由比ヶ浜「うどん!」

雪ノ下「そば！」

由比ヶ浜「うどん!」

雪ノ下「そば！」

八幡「うっす」ガラ

八幡「ってなにお前ら言い争いしてんの？」

由比ヶ浜「ちょっと聞いてよヒッキー！

ゆきのんがね！」

雪ノ下「由比ヶ浜さんが！」

雪ノ下由比ヶ浜「うどん[そば]の方が美味しいっていうの！」

雪ノ下由比ヶ浜「ムッ！」

八幡「はぁ？なんだよそんなしょうもないことで争ってんのかよ」

雪ノ下「そんな？」

由比ヶ浜「しょうもないこと？」

雪ノ下由比ヶ浜「やっぱり比企谷君[ヒッキー]はなにもわかってない！」

八幡「ひぃ！」

八幡(どっどうしたんだよ、今日は二人とも…

いつもの仲良しの百合百合しい二人はどこいっちゃったんだよー？」

雪ノ下「フン、やっぱりそばよりうどんの方が美味しいなんていう、由比ヶ浜さんの味覚はどうかしてるは！」

由比ヶ浜「はぁ？変な味覚なのは、ゆきのんの方でしょ！」

雪ノ下「なんですって！」

由比ヶ浜「なによ！」

雪ノ下「うぬぬ」

由比ヶ浜「うぬぬ」

八幡「まっまぁまぁ、なにがあったのか聞いてやるか話してみろよ？なっ？」

雪ノ下「フン、まぁいいわ、そうね事の発端は30分前ぐらいかしらね」

………さかのぼること30分前

由比ヶ浜「やっはろーゆきのん！」

雪ノ下「こんにちは、由比ヶ浜さん

そういえば比企谷君はどうしたのかしら？」

由比ヶ浜「あぁ、なんかヒッキー平塚先生に捕まって職員室行ってたよー」

雪ノ下「そう、ならいいのだけれど」

由比ヶ浜「そんなことよりゆきのん！

今日、部活終わった後ご飯食べにいかない？」

雪ノ下「？別にいいのだけれど何故かしら？」

由比ヶ浜「いやー、ほらなんだか急に冷えてきたし、麺でも食べてあったまりたいなーと思ってさ！」

雪ノ下「そう、なら何を食べに行こうかしら？」

由比ヶ浜「やっぱり麺っていったらうどんでしょ！あたしいいお店知ってるんだー！」

雪ノ下「はっ？ちょっと由比ヶ浜さん、冗談を言うのもほどほどにしてくれないかしら？麺といったらそばに決まってるじゃない！」

由比ヶ浜「はっ？ゆきのんこそ冗談はやめてよ？麺っていったらうどんに決まってるじゃん！」

雪ノ下「いいえそばよ！」

由比ヶ浜「うどんだよ！」

雪ノ下「そば！」

由比ヶ浜「うどん！」

雪ノ下「そば！」

由比ヶ浜「うどん！」

雪ノ下「と、こんな感じで現在にいたるのだけれど…」

八幡「そっそうか」

八幡(くっだらねー！)

由比ヶ浜「ねぇヒッキー？麺っていったらやっぱりうどんだよね！」

八幡「おっオレは別にそんな…」

雪ノ下「そうよね！比企谷君も麺といったらそばよね！」

八幡「べっ別にそういうわけでも…」

雪ノ下由比ヶ浜「チッ、役立たずが！」

八幡(……今日のコイツら酷すぎじゃね？)

