2021-10-06 07:42:54 更新

概要

お久しぶりです。
約数ヶ月ぶりに投稿します。
今回は趣向を変えてウマ娘プリティーダービーをテーマに書きました。
ほぼオリジナル要素を含めています。
ちなみに私はゴルシが好きです


夕方3時

トレセン学園 チームスピカの控室


室内ではトレーニング後の振り返りが行われていた。


トレーナー「みんなお疲れさま。それじゃぁ振り返っていこうか。まずはメジロマックイーン[以下、マックイーン]。タイムは2回目はタイムがいい。けど3回目でスタミナ切れているようだから、もう少しスタミナ上げよう。それとサイレンススズカ[以下、スズカ]は回を追う毎にタイムが速くなってるけど、無理しない程度で走ることを心がけてな。トウカイテイオー[以下、テイオー]とスペシャルウィーク[以下、スペ]はタイムもベース配分も十分意識しながら走れているので問題はないからあとはスパートとお互い抜きあうタイミングを意識して走るように。ダイワスカーレット[以下、ダスカ]とウォッカも同じだからな。ゴールドシップ[以下、ゴルシ]はタイムもベース配分も十分にいいからあとはスピードとスタミナをバランスよく走ることを意識してな。以上!」


スピカ一同「ありがとうございました!」

振り返りが終わり、各々が戻ろうとした時だった。


トントントン


突然、ドアを叩く音がした。トレーナーがドアを開けると、そこにはハルウララ[以下、ウララ]が立っていた。しかし、底抜けの明るさはなかった。それどころか、悲しそうな顔をしていた。


トレーナー「ウララじゃないか。まぁ、入れ。」

ウララはトレーナーに促されるがまま、控室の中に入る。そして椅子に座ると、トレーナーに事の顛末を話した。曰く、

担当トレーナーがウララをチームから追い出したという。

トレーナー「それは大変だったね、ウララ。」

ウララ「でも…にしゅうかんごにはG1があるから、ウララ、どうしても…かちたいの。」とウララは涙ぐんで言った。その横ではスペが寄り添っていた。

するとそれを聞いたマックイーンが、

「2週間後と言えばチャンピオンズカップじゃないですの?」とトレーナーに問いかけると、トレーナーは「確かにそうだったな。」と言い出す。そこにゴルシとテイオーが駆け寄ってきた。ゴルシが「じゃあ私たちと頑張らないか?」と言い出す。マックイーンもテイオーもみんなも言い出す。トレーナーももちろん賛同した。ウララはさっきの悲しい顔から

笑顔に戻った。

トレーナー「よし!そうとなったら、みんなでウララの練習相手になってくれるか?」と聞くとみんなは「はい!」と返事した。

午後4時 トレーニング場

トレーナーは早速ウララをダートコースで2周走らせた。ウララは一生懸命に走った。

2周走り終えたウララは疲れた表情を見せた。すかさずスズカが「お疲れさま。お水飲んでね。」と言い、お水をウララに差し出した。ウララは「ありがとう。」とお礼を言うと、お水を飲み始めた。

10分後 スピカの控室


スピカのみんなはスイーツを食べながらハルウララの練習メニューを考えていた。

トレーナー「走る意欲は問題ないが、あとは集中力と」

ウォッカ「スタミナと根性か。さっきのランでも確かにスタミナは不足していたね。」

ダスカ「確かにウォッカの言うとおりね。それこそスピードも重要よね。」と色々話していた。するとスペが「なら私がお母ちゃんと一緒にやってたトレーニングがあるからウララちゃんにもやってもらおうかな。」と提案した。トレーナーは「いいかもしれないな。」と了承した。そうしてかれこれ30分後、ウララの練習内容が決まった。ゴルシがみんなを集めてウララを囲むとゴルシが「スピカ&ウララ!ファイトー!オー!」と掛け声をかけてその日は終わった。


翌日、ウララの勝利に向けてスピカの

みんなでウララのトレーニングに付き合った。

1日目 朝9時控室の外

ウララは軽くストレッチをしていた。

そこに箱一杯の水風船を持ったスペとテイオーがやってきた。

テイオー「ねぇスペちゃん、これで何するのさ?」

テイオーがスペに訪ねた。

スペ「これね、昔お母ちゃんと一緒にやったトレーニングなんだ。芝を蹴って泥や土はねをするウマも多いからそれをかわすトレーニングなんだ。結構集中力が鍛えられるからテイオーちゃんもやってみる?」

