集るり書いてみた~後日談~
ニセコイの二次創作。
前作の続きです。
前作なぞ殆どの人が見ていないと思いますが、私が続きを書きたかったので書きました。
集るりが嫌いな人。文才のない人の小説を生暖かい目で見れない人はみない方がいいと思います。
桐崎「おはよー!るりちゃん!」
るり「あら、おはよう。桐崎さん。」
今日は12月24日。
この高校生活も終わってしまう頃くらい。
クリスマスパーティーをしたいので、皆で集まろうと、るりの彼氏である舞子 集が提案したのである。
小野寺「あれ?るりちゃん、舞子君と一緒じゃないの?」
小野寺の、彼氏彼女にする定番の質問にるりは頬を赤らめる。
るり「べ、別に。家も逆方向だし。」
橘「あらー?宮本さん?照れてらっしゃいますの?」
るり「あ、あんたはうるさいっ!」
橘はるりの反応にクスッと笑いながら楽の方へと視線をうつした。
橘「らっくさまー!今日もご機嫌麗しゅう!」
楽「う、うわっ!橘。アブねえっ!」
まったく、いつも通りの光景だ。
それにしても、こういうのに集が遅れてくることは、珍しいのではないだろうか。
鶇「やれやれ、あの眼鏡野郎。少し遅すぎやしませんか?」
るり「そうね。あの舞子君が遅れてくるなんて。」
集「おっはよ!皆!遅れてごめん。」
15分くらいおくれて、集はやってきた。
鶇「遅いぞ舞子集!15分の遅刻だ。」
集「ゴメンゴメン。支度に手間取っちゃって」
楽「そんなことより、集。どこでクリスマスパーティーをやるつもりなんだ?」
そう、実は彼らはどこでクリスマスパーティーをするか聞かされておらず、17時20分に2000円もって駅前に集合としかいわれていなかったのだ。
集「ん?それはー....カラオケ!」
一同「カラオケ!?」
カラオケにて
小野寺「わぁー、凄い!部屋がひろーい!」
桐崎「ご馳走もあるわね。色々な飾りもされてるし。」
るり「舞子君?これはどういうことなの?」
集「ふっふっふっ!実は前もって予約しておいて、皆にサプライズにするつもりだったのさ!」
自慢気に語る集を、るりは冷ややかな視線で見ていた。
楽「それにしても、すっげーな。いくらかかったんだ?」
集「実は俺の人脈で知り合いにここで働いてるやつがいてな!なんと無料にしてくれたんだ。」
一同「な、何だって!?」
驚いてる皆を見て、集はさらに自慢気になった。
楽「本当お前の人脈って、凄すぎて逆に気持ち悪いな。」
集「るりちゃんるりちゃん。」
集はヒソヒソ声で言った。
るり「なに?」
るりも同じように返した。
集「19時くらいに一回外に行こう。」
るり「え?なんで?」
集「いいから。」
るり「....?」
小野寺「るりちゃん!これ一緒に歌おう!」
るり「え、あ....いいわよ。」
るりは小野寺に誘われ、ムチムチ☆プリ○ュア
略してムチプリの主題歌
『二人はムチムチ☆プリン~ムッチリハート~』を歌いにいってしまった。
小野寺「♪~制服来てても二人は滅茶苦茶
ムチプリン♪」
るり「ムッチリハート♪」
楽「....集、お前も何か歌わないのか?」
楽が橘を払いながら集に話しかけた。
集「いや?歌うよ!今は考え事をしてたんだ」楽「宮本を見てたのかw?」
楽がにやけながらそういうと、集はゆっくり顔を楽の反対側へそらしてしまった。
集「親友ってすげぇな。」
楽「今のは俺じゃなくてもわかると思うぞ?」
集「....‼」
集の顔は見えないが、耳が赤くなっていることを察するにとても照れているのだろう。
楽「宮本、可愛くなったよな。」
集「ま、まさかお前。るりちゃんを狙って....!?」
集が冗談っぽく言うと楽は笑った。
楽「流石に親友の彼女を寝とったりしねえよ!」
楽「....そうじゃなくて、宮本、お前と付き合ってからよく笑うなって思って。」
集「そうか?」
楽「あぁ、少なくともお前と話してるトキハな。」
集「.....。」
桐崎「舞子君、はいマイク。」
桐崎に突然マイクを渡された集は戸惑ってしまった。
小野寺「舞子君とるりちゃんには、
『愛の逃避行』をデュエットしても らいまーす、」
集るり「はぁっ!?」
桐崎「はいはい!いったいった!」
二人は、桐崎のゴリラ並の腕力に敵わず、真ん中につれてかれてしまった。
るり「....。」プルプル
集「るりちゃん?」
ダッ
集「るりちゃん!?」
なんとるりは、走ってカラオケボックスの外に出てってしまった。
桐崎「え、と。その、ごめんなさい」
小野寺「わ、私もちょっと調子にのっちゃって。その....」
