2019-08-20 04:21:57 更新

概要

訳あり提督が艦娘たちとわちゃわちゃする話(の予定)
2万文字で作品を変えています(Ⅱですね)

完結済みです!


前書き

大体の人物が喋っているところ以外は、主人公の考えてる事、様子です

2行空けが章の切り替え

3行空けが場面切り替えです

提督について!

女の子?(18歳)
エメラルドグリーンの様な髪の毛で髪型はロングとかポニーテールとか
目の色は水色
身長、体重は未定



プロローグ


さむい

さむいさむい

いまはとーってもさむいふゆ

いまはママとパパがおでかけしてる

おそとのおるすばんはとーってもさむい


まえをトコトコあるく、おじさんたちのおめめがよくわからないけどいたい

でも、だいすきなおにんぎょうさんと

いっしょだからこわくない

ママがいっかいだけ

きさせてくれたモコモコのおようふく

あったかくてワクワクしたな

またきたかったな


まえにおじさんがたってる!

ここはじゃまなのかな?

ちがうばしょにいこーっと


「君、どうしたの?」


おじさんがはなしかけてきた!

ほんとうははなしちゃダメだけど

かいろっていうのもらえるかな?


「おじさんだぁれ?」


「君に暖かい物をあげるよ」


「あったかいもの?やったぁ!」


あったかいものもらえるんだ!

なにかな?


「ここら辺に………あった。

これをおててにあてるとあったかいよ」


「おててに?

あっ!ちょっとずつだけどあったかくなってる!」


うさぎさんのふくろに、あったかいものがはいってる!


「熱いって思ったら、離してね。

ちょっと後ろを向いてくれるかな?」


「わかった!うしろむけばいいの?」


おじさんのいうとおりにうしろをむく


「やっぱり……最低な親だな……。よし!君はどうしたいかな?」


なにかあるのかな?

おせなかにぴらぴらしたのくっついてるきがするけど


「なにー?」


「おじさんの家に一緒に行くか、ママ達が帰ってくるのを待つか。

おじさんの家に行ったらあったかい物はいっぱいあるよ」


ママとパパはきのうのあさから、

おでかけにいっちゃったからかえってくるかもしれないけど

いたいのはやだ、だからおじさんについていこう


「おじさんのおうちいく!」


もうママとパパにあえないかもしれないけど、

もしもいたくなってもきっとあったかいよね?


「じゃあそのお人形さんと一緒におじさんの家に行こうか!」




その時、引き取られるのを選んで正解だったと今でも思っている

今では何も苦しくない生活を送っている


「お父様、なにか御用でしょうか?」


引き取った上、名前を与えてくれた父にはとても感謝している。

その恩を返すためにこの家の伝統の様なものを継いでいる


「楓(かえで)、こいつを殺してきなさい。

詳しくは部屋でメイドから渡される資料に書いてある。

武装についても資料だ」


「承知致しました。その他の御用件は」


「そうだ、忘れていたが。

提督になりなさい。それについての資料もメイドから渡される筈だ。

やるのであれば着任の日などは大本営と話す事になっている、

やると思うが両立出来るかを考えてから言うように」


「承知致しました。それでは、失礼します」


なぜ、自分が提督をやるのか?両立させることは出来るのか?

と考える内に自分の部屋の前に着いてしまう

部屋に入るとメイドが


「お嬢様お戻りになられましたか。

こちらがご主人様から預かっている資料になります。どうぞ」


分厚めのファイルをメイドから渡される


「ありがとう、橘(たちばな)さん。今回も今回で分厚いのね」


と思ったことを口に出すと


「お嬢様、橘で良いのですよ?」


心配する様に言ってくるが思った事を言う


「橘さんって呼ぶ方が呼びやすいのですもの」


「そうでしたか。資料の方の話になるのですが、提督をやられるのですか?」


「まだ考え途中だけどね。

提督をやり始めるとしたら橘さん達のこともあるし、両立出来るかっていうのね」


と心配になってくるが


「私達のことはお考えなさらずに。

ご主人様にお頼みすればお嬢様が提督をやられても、ここにおいていただけるでしょう

そして仕事の休暇の時にお帰りになさればまたお会いできると思います」


結構橘さんも考えているんだなぁと思う


「提督………やろうかな?

提督の仕事中に今の仕事がバレてしまったら提督を辞めれば良いでしょうし」


「それで良いのではないでしょうか?

あっ、そろそろターゲットが動き始めるのではないでしょうか?」


橘さんは、ハッとした様に言ってきた


「そうね!」


と言うと


「では、いってらっしゃいませ」


と見送ってくれる




「帰ったか、楓。どうだった」


帰ってすぐにお父様の部屋に向かう


「はい、結果は成功。

確実に死亡しています、弾の使用量は3発となっています」


結果を言うとお父様は笑顔と言って良いかはわからない表情をして


「そうか、こちらの損害も無さそうだな。次はなるべく弾を2発で済む様にしなさい。提督の方はどうする?」


「はい、次からは努力する様にします。

提督の件はこの仕事がバレた場合には辞めさせていただきますが、それまではやらせて頂こうかと思います」


「そうか、それならちゃんとバレない様にしなさい。

それでは、こちらで着任予定日は話し合っておく、荷物をまとめることが出来るならまとめておきなさい」


「了解致しました。それでは失礼します」




その後日、私はメイド達に一時的な別れを告げ鎮守府へ向かった。



1章 提督になりました


「ここが、舞鶴鎮守府………

橘さん、本当にありがとう。また会えることを楽しみにしているわ」


「いえいえ、こちらこそありがとうございます。

私もまたお会いできる日を楽しみにさせて頂きます。それでは」


本当の別れかもしれないが、涙を堪えて車が見えなくなるまで見ている


「行ったね…じゃあ中へ入ろうかな……」


少しずつだが涙が出てくる

だが、こんな姿を艦娘という娘たちに見せるわけにはいかないので、

また涙を堪え少し落ち着いてから鎮守府の中へ入る


「あっ!司令官さん。お待ちしていましたなのです!

