提督「加賀さんを本気で怒らせてみた」
とある提督が加賀さんを本気で怒らせてみっちりお仕置きされるお話
確実にタイトル詐欺になります
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加賀さんを本気で怒らせてみたくなったので書きます
まぁたっぷりとお仕置きは………………ね
提督「加賀さんを本気で怒らせたい」
瑞鶴「どうなってもしらないわよ」
提督「100%仕返しが来ることは覚悟している」
瑞鶴「提督さんもしかして…」
提督「瑞鶴、変な勘違いはするなよ?決して私はMでは無い、それにバレなければ仕返しなんて来ない、誰の仕業かわからないようにイタズラをしていくんだ
いつか本気で怒る時が来るだろう、バレたら私の命はそこで終を告げる」
瑞鶴「そんな変なこと考えてないで海域攻略のことを考えなさいよ………」
提督「今はひと段落ついているし、1週間後にやる予定の仕事も終わらせてある。何も問題は無い」
瑞鶴「はぁ、何かやらかしても私は知らないからね。あと、変なことしようとしたら憲兵呼ぶわよ」
提督「…………………あぁ、問題ない…(と思う)」
瑞鶴「んで、なにやるの?」
提督「そうだな、ひとまず加賀さんのことを呼び捨てにしてみる」
瑞鶴「………それだけ?」
提督「何か問題でも?」
瑞鶴「いや……提督が艦娘を呼び捨てにするなんて普通のことじゃないの?」
提督「私もそう思っていたさ、でもな、あいつは呼び捨てにされるのが嫌いなんだよ。何故かは知らんが」
瑞鶴「ふーん………まぁやってみたら?」
提督「一番効果的なのはお前に呼び捨てにさせることなんだがな」
瑞鶴「何があったとしても私はやらないわよ、まだ死にたくないもん」
提督「深海棲艦より怖いというのか」
瑞鶴「当たり前でしょ」
提督「そうか…では、マルキュウサンマルより作戦開始だ」
9:30
提督「なぁ瑞鶴」
瑞鶴「なに?提督さん」
提督「どうせだからさ、お前が加賀を呼び捨てにしてみてよ」
瑞鶴「はぁ?無理に決まってんじゃんまだ死にたくないもん」
提督「ほら、お前幸運艦だろ。そう簡単に死なないって」
瑞鶴「そんな根拠もなしに…」
提督「ここに間宮券がある」っ券
提督「私は間宮券は使えないし、誰かにあげるあてもない」
提督「勿体ないが捨てるしかないかなぁ~」
瑞鶴「喜んでやらせていただきます」
提督「よし、行って来い!!」
練習場
加賀「あら、瑞鶴遅いじゃないの。30分も遅刻よ」
瑞鶴「すいません、加賀」
加賀「加賀………?さんはどうしたのかしら。」
瑞鶴「何のことですか?」
加賀「………そう…七面鳥になりたいのね」
瑞鶴「えっ…あのっこれには…」
加賀「問答無用」パシュッ
ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア
提督「…………どんまい…瑞鶴」
提督「…………」カキカキ
提督「遅いな、瑞鶴」
ドドドドドドドバンッ
提督「」ビクッ
瑞鶴「おい」
提督「お、遅かったな」アセダラダラ
瑞鶴「あ?死ねクソ提督」
提督「え、ちょ、クs……」
瑞鶴「んだよ、文句あんのか」
提督「い、いえ……何もございません」
瑞鶴「お前もいってこい」
提督「え?」
瑞鶴「お前も加賀さんとこ行ってこいよ」
提督「えっそれは……」
