気づいたら全く知らない場所にいた
タイトルのまんまです
設定上タイトルを変更しました。すいません
八幡 「ふぁ〜…………おはよ…」
(あれ…俺の部屋ってこんな広かったっけ……つーか今、昼の3時?どんだけ寝てんだよ俺…)
(それに、心做しか枕も柔らか……(モミモミ ……え…)
雪乃 「……いつまで触ってる気なの比企谷くん….」
八幡 「…ちょ、ちょっと待て!これは不可抗力だ、ってなんでお前が俺のベッドに?」
雪乃 「何を言っているの?ここは私のベッド……のはず。」
八幡 「つーか……ここどこだ?」
雪乃 「少なくとも…私たちの知ってる場所ではないってことだけはわかるわね。」
八幡 「場所はわからねぇが、犯人はわかった気がするのは俺だけか…」
雪乃 「いえ…残念なことに私もよ‥」
八幡 「まあとりあえず、出口があったりすればすぐ事は片付くんだが…」
雪乃 「ないでしょうね…最悪一生住む覚悟も必要かもしれないわ。」
八幡 「そこまでかよ…お前の姉ちゃんえげつねぇな……まあ俺はいいけど。」
雪乃 「え?」
八幡 「そりゃお前、働かずにこの上なく優秀な美少女とひとつ屋根の下で暮らせるんだぞ?これ以上に俺が望んだ生活はないだろ。」
雪乃 「…っ…じょ、冗談はもういいから早くここのことを調べてくれないかしら?………バカ(ボソッ」
八幡 「おっおう…ってなんだこれ?手紙か?なになに……」
ひゃっはろー☆
ビックリしちゃったかな?そりゃそうだよね、いきなり知らないところに連れてこられたんだもんね〜。安心して、親には了承済だから!ちょっとしたらお迎えに行くから、それまでラブラブしててね〜!
八幡 「………………………雪ノ下、ちょっといいか?」
雪乃 「なっ、何かしら?求婚ならまだ早いわよ…!」
八幡 「なっ!?ちっちげぇよ………変なこと聞くけど、お前の姉ちゃんが『ちょっとの間』って言ったら、だいたいどのくらいの期間のことを言ってることになるんだ?」
雪乃 「むっ………そうね、小学生のころ、姉さんが本をちょっとの間貸してって言われて貸した時は、結局一ヶ月帰ってこなかったわね。」
八幡 「なるほど…ということは俺達が帰れるのは一ヶ月後って事だな…」
雪乃 「どういうことかしら…?」
八幡 「ほら、これを見てみろ。」
雪乃 「………はぁ…どうやらそのようね…」
八幡 「色々見て回ったが、ごく普通の一軒家だ。あの人、始めっから俺達をここで生活させる気だったようだな。」
雪乃 「全く……何がしたいのかしら姉さんは…」
八幡 「ホントだよ………ん、もう一枚手紙が…」
追伸
比企谷くん、ゴムはタンスの一番上の引き出しにあるからね♡
八幡 「」
雪乃 「比企谷くん、その手紙にはなんて書いてあるの?」
八幡 「え!?いっいや、何も書いてなかったぞ。白紙だ白紙。ったく、変なイタズラしやがって全く…(クシャクシャ」
雪乃 「?(キョトン」
八幡 「そっその……雪ノ下、」
雪乃 「何かしら?」
八幡 「まあ、お前からしたら地獄みたいな一ヶ月になるかもしれないが…よろしく頼む…」
雪乃 「べっ、別にそんなことは…むしろ……………(ゴホン ええ、こちらこそね。それより比企谷くん…」
八幡 「なっなんだ?」
雪乃 「忘れてないわよね?(ニコッ」
八幡 「な、何が?」
雪乃 「……心做しか枕も柔らか」
八幡 「ホントにすみませんでした(土下座」
雪乃 「そうね…とりあえず今日のご飯は比企谷くんが作ってくれないかしら。」
八幡 「それで許されるなら、まあ味の方は保証出来ないが。」
雪乃 「あら、この程度で許されるとでも思ってるのかしら?(ニコッ
味のほうは、これから私が教えていくから安心しなさい。」
八幡 「おっおう…了解。」
雪乃 「比企谷くんまだかしら?お腹空いたわ…」
八幡 「もうちょいだ、なんかテレビでも見ててくれ。」
雪乃 「それにしても、普通にテレビとか見れるのね。」
八幡 「ああ、まあ電話はさすがになかったがな。」
