2020-10-19 02:46:34 更新

概要

艦娘強化訓練島の日常・登場キャラクターの設定集になります。
作者が忘れがちの裏設定を記録しておく為の設定集になりますのでネタバレ全開です。
閲覧には御注意ください。


前書き

物語の流れによっては、追加・変更もあり得ます。
その場の思いつきで書いてる弊害ですね。
"飽き"とは本来、満足したからもういいやという意味なのですが・・・。
私が正しい意味で"飽き"を使える日は来るのでしょうか。


黒霧 時雨


くろぎり しぐれ。

白い髪に、紅い瞳をしている。

身長は平均より少し高い程度。

痩せ型だが、筋力はある方。

マイペースで、大抵の事は笑って流せるタイプ。

いつも纏っている黒外套は時雨が考案したもの。

"魔王の懐刀"のひとり。

その役割は暗殺と諜報活動。

一人称は、"僕"。


暗殺を生業をする魔族、"黒霧の一族"。

黒霧は結婚の概念を持たず、族長の一存で子を成す男女の組み合わせが決定される。

その後、男女が夫婦となることはなく、子供は一族全体で育てられる。

従って、子供達は自分の両親を知らない。

時雨もその例外ではなく、実の姉が茜であること以外は把握していない。

・・・が、当人はあまり気にしていない様子。

因みに、神命と時雨・茜の両親は全くの別人である。


幼い頃より暗殺者の才能を見出され、黒霧を背負う者として期待されていた。

剣術、槍術、弓術、棒術、体術、暗殺術等々、ありとあらゆる技能を教え込まれた。

その中には、あまり大きな声で言えないものもあったとか・・・。

他人の動きを真似ることが得意で、技能の習得が早い。

それでいて唯の模写にならないというのが時雨の凄いところ。

とりわけ剣術に秀でており、黒霧に伝わる妖刀・"烏羽玉"を受け継いでいる。

烏羽玉には、黒霧の始祖の魂が封じられている・・・らしい。

事実、魂が封じられていることは確かなのだが、それが始祖のものである証拠は何処にも無い。

烏羽玉の声が聞こえる時雨曰く、「そういうことにしておけば良いんじゃないかな。」とのこと。



能力には二種類ある。

血の繋がりを証明する、一族特有の能力。

そして、個人が獲得する能力である。

どんなに才能の無い魔族でも、必ずこの二種類の能力を有している。


黒霧の一族が持つ能力は、"凶化"。

身体の何処かに刻まれた呪印を発動させることで、闘争本能が解放される代わりに身体能力を劇的に向上させる能力である。

この呪印は後天的に刻まれるものではなく、先天的に刻まれているもの。

黒霧の始祖が身体に刻んでいた呪印が、遺伝子を通じて受け継がれているのだと里で伝えられている。

呪印の解放率は、鍛錬によって自分の意志で調整できるようになる。

時雨が自我を保てる限界は八割解放くらい。

怒ると逆に冷静になるという不思議な生態をしている為、本気になれば九割まで解放できる。

呪印の完全解放はしたことがない。

それは茜が居ないと誰も時雨を止められないからであり、茜が居るなら任せた方が早いからである。


時雨個人の能力は、"原初の霧"。

万象の素である原初の霧を自在に操ることができる。

原初の霧から万物を生み出す、"創造"。

万物を原初の霧に戻す、"崩壊"。

崩壊させたものを再び創造する、"再構築"。

原初の霧による擬似筋肉を創造する、"強化"。

主な能力はこの4つだが、解釈を変えることで、無限の可能性を引き出せる。

世界の始まりに関係していると伝わる、"起源の能力"のひとつ。

万物を生み出せるといっても、構造を完全に理解している物しか創造することはできない。

その為には、崩壊させて原初の霧から物質の情報を読み取る必要がある。

創造を応用すれば、肉体の修復が可能である。

ただし、身体の構造は複雑であり個人差がある為、内臓を損傷している場合には脳から情報を引き出すことになる。

その方法は、粘膜を通して繋がること。

最も簡単な例を挙げれば、接吻である。

外部の損傷であれば、例え大火傷をしていようとその必要は無い。

過去に肉体修復を行った事のある者も以下同文。

能力には制約が伴うものであるが、崩壊に関しては全く制約が無い。

直接触れる必要もなければ、視界に捉える必要もない。

そこに在ると認知さえできたなら、どれほどの質量を誇るものであろうと一瞬で崩壊させることができる。

その対象は物質だけではなく、魂や時間といった概念さえも含まれている。

能力の使用には普通魔力を消費するが、崩壊と再構築では魔力を消費しない。

それは原初の霧に刻まれた物質の情報を書き換える必要が無いから。

消費する魔力は、謂わば情報料である。

原初の霧による強化は、"凶化"とほぼ同じ能力。