瑞鶴「さっさといけよ」
提督「は、はいぃぃぃぃぃぃ」
弓道場
提督「カガイマスカー」ソローリ
加賀「あら提督、何かしら」
提督「あ、うん、特に用は無いんだけど」
加賀「用がないなら話しかけないでもらえるかしら」
提督「あぁ、すまん」
加賀「あなたの相手をしてるほど暇じゃないの」
提督「デスヨネー」
提督「あっそうだ、一つ思い出した」
加賀「?」
提督「今度の作戦の編成を考えたんだが、意見が欲しくてな」
加賀「そうでしたか、では編成案を伺っても?」
提督「もちろん」
加賀「………」ジー
提督「どうだ?加賀」
加賀「」ピクッ
加賀(提督が呼び捨て……聞き間違いかしら)
加賀「特に問題はないように思えるわ」
提督「そうか、ありがとうな」
加賀「いえ、このくらい」
提督「じゃあ部屋に戻るよ、練習頑張ってな」
加賀「言われなくとも」
執務室
ガチャ
提督「ただいまー…」
瑞鶴「あ、帰ってきた」
瑞鶴「さぁ、ちゃんと呼び捨てにしてきたよね?」
提督「その、呼び捨てにはしたんですが…」
瑞鶴「ん?」
提督「無反応というか…なんというか…」
瑞鶴「へぇ、流石に加賀さんでも提督には何も言えないのかぁ…」
提督「………みたいだな」
瑞鶴「それはまた良かったですね」ニコッ
提督「あはは……」(目が笑ってないんだよなぁ…)
瑞鶴「まぁこればっかりは仕方ないし、私は部屋に戻るね」
提督「ああ」
ガチャ………バタン
提督(さて、どうしたものか)
提督(確実に瑞鶴は怒っていた、なぜこうなった?まぁ原因は全て俺だ。
まぁ瑞鶴の事だ、間宮券でも渡せば機嫌は良くなるだろう。
だが、それでも機嫌が直らなくて赤城にでもバラされたら………考えたくもないな)
提督「正規空母瑞鶴、提督室に出頭しなさい」(放送スピーカー)
10分後
瑞鶴「何?提督さん」
提督「あぁ、さっきの事なんだが」
提督「これで許してくれないか?」っ間宮券
瑞鶴「………了解」
提督「ありがとう」(良かった~)
提督「それと」
瑞鶴「まだ何かあるの?」
提督「明日と明後日は翔鶴と共に休暇とする」
瑞鶴「ほんとに!?」
提督「あぁ、最近出撃が続いていたからな」
瑞鶴「やったー!ありがと!」
提督「内地にでも行ってみたらどうだ?」
瑞鶴「うん!そうする!さんきゅっ!!」ニカッ
提督「気をつけてな」
瑞鶴「うん!じゃあね!!」
空母寮
ガチャ
瑞鶴「翔鶴ねぇ!!」
翔鶴「あら、どうしたの?瑞鶴」
瑞鶴「提督さんが、明日と明後日私と翔鶴ねぇに休暇くれたの!!!」
翔鶴「ほんと?」
瑞鶴「うん!」
翔鶴「じゃあどこかにでかけましょうか」
瑞鶴「それなんだけど、内地に行ってみない?」
翔鶴「内地?」
瑞鶴「うん、お店とか沢山あるんだって!」
翔鶴「まぁ、それは楽しみね」フフッ
瑞鶴「じゃあ早速明日行こうね!」
翔鶴「ええ!」
翔鶴「………ねぇ瑞鶴」
瑞鶴「どうしたの?翔鶴ねぇ」
翔鶴「内地って……お金必要なんじゃないの…?」
瑞鶴「あっ………」
翔鶴「私達、お金なんて持ってないじゃない……」
瑞鶴「確かに………!!」
翔鶴「?」
瑞鶴「ちょっと提督さんのところ行ってくる!」
翔鶴「え、あっ瑞鶴!」
ドドドドドバンッ
提督「」ビクウッ
提督「なんだ瑞鶴か」
瑞鶴「ねぇ提督さん」
提督「ん?」
瑞鶴「内地ってお金かからないの?」