初期艦として配属された電なのです!よろしくお願いします」


「電ちゃんだね。加州 楓(かしゅう かえで)、一応名乗っておくよ」


「楓さんなのです。とりあえず工廠にいくのです!」


電ちゃんの勧めで工廠へ向かう




「アッ、アタラシイテイトクサン?ケンゾウシニキタノ?」

(あっ、新しい提督さん?建造しに来たの?)


「妖精さんなのです!」


「この小さいのが、妖精さん?

これから、よろしくお願いしますね。建造をしたいのですが……」


「ウン!ヨロシクネ。ケンゾウね……エ?オオガタケンゾウガデキルッテ」

(うん!よろしくね。建造ね……え?大型建造ができるって)


妖精さんに電ちゃんも少し驚いた様になっていたが訳がわからなかった


「どうかしましたか?」


「キフキンガ………イヤナンデモナイヨ!フツウノケンゾウト、オオガタケンゾウドッチヲヤルノ?」

(寄付金が………いやなんでもないよ!普通の建造と大型建造どっちをやるの?)


「まず、普通の建造を最低値でやってもらって終わったら大型建造を………えっと?4000/6000/6000/2000の資材20個で」


事前に調べておいたレシピと言われるものを思い出し、伝える


「ワカッタヨ!コウソクケンゾウするなら、フツウノデ1コ・オオガタデ10コダケドドウスル?」

(わかったよ!高速建造するなら、普通ので1個・大型で10個だけどどうする?)


説明を簡単に受けると大型建造はほとんどが2時間以上掛かる事を知っているので


「大型だけ、高速で」


と答える


「ワカッタヨ。ジャアアブナイカラソトニデテオイテネ」

(わかったよ。じゃあ危ないから外に出ておいてね)


と言われ外に出る




「フツウノホウモオワッタカラハイッテイイヨ!」

(普通の方も終わったから入って良いよ!)


と言われ中へ入る

そこには、紫色の髪の身長が低い女の子と、その子より身長が高い茶色の髪の子が居た


「まず、私からね!暁型1番艦暁よ。

一人前のレディーとして扱ってよね!よろしく司令官!」


「提督、ごきげんよう。潜特型二番艦伊401です。

しおいって呼んでね。よろしくね!」


「暁ちゃんにしおいちゃんね。よろしくね!」


「お姉ちゃんなのです〜!」


電ちゃんの姉妹艦の1番艦の暁ちゃんが着任したからとても嬉しそうだった。


「そっか、姉妹艦だもんね。お話ししてからでも良いから後で執務室集合ね!」


「「は〜い」なのです!」


語尾がついているかついていないかで少し変わるが姉妹艦と言うだけ息もぴったりだった


「じゃあ行こうか?しおいちゃん」


「は〜い!」


としおいちゃんと執務室へ向かう




執務室に集合して


「決めた事をまとめると、部屋割り(寮)、活動方針、簡単なルールだね」


「じゃあ、今がマルハチマルマル(08:00)だから……

とりあえずマルキュウサンマル(09:30)に食堂集合して、朝ごはんを食べよう!」


「そうね!手伝うわ!」


「電も手伝うのです!」


「しおいも手伝うよ!」


と一斉に声が掛かる


「それはありがたいんだけど、とりあえず食材があるか確認して無かったから買ってこないといけないから。

それまでは自由時間で、もし買ってくる様だったら買ってきてから声をかけるよ」


と言うと3人の顔が曇るだが、その空気を変えようと暁ちゃんが


「そうね!いくら鎮守府の近くって言っても悪い人が居るかもしれないわ!」


と言うとそれに続く様に


「そうなのです!だから」


「しおいたちはお留守番しておこう!」


と段々と顔の曇りが晴れていく


「ありがとうね!暁ちゃんが言う通り悪い人がいるかも知れないし、それの偵察的なのを含めて行ってくるよ。それじゃあ一旦かいさーん!」




結局、食堂の冷蔵庫には何も無かった為買い物に行きました。



2章朝ごはんと出撃!


「帰ってきましたよ〜?」


といっぱい物が入ってとても重いビニール袋を両手に1つずつ持ったまま電ちゃんたち(駆逐艦の部屋)の部屋を覗くと


「………お姉ちゃん、こっちに楽しいものがあるのです〜………」


「………えぇ、そうねぇ………」


とムニャムニャ言いながら寝ている


「あ!提督帰ってきたんだね。暁ちゃん達は少し疲れてたみたいだから寝させてあげようよ」


「うん、そうだね。じゃあ人数が減って少し大変になるかもしれないけど、朝ごはんの準備をしようか。じゃあ食堂へ行こうか」


食堂に向かう




「提督こんなに重い袋を表情一つ変えずに両手に持てるんだ!凄い!」


と驚かれる


「重いものに慣れているだけだよ。本当は倒れそうだったかも?」


「えぇ〜?嘘だ!そういえば、何を作るの?」


どうやら、信じてもらえない様だ。真実を知ったら信じてもらえるだろうか?


「朝ごはんは、目玉焼きとパンだね。簡単なものだけどお昼ご飯からは腕を奮う予定だよ」


「じゃあしおいは、出来たのを運ぶのとお皿関係?」


「当たり!だけど皿洗いはやるから、運び係とお皿の用意をしてもらえばいいよ」


「わかった!」


一瞬、「えぇ〜、やりたかったのに〜」みたいな表情をしていたけれどすぐに気を直してくれた


「ありがとうね。今はマルキュウマルマル(09:00)、買い物に1時間近くかかっちゃったか」


「提督、これなに?」


としおいちゃんが袋の中身を指差す


「これね。これは、暁ちゃんたち 身長が低い娘が手伝う、

って言って高い所にあるものを取ろうとした時に怪我しちゃダメだから買ってきたの」


袋からその踏み台を出して説明する


「へぇ〜よく考えてるんだ!ご飯を作りながらで良いから、他のも教えて〜」


「興味津々だね。良いよ、それに良ければだけどご飯の作り方も教えるよ?」


そんなことを言うとしおいちゃんは目をキラキラさせて


「いいの!?