異なる点は、自我を失う危険性が無いこと、身体の重量が増えること、そして肉体の変質ができること。

"凶化"ではより強い肉体しか得られないが、強化ではより柔らかくしなやかな肉体を得ることができる。

原初の霧は他人に分け与えることもでき、適正に応じて"恩恵"が授けられる。

恩恵は身体機能に関するものか、知覚・思考能力に関するもののいずれか。

また、原初の霧で稼働する装置・装備の使用が可能となる。

その原動力となる原初の霧は恩恵を授かった者の体内で生成されるもの。

原初の霧の生成は、原初の霧に適合する肉体に改変されることで可能となる。

肉体改変に伴う痛みは、まともに身体を動かせなくなる程のもの。

力を得るには、相応の対価が必要なのである。

原初の霧を分け与える際に、粘膜接触をする必要があるのも対価のひとつ。

しかし、一部の者には御褒美という声も・・・。


幼少期から口数が少なく、双子の姉・茜の後ろを静かに付いて回っていたお姉ちゃん子。

戦闘訓練も基本は茜と行っていた。

血縁関係のない妹・神命にやたら懐かれており、茜の後ろを付いて回る時雨に引っ付く神命の構図は最早日常の一部。

他にも兄弟・姉妹は居たが、実力で飛び抜けていた三人は"黒霧最強の三姉弟"として特別名が知られていた。


黒霧最凶の暗殺者として時雨が大成した頃、聖戦が勃発する。

時雨は重要殲滅目標の排除を主な任務とし、世界樹を魔界樹に創り変え妖精族を魔族に堕とした。

原初の霧で創造した翼で空を翔ることもできる為、天界に潜入し神々を暗殺することもあった。

黒霧と神々の決戦の時、禁じられた古代兵器によって黒霧の一族は滅亡。

茜は肉体ごと消失し、時雨も捨て駒にされた女神を庇って命を落とした。


唯一生き残った黒霧の一族・神命の能力と女神の恩恵によって、時雨は茜と肉体を共有した状態で甦る。

死した肉体を原初の霧で再構築している為、魔力が尽きない限りは不老不死となった。

その後、黒霧最強の三姉弟と女神は神々への反抗を開始。

神々はただ一柱の女神を残して伝説上の存在となった。


時を同じくして、人類との争乱に敗れた魔族は新たな魔王を迎える。

魔界の混乱を収め、魔族を導く実力者として"魔王の懐刀"を招集。

その内のひとりとして時雨が選ばれ、暗殺者としての任を全うした。


反乱分子の掃討、魔界の完全統治、人類との和平を果たした後"魔王の懐刀"はその威光だけを残し、事実上の解散。

唯一の女神・クロノスが指揮の下、異世界における歴史の改変を防ぐ手伝いをしている。

「艦これ」の物語も、その内のひとつである。


「艦これ」の世界においては、憲兵隊の一員として軍部に潜入。

黒霧の里で培った技術を活かし、海軍将校の不正を次々と摘発。

舞鶴の憲兵隊・隊長に上り詰め、"舞鶴の真宵烏"の名を轟かせた。



黒霧 茜


くろぎり あかね。

腰まで伸ばした白い髪に、紅い瞳をしている。

身長は高めで、時雨とほぼ同じ。

華奢な体付きだが、出るとこは出ている。

他人を巻き込むタイプのマイペースで、冗談の判別ができない。

要するに阿呆、そして精神的に脆い。

いつも纏っている黒外套は時雨からの贈り物。

因みに、スカートよりパンツ派。

茜曰く、「あんな恥ずかしいものが穿けるか!」とのこと。

時雨と肉体を共有している為、"魔王の懐刀"には所属していないことになっている。

一人称は、"私"。


暗殺を生業とする魔族、"黒霧の一族"。

黒霧には、"一族皆家族"という考え方がある。

一族の中で、"家族"という単位を設けず、"一族"を最小の単位とする考え方である。

拾年を区切りとして世代を分けており、同じ世代の者は兄弟姉妹ということになる。

両親の異なる神命が妹を公言している根拠がこれ。

因みに、子を成す男女は同じ世代から選ぶ決まりになっている。

概念上では兄弟姉妹でも、遺伝子的な繋がりは無いからNO問題。

黒霧では子作りの適齢期を20代としている。

茜は当時18歳。

だから、経験は未だない。


黒霧の歴史上、初めて暗殺者の才無しと判断された人物。

而して、能力的に劣っている訳ではない。

寧ろ、"黒霧最強"の名を欲しいままにする程の実力を持っている。

何故、暗殺者に向いていないのかというと、隠密行動がどうしても受け入れられない性格だから。

相手に気付かれないように行動する意味がわからないらしい。

流石は素手で闘う闘士、規格外の阿呆である。


黒霧の一族が持つ能力、"凶化"は適正に応じて身体強化の強化率が異なる。

茜は一族の中で最も高い強化率を誇り、黒霧最強と謳われていた。

元々好戦的な部分がある為、呪印を解放してもあまり内面に変化が無い。

"凶化"は完全解放が基本。

