＜全員アウトー！

提督｢もう3時間もしないうちに来年か......｣

五月雨｢今年も早かったですね。｣ｸｽｯ

提督｢なんかさぁ......年取るためだけに新しい年を迎えるのやだなぁ。｣

五月雨｢でも、私は好きですよ？｣

提督｢ん？どうして？｣

五月雨｢それはもちろん......｣ｼﾞｰｯ

提督｢ん？｣

五月雨｢提督と結婚出来る時が近づいてると思えば。｣

提督｢......///｣

提督｢...よく臆面もなく言えるな......｣

五月雨｢え？｣

五月雨｢......っ！///｣ﾎﾞﾝｯ

提督｢無意識だったのか......｣ｸｽｯ

五月雨｢あ！笑いましたね！｣

提督｢ふふっ......五月雨がかわいいからだ。｣

イチャコライチャコラ

白露｢いいなぁ！五月雨だけ！ずるいよ！｣

時雨｢まぁまぁ、今度僕たちも時間作ってもらおうよ。｣

村雨｢んー、この村雨さんが作ってあげましょー！｣

夕立｢自分で作って意味があるっぽい！｣

涼風｢一緒に迫ってみるよ！｣

提督｢来年もみんなとバカ出来たらいいな。｣

五月雨｢大バカ者さんが言いますか？｣

提督｢なっ！？この！｣ﾀﾞｷｯ

五月雨｢わっ！｣

提督｢ふははは！喰らえ！くすぐり攻撃！｣ｺｼｮｺｼｮｺｼｮ

五月雨｢わっ！キャッ！アハハハハハハハハ！｣

提督｢ふははははははは！｣

＜スリッパ来た！逃げろ！

提督｢ふぅ......｣

川内｢提督の私室って意外と狭いねー。｣

提督｢うおおおおわああい！｣

提督｢お前！いつの間にいたのか！？｣

川内｢やっほー、驚いた？｣ｺﾀﾂｺﾞﾛｺﾞﾛ

提督｢『おどろいた？』じゃねぇぇぇ！｣ｸﾞﾘｸﾞﾘｸﾞﾘｸﾞﾘ

川内｢痛い痛い痛い痛い！ごめんってば〜！｣

提督｢ったく、どこから来たんだよ......｣

川内｢探せばわかるでしょ？｣ｺﾞﾛｺﾞﾛ

提督｢てめっ...ハァ......｣

川内｢なにさ〜溜息なんてついて。｣

提督｢お前に対してついてんだよ......｣

提督｢なんかもう探すのめんどくさいからいいかな......｣

川内｢そう言うと思ったー。｣

提督｢そんなことより口開けろ。｣

川内｢なんかくれんの？｣

提督｢そいや！｣ﾎﾟｲ

川内｢んむ！ん......美味しい。｣

川内｢提督も、ほらいいよ？｣

提督｢......くれ。｣

川内｢んむ......｣

提督｢......お前何してんの？｣

川内｢はにってくひうふひへ(何って口移しで)？｣

提督｢......キスして欲しいのか？｣

川内｢まぁね。｣ﾊﾟｸｯ

提督｢...五月雨にもしてないんだがな......｣

川内｢えっ？もうしてるのかと思ったよ......｣

提督｢だろ？残念ながら違うんだよ。｣

川内｢むふふ......じゃあ、最初にしてくれてもいいんだよ？｣ｸｽｯ

提督｢......最近お前妖艶さが増したな。｣

川内｢綺麗って言って欲しいな〜。｣

提督｢綺麗だよ、川内。｣

川内｢〜〜〜〜///｣

神通｢姉さん、羨ましいです......｣

那珂｢むぅ......姉さんだけずるいなぁ。｣

神通｢今度私たちも迫ってみましょう！｣

那珂｢うん！｣

利根｢む〜ん、提督よ｣

提督｢ん？何だ？｣ｶﾘｶﾘ

利根｢何時までそこにおるのじゃ......いい加減相手してくれてもいいじゃろうが｣

提督｢まぁ、待ってくれよ。あともう少しで終わるさ｣ﾍﾟﾗﾗﾗ

利根｢あとどのくらいじゃー？｣

提督｢んー？あと5分くらい？｣ｼｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

利根｢むぅ......アイス買ってくるぞ｣

提督｢ん......なら、チョコ。これやるから買ってきてくれ。釣りはいらん｣

利根｢なっ、そこで手が止まるならおぬしが行けばよいではないか｣

提督｢なら、仕事するか？｣ﾕﾋﾞｻｼ

利根｢......行ってくるのじゃ｣

ガチャ バタン

利根｢くそう......どうやったら提督を言い負かせられるのじゃ｣ﾃｸﾃｸ

利根｢......無理｣

利根｢むぅ！仕方ない！我輩は何を買おうかの〜♪｣

明石｢あら？利根さん。何をお求めで？｣

利根｢提督からアイスを頼まれたのでな｣

明石｢アイスなら......っと、もう食堂はしまってましたね｣

明石｢提督ならこれじゃないですか？パ○ム｣

利根｢もうチョコなら何でもいいと思うのじゃ｣

明石｢ハハハ、そうですね｣

利根｢ふむ、ならこのパ○ムというものを買っていこうかの｣

明石｢利根さんは？｣

利根｢我輩はこのコンポタージュのやつで｣

明石｢毎度ありゃしたー｣

利根｢ハハハ、適当に言うではないわ｣

利根｢吾輩が帰ったぞ〜｣

提督｢おっつおっつ〜｣ｺﾞﾛｺﾞﾛ

利根｢終わったのか？｣ｺﾞｿｺﾞｿ

提督｢うん......｣ｺﾞﾛｺﾞﾛ

利根｢ほれ、提督の分じゃ｣

提督｢ありゃさーす。おっ、パ○ム｣

利根｢寒いのー｣ｺﾀﾂﾊｲﾘﾊｲﾘ

提督｢あー、そのスリット？だからじゃね？｣

利根｢ふん、バカめ。それではおぬしは綺麗な脚が見れんぞ？｣ﾌﾌﾝ

提督｢......じゃあ、俺以外の男の前で見せんなよ？｣

利根｢今の間はなんじゃ？｣ﾆﾔﾆﾔ

提督｢何でもねーよ。それより......｣

利根｢ふん！おぬし以外に見せるとでも思っとるのか？｣

提督｢...それならいいけど......｣

利根｢ふふっ、こういうところでは我輩に分があるのじゃな......｣ﾎﾞｿｯ

提督｢ん？なんか言ったか？｣

利根｢いや、何も言っとらんよ。｣

利根｢あー、幸せじゃな......｣

＜ぎゃー！またまけたー！

＜アハハハ、ずっと負けてるじゃん

提督｢...ふぅ......｣

提督｢ん？あそこにいるのは朝潮たちか......｣

提督｢行ってみるか｣

朝潮｢あっ、この、負けませんよ！｣ｶｺﾝ

大潮｢朝潮お姉ちゃんにも負けません！｣ｶｺﾝ

荒潮｢がんばって〜｣

満潮｢大潮！私を負かせたんだから勝ちなさいよ！｣

霰｢頑張れー｣

霞｢ちょっと、朝潮頑張りなさいよ｣

提督｢よっ、元気に遊んでんな｣

荒潮｢司令官、どうかしたんですか？｣

提督｢いや、執務が終わった時にちょうど声が聞こえてきたからね。お邪魔しようかと｣

提督｢それにしても......ぷっ｣

満･霞｢なっ、何よ！｣

提督｢いや...2人とも面白いなぁ......と｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾆﾔﾆﾔ

満･霞｢んなぁ！｣

朝潮｢これで終わりです！｣ｶｺﾝ!

