2023-03-19 20:48:17 更新

概要

艦これの二次創作SSとなっております。またオリジナル設定などを含むため苦手な方は以下略…
順次艦娘の方々を出し来ていきたいと思います。何か問題等があるような場合においては対処いたしますのでコメント等をいただけたら幸いです。
今回のお話は保護局10に出てきたチビさん達のお話がメインです。
過去作を読んでいただけて大変うれしいです!更新は不定期となります。何分ご容赦ください。


前書き

今回は海軍養護施設にいる5人のちびっこ達5人が■■鎮守府までの小旅行にチャレンジ!
道中ちょっとした事件もありますが、■■鎮守府の面々がサポートしていくお話と他にちょっとした小話を。
いつも通り前説4人衆、お願いします!ん?あれ?青葉さん?






青葉「…」イジイジ



霞「まだあんたいじけてんの?」



青葉「青葉の機嫌はそう簡単に治らないんです~…」プイッ



翔鶴「ちょっとそっとしてあげましょう。」



電「仕方ないのです。今回は艦隊調査保護局10で登場した養護施設の子供達のお話なのです!」



翔鶴「朝潮ちゃん、霞ちゃん、扶桑ちゃん、潮ちゃん、睦月ちゃんの5人ですね。可愛かったですよね?」



霞「可愛かったけど、ほら私と同じ『霞』がいたじゃない?荒潮姉さんとかからは『並ぶとなかなか似てるわね~』って結構言われたわ。」



電「睦月ちゃんと扶桑ちゃんも似てたのです。本当にサイズをちっちゃくしただけの様に見えたのです。」



霞「また遊びに来るといいわね。今度はちゃんと付き合ってあげるわ。」



翔鶴「うふふ♪」



電「では、そろそろ始めるのです!」



翔鶴「それではどうぞ!」



青葉「…今度は空気あつかいですか…いいですよ~…」イジイジ



プチン



霞「え、何の音?」



翔鶴「…いい加減にしてください!」



青葉・霞「「 翔鶴さんが怒った!? 」」



翔鶴「青葉さんは毎回毎回脱線して、なんですか?始める前には何かしないと生きられないんですか!?たまにはまともに始めてください!」



電「翔鶴さん!?」



翔鶴「青葉さんのこの様な態度が続くのであれば、次回からお暇をいただきますよ!」



「させんぞ。」



電「なんなのです!?」



~ただいま情報操作(洗脳)中~



ブオン ズボッ ングッ!?

アッ アッ アァ? アァ アッ ズポッ



~情報操作(洗脳)終了~



「ワタシハいつでも見ているぞ。」



翔鶴「…あれ?私は…さっきまで何を?」



電・青葉・霞「「「 」」」ガタガタガタガタ



翔鶴「あれ?始めないんですか?青葉さんもいじけるのやめたんですね。」



電・青葉・霞「「「 」」」ガタガタガタガタ



翔鶴「なんで震えてるんです?」



青葉「頭大丈夫なんですか?」



翔鶴「頭?はい。特に?」キョトン



電(何もない空間から半透明の手が出てきて…)



霞(翔鶴の頭のなかにズボッて…入ってた…)



翔鶴「??」






―――――――――――――

―――海軍立児童養護施設



施設長「こんにちは。先日はお世話になりました。」



女提督『いえいえ。その後はどうですか?』



施設長「みんな元気です。私も正式にPMCを抜けて、子供達一筋です。」



女提督『そうですか。それで今日はどうされたんですか?』



施設長「実はお願いがありまして……」



女提督『はい?』



施設長「子供たちにお使いの練習をさせようかと思うんです。ですのでご協力願えればと…」



女提督『いいですよ。どこにお使いを?』



施設長「出来ればなんですけど、ここからそちらまでということは…」



女提督『いいですけど…結構そちらからだとバスを乗り継いで、バス停からも距離がありますよ?』



施設長「かまいません。少し冒険もさせてあげたいので。」



女提督『わかりました。日にちはそちらに合わせますのそれが決まり次第警護の人を決めたいと思います。』



施設長「ありがとうございます。では、5日後ということでいいでしょうか?」



女提督『了解です。それならその日はこちらにお泊りなんてどうでしょう?帰りは送らせてもらいますので。』



施設長「よろしいんですか?」



女提督『はい!みんな可愛かったと言ってましたので喜ぶと思います。』



施設長「じゃぁ、お言葉に甘えさせていただきます。」



女提督『わかりました!詳しくは明後日またお電話をいたしますので。』




―――― 5日後 ――――



施設長「最終確認しまーす!」



チビs「「「 はい! 」」」



施設長「1つ目に乗るバスは?」



チビ霞「港駅行のバス!」



施設長「そうです。そこで降りて何をするのかな?」



チビ扶桑「お土産のお菓子を買う。」



施設長「その通り。お菓子はなにを買うのかな?」



チビ睦月「港町クッキー!」



施設長「よくできました。買った後に乗るバスは?」



チビ潮「湾岸岬行き。終点まで。」



施設長「覚えてるわね。では?そこからは?」



チビ朝潮「■■鎮守府まで歩きます!」



施設長「その通り!みなさんバスに乗るためのカードは持ちましたね?」



チビs「「「「 はい! 」」」」



施設長「お土産のお金は持ちましたか?」



チビs「「「「 はい! 」」」」



施設長「仲良くお泊りできますか?」



チビs「「「「 はい! 」」」」



施設長「よし!それじゃ行ってらっしゃい!」



チビs「「「「 行ってきます! 」」」」



レッツゴー! ~~♪~♪ キャッキャッ



施設長「それではお願いします。」



長門「はい。見守っています。」



瑞鳳「発艦します。」バシュッ ブーン!



