2016-02-28 21:53:43 更新

概要

μ'sメンバー『今回のあらすじ!』
私、高坂穂乃果!音乃木坂学園に通いながらスクールアイドルをやってるんだ!
私の実家は穂むらっていう名前の和菓子屋なんだけど、この間お客さんに穂むらの商品には目新しさがないって言われたの!
それでお父さんと一緒に試作を作ってみたんだけど、いい出来なのに雪穂にダメ出しされちゃってしょんぼり!
お父さんは最近元気がないし、このままじゃ穂むらはどうなっちゃうの!?そんなときに私に声をかけてくれたμ'sの仲間たち!
私はμ'sのみんなの力を借りて、穂むらの新商品を考えることにしたんだ。
この音乃木坂学園で出会った頼れる8人の仲間。やっぱり持つべきはともだちだよね。ねっ!


前書き

ラブライブ!のアニメ版をベースにギャグ要素を詰め込んでいった作品になります。
登場キャラクターが他作品を口走ったり現実に販売されているものの商品名を口走ったり(一部伏せ字にさせて頂いております)をしますので、メタフィクション要素がお嫌いな方はご注意ください。
キャラクターの性格崩壊も一部ございますのでご注意願います。


土曜日、部室にて


穂乃果「はあ…」


ドアガチャッ

海未「おはようございます」


ことり「穂乃果ちゃん、おはよぅ〜」


穂乃果「あっ海未ちゃん、ことりちゃん。おはよー…」


海未「穂乃果、どうかしたのですか?」


ことり「なんか元気ないよ?」


穂乃果「だいじょうぶー。ちょっと考え事してたんだ」


海未「それならよいのですが…」


穂乃果「大丈夫。元気、元気!エヘヘ…」


海未「(今日の穂乃果はなにかおかしいですね…空元気と言うのでしょうか)」ヒソヒソ


ことり「(うん…悩みでもあるのかなあ)」ヒソヒソ


海未「穂乃果、悩みがあるなら言ってくださいね?」


ことり「遠慮せずわたしたちに相談してねっ」


穂乃果「うん…でも悩みっていうほどでもないんだ。ただ…」


海未「ただ?」


穂乃果「うちの店でちょっと困ったことがあってさー」


海未「穂乃果のお店というと…」


ことり「穂むらでなにかあったの〜?」


穂乃果「なにがあった、っていうわけでもないんだけど…ごめんね、愚痴っぽくなっちゃって」


海未「かまいませんよ、私と穂乃果の仲でしょう?」


ことり「そうだよ穂乃果ちゃん」


穂乃果「海未ちゃん…ことりちゃん…」


海未「それに、穂乃果の悩みは私の悩み。私の悩みは私の悩みですからね」


穂乃果「ジャイアン…」


海未「ジャイアンではなく海未ですよ、穂乃果」ニコッ


穂乃果「海未ちゃん…ありがとう。でも、海未ちゃんの悩みは私のものだよ。困ったことがあったら私に言ってね!」エヘヘ


海未「穂乃果…」ラブラブ


穂乃果「海未ちゃん…」キュンキュン


ことり「ふたりが私を差し置いてイチャラブムード展開してるチュン…もう帰りたいチュン」


海未「話が逸れましたね…それで、穂むらでなにかあったのですか?」


穂乃果「こないだ家で店番をしてたときのことなんだけど、お客さんに(長いので省略)って言われたんだ…」


海未「穂むらの商品には目新しさがない、と言われたのですか」


穂乃果「そうなんだ。ほら、うちって名物といえばほむまんだけでしょ?だから…」


海未「なるほど…わかる気もします。いえ、悪いと言っているわけではないのですよ?ただ…」


