2019-06-23 21:42:13 更新

概要

この作品は、一人の青年が様々な難題に遭遇しながら必死に提督として成長していく物語です。


前書き

※誤字、脱字または文脈の乱れ等、至らない点が多々あると思いますが、どうか温かい目で見てやってください。
※キャラ崩壊ありです
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。


~深海棲艦・軽巡洋艦「ホ級」side~

時雨の魚雷を受けたホ級は失われつつある意識を辛うじて保っていた。


だがそれも長くは続かない事は、ホ級自身も自然と感じ取っていた。


「人間と艦娘の排除」という任務が自身の消滅を以て失敗となる。


それは今のホ級にとっては非常に遺憾だった。


ホ級 『・・・』


ホ級は、朧気な意識の中、傷だらけの自分の身体を見渡す。


ホ級の目線の先では、艤装がドロドロの液体状になりつつあった。


ホ級の身体からも黒色の煙が出始めたが何故かその時、ホ級は不快な感情は一切抱かなかった。


それどころか、感じていた苦痛や憎悪といった不快なものが消えていく様に感じ、ホ級は酷く混乱する。


ホ級 『アれ、ナんデダ?』


ホ級 『カラだはボロボろノハズなノ二、さッキマデのフカイサガキえタ・・・』



その疑問に対する解答を出せないまま、ホ級の意識は無くなっていった。



そして最期の瞬間。


ホ級は芽生え始めた「心」でこう思った。



ホ級 『アあ、コれで・・・』




ホ級 『すくわれるのかな・・・』




それは「ヒト」となるには十分の解答だった。




~提督&時雨side~

提督 「・・・」キョロキョロ


深海棲艦が消滅した後も提督は辺りを警戒していた。


提督 『先程の深海棲艦の行動は今まで聞いたことが無い完全な不規則(イレギュラー)だった』


提督 『また別の深海棲艦が現れる可能性もある・・・』


提督 『それに、もしかすると深海棲艦の謎を明らかにする手がかりがあるかも・・・』


そんな微かな希望を抱きつつ、時雨と一緒に辺りを見廻る。



すると、


時雨 「提督、来てっ!」


別の方向を散策していた時雨が提督を呼ぶ。


提督 「どうしたっ!?」


提督は時雨が何らかの手がかりを見つけたのかと期待する反面、


もしや新たな敵影を発見したのかと不安にもなり気持ちが先走りながらも時雨の元に向かうと、


そこには提督の頭で考えていた物は何一つ無かった。


その代わりに、1人の少女が漂流物のように水面に浮かんでいた。


時雨は、その少女を抱き起こそうとしている最中だった。


時雨 「提督、この子早く手当てをした方が良いかも・・・」


時雨に支えられている少女は見たところ意識は無く、身体中に傷が見られ、


服も着ていない状態で海に浮かんでいた為体温もかなり低下していると思われた。


提督 「そ、そうだな」


そう言うと提督は時雨に手伝ってもらいつつ少女を船に乗せ、自分の上着を掛けて休ませる。


提督 『何故少女がこんな海のど真ん中に浮かんでいるのかは分からないけれど』


提督 『まずは安全な場所まで連れて行くべきだよな・・・』


提督は脳裏に浮かんだ疑問を捨て置き、少女の身を優先する。


提督 『海上じゃ安全とは言えないよな・・・』


そう考えた提督は時雨に撤退の指示を出す。


提督 「時雨、撤退だ!この子の保護を優先する!」


時雨 「了解。駆逐艦時雨、撤退を開始するよ」





【艦隊帰投中・・・】




〈舞鶴鎮守府前〉

幸運な事に、撤退中に深海棲艦と遭遇することなく3人は鎮守府に帰還した。


提督は帰投後すぐに時雨の案内の元、医務室に少女を運び治療を行った後、ベッドで安静にさせる。


そこからは提督は日本海軍の鎮守府及び基地の中で最も戦力があり、軍の総司令部にもなっている横須賀鎮守府に報告をしに提督室に、


時雨は傷ついた身体を修復しに入渠ドックへと向かっていった。




~提督side~

司令室に着くと提督はすぐに受話器を取り、横須賀鎮守府に電話を掛ける。


ピッ ポッ パッ ポッ ピッ ピッ 


プルルルルル プルルルルル


上への報告に未だ慣れない提督は、緊張に顔を歪ませる。


提督 『・・・』ソワソワ


ガチャッ


??? 「はい、こちら横須賀鎮守府です」


電話の先からは透き通るようで、また凜々しくも感じられる女性の声が聞こえてきた。


提督 「こちら舞鶴鎮守府です!」カチコチ


??? 「大丈夫ですか?何かぎこちない様子ですけど」


提督 「はい、大丈夫ですぅ!」カチコチ


??? 「大丈夫に思えません!とりあえず落ち着いてください!」



~数分後~



??? 「落ち着きましたか?」


提督 「はい、取り乱してすみませんでした・・・」


??? 「いえいえ、それで貴方は確か今日着任した准将ですよね?どうかなさいましたか?」


提督 「はい、本日時刻16:00にて敵深海棲艦が横須賀鎮守府近海に複数体出現しました」


提督 「敵部隊の構成は駆逐艦級が2隻、軽巡洋艦級が1隻でした」


??? 「本当ですか!?」


電話の相手が驚いたことは声帯、言葉の両方から伝わってきた。


提督 「はい、本当です。我が鎮守府では駆逐艦「時雨」を投入。自分も現場で指揮を執り、これらを撃破しました」


提督 「被害は「時雨」が中破、自分が使用した船が一隻軽傷を負いました」


??? 「・・・了解しました、他に報告する事は御座いますか?」