それで自我を失ったことがないというのが、茜の凄いところ。


"凶化"を自我を保ったまま完全解放できるのは、茜の精神力が強いからではない。

寧ろ精神的には打たれ弱い茜である。

そこには茜自身の能力が大きく関係している。

茜個人の能力は、"心の闇を支配する能力"。

心の闇には、"凶化"による闘争本能も含まれる為、狂戦士と化した己を支配することで完全解放を可能にしている。

支配の対象は自分だけではなく、直接瞳を見た、若しくは触れあっている相手も含まれる。

心の奥底に眠る闇を呼び覚ます、操るといった精神支配が可能。

勿論、精神力の如何によっては支配しきれないこともある。

しかしながら、全く効果が無い者は存在しない。

誰もが皆、気付かぬ内に闇を抱えているものなのである。


幼少期から内面の部分で殆ど変化が無い。

良く言えば、ぶれていない。

悪く言えば、成長していない。

昔から裏でコソコソするような事が嫌いで、兎に角暗殺者のやり方が性に合っていなかった。

仕掛けられた罠全てに敢えて引っ掛かりに行くタイプ。

その間に標的が逃げ出すこともあったが、時雨がそれを許さなかった。

茜が任務を失敗したことが無いのは、時雨が居てこそのものである。


全開の"凶化"をリスク無しで発動できる為、策を盤ごとひっくり返す程の戦闘力を発揮できる。

正面からの戦闘は負け無し、搦手も通用しない、名実共に"最強"の名をほしいままにしている。

聖戦の際にも、数名の一族を引き連れて数多の軍勢を討ち果たした。

その実力に恐れを成した神々は禁忌の古代兵器を使用。

茜は肉体ごと消滅することになる。


その後、唯一生き残った黒霧・神命の能力と女神・クロノスの恩恵によって、時雨を肉体を共有した状態で甦る。

肉体は時雨のものだが、"原初の霧"によって茜の肉体に再構築することも可能。

茜が主導権を握っている間は茜自身の肉体で過ごしている。

既に死している肉体の為、新陳代謝が行われない。

エネルギー源は魔力であるから、肉体の修復という意味では食事や睡眠の必要が無い。


「艦これ」の世界においては、時雨に創ってもらった肉体を使い、別々に暮らしていた。

茜は佐世保で、時雨は舞鶴で憲兵隊・隊長に上り詰める。

"佐世保の黒白雪"の異名をとり、裏表の無い真っ直ぐな性格で憲兵達から絶大な支持を受けていた。

佐世保襲撃の際に負傷し、肉体を維持できなくなった為、再び時雨と肉体を共有した状態に戻る。

公には死亡したことになっている。

大々的に葬儀も行われており、今更生きてましたなどとは言えない・・・。



黒霧 神命


くろぎり みこと。

ボブにした白髪に、紅い瞳をしている。

身長は低めで、時雨との身長差が恋人の理想値であることが自慢。

茜に比べると全体的にスレンダー。

青天白日で、落ち込み知らずの楽天家。

茜を超える阿呆の娘、そして方向音痴。

時雨から貰った黒外套は命より大事な宝物。

因みに、スカートよりショートパンツ派。

神命曰く、「どうせなら脚を魅せた方が良いでしょ?」とのこと。

スカートは下着が見えそうで恥ずかしい・・・。

単独任務では例外なく迷子になってしまう所為で、"魔王の懐刀"に招集されなかった。

・・・がしかし、時雨と行動を共にしている為、結局任務には参加してしまっている。

一人称は、"私"。


暗殺を生業とする魔族、"黒霧の一族"。

黒霧では暗殺の技術が優先される為、一般常識に欠ける者が多い。

茜もその一例であり、神命は特に酷いと評判だった。

感覚的に物事を判断する嫌いがあり、大抵の事を間違える。

・・・が、人の本質を見抜くことは得意。

兄弟姉妹が大勢居るにも関わらず、時雨に対して異様な懐きを見せる意味はきっとそこにある。

不満や悩みとは無縁、出来たところで直ぐに忘れてしまう神命にも、ひとつだけ心配事があった。

それは、時雨と子を成せる相手が誰になるのかということ。

黒霧は魔族の中でも生殖機能が低い一族であり、共に過ごす夜が永くなることは明白だった。

当時、神命は16歳。

自分が選ばれたなら万々歳。

若し別の誰かが選ばれようものなら・・・。

しかし、適齢期を迎える前に黒霧は滅亡。

神命の心配事も消え去った。


黒霧最強の茜、天賦の才を持つ時雨。

このふたりと同じ修練を行ってきた神命だが、技能の習得には至っていない。

何故かといえば、戦闘センスが絶望的に無かったから・・・。

身体を動かすこと自体は得意であるにも関わらず、武具を持たせると途端駄目になる。

最早、不器用の域を超えていると言われたこともある程。

それでも神命は、"黒霧最強の三姉弟"に数えられる。

その理由は、何も考えず本能の赴くままに身体を動かすことができるから。