じゃあ、教えて!食材があったら提督が居なくても食べれるね!」


「それもあるし、しおいちゃんが

もし他の鎮守府に異動した時にそこの鎮守府で振舞うことができるでしょ?」


「えぇ〜、まだよくわかってないけど

提督と暁ちゃん達はの事は好きだから異動なんてしないもん!」


少し怒った様に言っているみたいだった、がきっとみんなの事が好きなんだろう。

本当の事を知ったら、「こんな提督いや!」とか言われるのかな?


「提督!?大丈夫?ごめんね怒った様に言っちゃって」


「いやいや、大丈夫だよ。よし、じゃあ作り始めようか?」


気が付いたら涙を流していた(大洪水ではありません)


「本当に大丈夫なの?大丈夫なら良いけど………」


と、心配をされてしまった




「よっし、出来た!」


「おぉ!凄いよ提督!」


と上手く出来て、テンションが上がる


「今はマルキュウフタゴウ(09:25)そろそろ呼びに行ってもいいかな?

じゃあ呼びに行って来るから机の上に運んでおいてくれる?」


「わかった、いってらっしゃい?」


しおいちゃんに言って電ちゃんと暁ちゃんを呼びに行く


「よし、着いた。暁ちゃん、電ちゃん出来たよ?」


と言い扉を開けると


「………お姉ちゃん、いいにおいがするのですぅ………」


「………そうねぇ………」


とまだ寝ている


「ここは、申し訳ないけど……暁ちゃん、電ちゃん起きて!」


「ふぁ!?司令官?この匂いって朝ごはん!?電起きるのよ」


「なんですぅ、ってうわぁ!びっくりしたのです!」


起こした時も可愛いかも……


「大変よ!お手伝いをする約束だったのに!」


「司令官さんごめんなさいなのです」


謝られるが


「いやいや、大丈夫だよ。

しおいちゃんが手伝ってくれたし、それより冷めちゃうから食堂に行こうよ」


散々謝られるかもしれないので、ご飯の話を出すと


「はわわわ、冷めちゃうのです!急いでいくのです!」


と電ちゃんは走り出していくし


「そうね!電、急いで行くのよ!」


電ちゃんに釣られるように、暁ちゃんも走り出していく


「そんなに走っても、意味は無いよ〜。ご飯は逃げないよ」


と置いていかれてしまった




「ふぅ〜美味しかったわ!」


「美味しかったのです!」


「美味しかったよ!」


と一斉に褒めの言葉をかけられる


「いやいや、そんなに………」


「いやいや、そんなに………じゃ無いわ!

お腹は空いていないけれどお昼ご飯が食べたいくらいよ!」


「「そうだよ」なのです!」


「えぇ〜そんなに!?話が変わるけど、

ヒトマルサンマル(10:30)頃に出撃しようかな?それまでに後2人は建造しとくよ」


「「「わかった!」」のです!」


凄く息がぴったりなところがあるのが面白いかな?なんて考える


「とりあえず、今日の秘書官はしおいちゃんに頼むから。じゃあ、部屋に戻っていいよ!」


と解散する




「妖精さん、また建造いいですか?」


「イイヨ!ナンセキケンゾウスルノ?」

(いいよ!何隻建造するの?)


「普通建造の最低値で2隻で!」


「ワカッタヨ。ジャアアブナイカラソトニデテオイテネ」

(わかったよ。じゃあ危ないから外に出ておいてね)


「わかりました。あとこれ、朝ご飯にどうぞ」


と余分に作って小さくカットしたものを乗せた皿を渡す


「アリガトウ!オーイアサゴハンヲモラッタゾ〜」

(ありがとう!おーお朝ごはんをもらったぞ〜)


「エー!テイトクサンアリガトウ!」

(えー!提督さんありがとう!)


ゾロゾロ出てきて「アリガトウ」と言われる


「それでは外に出ておきますね」


外に出ておく


「提督、海辺に行かない?

最低でも20分はかかるからいいよ」


と海辺に向かう事になった




「やっぱり深海棲艦が見えない海は綺麗だね!」


「そうだね。なんで深海棲艦は出てきたんだろう………」


と思っていると


「提督!潜ってもいい?」


「えっ、良いけど?」


いきなり過ぎてびっくりしかける


「やっぱり、海って良いよね」


「そうだね。お父様に連れて行ってもらったことがあったけな」


「そのお父様って人はどんな人なの?」


「秘密かな?言う時が来たら言う的な?」


「えぇ〜」


「そんなにしょんぼりしないでよ、

ちょっと待っててね。タオルとか持ってくるから」


執務室に簡単な荷物とかを置いているので執務室へ向かう




「持ってきたよ〜」


タオルをぶらぶら振る様にしてしおいちゃんの方へ歩いていく


「あー!ありがと!提督、その格好は?」


「少しだけど泳ごうかなって」


「えっ!?提督泳げるの?」


また、驚かれる


「そりゃあ泳げるよ?潜水艦に比べたら多少の差はあると思うけど」


「泳げるのはわかったけど……潜水艦とは多少の差って!」


「これくらいの泳力っていうのは、加州家には必要なものだからね」


「かっ、かしゅうけすごい」


またまた驚かれる


「競争みたいなのする?」


「するする!」


「オーイ、ケンゾウガオワッタヨー」

(おーい、建造が終わったよー)


「と、その前に新しい子を迎えないとね」


ラッシュガード(水着の上に着るパーカー)のチャックを開けていたのを締め工廠へ戻る




「暁型2番艦響だよ。

その活躍ぶりから不死鳥の通り名もあるよ。よろしく」


「暁型3番艦雷よ!