提督「かかるぞ?」
瑞鶴「私達お金なんて…」
提督「それなら心配するな」
瑞鶴「え?」
提督「明日の朝、翔鶴とここに来なさい」
瑞鶴「わかった」
瑞鶴「……………らしいの」
翔鶴「わかったわ、じゃあ早めに準備して寝ましょうか」
瑞鶴「うん!翔鶴ねぇ!」
翌日マルナナマルマル
ピョピョ
瑞鶴「ん~、もう朝かぁ」
瑞鶴「あっ、翔鶴ねぇ起きて!」
翔鶴「ん…?あら瑞鶴」
瑞鶴「提督さんのとこ行こ?」
翔鶴「わかったわ、着替えましょうか」
マルナナサンマル
提督室
コンコン
提督「どうぞ」
瑞鶴「提督さん、来たよ~」
翔鶴「失礼します」
提督「おう、来たか」
瑞鶴「で?用って?」
提督「とりあえずはでかけたり買い物には金がいるからな」
瑞鶴「ってことは?」
提督「とりあえずこれは交通費だ」っ1万円づつ
瑞鶴「こうつうひ?」
提督「ああ、二人とも内地には電車やタクシーなどで行くだろう?」
瑞鶴「うん」
翔鶴「はい」
提督「その時に必要になるお金が交通費だ」
瑞鶴「なるほど」
提督「んでこれだな」っカード
瑞鶴「カード?」
提督「クレジットカードだな」
瑞鶴「これは何に使うの?」
提督「洋服買ったり飯食ったりするのに使ってくれ」
提督「いくら使ってくれても構わないさ」
翔鶴「でも流石にそれは……確か限度額というものがあるのでは?」
提督「あぁ、あるよ。でもそのカードの限度額は1日50万だ」
提督「流石に二人で50万も行かないだろう?」
瑞鶴「流石にね…」ハハッ
提督「だから問題ないさ」
翔鶴「でも…提督のお金ですよね?」
提督「まぁそうだが気にするな、趣味などが特にないから金は有り余ってるさ。
使わないと勿体ないしな」
翔鶴「そうですか…」
瑞鶴「翔鶴ねぇ!ここはお言葉に甘えよう?」
翔鶴「瑞鶴がそういうなら………提督、ありがとうございます」
提督「いいってことよ、不審者などには気をつけろよ」
翔瑞「はい!」
提督「おっと、そうだ」
翔瑞「??」
提督「はいこれ」っチケット
瑞鶴「チケット?」
提督「あぁホテルのな」
瑞鶴「なるほど」
提督「ふたりがどこに行くかは分からないが駅の近くにあるホテルだ、結構高級らしいからな。
ゆっくりしてくるんだぞ」
瑞鶴「うん!ありがとう!」
翔鶴「何から何まで、ありがとうございます」
提督「折角の休暇なんだ、羽を休めてくれ」
瑞鶴「じゃあ、行ってくるね!」
提督「いってらっしゃーい」
鎮守府前駅
瑞鶴「翔鶴ねぇ」
翔鶴「どうしたの?瑞鶴」
瑞鶴「どの電車に乗ればいいの…?」
翔鶴「そうね…駅員さんに聞いてみましょう」
瑞鶴「わかった」
駅員室
瑞鶴「すいませーーん」
駅員「どうしましたか?」
瑞鶴「内地に行くにはどれに乗ったら……」
駅員「はい、それならあちらの電車に乗り7駅のところで降りれば着きますよ」
瑞鶴「ありがとうございます」
翔鶴「忙しいところすみませんでした」
駅員「いえいえ、仕事ですから」
瑞鶴「じゃあ行こっか翔鶴ねぇ」
翔鶴「えぇ」
電車内にて
翔鶴「そういえば瑞鶴」
瑞鶴「どうしたの?翔鶴ねぇ」
翔鶴「前に聞いたことがあるのだけど、クレジットカードを使うのにはサインが必要って…」
瑞鶴「サイン?」
翔鶴「ええ、持ち主の名前を書くのよ」
瑞鶴「なら提督って書けばいいんじゃない?」