長門「どうだ?映像は?」



女提督『良好だよ。あはは!可愛いなぁ。』



施設長「うふふ♪張り切っちゃって。」



長門「そうだな。こちらも映像を確認。移動を開始する。」



女提督『了解!』




―――バス停までの道



チビ睦月「海の~中は~♪」



チビ霞「サメが~いっぱい~♪」



チビ潮「海の~中は~♪」



チビ扶桑「お魚~いっぱい~♪」



チビ朝潮「それでも~海は~♪」



チビs「「「「 わかめが~いっぱい~♪ 」」」」



女提督『あはははは!やっば!何の歌!?あははは!』



瑞鳳「女提督、笑わないでぇ…」プルプル



長門「こっちだって笑うのこらえてるんだからな…」



女提督『だって!…サメと魚とわかめがいっぱいなんだよ?あははは!』



瑞鳳「ふーー……ふーーー……」



長門「頑張れ…こらえろ瑞鳳。」



瑞鳳「ふぅ…ふぅ…耐えたぁ……」



チビ朝潮「聞いていい?」



チビ睦月「なぁに?」



チビ朝潮「この歌なんですか?」



チビ扶桑「わかんなぁい!」



チビ霞「いっぱいのお歌!」



チビ潮「そうそう…いっぱいのお歌。」



チビ朝潮「いっぱいのお歌ですね?ではもう一回!」



ウミノ~ナカハ~♪ サメガ~イッパイ~♪



女提督・長門・瑞鳳((( また歌い始めたぁ! )))




―――バス停付近



長門『バス停に到着しそうだ。ここからはバス班頼む。』



愛宕「はぁい。おまかせぇ。」



多摩「大丈夫にゃ。バス停で待機中にゃ」



アソコデス! ツイタ! タッタッタッタッタッタッ!



瑞鳳『もぅ…あの歌うたいっぱなしで…笑えないから大変だよぉ…』



長門『3回目には、ふきだしてたもんな…』



愛宕「子供らしくていいじゃない。」



多摩「子供は時に突拍子のないことで笑わせてくるにゃ。」



女提督『そうだねぇ。』



多摩「接近中にゃ。会話は最小限にするにゃ。」



女提督『了解!』



チビ睦月「いっちばーん!」



チビ霞「いっちばーん!」



チビ扶桑「いっちばーん!」



チビ潮「いっち…ばーん。」



チビ朝潮「にっばーん!」



愛宕(耐えるの!耐えるのよ愛宕!)



多摩(全員一番かと思ったら1人ゆずったにゃぁ!)



チビ扶桑「バスは何時でしょうか?」



チビ霞「ええと……これ!時間は……えっと…」



愛宕(頑張って!)



多摩(あと5分でくるにゃ!)



チビ霞「あと55分よ!」



愛宕・多摩(( あぁあ!違うぅう! ))



チビ朝潮「わかりました!ありがとう霞。」ナデナデ



チビ霞「当然よ!」フンス



愛宕「どうしましょう…」コソッ



多摩「……もしもし?あ、おつかれにゃ。うん。今バスのところ。確か『港駅』にゃ?あと『5分』で来るにゃ!あ、ちょうどきたにゃ!じゃぁまたにゃ~♪」



チビ潮「みんな…さっきあの人が港駅のバスがきたって……」



ミナトエキユキ~ ミナトエキユキ~



愛宕「多摩さん。港駅行ききましたよ!港駅行き!」



多摩「のるにゃぁ!」



チビ潮「みんな、バス…」



チビ霞「もうきたの?早くない?」



チビ扶桑「でも…きたって…」



チビ睦月「のるにゃしぃ!」



チビ朝潮「待ってください!すみません運転手さん。港駅に行きますか?」



運転手「いくよ~。乗るときソコにピッってしてくれるかな?」



チビ朝潮「みんな乗ってください!乗るときはここにピッです!」



チビs「「「「 はーい! 」」」」



多摩「セーフ…」



愛宕「ナイスです。多摩さん。」



チビ潮「ここ、座る。」



チビ睦月「潮ちゃんのとなり~」



チビ霞「窓側がいい!」



チビ扶桑「ここどうぞ?」



チビ朝潮「では、私は前にのります!」



女提督『乗れた?』



多摩「乗れたにゃ…」



愛宕「ギリギリだったわぁ…」




――移動中 バス車内



運転手『停車します。ご注意ください。』



プシューーー ガタン



男「それでよぉ!あいつがさぁ!」



運転手『お客様。すいません整理券を。』



女「ほらぁ!男!券とりなよ!ごめんなさい。」



運転手『それでは発射しまーす。』



チビ朝潮「みんなは着いたら誰に会いたいですか?」



チビ扶桑「山城さん!」

チビ霞「春雨さん!」

チビ睦月「レ級さん!」

チビ潮「愛宕さん。」



愛宕(私~!?うれしい~♪)