雪ノ下「フン！だいたいうどんなんて、カロリーばかり高くて、おいしくもなんともないじゃない！

その点そばはそれだけで栄養バランスもいいし、味だってこっちの方が上だは！」

由比ヶ浜「なによ！そばなんて値段が高いばっかりだし、たいしてお腹いっぱいにならないじゃん！

うどんならてごろな値段で食べられるし味だってこっちの方がそばより上だから！」

雪ノ下「そんなバカみたいな味覚してるから、料理が下手なんじゃないかしら？

この味オンチ！」

由比ヶ浜「そういうゆきのんこそ、本当に美味しいうどんがあるお店とか行ったことないからそんなこと言えるんだよ！

この方向オンチ！」

由比ヶ浜「だいたい優美子とか姫菜も、そばよりうどんの方が好きだもん！」

雪ノ下「あら、他の人の意見を使わないと意見できないなんて流石ビッチね！

このビッチ浜！」

雪ノ下「だいたい全国的にはうどんよりそばの方が人気なのよ！そんなことも知らないのかしら！」

由比ヶ浜「フン！そうやって全国ではとかそんなデータばかりでしか意見言えないとか流石ボッチじゃん！

この雪ボッチん！」

八幡「なぁ、オレ帰ってもいいか？」

雪ノ下由比ヶ浜「ダメに決まってるでしょ[決まってんじゃん]！！！」

八幡「おっおう、悪かったよ…」

八幡(こえー！いや本当にマジコイツら怖すぎだろ！)

八幡(もう、この罵り合い聞いてるだけで八幡のHPがガリガリ減少するんですけど！)

八幡(もうヤダよーおうち帰りたいよー小町助けてー！)

雪ノ下「だいたい由比ヶ浜さんはあんな太くてカロリーの高いものばかり食べるから太るのよ！

このデブ！」

由比ヶ浜「んなっ⁉︎そういうゆきのんこそ、あんな細いものばかり食べて、栄養バランスとかばっかり気にしてるから育たないんだよ！

この貧乳！」

雪ノ下「んな⁈ゆっ由比ヶ浜さん！世の中には言ってイイこととワルいことがあるのよ！そんなこともわからないの！」

由比ヶ浜「はっ？先に言ってきたのはゆきのんじゃん！」

雪ノ下「ううっ、ぐぬぬ」←涙目

由比ヶ浜「ううっ、ぐぬぬ」←涙目

八幡(お互いに言って悲しくなるならやめればいいのに……)

雪ノ下「ううっ！」ポロポロ

由比ヶ浜「ううっ！」ポロポロ

八幡(はぁ、そろそろ止めるか)