翔鶴「提督は提督の本名ではないわよ」
瑞鶴「あ…そっか…どうする?」
翔鶴「とりあえず提督に連絡してみましょう」
瑞鶴「うん」
駅構内、公衆電話
プルルルルル
翔鶴「あっもしもし、提督?」
提督「ああ、どうした?」
翔鶴「その…クレジットカードって名前を書かなければ行けないのでは…と」
提督「ああ、心配するな」
翔鶴「?」
提督「そのクレジットカードは軍関係者専用なんだ。
つまり、名前など関係ない」
翔鶴「それではどうすれば…」
提督「そうだな…………軍関係者の者ですと言うのが一番早いんだが、言いたくないだろう?」
翔鶴「それは………できれば…」
提督「なら、店員に目で合図しろ」
翔鶴「目で合図……ですか?」
提督「ああ、そのカード、見た目は普通のカードと同じだからな。
名前を書けと言われそうになったら目でカードと店員を何度も見るんだ」
翔鶴「わ…かりました?」
提督「そこら辺の店員ならわかってくれるはずだ」
翔鶴「では、そうしますね。ありがとうございました」
提督「ああ、気をつけてな」
翔鶴「はい、失礼します」
ガチャッ
瑞鶴「どうだった?翔鶴ねぇ」
翔鶴「このカードは名前を書かなくてもいいそうよ」
瑞鶴「そっか!なら安心して使えるね!」
翔鶴「ええ、そうね」ニコッ
翔鶴「じゃあ、行きましょうか」
瑞鶴「うん!」
タクシー内にて
翔鶴「運転手さん、内地までお願い致します」
運転妖精「はいよー」
瑞鶴「タクシーの運転手も妖精なんだね」
翔鶴「そうね、私もビックリしたわ」
瑞鶴「ねーねー、運転手さん」
運転妖精「なんだい?」
瑞鶴「いろんな乗り物の運転手って妖精さんがやってるの?」
運転妖精「そうだな〜、大体は妖精がやってるぜ」
瑞鶴「なんで?」
運転妖精「そりゃまぁ妖精の方が扱いやすいしなぁ、数にも困ることは無いからな」
瑞鶴「そうなんだぁ」
運転妖精「まぁ、昔は殆どが人間だったらしいぞ」
瑞鶴「え?そうなの?」
運転妖精「まだ深海棲艦との戦いが始まってすぐの頃は俺達妖精が全くいなかったんだ。だから、足りない分を人間がやってたって訳さ」
瑞鶴「今とは全然違うんだね」
運転妖精「そうだなぁ、昔と今じゃ随分と変わったな」
瑞鶴「運転手さんは何年やってるの?」
運転妖精「俺か?そうだなぁ………20年…ってところかな」
瑞鶴「そんなに!?」
運転妖精「ああ、戦闘などに使う妖精は深海棲艦の出現、つまり艦娘と同時に出てきたんだ。けど、俺らみたいな非戦闘妖精は少なかったが結構昔からいたんだ」
翔鶴「妖精にも種類があるのですか?」
運転妖精「ああ、あるぜ」
翔鶴「例えばどんなのが…」
運転妖精「そうだな、大きく分けると2つだ。艦娘とともに戦う戦闘妖精、俺みたいな内地で仕事をする非戦闘妖精。
まずは戦闘妖精の方から分けてみよう。
すると、三つに分かれる。
1つ目は航空機に乗り、攻撃をする間接妖精、2つ目は艦艇に乗り、攻撃をする直接妖精、3つ目は基地等で作戦を建てる戦術妖精。
そして、非戦闘妖精の方を分けると、これもまた三つになる。
1つ目は俺みたいな公共の仕事をする公務妖精、2つ目はゴミ集めや掃除をする清掃妖精、3つ目は国会などで話し合いをする議員妖精、
この三つに分かれるんだ」
運転妖精「少しばかり長くなってしまったな、すまない」