思考の伴わない神命の動きは予測不能、且つ動き出しが他人より一瞬早い。

並の使い手では、その動きについて行くことさえ困難である。


黒霧の一族が持つ能力は、"凶化"。

肉体の制限を解放し、筋力・瞬発力・持久力・耐久力等々、様々な身体機能を引き上げることができる。

一方で、湧き上がる闘争本能に支配されれば、敵・味方の区別ができなくなる諸刃の能力である。

誰しもがその本能に抗おうとする中、神命は本能を受け入れ、本能のままに行動する。

普段から本能の赴くままに行動している慣れか、"凶化"を完全解放しても自我を保てる。

その点では茜と同じだが、考えることを放棄している神命は茜と違い、自分の意志で身体を動かすことができない。

それでいて敵・味方の区別はできるらしく、ある意味天才なのかも知れない。


神命個人の能力は、"魂の巫女"。

種族を問わず、過去に存在していた者の魂を自在に操ることができる。

英霊に関係する遺品を媒介に魂を喚び出し実体化させる、"英霊召喚"。

依代となる肉体に英霊の魂を卸し、その能力を一時的に習得する、"御霊卸し"。

強い絆で結ばれた魂をひとつに纏める、"融合"。

ひとつの魂を分裂させる、"分霊"。

使い方によっては、死者の甦生もできる。

実際に、時雨と茜の復活には御霊卸しを使用している。

他人の魂を操作する能力であるが故、制約も多い。

喚び出せる英霊は一度に一体までであり、そこに主従の契約は無い。

召喚したところで命令を聞いてくれない可能性も充分にあり得る。

依代となる肉体は他人でも自分自身でも良いが、英霊の人格に支配される危険性も孕んでいる。

逆に、英霊の人格を抑え込み過ぎると、英霊の能力を上手く使えないというジレンマが生じる。

魂の融合は強い絆が前提条件となり、魂の強度が向上する反面、精神が不安定になりやすい。

分霊では命のストックを増やすことができるが、魂の強度が下がる。

使い方を誤ると、とんでもない事態に陥る危なっかしい能力である。


時雨の後を付いて回り始めたのは3歳の頃。

"凶化"を暴走させた時雨を遠目で見ていた事がきっかけで"黒霧最強の三姉弟"は揃う。

考えるより感じるタイプの神命は、時雨の心に隠れた闘争心に惚れ込む。

"兄様"と時雨を慕い、何時如何なる時も時雨の側を離れなかった。

茜との仲も良好。

本当の姉妹ではないものの、神命は茜を、茜は神命を本当の姉妹として想い合っている。


茜に次いで"凶化"を上手く使うことができる神命ではあったが、本能のままに行動する為、指揮官としては聖戦に参加していない。

非常に打たれ強く、痛みに耐性がある。

よって激戦地に送られることになっていたが、方向音痴の所為で聖戦の終結まで迷子になっていた。

聖戦終結の間際、時雨の気配を頼りになんとか合流を果たす。

その瞬間が茜、時雨の最後の時であった。


神命の"御霊卸し"によって茜と時雨の魂を召喚し、クロノスの恩恵によって魂を現世に繋ぎ止めた。

肝心な時に時雨の側に居られなかった反動か、より一層時雨の側から離れなくなる。

御蔭で神命が迷子になることも無くなったとか。



久遠 真宵


くおん まよい。

黒い髪に、黒い瞳をしている。

身長は小学生並みに低い。

見た目は子供だが、超が付く程の筋肉質。

全身バキバキ、正直気持ち悪い。

鋭い観察眼の持ち主で、大抵の事は一瞥で見抜いてしまう。

悪戯好きな面もあるが、意外に気遣い上手だったりする。

故に、人望が厚い。

"魔王の懐刀"を率いる長。

長として果たした仕事は、"懐刀"の制服を時雨に創らせたこと。

これだけ・・・。

真宵曰く、「じっと座っているだけでは、つまらんだろう?」とのこと。

一人称は、"俺"。


永劫の時を生きる孤高の魔族、"久遠の一族"。

孤高であることを重んじる一族で、同じ時代の久遠は独りでなければならないという掟がある。

その為久遠は子孫を遺さず、転生を繰り返すことで魂を受け継いでいる。

転生体は無作為に抽出され、魂の情報が上書きされる。

転生体の親族も、久遠の一族とみなすことができる為、掟に従い自らの手で葬ることになる。

真宵も実の父・母、そしてその親族を手にかけた過去を持つ。

真宵が"久遠"の姓を嫌う理由がこれ。

久遠が転生する度に、何処かの一族が滅亡する。


魂の強度に対して器となった肉体が貧弱であった為、肉体の成長が阻害され身長が極度に低い。

・・・が、魔族は基本的に実力主義である為、本人は特に気にしていない。

懐刀の中でも、頭ひとつ抜けた魔力量を誇る。

全魔力を解放すれば、宇宙を圧縮することもできるとか。

その小さくともバキバキな身体から想像できるように、膂力もかなりのもの。

勉学にも励んでおり、帝王学を修めている。