ことり「穂乃果ちゃんのおうち、老舗だもんね…長く通ってるお客さんだと、見慣れちゃうのかなぁ」


穂乃果「お父さんは気にするなって言ってたんだけど、なんか最近元気なくてさー」


海未「寡黙な方ですから表に出さないだけで、ショックだったのでしょうね…」


穂乃果「それで、私になにかできないかな?って思って試作品を作ってみたんだ。でも…」


海未「うまくいかなかったのですか?」


穂乃果「ううん、できあがった試作は結構いい線いったと思うんだけど、雪穂に『お姉ちゃん、これは駄目だよ!』ってダメ出しされちゃってさ…はぁ…」シュン


ことり「(穂乃果ちゃん、それで落ち込んでるんだね…)」ヒソヒソ


海未「(もうすぐライブがあるというのに、このまま穂乃果に元気がないままでは…こまりましたね。私達に何かできないでしょうか)」ヒソヒソ


コンコンッ ガチャ


絵里「おはよう、みんな」


希「おはよーさん。今日もがんばっていこなー」


穂乃果「あっ絵里ちゃん、希ちゃん。おはよー…」


海未「おはようございます」


ことり「おはよ〜」


絵里「あら…?穂乃果、元気がないようね。なにかあったの? 」」 


穂乃果「あ、うん…ちょっとね…」


絵里「(どうしたのかしら…今日の穂乃果はおかしいわ)」


海未「(絵里、希、こちらへ)」ヒソヒソ


絵里「きゃっ!(ちょ、ちょっと海未!私は耳が弱いの…耳元で話さないで)」ヒソヒソ


海未「(今はそんなことを言っている暇はありません。穂乃果の家のことについて話があります)」ヒソヒソ


ことり「(穂乃果ちゃんの家でカクカクシカジカってことがあったみたいなの)」ヒソヒソ


絵里「(うう、くすぐったいわ…)」ヒソヒソ


希「(やから穂乃果ちゃん、元気なかったんやね)」ヒソヒソ


ことり「(それで海未ちゃんと相談してたの。私たちで穂乃果ちゃんを元気づけられないかなって)」ヒソヒソ


希「(なるほど。それならうちが一肌脱ごか)」ヒソヒソ


海未「(なにか策があるのですか?)」ヒソヒソ


絵里「(希…まさかアレをするつもり…?)」ヒソヒソ


希「(まあまかせときって)」ヒソヒソ


希「穂乃果ちゃ〜ん?最近また体重ふえたんやない?」


穂乃果「ええっそんなことないよー!ちゃんとダイエットしてるもん!」プンプン


希「ほんとかな〜?それは確認せなあかんなぁ。それっワシワシMAXや〜!」モミモミ


穂乃果「ちょっ…の、希ちゃん…っ…だめだよ…っ!あっ…///」


希「穂乃果ちゃんってけっこうあるんやね〜着痩せするタイプなん?ほらほらまだまだいくで〜!」モミモミ


穂乃果「のっ…希ちゃん…そこは…っ」


海未「なにを!しているのですか!!破廉恥ですよ羨ましい!!」


ことり「海未ちゃん本音が出てるよっ!?」


希「これやったら穂乃果ちゃんの元気が出るかと思ったんやけどね」


海未「いやあなたが揉みたかっただけでしょう絶対に」


希「いや〜下心はなかったんよ?でもあんまりにも穂乃果ちゃんの反応が良かったからね」ニヤニヤ


穂乃果「うう…汚された…汚されたよぅ…もうお嫁にいけない…」シクシク


ことり「穂乃果ちゃん、元気だしてっ!大丈夫だよ〜穂乃果ちゃんは私のお嫁さんになればいいからねっ」


絵里「希……やりかたが強引すぎるんじゃない?」


希「MAXやからね。ワシワシソフトやったらもっと優しく責め立てるんよ?」


