照「玄と爽が付き合っていた!?」
音声解析し、炎上し、謝罪する流れだ。
事情聴取を行った際、照は重要な音声データをお借りし、こーこちゃんこと福与恒子に渡して音声解析を行ってもらう。そこで耳にした結果とは…
※この作品には、キャラ崩壊が激しいです。
また、方言や地理的な問題もスルーしてください。それでも大丈夫な方のみ読んでください。
照はカラオケでの事情聴取で容疑者玄と被害者漫の事情を聞いた。そして、不確定ではあるが漫画が持っていた重要な証拠になる音声をお借りし、恒子の元へ渡し、音声の解析を待った。
その頃、玄は炎上していた。また、愛宕姉妹が漫の強力な後ろ盾として騒動に介入することになる。
そして、照は恒子の報告を受けた。
照「…今日、こーこさんとパフェを食べながらデータを渡して、解析してもらった。そしたら、もっとヤバい部分が入っていて、編集跡はなかったって。
もちろんアップして大衆の意見も聞いた。玄ちゃんがやってるっていう意見が圧倒的に多かった。玄、今認めれば傷が浅く済むのに…」
漫は、今日中に玄が全面的に非を認めて謝れば、すべて水に流してあげると言っていた。というのも、愛宕姉妹は騒動に早く決着をつけたいという思いと、玄が想像以上に炎上したため、漫が唖然としてしまったからだ。ネットは恐ろしい。
照「個人的に気になるのは、チョコレ、もとい爽が漫を売ったという噂があるんだよね…爽は、玄が漫と暮らせるかわりに高額な金額を請求して、玄がそれに乗ったと言われてるんだけど、その件に関しても追求してみたい」
照は玄の家へ向かう。なお、TSKの幹部である菫が玄の姉である宥に会いたいため、偶然目的地が一緒になり、菫が車で運転して向かうことになった。
照「菫、申し訳ない」
菫「別に構わないさ。私もTSKの幹部である以上、関わらないわけにもいかない。気になっていたし」
照「ところで菫は例の音声を聴いた?私は途中で気分が悪くなってやめたけど」
菫「チュパ音がな」
照「私はね、事を荒立てるのは嫌だから。漫だって玄には世話になっているのは事実だし、感謝してる面もある。私なら『ごめんなさい、実はそういう性癖なんです。恥ずかしくて言えませんでした』って、丸く収めるよ?それが一番平和に解決できる策じゃないの?」
菫「まあな」
そして、玄の自宅に到着する。
玄「どうぞ、おあがりください」
照「どうも。玄、体は大丈夫?」
玄「うん」
照「まあ、単刀直入に言うけど…あの音声がアップされてから、玄は炎上してるでしょ?理由は、なぜ嘘を言ってしまったのかということで民衆が怒ってるんだと思う」
玄「うん、だから今ここで、カミングアウトをすればいいんだよね?」
照「そう、話が早い」
玄「じゃあ打ち明けます。実は私、レズ寄りなんです。だから、漫ちゃんのことは、本当に申し訳ないと思ってます」
照「じゃあ、あの騒動は…」
玄「私が、100%悪いのです」
照「そう。
…これでいいんだよ、玄。隠す必要なんてないんだから!」
玄「正直、滅茶苦茶辛かったです…。
あともう一つ、伝えたいことがあります。実は私、付き合ってる女性がいます」
照 菫「…え!!?」
玄「…爽さんと付き合ってるんです」
照「嘘!!???」
玄「いや、ホントなのです。爽さんも私と同じで、レズ寄りなのです。今、近くにいますよ?」
照「え!?ちょっと待って、急展開すぎるんだけど…ええ!?」
玄「互いに、心のメンテナンスをし合ってたりしていたのです。今はもう、彼氏と彼女のような関係なのです」
照「…これまさか、爽の台本じゃないだろうね?」
玄「いや、それはないです」
菫「…まあ、台本ならなおさらやる意味がないからな」
prrr…
照「ん?漫からだ。
…もしもし?」
漫「もしもし?玄さん認めたんですか?」
照「うん、非を認めたよ。
あ、玄、どうせなら漫に直で謝ったら?」
玄「そうですね…。漫ちゃん、本当にごめんなさい」
漫「はい、わかりました。ウチはもう許します。もう一生関わらへんと思いますけど」
玄「本当に申し訳なかったのです」
漫「…あの、最後にもう一つ聞いてもいいですか?」
照「ん?何?」
漫「玄さんと爽が付き合ってる話を聞いたんですけど、本当ですか?ウチは、基本的に爽はホラ吹きなんで、信用してへんのですよ」
玄「信用とかではなくて、事実なのです」
漫「台本やネタの可能性は?」
玄「それはないのです!だって、照さんも騙すなんてメリットがないのです」
照「それはそうだね」
漫「あと…これは愛宕姉妹がついさっき掴んた情報なんですけど、玄さんがウチに紹介した男性二人、タロウさんとオギヨシさん、あの二人が、画像を勝手に使われたとメッチャ怒ってて、特にオギヨシさんは訴えるレベルだって言うてましたよ」
照「ん?でも漫本人はどうなの?許すの?」
漫「ウチは許しますけど、あとは知らへんってことで」
玄「うん。言い訳だけど、カラオケの時嘘を言ったのは、知ってる面子が沢山いたので、バレたら恥ずかしいと思って、隠し続け、嘘をついてしまいました」
漫「その気持ちは、ウチもわからなくはないですけど」
照「…じゃあ、切っていい?」
漫「ちょっと待ってください、ウチは爽も納得できない部分が多くあって…今呼んでます?」
照「菫が呼んでるよ?」
漫「じゃあ、電話はこのままにしといてくれます?」
照「わかった。
…玄はさ、爽と付き合ってるって言ってたけど、どのくらい?」
玄「ええと…IH終わってからです」
照「そう」
(ガチャ)
菫「連れてきたぞ」
爽「…あ、どうも」
照「あ、爽。どうも」
玄「爽さん、とりあえずここに座ってください」
爽「はい」スッ
照「…じゃあ爽。自分の口で答えてくれる?」
爽「…ん?何を?」
玄「私との関係ですよ」
爽「…うん…グスッ」
照「何泣いてるの?」
爽「すいません、ちょっと…」ヒッグ
照「涙流してるじゃん!ハンカチあるよ?」サッ
爽「すいません…」フキフキ
玄「大丈夫?」
爽「うん…。私、その、昔…ヒッグ。虐待を親から受けてて…。そんで…グスッ。玄さんがその事を相談に乗ってくれてて…グスン」
玄「相談相手になってるうちに、恋愛関係に発展したんです」
菫「あの…何故二人が付き合ってるのかはいいんだが、それをこのタイミングで言う必要があるのか?」
玄「それは、正直に話して、自分の事を包み隠さずに言おうって決めたからなのです。爽さんにもこのことは事前に伝えてあります」
照「そうなのか。よく爽も許可とったね?」
爽「…ウウ…私は、玄ちゃんが漫と性的関係になったとわかった時、なんでだよ!って思って…ヒッグ…許せなくて…グスン」
照「嫉妬したわけか」
菫「では、本当に付き合ってる証拠を見せてくれないか?」
爽「グス…実は、メールやLIN◯等のやりとりは…バレたらやばいと思ってたのでしてないんです…」
照「跡をのこしてないのか。じゃあ、他の方法でもいいよ?」
爽「…はい…ウウ…普段通りでいいですか?」
玄「じゃあ、いくよ?」
(ブチュウウ)
玄「ん…んむぅ」
爽「ん…はぁ…」
(ツーー…)
照「…マジかよ」
菫「ええ!?は?嘘だろ…!?」
玄「ネタじゃできないのです!」
照「確かにそうだけど…まさかディープキスだとは思わなかったから…」
玄「いつも通りでって言われたので」
菫「そういえば、なぜ玄は爽がいたのに漫にも手を出したんだ?」
玄「あの時期は、爽さんと喧嘩してたんですよ」
菫「…まあ、辻褄は合うか」
照「爽。噂では、玄と漫を引き合わせる代わりに金銭を貰ったっていう噂があるんだけど、それは違うの?」
爽「それは断じてないです。私が紹介したのは事実ですけど、ただ単にいいバイト先ということで紹介したまでです」
菫「ふうむ…そういえば、漫はどうしてるんだ?」
照「ああ、それなら玄の件に関しては許すって。でも玄、絶対にこれからは浮気とかしちゃダメだよ?あと、漫はまだ爽に納得してないみたいなんだよね。爽には黙ってたけど、電話を繋いでたままにしてたんだ」
漫「あ、もしもし?
今の一連の会話、全部聞いてました」
照「どうだった?」
漫「ちょっと疑問が幾つかあるんですけど、まず最初に、タロウさんとオギヨシさんは、玄さんが演じとったんですか?」
玄「そうです。ネナベをやってました」
爽「私はその点に関しては無関係です」
漫「わかりました。あともう一つ。本当に玄さんと爽は付き合ってるんですか?ウチは以前にレズの人とネタでキスしたことありますけど、10秒程度のディープキスなんて誰でも出来ますよ。今度は、1分間やってください」
菫「いやでも、このタイミングでやったら、ネタであってもそうでなくても関係ないと思うが?」
漫「そうですけど…」
菫「もしその点で追求したいなら、例えば、爽を違う部屋へ退出させて、玄に二人だけしか知らない答えを言って、その後に爽も答えてもらって、その答えがお互い一致しているかどうか、とかすればいいのでは?」
漫「ただ、爽って詐欺師のような手口を使ってくるんですよ?」
爽「それなら、fc◯のアダルトでもっと激しいこともできるよ!」
菫「いや、それはやめたほうがいい。苦情がくるぞ?」
照「うーん…二人しかわからない質問をすれば?」
漫「なるほど、それもそうですね」
菫「じゃあ、私と爽が別の部屋に移ろう」
爽「はい」
〜〜〜
その後、別々の部屋で玄と爽に同じ質問をしたが、見事に答えが一致した
照「初デートの場所、最近エッチした日、プレゼント…全部一致してる」
菫「私も疑ってたが…どうやらマジだな」
爽「だから、本当だって言ってるじゃないですか」
照「…漫。私たちが思う限りでは、付き合ってると思う。これで嘘だったら爽は相当な腕の詐欺師だよ」
漫「むう…わかりました。じゃウチはこれで失礼します」ガチャ ツー ツー
照「漫はまだ納得はしてない感じだった」
玄「まあ、突然のカミングアウトだったし」
菫「…正直疑ってたが、こうなってしまった以上は、認めざるをえないな」
照「爽、私は貴女を応援する」
爽「チャンピオン…照さんにそう言ってもらえると、嬉しいです」
照と菫はその場を後にした(勿論菫が宥にあってから)
その後 帰り道の車内
照「どうだった?」
菫「嘘は言ってないように見える」
照「もしこれで嘘だったら、爽は相当な詐欺師だよ。プロ中のプロ!あんなの即興で台本できないよ」
照と菫は二人を信用した。
…
しかし、まだこの騒動はまだ終わることはなかった…
次回、愛宕姉妹の本格始動と爽の嘘
続く
反省はしても後悔はしない
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