翔鶴「いっいえ、こちらから聞いたことですし」
瑞鶴「沢山あるんだね…」
運転妖精「ああ、妖精も複雑なんだ」
ちょっと謝罪編
翔鶴「それで提督?」
提督「はっはひ!!」
翔鶴「この2週間と少しの間、何をしていたんですか?」
提督「えっと…買ったばかりのPS4をずっとやっていました…」
翔鶴「ゲームですか…お仕事をサボってゲームですか… 」
提督「…あの翔鶴…さん……?」
翔鶴「うふふ、少しお仕置きが必要なようですね」ニコッ
提督「目が笑ってないです……」
翔鶴「………と、おふざけはここまでにして、こんな作品を見てくださって頂きありがとうございます。
そして、すみませんでした。
これからもコツコツと更新していこうと思っていますので、宜しくお願いします」
本編に戻ります
運転妖精「っと、着いたぜ」
翔鶴「ありがとうございました。えっと……料金の方は」
運転妖精「ああ、それならいらないぜ」
翔鶴「えっ……?」
運転妖精「俺の話を真剣に聞いて、興味を持ってくれたヤツなんて今回が初めてでな、そのお礼っちゃなんだが今回はお代はいらないよ」
翔鶴「でもそういうわけには……」
瑞鶴「そうだよ!私達も一応軍の関係者なんだし、タクシーに乗ってお金払わない訳には……」
運転妖精「いいってことよ、タクシーには乗っていないって思っときゃあいいのよ」
翔鶴「でもやっぱり……」
運転妖精「はぁ……分かったよ、んじゃあ1000円ほど貰っとくよ」
翔鶴「えっ…………わかりました」
運転妖精「じゃあちょうど頂きね、ありがとねー」
翔鶴「こちらこそありがとうございました」
瑞鶴「ありがとね!運転手さん」
運転妖精「おうよ、気をつけてなー」
鎮守府、執務室
提督「そろそろ着いた頃かな」トケイチラッ
提督「折角の休暇なんだし、楽しんでくれるといいんだが」
内地
瑞鶴「うわー!見てみて!翔鶴ねぇ!」
翔鶴「瑞鶴、あまりはしゃがないの」
瑞鶴「でも翔鶴ねぇだって楽しみでしょ?」
翔鶴「ええ、もちろん」
瑞鶴「内地なんて近代化改修とかをするときしか来ないもんね〜」
翔鶴「そうね、今日は近代化改修では無くて遊びに来たのよ?」
瑞鶴「うん!いっぱいお店行ったりしようね?」
翔鶴「ええ、でもあまりお金使いすぎちゃだめよ?」
瑞鶴「え、なんで?」
翔鶴「なんでって、提督のお金なのよ?いくら何でも使い過ぎては良くないわ」
瑞鶴「でも提督さんが使っていいって言ったんだよ?お言葉に甘えようよ」
翔鶴「でも……」
瑞鶴「いいじゃんいいじゃん!何かお土産でも買っていけばさ!」
翔鶴「うーん……分かったわ、内地なんてそうそう来ないものね」
瑞鶴「うん!」
執務室
提督「……今月の引き落とし明細を見たくない……」
内地
瑞鶴「どこから行く?」
翔鶴「そうね、私達早くに鎮守府を出て朝ごはんを食べてないからどこか軽食屋にでも行きましょうか?」
瑞鶴「さんせー!!」
軽食屋
店員「いらっしゃいませー!」
翔鶴「結構空いてるわね」
店員「二名様でよろしいでしょうか?」
翔鶴「はい」
店員「空いてる席へどうぞー」
瑞鶴「翔鶴ねぇ、窓側いこ?」
翔鶴「ええ」
瑞鶴「ふぅ、」セキスワリ
翔鶴「どうしたの?」セキスワリ
瑞鶴「なんか普段は男の人なんて提督さんしかいないから緊張しちゃって」
翔鶴「あら、瑞鶴が緊張するなんて珍しいわね」