絵里「いやそういうことじゃないのよ。というか変態ねあなた」


希「冗談やって。でも見てみ。穂乃果ちゃん、少し明るくなったんやない?」


海未「言いたいことはたくさんありますが、たしかに朝よりはいい顔になりましたね…気分的に複雑ですが…」


ガタッ


絵里・海未・希「?」


バァァンッ ドザァ


真姫「痛いわねー…凛、押さないでよ!」


凛「えー?真姫ちゃんが興奮してバランスを崩したんだよー!」


真姫「ヴェェ!?だ、誰か興奮したのよっ!?」


花陽「ご、ごめんね西木野さんっ…私が覗こうって言ったから…」


真姫「なんで花陽が謝るのよ…あとそれじゃ私が覗きで興奮する変態みたいじゃない!」


凛「実際その通りなんじゃないのー?」


真姫「ち、違うに決まってるじゃない!あともとはといえば希が悪いのよ!なに穂乃果の胸をモミモミしてたわけ!?」


希「なるほど…なんか視線感じるなーおもたら隙間から見てたんやね、君たち?」


花陽「ご、ごめんなさいっ」


凛「こ、これには深い訳があるんだにゃー!部室の前に来たら穂乃果ちゃんの声が聴こえたから…」


絵里「ふたりが謝る必要はないわ。もとはといえば希が悪いのよ」


希「えっうちのやり方、悪すぎ…?」


真姫「そんなことよりなんでこんな状況になってたのよ…イミワカンナイ」


絵里「そうね…穂乃果も落ち着いたようだし、最初から順に説明していきましょうか」


花陽「あっ、それじゃ私お茶入れてくるね」


ドドドド


ドアバァァァンッ


花陽「ひゃっ!」


にこ「ちょぉぉっと待ったぁ!あんたたち!なににこを差し置いて重要な話しようとしてんのよっ!」


希「騒々しい登場の仕方やね…」


海未「にこ、ドアは静かに開けるものですよ。そんな荒々しく開けたらこわれます」


絵里「海未の言うとおりよ。そんな乱暴なドアの開け方はいけないわ。……壊したりしたら実費請求よ?」


にこ「えぇ〜にこぉ、力がないからこんな重いドア開けられなぃ〜これは風圧で勝手に開いたにこ♡って、そんなことはどうでもいいのよ!にこを差し置いて重要な話をするんじゃないわよって話よ!」


希「せやね、寄り道ばっかりしてたら話が進まんし。さっさとストーリーを進めんとまたワシワシMAXやってタロットが言うてるんよ」


にこ「タロット関係なく希が揉みたいだけでしょ…ったく。で?いったいなんの話をしてたのよ」


絵里「最初から説明するのもめんどうだし、ちゃっちゃと終わらせたいからアニメ風のあらすじで済ませるわね」


にこ「あんたはSSを冒涜しているわっ!もう書くのをやめなさいっ!」


絵里「DVDをセットして……スイッチオンよ」


μ'sメンバー『今回のあらすじ!』


私、高坂穂乃果!音乃木坂学園に通いながらスクールアイドルをやってるんだ!

私の実家は穂むらっていう名前の和菓子屋なんだけど、この間お客さんに穂むらの商品には目新しさがないって言われたの!

それでお父さんと一緒に試作を作ってみたんだけど、いい出来なのに雪穂にダメ出しされちゃってしょんぼり!

お父さんは最近元気がないし、このままじゃ穂むらはどうなっちゃうの!?そんなときに私に声をかけてくれたμ'sの仲間たち!

私はμ'sのみんなの力を借りて、穂むらの新商品を考えることにしたんだ。

この音乃木坂学園で出会った頼れる8人の仲間。やっぱり持つべきはともだちだよね。ねっ!