提督 「はい、実は敵の軽巡洋艦級の様子が他の艦と明らかに異なっていました」


提督 「詳細の程は直ぐにそちらにお送りいたします」


??? 「了解しました。情報提供、有り難う御座います」


提督 「それから、深海棲艦との戦闘後、少女を1人海上で保護しました」


提督 「身体は多数の傷がありましたので、ひとまずこちらの鎮守府で治療を行っております」


??? 「・・・」


??? 「分かりました、報告は以上ですか?」


提督 「はい、これで全部です」


??? 「後日こちらから連絡致しますので、それまでは鎮守府近海の警備に当たってください」


提督 「了解しました!では、失礼しま」


??? 「ああ、待ってください!」


???→大淀 「私は軽巡洋艦「大淀」です。困ったことが御座いましたら私に連絡してください」


大淀 「新任の司令官を支援する事も私の任務ですから」


提督 「有り難う御座います!では、失礼します」


凜々しい声に乗せられて聞こえてきた頼もしい発言に、提督の心は大分救われた。




~大淀side~


ガチャッ


大淀 「・・・」



“提督「敵深海棲艦が横須賀鎮守府近海に複数体出現しました」”



大淀 『今朝舞鶴鎮守府近海の哨戒を行った時には深海棲艦の姿は確認されなかった・・・』


大淀 『一体何処から・・・?』


大淀 『それに、少女を海上で発見したですって?』


大淀 『何がどうなってるの・・・』


軽巡洋艦「大淀」は、幾つかの疑問を抱きつつも、この一件を横須賀の提督に報告すべく筆を動かし始めた。




~???side~

??? 「ちっ、3隻全て轟沈か・・・」


??? 「舞鶴を潰すことは叶わなかったか・・・まあいい」


??? 「他にも潰す機会はいくらでもあろう」


??? 「だが舞鶴に配属された提督、確かあの馬鹿な男の一人息子だったか?」


??? 「父親の二の舞にならぬ様、奴はきっちり教育してやらんとな」ハッハッハッハッハッ


何処か不気味なその部屋で男は1人笑うのであった・・・。






 






後書き

どうも皆さん!

最近Twitterで色んな提督さんとお話しするのが楽しい新米提督(f)です。

正直Twitterって使うのが怖くてツイートとかできなかったのですが
いざ勇気を出してやってみると皆さんいい人ばかりで安心しました(泣

けどいくらTwitterが楽しいからってss投稿の方も手は抜きません!(多分
というわけでTwitter含め、これからもよろしくお願いします!

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このSSへの評価

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2019-07-09 18:49:42

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2019-02-26 00:48:44

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このSSへのコメント

4件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2019-02-26 01:00:32 ID: S:J0CGfh

初めまして~。twitterでフォローさせて頂きました霜降と申します。
中々に熱い作品ですね!主人公の提督はまだ未熟なルーキー感がありますが、そこが時雨との二人三脚していて好感が持てます。ずぶ濡れ泥まみれになりながら戦う人は格好良いのです。

これからの展開に期待です!

ちなみに、五話後書きの質問ですが、自分は――

Q1.個人的には長編が良いと思いますね。色々考えたりモチベを維持するのは大変だけど、その分世界観とかキャラクターを細かく設定できる強みがあります。

Q2.私は駆逐艦の曙が好きです。某静画でたまたま彼女の事を知り、元々影を背負った女の子が好きなのと元ネタ調べるのが好きと言う事から図書館で史実を調べ、結果どっぷりと艦の歴史の沼にハマった所存です。

Q3.お勧めの調べ方は、元ネタの艦のwikiの【脚注】の項目に書かれてある書籍を探す、です。例えば時雨さんだったら、【艦長たちの太平洋戦争】と【帝国海軍の最後】がお勧めですよ♪

2: 新米提督(f) 2019-03-01 01:25:57 ID: S:hcInqB

霜降さん、閲覧並びにTwitterのフォローありがとうございます!

ご期待に添えられる様、頑張ります!

質問に対する解答の方も、ssの投稿にしっかり活用させて頂きます!

3: SS好きの名無しさん 2019-03-05 03:34:01 ID: S:SyRFvI

続きが気になるストーリーですね…
個人的には、一話分がもう少し長いバージョン(数話分まとめ的な)を用意した方が見やすい気もしました。上から目線で申し訳ない…
あと、勝手にTwitterフォローさせていただきます。

4: 新米提督(f) 2019-03-05 08:01:24 ID: S:kLM5_q

3さん、コメントありがとうございます!

10話まで進んだらまとめを出してみようと思います!
貴重なご意見ありがとうございます!

あと、Twitterのフォローの方もして下さりありがとうございます!
よろしければ仲良くしてください!


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