八幡「ほらほら、お前らいい加減にしよーぜ、お互いに悲しくなるようなことすんじゃねーよ」

雪ノ下「だっだって由比ヶ浜さんが！」ポロポロ

由比ヶ浜「だってゆきのんが！」ポロポロ

八幡「はいはい！だからってこんな所で言い争ったてしょうがないだろ？」

八幡「そっそれにやっとやり直そうってなったのに、また壊れるのはごめんだしな……」ボソ

雪ノ下「⁉︎」

由比ヶ浜「⁉︎」

雪ノ下「ごっごめんなさい比企谷君」

由比ヶ浜「ごっごめんねヒッキー」

八幡「だから、オレじゃなくてお互いに謝れよ」

雪ノ下由比ヶ浜「うっ！うぅ」

雪ノ下「ごっごめんなさい由比ヶ浜さん

その…さっきはいいすぎたわ…」

由比ヶ浜「ううん、こちらこそごめんねゆきのん……あっあたしもさっきはいいすぎたよ…」

八幡「よしよし」

八幡「……雪ノ下、今日の部活はもう終わりでいいか？」

雪ノ下「えっ？えぇ別にいいけれど」

八幡「よし！じゃぁ行くか！」

由比ヶ浜「えっ？どこ行くのヒッキー」

八幡「いやどこ行くって、うどんとそばを食べに行くに決まってんだろ」

雪ノ下由比ヶ浜「⁈」

八幡「まぁ、どっちの方がうまいか実際に食べて比べるとしようじゃねーか

あっでももう喧嘩すんなよ」

雪ノ下「フフ、わかったわ、今行くわね

行きましょう由比ヶ浜さん！」

由比ヶ浜「うん！行こっか！」

………数分後

八幡「すいませーん、ラーメン一つ」

由比ヶ浜「それじゃー、あたしはー……

そばにしてみようかな！」

雪ノ下「なら、私はうどんにしてみるわ」

店員「かしこまりましたー！」

由比ヶ浜「楽しみだねー！ヒッキーのオススメの店の味！」

雪ノ下「そうね、うどんがどうなのかも気になるし…」

八幡「でもまぁ、オレがここで食うのはだいたいラーメンだけどなー

まぁだいたいなにかうまければ、他の物もうまいだろ」

由比ヶ浜「だよねー！でもあたしおそば食べるの久しぶりだなー

ゆきのんもうどん食べるの久しぶり？」

雪ノ下「そうね、私はそばかうどんがあったらだいたいそばを食べてきたから」

店員「お待たせしましたー！」

八幡「おっ、きたか」

店員「伝票はここおいときますね、以上でよろしいでしょうか？」

由比ヶ浜「はい！」

雪ノ下「大丈夫です」

店員「では、ごゆっくりー」

八幡「久しぶりに食うなー、ここの店のラーメン」

由比ヶ浜「えっ！そうなの？」

八幡「つっても、1ヶ月ぶりぐらいか」

雪ノ下「あらそうなの」

八幡「あぁ、まぁ喋ってないではやく食うか！」

由比ヶ浜「そうだね！いただきます！」

八幡雪ノ下「いただきます」

由比ヶ浜「んっ！このそば美味しいー」

雪ノ下「うん、なかなかうどんも美味しいわね」

由比ヶ浜「でしょー！あっゆきのん、少しちょーだい！」

雪ノ下「えぇ、由比ヶ浜さんのも少しもらっていいかしら？」

由比ヶ浜「うん！いいよー！」

雪ノ下由比ヶ浜「ペチャクチャ」ガヤガヤ

八幡(ホッ、なんとか元に戻ったか……

たくっあんな悪い空気の中にいれるかっつーの)

八幡(それにもう、あんな顔したこいつらは見たくねーしな)

八幡(……チッ、ガラにもねーこと考えちまった)

雪ノ下由比ヶ浜「ペチャクチャ」ワラワラ

八幡(……まぁ、別にいいか)

八幡「……」ズッ

八幡「ん、やっぱりこのラーメンうめぇわ」

………次の日

八幡(チッ、また先生に捕まっちまった)

由比ヶ浜「そば！」

雪ノ下「うどん！」

由比ヶ浜「そば！」

雪ノ下「うどん！」

八幡(ちょっといそぐか)スタスタ

八幡「うっす」ガラ

由比ヶ浜「あっヒッキーちょうどよかった！ちょっと聞いて！

ゆきのんがやっぱりそばよりうどんの方が美味しいかったって昨日言ってることちがうの！でも絶対うどんよりそばの方が美味しいよね！」

雪ノ下「いいえ由比ヶ浜さん！私は昨日両方食べてわかったわ！絶対にそばよりうどんの方が美味しいって！それにあなただって昨日言ってることが反対じゃない！」

由比ヶ浜「だから昨日両方食べて変わったって言ってんじゃん！

とゆうかなんでゆきのんも変わっちゃうの！絶対にうどんよりそばの方が美味しかったじゃん！」

雪ノ下「それはこっちのセリフよ！なんで昨日同じものを食べたのにそうなるのかしら？絶対にそばよりうどんの方が美味しかったわ！」

由比ヶ浜「ゆきのんわからずや！そうだよねヒッキー！」

雪ノ下「それは由比ヶ浜さんでしょ！そうよね比企谷君！」

八幡「あぁもうホントにヤダ、おうち帰りたい……」

雪ノ下由比ヶ浜「ちょっと比企谷君[ヒッキー]聞いてるの！」

八幡「はぁーぁ」

八幡(しょうがねぇ、今日も一日がんばるか…)

fin