テイオー「えー!?スペちゃんワケわかんないよー!」

スペ「それじゃあウララちゃん、私が水風船を投げるから、ウララちゃんはそれをかわしてね。お手本見せるからテイオーちゃんお願い。」

テイオーは「OK!」と言うと定位置につき、スペに水風船を投げ始めた。スペはそれを上半身を使ってかわしていった。スペがお手本を見せ終わると、今度はスペがウララに水風船を投げはじめた。しかしウララは体ごとかわして、それを見たスペはウララに上半身を使ってかわすことをもう一度教えた。

スペがもう一度ウララに水風船を投げ始めると、ウララも少々ぎこちないが上半身でかわすようになった。テイオーも「ウララちゃんその調子だよー!」と声をかける。

10分後、トレーニングを終えた。スペはウララの元に駆け寄る。

スペ「ウララちゃん、GⅠに勝ちたいなら、トレーニング一生懸命頑張ろうね。」と声をかけると、ウララも「うん」とうなずいた。


2日目 レッスンルーム

ゴルシとマックイーンとウララがあぐらを組んでなにやらしていた。


マックイーン「ゴルシ、何ですのこれ?しかも私まで?」


ゴルシ「瞑想だよ。勝つためにもイメージってもんが必要だろ。そこで1時間

勝つためのイメージを頭の中で浮かべるのさ。」


1時間後


ゴルシ「うーし!ウララ、どうだい?勝つためのイメージがついたかい?」


ウララ「うん、なんかイメージがついているけど…、おへやでもやってみるね。」


ぐぅぅぅぅ。


ゴルシ マックイーン ウララ

「お腹空いたね。ごはんでも食べに行きますか。」と言いつつ、カフェデリアに向かった。


3日目 トレーニング場


スカーレットとウォッカがウララと一緒に走り込みをしていた。スカーレットが先頭を並走しつつ、その後ろをウララが走り、後ろではウォッカが追い込むような体制で走っていた。

休憩を挟んで、今度はスカーレットとウララが並走しつつ、ウォッカはまた後ろで追い込むように走りだした。

さらに、今度はウォッカとウララが後ろで並走して前を走るスカーレットを追い込むように走った。

スカーレット曰く、レース中如何なるレース展開に対応させるためだという。


スカーレット「よし!今日はここまでよ。お疲れさま。ウララちゃん、トレーニングを精一杯頑張ろうね。」

と労うとウララは「うん」とうなずいた。


4日目 体育館

スズカはウララにフォームを教えていた。スズカが言うには、ウララを最初に走らせた時にフォームを気にしていたという。そこでスズカはウララにフォームを教えることにしたという。

スズカ「その姿勢を保ってダッシュしてみて!」

と声をかけるとウララがダッシュを始めた。ダッシュを終えると

スズカ「うん、スタートダッシュのタイムも改善されているね。そのフォームを忘れないで次の練習も頑張ろうね。」

と労った。


それからもウララはトレーニングメニューをこなし、スピカのみんなも自分達のトレーニングもかねてウララの練習相手になってくれていた。


レース2日前の夜7時 トレーナー室


トレーナーとマックイーンと理事長の秘書である駿川たづな[以下、たづな]がなにやら雑談していた。

マックイーン「ということがありましたの。」

たづな「まぁ、マックイーンさんそれは本当ですの?」

と問いかけると、マックイーンは

マックイーン「ええ、ウララちゃんもそのトレーナーの事を言ってましたし、それにライスシャワー[以下、ライス]と、スーパークリーク[以下、クリーク]をトレーニング中に手を出しているところを目撃しましたの。とても許せませんわ。」


するとたづなは

たづな「確かにそれはいけませんね。トレセン学園のトレーナーが担当ウマ娘に手を出すなんて、許せませんわね。」

というとトレーナーは思い当たるかの

ように

トレーナー「黒野、あいつの事か。」

と言い出した。

たづな「知ってるんですか?」

と聞くとトレーナーは黒野の事を話した。曰く、黒野は一度養成学校に裏口入学をしていた事がバレて、黒野は退学となり、黒野の父はクビになったという。

黒野の父は主任教官だったそうで、訓練生のテストの点数を操作したり、訓練生に対して体罰を加える他、校長や他の教官にいわゆるパワハラをしていたという。


それを聞いたたづなは

たづな「わかりました。この事は理事長にご報告させて頂きます。マックイーンさん、トレーナーさん、勇気ある告発をありがとうございます。」

と礼を述べた。


レース当日


中京レース場には多くの観客がやってきた。いよいよ、チャンピオンズカップの日である。ウララは1番人気だ。このレースにはエルコンドルパサー[以下、エル]も出走することになった。