雪乃 「そんなことより比企谷くん、」
八幡 「わかってるよ、ほら出来たぞ。」
雪乃 「…思ったより美味しそうなカレーね。カレーが作れるほどの材料はあったってことかしら。」
八幡 「ああ、かなりの量があったぞ。今度から料理は頼むわ、久しぶりだったから肩いてぇ…」
雪乃 「あなたホントに高校生なのかしら…では、いただきます。」
八幡 「ん、いただきま……いてっ…」
雪乃 「そんなに肩が痛いの?」
八幡 「いや肩じゃなくて、さっき包丁で自分の指切ったんだよ…」
雪乃 「そう…なら仕方ないわね。比企谷くん、口を開けて」
八幡 「え?」
雪乃 「え、じゃないわ。あーんよ」
八幡 「いっ、いや何言ってんだよ雪ノ下?そもそも怪我したのは左手であって…」
雪乃 「はっ、早くして……恥ずかしい…から…//」
八幡 「……おっおお……あっ、あーん…」
雪乃 「……どっどう?//」
八幡 「……わっ、我ながら美味いな…悪い、ちょっと救急箱ないか探してくる…!」
雪乃 「そっそう……わかったわ…(目そらし」
八幡 (味なんてわかんねぇよ!なんだよあれ、今までで一番幸せだったかもしれない一瞬だったぞ…ダメだ思い出すだけで顔がにやける)
八幡 「タンスにはねぇな、いや一番上は見てないけど。救急箱ないのか、まあしょうがねぇか。」
八幡 「救急箱なかったわ。こんなにもの揃いがいいのになんか中途半端だなここ。」
雪乃 「そっそう…//」
八幡 「ん、どうした?そんなに辛かったか?」
雪乃 「いえ、そういうわけでは……とっところで、指は大丈夫なの?」
八幡 「まあなんとかなるだろ。こんなもん唾でもつけてりゃそのうち治るだろ。」
雪乃 「なるほど……では比企谷くん、指を見せてくれないかしら?」
八幡 「んぁ?いいけど、そんな大怪我でもねぇぞ?(指を見せ」
雪乃 「……はむっ(指くわえ」
八幡 「」
雪乃 「……んっ……これでホントに治るの?」
八幡 「へ?ああ、うん…もうこの際そのことに関してはどっちでもいいかもしれない……」
雪乃 「もう少しくわいたほうがいいかしら…」
八幡 「いやいやいやいや待て待て待て、お前ちょっと落ち着け。いいか?深呼吸した後自分が何をしたのか口で説明してみろ。」
雪乃 「すー……はぁー………はむっ(指くわえ」
八幡 「なっ…// 待て待て!そういう意味で口で説明しろって言ったんじゃねぇよ。言葉にして説明してみろって言ったんだよ。」
雪乃 「そういうことね。比企谷くんの指をくわえたのよ。」
八幡 「その理由は?」
雪乃 「比企谷くんが唾でもつければ治ると言ったからよ。」
八幡 「そっそれはだな、自分の唾をつけるって意味で言ったんであって…」
雪乃 「………私じゃ……嫌?」
八幡 「そっそんなことは無い………むしろ……嬉しいかもしれない……(ボソッ」
雪乃 「え?(キョトン」
八幡 「そっそうじゃなくて、お前こそこんなことして嫌じゃないのかよ?」
雪乃 「嫌じゃないわ。だから問題ないでしょ?そもそも2人しかいないこの状況で1人が欠けたら1人でこの現状をどうにか出来るとでも思ってるの?私は別に好きでこんなことをしてるわけじゃないのよええホントに好きでやってはいないわそれにこのくらいの治療をすることのどこがおかしいのかしら全然問題ないと思うのだけれど。」
八幡 「わっわかった、つーかよく噛まずに言えたな……いっ!……なかなか血が止まらねぇな…(指くわえ」
雪乃 「あっ……//」
八幡 「ん?どうしたんだよ?」
雪乃 「なっ、何でもないわ。先にお風呂入らせてもらうわよ。比企谷くん、死にたくなかったらそこでじっと1人で指でもくわえてなさい…!」
八幡 「覗かねぇよ…あ、着替え忘れんなよ。ったく、1人で指くわえるってなんだよ、ただ血が止まらないからくわえてるだけであって……………くわえてるだけであって…………どの指を?雪ノ下がさっき…………」
(関節キスを普通に目の前でしてたぁぁぁぁ!!!!!!!)
八幡 「って、あいつ着替え忘れてるじゃねぇか。変なところで気が抜けてるな……」
雪乃 「比企谷くんが、私がくわえた指を………///」
「すっ、少し出て落ち着きましょう……//」
八幡 「おい雪ノ下、お前着替え忘れるなって言っただろ…(ガチャ」
雪乃 「え」
八幡 「え」
雪乃 「では覗き谷くん、言い訳くらいは聞いてあげるけれど(ニコッ」
八幡 「いや………もう俺が悪いですすいませんでした……」
雪乃 「では質問を変えましょう。なぜ部屋に入ってきたの?」
八幡 「そっそれは、お前が着替え忘れたから……風呂上りは割と冷えるから、風邪引いたら大変だろ…」
雪乃 「なるほど、つまり、私のため、ということかしら?」
八幡 「まあ、そういうことになりますかね……」
雪乃 「そっそう、なら今回は不問にしてあげる。けど、一つだけいいかしら?」
八幡 「なっなんだ?」
雪乃 「そっその………今日は、一緒に……寝てくれないかしら?」
八幡 「……………悪い、念の為もう1回だけ言ってもらってもいいか?」
雪乃 「だっだから、添い寝して欲しい、と言ったのよ。」
八幡 「………それって、ご褒美?」
雪乃 「何を言ってるの?罰よ。」
八幡 「お前と添い寝することが罰なら毎日添い寝してもいいけどな。」
雪乃 「そう、なら頼むわ。」
八幡 「え、いやお前、頼むって……毎日?」
雪乃 「そうだけれど、何か問題でも?」
八幡 「いや俺はない…というかお前こそ大丈夫なのかよ?」
雪乃 「頼んでるのは私なのだから何も問題ないわ。」
八幡 「あそう………なんか色々と感覚が狂ってきた…」
雪乃 「では、先にベッドで待ってるからお風呂から上がったら早く来てね………待ってるから。」
八幡 「え、ああ…了解。」
八幡 「ふぅ……割と広い風呂だったな…家のと変えて欲しいくらいだ。」
雪乃 「……やっと来たわね…遅いわよ…」
八幡 「おっおい、そんな無理に待たなくても良かっただろ。」
雪乃 「だって……起きてなかったら比企谷くんのことだから、リビングとかで寝てそうだったもの。」
八幡 「……お察しがいいようで…」
雪乃 「もう…これからはそんなこと考えないでね?」
八幡 「おっおお…善処するよ。」
雪乃 「………(ぎゅっ」
八幡 「おっおい、どうしたんだよ?今日お前なんかおかしいぞ?」
雪乃 「あなたは…こんな状況になって怖くないの?」
八幡 「え?」
雪乃 「私、比企谷くんが起きる前に1度起きてたのよ。」
八幡 「そっそうだったのか…」
雪乃 「初めは、別々の場所で寝ていたのよ。だから起きたときは怖かったわ……」
八幡 「………」
雪乃 「知らない場所で、1人だったことが何より怖かった…このままここで………なんて想像までしてしまってパニックになったわ。あなたを見つけるまでは。」
八幡 「雪ノ下…」
雪乃 「比企谷くんがいるとわかっただけで、安心できたのよ。仮にこのままでもいいかもしれないって…だから、少なくともここにいる間は、貴方のそばにいたい。」
八幡 「悪いな…気づいてやれなくて……勝手にお前は強い人間だって決めつけて、雪ノ下だって女の子なんだから当然だよな…(抱き返し」
雪乃 「…っ…ずるいわよ…バカ…(ボソッ」
八幡 「まあとりあえず、今日はもう寝ようぜ。昼間っから驚きっぱなしで俺も疲れたぞ…」
雪乃 「そうね………おやすみなさい比企谷くん……」
八幡 「ああ、おやすみ雪ノ下。」
八幡 「ふぁ〜…おはよ…ってあれ、雪ノ下?」
雪乃 「起きた?では早く着替えて。朝ごはん出来てるわよ」
八幡 「おお、ありがとなゆきのん。」
雪乃 「その呼び方で呼ばないでくれるかしら気持ち悪い。」
八幡 「そっそんなにかよ……悪かったよ雪乃。んじゃ、いただきます。」
雪乃 「いただきま…え?」
八幡 「美味いな相変わらず。毎日こんなの食べれるんなら幸せだな。」
雪乃 「そっそう…褒めすぎよ…//」
八幡 「ふぅ、ご馳走さん。あとは俺がやっとくから少し休んどけよ。」
雪乃 「お粗末さまよ。そう、ならお言葉に甘えるわ。」
八幡 「それにしても、俺達のサイズにあう服がよくあったもんだな。」
雪乃 「服なら朝、姉さんが持ってきてくれたわ。」
八幡 「へぇ、親切だな。他には何か言ってたのか?」
雪乃 「あなたの言ってた通り、迎えが来るのは一ヶ月後だそうよ。」
八幡 「そうか…………………………は?」
雪乃 「それと、昨夜は仲良く添い寝して「待て待て待て待て待て」どうしたのよ?」
八幡 「雪ノ下、ちょっと話をしよう。」
雪乃 「そうね、私たちの将来について考えないとね。」
八幡 「なんですでに結婚するの前提で話し進んでんだよ…いいか、ちょっと冷静になろう。雪ノ下、もう一度話を聞かせてくれ。」
雪乃 「むぅ……………朝、姉さんが服を届けてくれたのよ。」
八幡 「はいストップ、そこである疑問が何点か浮かび上がるんだが、わかるか?」
雪乃 「?何かしら、わからないわね。」
八幡 「オーケーよくわかった。いいか?まずこの出口のない家にどうやって入り込んだのか、なんで俺の服のサイズを知ってるのか、そしてなんでこんなことに雪ノ下雪乃は気づかないのか、だ!」
雪乃 「ごっ、ごめんなさい…(ウルウル」
八幡 「うっ……やっやめろ、そんなことしても…そんなことしても……………………今度からちゃんと気づくんだぞ(なでなで」
雪乃 「ふふっ、ちょろいわね(微笑」
八幡 「おい今なんて言った?」
雪乃 「それより、出口を探すの?……その、私としては、別に今のままでも……」
八幡 「そうだな、このままでいいだろう。」
雪乃 「そうよね…やっぱり出た……え?」
八幡 「割とこの生活好きだしな。一ヶ月たったらどっち道出られるんだから、無理して出ることないだろ。」
雪乃 「すっ、好き…///そうね…私も割と好きよ。貴方がいいのなら私もそれに賛同するわ。」
八幡 「決まりだな。それじゃ、片付けに戻るから。」
雪乃 「待って…(袖掴み」
八幡 「ん?」
雪乃 「………名前…」
八幡 「名前?」
雪乃 「こっ、これから一ヶ月共に生活するのだから、いつまでも苗字で呼ぶのはあまりにも他人行儀だと思うのよ。だからその……お互いに名前で…」
八幡 「おっおお……そうだな、えっと……雪乃…」
雪乃 「ええ、八幡(ニコッ」
八幡 「っ……//とっ、とりあえず俺は片付けしとくから休んどけよ!」
雪乃 「わかったわ(ふふっ」
八幡 「ふぅ、終わったぞ雪ノし……雪乃。」
雪乃 「……すぅ……すぅ…」
八幡 「おっおお、寝てたのか…にしても寝顔可愛いな…(顔近づけ」
雪乃 「………」
八幡 「ホント…このまま結婚とかになっても全然、むしろ嬉しいくらいなんだがな(ボソッ」
雪乃 「………////」
八幡 「さて、洗濯でもするか。」
雪乃 「………ズルイわよホントに…//」
八幡 「雪乃、起きたか?」
雪乃 「ええ、少し前から起きてるわ。」
八幡 「そうか、少し前から…え、どのくらい前?」
雪乃 「そんなことより、慣れたら慣れたで、食べて寝るだけの生活には飽きたわね。なにか面白いものないのかしら?」
八幡 「そうだなぁ……とりあえずゲーム機はほとんど全部あるけどな。あとカードゲームもボードゲームも…ってマジかよ全部欲しい」
雪乃 「そうね……テレビゲームという気分ではないのよね…あとあるのは…………これなんてどうかしら?」
八幡 「は?いやそれポッキーだぞ?」
雪乃 「だから、その……ポッキーゲームよ…!」
八幡 「え、なにそれリア充臭いんですけど……」
雪乃 「この前、由比ヶ浜さんとやった事があるのだけれど、全部負けてしまったのよ…」
八幡 「(なんで俺の見てない所でやるんだよ。スゲー見たかったんですけど…)」
八幡 「それで、俺で練習したいと」
雪乃 「えっええ、そういうことよ。」
八幡 「…じゃあ、はい(ポッキーくわえ」
雪乃 「ちょ、ちょっと待ってくれないかしら…!// 心の準備が……」
八幡 「早くしてくれ…」
雪乃 「うぅ……//(パクッ」
八幡 「(ポキッ」
雪乃 「ふぇ?」
八幡 「はい俺の負け、練習は終わりだ…」
雪乃 「まっ待って!」
八幡 「ん?なんだよ?」
雪乃 「その……練習としてじゃなくて……普通に比企…八幡とやりたいの…ダメ?(上目遣い」
八幡 「っ…// 初めからそう言えっての…」
雪乃 「ふふっ♪」
八幡 「それじゃ、さっさとやるぞ(パクッ」
雪乃 「はむっ(パクッ」
八幡 「…(ポリポリ」
雪乃 「…//(ポリポリ」
八幡 「(そろそろ止めないとこのままだとキスしてしまうぞ雪乃…どうするんだ…)」
雪乃 「…(ポリポリ」
八幡 「(なっ…!いいのかこれは…やっちゃっていいのか…いいんだよなこれ)」
雪乃 「……(ポリポリ」
八幡 「…//」
雪乃 「…///(パキッ」
八幡 「おっ、俺の勝ちだな…あはは」
雪乃 「…想像以上に緊張するわこのゲーム…//」
八幡 「全く……こんなのホイホイやってるリア充どもの気が知れねぇぜ…」
雪乃 「………八幡は…私とは、あまりなりたくない…?」
八幡 「…いっ、いやそういうわけじゃ…」
雪乃 「……(じぃ」
八幡 「………その、たまに、なら?」
雪乃 「そう………たまに、ね…ふふっ(クスッ」
八幡 「な、なんだよ……」
雪乃 「いえ、ちょっとは素直になってきたのね。」
八幡「まあ、共に生活する仲だしな…」
雪乃「そうね、共に生活を…………その先も(ボソッ」
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雪乃 「………」
八幡 「……えっとな、雪乃…」
雪乃 「なにかしら?」
八幡 「…一つ確認したいんだが」
雪乃「……?」
八幡「お前って「雪乃」…雪乃はその……よくやるのか?」
雪乃「…なにをかしら?」
八幡「いやだから、ポッキーゲームとか」
雪乃 「は?」
八幡 「え、いやほら…なんか積極的だったし、割とやっていてハマってんのかな、って」
雪乃 「それ本気で言ってるの?」
八幡 「え、ああ…本気だが…?」
雪乃 「むぅ…………なんでここまできてわからないのよ………」
八幡 「なにが?」
雪乃 「はぁ…ここまで来たらもう意地でもわからせるわ。」
八幡 「だからなにが??」
雪乃 「この生活、一ヶ月後じゃなくて、今私があなたに思っている感情を八幡が理解できるまでにしましょう。」
八幡「え?なんだよそれ……一生このままになるんじゃねぇの?」
雪乃 「それはそれでいいけれどね(ニコッ」
八幡 「………なんだよそれ…(目そらし」
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八幡「ふぁ~………なんかこのベッドにも慣れてきたな……」
八幡「さて……朝ごはんでも作るか…(ガサッ」
雪乃「……っ」
八幡「……え?」
八幡(…いや待て待て、なんで俺が動いて反応するんだ…?まさか…寝てるあいだに繋がって…!!ってんなわけねぇだろ落ち着け俺… )
八幡「………いや、繋がってるなこれは…」
雪乃「……おはよう八幡…」
八幡「ああ、おはようさん。どうやらあの人は俺たちに刺激的な日常を送らせたいらしい…」
雪乃「え……?…これは…何故私の左手と八幡の右手に手錠がかけられているのかしら?……そっ、その…そこまでしなくてもあなたから離れることなんてしないわよ?八幡ったら意外と束縛するタイプなのかしら?(クスッ」
八幡「いや違うっての…また魔王が降臨したんだよ………寝てる間に出現するとかどんな無理ゲーなの?」
雪乃「とりあえず、あなたの言った通り寝てる間に姉さんが来るとして最短でもこれが外れるのは今夜だから、少なくとも一日はこのまま過ごすことになるわね。」
八幡「けどまあ、どの道 外には出れないんだし、そこまで気にすることないんじゃないのか?」
雪乃「……そうかしら?」
八幡「…何か問題があるのか?」
雪乃「では聞くけれど、トイレはお風呂はどうするの?」
八幡「」
雪乃「ねぇ八幡、私朝のシャワーまだ浴びていないのだけれど」
八幡「おい、今まで朝シャワーとか浴びてなかっただろうが…!」
雪乃「あら、別に私は気にしないのだけれど(クスッ」
八幡「……もう少しお前は男に対して危機感を持った方がいいぞ…」
雪乃「…八幡だから許しているのだけれど?」
八幡「…なんだそりゃ……」
雪乃「とりあえず早く行きましょう」
八幡「おいおい待て待て。せめて今日はやめろ。」
雪乃「シャワーには行かないわ………その……」
八幡「……?」
雪乃「………とっ、トイレに……」
八幡「」
なかなか進まねぇ………
超絶期待
機体
これは期待せざるを得ない
期待しまくり
きたいです
こういうくっつかず離れずの関係が一番面白い
期待
液体
きゃわわぁぁ
希代
帰隊
قرا ختاى
(カラ・キタイ)
義体
ゆきのんかわいい
稀代
気体
黄多胃