桐崎と小野寺はとても申し訳無さそうに集に謝った。
橘「わ、わたくしも....申し訳ありませんでした。」
鶇「私も、見てるだけで何も止められなかった。すまない。」
皆謝り出した。
集「ちょ、ちょっと。謝らなくていいよ!謝るならるりちゃんに謝ってよ。」
集は戸惑ってそう言った。
楽「集....」
集「わかってるよ。俺、るりちゃん探してくる。」
楽「....。行ってこい!集!」
楽(今の集の姿....。キョーコ先生がみたら何て言うかな。きっとあの先生だったら、青春してるなぁ!とか、そういうこと言うんだろうな。)
外にて
集「はぁっ、はぁっ ....」
(思いきって走ってきちゃったけど、るりちゃんどこにいるんだろう。)
外は流石クリスマス、カップルで溢れかえっていて、人を見つけられるような状況ではなかった。
集「るりちゃーん!どこー?」
るり「ここにいるわよ。」
声の方に目をやると、不機嫌そうな表情のるりが、集の服の裾を引っ張りながら立っていた。
集「るりちゃん!」
るり「全く。皆も何を考えてるのかしら。
あんなに題名がダサい歌、堂々と歌いたくないわよ。しかも冷やかし混じりでやるなんて、最低ね。」
集「るりちゃん、急に走ってったからビックリしたよー。皆も心配してるから戻ろう?」
るり「あ、そうなの?ごめんなさい。そんなつもりじゃなかったのだけど....」
るりは、少し申し訳なさそうだった。
集「いくよ、るりt....」
キラー
るり「え?」
集は慌てて時計をみた。19時3分。
集が、るりを外に誘った時間くらいだ。
るり「え?こんなのあったの?」
そう、集は今日がクリスマスイヴでるりの誕生日であることを知っていた。
だから、事前にイルミネーションショーの時間を調べておき誘ったのだ。
集「るりちゃん。誕生日おめでとう。」
集は優しげな笑顔で言った。
るり「え、あ。」
るりは、受験のため勉強詰めだったため、自分の誕生日など忘れてしまっていた。
集「るりちゃん、ちょっとこっちに来て。」
るり「ん?」
サッ
集「はい。誕生日プレゼント。」
るり「これは....髪飾り?」
集「そうだよ。るりちゃん、この間帰ってるとき、この髪飾り見てたでしょ?」
るり「あ....」
そう、この髪飾りは集とるりが一緒に帰っていたとき、るりが惹かれていた髪飾りなのだ。
しかし、髪飾りの癖に2000円もしたので、髪飾りごときにこんなお金をかけるなんて....と思い、るりは買わなかったのだ。
集「どう?気に入ってくれた?」
るり「....気に入らないっていったら?」
集「るりちゃんの為なら買い直す。」
るり「冗談よ。あなた、本当に観察力が良すぎて気持ち悪いわね。」
集「褒められてるのか貶されてるのか....」
るり「....それに、」
集「それに?」
るり「貴方が私の為に選んでくれた物を、気に入らない訳ないじゃないの。」
るりはフッと微笑み、そう言った。
集「るりちゃん....」
ガバッ
るり「ぎゃあ!」
集「るりちゃん、今日、一緒に帰ろうか」
るり「え、ええ。」
集「それでついでに少し家においでよ。大丈夫。家まで送るから。」
るりは、何か悪寒を感じた。
るり「舞子君の家に....?」
集「うん。俺の部屋。」
るりは嫌な予感を感じた。
るり「え、何をするの?」
集「んー。お楽しみかな?」
るり「....。」
るり「きょ、今日はやめとくわ。」
集「そっかー。残念。じゃあ明日は?」
るり「え!?」
集が妙に攻めてくるので、るりはどうしていいかわからなくなってしまった。
るり「い、いいわよ。そんなに来てほしいなら....行ってあげるわ。」
(何をいってるんだ私は‼)
集「じゃあ決まりだね!」
るり「え、あ。」
集「じゃあ戻ろうか!皆も心配してるし!」
カラオケ
楽「結構遅かったな。」
橘「先ほどは申し訳ありませんでした。宮本さん。」
一同「ごめんなさい!」
るり「い、いいのよ!そんなに謝らなくても!」
るり「私こそ、皆に心配かけるようなことしてごめんなさい。」
集「よーし!一段落したところだし!皆でゲームでもしようよ!ロシアンルーレットとかさ」
桐崎「いいわね!のど自慢大会とか!」
小野寺「いいね!楽しそう!」
ワイノワイノ
こうして、時間は早く過ぎ、カラオケボックスも閉店していまった。
終わり
自らの文才のなさに、絶句しそうです。
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