大潮｢わー！｣ｽｶｯ

満潮｢あっ、大潮負けちゃったじゃない......｣

大潮｢う〜、負けちゃいました......あっ、司令官！こんにちは！｣

朝潮｢こんにちは司令官。すいません、挨拶もしないで｣

提督｢いやいや、気にすんな。楽しくやってたようで何よりだよ｣

提督｢それよりお前たちは寒くないのか？｣

荒潮｢まぁ、さっきまで動き回ってものね〜｣

霰｢寒く...ない｣ｽﾞﾋﾞｰ

霞｢言ってることと違うじゃない......｣

霰｢これはあれ......あの、寒いときに走ったりすると感覚がなくなって鼻すする時に鼻水が奥に入っていかないやつ｣

霞｢どうでもいいけど結構喋ったわね......｣

提督｢ハハハ、そうだ。もう少ししたら戻って食堂に行って来たら？鳳翔と間宮がご馳走を作ってくれるらしいぞ｣

大潮｢本当ですか！？やったー！｣

満潮｢現金ね｣ｿﾜｿﾜ

提督｢お前もな｣ｸｽｯ

荒潮｢私は司令官が作ったのを食べてみたりしたいな〜、な･ん･て｣

提督｢う〜ん、俺は忙しくて作ってないんだよ｣

朝潮｢残念です｣

提督｢まぁ、じゃあ次はご馳走してやるよ｣

霰｢本当？｣

提督｢ホント。提督、嘘つかない｣

霰｢むっふふ......｣

提督｢おっと、じゃあまた後でな｣

提督｢工廠の方に行ってくるよ｣

朝潮｢はい。頑張ってください｣

提督｢ありがと。じゃーねー｣

提督｢羽子板か......久しぶりにやってるのを見たな。｣

提督｢ハハハ、あれを見て懐かしいと思うとは......まだ若いとは思うが歳は取りたくはないな｣ｸｽｯ

吹雪｢司令官、初詣行きました？｣

提督｢んにゃ、行ってねーわ｣

白雪｢では、司令官も行きませんか？｣

提督｢ふむ......んじゃ、お誘いに乗りましょーかね｣

初雪｢む......楽しみ｣

深雪｢暗いな、初雪姉ちゃん｣

提督｢ほら、行くならさっさと行こうぜ｣

叢雲｢そうね。さっさと終わらせて暖まりたいわ｣

磯波｢そう言えば司令官の私室とか執務室とかでは見かけないですけどお正月に売ってる熊手とかあるじゃないですか。あれどんな意味があるんですか？｣

白雪｢あれは、運をかき込むとかの意味じゃない？｣

提督｢おっ？当たってる。じゃあ、昔はどうだったかわかるか？｣

深雪｢えー、なんかもう本物の熊とかじゃないのか？｣

球磨｢ハックシュ！......うー｣ｽﾞﾋﾞｰ

球磨｢っは！提督が球磨のことを好きって言ってるクマに違いないクマ！｣

多摩｢どうしたのニャ？｣

木曾｢頭おかしくなったか？｣

北上｢いつもでしょ？｣

大井｢さらりとひどいことを......｣

球磨｢大井の言う通りクマー！｣

提督｢んな訳ねーだろ、本物の熊捕まえてきてそこらへんで売ってるってもう日本じゃ絶滅しちまうだろ｣

提督｢正解は実用的な熊手だよ。ほら、掃除の時とかに使う｣

吹雪｢え！？｣

初雪｢っは！それなら...動かないで儲かる方法...思いついた｣

磯波｢ダメな気がして来ました｣

提督｢まぁ、ぶっちゃけ掃除の道具の上をとってそれなりの飾り付けで2〜5万ってぼったくり感半端ないけどね｣

吹雪｢まぁ、そういうものですから｣

叢雲｢それじゃあ、破魔矢は？｣

提督｢破魔矢か...てか、知ってるんだな。｣

初雪｢破魔矢は破魔弓ともセットで売られることがある｣

初雪｢かっこいい...買って｣

提督｢えー、やだ｣

提督｢まぁ、話に戻るが破魔矢は元々正月に弓の技を試す射礼という行事に使われるんだ。それが由来なんだよ。その時の的のことをはま(浜)といい破魔とかけたんだ｣

叢雲｢ふーん、まぁ簡単に言えば遊びみたいな理由で名前が仰々しくなったわけね｣

提督｢ハハハ、日本の言葉も結構多いしね。そういうのは｣

提督｢あと、破魔矢は飾る方角もあるんだよ。神棚の上ならどの方角でもいいんだけどね｣

白雪｢そうなんですか？｣

磯波｢...じゃあ、子年は？｣

提督｢丑年の南側だ。また、卯年なら反対の酉年で西だよ｣

吹雪｢じゃあ、今年は未年だから......｣

提督｢北北東のやや東側かな｣

叢雲｢疑問がなくなったわ。勉強になったわ｣

提督｢そりゃ良かった......っと、順番だな｣ﾎﾟｲ

チャリンチャリン パンパン

吹雪｢みんなはどんなことを？｣

提督｢気になるね｣

初雪｢私は...うん...今年こそ本気出す｣

叢雲｢あんたいつもそればっかりじゃない......私は、もちろんMVPよ｣

吹雪｢元気ですねーっと、私はみんなで健康に、です｣

白雪｢私も似たようなものですね｣

磯波｢私もです｣

深雪｢深雪様はなんでも一番になる、だよ！｣

提督｢白露みたいだなー｣

提督｢俺はみんなと仲良く今年も元気に過ごしたい、だな｣

吹雪｢私たちと同じですね｣

提督｢まぁ、ぶっちゃけそれ以外思いつかないけどね｣ｸｽｯ

磯波｢らしいですね｣ｸｽｯ

提督｢ふぁ...あぁぁ......｣ｺﾞﾛｺﾞﾛ

鳳翔｢えらあら、ふふっ｣

提督｢んー？どうした......？｣

鳳翔｢お疲れのようですね｣

提督｢まぁな。っと、それよりわざわざ私室まで来てもらって料理作ってくれるなんてなんか悪いな｣

鳳翔｢いえいえ、自分がやりたいようにしてるだけですから｣

提督｢昨日食ったお節料理美味しかったよ。年越し蕎麦も｣

鳳翔｢本当ですか？ありがとうございます｣ｸｽｯ

提督｢お礼かなんか欲しいもんなはないか？｣

鳳翔｢お礼......ですか？｣

提督｢うん。なんていうか、その、なぁ......受けっぱなしってのもなんか良しとできんから｣

鳳翔｢ふふっ、そうですか。なら......｣ﾁｮｲﾁｮｲ

提督｢？｣ﾄｺﾄｺ

鳳翔｢では、並んで料理を作りましょうか｣

提督｢そんなんでいいのか？俺が作らなくて｣

鳳翔｢はい。提督の料理は今度頼んでもよろしいですか？｣

提督｢任せとけ｣

提督｢ふぅ......美味しかった｣

鳳翔｢提督の料理はホントに美味しいですね｣

提督｢そうか？｣

鳳翔｢ええ。少なくとも私にはそう思いますよ？｣ｸｽｯ

提督｢そうか......お気に召して良かったよ｣

鳳翔｢では、もう1つ......お礼をもらってよろしいですか？｣

提督｢構わんさ。言ってみ｣

鳳翔｢えっと...その......///｣

提督｢？｣

鳳翔｢膝枕...して欲しかったり......｣ﾎﾞｿﾎﾞｿ

提督｢......って、え？｣

提督｢いや...いいけど......珍しいな。て言うかゴツゴツして気持ちよくないぞ？｣

鳳翔｢いいんです！...っは！うぅ......///｣

提督｢ほら、じゃあ、おいで｣

鳳翔｢し...失礼します｣ｺﾞﾛﾝ

鳳翔｢......ふぁぁ｣

提督｢どうした？｣

鳳翔｢あ、いえ、これはクセになりそうです｣

提督｢ククク......そうかそうか｣ｸｽｯ

提督｢いつもいつも負担をかけてすまんな｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

鳳翔｢はひゃあ！｣ﾋﾞｸｯ

提督｢ハハハ、嫌だったか？｣ｸｽｯ

鳳翔｢嫌......じゃないです｣

提督｢よかった｣

榛名｢提督、普通お正月のお餅夜にまで食べます？｣

提督｢え？俺は食べるけど......なんで？｣

榛名｢いえ、私は大丈夫なんですよ。大好きですし。ただ、霧島が......｣

提督｢あぁ......バランスが悪いとかなんとか？｣

榛名｢そうなんです。一応、野菜とか他の物も多少摂ったりはしてるんですけどね｣

提督｢あぁ、そうだな。俺もなんかメニューとか模索しよう。その話聞いて決心した｣

榛名｢今まではどういう食事を？｣

提督｢元日は朝は餅、昼は鳳翔が持ってきてくれたお節を食ってー、夜も餅だったな｣

榛名｢鳳翔さん......抜け目無いですね｣ﾎﾞｿｯ

提督｢ん？なんか言ったか？｣

榛名｢あ、いえ、何でも無いです。翌日は......？｣

提督｢んーと、3食餅。｣

榛名｢え？｣

提督｢流石に野菜は摂ったよ？ほら、雑煮で｣

榛名｢それは...ダメですよ......｣

提督｢今日は2食とも昨日と同じ。それで今さっきの話聞いたからヤバいと思って｣

榛名｢確かにそれはダメです！｣ｶﾞﾀｯ

提督｢うおっ！？｣ﾋﾞｸｯ

榛名｢いいですか？提督は私たちのトップですよ？その方が体調を崩したらどうするんですか？｣

提督｢おぉぉう...なんか...すいません......｣

榛名｢ホントですよ。｣

榛名｢ところでこの話をしなかったら提督は何を食べるつもりだったのですか？｣

提督｢......餅です｣

榛名｢私が作ります！｣

提督｢え？｣

提督｢それは...いいけど......材料は？｣

榛名｢......どうしましょ｣

提督｢......プッ｣

提督｢アッハハハハハハハハハハハ！｣

榛名｢すいません......取り乱しました///｣

提督｢いや、いいよ。じゃあ、どうする？｣ｸｽｯ

榛名｢きょ、今日まではお餅で......///｣

提督｢ふふっ、おーけーおーけー｣ｶﾞｻｶﾞｻ

提督｢あれ？......無いな｣

提督｢ハァ......｣

榛名｢ど、どうします？｣

提督｢......食いに行こうか？｣

榛名｢いいんですか？｣

提督｢あぁ。外に行こう。｣

榛名｢ふふっ、楽しみです｣

提督｢よし、じゃあ準備をしてきな｣

榛名｢はい！｣

金剛｢oh......榛名ズルいデース｣

比叡｢うぅ...お姉さまとお食事......司令とお食事......比較できませ〜ん！｣

霧島｢司令とお食事は一度てもいいので行ってみたいですね......｣

金剛｢今度誘ってみるデース！｣

比叡｢私もいいでしょうか？｣

霧島｢せっかくなら1人1人行きませんか？｣

提督｢赤城よ......それはなんだ？｣

赤城｢見てわかりませんか？｣

提督｢確認を込めて訊いたんだんだよ｣

赤城｢はぁ...？普通にお椀ですけど｣

提督｢お前は夕食食べたんじゃないのか？｣

赤城｢ええ。食べましたよ？それが？｣

提督｢今何を待ってお椀を用意してる？あ、皿も｣

赤城｢提督の作る料理ですけど｣

提督｢......自分で作ろうと思わんのか？｣

赤城｢今日は食べるだけにしたかったので｣

提督｢図々しいのが過ぎると清々しいんだな｣

提督｢材料は？｣

赤城｢この通りです｣

提督｢ホントに食べる気で来たんだな......｣

提督｢お前も来い。1人で作るとか勘弁だわ。俺1人で食うわけでもねーのに｣

赤城｢ええー、やですよ｣

提督｢じゃあてこでも動かん｣ｺﾞﾛｺﾞﾛ

赤城｢分かりました、さて作りますよ？｣

提督｢...ハァ......｣

赤城｢いや、いつ食べても提督の食べる料理美味しいですね。高級料理店なんて目じゃないですよ｣

提督｢なんで言い切れるんだ？｣

赤城｢食べ尽くしたからです｣

提督｢サラッと怖いこと言ったな......聞かなかったことにしよう｣

提督｢それにしても......｣

赤城｢？｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

提督｢食べてるときはかわいいのにもったいねーな｣

赤城｢！？///｣ﾎﾞﾝｯ!

提督｢ハハハハハハ、恥ずかしがんなよ｣

赤城｢......もう入りません///｣

提督｢うぇぇ？おいおいまだ半分しか食ってねーじゃん｣

提督｢ほら、寄越せ。｣

赤城｢......どうぞ｣

提督｢......ん｣ｼﾞｰ

赤城｢？｣

提督｢箸、はよ｣

赤城｢はい......え？｣

提督｢ん？｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

赤城｢......///｣

加賀｢......赤城、それはズルいわ｣

蒼龍｢いいなぁ〜、赤城さん｣

翔鶴｢提督と関節キス......なんて羨ましいのでしょうか｣

加賀｢想像しただけで気分が高揚します｣

蒼龍｢ホントだよ〜｣

翔鶴｢同じ手は使えそうにありませんね......｣

提督｢さぁ、あの時期だな......｣

大淀｢どうします？｣

提督｢毎年びっくりするくらいだからな......しかも、去年着任奴もいるし｣

大淀｢そうですね。｣

提督｢作成は大淀に任せるよ。難易度は例年通りで頼むよ｣

大淀｢分かりました。では、日時はどうします？｣

提督｢そうだな......本日のフタマルマルマルに行うとしよう。すまんな、作成には俺も手伝うか？｣

大淀｢いえ、提督のお手間はお掛けさせませんから｣

提督｢そうか。じゃあ、頼んだよ｣

大淀｢はい。では、失礼します｣

提督｢あぁ。｣

ガチャ バタン

提督｢...ククク、楽しみだ。今年はどんな風に答えてくるかな......｣ﾆﾔｯ

フタマルマルマル ブリーフィングルーム

ざわ・・・ざわ・・・

提督｢よし、みんな揃ったな？これより毎年恒例の行事を行う。大淀ー、頼む｣

＜え！？嘘！

＜ちょっ、まっ、嘘でしょ！何とか言いなさいよこのクソ提督！

＜うわぁぁ！まだ何もしてねーよ！

＜だれかぁぁ！早く持ってこぉぉい！

伊58｢待ってよー｣

提督｢ん？どした？｣

伊19｢去年来たから分からのね｣

提督｢大丈夫だって｣

浦風｢いや、分からんけえ説明お願いしてもええかなー？｣

提督｢あー、うん。簡単に言うとテストだ。学力テスト｣

秋月｢それは分かりましたけど......｣

提督｢けど？｣

まるゆ｢だいぶ急ですね......｣

提督｢まぁね。いつも抜き打ちだし？ただ、時期はこの時期、1月に行うからさ。｣

雪風｢ちなみに去年は？｣

提督｢1月最後｣

島風｢うわぁ......｣

伊良湖｢悲惨な結果が目に見えます......｣

間宮｢提督、私たちは......｣

提督｢あぁ、うん。大丈夫｣

間宮｢ふぅ......良かった｣

提督｢さて......お待ちかねの答案返却の時だ。お前ら楽しみにしてろ｣

＜う、うわぁぁぁぁぁぁ！

提督｢まずは上から呼ぶぞ｣

提督｢取りにこーい、霧島、天龍、龍田、夕張、赤城、加賀｣

＜はい

提督｢お前ら相変わらずだな。満点だよ｣

秋月｢え！？満点とかいるんですか！？｣

浦風｢え？1人だけ嘘じゃろ？｣

提督｢......分からなくはないが見た目と違ってこいつ頭いいぜ｣ﾕﾋﾞｻｼ

天龍｢浦風、今度みっちり勉強教えてやるよ｣ﾆﾔｧ

浦風｢ひ、ひィィ......｣

提督｢さてさて、次ー。9割取ったやつ｣

提督｢暁、響、鈴谷、那珂、比叡、榛名、川内、利根、五月雨、金剛、不知火に......木曾以外の球磨型｣

＜はい

＜提督！おっきな声で俺以外の球磨型とか言わないでくれ！

提督｢あーあー、うるせーな。ほーい、毎回毎回お前らもう少しだな｣

返却後･･････

執務室

提督｢いやー、面白かった｣

大淀｢回答ひどかったですね......｣

提督｢そうだな。誰だっけ？解答用紙に逆に問題出して来たやつ｣

大淀｢イクちゃんです。びっくりしましたよ。ヨーロッパの首都はという問題。回答は裏面って書いてあったから見てみると......｣

提督｢まさか...ロシアとは......ぶふっ！アハハハハハハハ！そりゃないわ！｣

大淀｢英文の意味を答えさせる問題を出したら英文の読み方書いてきますし......｣

提督｢そして、ほとんど間違ってるっていう｣

コンコンコンコン

提督｢入ってどぞどぞ｣

間宮｢失礼します｣

伊良湖｢失礼します......｣

提督｢あら、珍しいなどうした？こんな時間に｣

間宮｢デザートを持ってきたついでにどんな問題かと｣

提督｢おっ、ありがとう｣

大淀｢あれ？私には｣

伊良湖｢ありますよ。どうぞ｣

大淀｢んー、うまいですね｣

提督｢これが今回の問題用紙｣ﾋﾟﾗｯ

間宮｢あっ、この程度なら意外と解けましたね｣

伊良湖｢私もです。そう言えば今回の最下位は......？｣

提督｢......｣ﾁﾗｯ

大淀｢......｣ﾁﾗｯ

提･大｢ハァ......青葉(ちゃんです)｣

間宮｢えっ？｣

提督｢時事問題にはとても強いんだよ......｣

提督｢赦せねーよ！｣ｶﾞﾀｯ!

陸奥｢どうしたのよ......さっきからずっとそれじゃない｣

提督｢くっそ〜、運営の奴らぶっ飛ばすぞ！｣

陸奥｢え？あのおじいちゃん提督が何かしたの？｣

提督｢そうだ！あいつら、アニメ作ってるらしいな。それもほとんどお前たちに似てる......俺は今、猛烈に怒っている｣

陸奥｢ま、まぁ落ち着いたらどう？｣ﾁﾗｯ

陸奥｢ん？出演キャラクター......？｣

提督｢お前たちは見せ物じゃない。俺の家族だ。それを、大本営の奴らは......｣

陸奥｢えっと......なになに？吹雪ちゃんに、睦月ちゃん、島風ちゃんもいるし暁ちゃんたちも......ん？｣

提督｢陸奥、聞いてるのか？｣

陸奥｢提督、真面目に答えてね？｣

提督｢おう｣

陸奥｢怒ってるのはなんで？｣

提督｢アニメに五月雨が出ないからd......あっ｣

陸奥｢ハァ......だと思った｣

提督｢嵌めたなぁ......｣

陸奥｢今さっきの言葉に感銘受けたのが間違いだったわ｣

提督｢でも、5割はホントだし｣

陸奥｢せめて8割以上にして言ってよ！｣

提督｢くっそー、出すなら全員出せよ...出なかった奴らとかでなんかこう......ムードとかが...ねぇ？｣

陸奥｢私に聞かないでよ｣

提督｢お前も出るみたいだぞ？｣

陸奥｢ホント！？｣

提督｢お前自分で見てたんじゃないのか？｣

陸奥｢見てなかったわ......｣

提督｢あーあ、全員でないとか無いわー。あっ、天龍とか木曾とか愛宕以外の高雄型とかなんか愚痴りに来そうだわ。榛名と霧島も。翔鶴も｣

陸奥｢大変そうね......｣

提督｢なんとか手伝ってよ｣

陸奥｢嫌よ、私出るのに嫌味になりそうだわ｣

提督｢......そうだな。あーあ、全員の晴れ姿見たかったなぁ｣

陸奥｢あら？見せ物じゃないっていったの提督よ？｣

提督｢それでも、見たいもんは見たいだろう？家族の頑張った結晶だぜ？見てみたいのは家族として当たり前だと思うがな｣

陸奥｢ふふっ、そういうことにしといてあげる｣

提督｢......ハァ｣

提督｢......｣ﾃｸﾃｸ

提督｢...うん......｣ｸﾙｯ

提督｢ん〜......｣ﾃｸﾃｸ

五月雨｢て、提督？どうしました？落ち着きがないようですけど......｣ｿﾜｿﾜ

提督｢い、いや｣

コンコンコンコン

提督｢よし、入れ｣

川内｢たっだいまー｣ｶﾞﾁｬ

那珂｢那珂ちゃん、たっだいま戻りましたー！｣

提督｢お疲れ、人生初の声優業どうだった？｣

赤城｢楽しかったです！｣

神通｢姉と妹g陸奥｢神通ちゃん、ネタバレよ！｣

北上｢大井っち〜、あの間宮スペシャル美味しかったね〜｣

大井｢そうでしたね、提督これ向こうのおみやげです。｣ﾃｸﾃｸ

大井｢ちょっと......｣

提督｢なになに？｣

大井｢今度、提督がいいって言うなら私が一緒に行ってあげてもいいんですよ？｣

提督｢ホント？じゃあ、その時は声をかけてくれ。俺、仕事早く済ますから｣

北上｢お〜、大井っちだいた〜ん｣ﾆﾔﾆﾔ

大井｢なっ！北上さん！｣

球磨｢面白い妹たちだクマー｣

多摩｢楽しみにして欲しいのニャ｣

提督｢おう。｣

提督｢あれ？ほかの奴らは？｣

陸奥｢人が多いと迷惑かけるだろうと思って少人数で来たのよ｣

提督｢そかそか｣

陸奥｢それと提督、長門お姉とそっくりだったわ。まだ着任してないから楽しみにしててね？｣

提督｢ほんとか？分かったよ｣

提督｢よし、それじゃおつかれさん。明日は、今日出た奴らは休みな。全員に伝えといてくれ｣

＜はーい

提督｢行ったな。五月雨......落ち込むなよ｣

五月雨｢......いいな〜、みんな。私も出たいですよ〜｣

提督｢俺は、出て欲しくないな。｣

五月雨｢え！？どうしてですか！？嫌われちゃいました！？｣

提督｢ち、ちがう！ただ......なんていうか、五月雨をあまりそういう奴らの目に晒したくない｣

五月雨｢......提督｣

提督｢まぁ、そういうこった。でも、出るならそれはそれで嬉しいけど｣

五月雨｢ふふっ、ありがとうございます。それじゃあ、仕事も早く片付けちゃいましょうか｣

提督｢おう｣

提督｢意外や意外｣

あきつ丸｢将校、どうしたでありますか？｣

提督｢将校じゃないけどね......っと、それは置いといてアニメですよアニメ｣

あきつ丸｢......それがどうしたでありますか？｣

提督｢翔鶴もとかでてたじゃん？｣

あきつ丸｢はい、出てたであります｣

提督｢公式のホームページに載ってなかったんだよな｣

あきつ丸｢そうなのでありますか？｣

提督｢うん。でも出てきてたから良かったな。利根も島風も如月もな｣

あきつ丸｢自分にも出番があるでしょうか？｣

提督｢俺は製作者と関わり持ってないからな......なんとも言えん｣

あきつ丸｢そうで...ありますか......｣ｼｮﾎﾞｰﾝ

提督｢そ、そんなに落ち込むか？｣

あきつ丸｢それは、そうでありますよ。｣

提督｢そ、そうか......｣

あきつ丸｢......｣ｼｮﾎﾞｰﾝ

提督｢......うん｣

提督(なんだこりゃ......なんなんだよこれ)