文武両道、歴代最高と誉れ高い現・魔王。


久遠の能力は"転生"。

魂に刻まれた人格、記憶、魔力を新しく誕生した魂に転写する能力である。

完全に受け継がれるのは魔力だけであり、他の要素については多少の欠落が見られる。

真宵の場合、その人格はほぼ真宵のオリジナルである。

記憶はある程度受け継いでいる為、魔界の歴史に明るい。

孤高を重んじる久遠の掟には疑問を抱いており、"魔王の懐刀"を組織したのも掟への反抗心から。

"転生"のトリガーは、久遠の死である。

自身を最後の久遠にと決めている真宵は、クロノスの恩恵により時間の概念を取り払っている。

永劫に朽ちることの無い肉体を得、皮肉にも"久遠"の在り方を完成させてしまっている。


真宵の能力は"重力操作"である。

重力子を自在に操り、重力の力場を操作することができる。

重力の方向を操作することで宇宙を舞う"浮遊"。

超重力の力場で万物を押しつぶす"ブラックホール"。

浮かせるか潰すかの単純な動作しかできないものの、その単純さ故に様々な応用を利かせることができる。

細かく力場を調整することで無限の可能性を引き出せる、意外に万能な能力。

真宵曰く、移動に便利。


久遠の掟により、天涯孤独の身となる。

前世の知識と強大な魔力がある御蔭で生活に困ることはなく、傭兵として多大な戦果をあげていた。

神々と黒霧の聖戦と、魔族と人類の争乱が同時期に勃発。

当時、魔軍に所属していた真宵は人類との争乱に参加。

世襲制によって指揮官の座に就いている無能共の杜撰な指揮下で戦っていた。

当然、戦況は劣勢。

それを実力でひっくり返していたものの大局は変わらず、魔王が討ち取られたことで魔軍は敗北する。


世襲制の限界を感じた真宵は、神々を滅した時雨に接触。

魔軍幹部の暗殺を依頼する。

幹部と王の座が空いた魔軍は、その座を懸けた闘技大会を開催。

圧倒的な実力を以て優勝した真宵が魔王となり、魔軍幹部として"魔王の懐刀"を招集。

傭兵時代に共に戦った東と紅蓮、神々を滅ぼした時雨と何故か時雨に付いてきたパオラ、そしてもうひとり・・・。

そこに真宵を入れた6柱で"魔王の懐刀"は始まった。


「艦これ」の世界においては、目的も無く悠々自適に旅をしていた。

東が元帥補佐としての地位を確立し、元帥の代替わりを果たしてからは海軍元帥としての任を全うしている。



近衛 東


このえ あずま。

淡い金髪に、蒼い瞳をしている。

身長はかなり高い。

細身だが、しっかりと肉が付いている。

真面目で誠実、不埒は赦さない正義漢。

規律に厳しいが、頭が堅い訳ではない。

機転を利かせる柔軟性も併せ持つ頭脳派。

智略に長け、盤上の勝負では負け知らず。

更には戦闘もそつなくこなす。

その優秀さ故に、"魔王の懐刀"が参謀を務める。

制服である黒外套は、実はかなりのお気に入り。

一人称は、"俺"。


王の警護を生業をする魔族、"近衛の一族"。

怠惰の罪・ベルフェゴールを始祖に持つ所為か、近衛の一族は実力に反比例して怠け癖がある。

・・・が、その一方で東は実力に比例した勤勉さを備える。

一部では捨て子などという噂もあるとか・・・。

なんて、そんな事実は一切無く、単に異なる部分に血が濃く出ただけ。

近衛の始祖・ベルフェゴールは女性が心に秘める醜さを表に出させる能力があり、その所為で酷い女性不信に陥っていたとか。

東に受け継がれた始祖の血は、その部分で濃く出た模様。

女性関係において、兎に角潔癖で身持ちが堅い。

誠意の無い愛を何よりも嫌っている。


魔力操作に関して飛び抜けた才能を持っており、白兵戦を得意とする近衛では少し異端な存在。

体術が苦手な訳ではないが、生まれ持った才能を活かすべく魔術の訓練を中心に行っていた。

久遠の一族には魔術の指南ができる者が居なかった為、魔術の得意な魔族の下へ修行に出されていた。

その魔族とは、"海鳴の一族"。

女性しか居ない一族であり、他種族の男を襲い子を成す風習を持つ。

この修行の所為で、東の女性不信に拍車がかかった。


近衛の一族が持つ能力は"性愛"。

異性を誘惑する能力であるが、本人にも調整ができない為、どちらかと言うと体質に近い。

効果の程は相手の性格や相性に依存する。

神命のように心に決めた相手がいる者や、茜のように恋愛に興味が無い者には効果がない。

過酷な環境に在り心が弱っている者や、不満の溜まっている者に絶大な効果を示す。

"性愛"の虜になった者は欲求を抑えることができなくなり、様々な意味で告白をしてしまう。

この能力によって現実を知ってしまったことが、女性不信の始まりだった。

能力が効かない"懐刀"の面々は、東にとって唯一の安らぎである。


東個人の能力は"海神"。

如何なる場所においても海を喚びだし、操ることができる。

海流を利用した防壁は絶大な防御力を誇り、海流の弾丸は圧倒的な貫通力を誇る。

攻守共に優れた能力である。

海を召喚し、操るだけの能力だが、それ故に応用力がある。

海の生物と会話することもできるが、命令に従ってくれるかどうかは別問題である。


頭より身体を使う一族に産まれながら、座学や魔術を得意とする異端児。

その為、一族の中で修行が行えず"海鳴の一族"に預けられることに・・・。

御蔭で魔術の才は開花したが、女性不信を拗らせて帰ってきた。


"性愛"の能力もあって、女性に言い寄られることの多かった東は男所帯の傭兵団に身を置く。

そこで真宵、紅蓮と出会い、三人は悪友として仲を深めていく。

人類との争乱が勃発した頃、戦力の補充の為、傭兵団は魔軍に吸収される。

部隊長の座に就いた東は、幹部の立案した作戦を悉く無視。

真宵と紅蓮を巻き込んで独自の作戦行動を行い、東が戦場に立った戦だけが勝利を収めていた。

結果として魔軍は敗北したものの、自身は一度も負けなかったその指揮能力を買われ"魔王の懐刀"に参謀として招集される。

真宵の右腕として、魔界統治の一翼を担った。


「艦これ」の世界においては、海軍将校として軍部に潜入。

卓越した指揮能力で、元帥補佐の座に上り詰める。

伊号潜水艦・伊58と結婚しているが、決め手はゴーヤの純粋な恋心だったとか。



鳳 紅蓮


おおとり ぐれん。

紅い髪に、金の瞳をしている。

身長は平均より少し高い程度。

細身の筋肉莫迦。

俗に言う、"細マッチョ"。

熱血漢で、気持ちが先走るタイプ。

闘いは正々堂々が当たり前。

搦手は有り得ない。

敵の大軍勢に突っ込んでいく為、戦闘の度に黒外套をボロボロにする。

それを神命に怒られる。

でもまたやる。

そういう漢。

"魔王の懐刀"のひとり。

命令を聞いた試しが無い為、役割は特に無い。

一人称は、"俺"。


焔の魔神・スルトの血を引く魔神族、"鳳の一族"。

強靱な肉体と異常な自己再生能力を備える。

基礎体力では、黒霧の一族すらも凌駕する。

魔神・スルトの肉片から生まれた一族であり、子孫を遺すという概念を持たない。

多少の個体差はあるものの、群れることを嫌う習性があり、大抵が単独行動をしている。

鳳の名を付けたのは、全く別の種族の者。

驚異的な再生力で、何度倒れても起き上がる姿から"不死鳥"の名を付けたらしい。

その再生能力は若返りにも効果があるとか・・・。

因みに、懐刀の最年長は紅蓮。

その年齢差は計算するのが面倒なレベル。


誕生した瞬間から現在に至るまで、外見が殆ど変化していない。

体細胞分裂と同じ原理で生まれている為、鳳の一族は皆似たような性格をしているらしい。

細かい作業は大嫌い。

だから使用する武具も大雑把なものばかり。

それも決まった武具を持たず、即席で創ったものを使う。

何が言いたいのかというと、紅蓮ほど粗雑な奴かいないということ。


鳳の一族が持つ能力は"超再生"。

頭が吹き飛ぼうが一片の肉片さえ残っていれば、完全に再生することができる。

それだけの能力。

ひとりで大軍を相手にする一騎当千の戦闘を好む。

それを可能にするのが"超再生"であり、毎回傷だらけになりながら戦っている。

どれだけ深い傷を負ったとしても直ぐさま復活し大剣を振るう姿を神命はしつこいと酷評している。


紅蓮の能力は"大地の怒り"。

地脈エネルギーを操り、地殻運動を意図的に引き起こすことができる。

また鉱物を操り、物質を創造するといった錬金術の真似事もできる。

地震や噴火を意のままに操ることができるとはいえ、地盤の特性上地震や噴火の発生しない地域ではただの無能。

焔の魔神の血を引くくせに、焔を操ることはできない。

その代わり地核の熱エネルギーを借り受け、灼熱を放つことはできる。

注意すべきは放つだけであるということ。

細かい調整はできない為、近寄るな危険。


魔神・スルトの記憶を保持したまま生まれている。

その為、生まれて最初に行ったことは勇者への報復。

目的を終えた後は、魔界・人間界を問わず旅をしていた。

"魔王の懐刀"で最も庶民的で常識のある人物だったりする。


人類と魔族が対立を始めた頃、魔界ヘと戻り傭兵団に参加。

真宵、東と出会う。

紅蓮が初めて敗北した相手が真宵であり、初めて引き分けた相手が東である。

東とはとことん馬が合わなかったが、なんだかんだ仲の良い三人である。

魔軍に統合されてからも、三人で争乱を戦い抜いた。


真宵が魔王の座に就き、"魔王の懐刀"に招集される。

反乱分子の掃討を主な任務とし、作戦も無しに暴れ回っていた。

魔神の血を引いていることもあり、魔界での人気は高かったらしい。


「艦これ」の世界においては、東の陰謀で島流しに遭う。

海上を移動する手段を持たない紅蓮は、数年間ひとりで生き抜いた。

それは多分、これからも・・・。



パルテ・ハオ・ライト


略称、パオラ。

ポニーテールにした緑の髪に、緑の瞳をしている。

身長は高めで、時雨より少し低いくらい。

茜ほどではないが、女性的な体付きをしている。

姐御肌の元気っ娘。

思い立ったら即行動するタイプ。

黒外套は標準装備、最早私服。

因みに、スカートよりショートパンツ派。

空を飛ぶのにスカートなんて有り得ない。

パオラ曰く、「あたし、痴女じゃないから!そんな特殊な趣味無いから!」とのこと。

流れで"魔王の懐刀"に入ってしまった。

その役割は諜報活動。

一人称は、"あたし"。


魔族堕ちをした妖精族、"世界樹の精霊"。

依代となる世界樹が健在な限り、何度でも復活できる。

世界樹と生命を共有した存在で、聖域の保全と守護を生業としている。

元は性別の概念が無く、個性さえも持たなかった種族だったが、魔族堕ちを機に性別と個性を手に入れる。

魔族堕ちの契機は、時雨が世界樹を魔界樹に創り変えたこと。

斬り倒した訳ではない為、消滅することなく魔族に生まれ変わった。

現在では魔界樹とのリンクが切れており、樹木に依存しない生を謳歌している。


世界樹の精霊として誕生し、穏やかな日々を送っていた。

高い魔力と魔力操作の才能を持っており、弓の腕もそれなりだが狩猟の域を出ない程度。

戦闘経験は皆無で、戦い方をまるで知らなかった。

パオラの能力がどう戦闘に活かせるのか、狩猟における弓術と戦闘における弓術がどう違うのか・・・。

その全てを仕込んだのは時雨。

御蔭様で、"化物"と呼ばれることに耐性が付いた。


世界樹の精霊が持つ能力は"植物操作"。

文字通り植物を操る能力。

魔力を流し込んで成長を促す、動かす、声を聞くといったことが可能。

遺伝子操作で新種の植物を生み出すことが世界樹の精霊達の間で流行っていた。

パオラは意志を持ち、自らの力で移動できる植物の創造に凝っていたとか。


パオラ個人の能力は"風力操作"。

風の強弱、方向を自在に操ることができる。

四大元素のひとつであるからして、能力の幅は広い。

暴風の防壁や鎌鼬、風の槌といった戦闘系の技能。

上昇気流による浮遊などの移動系の技能。

空気の振動を拡幅し、遠くの音声をひろう諜報系の技能。

様々な場面で活躍できる器用さを備える。

"懐刀"の中では、最も魔法らしい能力が使える。


生まれた時から大人の姿をしており、他の精霊達と同一の個体であった。

パオラという個人になったのは、魔族堕ちして魔界樹とのリンクを切った時。

それまでは世界樹の守護者として、自由意志を持つことなく暮らしていた。

パオラが意志を持つ植物の創造に凝っていたのも、自由意志への憧れが原因である。


聖戦が始まり、初めて男性に出会う。

それが時雨であり、声を発する間もなく絶命。

次に目が覚めた時には魔族堕ちしていた。

たったひとりで、自分の日常を変えて魅せた時雨に憧れを抱き、時雨に付きまとうようになる。

時雨の任務には必ず付いて行き、その技術を盗んだ。

言ってしまえば、パオラは時雨の弟子である。


現在のパオラは時雨公認の姉代わりである。

それは茜に頼まれたからだが、その茜とは時雨の実姉である茜ではない。

そんなこんなで堂々と時雨に付きまとうパオラは流れで"魔王の懐刀"に所属。

真宵は始めこそ渋っていたものの、実力で認めさせた。


「艦これ」の世界においては、海軍将校として軍部に潜入。

パラオ泊地の提督に着任する。

空母しか運用していないが、戦果はトップクラス。



紫苑 茜


しおん あかね。

腰まで伸ばした紫の髪に、紫の瞳をしている。

身長は平均的で、黒霧姉弟に自然と抱き着ける体格差・・・と本人は言う。

黒霧姉弟より少し年上・・・と本人談。

大人の色香を漂わせており、最も女性らしい体付きをしている。

その所為で太って見えることが長年の悩み。

本当は細いのに・・・と本人は思っている。

普段はお淑やかだが、怒らせると恐い。

そして、黒霧姉弟に対する愛情表現が過激。

茜・時雨共に、貞操の危機を感じたことが何度かあるらしい。

制服の黒外套を贈った時は、本当に酷かったとか。

戦闘要員ではない為、唯一のスカート派。

パンツ派でない理由は、時雨に卑猥だと注意されたことがあるから。

これでも"魔王の懐刀"の一員。

その役割は薬の調合と辞書代わり。

知識だけなら東よりも上。

一人称は、"わたし"。(本当は、"わぁ"。)