多摩「よかったにゃ。それと睦月ちゃんはレ級って…」



チビ潮「扶桑はなんで山城さんなんですか?」



チビ扶桑「山城は2番(艦)で私は1番(艦)だからお姉ちゃんになってあげるの。」



チビ朝潮「そうですか。霞はなんで?」



チビ霞「ないしょ~♪」



チビ朝潮「じゃぁ、睦月h――――」



男「うるせぇなガキ!黙れ!」ガンッ



女「ちょっと!男!ごめんね?」ナデナデ



チビ霞・チビ潮「「 う、うう…うえぇえん! 」」



男「うるせぇんだよ!泣いてんじゃねぇ!おめぇも撫でてねぇで静かにさせろよ!」



チビ睦月「ひっ…」

チビ扶桑「……」ビクビク



愛宕・多摩「「 …… 」」ブチッ



女「ごめんね?あんた――――」



チビ朝潮「こわがってるじゃないですか!」プルプル



男「あぁ?なんだてめぇ?ガキのくせしやがって…」



女「男!」ガシッ



運転手『次は、海軍基地前。海軍基地前。基地内に停車しまーす。』



愛宕「多摩さん。」



多摩「にゃ。……運転手さん。実は――――」説明中



運転手『了解。お客様~。点検のため海軍基地前のバス停で5分ほど停車いたします。ご協力をお願いいたします。目的地には時間道理到着できますのでご安心くださいませ。停車しまーす。』ピッ



多摩「チビちゃん達もちょっと降りて待ってるにゃ~」



チビ朝潮「おりますよ?」



チビ霞「…ひぐっ…」

チビ扶桑「……えぐっ……」



多摩「運転手さんありがとにゃ。」



ゾロゾロ… カワイイコニャァ ナデナデ キオツケテニャ?



愛宕「降りましたわね…。そこの男性の方?」



男「あ?」



ブン! ガスン!



愛宕「覚悟はできてますよねぇ?」ニコッ



男「ひぃ…」



多摩「我々海軍の者にゃ。降りてもらうにゃ。」ギロッ



愛宕「こい。」ガシッ



男「なんの権限があるんだ!」



愛宕「女提督さん。」



女提督『Jさん行ったからいいよ。』



憲兵J「お待ちどう様っす。愛宕さんに多摩さん、いいですよ~。」



愛宕「どうも。私、艦隊調査保護局のものです。簡単に言うと軍警察です。」



男「だからなんだよ!」



愛宕「あの子達は軍関係の子供たちです。なので先ほどの行為は軍関係者への恐喝、暴力未遂とみなされます。」



憲兵J「つまり。逮捕です。」



男「そ、そんな…あ、謝るからさ…逮捕は…」



憲兵J「運転手さんから車内映像の提供もいただいてますので。」



愛宕「この方の行動の証言は私がします。」



多摩「多摩も話してあげるにゃ。大丈夫そうだから子供たちのとこいるにゃ。」テクテクテク



男「あ、ああ…」



憲兵J「くるっす。」カチリ



男「お、女…見捨てないで…」



女「二度と顔を見せないで。」パシィン!



男「っつ女!おい!頼む!頼むからぁ――」



愛宕「ふぅ。すみませんでしたお騒がせして。」



女「い、いえ…子供たちは?」



愛宕「大丈夫みたいですよ?」



多摩「お使いかにゃ?えらいのにゃ~」



チビ霞「にゃ~♪」

チビ扶桑「にゃ~!」

チビ睦月「にゃ~★」

チビ潮「にゃぁ。」

チビ朝潮「にゃ!」



女「さっきはあの人がごめんね…怖かったよね…」



チビ朝潮「大丈夫です!ね?」



チビs「「「「 うん! 」」」」



愛宕「よろしければこの子達も駅までみたいだから一緒に行ってもらってもいいかしら?」



女「はい。いいですよ。」ニコッ



多摩「ごめんにゃ。お姉さんたちちょっと海軍に用事があるにゃ。」



愛宕「ここから駅まではこのお姉さんが一緒に行ってくれますので。」



チビ朝潮「よろしくお願いします!」



女「はい!」



愛宕「それじゃぁね?皆頑張ってね?」



多摩「きっとまた会うにゃ?」



チビs「「「「 にゃ~! 」」」」



愛宕「多摩さん気に入られましたね?ばいばーい。」



多摩「にゃぁ♪うれしいにゃ。」



カタンカタン



女「ごめんね?こわかったよねぇ?」ナデナデ



霞「…うん……」



女「お姉ちゃん達かっこよかったね?」



チビ潮「うん!」



女「あんな強い女性にならないとね?あなたもよく頑張ったわね?」ナデナデ



チビ朝潮「はい。」



運転手『ご乗車ありがとうございます。発射いたしまぁっす↑』




―――港駅



女「みんな大丈夫?」



チビ朝潮「はい!大丈夫です!」



女「それじゃぁ、バイバイ!」



チビs「「「「 バイバ~イ! 」」」」



蒼龍「あの、すいません。ちょっとよろしいですか?海軍の者なんですけど。先ほどのバスの件で…」



女「あ、はい?」



チビ朝潮「みんな元気に行きましょう!」



チビs「「「「 おー! 」」」」




――――お土産店



チビ潮「あの…その……」



おばちゃん「ん~?おつかいかな?」



チビ潮「はい……えっと、クッキーを…10個を…その……」



チビ霞(がんばれ!)

チビ睦月(もうちょっと!)

チビ扶桑(もう1言!)

チビ朝潮(そうです。それでいいんです。)



青葉「うわぁ…可愛いぃ…」



雷「頭が4並んでるわね。」



チビ潮「20個入りを5つください!」



おばちゃん「はーい。これでいいかな?」



チビ潮「はい!」



青葉「買えました!買えましたよ!」



雷「青葉さん…声…」



青葉「失敬…」



蒼龍「どう?」



雷「買えたみたい。」



青葉「そちらは?」



蒼龍「連絡先を交換しておきました。」



青葉「OKです。」



おばちゃん「それじゃ気をつけていくんだよ?」



チビ潮「ありがとうございました。」タッタッタッ



チビ朝潮「潮!頑張りましたね!」ナデナデ



チビ扶桑「偉いわ!」ナデナデ



サァイキマショウ! ハーイ! テクテクテクテク―――――――



青葉「あぁ、すいません。そっちの煎餅を2袋。」



おばちゃん「はい。あんた達も大変だねぇ。」



雷「あの子達の初めてのお使いだもの。」



蒼龍「ご協力ありがとうございました!」



おばちゃん「いえいえ。はい。煎餅。680円だよ。」



青葉「ではちょうどで。ありがとうございました!」



おばちゃん「お気をつけて。」




―――港駅バスターミナル



チビ睦月「このバスかなぁ?」



チビ朝潮「すみません!このバスは湾岸岬にいきますか?」



運転手「いくよ。」



チビ朝潮「それでは乗りましょう。」



チビ扶桑「ピッ!」



チビ霞「ピッ!」



チビ睦月「ピッ!」



チビ潮「ピッ!」ピピー!



チビ潮「ふぇ…のっちゃいけないの?」ウルウル



運転手「もう1回だね?」



チビ潮「えい!」ピピピピピピ!



運転手「あちゃぁ……これは乗車エラーだ…お嬢ちゃん達はどこまでだい?」



チビ朝潮「湾岸岬までです。」



運転手「そうか、その子だけお金になっちゃうけど大丈夫かな?お金が450円なんだ。」



チビ朝潮「ええと…これで乗れますか?」Mr諭吉



運転手「お嬢ちゃんお金持ちだね!?大丈夫!乗れるよ。降りるときにおじさんにもう一回言ってね?」



チビ潮「よかったぁ…」



運転手「それじゃ乗って。その券を取ってね?」



チビ朝潮「よかったですね♪」



チビ潮「うん!」



青葉「すいません乗りまーす!」



雷「お願いします。」



蒼龍「お願いしまーす。」



運転手「はい~。まもなく発車します。ご注意ください。」




―――バス車内



青葉「こちらバス。車内は青葉達と子供たちだけです。」



女提督『了解。どう?』



蒼龍「2名、寝ました。」



チビ潮「すぅ…」

チビ霞「にゃ…」



雷「さっきのことは大丈夫みたいね。」



蒼龍「トラウマになるとかわいそうですもんね?」



青葉「ですね…鎮守府についたら思いっきり甘やかしましょう。」



女提督『そうしようね。青葉ちゃん写真撮りたいんじゃない?』



青葉「はい。めっちゃ可愛いです。」



チビ扶桑「あ…海がきれい!」



チビ睦月「本当だ!キラキラしてる!」



チビ朝潮「ほんとうです!綺麗です!」



チビ潮「……ん…」



チビ霞「ふわぁああ…なぁに…」



チビ朝潮「海です!海!」



チビ霞「海っていつも見てるじゃない…うわぁ!」



チビ潮「綺麗!」



青葉「いいですねぇ…」



蒼龍「あれだけであんなに喜んじゃって。」



雷「子供だからかしらねぇ…」



運転手『次は終点湾岸岬~湾岸岬。』



チビ潮「ついたね。」



チビ扶桑「うん。降りようか。」



運転手『到着です。』



トテトテ



チビ朝潮「すいません。お金なんですけど。」



運転手「お、そうだったね。ピッてできた人はまたピッってしてね?」



チビ霞「はい!」

チビ扶桑「ピーッ」

チビ睦月「ピッにゃぁし!」

チビ朝潮「私も…よし。」



運転手「それじゃこの子の分だね。さっきのお金を出してね?」



チビ潮「はい!」



運転手「それじゃこれ1枚を…こっちの10枚と交換しよう。」



チビ潮「お金…増えた!」



運転手「そ、そうだね…そしたらその1枚をここに入れてね?」



チビ朝潮「ここですか?」



チビ潮「わぁ…また増えたぁ……」



運転手「そうだねぇ…それじゃ450円をこっちに入れてくれる?」



チビ朝潮「ええと…」



運転手「これが4枚、最後にこれが1枚だよ。」



チビ潮「はい!」



運転手「はい。お疲れさまでした!」



チビ朝潮「ありがとうございました!」



運転手「ありがとね~。お客さんも待たせて悪いね。」



青葉「いえいえ。450円ですね。」



雷「ありがとうございました。」



蒼龍「お世話様でしたぁ!」



青葉「あり?ええと…だれか10円持ってません!?」



蒼龍「ほい。」



青葉「ありがとうございます。」



蒼龍「後で600倍ね。」



青葉「了―――じゃないですよ!ありがとうございました~。」



キャイキャイ! ナンデサ~! サァ!アルキマスヨ!



運転手「若いっていいなぁ…」




―――鎮守府までの道



飛龍「発艦!」ブーン



夕立「海から見てるけど楽しそうっぽい!」



女提督『そう?どれどれ?』



チビ扶桑「ね~っこねこねこ♪」



チビ霞「ワンワンワン♪」



チビ潮「ね~っこねこねこ♪」



チビ睦月「キーキーキー♪」



チビ朝潮「ね~っこねこねこ♪」



チビ扶桑「ぎゃおぎゃおぎゃお♪」



女提督『また独創的な歌を…』



飛龍「ぎゃおぎゃおぎゃおって…なんの動物なんでしょう?」



チビ霞「ねぇ?ぎゃおぎゃおぎゃおって何の鳴き声?」



夕立「お!答えが出るっぽい…」



チビ扶桑「えっとね…UMA」



女提督・飛龍・夕立『「「 まさかの未確認生命体! 」」』アハハハ



チビ睦月「ぎゃおぎゃおぎゃお!」



チビ睦月「ぎゃおーーーん!」



チビ霞「ぎゃしゃーーー!」



チビ扶桑「ぎょぎょぎょ~!」



女提督・飛龍・夕立『「「 最後さか〇クンいたぁ! 」」』アハハハ



チビ朝潮「あとどのくらいでしょう?」



チビ睦月「1000km!」



夕立「だいぶ遠いっぽい!」



チビ潮「20mだよぉ…」



飛龍「そこまで近くはない!」



チビ霞「だめねぇ…5万kmよ!」



チビ扶桑「そうですね。」



女提督・飛龍・夕立『「「 遠いなぁ! 」」』アハハハ



チビ朝潮「そうですか。では頑張りましょう!」



チビs「「「「 はーい! 」」」」



女提督『ちなみにあとどれくらい?』



飛龍「そうですね…あと500前後かと。」



夕立「この先なにも障害はないっぽい。」



チビ朝潮「あ!猫!」



チビ潮「かわいぃ…」ナデナデ



チビ霞「お名前何て言うのかな?」



チビ潮「なんでしょうか?」



チビ睦月「ギャラクティ!」



女提督・飛龍・夕立『「「 ギャラクティ!? 」」』



チビ朝潮「あなたはギャラクティですか?」ナデナデ



ギャラクティ「にゃぁ…」



チビ潮「なでなで~。」

チビ扶桑「なでなで~。」

チビ霞「なで~なで~。」



飛龍「あらら…ギャラクティがなでられまくってます。」



夕立「いいおもちゃっぽい…」



チビ潮「あの…行かないと…」



チビ睦月「行こう!」タッタッタッ



チビ朝潮「あ!まってぇ!」タッタッタッ



キャイキャイ タッタッタッタッタッタッ



飛龍「走り出した!」



夕立「追うっぽーい!」




―――■■鎮守府 正門



摩耶「どうやら来たようだな。」



最上「こちら正門。来たよ!」



チビ朝潮「あぁあ!最上さんだぁ!」



チビ扶桑「モガミンだぁ!」タッタッタッ



霞「モガミン!」タッタッタッ



潮「モガミン…」タッタッタッ



最上「みんなようこそ。■■鎮守府へ。」



チビ霞「来た!」ケイレイ



最上「敬礼ありがとう!」ケイレイ



摩耶「摩耶様には挨拶してくれねぇの?」



チビ睦月「摩耶いたー!」



チビ霞「お仕事してる?」



チビ扶桑「きっとさぼってる!」



チビ潮「大丈夫だよ…ね?」



チビ朝潮「心配です。」



摩耶「お前らぁ…」ガクッ



最上「大丈夫。摩耶はしっかりお仕事してるよ。」



チビ霞「ほんと!?」



チビ扶桑「えらーい!」



摩耶「信用されてないのかな!?」



チビ朝潮「摩耶お姉ちゃんがんばってね!あ、提督さんと女提督さんはいますか?」



最上「女提督は執務室にいるよ。提督はちょっとお出かけ中だよ。中に入ろうか?」



チビs「「「「 はーい! 」」」」




―――執務室



チビ朝潮「失礼します!」



チビs「「「「 失礼しまーす! 」」」」



女提督「いらっしゃーい。よく来たね~。」



チビ潮「これ……お土産です!」



女提督「ありがとう。よく頑張ったね。」ナデナデ



チビ潮「はぅ」ナデラレ~



女提督「どうやら大丈夫そうだ。よぉし、みんなお泊りの準備してきたね?」



チビ睦月「してきたぁ!」



女提督「よろしい。誰の部屋でお泊りしたい?」



チビ睦月「お泊りはねぇ…うんとねぇ…」



女提督「まったぁ…あたしが超能力でぇ…睦月ちゃんは……レ級ちゃん!」



チビ睦月「あたったぁ!」



女提督「霞ちゃんは……春雨ちゃん!」



チビ霞「当り!なんで!?」



女提督「扶桑ちゃんは…山城ちゃんで、潮ちゃんは愛宕ちゃんだね!」



チビ扶桑「おおお…」

チビ潮「うわぁ……」



女提督「朝潮ちゃんは~…むむむ?よみとれんぞぉ?どうやったらいいんだぁ?こうか!」



チビ朝潮「あはははは!くすぐったい!くすぐったいです!」



女提督「だれとお泊りしたいんだ!?お姉さんに教えなさい!こちょちょちょ~」



チビ朝潮「あははは!叢雲お姉ちゃんと提督さんです!」



女提督「なんと!?2人かぁ!?2人となのかぁ!?」



チビ朝潮「そうです!あははは!」



女提督「よろしい。それでは皆でお泊りする部屋に行きましょう!」



チビs「「「「 はーい! 」」」」




―――扶桑と山城の部屋



扶桑「山城~?なに見てるんですか?」



山城「新しい装備のパンフレットを。水上移動用の。」



扶桑「あら?故障したの?」



山城「いえ。姉さまとお揃いにしたいなぁって。」



扶桑「あらら。山城はそろそろお姉さん離れした方がいいじゃないかしら?」ウフフ



山城「そんなぁ…」



コンコンコンコン!



