古鷹型との日常
(主に)古鷹型と提督の日常をのんびりとお送りします
初投稿ゆえ駄文はご容赦を
勝手な設定&作者の趣味全開です
どうも、重巡洋艦古鷹です
いつもの朝、私は執務室に控えていました、時計を見れば9時15分
「・・・むう」
この鎮守府の勤務開始は9時、すでに過ぎています、なのに、提督さんの姿が見えません
少し前に加古が提督を起こしに行ったんですが・・・まあ、ダメだったんですね
「仕方ない、起こしに行きましょう」
提督さんのお部屋の前まで来ました
一応ノックを2回・・・反応はないです
「提督さん、入りますよー・・・やっぱり」
部屋に入ると自分の布団ですやすや眠っている提督さん
・・・と、その隣で幸せそうに涎を垂らしながら寝ている妹を発見
しかも寒かったのか布団に潜り込んでいる・・・
正直言ってもう慣れました、ええ、確かにはじめの頃は少し、ほんの少しだけ・・・怒りました、はい
それはともかく、今日はこれから仕事なんですから起きてもらわないと
「提督さん、加古、もう朝なんですから起きてください」
電気をつけて布団を剥ぐ
「寒っ」と言いながら震える提督さんと加古
たしかに今日は寒いです、思わず戦闘の予定も無いのに改二のインナーを着ちゃいました
加古も改二のインナーでした、黒いサラシを全身に巻き付けただけの運動性の高い・・・
「寒いー・・・」
布団を無くしたことで温もりを求めたのかその露出度の高い格好で提督さんに抱き着いて・・・
「かっ、かかかか・・・」
ちなみに加古は眠る時はインナー姿になる癖があって・・・つまりはほぼ直接・・・
「加古ぉ!!」
「ねぇ古鷹〜〜ごめんって〜」
大量の書類を前に泣き言を言う加古
「何のことですか?あ、これ追加の書類です」
「そんなぁ〜」
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「あー・・・眠い」
古鷹型重巡洋艦二番艦、加古だよ
今の時間は夜12時・・・くらい
やっとの思いで大量の書類終わらせて
今は古鷹との二人部屋に帰ってきたところだよー
「ただいまー・・・あれ」
古鷹がいない、定時には上がってたはずだし、性格的に夜遊びも無いし
「えーと・・・ああ・・・」
そういえば明日・・・今日か
今日は月に一度の鎮守府全体が休みの日
いつもはローテーションで休みをもらっているけど、今日は最低限の人員だけ待機で後はお休みだ
いつもはほとんど休めない提督や秘書艦も、この日ばかりは存分に羽を伸ばせる
「古鷹、今夜も提督の部屋かね・・・」
古鷹が敷いておいてくれただろう布団に倒れ込む、ほんとに気が利く姉だねー・・・
「でもどっちも奥手だからな〜・・・まあ、本人どうしが幸せそうだからいいか・・・」
この前は顔真っ赤にして手を繋いで寝たとか言ってたし
セーラー服とスカートを脱ぎ捨てて布団に潜る
どうにも服を着たままだと寝苦しくて・・・
「じゃあ、今日は存分に寝ますか〜」
私の休日の過ごし方は決まってる、寝る
・・・古鷹もいないしインナーも脱いじゃえ
・・・翌朝、寝ぼけたままいつものクセでセーラー服とスカートだけ着てしまい、インナー無し姿を古鷹に怒られたのは余談だ
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古鷹です
チュン・・・チュン・・・と、雀が鳴く声が聞こえます
私はいつも通り、朝の7時に目覚めました、いつもなら加古の着替えの手伝いや執務室の準備をするのですが、今日はお休みです
ふと右を向きます
まだ眠っている提督さんの顔が見えました
私の右手は提督さんの左手をしっかり握っています
・・・結局昨夜も手を握るのが精一杯だったなぁ
加古からは『抱きついちゃえよー』と言われましたが・・・
手を握るだけで顔が真っ赤になってしまいます・・・
でもいいんです、今はこれで
・・・提督さんの顔、仕事している時は凛々しいんですけど、寝ている時は可愛いんですよね
・・・もっと近くで・・・
モゾモゾと提督さんが動きました
「あ、提督さん、おはようございます・・・え、眩しい?・・・あ」
無意識のうちに左目の探照灯が付いていました
「ご、ごめんなさい、起こしちゃいましたよね、お休みなのに・・・」
左目に意識を向けて探照灯を消す
「あ、もう1度寝ます?お休みな・・・わぷっ!?」
提督さんに、布団に引き込まれて・・・その・・・抱きしめられました・・・
「て、提督さん・・・?」
顔が真っ赤になるのを感じる
いや、決して嫌じゃないですけど、まだ心の準備と言うか覚悟というか・・・
「ふ・・・ふつつかものですが・・・」
ギュッと閉じていた目を開く
・・・寝てました、提督さん
ええ、それは幸せそうに
安心半分、落胆半分でため息が出ました、提督さんにかからないように横に向けて
布団に引き込んだのも寝ぼけてなんですね・・・
そういえば加古もこんなふうになってる時がありましたね・・・
でも・・・これどうしましょう
提督さんはすっかり眠っていて、私は身動きがとれません
本当は軽くお掃除でもしようかと思っていたんですけど・・・まぁ、いいですよね
提督さんの体温を感じながら二度寝することに決めました
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はーい、どうも、望月でーす
今日は月に一度の全体休業日、おもわず昼過ぎまで寝ちゃったよ
「いつもの・・・こと・・・」
同室の弥生がそう言う、ナチュラルに心読むなっての
腹減ったから間宮で何か食おうって話になったから今向かってるとこだよー
「ん?加古じゃん、何やってんの?」
物陰に隠れてこそこそしているヤツ発見
「おわっ!・・・望月かよ、脅かすなよー」
「あたしとしてはウチらのエース様がこそこそしてる方が驚きなんだけど・・・で、何やってんの?」
「あれあれ」
加古が指さす
あたしと弥生は少しだけ顔を出してその先を見た
「ん?提督と古鷹じゃん、何してんだろ」
「昼ごはん・・・いや・・・デザートみたいだけど・・・」
「そそ、古鷹のことよく見てみ?」
言われて気づいた、様子がおかしい
いつもの落ち着きがないし、視線が手元のパフェと提督の顔を行ったりきたりしてる
「あれ、多分『はいあーん』ってしたいんだと思うんだ、私は」
「ああー・・・なるほど」
時たまパフェをスプーンにすくってそれを彷徨わせては諦めたように自分の口に運んでいる
「あの2人も完全に相思相愛なんだから堂々とやればいいのに」
「『それが出来たら苦労しない』って言われそうだけどね、両方に」
「そう・・・だね・・・」
「あ、古鷹、顔に生クリームついてる」
「おお?舐めとるか?舐めとるか?」
「それは・・・ハードル高そう・・・」
提督もそれに気づいたらしく、普通に紙ナプキンで拭いた
『ひゃうっ!』
「今の古鷹の声・・・」
「ただ・・・ビックリしたわけじゃ・・・なさそう」
「古鷹は顔の左側が敏感なんだよ」
加古が理由を説明してくれる
「昔火傷跡があったからかね、今でこそほとんど目立たなくなったけどね」
「ふーん・・・」
悪いこと聞いたかな・・・
「だから古鷹の顔を触ってれば距離も縮まるかもね」
前言撤回、この妹は・・・
「・・・あ、古鷹さん・・・自分でクリームつけた」
「「え?」」
あたしと加古が見れば再び顔にクリームのついた古鷹がいた
チラチラと提督を見ている
「あれって・・・」
「だね、触られるの待ち」
『んっ!』
また古鷹の声がした
「・・・新しい遊び?」
さあ?、でもさ
「あれって、下手すりゃ『はいあーん』より恥ずかしいんじゃね?」
つづく
古鷹ちゃんカワユイ(*´ω`*)
けっこう面白いですね!
続き期待してます!
コメント感謝です、こんな妄想垂れ流しの稚拙な文に面白いと言ってくれて感謝しかないですヽ(;▽;)ノ
リアルが落ち着いたら更新しますのでもう少々お待ちください