あきつ丸｢頑張るであります......｣

提督｢ん？｣

あきつ丸｢アニメに出れるよう頑張るであります！｣

提督｢......お、おう｣

あきつ丸｢そうと決まれば早く出撃を行うであります！将校殿！早くするであります！｣

提督｢将校じゃないけどね......はいはい、分かったよ｣

提督｢思ったんだけどさ......｣

川内｢うん？｣

提督｢あれさ、どう考えても1話で出していい的じゃないよね。俺たちの鎮守府正面の海域に最初からいたら俺もろとも死んでるよ？｣

川内｢いやいや、それはないっしょ。どっちかって言うと敵さんがかわいそうだよ｣

提督｢......俺が人外だと？｣

川内｢うん｣

提督｢......それはそれでいっか。人間の細かい法律にも干渉されんし軍属だから尚更だな｣

川内｢開き直っただと......｣

提督｢ていうかさ、あの敵のシールド？おかしくねーか？｣

川内｢まぁ、そうだね｣

提督｢魔法○高校の劣○生のじゅうも川内｢それ以上は危ない！｣

提督｢......あの爆発だってさ、それまでは大して大きな爆発してなかったのに直撃したらマテ○アルバー○ト並n川内｢だから危ないって！｣

提督｢アニメってすごいよね｣

川内｢......まぁ、そうだね｣

提督｢現実的な話になるけどいい？｣

川内｢別にいいけど｣

提督｢モラルのないような奴らが興味持ちました、はい、提督なったー、とかになりそうで嫌だ｣

川内｢あらやだ、ほんとに現実的だった｣

提督｢まぁ、それでも、俺たちに害を加えなければいいか｣

川内｢守ってくれるんでしょ？｣

提督｢あたり前だろ？｣

提督｢......んぁぁぁ｣ﾀﾞﾙﾝ

五月雨｢んふぅぅぅ......｣ﾀﾞﾙﾝ

川内｢はぁぁぁぁ......｣ｺﾞﾛﾝ

利根｢......｣ﾁｰﾝ

鳳翔｢無理......です｣ﾑﾆｬﾑﾆｬ

榛名｢大丈夫じゃないですぅぅ......｣ﾃﾞﾛﾝﾃﾞﾛﾝ

赤城｢お腹......空かない｣ﾎﾞｰｯ

コンコンコンコン

提督｢......あぁぁぁぁい｣

不知火｢失礼します｣ｶﾞﾁｬ

浦風｢提督さん......？｣

陽炎｢......何してるの？｣

黒潮｢珍しいこともあるんやなぁ......どないしたん？｣

雪風｢お疲れですか、しれぇ？｣

提督｢この数日感死ぬかと思った......｣

五月雨｢執務に出撃、遠征に会議｣

川内｢それに加えて新しい提督たちのために戦術指南だったり｣

利根｢......死にたい｣

陽炎｢......大変ね｣

赤城｢人ごとみたいに言わないで下さいよ......｣

榛名｢ごめんなさい...お土産すら忘れちゃって｣

不知火｢いえ、大丈夫ですが......司令、みなさん飲み物でも？｣

提督｢......んぁぁぁ、欲しいお｣

鳳翔｢すいません...本来なら私たちが......｣

陽炎｢大丈夫よ、いつもお世話になってるんだから｣

雪風｢たまにはしれぇも休みたいのです！｣

浦風｢こんな提督さんとか秘書官さんたち初めて見た......｣

黒潮｢素、出とるで｣

提督｢あぁぁぁぁぁ......貝になりてぇ。歳かな〜｣

憲兵A(こんばんは、みなさん)

憲兵B(こんにちはとかおはようの人たちもいるかもね)

憲兵C(はじめまして。そう......いたんです)

憲兵A(今まで出てなかったのに急に出たかというと)

憲兵B(......どうするの？これ)

憲兵C(......どうするの？)

提督、憲兵に土下座してる図

提督｢ほんっとうにすんまっせんしたァァァァ！｣

憲兵A｢い、いや、艦娘の皆さんが提督さんは悪くないと仰ってますので......｣

提督｢だ、だけど｣

憲兵｢あの、あなたを捕まえると自分たちの命の危険が......｣

不知火｢捕まえたら[ﾋﾟｰｰｰ]す......｣ﾎﾞｿﾎﾞｿ

加賀｢[ﾋﾟｰｰｰ]す[ﾋﾟｰｰｰ]す[ﾋﾟｰｰｰ]す......｣ﾎﾞｿﾎﾞｿ

弥生｢帰れ帰れ帰れ帰れ......｣

憲兵C(おっふ......なんか新しい扉が開きそう)

憲兵A･B･C｢誰か...助けてぇ......｣頭抱え

憲兵A｢あの......さっき聞きましたよ｣

憲兵B｢さっき艦娘の子たちが来て自分たちが悪かったので提督は悪くないから〜〜って言ってましたよ｣

憲兵C｢そうです。自分たちは提督さんを拘束するつもりは全然ありません｣

提督｢だ、だけど...風呂に入って来たとはいえ自分はまだ婚約してないにもかかわらずあの子たちの裸を見てしまったし泣かれてしまった｣

憲兵A｢でも、その子たちの不注意では｣

提督｢だけど、自分も不注意でした｣

憲兵B｢そんなに責任を取りたければどうぞ｣ﾃﾜﾀｼ

提督｢なんだこれ？｣ｳｹﾄﾘ

憲兵C｢ｹｯｺﾝｶｯｺｶﾞﾁです｣

提督｢｣

提督｢す、すいません。やっぱ、自分悪くないっす｣

北上｢あのさ、今更なんだけど｣

提督｢ん？｣

北上｢五月雨ちゃんとかさ、一部の駆逐艦の子たち以外ってうざいよねー｣

提督｢なんで？｣

大井｢ふふっ♪｣ﾆｺﾆｺ

大井(駆逐艦の子たちと一緒遊んであげたりするあたり好きなのに)

提督｢？｣

北上｢まぁ、私たちが言えることじゃないけどさ、紙装甲じゃん？｣

提督｢まぁ...そうだな｣

北上｢それだとさ出撃とかで見たくもないケガとか見ることになるじゃん。かわいそうだよ｣

提督｢......それで？｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

大井｢......｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

北上｢別に心配ってわけじゃないよ？ただ、痛そうにしてると自分がなんとかしなくちゃって思うっていうか......｣

提･大｢......ぷっ｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

北上｢ちょ、提督？大井っち、ちゃんと聞いてる？｣

提督｢う、うん...プック...ちゃんと聞いるよ｣

大井｢は、はい。ちゃんと...聞いて...ますよ？｣

北上｢あれ？2人とも口の端上がってない？｣

提督｢いやー、多いが最初に笑ってた意味がわかったよ｣ﾆﾔﾆﾔ

大井｢ですよねー。そこが北上さんのかわいいところですよ｣ﾆｺﾆｺ

提督｢そうだな。ほんとそう思うよ｣

北上｢ちょ、意味わかんないんだけど......｣

提督｢まぁ、そのまま心優しいお前でいてくれ｣ﾆｯｺﾘ

提督｢......何故だ｣

妖精A｢......なんでこんなに急に減ってるんでしょうか｣

提督｢ボーキ、こんなに少なかったっけ？｣

妖精B｢いえ、少なくともこの倍はありましたよ｣

提督｢原因もう分かってたりする？｣

妖精C｢分らないですー。けど前からちょくちょくありましたよ｣

提督｢え？嘘だろ？｣

妖精A｢ホントですよ｣

提督｢マジか......くそっ、割と本気で怒ってるぞ｣

妖精B｢今日から隠しカメラでも仕掛けてみます｣

提督｢よろしくな｣

妖精C｢Sir.Yes,Sir｣

提督｢...お前らか｣

赤城｢す、すいません｣

加賀｢ごめんなさいね｣

蒼龍｢いやー、魔が差しちゃって｣ﾃﾍﾍﾟﾛ

翔鶴｢誘惑に耐えられず｣

提督｢我慢できるだろ｣

赤城｢出来ませんよ！｣

提督｢なんでだよ！｣

加賀｢提督、登山家になぜ山に登るのか聞いたら『そこに山があるから』と答えたらしいです｣

提督｢それと一緒！？｣

蒼龍｢仕方ないですよ、アイデンティティなんですから｣

提督｢ほかのを見つけろ！｣

翔鶴｢提督、牛乳飲んでないんですか？｣

提督｢誰のせいでイライラしてると思ってんだ！｣

伊勢｢航空戦艦になってから無性に食べたくなっちゃって｣

日向｢航空戦艦の性だからな。仕方あるまい。な、扶桑、山城｣

扶桑｢ええ、仕方ないことですよ｣モシャモシャ

山城｢改装してからホントにボーキサイトに魅力を感じちゃって｣

提督｢あるぇー？航空○○って付くとボーキサイト欲しくなる仕組みなの？ねぇ｣

伊勢｢そうなんだよね｣

日向｢まぁ、そうなるな｣

扶桑｢伊勢も日向も、はい、どうぞ｣

山城｢扶桑姉さま、私ももう少しもらいます｣

提督｢まだ食うの！？ねぇ！ちょっとぉ！？｣

利根｢まぁ、赦してくれ｣

最上｢僕たちも扶桑たちと同じだよ｣

鈴谷｢赤城たちがつまみ食いするのがわかるよ｣

提督｢分かるな！｣

熊野｢ボーキサイトのつまみ食いは最近のレディの嗜みですわ｣

提督｢そんなレディが居てたまるか！軽空母の連中ですらしないぞ！｣

利根｢熊野、流石にそれはないのじゃ。せめて紅茶を付けんとな｣

提督｢そんな問題じゃない！｣

最上｢でも仕方ないよ。航空○○の生理的欲求なんだからさ｣

提督｢嘘だろ！？｣

鈴谷｢いいこと言ったよモガミン｣

熊野｢流石ですわモガミン｣

最上｢えへへ〜、そうかな？｣ﾆﾍﾗ

提督｢おぉぉい！妖精！こいつらの頭ん中解体してくれぇぇ！｣

赤城｢さっきから言おうと思ってたんですけど悪いのは私たちじゃないんですよ｣

提督｢ほう？では誰が悪いと？｣

利根｢資材の管理を怠っている提督が悪いんじゃ｣

＜そうだそうだ！

＜提督が悪いんだー！

妖精A･B･C｢あっ...(察し)｣

提督｢...お前らちょっと......黙ろうか｣ｷﾞﾛｯ

つまみ食い勢｢っ！｣ｿﾞｸｯ

提督｢お前ら全員懲罰房行き｣

つまみ食い勢｢｣

提督｢妖精たちよ、実験の件受理しよう。一週間こき使ってやれ｣

つまみ食い勢｢え！？ちょっ！｣

妖精A･B･C｢え！ほんと！やったー！｣

つまみ食い勢｢待って！待って待って！お願いします赦してくださぁぁい！｣

提督｢hahahahahaha☆もう無理｣

つまみ食い勢｢ああああああああ！｣

コンコンコンコン

提督｢......五月雨か？｣ｶｷｶｷｶｷｶｷ

五月雨｢......失礼します｣ｶﾞﾁｬ

提督｢ふぅ......どうしたんだ？こんな時間に｣ｺｷｺｷ

五月雨｢っ｣ﾀﾞｷｯ

提督｢うぉっ！ど、どうしたんだ？｣

五月雨｢うっ......ぐすっ......｣

提督｢......落ち着くまでだぞ？｣

五月雨｢......｣ｺｸﾝ

五月雨｢いきなり抱きついてごめんなさい｣

提督｢いや、いいよ。いつも無理してもらってるから逆に心配だったし｣

提督｢にしても、俺が居なくなる夢、ねぇ......｣

五月雨｢提督が、前に過去を話してくれた頃からなんです......あの、自分はいつまで保つ分からないって｣

提督｢...そうか......ごめんな？無駄な心配掛けさせてたのは俺の方だったか｣

提督｢けど、俺はお前らと一緒にいる間はずっと一緒にいてやるさ。お前たちと一緒に生活して多くの孫に囲まれて天寿を全うしてやるよ｣

五月雨｢そうですね｣ｸｽｯ

五月雨｢あ、あの......それともう一ついいですか？｣

提督｢なんだ？｣

五月雨｢一緒に寝てくれないですか？｣

五月雨｢さっき見てた夢が怖くて......｣

提督｢もちろんだよ。じゃあ、ちょっと待っててくれすぐ用意する｣

五月雨｢はい｣

提督｢おおっ、狭いな｣

五月雨｢むっ、それは私が太ってるって言いたいんですか？｣

提督｢なんでそうなる。ただ単にこのベッドがシングルだから狭く感じたんだよ｣

五月雨｢冗談ですよ｣ｸｽｯ

提督｢...誰に似たんだか......｣

五月雨｢？｣

提督｢いや、何でもないよ。それじゃあ寝ようか。おやすみ｣

五月雨｢はい、おやすみなさい｣ｷﾞｭｯ

提督『五月雨......こっちにおいで』ﾁｮｲﾁｮｲ

五月雨『はい、なんですか？』

提督『ごめん』ﾀﾞｷｯ

五月雨『えっ......えぇぇぇぇぇ！？///』

五月雨『な、なに！？何があったんですか！？///』

提督『もう、我慢できない......キス、していいか？』

五月雨『えっ！？そ、そんな急に...き、き、キスなんて......』

提督『五月雨』

五月雨『提督......///』

提督『......』ｽﾞｲｯ

五月雨『(あ、あぁあぁ......提督の顔が近づいて！)』

五月雨｢き、きゃあぁぁぁぁぁ///！｣ｶﾞﾊﾞｯ

五月雨｢はぁっ...はぁっ...はぁ......｣ｷｮﾛｷｮﾛ

提督｢Zzz......｣ｽﾋﾟｰ

五月雨｢ゆ、夢かぁ......///｣

五月雨(で、でも提督とき......い、今ならできそう)

五月雨｢って、何考えてるの！？｣

五月雨｢あっ...て、提督が抱きしめて......///｣ﾎﾞﾝｯ

提督｢ん......んぁ？｣ﾊﾟﾁｯ

提督｢おはよう五月雨。今日は大丈夫そうか？｣ﾆｺｯ

五月雨｢は、はい！｣

五月雨｢......提督？あの、今度から一緒に寝てもいいですか？｣

提督｢なんで？｣

五月雨｢その......昨日みたいなことがあったら〜なんて思ったので｣

提督｢いいよ？けど、みんなが寝たらね？｣ｸｽｯ

五月雨｢ほ、ほんとですか！？｣ﾊﾟｧｧｧ

提督｢おう｣

川内｢夜戦！｣

提督｢しねーよ｣

川内｢やっせん！やっせんせん！｣

提督｢だからしねーよ......｣

川内｢やせん......｣ｳﾙｯ

提督｢っぐ...てめ、きたねーぞ......はぁ、しゃーねー、一回だけだぞ｣

川内｢夜戦夜戦！｣ﾀﾞｷｯ

提督｢だァァァ！早く行って終わらせるぞ｣

川内｢やっせん！｣ｷﾞﾗｷﾞﾗ

提督｢負けないぞってか？はっ、言ってろ。ケチョンケチョンにしてやるよ｣

川内｢やっせーん！？｣

提督｢ハハハ｣

神通｢......え？｣

那珂｢......あれで通じるの？｣

神通｢何と言うか......すいません｣

那珂｢ホントだよ......｣

榛名｢久しぶりの出撃でしたね｣ｷﾗｷﾗ

提督｢......そうだな｣

提督(い、言えねぇ！キス島攻略してからすっかり忘れてたってことを)