 

…………………………………………

……………………

…………



にこ「なるほどね、話はだいたい理解したわ。で?穂乃果はどうしたいのよ」


穂乃果「うーん…穂むらの新しい名物を作って、常連さんも新規さんもたくさん来てもらえればいいかなって」


凛「じゃあ、凛たちが新しいお菓子を考えればいいんだにゃー!そうすれば穂むらももっともっとお客さんが増えるよ!」


真姫「そう簡単な話じゃないでしょ」


海未「たしかに、穂乃果はともかく私たちが新作和菓子を考案するのは…」


にこ「難しい問題ね。洋菓子なら得意だけど、にこは和菓子を作った経験がないわ」


絵里「作るとなると専門知識が必要になるわよね…」


花陽「あ、試作を味見して意見を言うくらいならできる…かも?」


真姫「モニターってやつね。まあいいんじゃない?」


希「お客さんの立場になって、味の方向性とか食感の良し悪しを指摘するってことやね」


穂乃果「それだ!みんなに穂むらの試作を食べてもらって、感想を聞いて改良していけばいいんだね!」


穂乃果「いきなりだけど今日みんなに食べてもらおうと思って持ってきたんだー!」ジャーン


絵里「これは…とても美味しそうね。…お饅頭、かしら?」ワクワク


花陽「あれ…?これどこかで見た気が…」


凛「凛もなんだか知ってる気がするニャー」


海未「というかそれ何もないところから出しましたよね、穂乃果」


ことり「それは…巻きに入ってるから…」


希「細かいところは突っ込んだらあかんってタロットが言うてるんよ」


穂乃果「ふっふっふー、これはお饅頭じゃあないんだよねー。」


穂乃果「普通のお饅頭は小麦粉をベーキングパウダーで膨らませて蒸し上げるんだけど、これはパンと同じ作り方なんだ。小さく丸めたパン生地の中にあんこ入りのチョコレートを包んで焼き上げたんだ!上に乗ってるごまが食感のアクセントになって美味しいんだよっ!」


絵里「なるほど…チョコの入ったあんパン、といったところかしら?」


希「あっこれアカンやつや」


にこ「あんこが入ってる以外は完全にチョコ○〜んぱんね」


穂乃果「そんなところかなー。小さいお饅頭サイズだから大人も子供も食べやすいと思うんだ。」


絵里「へえ…いい考えね。ひとつ頂くわね。」モグモク


絵里「!! ハラショー…!これはとても美味しいわ。さっくりとしたパンにあんこ入りのチョコレートがとても合っていて、上に乗っているごまが食感のアクセントになってるのね」


海未「ほとんど穂乃果が言ったことそのままですね」


ことり「それは…食べたときのリアクションが思いつかなかったから…」


希「温かい目で見てってタロットが言うてるんよ」


絵里「ふう…美味しかったわ。これに名前をつけるとしたら、さしずめチョコあ〜ん○んね」


希「えりち、それはあかんよ!?」


にこ「あんた、ブル○ンを敵に回す気!?」


海未「穂乃果、理由は言えませんがこの試作品は却下です。危険すぎます」


穂乃果「えー!?よく出来てると思うんだけどなあ」シュン


にこ「たしかによく出来てはいるけどね…世の中には理由は言えないけどダメってものが存在するのよ」


真姫「タブーってやつね。まあ、仕方ないんじゃない?」


穂乃果「でも他に思いつく試作のアイデアなんてないよー!」


にこ「じゃあ全員で作ればいいじゃない」


にこ以外全員「えっ」

 

にこ「唐突だけど、これよっ!」ポスターバーン


花陽「クッキングアイドル決定戦…?」


海未「なんです、これは」


にこ「スクールアイドルの存在感に隠れてあまり浸透してないけど、最近はアイドルも料理をする時代…そしてアイドル同士が料理バトルでしのぎを削る大会が来月にあるのよ」


凛「そんなのあったなんてぜんぜん知らなかったにゃー」


真姫「私も初耳よ」


にこ「オリジナル設定だから…それはともかく!この大会には洋菓子・和菓子の部がある。そして、優勝したグループは大手お菓子メーカーや有名な和洋菓子店とタイアップする権利をもらえて、テレビで取り上げてもらえるのよ!」