通路にて

スピカのみんなはウララの激励に来ていた。

スペ「ウララちゃん、トレーニングの成果を精一杯だしつくしてね。」

スズカ「ウララちゃん、頑張ってね!」

ゴルシ「ウララ、応援しているから頑張れよ!」

テイオー「ウララちゃんいよいよだね。緊張しているかもしれないけど頑張ってね。」

マックイーン「ウララちゃん、ファイトですわ!」

ウォッカ「ウララ、精一杯頑張ってこいよ!」

ダスカ「ウララちゃんなら頑張れるから胸を張って挑んできなさい!」

トレーナー「ウララの勝ちたいという気持ちを感じて、ここまで頑張ってきたんだからあとは勝ちに行くだけだぞ!」

と激励した。そしてウララは

「みんなありがとう!ウララ、頑張ってくるね!」と言うと本馬場に向かった。


迎えたレース


18頭がゲートに入って体制が整った。

ゲートが開き

実況「スタートしました!きれいに揃ったスタートであります!先頭はエルコンドルパサー、その後ろになんと!、ハルウララがぴったりとマークしています!」

ウララはエルの後ろについていた。

ウララ(心の声)「スピカのみんなとがんばってきたんだ。ウララ、絶対にまけないんだから!」

そのままエルの後ろに付きつつ、ハルウララは2番手で2コーナー目を回った。


観客席にて

スピカのみんなとトレーナーはウララのレース展開を見守った。するとそこに、黒野がやってきた。

黒野「あいつ、出走するとはな。無駄だと言ってるというのに。」となじるように言い出す。するとゴルシが

「なんだと!」と黒野に突っかかろうとした。マックイーンは突っかかるゴルシを静止すると、どよめきが一気に

上がった。

なんとウララがエルを抜いて6馬身リードしながら先頭に立った!

実況「なんとここでハルウララ、エルコンドルパサーを抜いて先頭に立った!」

観客席のボルテージが一層増した。

実況「ハルウララ、6馬身リードを保って4コーナーを回った!エルコンドルパサーが少し苦しくなったか!ハルウララが先頭を走っている!」


スピカのみんなもウララに声援を送った。そこに、ライスとクリークもやってきてみんなでウララに声援を送った。


そして



実況「中京に春満開!ハルウララ、嬉し涙の勝利だー!ハルウララ、エルコンドルパサーに勝ちました!」

見事、ウララはGⅠを勝利した。ウララの目には涙で溢れていた。


観客席


黒野は「チッ」と舌打ちして戻ろうとすると、警察がやってきた。

刑事A「黒野だな。動物保護法とバッジと修了証書などの偽装の容疑で逮捕するからな!」

黒野は抵抗することもなく、警察に逮捕された。

実は2日前、マックイーンはコースを通りかかった際に黒野がライスやクリークに手を出す様子をスマホで動画として撮っていた。マックイーンはたづなとトレーナーとの雑談の際にその様子をたづなに見せて、秋川理事長にも見せたという。さらに秋川理事長はたづなに調査を依頼したところ、修了証書が偽装されていた事がわかり、警察を即座に呼んだ上で被害届けを出したのだ。


通路にて

エルはウララの元に駆け寄ってきた。

エル「ウララ!チャンピオンおめでとうデース!今回はウララのウィナーでシタ。エルの負けデース。」

エルは陽気にウララの勝利を祝った。するとウララは涙ぐんだと思うと嬉しさのあまり泣きだした。

エル「オー!ウララ、なぜ泣くデス?」

ウララ「エルさんに…かてるか…こわかった。でもエルさんに…かてたからうれしくて。エルさんもがんばったね。ウララ、エルさんにも…なでなでしてあげる。」

そういうとウララは涙ぐんでエルの頭を撫でた。エルはうれしそうにレース場をあとにした。

しばらくしてスピカのみんなとライスとクリークはウララの元に駆け寄ってきた。ウララはまだ泣いていた。

ウララ「ウララ…せいいっぱい…頑張ったよ!よろこびって…こんなにも…あたたかいんだね。」

ウララは涙ぐんで言った。するとマックイーンが

マックイーン「ウララちゃん、優勝おめでとうですわ。この勝利は私たちよりも、ウララちゃんの努力が実ったからなのですわ。」


さらに、ライスは

ライス「ウララちゃん、優勝おめでとう。ウララちゃんがスピカのみんなと一生懸命トレーニングを頑張っていたことはライスもクリークさんもわかっていたよ。ウララちゃんも頑張ったんだから、ライスも頑張れるよ!」

ライスは泣いているウララを優しく抱き締めてウララの頭を撫でた。



その後

ウララとクリークとライスはスピカに加入し、三人にとっても、スピカにとっても新たな始まりとなった。



このSSへの評価

このSSへの応援

このSSへのコメント


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください