2021-01-13 23:14:33 更新

概要

艦娘達と提督と…3の続きです


前書き

厨二くさいセリフがあるかも知れませんのでご了承ください


周りを見渡すとかなりの艦娘や隊員達ができあがっていた。俺は酒にあまり強くないのでちょびちょびと呑んだりしているだけ。後、出された料理がかなりの美味しいさだった。艦娘や隊員に挨拶をし、巡ると少し疲れてきた。すると後ろから

ユウイチ「提督、こちらへ」

声のした方を見るとコバヤシ大尉ともう一人の隊員が居た。

提督「大尉、丁度良かったよ。少し疲れていたんだ」

彼等の元に行き椅子に座った

ユウイチ「提督、こちらは…」

ミカヅキ「ユウイチ、挨拶ぐらい自分でやるよ。初めまして提督、501隊の2番隊隊長のミカヅキ・カイト中尉です。これからよろしくお願いしますよ提督」

カイト中尉から握手を求められ、それに応えた。ちょっと待て。中尉が大尉の名前を呼び捨て?

提督「ん?ユウイチ?中尉、君は大尉とは…」

ミカヅキ「あぁ、ユウイチとは訓練学校の同期で階級は違いますが歳は同じなんです。まぁお互い堅っ苦しい呼び方はお偉いさん方が多いだけにしようって事になってるんで」

なるほどそれなら納得だ。

提督「大尉と中尉は酒に強いのか」大尉からは

ユウイチ「自分はあまり強くないですが、酒は好きですよ」

次に中尉からは

ミカヅキ「自分は、結構強い方ですよ。非番の時は、ユウイチと街でよく呑みに行きます」

それから二人から色んな話を聞いた。話を聞いてると前居た提督はクズだったらしく、戦闘のことに関しては大尉や加賀に全て任せきりにし、自分は酒や女遊びをし、艦娘と隊員達の功績は自分の指示のもとによるものと上層部に報告していたらしい。皆、何故アイツが司令官になれたのか不思議に思うぐらいだった。そのせいか、彼の死を隊員達は密かに喜んでいた。大尉や中尉に他の隊長達はそのことに関しては目を瞑っていた。

 加賀「赤城さん、そろそろ提督に挨拶を」

赤城「ふぁ〜い」

加賀「赤城さん、口に物を入れたまま喋らないで下さい…」

ごっくん

赤城「では、行きましょうか」

二人と話していると横から「提督」と呼ばれ横を振り向くと加賀ともう一人赤い袴を着た艦娘がいた

赤城「初めまして提督、一航戦の赤城です!」

一航戦…しまった…まだ全ての名簿に目を通してないから『一航戦』と言うものがまだ分からなかった。見兼ねた大尉が小さな声で補足してくれた

ユウイチ「一航戦とは赤城、加賀の事を指します。他にも飛龍と蒼龍で二航戦、瑞鶴と翔鶴で五航戦。ちなみに一航戦はこの鎮守府の主力です」

提督「よろしく頼むよ。これから君達一航戦の戦果を期待しているよ」

赤城と加賀の2人が挨拶が終わり去った後すぐに

???「バァ〜ニングゥラァ〜ブ!」

謎の言葉と聞こえたと同時に艦娘が抱きついて着た

金剛「ヘ〜イ!テイトク〜私は金剛デース!」

金剛という艦娘の顔をよく見るとほんのりと顔が赤かった。あっ、こいつ酔ってるな

???「金剛お姉様、提督が困ってますよ」すると抱きついて来た艦娘と似た格好をした艦娘が3人いた

???「ひえぇ〜提督にお姉様が取られた〜」

???「金剛お姉様は酔ってるのかわかりませんね…」

???「はい!榛名はらいじょうです」

どうやら四人中二人はできあがっているのは分かった

霧島「申し遅れました。私、金剛型四姉妹の霧島です」

比叡「私は金剛お姉様の妹分、比叡です!気合い、入れて呑みます!」

榛名「はい!榛名はらいじょうです!」

金剛型四姉妹…名簿には高速戦艦と載っていたな…

提督「とりあえず金剛離れてくれ…苦しんだが…」

金剛「うぅ…テイトクは私のことがキライデスカ?」

うっ…そんな悲しそうな顔しないでくれ…俺の良心が傷む…すると、金剛が持ち上げられた

???「邪魔するぞ」

そこには黒髮で斜め上に向いたアンテナの様なカチューシャをした艦娘がいた。金剛を片手で持ち上げただと…どんだけ力あるんだ…長門「貴様が司令官か…私は長門型一番艦長門だ。貴様は前提督の様にならない事を願っている」

どうやら艦娘にも不人気だったらしい。

提督「あぁ、そうならない様に努力する。何か不満なことがあったら直接言いに来てくれ、できるだけの事をしよう」

彼女は頼りになりそうだ。

金剛「ナガト〜この手を離すネ〜もっとテイトクに抱きついていたいネ〜」

長門「こら金剛、提督が困っているぞ。お前は少し休め。ちょっと呑みすぎだ」

そう言うと長門は金剛をソファーに座らせに行った。見た目に反して優しいのかも知れない…比叡、霧島、榛名は金剛の元に向かった。次に来たのは青い制服を着ていて、胸がどデカイ艦娘が来た

???「パーンパカパーン!」

ぱ、パパ、パパガルンバ?

???「提督、それは愛宕なりの挨拶です」

ん?誰の声だ?

高雄「初めまして提督、私高雄型一番高雄です。そこにいるのは私の妹の愛宕です」愛宕とは対照的に高雄は落ち着いていたが、体の

一部が似ていた。遺伝とは怖いな…

???「夕立達も提督に挨拶してくるっぽい!」

???「うん、行こうか」

愛宕は酔っていたので高雄が介護する為、席を離れた。

???「提督さん!こんばんはっぽい!」突然、話しかけられ少々びっくりしたが話しかけらた方を見ると艦娘が二人はいた。一人は金髪で犬耳みたいな髪をした娘とこちらも犬耳みたいな髪だったが黒髮だった。

夕立「夕立は夕立っぽい!」

時雨「僕は時雨、提督これからよろしく」

なぜか二人を見ていると実家で飼っていた犬を思い出し、気づいていたら二人の頭を撫でていた

夕立「ふふん!気持ち良いっぽい!」

時雨「っ!提督びっくりするじゃないか…でも嫌いじゃないかな…」

なんだか、犬耳の様な髪がピコピコと動いているように見えてきた。

夕立と時雨は満足顔で去って行った。さてお次は誰かな…

その後、眼帯をし、狼耳の様なアンテナを持つ艦娘と天使の輪っかの様に頭の上に浮いてるアンテナを持つ艦娘が挨拶に来たり金髪で痴女かってぐらい短いスカートを履いている艦娘やクソ提督やクズ司令官などと呼ぶ艦娘もいた…

楽しい時間とはあっという間に過ぎていくものだ。時計を見ると夜の9時を指していた。周りを見ると隊員は居なくなりや駆逐艦や軽巡の姿は無く、居るとしたら飲み過ぎで爆睡して居る艦娘や優雅に酒を飲んでいる艦娘ぐらいだった。カイト中尉はテーブルに突っ伏して寝ている。俺はまだグラスに残っている酒を眺めて居た。

ユウイチ「提督、どうかしましたか?そんな真剣な顔をして」

真剣な顔か…

提督「あぁ、またこうやって酒を飲めるのはいつかなってね」

ユウイチ「酒ならいつでも飲めますよ。この食堂でも酒は飲めますし、酒保で酒は取り扱っています。なんなら島を出て本土で酒を飲みに行けますし」

提督「そうでは無く、ここにいる艦娘や隊員、全員ってことだよ」

あんなに賑やからメンバーが居るのだから一人も失いたくないのだ。だがそれを否定する意見が大尉の口から出た

ユウイチ「艦娘なら出来ると思いますが、

我々501隊は不可能に近いですね。前回の出撃でも3番隊で2名ほど戦死してます」

そう言うと大尉は制服の内ポケットから少しくたびれた手帳を出し、テーブルに置いた

ユウイチ「これは私が作った簡単な戦死者名簿です。前提督に渡そうとしましたが書く気が無かったので自分が持っていました」

一度区切り再び話し始めた

ユウイチ「部下が戦死した場合、提督にはそこに戦死した部下の名前を書いてもらいますし、その部下の親族に手紙を書いてもらいます。ですが提督はまだ着任してまだ1日目、まだ提督としての自覚がまだ無いと自分で思うならまだ私が預かって…」

彼が最後まで言う前に俺の手が手帳の上に乗っていた。

提督「俺はこの鎮守府の提督だ。それくらい覚悟が無くてどうする」

先程の発言が矛盾していたが、彼の言葉を聞いて改めて分かった。そんな事をいつまでも言っていたら、一人でも戦死したら俺は指揮を執れないだろう。それを聞いた大尉は安堵していた「その言葉を待っていましたよ、提督」大尉はそう言い、手帳を俺に渡した。そして、お互いグラスに残っている酒で乾杯をした


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