扶桑「あら?誰でしょう?」ガチャッ



チビ扶桑「こんにちは!扶桑です!」



扶桑「お待ちしてましたよ。どうぞ?」



女提督「それじゃお願いね。」



扶桑「はい!」



チビ扶桑「山城いたぁ!」



山城「呼び捨てはそのままなのね。扶桑ちゃん、今日はここにお泊りよね。やっぱり『扶桑』だけあって似てますね。」



扶桑「そうねぇ。」ナデナデ



チビ扶桑「あのね。お泊りの間はね、山城のお姉ちゃんになってあげるの!」



山城「え?」



チビ扶桑「扶桑は1番で山城は2番だからお姉ちゃんなの!だから!」



扶桑「なるほど。では私はどうなるんですか?」



チビ扶桑「扶桑お姉ちゃんは私のお姉ちゃんなの!」



山城「そ、そう…」



チビ扶桑「だから山城さんは妹だからナデナデもしてあげるし一緒に寝てあげるの!」ダキッ



山城「そ、そうなの…」ナデナデ



チビ扶桑「~♪」



扶桑「山城。とりあえず明日までは姉離れは無理そうね?」



山城「…姉なのこれ?」



チビ扶桑「~~♪」スリスリ




―――高雄と愛宕の部屋



チビ潮「よろしくお願いします。」



高雄「はーい。愛宕はもうすぐもどってきますからね?」



チビ潮「高雄さんも一緒の部屋…よかったぁ…」



高雄「なんで私達とお泊りしたかったの?」



チビ潮「あう…あのね…うんとね…」



高雄「うん。」



チビ潮「なんかよかったの。」



高雄「そう。なんかよかったんだ。」



チビ潮「うん!」



高雄「よーし。女提督さんがなにか準備してるみたいだから用意して一緒に行きましょう?」



チビ潮「はーい!」




―――村雨と春雨と駆逐棲姫の部屋



春雨「準備完了です。」



チビ霞「はい!」



村雨「ほんと霞ちゃんと似てるわ。他の鎮守府の村雨とかも似てるのかな?」



春雨「どうでしょう?似てるんじゃないでしょうか?」



駆逐棲姫「似てる。」



春雨「しってるんですか?」



駆逐棲姫「遠征先で別の春雨に会ったら髪がピンクだった。似てた。」



霞「あそぼーよーー!」



春雨「ごめんなさい!似てるんですねぇ…霞ちゃんは一緒に工廠に行きましょう!」



チビ霞「なにするの?」



村雨「行ってからのお楽しみですよ~。」



チビ霞「うん!」




―――レ級と南方棲鬼の部屋



レ級「がおー!」



チビ睦月「きゃぁあ!」



南方棲鬼「まてぇ!」



レ級「尻尾!」



尻尾「ガウ!」ガシッ



チビ睦月「食べられる~」キャッキャッ



南方棲鬼「元気ねぇ。こんなんで楽しいのかしらねぇ…」



レ級・チビ睦月「「 たのしい! 」」



南方棲鬼「それならいいわ。」



レ級「遊びに行こう!あははは!」



南方棲鬼「そうね。準備できてるだろうし。行ける?」



チビ睦月「うん!……」ジー



レ級「……」ジー



レ級・チビ睦月「「 あはははははは! 」」



南方棲鬼「なにがいいんだか…」




―――提督の部屋



叢雲「本当にここでいいの?」



チビ朝潮「ここがいいです。」



叢雲「まぁ、いいけど…そこで先にごろっちゃらしてる2人はなにしてんの…」



皐月「暇を持て余した―――」



大淀「提督とカッコカリした艦娘の―――」



皐月・大淀「「 遊び! 」」



チビ朝潮「おぉおお…」



叢雲「そこ感心するとこじゃないからね?もっと別の人を目標にしなさい。」ポンッ



チビ朝潮「??」



皐月「というか大淀がだらけてるのって珍しくない?」



大淀「ワーカホリックぎみから抜けるためONとOFFはきっちりつけるようにと旦那様から命令ですので~…」ダラァ



叢雲「大淀はそうね。さて、朝潮。遊びに行きましょう。」



チビ朝潮「はい!」



皐月「いってらっしゃーい。」



チビ朝潮「皐月お姉ちゃんと大淀お姉ちゃんは一緒に来ないの?」



皐月「…行く!」スタッ



大淀「行きましょう!」スタッ



チビ朝潮「やったぁ~」



叢雲(なんだかんだ面倒見がいいわよね。)




―――工廠



明石「ようこそ。■■鎮守府工廠へ。博士の明石と~」



夕張「博士の夕張でございます。」



チビ霞「博士~」



チビ睦月「なにするのー?」



明石「君たちには装備を装着してもらい悪いやつをやっつけてもらおうと思う。」



夕張「そして、とらわれてる人たちを救い出してもらいたい。」



チビ扶桑「ヒーローみたい!」



明石「そう!ヒーローになってもらう。」



夕張「変身にはこれが必要だ。1つずつ渡すぞよ?」



チビ睦月「かっこいい!」



チビ潮「錨のおっきなバッチです。」



明石「それは変身バッチだ。掲げて『抜錨』と叫ぶのじゃ!」



チビ霞「抜錨!」



ピカッ! ガコン!