薬草や毒草の知識に精通する魔族、"紫苑の一族"。

黒霧の一族とは、古くから交流があり、商売の相手として懇意にしていた。

そんな背景もあってか、茜は屡々黒霧の里に遊びに来ていた。

その目的は、黒霧姉弟に会うこと。

浮世離れした容姿に惚れ込んだ茜はふたりを溺愛、一方的な愛を捧げていた。

当時の紫苑は薬師の一族として有名であり、黒霧にも薬を卸していた。

しかしながら、滅多な事では怪我をしない黒霧姉弟には需要が無い。

ならばと毒草の研究に着手したのが茜であり、その努力は紫苑の一族に裏の顔を持たせる事となる。

因みに、黒霧姉弟は毒を使わない為、結局需要は無かった。


薬の調合技術とその知識は紫苑随一。

愛する者達の為に努力した結果、茜は更なる高みに上り詰め、数多の新薬の開発に成功。

それは治療目的の薬に留まらず、毒薬にまで及んでいる。

興味を抱いたものはとことん知り尽くさなければ気が済まないのか、その研究熱心な姿勢には誰もが目を丸くする。

普段、黒霧姉弟に絡んでいる姿からは考えられないものだから・・・。

当然、茜の興味は黒霧姉弟にも向いている訳で、ふたりの生態を知り尽くそうと色々と付きまとっていた。

それはもう、若し魔族に法という概念があったならば、余裕でお縄を頂戴するレベルの事をしでかしていた。


紫苑の一族が持つ能力は"成分操作"。

有機物を構成する成分を原子レベルで組み替える能力。

その対象は動植物も含まれ、合成獣の研究をしていた者も居たとか。

ただし、生物学と化学に精通していないと全く意味を成さない。

茜の研究テーマは、毒と人体の改造。

自らを実験体とし、毒を生成できる身体に改造している。


茜個人の能力は"英知の瞳"。

知識を蓄えることに特化した能力。

あらゆる言語を一瞬で読み解く"解読"。

物質を構成する元素とその体系を見抜く"分析"。

得た情報を処理するだけの脳があって初めて意味を成す。

茜にはそれができ、紫苑一の知恵者たらしめた。

総じて言えるのは、茜は飛び抜けて頭が良いということ。


幼少期は勉強漬けの日々を送っていた。

誰に強制された訳でもなく、"英知の瞳"を活用する為に自主的に行動していた。

里にある書物は全て読み漁り、野草を採って来ては調合の練習を繰り返す。

そんなことを繰り返す内に、茜は紫苑随一の薬師となった。


後に"妖艶の毒師"と呼ばれる茜も、始めは普通の薬師だった。

毒の研究に没頭し始めたのは、黒霧姉弟に出会ってから。

任務を無傷で果たすふたりに薬は無用だったという理由で毒薬の道に踏み入ることに・・・。

里で浮いた存在だった黒霧姉弟を気に掛け、いつも一緒に居た茜はふたりにとって姉も同然の存在だった。

姉弟愛に目覚めた茜は、終にふたりの任務に同行するようになり、その頃人体改造に手を出す。

愛する妹・弟を見守る為、戦闘に向いた身体に改造し戦闘技術を身につけた。


聖戦の際、黒霧は紫苑との縁を切り神々の矛先が紫苑に向かないようにしていた。

茜はそれを無視して救援に向かおうとした為、里で幽閉されていた。


聖戦の終結後、時雨と再会。

共に"魔王の懐刀"に・・・。

それから暫くして、茜は行方知れずとなる。



クラウ・リッパー


時の支配者・クロノスの名を継ぐ者。

銀の長髪をふたつに括って垂らした、蒼い瞳の少女。

幼い見た目で、ミステリアスな雰囲気を漂わせている。

・・・が、その実は必死に大人ぶっているだけ。

努力はしているが、その方向性がおかしい。

背伸びがしたいお年頃。

一人称は、"我"。(本当は、"私"。)


クロノスと人間の間に産まれた、"半神半人"。

神々と対立していたタイタン族の血を継いでいる為、天上の一族に疎まれる。

地上では母とふたり、自分がクロノスの娘であることを知らずに生活していた。

クラウが自身の出生を知るのは、クロノスがタルタロスの最奥に封印された時、天上の天使達から告げられた。

神々の命により天上へと拐かされ、牢獄に幽閉される。


外界から隔絶された生活を送り、幾星霜。

地上に残した母の寿命が尽きる頃。

聖戦が勃発し、天界に侵入した時雨によって救出される。

拷問を受けていた訳ではないが、暗闇に閉ざされた部屋で過ごしていた所為で感情が欠落しかけていた。


黒霧の里では、時雨か茜、若しくはパオラが側に居た。

時雨の優しさ、茜の豪快さ、パオラの温もりに触れたクラウは、徐々に感情を取り戻す。

そんな時、突如として別れは訪れる。


禁じられた古代兵器・・・。

クラウに向けて放たれた一撃を逸らす為、茜は砲撃に突っ込み消滅。

クラウを庇った時雨も、その命を散らした。


誰も居なくなった里に少女の嘆きが木霊する。

唯一の救いは、その場に神命が居合わせたこと。

神命の能力で、時雨と茜の魂は喚び戻された。

"原初の霧"によって肉体を生成し、ふたりは復活。

朽ちることのない身体を手に入れた。


しかしながら、肉体は朽ちずとも、魂は摩耗する。

神の血を継ぐ者を除いて、永遠の魂を持つ者はいない。

いずれまた、別れの時は訪れる。

クラウは願う。

彼らに永遠を・・・。

永久に、共に過ごす時間を・・・。


クラウの能力は覚醒する。

時を支配するその能力で、時雨と茜の魂は時の概念から外れる。

未来永劫、摩耗することのない魂に生まれ変わる。


その後、時雨の手によって神々は滅亡。

クラウが唯一の神となる。


時雨が"魔王の懐刀"に招集されてからは、魔王城にて真宵と共に暮らした。

時の支配者・クロノスとして、その世界が正しい歴史を辿るよう導く役目を果たす。

・・・はずだったがクラウにそこまでの実力が無い為、"懐刀"の面々が肩代わりすることになった。



五月雨


白露型・駆逐艦。

時雨の初期艦であり、主人公。

底無しの明るさで妹達を引っ張るお姉ちゃん。

遊びの中では被害担当。

蓮華の策略で痛い目に遭わされる。


集積地棲姫と時雨によって建造された改造艦娘。

感知能力と思考速度に重点を置いた改造が施されており、通常では有り得ない回避能力を身につけている。

ドジっ娘属性は訓練の果てに消え失せた。


回避機能が高い一方で射撃技能は壊滅的。

移動と砲撃を同時に行うなんて無理、絶対。

という訳で、主兵装は大鎌。

折りたたみ式で持ち運びに便利。

刃の付け根には反重力の弾を撃ち出す玉が埋め込まれている。

敵を浮かせて斬るも良し、海面に撃ち出し棒高跳びの要領で跳ぶも良し。

五月雨を"死神"たらしめる要素のひとつ。


基地ではツッコミ担当。



日向


伊勢型・航空戦艦・・・は、仮の姿。

南方棲戦鬼と時雨の間に産まれた、歴とした深海戦艦。

オリジナルの艦である為、識別名を持たない。

"蓮華(れんか)"と名付けられている。


間宮


元・人間の給糧艦。

先代元帥の孫娘であり、志願して艦娘となった。


最上


最上型・航空巡洋艦。

元・人間の改造組。

時雨と蓮華の魔改造により、現在は重装巡洋艦となっている。


三隈


最上型・航空巡洋艦。

元・人間の改造組。

時雨と蓮華の魔改造により、現在では航空戦闘巡洋艦となっている。


後書き

全く内容が無い内から公開しております。
設定集が完成するのは、いったい何ヶ月後になることやら・・・。
気長にお待ちくださいませ。


このSSへの評価

このSSへの応援

このSSへのコメント


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください