特殊部隊がサイレントヒルに迷い込んでしまった
特殊部隊がサイレントヒルに迷い込んでしまうホラーストーリーです。
ちなみに作者はあんまりサイレントヒルは見たことありません。
特殊部隊は主にSWAT,SAS,
オペレーター1『こちら作戦司令本部、作成司令本部、到着が予定よりも大幅に遅れている。応答せよ、応答せよ』
オペレーターがコンタクトを取ろうと試みるが無線からはノイズしか流れない
もう一度呼びかける
オペレーター1『こちら作戦司令本部、到着が遅れているが何があった?応答せよ』
彼が諦めかけた時に無線のおくからかすかな声がした
??? 『....こちら..マーベリック....霧が深.......不明....遭難....怪物.....怪我人....しきゅ...応援...』
どうやら今回の合同訓練で来るはずだったGIGNチーム、通称マーベリックのようだ
オペレーター1『おい!一体何があった!ノイズが邪魔で聞こえない!応答せよ!怪物とはなんだ!』
マーベリック分隊『だから!....救援....大至....急....サイレントヒル....』ブツン
オペレーター1『くそっ!通信ロスト』
司令官『怪物だって?一体奴らは何を言ってるんだ?』
オペレーター1『彼らはサイレントヒルに救援要請を出していました』
オペレーター2 『GPSも作動しておらず、位置は不明、一時間ほど前からシグナルは出ておりません』
司令官『しかしなぜ奴らは、地下火災の起きているゴーストタウンなんかにいるんだ?とにかく救援のヘリをよこせ』
オペレーター3『了解、至急ブラックホークを向かわせます』
司令官『地上からも捜索部隊の派遣を、マーベリックの他にもSWATやSASの車両と連絡が取れない』
数時間後およそ5機のブラックホークと7両の装甲車がサイレントヒルとなる地下火災現場に到着したが兵士ひとりおろか、車両が入った痕跡すら残されていない。それものそのはず彼らは”別世界にいるのだから”
数時間前
ウィル『ああ、くそ!なんなんだこのファッキン霧は?』
そうウィルはボヤきながら、運転席から離れ、奥のほかの気絶した仲間を起こした。
ジョン『おい、なんだよここは?』
そう言いながら小さな出窓で外の様子を探るが、霧があまりにも濃くあたりの様子を確認するのは不可能とみれる
オスカー『GPSも反応なし、電子機器も全てがオフラインだな。幸い携帯の懐中電灯だけは使えそうだ』
そう皮肉を言いながらオスカーは自分の携帯のフラッシュライトをチカチカ光らせてわざとらしいため息をついて見せた。
ハリー『ほかのGIGNやSASの車両を見てきます、多分そう離れてはいないはず。』
そのころSASの車両ではすでに起きたオペレーターのジェームスとジョージがほかの数名の隊員と共に外に居るほかの仲間の捜索を開始していたようだ。
ジェームス『この霧はあまりにも不自然だな』
ジョージ『まったくだ、そもそも我々は一体どこにいるんだ』
二人は濃い霧の中警戒しながら進む
ジェームス『とにかくもう少し行ったら、装甲車にもどらないとn?!』
突然ジェームスは狂ったような大声でジェームスを呼び止めた
ジェームス『おい!後ろを見ろぉ!!!』
ジョージ『?!』
危うく、彼は”あるはずもない”崖に足を踏み出すところだった。記憶によれば崖だったはずの場所にはアスファルトの道路が張るはずなのにいまはなにもない。奥は濃霧のためなにがあるかすらわからずジェームスは混乱するほかなかった
ジョージ『一体ここはどこなんだあ?!』
ジェームスはもうこの時点で悟ってしまった。彼ら精鋭部隊十数名は完全に”現実”から”分離され”たことを。
同じくGIGNチームはSWATチームとほかのSASチームを一旦集め、情報の収集と整理をしたが得られたものはここがサイレントヒルであり、救援および援護は絶望的であることだけであった。GIGNの隊長アベルはほかの5名のGIGN隊員と副官のエドガーに各自装備を整えるよう指示を出し、万全の備えでいることを命じた。長年の隊長の勘いや、本能がここにはとてつもない危険が潜んでると呼んだ
アベル『各自!、弾倉のチェックと武器のメンテナンスを行え!安全が確認できない限り警戒を怠るな!』
エドガー『サー、しかしサイレントヒルとなると地下火災が続いている街以外報告はありませんが』
アベル『だめだ、嫌な予感がする。ここはどう見ても異常だ、貴様もこんなところで死にたくなかったらさっさと準備しろ!』
オスカー『確かに、GPSも無線もダウンとなると普通はあり得ない。本部もこちらの位置は特定できるはずだ、だけど2時間経ったいまですらヘリの音一つ聞こえやしない。そもそもこんな霧はこの地形じゃ発生しないんだ。』
ジェームス『くそう!ここはイカれてるぜ、さっきジョージと向こうにいってたら行き止まりになってやがった!崖だ、馬鹿でかい崖が。奈落の底があったぞ!』
アベル『お前は一体なにを言っているんだ?』
ジェームス『本当だ!深さ50、いや100メーター異常はあったぞ!いったいここはどこなんだ?』
突如霧が濃くなり、おぼろげな光が隊員を包み込む
サイレントヒル、地獄へようこそ
ウィル『?!誰だてめえは!』
ウィルはとっさにHK416を構えるが濃霧のためなにも見えない、しかしその霧は声とともに消えてしまったが彼らの後ろからどこからともかく不気味な声が聞こえる、カラスのような牡牛のようそんな声だ。彼が自動小銃を構えるとそのレーザーサイトに映ったものは信じられないものだった。人間じゃない何かの大群がゆっくりと押し寄せてくる。確かに人間のような形をしているのだか、腕がなく肩のあたりに巨大な膿と腫れ物が目立ち、顔はのっぺらぼうのように、目も口も確認できない。だが”ヤツら”それも無数は確実に隊員たちの方を向いていた。
GIGN隊員『止まれ!貴様は何者だ!止まれえ!』
アベル『撃て!』
GIGN隊員『え?ぎゃあああああああああ!』
GIGNの隊員はその化け物の胸となる部分から鋭利な槍状のものを出し、腹部を貫いた。幸い彼は軽症のようですぐに自動小銃を乱射し、3匹ほど息の目を止めた。
GIGN隊員『くそう!ざまあみろ!』
ジェームス『全員あの化け物を制圧しながら後退せよ!ここは危険だ』
サイレントヒル見てないとのことですが凄く雰囲気出てまーす。続き楽しみです、特殊部隊かなり詳しいのですね。
ワルプルギスの夜
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