タイムスリップした零戦パイロットが基地航空隊の指揮官になるそうです1
1945年7月
そこでは日本軍の零戦とアメリカ軍のグラマンの空中戦が起こっていた...
この物語の主人公も乱戦の中にいる人物だった...
主人公の名前は伊藤茂
日中戦争からのベテランだ
航空母艦「赤城」にも乗ったいた
一機のグラマンが伊藤の背後についた
しかし、伊藤が格闘戦を仕掛け、はまり伊藤の零戦の20mm機銃と7.7mm機銃が火を噴いた
後ろをとられたグラマンは火だるまになって墜ちていった
伊藤「思い知ったか!零戦に格闘戦でかなう戦闘
機は存在しないんだよ」
しかし、グラマンのパイロットにもエースはいるのだ
一機のグラマンが急降下して伊藤の機を狙う
このグラマンもまた一撃離脱法の達人で今までに多くの日本軍機を撃墜していったのだった
伊藤は間一髪のところでかわしたがしぶとくついて来てる
伊藤「こいつは猛者だ。一筋縄ではいかないな」
伊藤はグラマンとのドッグファイトに夢中なってしまい知らない海域にグラマンといた
そしてグラマンが知らない光景に動揺しているところを襲いグラマンは煙を出しながら逃げていった
いずれにしろそう長くはもたないと思った伊藤はグラマンをなんと逃したのだ
佐世保鎮守府では...
一機のグラマンが演習中の艦娘達の上空を低空で煙を出しながら通った
グラマンは最後の力を出しながら基地航空隊の滑走路に不時着した
グラマンのパイロットは力尽きていた
最初は最近着任した空母のサラトガのかと多くの人が考えていたが、どう考えても艦娘が運用できる大きさではないのだった...
すると一機の零戦が着陸した
伊藤は出てきたが見知らぬ艦娘達に囲まれ警戒心がむき出しだった
伊藤「どうして海軍に女がいるんだよ。陸軍に
知られたら海軍は下手したら笑いもんに
なってしまうじゃないか...」
と着陸し零戦の中でなんと拳銃の準備をし出したのだった
戦闘準備も整い伊藤は零戦から出た
話しを伺おうと加賀が伊藤に近づこうとすると伊藤は二発空中に向けて発砲。加賀は引き下がったが、無言の緊迫した空気が流れていた
すると提督が走って来た
今度は発砲しなかった
提督「とりあえず、執務室までついて来てくださ
い。それとその拳銃をしまってください
。」
伊藤「分かった。」
執務室
執務室には提督と大淀、秘書艦である加賀と伊藤の四人だった
提督「何故、機銃が入った零戦を所有している
んですか?銃刀法違反で捕まりますよ」
伊藤「何故って、それはアメリカと戦うために
決まってんだろ」
提督「はぁ?唐突に聞きますがあなたの経歴を
教えてください。貴方は何者ですか?」
伊藤「あんたと同じ海軍だよ。海軍の航空隊だ
経歴は簡単に言うと中国大陸で闘った後
空母「赤城」に搭乗。第一航空戦隊に移
動。真珠湾攻撃にも参加したよ。しかし
あんたの知っての通りミッドウェーで空
母が4隻もお釈迦になっちまった。そんで
今はラバウル航空隊に所属したがその後
戦線を転々とし今は鹿屋の航空隊に所属
している」
加賀「では貴方は帝国海軍のパイロット...って事
で良いんですか?」
伊藤「そうだ」
提督「ふざけた事を言わないでください」
伊藤はついカッとなって提督を殴ってしまった
その後こう怒鳴りつけた
伊藤「ふざけてんのはどっちだ‼︎
ミッドウェーで負けて空母も熟練搭乗員
も多数失ったこの時期に女ばっかり基地
に呼びやがって‼︎
こんな事してる暇があったら一人でも多
くの搭乗員を育てろ‼︎」
伊藤は元帥が到着するまで佐世保に監禁された
元帥が到着...
驚いた事に元帥が最初に伊藤と対面した時に泣いていたのだった
元帥「伊藤さん...なんと御礼を言っていいか...」
伊藤「はぁ...?あの、何処かで会いましたっけ?
」
元帥「はい!1942年の夏にガダルカナルの空で
三回も命を救って頂きました」
伊藤「あの時の零戦があんたか?」
元帥「はい!」
伊藤「偶々だよ。偶々あんたの背後にグラマン
敵機がいたんだよ」
元帥「偶々でも救って頂いた事に変わりはあり
ません」
伊藤「ところで俺はどうなるんだ?」
元帥「一つ頼みたい事があるんです。伊藤さんに
はここの基地航空隊の指揮官をやって頂き
たいのです」
続く...
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