かみなりじゃないわ!そこのとこもよろしく頼むわねっ!」


「えっと響ちゃんに雷ちゃんね。

暁型………あっ!とりあえず2人着いてきてもらえる?」


「了解だ司令官。だが、ちゃん付けは辞めてもらいたいものだ」


「了解よ!」


「響で良いかな?じゃあ行こっか!しおいちゃんもね」


とりあえず、暁型なので暁型の部屋(駆逐艦の部屋)に行く


「着いたね。とりあえず中に入ってもらって良いかな?」


「「了解」よ!」


「ふわわわ、

司令官さん………響ちゃんに雷ちゃんなのですううううううう」


電ちゃんが多分、他の鎮守府の電ちゃんに比べて1番叫んだ事は秘密!


「建造したら、第六駆逐隊が揃いました!やったね!」


「今日の夜はパーティよ!」


「暁に電、そして雷までいるとはな、ここは良いところだ」


そして響が多分、他の鎮守府の響きに比べて1番笑顔になった事も秘密!


「提督、まだ〜?あっ!自己紹介が必要だね。

潜特型二番艦伊401です。しおいって呼んでね」


「なんでここにしおいさんが居るのよおおおおおお」


そしてそして雷ちゃんが多分、他の鎮守府の雷ちゃんに比べて一番叫んだ事も秘密!


「ふぁぁ、よく寝たわ。

あら、響に雷着任したのね。司令官、部屋は一緒で良いのかしら?」


そしてそしてそして暁ちゃんが多分、他の鎮守府の暁ちゃんに比べて塩対応ぽかったのも秘密!


「部屋は一緒か、近い部屋になるけど一応4人分のベットあるよね?」


「えぇ、あるわ。それに電も安心すると思うから」


「じゃあ、良いかな?」


「し、司令官その服装は?」


「しおいちゃんと競争するの」


「潜水艦と競争……………

えっ?ちょっと見に行っても良いかしら?」


「しおいちゃんが良ければ良いけど」


としおいちゃんに質問を流す


「いいよ!じゃあ提督行こうよ!」


腕を引っ張られる。

それに続く様に暁ちゃん達が続く




海辺に着くとスマホから着信音が鳴る


「ん、ちょっと待ってね。もしもし、楓です」


「楓、鎮守府はどうだ?」


「とても良いところです。あの、副業の方は?」


「近くに艦娘でも居るのか。副業の方は橘から詳細が送られるはずだ、今日の夜は大丈夫なのか?」


「橘さんからですね!今日の夜は……「なんのことかわからないけど大丈夫よ司令官!」多分、大丈夫です」


電話中だった事もあり


「あっお姉ちゃんだめなのです!」


「暁、司令官は電話中だ」


とわちゃわちゃしてる


「そうか、橘に送る様に言っておく。賑やかな様だな、資材関連も遠慮せずに言って良いからな。それでは」


「ありがとうございます。それでは」


電話が切れたのがわかって少ししたあとに


「「「「司令官、ごめん」ごめんなさい」」なさいなのです」


と謝られる


「大丈夫だよ。それにお父様も安心したみたいだったし」


「そうか、司令官副業というのは何だ?」


「加州家の伝統みたいなのでやってる事」


「着いていきたいものだわ!」


「んーちょっと危ないから駄目だよ」


と答えると同時にまた、スマホから着信音が鳴る

どうやら橘さんからのメッセージの様だ


「なんでこんな人なの〜、プロに頼めば良いのに…………」


「そ、そのプロの人とかとはどんな関係なのです?」


「副業での関わりから、お茶会らへんまでの関係。

詳しく言って副業がバレたら提督を辞めることになるから、下手に調べない方が良いよ?

やめてほしいとか言うぐらいだったら調べても良いけどね」


「提督、どんな副業してるの……………

それに加州家が恐ろしいよ?本当かわからないけど潜水艦に比べたら多少の差が出るだけどか

プロの人やら副業とか……」


「これは怒らせたら大変なことになる人ね!」


少し恐れられてしまったかもしれないと考えながらも


「よーし!しおいちゃん競争しよっか。暁ちゃん達は着順とか見ててくれない?」


「いいわよ!ルールはどういうのかしら?」


「どうしよっか、ある程度沖に出てそこからスタート?」


「いいね!いいと思います!」


「とりあえず沖まで出るのも自力でね。じゃあ行こっか」


としおいちゃんと一緒に沖まで出る




「しれーかん!聞こえてるかしらー!笛の合図ではじめるわよー!」


「しおいちゃん、聞こえた?笛の合図で始めるって!」


「えっ、提督今何か言ってたの?聴力やばいよ?」


と話した30秒後ぐらいに笛が鳴りスタートとなった。

しおいちゃんはやっぱり潜って行くようだった、自分はクロールで思いっきり泳いで行く。

それから約2分後、しおいちゃんが先にゴールしその5秒後に自分がゴールした


「提督、速いよ!これで魚雷とかを使えれば高速潜水艦の出来上がりだよ!」


「「司令官、すっごーい」のです!」


「ありがとね、とりあえず深海棲艦か何かの気配がしたから一応出撃してね?

旗艦から順に暁、響、雷、電、伊401で」


「わかったわ、みんな出撃ドックに行くわよ!」


暁ちゃんの一言でみんなは出撃ドックに向かって行く

(暁ちゃんには無線機を渡しました)




「テストテスト、聞こえてる?」


「聞こえているわ!司令官」


「敵の気配はさっきスタート位置だったところの奥の方、距離はわからない。

あと、艦載機が出てきたら言ってね」


「了解よ!」


と無線機を通じて話した10分後


「司令官、深海棲艦が見えたわ!

空母も中にはいるみたい、艦載機が20機ぐらい飛んでるわ!」


「わかったよ。こっからちょっと途切れ途切れになるかもだけど許してね。

あと最低限、艦載機に近づかないで」


「わかったわ!みんな行くわよ!」


深海棲艦と撃ち合っている音が聞こえてくる

少し考えたいので無線機を切る


「敵艦載機が20機………S-926に対抗弾」(S-926は架空の銃のはず!)