瑞鶴「なによそれー、私だって緊張ぐらいするわよ!」
翔鶴「ふふっそうね」
瑞鶴「むー」
翔鶴「それで瑞鶴、何を頼む?」
瑞鶴「翔鶴ねぇは?」
翔鶴「私はこれにするわ」
瑞鶴「じゃあ私も同じので!」
翔鶴「いいの?」
瑞鶴「うん!」
翔鶴「店員さーん」
店員「はーい、ご注文はお決まりでしょうか」
翔鶴「この、パンケーキセットを2つお願いします」
店員「かしこまりました、しばらくお待ちください」
瑞鶴「にしても翔鶴ねぇ」
翔鶴「どうしたの?瑞鶴」
瑞鶴「いや、提督さんが内地に行っていいよなんて言うの珍しくない?」
翔鶴「そうね、でも特に深い意味はないんじゃないかしら」
瑞鶴「そうかなぁ……なんか怪しい」
そのころの鎮守府
提督「ふむ……瑞鶴と翔鶴は内地に行ったな……」
大淀「提督、どうしますか?」
提督「どうする、とは?」
大淀「言わなくても分かるでしょう」
提督「ああ……」
大淀「この鎮守府の南南西にある飛行場姫のことですよ……」
提督「早々に片付けないと大変なことになる」
大淀「ええ、上からも攻略するようにと命令が来ています」
提督「だが簡単には行くまい、とりあえず攻略艦隊と実施予定日を考える、1日時間をくれ」
大淀「分かりました、ですがいつ相手が仕掛けてくるか分かりません、なるべくお早めに」
提督「ああ、もちろんだ」
大淀「では」ガチャッ
内地に戻ります
瑞鶴(とても嫌な予感がする、この予感が当たらないことを祈るけど……)
翔鶴「どうしたの?瑞鶴」
瑞鶴「えっ、あ、なんでもないよ」
翔鶴「そう?」
瑞鶴「それよりも料理来たよ、早く食べよう?」
翔鶴「そうね」
15分後
瑞鶴「ふぅ、美味しかったね〜」
翔鶴「またいつから来たいわね」フフッ
瑞鶴(またいつか……か、私達はいつ死ぬかも分からない……またこれたら……いいな)
瑞鶴「うん、そうだね」ニコッ
翔鶴「それで、お腹は満たしたけどどこへ行きたい?」
瑞鶴「私は翔鶴ねぇが行くところならどこでもいいよ!」
翔鶴「うーん……」
翔鶴「なら、お洋服でも買いに行きましょうか」
瑞鶴「うん!」
はたまた鎮守府
提督(あの位置に飛行場姫がいる以上、いつ空襲が起きてもおかしくない
早く叩かねばこちらの被害が大変なことになる、だがたとえ先手を打ったとしても簡単に堕ちるはずがない
天候の悪い日を選んで空襲をかけるか……?いや、こちらの索敵もうまくいかなくなる……)
提督「どうするもんかなぁ……」
加賀「何がです?」
提督「うぉ!いたのか加賀」
加賀「今来たばかりです、それで何をどうするんです?」
提督「……加賀には話しておいた方がいいか」
加賀「?」
提督「実はこの鎮守府の近くに飛行場姫がある」
加賀「飛行場姫が!?すぐに叩きましょう!」
提督「そうしたいところなんだが、問題がある」
加賀「問題?」
提督「仮に先手を打って敵に有効なダメージを与えられたとしよう、だが相手はそれに怒って反撃してくるかもしれない、その時にこちらが受けると思われる被害を考えるとどうも実行できないんだ」
加賀「それなら一撃で倒せばいいんです!」
提督「流石に飛行場姫一撃は無理だろう、あの呉艦隊ですら二撃は必要だ」
加賀「私たちの練度なら行けます!」
提督「俺もそう思っている」
加賀「なら!」
提督「だが100%うまくいくと言いきれるか?
仮に失敗した時のリスクが大きすぎるんだ」
加賀「それは……」
提督「編成案ならもうできている、だが上手くいくかがわからないんだ」
加賀「編成案を、伺っても……?」
提督「ああ」ワタシ
加賀「ありがとうございます」ウケトリ
加賀(第一艦隊旗艦は大和、随伴艦は赤城、私、飛龍、蒼龍、吹雪ですか……
第二艦隊旗艦は夕立、随伴艦に瑞鶴、翔鶴、北上、大井
支援艦隊は長門、陸奥、川内、神通、那珂、暁、雷、響、電、愛宕、最上、球磨、多磨ですか……)
加賀「戦力的には申し分ないかと」
提督「ああ、俺もそう思う」
加賀「ならどうして」
提督「戦力が強い分作戦が失敗して損害を受けたとしよう、別に資源が減ろうといい、だが修復に時間がかかる
こちらが直している間に敵も修復してしまうし、攻撃を食らうかもしれない、そう考えると決断ができないんだ……」
加賀「…………も…………か……」
提督「ん?」
加賀「それでも提督ですか!!!!」
提督「」ビクッ
加賀「リスクが怖い?そんなんで提督が務まるんですか?大方提督の事だから私達の心配をしているんだと思います。
確かに私達を人間として見てくれているのはとても嬉しいです、ですが私達の本当の姿はただの兵器、人を殺すための道具なんです!
その証拠に上層部の人間や他の鎮守府には私達を本当に兵器のようにしか扱っていない者もいます
提督はそんな中私達を大切に扱ってくれる、とても嬉しいです
でも……私達を信じてください……」ポロッ
提督「加賀……………………………………………………………俺が悪かった、顔を上げてくれ」
加賀「……はい」
提督「三日後、作戦を実行する」
加賀「提督…………!!!」パアア
提督「目が覚めたよ、ありがとう」
加賀「これくらいのこと艦娘として当然のことです」
内地
ピロピロピロ
店員「いらっしゃいませー」
瑞鶴「わぁ広いね〜」
翔鶴「瑞鶴はどんな服が似合うかしら」フフッ
瑞鶴「もちろん翔鶴ねぇにも着てもらうからね!」
翔鶴「はいはい」ニコッ
瑞鶴「ほんとだよー?」
店員「どのような服をお探しでしょうか」
翔鶴「えっと、この子に似合う服を探して頂けませんか?」
店員「少々お待ちくださいませ!」
5分後
店員「お待たせいたしましたー」
翔鶴「これは……!」
瑞鶴「え……これ着るの……?流石に恥ずかしい……」
店員「今結構流行してるんですよ?」
瑞鶴「流行……」
翔鶴「着てみる?」
店員「試着室はあちらになりますー」
瑞鶴「じゃあ着替えるから覗かないでね!」
翔鶴「分かってるわよ」
2分後
瑞鶴「どう……かな」
翔鶴「……!とっても似合ってるわよ!!」
瑞鶴「えっそうかな……」テレテレ
翔鶴「ええ!買いましょう!」
瑞鶴「そこまで言うなら……」
翔鶴「店員さーんこれくださーい」
店員「はーい、お買い上げありがとうございます」
瑞鶴「あっそれとこの人にあう服も探して頂けますか?」
翔鶴「え」
店員「かしこまりましたー少々お待ちください」
店員「お待たせいたしましたー」
瑞鶴「さぁ翔鶴も着替えるよ!」
翔鶴「ちょっと瑞鶴〜」
2分後
翔鶴「少し恥ずかしいわ……」
瑞鶴「翔鶴ねぇも似合ってるよ!買おうよ!」
翔鶴「でも私は……」
瑞鶴「いいからいいから!
すいませーんこれくださーい」
店員「かしこまりましたー」
鎮守府
全体放送
提督「急にすまない、皆聞いて欲しい」
全艦娘「???」
提督「先日、この鎮守府南南西海域に飛行場姫の存在が確認された」
全艦娘(大淀と加賀以外)「!?!?!?」
提督「そこで、明後日にこの飛行場姫を攻略する。只今より艦隊編成を発表する。
第一主力艦隊:大和、赤城、加賀、飛龍、蒼龍、吹雪。
第二艦隊:旗艦翔鶴、瑞鶴、大井、北上、夕立。
支援艦隊:旗艦長門、陸奥、愛宕、最上、川内、神通、那珂、球磨、多磨、暁、雷、響、電。
以上だ、また作戦内容は明日連絡する、皆準備を頼む」
赤城「飛行場姫ですって……?」
加賀「提督は随分と前から気づいていたようです」
赤城「え……?」
加賀「提督は私達を心配していました。飛行場姫攻略作戦を実行し、仮に失敗した時の私達を」
赤城「提督が……?」
加賀「ええ、飛行場姫の完全なる撃破が遂行できなかった場合、必ず反撃が来ます。その際に私達が沈むのを避け、この飛行場姫を放置してきたようです」
赤城「そんな……私達なら飛行場姫の一つや二つ……」
加賀「私もそう思いました、そして提督に伝えました。
その時の提督の眼差しはとても真剣でした、真面目に私達のことを考えていてくれたのです。
でも、やっと決心してくれた。私達を信じてくれたんです」
赤城「では、作戦失敗する訳には行きませんね」
加賀「ええ、元より失敗する可能性なんてありませんが」
赤城「ふふっそうでしたね」
内地では
瑞鶴「さて翔鶴ねぇ、もういい時間だしホテル行かない?」
翔鶴「そうね」
プルルルルルル
瑞鶴「電話?誰だろう」
翔鶴「私が出るわ」
翔鶴「はい、なんでしょう」
提督「あ、翔鶴か」
翔鶴「提督?何かありましたか?」
提督「それが、折角休暇を与えといた身でとてもいいにくいんだが」
翔鶴「?」
提督「明後日、大規模作戦が実施される」
翔鶴「大規模作戦!?」
提督「ああ、鎮守府南南西に飛行場姫がいるんだ。
こいつらを撃滅する」
翔鶴「そんな大事な作戦が……」
提督「それで、この作戦には五航戦の2人にも参加して欲しいんだ、こっちの都合で振り回してしまってすまない。また新しい休暇はいつでも与える
明日、こちらに戻ってきてくれないか」
翔鶴「わかりました!すぐに用意いたします」
提督「頼んだ」ガチャッ
瑞鶴「翔鶴ねぇ?提督さんだったの?」
翔鶴「瑞鶴、明日鎮守府へ帰るわよ」
瑞鶴「ええ!?どうして急に?」
翔鶴「明後日、大規模作戦が実施されるらしいの」
瑞鶴「大規模作戦……?」
翔鶴「鎮守府の近くに飛行場姫があるらしくて、これを叩くのよ」
瑞鶴「分かった!明日の朝すぐに出よう!」
翔鶴「ええ!」
鎮守府では
ザワザワ
吹雪「大規模作戦!?」
夕立「急に言われてもよくわからないっぽいー」
睦月「吹雪ちゃん夕立ちゃん頑張って!」
吹雪・夕立「もちろん!(ぽい!)」
長門「この長門が支援艦隊だと……?」
陸奥「あらあら、まぁ大和の方が火力は上だものね」
長門「くそっ、連合艦隊旗艦も務めたと言うのに……」
陸奥「また次の機会を狙えばいいのよ」
長門「ああ、そうだな」
わくてか~
コメありがとうございます
高校受験やら準備やらで全くネットに手が出せていませんでした。
申し訳ありません
少しづつですが更新していきます
自分のペースで結構だと思いますがw一応待ってマース
うむ…加賀さんが可愛いが…まだ続く…よな?
はい!
結構長編になる予定です
文章などおかしい所が沢山あると思いますがこれからもよろしくお願いします
あっすいません↑は主です
タイトルに惹かれて見ましたが
着地地点見誤ってますよね?
目的を完全に忘れてますよ?
翔鶴型姉妹の話になりかけてますよ?
面白いと思います。
いや、自分的に翔鶴と瑞鶴がメインでもええんやで←
でも加賀さんもまじいいっすね^~
というより加賀さんがデレるところ所望です。 これからも頑張って下さい。