうね。こっちでもう一回死ねば今度は死神のところに行けるわよ。」
ふむ・・・やはり死んでるのか。俺は学校生活などでいじめを受けた結果、自殺を自ら選択した。実はと言うと、自分以外の人間が怖い。
霊夢「なんで死んだの?」
秋「あぁ、簡単に言うといじめられててもう嫌だな・・・って思って飛び降りたんだよ。」
霊夢「・・・・なんかごめんね。」
秋「いやいやいいんだよ・・・。」
俺はそこで空を見上げて、こうつぶやいた。
秋「もう夕方か・・・。」
霊夢「そうね・・・あ、帰るところとかあるの?」
秋「うん・・・一応あるよ。」
霊夢「ならよかった。じゃあお別れね。」
そう言って、僕は何気なく手を振って別れた。
秋「とは言ったものの・・・住処なんてどこにもないな。」
僕は適当に歩き回った。森の中をひたすらに・・・。気がついたら方向がよくわからなくなり迷ってしまった。
秋「・・・出れなくなっちまったな。」
そう言って地面に腰を下ろす。そうしてあたりを見回す。
秋「・・・なんか足音が聞こえるような、そうでもないような。」
目を凝らしもう一度見てみる。そうすると草むらから何かが飛び出してきた!!
秋「狼かよ!!くそっ!!冗談じゃねえ!!」
走りながらひたすらに考える。だが最終的に出てくるものは”死”である。
秋「くそっ!もうだめだ・・・。」ハァハァ
?「危ない!避けて!!」
秋「あ!あれは人形使いの・・・」
狼はまとめて倒れた。俺はずっと腰を抜かしていた。
?「どうも。大丈夫?怪我はない?」
秋「あ、あぁ・・・。」
?「よかった。」
てことは、ここはやはり迷いの森だったのか。
秋「名前を・・・教えてくれないか?」
アリス「私の名前は、アリス・マーガトロイドよ。」
秋「アリス・・・やっぱそうか!!」
アリス「???」
秋「助けてくれてありがとう。さて、ここから急いで脱出しないとな。」
俺は知っている・・・。アリスはとてもいい人なんだ。こうしてみると・・・。
アリス「もう暗いし、家に泊まってけば?」
秋「いいのか?本当にありがとう。」
ほら、この通り。まぁ、元々こうするつもりだったんだけどね。
秋「へぇ、やっぱ人形がいっぱい並んでるのか・・・。」
アリス「この人形たちをみてどう思う?」
おっと、ここで言葉を間違えば彼女との友好度が落ちてしまうな。
秋「とても可愛いと思うよ。女の子の部屋はやっぱこうでなきゃね。」
アリス「そう?ふふふ。」
どうやら、良かったみたいだ。しかし本当に上海人形ばかりだな・・・。
アリス「あ、そういえば名前を聞いてなかったわね。」
秋「あぁ、俺は秋だよ。」
アリス「秋ね。よろしく!」
秋「お腹が減ったな・・・。」
アリス「ご飯を用意するからいっしょに食べる?」
秋「いいのかい?ならいっしょに食べさせてもらおうかな。」
アリス「よし!じゃあすこし待っててね。」
ふむ、料理はできるみたいだな。しかし、本当に不思議な家だな。人形や本がいっぱいあるな。まぁ、魔法使いだしおかしいとは思わないがな。
アリス「できたよ!!」
秋「よし、それじゃあ・・・・。」
秋・アリス「いただきます!!」
~~~~~~ただいま食事中~~~~~~~
秋「ふぅ、美味しかった!!」
アリス「そう?それならよかった。」
そうして、ときは流れて就寝の時刻に・・・。
秋「さて、俺はキッチンの椅子で座って寝てるよ。」
アリス「いやいや、せっかくの客人なんだから私がそっちでいいよ。」
秋「いいのか?なら失礼してそっちで寝かせてもらうよ。」
アリス「うん、それじゃあおやすみ。」
秋「おやすみー。」
こうして僕はこっち(幻想郷)の初めての一日を終えたのだった。
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