と想像すると手元に出てくるのを確認し無線機のスイッチを入れる


「進展あった?」


「艦載機で気付かれてしおいさん以外小破よ」


「わかった!さっき言った通り艦載機から離れてね」


「了解よ!」


「それじゃちょっと切るね」


また無線機を切って銃を構える


「あっちの方向だったよね?」


と思い付属のスコープを覗く(スコープ+楓の視力でめっちゃ見えることになってます)


「お〜やってるね。誘爆は……できるかな?よーし」


誘爆狙いで黒色や赤色の火の様なものを纏った艦載機を撃ち落としていく




ある程度減ったことを確認し無線機のスイッチをまた入れる


「そっちはどう?」


「しおいさんが頑張っているわ。電と雷が中破、私と響はまだ小破判定だけれど地道に削られてるわ」


「オッケー、とりあえず空母を狙って。

艦載機を墜とすのに結構弾を使っちゃったから、あんまり支援はできないかもだけど

一応イ級くらいは1発でいけるから空母とか主力ぽいの狙ってね」


「近くの鎮守府に支援要求したのかと思ったけれど、司令官だったの!?」


「はいはい、集中してね」


無線機を切ってイ級とか雑魚を沈める

雑魚が沈んでいく為主力に攻撃がいき、まだLv1のはずなのに軽巡ツ級まで倒してしまった

それを確認するために無線機のスイッチを入れる


「終わった?」


「終わったわ!電が大破してしまったのだけれど」


「よっし、帰ってきていいよ。いいんだけど、もう少し奥あたりに空母がいると思うの」


「ヲ級が!?」


「いや、緑の艦載機が飛んでたから多分艦娘。一応、警戒態勢で」


「行ってみるわね!」


「どうだった?」


と聞くと相手と会話した後に


「これは、大破した蒼龍さんに飛龍さんね」


「2航戦!?とりあえず1人に2人で連れて帰ってきて」


「えぇ、わかったわ。一応無線は切らないわよ?」


「こっちも切らないよ。妖精さんに準備してもらっとく」




「司令官、帰ったわよ!こちらが蒼龍さんに飛龍さんよ!」


「航空母艦、そう…りゅうです」


「航空母艦、飛龍です。蒼龍、ちゃんとしないと………」


と2人とも声のトーンが下がりに下がっている


「蒼龍さんに飛龍さんね。とりあえず全員ドックへ」


ドックに向かう


「大本営からバケツが30個はもらってるから、とりあえずそれを使おうか。

終わったら着替えてもらって、食堂に来てね?

蒼龍さんに、飛龍さんも、入ってもらって着替えがなければ私のを貸すから」


そして食堂へ準備をしにいくのを無傷のしおいちゃんが着いてくる



3章お昼ご飯と対処方法!