提督｢疲れとかは......無いみたいだな｣

榛名｢ええ！おかげでキラキラしっぱなしです！｣

提督｢まさか、だったな｣

榛名｢まぁ、そうでしたね｣

提督｢アルフォンシーノ方面では一回目でボスまでついてそして、完全勝利......｣

榛名｢さらには、無傷だった榛名と比叡お姉さまと北上ちゃんと鳳翔さんををそのままにして、2名を入れ替え北方海域艦隊決戦...一回目は惜しくもボス前でそれましたが......｣

提督｢2回目で完全勝利とな......｣

榛名｢......自分でもびっくりしてますよ｣

提督｢だろうな｣

提督｢さて、約束通りご褒美をあげようか。何がいい？｣

榛名｢で、では......膝枕、お願いしてよろしいですか？｣ｳﾜﾒﾂﾞｶｲ

提督｢......了解｣

榛名｢？｣

提督｢いや、なんでも。ほら、こいよ｣ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

榛名｢あっ、お願いします......///｣

提督｢ふふっ｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

榛名｢提督、申し訳ないのですが......眠く...なってきて、しまいましたぁ｣

提督｢いいよ？寝てても｣

榛名｢すい...ま...せ......｣ｶｸ

榛名｢......｣ｽｰ ｽｰ

提督｢おつかれさん｣

鎮守府内 とある場所

提督｢...んく......｣ｸｲｯ

提督｢うーん......｣ｺﾄｯ

提督｢なかなか乙なもんだねぇ......この時期の月見酒ってのも｣

鳳翔｢あら？提督、どうしたんですか？｣ﾄｺﾄｺ

提督｢ん？あぁ、月見ながら酒飲ん出るんだ。この時期も悪くはないな、なんて思ってたところだよ｣

鳳翔｢そうなんですか......ふふっ｣

提督｢ん？どうかしたのか？｣

鳳翔｢あっいえ、提督も一人で飲んだりするんですね。｣

提督｢まぁ、人並みにはな？そうだ、鳳翔も一緒にどうだ？｣

鳳翔｢え？いいんですか？｣

提督｢構わないさ。ほら｣ﾄｸﾄｸ

鳳翔｢あら、都合よくあるんですね｣

提督｢まぁ、鳳翔を後で呼ぼうかと思ってね｣

鳳翔｢そうでしたか｣ｸｽｯ

提督｢......｣

鳳翔｢......｣

鳳翔｢あの......｣

提督｢ん？｣

鳳翔｢私なんかと飲んでて提督｢鳳翔、俺はお前と飲みたいから飲んでる。楽しいではなくてこの静かな空間がいい。そこに鳳翔がいるから飲みたくなるんだよ｣

鳳翔｢お見通し、なんですね｣ｸｽｯ

鳳翔｢罪な人｣ﾎﾞｿｯ

提督｢ん？なんか言ったか？｣

鳳翔｢まだ...言ってくれないんですか？｣

提督｢...先に言わないといけない奴がいるからな......ホント、俺ってクソで最悪な男だな｣

鳳翔｢悪いのは私たちなんです。自分を卑下ばかりしてると怒りますよ？｣

提督｢......おぉ、怖い怖い。もうしねーよ。｣

提督｢でも......ありがとうな｣

鳳翔｢ふふっ、どう致しまして｣

提督｢そういや、北方棲姫っていただろ？｣

金剛｢はい。報告書で見まシタよ｣

提督｢いやね......｣

金剛｢どうかしたんデスか？｣

提督｢前に霧島と摩耶と天龍を出撃させた時にさ......出会った時に生意気な口聞かれたって言って一緒に出撃してた青葉が言ってた｣

金剛｢......どんな感じだったんですか？｣

提督｢こんなんだったらしい｣

〜回想〜

北方｢カエレ！｣

天龍｢あぁん！？｣ｸﾜｯ

摩耶｢てめぇ、霧島姐さんにどんな口聞いてやがんだよ？あぁ？｣ｼﾞﾛｯ

北方｢か...かえ...れ｣

霧島｢あぁん？｣ｷﾞﾛｯ

北方｢ひっ......｣

北方｢かえって......くだ...さい｣ｶﾞｸﾌﾞﾙ

霧島｢早く陽炎型や夕雲型の子ドロップしな｣

北方｢ご...ごめん...なさい......｣ｶﾞｸﾌﾞﾙ

〜回想終了〜

金剛｢oh......｣

提督｢あのインテリヤクザ沸点低いのどうにかなんない？｣

金剛｢提督がどうにかするネー｣

金剛｢酒癖悪すぎマスから｣

提督｢加減を知ればいいんだがなぁ......｣

提督｢ふむ...次のイベントの知らせ......か｣

イムヤ｢潜水艦......海外生まれで日本育ちだっけ｣

イク｢誰かいたっけ？｣

ゴーヤ｢ちょっと、昔の名前くらい覚えていたらどうでち？｣

まるゆ｢隊長、全くもって想像つきません！｣

提督｢そんなこといちいち報告しなくていいんだよー｣

提督｢...まぁ、職業柄こういうのには詳しくないとな。予想だと......｣

イムヤ･ゴーヤ･提｢呂号潜水艦500か501......｣

提督｢海外つったらこんなもんだな。まぁ、違ったらごめん｣

イムヤ｢いや、ほんとに間違ってたら恥じよ恥｣

ゴーヤ｢でもそれくらいしか思い浮かばないでち｣

イク｢聞いたことがあるようなないような......｣

まるゆ｢全くわからりません隊長！｣

提督｢分かってるよー｣

提督｢練習巡洋艦......か｣

球磨｢聞いたことはあるクマ｣

多摩｢野分や舞風が関係してると聞くニャ｣

木曾｢けどここにはいやしねー｣

北上｢香取神宮に由来、だっけ？｣

大井｢そう言えば......第六艦隊でしたね｣

提督｢なんだ、お前らわかるのか？最初、巡洋艦って言われたとき八雲かなと思ったんだよ。練習と聞くまでは｣

球磨｢でもまだ微妙クマ。さすがに本営もバカじゃないクマ｣

北上｢予想しにくいのを選んできてるみたいだね〜｣

木曾｢はぁ......ま、とっとと仲間に引き込むまでよ｣

大井｢ちっ......また邪魔者が｣ﾎﾞｿｯ

提督｢ま、どうだろうと仲間が多いに越しこたァねーな｣

天龍｢あっ、てめーら！こらぁ！｣

睦月｢きゃー！逃げるべし！｣

如月｢汗で髪が傷んじゃ〜う｣

弥生｢...うっうー｣

雷｢ほら、電！逃げるわよ！｣

暁｢先に逃げるなんてずるいわ！｣

響｢そういう暁もね｣

電｢負けないのです！｣

天龍｢お前ら待てー！｣

龍田｢うふふ｣

ワーワーワー！ギャーギャー！

提督｢ん？この声は天龍たちか......｣

提督｢川内、休憩しようか。1時間くらいでいいか｣

川内｢うん。あ、混ざりに行くんだね？よし、行こう！｣

提督｢あぁ｣

天龍｢お？川内と提督か？ヘルプ！｣

提･川｢hahahaha☆無理｣

天龍｢即答かよ！｣

提督｢......園長先生も着任当時から比べたらだいぶ慣れたみたいだな｣

天龍｢...そりゃあ3年もいればな。川内、少し変わってくれ。疲れたよ｣

川内｢ん、おっけー。｣

川内｢天龍に代わって一時私が鬼だよー！｣

天龍｢そういう提督も変わったな｣

提督｢......まぁな。あの時は過去のこと引き摺ってたんだよ｣

天龍｢お互い様だな......なんだったかね｣

提督｢そりゃあ、出撃して被弾する度......｣

天龍｢くそっ！くそくそくそくそ！｣ﾄﾞﾝ!ｶﾞﾝ!

天龍｢あんな雑魚どもの攻撃に気を取られるなんて......｣

コンコンコンコン

龍田｢天龍ちゃ〜ん、出撃お疲れ様〜｣

天龍｢......どうしたんだよ｣

龍田｢...聞いたわよ〜、またMVPだったのね。龍田嬉しいわ〜｣

天龍｢......そうか。そりゃ良かったな｣

龍田｢......最近、何でそんなに気を立ててるのかしら〜？もしかして提督のこと〜？｣

天龍｢おい、黙れよ......｣

龍田｢天龍ちゃんどうし天龍｢うるせぇよ！もう黙ってろよ！｣ｶﾞﾝ!

龍田｢っ！｣ﾋﾞｸｯ

天龍｢さっきから聞いてりゃよぉうるせぇんだよ！この前は力になりたいだのなんだの言いやがって！｣

龍田｢......そんなつもりじゃ｣

天龍｢お前に...お前に俺の何が分かる！俺の苦しさが分かるのか！？｣

天龍｢分かりもしないで知ったような口利くな！｣

龍田｢......っ｣ﾀｯ

天龍(っやべ！)

天龍｢龍田！｣ｶﾞﾗｶﾞﾗ!

天龍｢しまった......くそっ！｣

天龍｢あー、くそ！｣ｶﾞﾝ!

提督｢......おい、物に当たるな｣

天龍｢......っち｣

提督｢...ちょうど良かった。お前に次の出撃に備えてくれ｣

天龍｢あ？今虫の居所が悪いんだよ。他あたれ｣

提督｢いや、命令だ。行け。メンバーは......｣

天龍｢話勝手に進めんじゃねーよ！｣

提督｢『命令』だと、言ったはずだが？続きいいか？｣

天龍｢っち｣

提督｢メンバーは天龍、お前を旗艦として暁、響、雷、電......そして龍田の6名だ｣

天龍｢っ！｣

提督｢以上だ。作戦開始はヒトゴーマルマルに行う。他の奴には声をかけてる｣

天龍｢待てよ！龍田の練度はまだ初期値だろ！｣

提督｢知ってるよ。練度の高いお前が守れよ。それ以外に方法はあるのか？｣

天龍｢川内たちがいるじゃねーか！｣

提督｢川内は今俺の秘書を頼んでる。神通と那珂は非番だ｣

天龍｢っぐ！｣

提督｢それとも万が一の話だがお前1人のワガママで多方に迷惑をかけるのか？｣

天龍｢クソったれ！分かったよ！やりゃあいいんだろ！？｣

天龍｢あぁぁぁ......イライラする｣ｽﾀｽﾀ

天龍(あの態度だ......あいつの光のない死んだような目。俺たちに何の感情も抱くことのない無機質な機械を相手してるようだ......)

天龍｢......気に食わねぇ｣

提督｢準備はいいな？｣

暁｢い、いいわよ｣

響｢......大丈夫だよ｣

雷｢うん......｣

電｢なのです......｣

龍田｢はい〜、大丈夫です｣

天龍(駆逐艦の奴らなんてビビりまくりじゃねーか......)

天龍｢出撃するぜ｣

天龍｢陣形崩れかけてるぞ！各々戦闘準備に入れ！｣

暁｢分かったわ！｣

響｢任せて｣

雷｢行くわ！｣

電｢大丈夫なのです！｣

龍田｢......｣

提督｢来るぞ｣

天龍｢戦闘に入る！｣

天龍｢撃てぇぇ！｣

ドォォン！ドォォン！

ドパァァん！ボゴォォォォン！

天龍｢1隻轟沈確認！あと5隻だ！｣

龍田｢死にたい艦はどこかしら〜｣ﾄﾞｫｫﾝ!ﾄﾞｫｫﾝ!

暁｢きゃぁぁ！｣ﾎﾞｺﾞｫｫﾝ!

響｢暁、今行く！｣

雷｢電、危ないわ！｣ｻｯ!

電｢は、はわわわわわ！｣

ボゴォォォォン！

雷｢いったぁぁぁぁい！｣

電｢うぅぅぅ......｣

天龍｢お前らっ......！｣

響｢......そこだよ！｣ﾄﾞｫｫﾝ!ﾄﾞｫｫﾝ!

龍田｢沈みなさい｣ﾄﾞｫｫﾝ!

ドガァァァァァン！ボゴォォォォン！

響｢今ので3隻目だ。天龍夜戦に......龍田！｣

天龍｢っ！待て！おい！リ級が！｣ｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｰｰｰ

龍田｢っ！｣ﾄﾞｫｫﾝ!ﾄﾞｫｫﾝ

リ級｢ケイジュンイッセキガァ！ズニノルナァァ！｣ﾄﾞｫｫｫﾝ!ﾄﾞｫｫｫﾝ!

龍田｢きゃあ！｣ﾎﾞｺﾞｫｫﾝ!

龍田｢やったわねぇ......｣ﾄﾞｫｫｫﾝ!ﾄﾞｫｫｫﾝ!

リ級｢シズマナカッタカ......ダガコレデオワリダ！｣ｼﾞｬｷ!

ドォォォォォン！

龍田｢｣

天龍｢っ！クソがぁぁぁぁぁぁ！｣ｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｰｰｰ

響｢天龍！？｣

暁｢危ないわ！｣

雷｢危ないわ！｣

電｢司令官！何とかできないのですか！？｣

提督｢無理だよ。お前たちはこっちに来い｣

暁｢え？｣

響｢......｣

天龍｢うぉおおおお！｣ﾄﾞｫｫｫﾝ!ﾄﾞｫｫｫﾝ!

リ級｢ハッ！マダイタノカヨ！ジャア、シニナ！｣ﾄﾞｫｫｫﾝ!ﾄﾞｫｫｫﾝ!

天龍｢当たるかよ！そんなクソな攻撃！沈めぇ！｣ﾄﾞｫｫｫﾝ!ﾄﾞｫｫｫﾝ!

ボゴォォォォン！ボゴォォォォン！

リ級｢グアァァァァ！｣中破

リ級｢ハァ...ハァ......｣ﾆﾔｯ

天龍｢っ！｣ﾄﾞｫｫｫﾝ!ﾄﾞｫｫｫﾝ!

ドガァァァァァン！ボゴォォォォン！

ハ級｢ぉぉぉぉぉぉ......｣

ニ級｢グ......｣

天龍｢てめぇが...龍田を......｣

リ級｢ウッ......クルナァ！｣

天龍｢あいつのせいで...龍田が！｣

天龍｢まずはお前からだ！死に失せろぉぉ！｣ﾄﾞｫｫｫﾝ!

ドガァァァァァン！

提督｢天龍、帰るぞ｣

天龍｢おい......ちょっと待てよ｣

提督｢話は後からだ。まずはここを去る。とどまり続けることに危険が伴うことは分かるだろう｣

天龍｢待てよ......｣

提督｢待たん。お前一人のせいで艦隊を全滅させるわけにはいかんしな｣

天龍｢てめぇ......｣ﾜﾅﾜﾅ

提督｢いいか？暁たちも被弾している。帰るぞ｣

天龍｢その前に......｣

提督｢なん｣

バキィ！

暁｢ちょっと、天龍！｣

響｢し、司令官、大丈夫かい？｣

雷｢ひどいじゃない！どんなに怒っていても殴っちゃダメよ！｣

電｢なのです！｣

天龍｢うるせぇ！妹が...妹が殺されてんだぞ！間接的にだがそいつも関わってるのは間違いないだろうが！｣

暁｢認めたくなくても...それでも...それでもわたし達はへい......｣

提督｢暁、それ以上は言うな。天龍、殴って気が収まるのならいくらでも殴れ。帰るぞ｣

提督｢作戦は俺も見たので報告はしなくていい。っと、その前に出て来い｣

？？｢はい〜｣ﾋｮｺｯ

天･暁･雷･電｢え？｣

響｢......そう言うことか｣

提督｢さすがは響、聡いな｣

響｢まぁね｣

提督｢否定しないのか......まぁ、いい｣

提督｢龍田、お前の口から説明しろ｣

天龍｢待て待て待て待て！どういうことだ！？龍田はさっき沈んだんじゃ......｣

提督｢だから説明すると言ってるだろう｣

龍田｢天龍ちゃん......最近、何をそんなに思い詰めて何でそんなに物に当たるの？｣

天龍｢っ！｣

龍田｢その思いがわからなかったの......だから、提督に相談してみたの｣

龍田｢私に応急女神を積んでくれてね｣ﾁﾗｯ

提督｢......｣

龍田｢物分かりの悪い妹でごめんね......嫌われてるんだろうって思ってた。でも、それでも天龍ちゃんが大事だから｣

天龍｢......｣

龍田｢提督に相談したとき提督は今まで見たことのない優しい顔をしたわよ〜｣ﾆｺﾆｺ

天龍｢......それでどうしろっていうんだ？俺がそいつ何か礼をしろっていいたいのか？｣

提督｢お前...いい加減にしろよ！｣

天龍｢っ！｣ﾋﾞｸｯ!

提督｢なぜ妹の思いがわからない？お前が抱えてるものを一緒に背負おうとしている妹の思いがなぜわからない！？｣

天龍｢......お前に何の関係があるんだよ！なんだぁ？人に事情に首突っ込んできやがって｣

龍田｢天龍ちゃん！｣

提督｢歯ぁ、食いしばれ｣

バキィ！

天龍｢ガッ......ハァッ！......ハァ...ハァ......｣

提督｢お前の艦だったことのことは知っている。当時は世界水準を超えたのなんだの言われて結果を期待されていたが結局は......｣

提督｢お前の性格上予想できる。世界水準以上の結果...そして、仲間や妹を守るために......か？｣

提督｢バカバカしい！お前、自分がやってることは守る対象である妹、仲間を突き放して集中しきれていない状態で被弾して、集中が切れて、また突き放しそして、また被弾する......その繰り返しだ｣

提督｢もう分かってんだろ？｣

天龍｢なら俺にどうしろってんだよ......｣

提督｢仲間に自分の弱さを見せろ、守られろ。そこからだ｣

龍田｢何でもかんでも背負い込もうとするのは天龍ちゃんの悪い癖よ〜｣

暁｢......もし、良かったらだけど、友達だったらやってあげてもいいわ///｣

響｢なんで上から目線なんだい？｣

雷｢あはは、照れてるじゃない｣

暁｢うるさいうるさい！｣

電｢もう、今までみたいなことはやめた方がいいのです。力になりたいのです。力になって欲しいのです｣

龍田｢あらあら〜、ありかとうね〜｣ﾆｺｯ

提督｢天龍、強くなるためには守られろ。とことんな。そして、守られたら守り返せ。全力でな｣

龍田｢提督、ありかとうございました｣

提督｢......なんのことか分からないな。勘違いするなよ？俺はもともとあいつのああいうところを治さないといけないと思っていただけだ｣

龍田｢ふふっ、あんなに優しい顔？というか、優しい目をしてくれたのに〜？｣

提督｢......ふん｣

天龍｢だったな〜｣

提督｢お前には苦労したよ......あのあとにも問題起こすわ｣

天龍｢あん？なんかあったか？｣

提督｢おまっ、忘れたとは言わさねーぞ！傷害未遂のこと！｣

天龍｢あ...あぁ......あれか｣

提督｢あれはマジでじじいに怒られたからな｣

天龍｢でも、提督からのお咎めはなかったぞ？｣

提督｢ばっかお前、そりゃあ、あれだよ。内心俺は天龍と一緒だったからな｣

天龍｢だろ？仲間のことをバカにしたあの一般ピーポーども......｣

提督｢...ぶっふぅ！｣

天龍｢うわ！キタねぇ！｣

提督｢お前なんだよその言い方！笑っちまったじゃねーか！｣

天龍｢あぁん！？てめ！たまにあんだろコラ！思いつきで言う奴！///｣

提督｢確かにそうだけど！｣

川内｢おーい、とりあえずみんな捕まえちゃったよー｣

天龍｢早いな......｣

提督｢さすが忍者。でも、鎮守府を忍者屋敷にしないでね？｣

天龍｢何だそれ！｣

川内｢いや〜、基地祭の出し物にしようかと......｣

提督｢せめて許可取ろうな！｣

川内｢冗談冗談｣

提督｢...どういう...ことだ......！？｣

提督｢部屋中がとても茶色物質で汚れている......しかも執務をするための机が......板......チョコ？｣

提督｢チョコを作った後...なんだろうか？キッチンがある......え？持ち運べたの？｣

提督｢え？部屋の壁紙一面に......｣ﾍﾟﾛｯ

提督｢チョコだこれ...チョコが塗ってある......半分はポッキーとか刺さってるし......お菓子の台みたいのもある......｣

提督｢まぁ、流石にこの机はチョコじゃないだろう｣ﾃｸﾃｸ

提督｢後で問い詰めよう......さて、座るか｣ｽﾄﾝ

提督｢えーと......｣ﾇﾙｯ

提督｢......｣ﾁﾗｯ

提督｢...チョコだこれ......チョコだこれ！｣

提督｢おい！ふざけんなぁ！｣

青葉｢ぷっくくく......こういう時提督が気配とか掴もうとしないのはありがたいですね。そのおかげで隠しカメラ余裕でした｣

五月雨｢あはははは！たまにはしてみるものですね！イタズラ！｣

川内｢夜通しで隣で寝てる間に準備するのは大変だったねぇ｣

利根｢我輩のおかげじゃな！｣

鳳翔｢たまには怒られることも悪くはないですね｣ｸｽｯ

榛名｢どんな風に怒ってくるでしょうか......榛名、楽しみです！｣

赤城｢あぁ、チョコがもったいない......後で食べてもいいのでしょうか｣

加賀｢楽しかったわ｣ｷﾗｷﾗ

蒼龍｢ホントだねー｣ｷﾗｷﾗ

翔鶴｢またやってみたいですね｣ｷﾗｷﾗ

衣笠｢正規空母のお三方には活躍してもらいましたからね｣

金剛｢楽しかったデース｣

比叡｢またやりましょう！｣

霧島｢それは......やめましょう｣

青･衣｢さあさあ！それでは皆さん！提督に怒られちゃいましょう！｣

＜おおおおおおおお！

提督｢たく......部屋が汚れたじゃねーか｣ﾌｷﾌｷ

五月雨｢ふふっ、でも嬉しそうじゃないですか｣ｸｽｯ

川内｢そーだよっ！頑張ったんたから褒めてよね｣ﾀﾞｷｯ

提督｢あっ、てめ！汚れた服で俺に抱きつくな！服が汚れたじゃねーか！｣

利根｢それじゃあ、いっそ全身茶色にしてやろうか｣

提督｢あれ！？話聞いてた！？｣

鳳翔｢でも、怒ることもしなかっただなんて意外でしたね｣

提督｢まぁ、俺のことを思ってやってくれたことだからな｣

榛名｢ニュアンスが違いますよ、提督。『想っている』ですよ｣ﾆｺｯ

提督｢......｣ﾌﾟｲｯ

赤城｢提督が滅多に見せない照れ写真頂きました｣ｶｼｬｯ

提督｢あ、こら！｣

妖精1｢...どうしよう......何この甘ったるい雰囲気｣

妖精2｢もう任せちゃっ方がいいじゃない？｣

妖精3｢チョコにお菓子にこの雰囲気......キライじゃないです｣

妖精4｢でも流石にこれは......｣

妖精1･2･3･4｢胸焼けするわ！｣

提督｢......あと約半日......｣

五月雨｢残念でしたね......｣

提督｢まさか...リアルの用事でイベント期間中の3/4は手をつけることができないとは......｣

五月雨｢作者が悪いですね。合宿だか大会だか考査だかなんだか知りませんが余裕を持っていればこんなことにはならなかったんですけどね｣

提督｢作者め......｣

提督｢まぁ、いい。作者が先程『火曜日からはしっかり更新することができます！赦してくだちい！』と土下座してきな......｣

五月雨｢ふざけてますね......｣

提督｢今度あったらぶっ飛ばしてやろう｣

五月雨｢追加攻撃お任せください！｣

提督｢おう、その時は頼むぞ。｣

五月雨｢はい！｣

提督｢......それはそうとE4攻略は無理だがE3までに拾った開発データは妖精に渡してあるのか？｣

五月雨｢はい。妖精さんに渡したところ配属される仲間の名前が分かりました。明日、明後日には到着予定とのことです。｣

提督｢ほう......流石に仕事が早いな｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

五月雨｢そ、その......褒めてもらいたくて......///｣

提督｢ご褒美に後でスイーツを作ってあげよう｣

五月雨｢ホントですか！？｣

提督｢おう。｣

五月雨｢やったぁ！｣

五月雨｢あ、そう言えばですね提督......美味しい｣ﾓﾑﾓﾑ

提督｢なんだ？......うまいな｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

五月雨｢今度来る子なんですけど｣ﾊﾑﾊﾑ

提督｢名前教えてくれるのか？｣ﾎﾑﾎﾑ

五月雨｢駆逐艦が夕雲ちゃん、卯月ちゃん、天津風ちゃん、浜風ちゃんで、軽巡洋艦は能代さんとのことでした｣ｺﾄｯ

提督｢......結構集まったな。それにE3攻略の報酬としてのU-511ね......ん？U-511って呂号潜水艦500じゃなかったか？｣

五月雨｢そうなんですか？｣

提督｢あぁ、ドイツから渡されたもので日本に来て改名されたんだ｣

五月雨｢ということは海外艦として扱われるのでしょうか？｣

提督｢分からんな｣

五月雨｢でもまぁ......｣

提督｢これから先も変わらんからなぁ......｣

提督｢......｣ｽﾞｰﾝ

榛名｢......｣ｽﾞｰﾝ

提督｢......嘘だろ？｣

榛名｢......嘘だと信じたいです｣

妖精1｢ごめんなさいです......｣

妖精2｢頑張りましたが...できたのは......｣

ペンギン＜やぁ

ホコリ？＜部屋一面にあるぜ

提督｢おるつ......｣

榛名｢46cm三連装砲が......資材が｣

提督｢何故だ......何故出来ない｣

榛名｢私が装備している一つだけ......あと29個は欲しいのに｣

提督｢oh......ジーザス｣

榛名｢神は死んだ......｣

妖精3｢デイリー任務でこまめにやっていくしか無いと思います｣

提督｢だがなぁ......今から戦艦育てないといけんしな。その後は空母組だよ｣

妖精4｢それなら溜まった時じゃないと無理そうだね｣

榛名｢すいません妖精さん。それに提督も｣

提督｢気にすんな。また次があるさ｣

妖精1｢なるべく早くためないと行けませんね......｣

提督｢分かった。すぐためれるように遠征やらなんやら見直してみることにするよ｣

妖精2｢そうですね｣

提督｢資材の不足かぁ......どうにかして解消できんかねぇ｣ﾄｺﾄｺ

提督｢とは言っても、任務に遠征しか方法はないんだがな｣ﾄｺﾄｺ

提督｢ホントにどうしたもんかな｣ﾄｺﾄｺ

明石｢あ、提督。こんにちはー。今回のイベントで私の艤装の開発資材見つかりましたか！？｣

提督｢あ〜、すまんな。拾えんかった。｣

明石｢まぁ、しょうがないですよね｣ｱﾊﾊ

提督｢すまんな。早く見つけ出さないとな。｣

明石｢そんなに焦らなくてもいいんですよ？｣

提督｢そうも言ってられんだろ。そういえばこの後は？｣

明石｢いえ、特に何もないですね。店の鍵を閉めたりとかですかね｣

提督｢そうか、お疲れ様だな。｣

明石｢提督こそ毎日毎日ご苦労様ですよ｣

提督｢ありがとう。じゃあ、またあとで｣

明石｢はーい｣

提督｢ふむ...金払って資材買う......というのも一つの手か。いや、でもわざわざ任務こなしてりゃもらえるものに金はかけたくねーな｣

提督｢店ねぇ......ん？店？｣

提督｢資材？店？鎮守府内？あれ？何で鎮守府内で売ってんの？そこで売るんだったら......そうだ！｣

提督｢明石ぃぃぃぃ！｣ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

明石｢はい？｣ｸﾙｯ

提督｢1つ聞いていいか？｣ｶﾞｼｯ

明石｢はい......何でしょうか？｣

提督｢鎮守府内で売ってる資材ってなんでそのままこっちに流さないんだ？そしたら資材問題なんて解消するはずじゃないか？｣

明石｢......考えてみればそうですね。何ででしょうか......｣

提督｢よし！なら......｣

明石｢あぁ！せめて本営に聞いてからにしましょうよ！｣

提督｢と言うことでじじい。いいk元帥『ダメに決まってんじゃろこのたわけ』

提督｢えぇ......｣

元帥『そりゃそうじゃ。なくなった時のためにわしが余分にそっちに送って販売さてとるんじゃ。その分のお金を輸入先に払っておるからな』

提督｢マジかよ......アルミニウムからボーキサイトに......｣

元帥『そのようなことができる機械を開発できるのか？』

提督｢無理に決まってんだろ。作れよ｣

元帥『無理に決まってるじゃろ』

提督｢前にわしの開発部の技術は世界一ぃぃぃぃ！って言ってたじゃねーか｣

元帥『い、言ってねーしゅ！』

提督｢最後囓んでんじゃねーか｣

元帥『と、とにかく無理なものは無理じゃ 』

元帥『それはともかく、飛龍も寄越すことになったぞ。こちらで受理した』

提督｢Thank you｣

元帥『何故発音を綺麗にした』

提督｢まぁ、あとは瑞鶴だけか......全然出ねぇよ。あと46cm三連装砲もな。おかげで資材がすっからかんだ。賠償資材よこせ｣

元帥『ただの横暴じゃないか......』

？？1｢ここがあの提督がいる鎮守府かぁ......たのしみだなぁ♪｣

？？2｢ちゃんとお姉も頑張ってるかな〜｣

？？3｢みんな待ってるってきいたっぴょ〜ん！｣

？？4｢いい風ね｣

？？5｢セクハラされませんように...セクハラされませんように......｣

？？6｢もう爺様に甘えられるのは勘弁して欲しいわ......｣

？？7｢日本文化に...慣れればいいなって思います......思います......緊張してきた......｣

？？8｢昨日の話で忘れられてたわ......ひどいわね......作者を呪ってやろうかしらいつも......いつでも｣

五月雨｢皆さんお疲れ様です！ようこそ、我が鎮守府へ！｣

川内｢我が......ではないと思うけど。まぁ、久しぶりだね能代｣

能代｢そうだねー。あ、阿賀野姉頑張ってる？｣

利根｢うむ、頑張っとおるぞ｣

鳳翔｢久しぶりですね、飛龍さん｣ｸｽｯ

飛龍｢あ、鳳翔さん！それに赤城さんも！｣

赤城｢えぇ、お久しぶりですね｣ｸｽｯ

榛名｢それでは、もう少ししたら提督が来ますのでもう少し休んでいてください｣

五月雨｢夕雲ちゃん久しぶりだね！早霜ちゃんも卯月ちゃんも！｣

天津風｢五月雨、島風もいるんでしょ？｣

五月雨｢うん、いるよ。仲良かったもんねー｣

天津風｢ちょっ、ちが///｣

夕雲｢照れなくてもいいんですよ？｣ｸｽｸｽ

早霜｢いつも見ててバレバレ。浜風からも言えば？｣

浜風｢言う必要はないかと｣

五月雨｢あれ？もう1人の潜水艦の子は？｣

U-511｢日本文化に......な、なななな、慣れればいいなって......思います......ダメっぽい...ではないと思うけど｣ｽﾞｰﾝ

五月雨｢大丈夫？｣

川内｢大丈夫だよ、提督は優しいし｣

利根｢気にするでないぞ｣

鳳翔｢ゆーちゃんならできますよ｣ﾆｺｯ

榛名｢みんなは大丈夫です｣

赤城｢潜水艦の子たちもいるから心配しなくていいのよ｣ﾆｺｯ

提督｢遅くなってすまないな｣ｶﾞﾁｬ

利根｢お、提督。ご苦労様じゃな。他の奴らは各々の仕事に向かったぞ｣

提督｢おう、報告ありがとう｣

提督｢っと、君たちが今回うちに配属された娘たちだね？｣

能代｢は、はい！宜しくお願いします！｣

飛龍｢よろしくね｣

天津風｢天津風よ。よろしくね｣

夕雲｢かっこいい......｣

早霜｢あら......ずっと見ていてしまいたいわ｣

浜風｢浜風です。宜しくお願いします｣

提督｢ん？もう1人は？｣

利根｢ここじゃ......大丈夫じゃ。少しは勇気を出してみい｣ｸﾞｲｸﾞｲ

U-511｢U-511です...ゆーと呼んでください......に、日本文化に慣れればいいなって......思っています｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

提督｢ん、よろしくな。みんなそこまで堅くならなくていいんだがな｣

利根｢そうじゃ。気にせずに気楽に話しかけるべきじゃな｣

能代｢え？い、いいんですか？｣

提督｢まぁ、好きにすればいいと思うぞ｣

利根｢こやつは会議やらなんやらで真面目にしとけばあとははっちゃけてもいいじゃん？って考えじゃからの｣

飛龍｢蒼龍から聞いてたけどホントなんだね......嘘だと思ってた｣

提督｢まぁまぁ、後のことは追々話すから今から利根に連れてもらって同型艦の姉妹たちと話してくればいいさ｣

天津風｢なんか......ゆるくないかしら｣

提督｢俺から言うべき細かいルールは特にないよ。っていうかあるらしいけど俺には教えてくれないから五月雨、川内、利根、鳳翔、榛名、赤城の誰かに聞いてくれ。では、すまんが用事が押していてな。呼んでおいてなんだが先にお暇させてもらうよ。利根、後はよろりんこ｣

利根｢分かったのじゃ。じゃあ、各々の部屋に案内するとしようかの。ではついて来るのじゃー｣

飛龍｢ちょっと、利根ー。提督に教えてない細かいルールって何？｣

能代｢あ、それ気になったんだけど......事情ありな感じなの？｣

利根｢まぁ、あるっちゃあるがそういうのではないのじゃ。気にする必要はないぞ｣

天津風｢じゃあ話しなさいよ｣

利根｢分かったのじゃ。それはまぁ、今度案内するから楽しみにしておくのじゃぞ｣

浜風｢なんか楽しそうですね｣

夕雲｢これが......戦果No.1の鎮守府？本営より高いって見立提督が嘆いてたわ｣

早霜｢でも、ホントのことらしいわよ。しかも、彼自身が強過ぎると言う噂も......｣

卯月｢司令官にいたずらするっぴょん！｣ｳｷｳｷ

U-511｢かっこ良かった......｣

利根｢じゃろぉ？内面なんてもっとイケメンじゃからな｣ｸｽｯ

飛龍｢わーお。みんな大好き宣言だって？やるねぇ、あの提督優しいって手紙来てたしね〜｣

北上｢こっちに来て早速で悪いけどここの鎮守府でのちょっとした決まり事を説明しまーす｣ｸﾞﾃｰ

大井｢ぶっちゃけ最初でしろよって話ですけどね｣

飛龍｢うん、それでそれで？｣

能代｢あいも変わらず適当ねぇ......｣

天津風｢で？どうなの？｣

大井｢ここの鎮守府では自分たちがしたいことをやればいいわ。限度が過ぎそうであれば提督に聞いてくればいいわ｣

浜風｢え？｣

夕雲｢好きにしていいの？例えば提督にこの口調で喋っても？｣

北上｢うん。そんなのこだわらない人だから｣

卯月｢うーん、後は......どうなんだぴょん？｣

早霜｢ていうか緩過ぎないかしら？｣

北上｢後はもうないよ？あ、仲が悪いのは勘弁だってさ。提督が困るからね。私たちもできるだけ楽しく過ごしたいじゃん？｣

大井｢緩過ぎなのは分かるけど厳しくしてるところよりぶっちゃけ戦果あるしね｣

早霜｢お爺様のところでは規律があったのに......いや、あれも規律というほとじゃないけど......｣

北上｢それでもゆるいことは確かだけど提督が言うには『ここは俺の城だ。好きなようにさせてもらう』だってさ。何でもかんでもやりたい放題｣

飛龍｢好きなだけ......｣

能代｢やりたい放題......？｣

U-511｢......あんなことやそんなこと......｣

新人駆逐艦s｢......///｣ｺﾞｸﾘ

北上｢変な想像してるところ悪いけど無いよー｣

大井｢KENZENすぎてホモなの？って感じだから｣

北上｢でもまぁ、普通だよ｣

大井｢決まり事はこのくらいだね｣

新人s｢え？｣

北･大｢え？｣

U-511｢......終り？｣

北上｢うん｣

提督｢よっこいしょーいち......っと｣ｶﾞﾀｯ

鳳翔｢ふふ、まだそんな歳じゃないですよ？｣ｸｽｯ

提督｢早くに執務が終わっても中々これと言ってしたいものがなぁ｣

鳳翔｢結局、何もせず......でしたね｣

提督｢まぁな｣

鳳翔｢......でも、こういう時間も大事だと思いますよ｣

提督｢そうだな......けど｣

鳳翔｢？｣

提督｢お前たちと一緒にいるのに退屈は勿体無いと思っていてね｣

提督｢ほら、ここに来て一緒に酒呑みしないか？｣

鳳翔｢......はい！｣

20XX年 ○月×日発行

『横須賀鎮守府一部崩壊！？』

今朝巡回していた航空母艦A氏が鎮守府の一部が大きな穴があいているのを発見した。食堂で朝礼をしている際に挙動不審だった軽巡洋艦K氏とТ氏が──────

榛名｢青葉さん、ご協力ありがとうございました！｣

青葉｢いやー、大したことないですよぉ｣ﾃﾚｯ

榛名｢提督が褒めてましたよ｣

青葉｢やりました！｣

同年 ×月△日発行

『資材の一部が激減！？その原因は......』

昨日の二三〇〇頃珍しく執務室の光が消えた。そして、30分程たった頃に厠に向かうために駆逐艦A氏とI氏、I氏の付き添いにH氏が廊下を歩いていたところ窓に人影が4つ映ったということ。H氏以外は驚き逃げたがH氏が真相を告白してくれた。容疑者はA氏、K氏、S氏、S氏の4人と言うことで──────

榛名｢提督！大変です！今朝の青葉新聞見ましたか！？｣

提督｢あぁ、見たぞ！｣

提督｢青葉！｣ﾊﾟﾁﾝ!

青葉｢はいはい何でしょー！｣

提督｢今のは不問にする......ご苦労だった。間宮アイス券をやろう｣

青葉｢毎度ありー！｣

榛名｢青葉さん、個人的にお話がちょっと......｣

青葉｢｣

同年 □月○日発行

『T氏とH氏は大人の関係だった！？』

〇二〇〇頃、任務報告のために執務室へ向かったところガタン！と言う大きな音が気こえた。何事かと思いドアをそっと開けたところH氏がT氏を押し倒し迫っている場面に──────

榛名｢あ･お･ば･さぁん？これは何ですか///｣

青葉｢い......いやぁぁ！赦してくださぃぃぃぃ！｣

榛名｢勝手は、榛名が、赦しませぇぇぇぇん！｣

ダダダダダダダダダダダダ

提督｢はぁ......｣

元帥｢神野よ、連れてきたぞ｣

提督｢おう、お疲れ様｣

元帥｢目上の人間に対してお疲れ様か......｣

？？｢ははは、噂通りの人だな。明日からこの横須賀鎮守府に着任することになった｣

提督｢あぁ、よろしくな｣

コンコンコンコン

提督｢陸奥か、ちょうどいい。入ってくれ｣

陸奥｢扉閉まってるはずよね......あら？｣

元帥｢久しぶりじゃな、陸奥よ｣

？？｢元気そうで何よりだ｣

陸奥｢えぇ、そっちも変わりないようで安心したわ、姉さん｣

提督｢陸奥、長門を案内してやってくれ。明日からここに着任することになったからな｣

陸奥｢そうなの？分かったわ。じゃあ、着いてきて｣

長門｢分かった｣

元帥｢陸奥よ、無理にとは言わんが駆逐艦には......｣

陸奥｢難しいわね......まぁ、できるだけやってみるわ｣

提督｢はぁ？どういうことだ？｣

陸奥｢じゃあ、行ってくるわね｣ｶﾞﾁｬ

長門｢では、また後ほどな｣ﾊﾞﾀﾝ

元帥｢......まぁ、じきに分かる｣

陸奥｢全く困った体質ね｣

長門｢済まない......なりたくてなったわけではないのだが、どうしても......な｣

陸奥｢まぁ、仕方ないわね｣

長門｢むぅ......｣

雷･電｢陸奥さーん｣ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

陸奥｢あっ！ちょっと待って！｣

長門｢う、うわぁぁぁぁぁ！！｣ﾀﾞｯ

陸奥｢あぁ！もう！待ちなさい！｣ｶﾞｼｯ

陸奥｢ちょっと待っててねー｣

『う、うわぁぁぁぁぁ！！』

『あぁ！もう！待ちなさい！』

提督｢......何があったんだ？｣

元帥｢あいつの体質じゃよ......｣

提督｢体質ぅ？｣

元帥｢体が大きく力も強くてな不器用だから力の加減が苦手なんだそうじゃ......｣

提督｢で？｣

元帥｢小さいものとか小さい生き物、小さい子供とかを見ると壊れてしまいそうで怖い、ということらしい。ひどいときには失神すらするぞ｣

提督｢めんどくせぇ！｣

元帥｢それ以上にめんどくさいのはあいつには寄ってくるんじゃよ｣

提督｢子どもが？......うわぁ......想像だけでもめんどくさいことがわかる｣

元帥｢あいつはどんなに嫌がっても小さい子は突っ込んでくるからな。どれだけ手を焼いたことか｣

提督｢猫に好かれる猫アレルギーの人間版のしかも、ひどいパターンだな......｣

元帥｢......頑張れ｣

長門｢提督よ、助けてくれ......｣

提督｢どうした？｣ｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘ

陸奥｢駆逐艦の子たちを近づかせないでくれ......って｣

提督｢......｣

コンコンコンコン

五月雨｢提督、持ってきましたよ｣ｶﾞﾁｬ

提督｢お疲れ様。ちょうどいい時間だ。少し休憩しようか｣

五月雨｢はい！｣ﾆｺｯ

五月雨｢そう言えば......長門さん｣

長門｢む？なんだ？｣

五月雨｢どうして駆逐艦の子たちから逃げるんですか？｣

長門｢それはだな......私は力が強すぎることを自覚している。だが、力の加減が苦手なのだ。だから小さいものとかを見てしまうと壊れてしまいそうで怖いんだよ｣

提督｢......待ってくれ｣

陸奥｢姉さん......五月雨ちゃんは駆逐艦よ？｣

長門｢そのくらいは知っているぞ｣

陸奥｢じゃあ、何で......｣

長門｢はっ！もう治ったのかもしれない！｣

長門｢駆逐艦の子たちに会ってくる！｣

漣｢早く御主人様のところにいって褒めてもらいましょー！｣ﾀｯﾀｯﾀｯ

潮｢漣ちゃん待ってよー！ってあれ？漣ちゃん前！前見ないと！｣

漣｢え......どぶぇ！？｣ﾄﾞﾑﾝ

潮｢漣ちゃん......大丈夫？早く謝らないと｣

漣｢ててて......ごめんなさい！って、あれ？｣

長門｢｣(白目)

潮｢だ......大丈夫じゃないよ、これ......｣

漣｢これが......本当の力......？｣

潮｢そんなこといってる場合じゃないよ！早く提督に知らせないと！｣

長門｢面目ない......｣

陸奥｢はぁ......突然おかしなこと言うのはいつもだから慣れてるけどね｣

提督｢いつもなのか......｣

五月雨｢なんで私だけなんでしょうね？｣

提督｢うーん......｣

コンコンコンコン

提督｢......時雨か？んー、まぁいいよ｣

時雨｢ごめんね、邪魔だったかな？｣ｶﾞﾁｬ

夕立｢それでも開けちゃうっぽい｣

陽炎｢あれ？長門さんじゃん......あぁ、だからか｣

綾波｢また、改めて来た方がいいですか？｣

吹雪｢提督と話してるもんね｣

響｢そうしようか｣

長門｢む？別に構わんぞ？｣

提･陸･五｢え？｣

長門｢ん？｣

五月雨｢大丈夫なんですか？｣

提督｢......どうなってんだ？訳が分かんねーよ｣

陸奥｢共通点探してみましょう｣

長門｢ふむ......共通点か｣

五月雨｢......第一艦隊旗艦経験者？｣

提督｢いや、それなら暁型姉妹全員に吹雪型姉妹とか他の子にもしてもらってる｣

陸奥｢うーん、そうなるとこの7人か......｣

提督｢そういえば時雨たちは何しにきたんだ？｣

時雨｢うーん、僕たちはさ......｣

夕立｢今日のお昼ご飯提督のもう片方のとなりは誰が座って食べるか決めるために来たっぽい！｣

陽炎｢まぁ、片方が埋まってる理由は言わずもがな、よ｣

綾波｢だから、演習場で誰が最後まで生き残れるかやろうって話になったんです｣

吹雪｢見ててくださいね！絶対勝ってみせます！｣

響｢負けない｣

五月雨｢今日は涼風ちゃんと食べる約束しちゃったから2つ空いてるけど......｣

夕立｢もう一つ枠が増えたっぽい！｣

提督｢......いい機会だ。長門、お前も参加してしみてはどうだ？お前がどのくらい動けるか見ておきたい｣

長門｢分かった。戦艦長門、出撃する！｣

演習場にて────

提督｢まぁ、まずは五月雨と長門から見るか｣

時雨｢どう出てくるかな？｣

夕立｢夕立は長門さんが火力で行くと思うっぽい｣

響｢データを見てみたけどあまり遠くから使わないみたいだよ。ただ、使ったときは使わなかった時の3倍は戦果がいい｣

陽炎｢ふーん......じゃあ、懐に入ってやり合うってこと？｣

綾波｢かもしれないですね｣

吹雪｢パワーファイターと思わせておきながら技巧派でもあるけどやっぱりパワーファイターって感じ？｣

提督｢優秀だな......けど、五月雨には｣

陸奥｢じゃあ、指示出すわね......双方、位置について！｣

陸奥｢始め！｣

長門｢艦載機を飛ばすか......さて、行ったな。甘い考えは捨てるべき。少なくともあの提督の秘書を務める力はある｣

長門｢む？そんなに離れてはいないはずだがまだ艦載機からの......嘘だと信じたいが｣

長門｢仕方あるまい！行くぞ｣

五月雨｢艦載機ですか......合理的ですね。砲弾を報告される前に......っと、よし。準備完了、てー！｣ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ!

ドパパパパパパパパパ

五月雨｢提督に報告ですね......この高角砲は使いやすいです｣

五月雨｢気づきましたね......｣

五月雨｢電探に反応......有り。牽制として魚雷、行けー！｣

長門｢......っ！魚雷！？｣ｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｰｰｰ

長門｢......危ないところだった。目標は近いということか......なら、こちらからも｣ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ!

長門｢倍にして返してやろう......どう出てくるかな｣

五月雨｢......ここの手前に落ちる......相手には自分の行動が見えなくなりますね。ここで止まりますか。この距離だともう目標も目視出来ますからね......よし、魚雷を放つコースに水柱を......｣ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ!

ドドオォォォォオォォン！

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ!

ザザザザザザザザザ......

長門｢む！｣ﾋｭﾝ!

長門｢危なかったな......主砲が飛んでくるとは思わなんだ｣

長門｢水柱だけ......っ！まにあわな......｣

ドオォォォォォオォォォン！

提督｢まぁ、判断能力は良かったな。対応力もあった。機動力もいいし緊張せずに堂々としていたこところもいいと思う｣

陸奥｢後で伝えておくわ｣

響｢確かにね。それと茶目っ気があるのかな？｣

吹雪｢魚雷一本の牽制に対して主砲2発。撃った時は圧巻でしたね｣

綾波｢何と言うか、負けず嫌い？とでも言うんでしょうかね？｣

響｢それにしても五月雨のあの戦術は面白いかもしれないな。多分理性のある敵にしか効かないけどこれから後には必要なテクニックだよ｣

陽炎｢しかも、最後には相手ギリギリの位置に砲弾を何発か......教えた人の顔が普通に思い浮かぶわ｣

時雨｢そうだね......｣ｸｽｯ

夕立｢でも、実際にやると戦ってるときに調節が難しいと思うっぽい！実際にするとなると集中力たくさん必要っぽい｣

陸奥｢......｣

陸奥(なんか、姉さんが怖がらない理由わかった気がする......)

提督｢よく見てるな｣

時雨｢まぁ、敵の観察とか慣れてるからね。我が妹ながら恐ろしいよ｣苦笑

五月雨｢長門さん、大丈夫ですか？｣

長門｢うむ。しかし、五月雨は強いな......負けたのは初めてだよ。引き分けはあるがな｣

五月雨｢強くしてくれたのは提督ですよ。私1人の力ではありませんから......っと、もう動けますか？｣

長門｢うむ、大丈夫だ。では、提督たちの場所に向かうぞ｣

提督｢お疲れ様、五月雨に長門。長門は五月雨相手によくやったな｣

長門｢いや、修正射撃を行おうとしたのだがな......案の定撃ち落とされてしまっていた。力不足だ｣

時雨｢見てたよ。戦艦とは思えない機動力だったよ｣

長門｢ははは、そうだな。一番鍛えたことだからな｣

陸奥｢それならこの子たちの模擬戦見てみる？｣

長門｢そうさせてもらおう｣

長門｢......強すぎないか？｣

提督｢ぶっちゃけ、俺もしすぎたと思うよ。責任押し付けるわけじゃないけど教えたら一気に出来るようになるし俺に教えてくれーって来るから楽しくてつい、な｣

五月雨｢沢山いますよ？｣

陸奥｢多分ね、あの子たちを怖がらないのは強過ぎるからね｣

長門｢......本能的に悟っていたのかもしれないということか？｣

提督｢......そんな理由？｣

陸奥｢脱力仕掛けたわ。多分今回のことから駆逐艦に対して怖がることも少なくなりそうね｣

提督｢まぁ、普通になればいいよ｣

時雨｢......結局決まらなかったね｣

夕立｢勝つつもりだったっぽい｣

響｢いつものくせが出てたよ｣

陽炎｢うーん......もう少し意識したほうがいいかな？｣

綾波｢びっくりしましたよ。あの体勢とタイミングで正確に狙えるなんて｣

吹雪｢いや、綾波ちゃん怖ったんだけど......｣

長門｢私も頑張れねばな。でも、克服できるかもしれないのか......胸が熱いな｣

陸奥｢ちょっと！大変よ！｣ﾊﾞｧﾝ

提督｢うおっ！？な、何だよ......｣ﾋﾞｸｯ

陸奥｢姉さんが......姉さんが気持ち悪くなってるの！｣

提督｢......ハァ？落ち着けって。陸奥、一体何があったんだ？｣

陸奥｢昨日克服できるかもしれないとか言ってたじゃない｣

提督｢言ってたな｣

陸奥｢そしたら、少しずつ慣れていくのかなと思ったらいっきに話し掛けていって......なんか、小さい子を狙う性犯罪者みたいになってるの......｣

提督｢飛びすぎだって言ってんだろうが｣

陸奥｢じゃあ、付いて来てよ｣

提督｢はいはい｣

陸奥｢あれよ｣

長門｢雷よ...ハァ......どうして君はそんなにかわいいんだろうか｣

雷｢私がかわいい！？それはね、しれーかんがいるからよ！｣

長門｢そうかそうか、電もかわいいな｣

電｢......なのです///｣

提督｢......ホントだよ。暁、お前たちはいいのか？｣

暁｢少し、背筋にゾッと来るものがあったから......小さい子が怖いのは聞いてたけど克服したと思ったら加減が分からないみたいね｣

響｢当分様子見だね｣

陸奥｢ハァ......｣

提督｢面倒な姉を持ったな......｣

舞鶴｢......なぁ、俺たちいつになったら今回出番あるんだろうなぁ｣

佐世保｢俺は別に構わないんだが......あーあ、せっかく休みだから神通を遊びに誘いたかったのに｣

呉｢本当だよバカヤロー。てめ、ふざけんじゃねーぞ。俺だって佐世保とおんなじで扶桑様をデートに誘いたかったのに！｣

中央部｢ひっく......いいじゃなぁい、あんたたちは！私は誘いたくても向こうには相手がいるんだよ！？うぅ......｣

元帥｢全く、お前たちは酒呑みになるとうるさいな......そう言えばそうじゃった。あいつのところに面倒な奴を押し付けてきてやった｣

舞鶴｢へぇ......なんてやつ？｣

佐世保｢あぁ......でも俺のところに来たやつはそんなんでもなかったな。普通に真面目な奴だったぞ｣

中央｢まぁ、見た目は同じでも性格までは統一できないと思うよ｣

元帥(本当はそんなに生易しい話ではないのだがな......)

元帥｢環境によって変わるじゃろう｣

呉｢確かあいつのところに行ったのは小さい子が怖すぎて失神するレベルのやつじゃなかったか？｣

佐世保｢俺もそう聞いた。なんか、自分は力が強いことは充分に分かってるけど加減ができない、って言ってさ｣

中央｢そして最近はその小さいのを克服したかもと思ったら急に変態みたいに荒い息吐きながら駆逐艦の子に近づいていって陸奥ちゃんに叱られるっていうのが最近らしいね｣

元帥｢加減が出来ない奴は最後までできないのか......｣

北上｢ん？｣ﾍﾟﾗｯ

球磨｢どうしたクマ？｣

北上｢いや、今久しぶりに走れメロス見ててさー、太陽より10倍早く走ったってあるけどどのくらいの速さなのかって｣

多摩｢きっと島風が負けるくらいニャ｣

大井｢それ私たち無理じゃないですか｣

木曾｢追いつくどころか離されるだろ｣

北上｢......よし！提督に聞きに行こう｣ﾊﾟﾀﾑ

北上｢それでどうなの？｣

提督｢え？そのためだけに来たの？5人とも？｣

大井｢結局どうなんですか？｣

提督｢まぁ、ぶっちゃけメロスが血を吐いたりするのは仕方ないと思うよ。と言うよりラストスパートでそれだけ飛ばすってもはや人間じゃないぞ｣

球磨｢どういう意味クマ？｣

提督｢太陽というのは......正確には地球の自転により太陽は1300km/sで動く。その10倍ということは約マッハ11に相当するんだ。そんなスピードで走れば体に何千tか何万tの圧力が掛かる。逆にそれで血を吐くくらいで走れるなら人間を超越した別の生き物だな｣

多摩｢それはキモいニャ......｣

提督｢もっと面白いことを言えば太陽は東から登るのにそのスピードで走り続けたら沈みかけてた太陽はいつの間にか陽は昇り気が付けば東に沈むことになるからな｣

木曾｢速すぎだろ......｣

北上｢それなら酒宴を開いててその中を走り抜ける時は？｣

提督｢マッハで物が動くときは必ず衝撃波というものが発生する。それは2km圏内の窓ガラスなら割れる。そして、その中を走り抜けるとなればその場にいた人たちはたちまち鼓膜は破れたりするだろうしましてやマッハ11なら内臓破裂まで行くだろうな｣

大井｢......それなら、ここに書いてあるように人に当たっても走り続けるとなれば？｣

提督｢60kgの人だと1600kmの飛距離を飛ぶと思う。東京から沖縄あたりまでじゃないか？｣

木曾｢......犬を足で蹴飛ばしてるのは？｣

提督｢走るためには両足を動かし続けなければならないのだから単純計算で2倍......60kgもないしあって5あるかないか......約12000kmぐらいだと思うな。オーストラリアを超えて南極大陸に着地する｣

球磨｢......メロスは人間じゃなかったクマ｣

多摩｢『走れメロス』という題名は誤りニャ......走らせたらダメニャ｣

大井｢きっと邪智暴虐の王より多くの人を殺してるわ......｣

北上｢......島風にやらせてみようかな｣

提督｢いくら艦娘でも体が持たない！｣

舞鶴｢......なぁ、俺たちいつになったら今回出番あるんだろうなぁ｣

佐世保｢俺は別に構わないんだが......あーあ、せっかく休みだから神通を遊びに誘いたかったのに｣

呉｢本当だよバカヤロー。てめ、ふざけんじゃねーぞ。俺だって佐世保とおんなじで扶桑様をデートに誘いたかったのに！｣

中央部｢ひっく......いいじゃなぁい、あんたたちは！私は誘いたくても向こうには相手がいるんだよ！？うぅ......｣

元帥｢全く、お前たちは酒呑みになるとうるさいな......そう言えばそうじゃった。あいつのところに面倒な奴を押し付けてきてやった｣

舞鶴｢へぇ......なんてやつ？｣

佐世保｢あぁ......でも俺のところに来たやつはそんなんでもなかったな。普通に真面目な奴だったぞ｣

中央｢まぁ、見た目は同じでも性格までは統一できないと思うよ｣

元帥(本当はそんなに生易しい話ではないのだがな......)

元帥｢環境によって変わるじゃろう｣

呉｢確かあいつのところに行ったのは小さい子が怖すぎて失神するレベルのやつじゃなかったか？｣

佐世保｢俺もそう聞いた。なんか、自分は力が強いことは充分に分かってるけど加減ができない、って言ってさ｣

中央｢そして最近はその小さいのを克服したかもと思ったら急に変態みたいに荒い息吐きながら駆逐艦の子に近づいていって陸奥ちゃんに叱られるっていうのが最近らしいね｣

元帥｢加減が出来ない奴は最後までできないのか......｣

提督｢何故だ！何故でない！｣ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ!

元帥｢とは言ってものぅ......｣

呉｢今、待っておけという話があっただろう｣

佐世保｢落ち着けよ。説明終えたばかりだろう｣

提督｢その説明は結局いつまで続くんだよ｣

舞鶴｢ったく、そのくらいも待てねーのか？｣

提督｢待てるかバカ。腐れて朽ち果てろバカ｣

舞鶴｢酷くねーかそれ！｣

中央｢そのバカは放っておいて......待ってあげて喜ばした方がいいんじゃない？｣

提督｢そうだが......ってか、それなら俺が組み上げた五月雨の改二案を通せよ。検証も済んでる｣

元帥｢あのなぁ......うちの奴らにもメンツというのがあるんじゃが？｣

提督｢知らねーよ。ムダなプライドは捨てたほうが身のためだがね。つか、国外基地の奴らも五月雨の改二早くしてくれつってんだろ？あくしろよ｣

佐世保｢ハァ......｣

中央｢どうするの？おじいちゃん｣

舞鶴｢無しだ無し｣

呉｢そんなこと言うから暴言言われんだよ学習しねーなバカ｣

元帥｢何がなんでも今度じゃ｣

提督｢チッ......｣

大湊(前作の大将)｢......｣

大湊(久しぶりに参加したが毎回こんな感じで決めてるのか？今更だけど大丈夫か？このトップたちは......)

大湊｢明全よ......帰っていいか？｣

元帥｢いいぞー。まぁ、大丈夫じゃろ。この後呑むか？おごるぞ｣

大湊｢あぁ、じゃあ頼むわ｣

大湊(緩っ......)

提督｢最近くっそあちーな......｣ｸﾞﾃｰ

鳳翔｢言い方はともかく......気温差でやられている子も少なくないようです｣

提督｢そうかぁ......あっ！｣ｶﾞﾊﾞｯ

赤城｢どうしました？｣ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

五月雨｢何か思いつきました？｣ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

利根｢そうか！やっとここにもえあk

提督｢エアコン買わない。お前らの部屋に1つずつ付いてんだろ｣

川内｢じゃあ何さー｣

提督｢プールなんてどうだろう！潜水艦用の。全員で！｣

榛名｢いいですけど......何故です？｣

提督｢え？聞いちゃう？それ聞いちゃうかぁ......｣

榛名｢じゃあ、辞めておきますね｣

提督｢まぁ、みんなの水着姿を見たいなぁ......と思っただけ｣

利根｢おぬしの頭は茹だっておるようじゃの｣

川内｢しかも言っちゃうんだ｣

五月雨｢でもまぁ、いいかもしれませんね。プール｣

榛名｢榛名は大丈夫です｣

鳳翔｢水着......着れるかしら｣

赤城(お腹のライン......提督に嫌われないでしょうか......)

赤城｢慢心......してないはず......｣ﾑｷﾞｭｰ

提督｢まさか思いつきで言ったことが見ることができるとは......いやぁ、眼福眼福｣

五月雨｢......｣ﾂﾈｯ

提督｢いて！いててててて｣

五月雨｢少しは私のことも見てくださいよぉ｣

提督｢いやぁ、だって水着だとかわいいとかって言うの気恥ずかしくてな｣

五月雨｢うっ......そう言われると......///｣

提督｢だろ？｣

赤城｢お待たせしましたか？｣

鳳翔｢すいません、遅くなってしまいました｣

提督｢いや、まだ5分も待ってないさ。それにあいつらが早すぎただけだからな｣ﾕﾋﾞｻｼ

川内｢じんつうー！いっくよー！｣

那珂｢那珂ちゃんいっきまーす！｣ﾄﾞﾊﾟｰﾝ!

神通｢きゃあ！冷たいですよー｣

利根｢ちくまー！足がつったのじゃぁぁぁ！｣

筑摩｢はーい、待っててくださーい｣

提督｢......な？｣

鳳翔｢提督......どうでしょうか？｣

赤城｢っ！？｣

赤城(お腹のライン......どうしよう。変わってない......はず)

提督｢五月雨にも言われたけど......言わないとダメ？｣

青葉｢それはもうもちろんですよ！｣ﾇｯ

五月雨｢きゃぁぁあ！お、驚かさないでください！｣ﾋﾞｸｩ!

提督｢うーん......じゃあ、恥ずかしいと思っていることだけは伝えておこう｣

青葉｢なるほどなるほど......青葉のはどうですか？｣

提督｢分かってんのに聞いてくんじゃねぇ！｣

榛名｢提督、すみません。着替えに時間が......｣

提督｢あぁ、金剛たちか......比叡の頭から煙がてていることについては俺は何も知らない見ていない｣

榛名｢あははは......｣

朝潮｢司令官、どうしたんですか？遊ばないんですか？｣

提督｢いや、遊ぶよ。先に行ってきていいよ｣

大潮｢っよーし！泳ぐぞぉぉ！｣

満潮｢待ちなさい、準備体操しなさい｣

霰｢利根さんみたいになる｣

霞｢そうね｣

荒潮｢うふふ......司令官待ってるわ〜｣

提督｢......なんかさ〜、こんなにいっぱい女の子しかいない場だと目のやり場に困ってきた｣

五月雨｢あははは......｣

提督｢ふぅ......｣

初雪｢お疲れ......｣

望月｢しれーかんおっつー｣

提督｢お前ら泳がねーのか？｣

初雪｢泳いだけど......｣

望月｢疲れた......｣

提督｢早いなおい｣

北上｢さぁ、どいてどいてー｣

大井｢提督、北上さんがどいてと言ってるのでどいてくれませんか？｣

提督｢ん？わかった......木曾、どうしたんだ？｣

木曾｢｣ﾁｰﾝ

球磨｢水球を長良たちとしてたら五十鈴の殺人シュートがキーパーの木曾の顔面にッシューッ！チョォォォエキサイティン！したクマ｣

多摩｢取れない木曾が悪いニャ｣

五十鈴｢どう？私の殺人エキサイティン！シュートは｣

提督｢ネーミングセンスひどいな｣

北上｢そういえばさ、水着、どう？｣

提督｢どうって？｣

五十鈴｢私の水着姿なんてどう？｣

提督｢龍驤あたりが騒ぎ出しそうだな......まぁ、似合ってるよ｣

大井｢そこで恥ずかしそうに言えばかわい気があるんですけどね｣

提督｢はははっ、この歳でかわい気なんてあるわけ無いだろう｣

球磨｢まぁ、木曾はここに寝かせておくとしてどうするクマ？｣

多摩｢少し疲れたから休みたいニャ｣

五十鈴｢そう？じゃあ、長良姉さんたちのところに戻るわ｣

提督｢おーう、ケガせんようになー｣

五十鈴｢分かってるわよ｣

提督｢おーい！そろそろ上がらねーと明日に響くぞー｣

赤城｢お腹空きました｣

提督｢言うと思ったよ｣

五月雨｢私もペコペコですー｣

鳳翔｢それでは早く着替えて準備に取り掛かりましょうか｣

榛名｢お手伝いしますよ｣

赤城｢私もします！｣

川内｢はいはーい、赤城さんはつまみ食いしちゃダメだよー｣

利根｢したら晩飯抜きじゃからな？｣

提督｢赤城、間宮券渡すから大人しくしておいてくれ｣

赤城｢くれるんですか？｣

提督｢大人しくしておけばな。飯食い終わったあとにな｣

川内｢ずるいー！｣

利根｢吾輩にも渡すのじゃー！｣

提督｢だぁぁぁぁ！わーかった！お前らにもやるよ！｣

提督｢美味しい......｣

ガラガラガラガラ

阿賀野｢あ、提督さんだー｣

能代｢こんばんわー。何を食べてるんですか？｣

提督｢これだよ｣ﾕﾋﾞｻｼ

阿賀野｢えーっと......『間宮･伊良湖超超超弩級ジャンボパフェDX』......｣

能代｢え？何それ......｣

阿賀野｢高さ60センチ......重さ2.5キロ(器抜いてます)......｣

能代｢そんなの普通食べきれないですよ......｣

阿賀野｢提督さんは1人で食べきったんですかー？｣

提督｢え？うん。美味しいからいくらでも入る。やっぱり今日みたいに遊び疲れたら甘いものに限るな｣

阿賀野｢食べてみよっかな......｣ﾎﾞｿｯ

能代｢阿賀野姉太っちゃうよ！｣

阿賀野｢はうっ！｣

間宮｢まさかあの量を食べきるとは......｣

伊良湖｢あの、一航戦の方に食べてもらっても完食できなかったものを......｣

間宮｢次はどんなの作ろうかしら......｣

伊良湖｢もう何作っても完食されるんじゃ......｣

間･伊｢ハァ......｣

漣｢ご主人様ー！｣ﾊﾞｧﾝ!

夕張｢ヘルプ！提督ヘルプ！｣

明石｢今こそ提督の力が必要なんです！｣

提督｢今まで必要じゃなかったみたいだな......で、何だ？大体予想できるが......｣

漣｢ラスト前のボスが倒せないんですよ！｣

夕張｢だから助けて！｣

明石｢jackpot聞きたいんですよ！｣

提督｢あー、何のゲームかも分かっちゃったよ｣

提督｢で？荒ぶるア○カムを倒してくれって？｣

漣｢そう言う事です｣

夕張｢見とくから｣

明石｢ふふーん、これクリアできるかな？｣

提督｢ノーダメだよ。ま、俺のこのmissionの鉄板装備はRGにリベネヴァだな。銃器はエボアボにカリアンだな｣

漣｢え？TSじゃないの？｣

提督｢え？RGだろ｣

夕張｢ここで使えるの？｣

明石｢私はてっきりQSかと｣

提督｢それこそあんま使わない。ま、見てろって｣

提督一方的攻撃中......

提督｢面白くないか？このよけ方｣ｶﾁｬｶﾁｬ

漣｢また変なよけ方を......｣

夕張｢横薙ぎに振るってくる攻撃に対して低姿勢で切り払う攻撃で避けるとかマジ理解不能......｣

明石｢真似できない......｣

提督｢あ、兄ちゃん来た｣

漣｢このシーン兄ちゃん出番待ってるとしたら面白いですよねー｣

夕張｢ありそう｣

明石｢ていうか、ここからスタイル使えないのが痛いんですよ｣

提督｢そう言えばまた使ってなかったな。ネ○ァンをどう使うか見とけよ？ここで、クレ○ジーコ○ボ｣ｶﾁｬｶﾁｬ

漣｢ファ！？この発想はなかった......｣

夕張｢兄ちゃんもダメージくらってないんですが......｣

明石｢これ最高難易度......｣

提督｢そして最後はカリアンぶっぱなしてス○ィンガーと疾走○合いで締めー｣

ｲﾀｲｯﾃ、ｲｯﾃﾙ､ﾃﾞｼｮｰ!

ｸﾙｸﾙｸﾙｸﾙ、ﾊﾞｼｨ!ﾊﾟｼｨ!

jackpot!

漣｢かっこよすぎ｣

夕張｢まじか......｣

明石｢ノーダメ......｣

提督｢今度間宮ね｣

漣･夕･明｢うぃっす｣

古鷹｢お手紙にはなんて書いてありましたか？｣

提督｢ん？今度の出撃任務とその報告を出すようにと毎度毎度めんどくさい小言かな｣

加古｢大変だなぁ......｣

提督｢全くだ。そうだ、今度お前らの出撃回数増えるぞ｣

古鷹｢そうなんですか？やっと重巡の魅力に気がつきましたか？｣

提督｢元々魅力を感じてたよ｣

加古｢それで理由は？｣

提督｢加古にやっと改二案が出されて受理されたからかな。古鷹に感謝しておけよお前と一緒に改装してくれって言われてたんだから｣

加古｢そうなのか？｣

古鷹｢ちょっ......提督！？言わないでって言ったじゃないですか！｣

提督｢ハハハハハハハハ、何のことわからない。まぁ、そう言う事だ。加古、今度からいつもより昼寝できる時間は少なくなるからな？｣ﾆﾔｯ

加古｢......これでやっと活躍できるようになるのかー。嬉しいな｣

提督｢お前がいつも眠くなる程ストイックに訓練してるのを知ってりゃあな｣

加古｢うぇっ！？......バレてたのか......｣

提督｢ま、頑張れよ｣

古鷹｢はい！｣

加古｢おー｣

夕雲｢提督、手伝いましょうか？｣

雷｢司令官！私に頼ってもいいのよ？｣

叢雲｢ほら、貸しなさい。手伝ってあげるわ｣

提督｢だいじょーぶだよ。あと1時間くらいしたら今日の分は終わるんだから｣

夕雲｢疲れたらお申し付けくださいね？｣ｳｽﾞｳｽﾞ

雷｢膝枕してあげるわ｣ｳｽﾞｳｽﾞ

叢雲｢お茶くらいなら淹れてあげるわよ｣ｳｽﾞｳｽﾞ

提督｢......おう｣

提督(何故にこうも俺の世話を焼こうとしたがるのだろうか......まぁ、させないとめんどくさくなりそうだよなぁ)ﾁﾗｯ

夕･雷･叢｢？｣

提督｢ふぅ......｣ｺｷｯｺｷｯ

夕･雷･叢｢！｣ﾋﾟｸｯ

提督｢ん......そうだなぁ。今日は暑いから飲み物を持ってきてくれると嬉しいな。あと、そうだな、腹も減ったからなにか持ってきてくれないか？もちろん4人分ね｣

夕雲｢夕雲たちにお任せください｣

雷｢とびきり甘いのがいいわね！｣

叢雲｢いいわ、私たちが取ってきてあげるわよ｣

提督｢ありがとうな｣

陽炎｢......扱いが上手いわねぇ｣

不知火｢司令、手伝えることは？｣

提督｢ねーな｣

不知火｢......｣ｼｮﾎﾞｰﾝ

黒潮｢構ってもらえないハスキー......｣

天津風｢遠征に行っていた間に......私も混ざらないと｣ﾎﾞｿｯ

浜風｢そう言えば疑問に思ったのですが......｣

提督｢何を？｣

浜風｢何故手伝わせないんですか？｣

浦風｢照れてしまうのか？ん？｣

雪風｢意外です！しれぇ！｣

提督｢違ぇよ。ただあいつらに甘えてしまうとなんかねぇ......抜け出せなくなりそうな中毒性がありそうな気がしてな｣

陽炎｢それはどう言う意味で？｣

提督｢......包容力？いや、魔力。絶対に戻ってこれない系の｣

陽炎s｢あぁ......｣

提督｢お？あれは......白露型か｣

提督｢おーい、お前らはここで何してんだ？｣ﾀｯﾀｯﾀｯ

時雨｢ん？あぁ、この通りさ｣

白露｢雨見てたの｣

五月雨｢何かありましたか？｣

提督｢いや、お前らをここで見掛けたから声をかけただけだよ｣

村雨｢じゃあ、お話でも？｣

提督｢そういえば、夕立と涼風は？｣

白露｢それならあそこにいるよ｣ﾕﾋﾞｻｼ

時雨｢雨の中で戯れてるよ｣

＜あ、提督さんだ！涼風、行くっぽい！

＜ガッテンだー！

五月雨｢あはは、元気ですね｣

提督｢風邪ひかなければいいが......｣

村雨｢ひかないと思いますけど......｣

夕立｢こんにちは！｣

涼風｢こんちはー！｣

提督｢おっす。びしょ濡れだな｣

夕立｢楽しいっぽい｣

涼風｢みんなも来ればいいのに｣

白露｢濡れたくないよ｣

五月雨｢あはは......｣

村雨｢提督、お仕事は？｣

提督｢もう終わったよ。今から鳳翔のところに行って飯食うつもりだったんだが......お前らはもう食ったのか？｣

時雨｢まだだよ｣

提督｢それじゃあ、奢るから食いに行かないか？｣

夕立｢行くッぽーい！｣ﾀﾞｷｯ

提督｢どわぁ！濡れる濡れる！｣

涼風｢次行く時食べたかったものがあるんだー。よろしくなー｣

提督｢はいはい。それじゃ、2人は風呂入って来い。待っとくからさ｣

夕･涼｢はーい｣

神城｢よしっ！いけっ！そこだ！くっ......！相手っ、なかなか......！｣ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

瑞鳳｢提督ー、お仕事しようよー｣

神城｢待てって！後もう少しで勝っ......あっ！｣ﾃﾞﾃﾞﾄﾞﾝ

瑞鳳｢ほらー、お仕事しなさいってことだよ｣

神城｢違う違う！今のは瑞鳳が話してくるからだ！今のはノーカンノーカン！｣ｶﾁｬｶﾁｬ

瑞鳳｢もー！提督ー！｣

コンコンコンコン

ガチャ

加賀｢失礼し......｣

長門｢どうしたん......｣

日向｢む？あぁ......｣

武蔵｢またか......｣

大井｢......死ねばいいのに｣ﾎﾞｿｯ

鳳翔｢あら、これはお説教が必要みたいですね｣ﾆｺﾆｺ

神城｢えっ？あっ！いや、ちが瑞鳳｢提督が何言ってもお仕事してくれないんです！｣

鳳翔｢みなさん、後は任せておいてください｣ﾆｺﾆｺ

バタン

神城｢えっ......あの、ほんとすいません｣

鳳翔｢いいえ、ダメです。正座なさい｣

神城｢......はい｣ｶﾞｸﾌﾞﾙ

3時間も説教が続いたそうな......

報｢へー、もうそんなことしてんだ......｣

青葉｢はい。一応、横須賀の提督さんのところに協力してもらった方がいいかと｣

報｢そうだな。じーさんには俺から話しておくよ｣

青葉｢あ、そのための文書はもう作って来てあります｣

報｢流石だな。仕事早くて助かる｣

青葉｢深海棲艦との情報戦なら負けませんよ！｣

報｢あぁ......そういえば、衣笠たちは？｣

青葉｢もうそろそろ来るんじゃないですかね？｣

報｢加古は古鷹に背負われてくるのかな？｣

青葉｢いやいや、今日は飛び込んでくると思いますよ？｣

報｢ほう......じゃあ、間宮な｣

青葉｢いいですねー。乗りました｣

コンコンコンコン

報･青｢どうぞー｣

報｢くっそぉぉぉぉ......｣

時雨｢提督、コーヒー淹れて来たよ｣

早風｢あぁ、ありがとう。そこに置いといてくれないか｣ｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘ

夕立｢もうすぐ仕事終わるっぽい？｣ﾎﾟﾑｯｼｬﾑｯｼｬ

早風｢あぁ、あと数分すれば終わるさ｣

時雨｢すぐは無しだよ。疲れてるんだから｣

夕立｢分かったぽい｣

早風｢すまんな。そうしてくれると助かる｣

時雨｢そういえば、最近横須賀の提督呑んでないみたいだね｣

早風｢そうだな......電話でもするか｣ﾋﾟﾎﾟﾊﾟ

夕立｢夕立も行きたいっぽい〜｣

早風｢はいはい。分かってるよ......もしもし、あっ、神野？今度一緒に呑まないか？｣

神野『いいけどお前の奢りな』ﾌﾞﾂｯ......

早風｢......｣

時雨｢アハハハハ、本当に向こうの提督さんは面白いね｣

夕立｢夕立もそう思うっぽい｣

早風｢はぁ......しゃあねー。あいつ誘うか｣

時･夕｢？｣

早風｢あー、神城？今度の仕事で本営に行くだろ｣

神城『おう。だいじょーぶだって！任せろよ』

早風｢それならいいが......｣ﾆﾔﾆﾔ

神城『あっ、そんときにみんなで集まって呑むか？』

早風｢いいよ。お前の奢りな｣ﾌﾞﾂｯ......

時雨｢あはははは、君たちってほんとに仲がいいんだね。フフッ｣

夕立｢夕立たちもそういう関係になれるっぽい？｣

早風｢あまり憧れるようなものじゃないと思うんだがな......｣

数日後、飲み屋から涙を流しながら出てくる提督(舞鶴)が目撃されたという......