絵里「なるほど…つまりその大会で私達が優勝すれば、μ'sの宣伝にもなるし穂むらの集客力アップにも繋がる……ということね?」


にこ「さすが絵里ね。理解が早くて助かるわ」


凛「それなら早速、大会に向けていっくにゃー!」


にこ「人の話は最後まで聞きなさい!この大会があるのは3月上旬…つまり、正史で言うところのラブライブ開催日とかち合うわ」


真姫「でもその大会の開催日ってラブライブとは違う日でしょ。なら大丈夫じゃない?」


にこ「それはともかく、練習はどうするのよ?ラブライブの本戦よ。あまり脇道にそれることはしたくないわ」


凛「脇道にそれるようなことを言い出した人がそれを言い出すって…」


花陽「えっ…それって…」


ことり「つまりラブライブを取るか、クッ戦を取るかってことだよね…?」


にこ「その略し方には一言言いたくなるけど、まあそういうことよ」


絵里「たしかに、考えればそうなってしまうわね。ラブライブへ向けての練習と大会へのお菓子作りを同時に行うのは、正直苦しい」


海未「そうですね…二兎追うものは一兎も得ず、ということわざのとおり、両方求めてラブライブも大会も優勝できない、という結果になってしまう可能性は否めません」


真姫「めんどくさすぎでしょ。設定段階から破綻してるじゃない」


ことり「なるべくリアルと時間軸を合わせたかったから…かなぁ?」


希「……うち思うんやけど、正史ってそんな大事なんかな?」


にこ「!?……どういう意味よ」


希「とりあえず作中の時間に合わせとこおもてラブライブ本戦前ってことにしてるだけやし、いっそサ○エさん時空にしてしまえばええんやない?」


絵里「つまり、ラブライブの大会は終わらないし私たちも卒業しないループ世界観を適用する、ということね」


にこ「ちょっと待ちなさいよ!それだと2期のラストとか劇場版の感動が台無しになるじゃない!」


海未「たしかに、SUNNY DAY SONGの存在意義が消滅してしまうのは…」


真姫「私は反対。スクールアイドルは有終だからこそ感動できるんでしょ。サザ○さん時空になったら雰囲気がぶち壊しよ」


花陽「で、でも時系列的に整合性が難しいんじゃないかなっ…?」


海未「どうすれば…」


ことり「どうすればいいの…?」


凛「こんなときこそアニメ版の、それまで敵対してたのに加入したらみんなを導く大黒柱的存在になった良いこと言いの絵里ちゃんの出番だにゃ!」


絵里「よしきた。みんな。よく聞いて。私はラブライブを諦めたくはない…今年この学校を卒業するから、という私個人のわがままでもあるけど…それ以上に、みんなと過ごせる最後の時間を、全力で駆け抜けていきたいの」


花陽「絵里ちゃん…」


希「えりち…」


にこ「絵里…」


絵里「でもね……穂乃果は私にとって、いえ、私たちにとってとても大切な存在よ。不器用で、素直になれない私に一歩踏み出す勇気をくれた。この学校で、かけがえのない仲間たちと出会えるきっかけをくれた。それはすべて、穂乃果のおかげだもの。だから、穂乃果のためにできることは何でもしてあげたい」


穂乃果「絵里ちゃん…」


絵里「だから、私はどちらも捨てられない。ラブライブも、クッキング大会も。わがままなのはわかっているわ。でも、私たちならできるはずよ。今までそうしてきた、この仲間たちで、そうしてこれたんだもの。」


海未「絵里…そうですね…」


ことり「絵里ちゃん…そうだよねっ」


絵里「だから、みんないきましょう。とても辛い道のりになるわ。でも、だからこそそうして得たものはかけがえのない思い出に、私たちにとっての光になるはずよ。………こんな感じでどうかしら?」


穂乃果「ううっ…アニメ版の良いこと言う絵里ちゃん最高すぎるよねっ」


希「えりち…えりちがポンコツっていうのは、やっぱりありえへんよね」


海未「不覚ながら感動してしまいました…」


真姫「ふ、ふん。結構良かったんじゃない?」


にこ「くっ…部長たるにこを差し置いて…悔しいけど、良いこと言うじゃない…!」


ことり「涙が…止まらないよぉっ」


凛「目から汗が出てきたにゃー」


花陽「あれ…?あれぇ…?おにぎりが、しょっぱいや…グスっ」


絵里「さて、そうと決まれば頑張っていくわよ」


希「せやね。練習もせなあかんし」


海未「あっ、そうでした。忘れてました、練習でしたね。来月はラブライブですから、いつもより厳しくいきますよ!」メニュー表バーン


穂乃果「うげっランニング…20km…?」


ことり「腕立て伏せ…500回…っ!?」


にこ「いつにも増してキッツいわね…」


海未「絵里が言ったでしょう、とても辛い道のりになると。ですがそれを乗り越えてこそ、その後の未来が輝くのです!さあ!立つのです!」


絵里「ごめん。さっき言ったこと後悔してるわ…」


希「ええんよ。さ、いこか…」このあとムチャクチャ特訓した

!」


クッキングマスターμ's 最終話【それは僕たちの奇跡】


 このへんに煽り→すべてを終わらせる時…!


穂乃果「いっくよー!食らえ名もなきライバルアイドル!新名物穂むら特製チーズミルフィーユ饅頭!」


NNRI「来なさいμ's!実は私はチーズ嫌いだからそれ食ったら死ぬよオオ!!」


NNRI「チーズは嫌いだけどなんて美味イイ!このザ・ショコラティエと呼ばれる私がこんな小娘に……バカなアアアア」グアアア


名もなきライバルアイドルB「NNRIがやられたようね」

名もなきライバルアイドルC 「あの娘はクッキング大会和洋菓子部門の中でも最弱…」

名もなきライバルアイドルD「まったく、ショコラティエの面汚しね」


穂乃果「食らえー!」


BCD「きゃあああああ!」


穂乃果「やった…ついに予選を突破したよ!これで準決勝への道が開ける!」


司会「それではクッキングアイドル決定戦、決勝を始めます」


穂乃果「こ、ここが準決勝の会場だったんだ…感じる…美味しそうなお菓子の香りを…でも、決勝ってどうして…?」


ツバサ「よく来たわね穂乃果さん」


穂乃果「ツ、ツバサさん!?どうしてここに!?」


ツバサ「穂乃果さん、戦う前にひとつ言っておくことがあるわ」


穂乃果「?」


ツバサ「にこ『最近はアイドルも料理をする時代』」


穂乃果「はっ!その伏線をここで回収するんだねっ!」


ツバサ「あとあなたたちと準決勝で戦うはずだった相手は食中毒に当たって病院に運ばれていったわ」


穂乃果「つまりあなたたちを倒せば…」


ツバサ「優勝よ。でも私たちは負けません」


英玲奈「私たちはいまこの瞬間、一番お客さんの舌を唸らせる存在でありたい」


あんじゅ「ふふ、観客席は超満員…完全にフルハウスね」


穂乃果「上等だよ!A-RISEのみなさん!私たちも負けません!」


穂乃果「そして私もひとつ言っておくことがあるんだ!決勝の調理前の土壇場でうちのお父さんに助言をもらって鮮やかなパワーアップイベントをキメる展開があるかなと思ってたけど、そんなの書く気力がなかったよ!」


ツバサ「そうなの…」


司会「ア・レ・キュイジーヌ(調理開始)!」


ツバサ「始まりね。それじゃ、お互いを高めあえるような、良い戦いをしましょう」


穂乃果「それじゃあみんな円陣を組んで!いっくよー!」


μ's全員「μ's!クッキング・スタート!」


μ'sの奇跡が穂むらを救うと信じて…!ご愛読ありがとうございました!


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2016-02-28 07:31:41

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