「そういえば提督がイ級とかを沈めたのって本当?」


「暁ちゃんから聞いたの?本当だよ。証拠として空薬莢ね」


と空薬莢を見せる


「これって銃を撃った時に出るやつ?」


「うん、しおいちゃんにだけ言っておこうかな?当然、周りに言われたら辞めないといけないけど2人だけの秘密ね!」


「わかった!」


「本当のことを言ったら信じられないと思うから簡単に言うとこの空薬莢に関係した仕事をしているよ」


「そうなんだ。じゃあ銃は?」


「想像した銃を作れる能力を使ったよ」


と殺傷性が低い銃を想像して手元に出して見せる


「凄いね。でも、こういうのって代償みたいなのが必要なんでしょ?」


「当たり!代償は血液だから使い過ぎたら貧血で倒れるよ」


「倒れた場合の対処方法は?」


「そこまで聞くのね。とある電話番号に電話を掛ける」


「その番号は?」


「結構聞くね。あとで対処方法のパンフレットみたいなのを渡すよ。よし、とりあえず簡単なのは出来た!」


説明しながらうどんを茹でて野菜もある程度火を通して皿に盛る


「お昼ご飯は?」


「野菜うどん」


「司令官!連れて来たわ!」


「ありがとうね。

蒼龍さん、飛龍さんに座ってもらって……暁ちゃん達、運んでもらっていい?」


「了解よ!」


としおいちゃんも含め運んでくれる


「蒼龍さんに、飛龍さん。食べながらでもいいから状況を教えてくれる?」


「飛龍、本当のことを言ったほうがいいよね」


「うん。あの、私達大湊から逃げて来たんです」


「虐待とかそんなのが理由?」


「はい。自分達が逃げたかったのが多いけど、大湊の現状を知らせるのもあります」


「とりあえず、保護だね。ちょっと電話してくるね」


と電話をしに食堂の外に出ると暁ちゃん達に質問責めされている二航戦であった




「戻って来たよ。お父様と大本営に連絡した結果、望むのであれば所属はどこでもいいって」


「「ありがとうございます」」


と二航戦が椅子から立ち上がり、頭を下げる


「大丈夫だよ。頭をあげて?所属の件はじっくり考えていいよ。衣食住はなるべく保証するし、

艦載機とかの整備もうちの妖精さんに頼めば良いと思うよ」


「少し、考えさせていただきますね。資材……特にボーキサイトですけど、余裕がありましたら出撃もできますよ!」


「ありがとう。 とりあえず、食べようか?冷めちゃったかもだけど」


「「はい!いただきます!」」


二航戦はそんなにお腹が空いていたのか、3杯もおかわりをした。


「「ご馳走様でした」」


「ん、食べ終わったね。じゃあ服とか買い物に行こっか、いつまでも私のを貸してたらあれだしね」


「そんな、申し訳ないです?あれ、買ってもらっても貸してもらっても迷惑?」


「大丈夫だって、お金に関しては大丈夫だしあとしおいちゃんとかの服も買わないといけないしね」


戸惑っている様だったが、一石二鳥とかそんなのを説明し説得する




食器などを片付け終わり、しおいちゃんと二航戦と一緒に出掛ける


「そういえば提督のお金はどこから来てるの?」


「しおいちゃん………そういうのは人に聞くんじゃないよ?私の場合は副業の収入だけど」


「副業でどのぐらい稼いでるの?」


「す、凄い……提督さん聞くんじゃないよって言って教えてるよ。飛龍」


「これは多聞丸に怒られないね…………」


とそんなこんなで鎮守府に置いてあった車に乗ってイ●ンとかに行きました。




「やっと、帰って来たのね司令官!買い物の方はどうだったの?」


「ただいま。おかげで、いろんな所に行けたよ。留守だった間は大丈夫だった?」


「暁、廊下は走ると危ないぞ。司令官おかえり」


「「大丈夫!」なのです!おかえりなさいです!」


後から響、雷ちゃん電ちゃんと少し息をあげて玄関に来る


「パーティ用の物も買って来たからね。

みんなは準備があるから部屋で休んでていいよ」


「私たちもお手伝いしますよ?」


と二航戦やしおいちゃん、暁ちゃん、響、雷ちゃん、電ちゃん。


「大丈夫だよ。しおいちゃんにはちょっと手伝ってもらうけど、

第六駆逐隊と二航戦の歓迎会を一緒にやりたいからさ」


「お手伝いは大切、大切!」


「まだ決めてないですけど、もし他の鎮守府に着任するとなった場合申し訳ないです」


本当は二航戦に残ってもらいたいとは言えない提督であった………


「本当に大丈夫だからね?とりあえず解散!!しおいちゃんは秘書艦としてのお手伝いをお願いしたいね」


二航戦に暁ちゃんたちは部屋か何処かへ行った。


「しおいちゃんにお願いなんだけど、執務室から溜まってる書類と判子を食堂に持って来てもらいたいんだ。

このカゴを使っていいからさ、書類と判子は机の上にあったはずだから」


「わかった!」


としおいちゃんは私が渡したカゴを片手に執務室へ向かう



4章パーティと副業?



「やっと、スマホが見れるね。今回のターゲットはこの人ね、移動(ワープ)を使うとして9時がギリギリかな。

今週の土日にあっちにいくのか〜めんど………デザートにケーキ作りたいけど作るにも時間が無さそう、

アイスを多種類作ってバイキングみたいにしよっか」


スマホで橘さんから送られてきた詳細を見ながらメニューも考える

ご飯にハンバーグやら、サラダやらとメニューがどんどん浮かんでくる


「提督、持ってきたよ!」


「ありがとね。いい感じの時間までは書類減らしてもいいだろうし」


「パンフレットみたいなのっていつなの?」


「今日の夜がどうなるかわからないから、場所だけ言っておこうかな。

机の上から4段目の引き出しを抜いたところの空間の上に貼り付けてあるよ」


「あと血の事、輸血って人間のみ?それともその能力?を持ってる人用の?」


「一応今言ったのは全部使えるけど体質が似てない血よりは似てる血の方が使用量と体調の変化が少ないよ。

量を数字で表したりすると、動物が15、人間が9、簡単な能力者の血が7、艦娘が5、とても強い能力者の血が3って感じ」


「とても強い能力者の血が足りないってなったら私たちの血を使ってもいいの?」


「急ぎなら無理かもだけど、少しでも時間があれば大丈夫だと思う」


と能力の説明とかをしながら書類を片付けたり、料理を作ったりした。




「そろそろ良いね、ちょっと呼んで来てもらえる?」


「いいよ!」


しおいちゃんに暁ちゃん達を呼んで来てもらううちに皿を並べたりしていた


「よし、来たね。第六駆逐隊、二航戦おめでとう!」


といい、しおいちゃんと2人だけだがクラッカーを鳴らす


「「「「すごいな」わね!」」なのです!」


「蒼龍凄いよ!もう何年も前に見たものがまた見れるよ!」


「そうだね!また、見れたよ…他の子と一緒に祝いしたかったかも……って、提督さんが私たちに用意してくれたんだから楽しまなくちゃ!」


「「「「「「ありがとう!」」」」」」


「パーティだから自分で盛れる様にしといたよ。21時までには副業に行きたいから途中で抜けるかも」


「ありがとうございます!もし、襲撃があったら対抗しますよ!」


「暁たちも頑張るわ!」


とっても頼もしそうな雰囲気を醸し出している


「出来るだけ早く終わらせるよ。とりあえずお皿ね、盛るのはトングでお願いね」




「やっぱり、司令官のは美味しいわね!」


「それほどでもないからね?」


「いや、これは美味すぎて多聞丸に怒られますよ!」


どうやら満足な様だった


「今はニマルサンマル(20:30)か……じゃあちょっと行ってくるよ。

片付けは流し台にまとめておいてくれれば良いよ」


「「気をつけてくださいね!」」


とみんなに送られて玄関まで行く




「ここら辺でいっか」


と玄関の隅に魔方陣のようなものを描いて外に出る

一歩踏み出すとワープさせられる(する様にしました)


「ん、電話だね。もしもし、橘さんどうかしました?」


「もしもし、任務中だと思いますので短く言います。

他の人物がターゲットを狙っているとの事です、もし可能なら殺しても良いですがこれは絶対ではありません。

危険だと思ったらお嬢様のことですから、鎮守府かお屋敷にお戻りください。それでは失礼します」


「ありがとうございます。

あの、一応1人だけに対処法を教えたんです。

もし攻撃を受けた場合鎮守府に戻って連絡するのでお願いします」


と言うと


「了解しました」


橘さんはそう言って電話を切った


「他の人物が狙っているって………先回りするかな。

先にターゲットを殺されたら迷惑だなぁ、鎮守府のお金が減っちゃうよ」


武器を隠す様にしながら姿勢を低くし、時間になったら出てくるターゲットを狙うためにいた屋根から移動する

時刻は20時40分、ターゲットはこの時間帯バーに居る。そして45分頃にバーから出て路地に入る予定


「おっとと、危ない危ない。あれが狙ってる人ね。流石にバーの前で殺すのはあれだけどいざとなったら路地に入る前に1発で行こう」


他の人物と言われている人を発見して覚悟を決める

そんな事をしているとあちらも気づいた様だった


「おっと、きみも木戸(ターゲット)を狙っているのかい?残念だけど、うちが殺させてもらうから歯向かう気なら殺すこともあるからね?」


「はぁ、そうですか。そちらがその気ならこっちも殺す気でいかせていただきますよ?」


「おっし!良かった、それじゃあ家に………えっ?」


と話している内にバーから出てきた木戸に一斉に銃を撃ちその音と共に木戸は、真っ赤な液体を体から垂らしながら倒れた


「今回は………そっちの勝ちだね!それではさようなら」


「こっちが勝ちですか。こちらこそ、さようならですね」


相手が銃を撃つ瞬間に海の方へ走り出す


「撃ち返してくるかと思いきや、逃げるんだね?じゃあこれを使おうか」


「ミニガンを使うとは卑怯な人ですね。とりあえず家まで付いてくるのはストーカーで訴えるんで海まで行くんで、

そこまでに殺せなかったら今回は負けを認めてくださいな?どうせ、また会うんでしょうから」


「とりあえず海までね。殺せなかったら負けを認める、でも怪我をさせたら引き分けとさせてもらうよ!」


一旦辞めていた攻撃が再開されたすぐ後に走り出し、ジャンプの様なものを挟みビルとビルの屋根を移る

流石に下に降りたら関係のない人まで巻き込むが、面識のある仲間(プロ)のお店があるので下に降りる

まず、路地に降りて銃を仕舞いすぐに大通りへ出てサバゲー専門店に入る


「圭さん、ちょっと追われてるから中に居ていい?あとついでに買い物も」


「楓ちゃんか、いいよ。買い物もするんだね」


川上 圭(かわうち けい)さん、一応30代。

加州家に雇われているプロでありながらもサバゲー専門店を営んでいる

店では買い物ができる他、トレーニングルームやサバゲーフィールドまであり提督になる前も時々利用していた


「追われてるって大丈夫なの?手伝おうか?」


「大丈夫かは……わからないや。とりあえず海までだから、大丈夫かな」


話をしながら銃を持ち上げて色々な部分を見て次の銃を見てと、繰り返す


「そういえば、提督を始めたんだってね。

今日からだっけ?殺しを陸でやっちゃう上に海までやっちゃうって、

結構大変な事だから気をつけてね」


「その時は、どうにかするよ。じゃあこれでお願い、支払いはクレカで」


「弾は付ける?あと、少し値下げしとくよ」


「弾は……実弾を付けるとこの辺だと面倒くさいからいいや」


「だよね。仕舞うにしても、血を使うんでしょ?使い過ぎには注意ね。毎度あり」


「それは、わかってるよ。それじゃあまた来るね」


会計をした後にバッグに入れ店を出る

相手がいない事を確認し、大通りを歩いていく。それが、間違いとは気が付かずに。

大通りを歩く人はどこかの店に入ったり、駅に吸い込まれる様にして消えていき、次第に存在が浮いていく


「みぃつけた!大通りを歩いてたのかな?赤の他人をまきこみたいのかな?」


「ん、知らないや。とりあえず海までだよ?私に何かあるかはわからないけど」


身体強化魔法を使えたら良いのにと思いながら思いっきり走る

相手は屋根の上だったから良かったかもしれないけど、どこでも構わない様にミニガンをぶっ放している。


「いっ、擦り傷だからいっか。女の子に銃を向けるってやっぱり酷いなぁ(笑)」


時々、相手が撃つ銃弾が身体のどこかを掠る事があったが、致命傷と言う訳ではなかった


「海に着いたよ?ここから先はストーカーで訴える約束だからね?」


「本当はストーカーとかどうでも良いけど相手が相手だもんね。今回は引き分けね、じゃあさようなら」


相手がそう言い安心した


「引き分けなんて考えると思う?さようなら、バイバイ」


考えの内でもあったが、安心して気が抜け弾を回避できない


「面白い人だったよ。ありがとうね?」


と最期の言葉的な事を言い少し身体を傾けて心臓に当たるのを回避して、すぐ海に入り少し潜ってワープする




5章おかえりなさい………?(艦娘目線)


「司令官、早く帰ってくると良いわね!」


響たちと一緒に玄関の近くを歩く


「暁、後ろを向いて歩くのは良くないぞ。さっき5回は角に頭を打っていただろう?」


「そうなのです……………た、タオルを持ってくるのですうううう。しおいさん!!!!!」


電が走って行った後その声で気付く、赤い液体を流している司令官の姿があったのだ。


「きゃあああああああ、蒼龍さん飛龍さん!!!」


呼んだ声にびっくりしながら玄関に全員が集まる


「提督!?しおいに教えてなかったらどうなってたの?

………とりあえず、蒼龍さん、飛龍さんはここから医務室に運んで下さい!

それ以外はタオルを医務室に!あと、執務室には入らない様に!」


「「「「「「了解(だ、なのです!)」」」」」」


一気に全員が動き始める


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「えっとえっと、上から4段目の引き出しを抜いたところに………」


準備中に教わった場所に分厚い本が入っていた


「痙攣……失神……大量出血に瀕死!えっと、ここに電話をかけるのかな?」


目次でページを確認し対処方法を確認し載っている電話番号に電話を掛ける


「もしもし、どうかされましたか?」


「あ、あの!ていt…加州楓さんが大量出血してて……瀕死状態です」


パニック状態になり掛けて思うように声が出ない部分がある


「楓さんですか。今どこに居ますか?」


「ま、舞鶴鎮守府です!提督です……」


「わかりました。救急車を送るので止血をしておいてください」


「はい」


電話が切れるとすぐに本を持ち医務室に行く


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「蒼龍!ぼーっとしてたら提督さんが……」


「そ、そうだよね!医務室はこっちだったよね!」


急いで、提督さんを運ぶ


「あ、あの!タオル持ってきたのです!」


「ありがとう。一応もう少し持ってきて下さい」


「了解だ、急ぐぞ!」


響さん達は走ってタオルを取りに行く

入れ替えのようにしおいさんが入ってくる


「電話をしたから、救急車が来るからそれまでに止血をするよ!」


「「了解!」」


3人がかりで止血をし、救急車の到着を待つ


「しおいは、付き添いで行くから。あとはお願い、救急車が行ったら工廠で戦艦とか強い艦娘を建造しておいて!」


「建造はできないはずですよ?」


「訳ありで出来るはずだから大丈夫。あと、蒼龍さん達みたいな娘が来たら受け入れておいてね?」


「わかりました!丁度、来たみたいですね」


「失礼します!楓さんはどこにいらっしゃいますか!」


と玄関の方から声がする

医務室に誘導し、担架で運んでもらいしおいさんと救急車に乗り病院に搬送される


5章おかえりなさい………?(提督目線)


ベットの上で目を覚ます


「提督!良かった…………」


「しおいちゃん!?泣かないでよ……ここはどこなの?」


「びょ、病院だよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」


とりあえず、泣き止むまで待つ。


「ナースコールを押さないと……あれ?どれだっけ?」


「しおいちゃん、ちゃんと覚えないとダメだよ?」


ナースコールを教えて押してもらう

それから少し経ったあとに


「どうかしましたか?って目が覚めたのか楓」


「患者にその口はどうなのさ?」


幼馴染だが一応患者なので注意する


「はいはい、そうでしたね〜」


「輸血ってどの血でやったの?」


「艦娘」


「は?嘘だったらS-926を脳天にぶっ放すよ?」


「嘘じゃないって。これを読めって」


ファイルを渡してくる


「はい、そーですねー。艦種は?」


「戦艦、空母、重巡だって。その辺は担当外」


「身体への影響は?」


「無し。時々頭痛がある程度」


「退院は?」


「体調を崩さなければ3日後」


という感じで体調を崩さなかったので3日後退院しました。




「わざわざ、車出さなくて良いのに……ありがたいけど」


「提督、この人は?」


「ん、メイドみたいな人?」


「橘です。頭痛がする時があると聞きましたよ?」


「良いのに。

えっと、しおいちゃんに聞きたいんだけど指揮を執ったと思うんだけど何をしたか教えてくれる?」


「えーっとね!

まず駆逐艦がタオルを運んで空母が止血をした上、戦艦の建造をお願いして。しおいは電話を掛けたよ」


指揮を執った時のことを教えてもらう


「お嬢様、明後日土曜日日曜日に陸軍の方へ行かれるようですが。お車は致しますか?」


「忘れかけてた!一応、出してもらって良い?4、5人乗りで良いから」


「承知いたしました」


土日の事とか今後の事を話していたらあっという間に鎮守府に着いた




「ただいま。ありがとうね、蒼龍さん、飛龍さん仮着任だったのに」


「おかえりなさい!大丈夫ですよ、それにここに着任したいのでこれくらいへっちゃら?です」


「ここに着任するのね。ありがとう、改めてよろしくね」


「「はい!」」


玄関に入ると蒼龍さん、飛龍さんが出迎えてくれた。おまけに着任も決まった


「貴女が提督ですね。超弩級戦艦、伊勢型の1番艦、伊勢。参ります!」


「あなたが提督?ふうん。いいけど。伊勢型戦艦2番艦、日向よ。一応覚えておいて」


「提督、すみません。少し心細くて2隻建造してしまいました………」


伊勢、日向の挨拶後に謝られる


「伊勢に日向ね。よろしく!蒼龍、大丈夫だよ?

それより、部屋をどうするかだよね。

蒼龍と飛龍は今の部屋で良いけど二人をどこに入ってもらうか。希望とかある?」


「二人一緒を希望ですけどバラバラでも良いですよ?」


「今は人数が少ないから二航戦と一緒でも良いけど後々一航戦とも会えると思うから別の部屋でいいかな」


今着任している艦娘の部屋が一旦確定した


「とりあえず今日の秘書艦は飛龍ね!それ以外は解散!」


「提督、今日は何をするの?」


「ルール決め的な?」


「ルールは大事だよね!あっ、敬語が抜けた……」


「大丈夫だって。失礼だけど年齢的には本来は私が敬語を使う立場だからね?」


「とりあえず、執務室に行きましょうか。まずはそこからですね」


という事で執務室に行きルールを決める事になった




「できた!とりあえずこれはコピーをして廊下に貼ったりするかな」


「ですね!……じゃなかった、だね!」


主なルールは


一、他の艦娘と仲良くする(史実関係の場合は無理にしなくて良い)


二、提督や、他の艦娘と喋る時敬語を使わない(口癖などで難しい場合少しずつでも良い)


三、他の鎮守府の艦娘と遭遇した場合、鎮守府へ寄港させる


四、他の鎮守府の艦娘を保護する場合、提督に必ず報告をする


五、仲間を大事にし、史実の海戦に影響されない!


となった


「結構良いかも!じゃあ貼ってくるね!」




Ⅱに続きます!


後書き

投稿者は学生の為、不定期な更新となります

平日の場合:夜
土日祝日の場合:いつでも更新

↑ご参考にどうぞ

次はⅡになります!
( http://sstokosokuho.com/ss/read/15411 )


このSSへの評価

2件評価されています


クリンスマンさんから
2019-01-24 20:45:47

2019-01-20 11:09:11

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SS好きの名無しさんから
2023-09-28 11:50:55

クリンスマンさんから
2019-01-24 20:45:49

2019-01-20 11:09:13

このSSへのコメント

2件コメントされています

1: クリンスマン 2019-01-24 20:46:58 ID: S:m1sYsW

血液具現化系と言った所でしょうか?

2: しおい 2019-01-25 18:35:24 ID: S:7JcMNg

返信:クリンスマンさん

そんな感じですね!
なぜ使えるかは、いつかストーリーの中で出すつもりです


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