チビ扶桑「装備がでてきた!」



夕張「さぁみんなも!」



チビs「「「「 抜錨! 」」」」



ピカァアアアアアア! ガコン ガコン ガコン ガコン



明石「うむ。優秀な子達じゃ。」



夕張「ではフィールドの上を歩いてみよう!こっちじゃ。」



ワーワー! オォオオ? スベルカンジデスヨ ジョウズジョウズ

コロンデモイタクアリマセンカラネ? ワイワイ



高雄「みんなノリノリね。」



春雨「そうですね。でも明石さんたちよくあの装備作りましたよね?」



霞「だから私達の装備をいったんすべて分解したのね。」



睦月「このためだったにゃしぃ。」



扶桑「扶桑ちゃんも私の装備に似せてあって驚きました。」



高雄「扶桑さんの装備は大きいですものね。」



霞「それを小型化ってやるわね。それにしても上手に演習フィールドの上滑れてるじゃない。」



春雨「そうですね。初めてとは思えません。」



扶桑「やっぱり艦娘の適正がわかってるだけ早いのでしょうか?」



睦月「そうかもしれないねぇ。」



明石「みなさーん!よければこちらで一緒にお願いしまーす!」



高雄「はーい!」




―――演習フィールド



明石『敵役の人聞こえますか~?』



摩耶「ああ。」



明石『チビちゃん達の装備はすべて空気砲ですのでやられたふりしてあげてくださいねぇ。』



摩耶「ふははは!この艦娘に何をしてやろうかぁ?」



朝潮「だれか助けて~!」

文月「食べられちゃうよぉ!」



レ級「クハハハハ!こっちのふみふみしてるのからにしようかぁ!?」



霞「た、助けてー…」



朝潮「霞。もう少しやる気を出してください。」



霞「その……なんかごっこ遊びって恥ずかしくない?」



摩耶「霞はまだまだだな。こういう時は乗ってあげないとな。」



チビ朝潮「そこまでです!」



朝潮「あ!艦娘ファイブ!たすけて!」



チビ霞「妖怪仕事ほっぽりだし!その人達をはなしなさい!」



摩耶「お前らのなかの私はよほど仕事してないイメージなんだな!?」



チビ扶桑「それも今日までです!」



チビ睦月「やっつけてやる!」



チビ潮「か、かくごしろ~…」オドオド



摩耶「そうか…ならば怪人レ級!そいつらから守れ!」



レ級「はははは!」ザー



チビ睦月「えーい!」ポンッ



レ級「ふわっ!?」



チビ潮「こう?」ポンッ



摩耶「うお!?」



レ級「やったなぁ!」ボンッ



チビ霞「きゃぁああ!」



チビ朝潮「なかなかやりますね!」ザー



チビ扶桑「砲撃かいし~!」ボフン



摩耶・レ級「「 おあぁ!? 」」バシャーン



チビ睦月「えーーーい!」ボフン



摩耶・レ級「「 うわー!やーらーれーたー…  」」



朝潮「ありがとう。助かったわ。」



霞「あ、ありがとうね。」



文月「みんなのおかげだよぉ!」



チビs「「「「 やったぁ! 」」」」



チビ睦月「ねぇねぇ?次なにする?」



摩耶「そうだなぁ…明石。みんなで演習フィールド上で鬼ごっこでもするか?」



明石「ふふふ。」ザー



高雄「その準備できてますわ。」ザー



叢雲「鬼ごっこならこれね。」



チビ潮「それなぁに?」



皐月「これはこうやると…背中に小さなボールがくっつくんだよ。」



夕張「くっつけて逃げ始めて、鬼にボールを取られた人が鬼になります!」



チビ扶桑「やるー!」



ジャァクッツケテ オニハワタシカラ イイデスカ~? ヨーイ…ドン!

キャァアア! ニゲロ~~! キャイキャイ――――




―――食堂



間宮「お待たせしました~。」コトン



チビ睦月「オムライス~!」



間宮「はい。それに揚げたての~……」



チビ扶桑「エビフライ!」



間宮「それに~」



チビ朝潮「カニさんウインナーまで!?」



間宮「ケチャップは、こんな感じでどうぞ?」



チビ潮「ハートかわいい♪」



間宮「これで大丈夫です!」



チビ霞「たべていいの?」



間宮「どうそ?」



チビs「「「「 いただきます! 」」」」



間宮「はーい」



女提督「おや、食事始まってたのね?」



間宮「はい。皆さんの分もありますからね?」



女提督「ありがと~。あれ?鳳翔さんは?」



間宮「あはは……」



女提督「??…厨房かな?」



間宮「あの…行かないほうが…」



女提督「??――――鳳翔さ…」



鳳翔「燃え尽きてしまいました…」



女提督「なにがあったの!?それになにこのオムライスの量!?30皿はあるよ!?」



間宮「鳳翔さん!これは得意不得意ありますから…」



女提督「もしかしてこのケチャップのこと?」



鳳翔「…なんどやっても間宮さんみたく可愛いのが…」



女提督「なんで?これなんてキリンさんじゃん。」



間宮「…女提督さん……」



鳳翔「それ…犬です…」



女提督「ご、ごめん…」



オイシー! エイビフライ~♪ キャイキャイ――――



女提督「こ、子供たちは喜んでたべてるね~」



鳳翔「やっぱりケチャップが可愛いから余計でしょうねぇ…うふふふふ」



女提督「お母さ~ん!かむばーーっく!」



提督「なんだ大声上げて…お、オムライス。食っていいの?」



間宮「提督に鈴谷さん。どうぞ~。」



鈴谷「いただきまーす。あケチャップでキリン描いてある!」



女提督・間宮「「 あ…… 」」



鳳翔「鈴谷さんは提督とのケッコンカッコガチはみとめませんので。提督は鈴谷さん以外を本当のお嫁さんにしてくださいね。」ゴゴゴ



鈴谷「な、なななんで!?」



――――――――――――――



チビs「「「「 ごちそうさまでした~! 」」」」



間宮「お粗末さまでした。」



チビ朝潮「みんなお片付けしましょう!」



他チビs「「「「 はーい! 」」」」



チビ霞「食器はどこにはこんだらいいですか?」



間宮「あらら。じゃぁあそこまでお願いします。」



チビs「「「「 はーい! 」」」」



川内「偉いな~。」



赤城「そうですね。率先してやるところがいいですよね。」



提督「子供かぁ……」



衣笠「なに提督さん…子供ほしくなっちゃった?」



提督「いや…まだ俺にきちんと育てらる自身ない。まず相手がな。」



川内「そうだね~。今んとこハーレム状態だからねぇ?」



赤城「あらやだ……7人でしたっけ?」



衣笠「スキャンダラス!」



提督「お前ら……1つ言っておく…いや、いい。これ以上言っても結果は変わらねぇ…きっと…」



衣笠「提督もわかってきたねぇ。」



赤城「ちなみに…1番好きな方は7人のうちどなたなんですか?」



提督「…………言わない。おーいチビちゃん達。ごはん終わったようだからなんかしようか?」テクテクテクテク



衣笠「……ねぇ。いま提督『言わない』っていいたよね?」



川内「いった。」



赤城「いいました!」



川内「ということはもう1番がいるってこと!?」



衣笠「そそそ、そうかも!」



赤城「こ、このことは他言無用。そうしましょう。」



川内「そうだね…下手したら戦争勃発だよ…」



女提督「そうしといて。」



衣笠「女提督さんも聞いてました?」



女提督「う、うん。まさかあんな返答がかえってくると思わなんだで…びっくりだよ。」



赤城「誰なんでしょう?」



皐月「な~んの話してるの?」



女提督・赤城・衣笠・川内「「「「 なんでもありゃせんです! 」」」」



皐月「なにあわててんのさ?」



女提督「皐月ちゃんもオムライスもらいにきたんでしょ?もらっておいで~」



皐月「そうだね。間宮さ~ん!4つちょうだーい!」



ハーイ! ソースハイイヨデミグラスヨウイシテアルカラ アラ…デシタラスコシワケテモアエマセン?

イイヨ~ ワイワイ―――



女提督「この話はここまで。」



川内・赤城・衣笠「「「 らじゃ! 」」」




―――大浴場



那智「あ゛~~~」ザプン



睦月「那智さんその声どこから…」



那智「今日の海上護衛は少し面倒だったんだぁ~…」



木曾「敵襲がちらほらとあったからな。となり失礼。」チャプン



荒潮「どうぞ~。襲われたんですか?」



那智「説明は木曾にまかせた…」ブクブク



木曾「ったく…計6回の襲撃で撃沈数が10だったかな?」



睦月「そんなに?いつものルートで?」



木曾「少し東のルートだ。」



荒潮「そういえば潮の流れが変わる時期だからかしら?」



木曾「だろうな。女提督もそう言ってた。」



キャイキャイ―――



荒潮「あら?脱衣所が賑やかね?」



ガラッ!



瑞鳳「みんなでお風呂に入るよ!私に続け~!」



チビs「「「 おー! 」」」



荒潮「一気ににぎやかになったわね~」



チビ霞「お風呂おっきい!」



チビ朝潮「入るのは体を洗ってからですよ?」



荒潮「うふふ♪せっかくだから洗ってあげようかしら?」



木曾「そうだな。おーい。洗ってあげようか?」



チビ扶桑「いいの!?」



睦月「いいよ~♪」



瑞鳳「もしかして私のも洗ってくれたり?」



チビ睦月「えぇ~?お姉ちゃんは自分で洗うんじゃないの~?」


瑞鳳「冗談だよ冗談!」



木曾「那智~。子供たちの頭洗うのに来てくれ。」



那智「ああ。」スイー



チビ霞「こらー!お風呂で泳ぐのは行儀がわるいです!」



那智「お、あぁ…すまない。」



荒潮「怒られちゃいましたね?」



那智「だな。不思議な気分だよ。」



睦月「よし!みんなそこの椅子に座ってね~」



チビ潮「あの…瑞鳳ちゃん…」



睦月・荒潮「「 … 」」クスクス



瑞鳳「これは同年代に見られてるのかな…なにかな?」



チビ潮「シャンプーハットはみんな使わないよ?」



瑞鳳「なっ!?」



那智「その瞬間瑞鳳に電撃が走る!」



木曾「お風呂場において瑞鳳自身が一番お子様であった!」



睦月「変なナレーションやめるにゃしぃ!」プククク



チビ睦月「にゃしぃ!」



瑞鳳「そ、そんな…」ガクッ



チビ扶桑「瑞鳳ちゃん。私は山城のお姉ちゃんだから、お姉ちゃんがいい子いい子してあげるから、元気出して?」ナデナデ



荒潮「やめてあげて…瑞鳳のライフは0よ…」



木曾・那智「「 ぐふっw 」」



瑞鳳「私お子様じゃないもん!私より暁ちゃんの方がお子様だもん!」



暁「瑞鳳?どういうことかしら?」



雷「賑やかだと思ったら瑞鳳だったのね。」



暁「みんな。洗い終わったら明石さん特製お風呂用水鉄砲で遊びましょう!」



チビs「「「 はーい! 」」」



暁「それと瑞鳳。」



瑞鳳「はい…」



暁「聞いてなさい。みんな、私のこと皆は何て呼でるんだっけ?」



チビ朝潮「暁お姉ちゃん?」



瑞鳳「」チーン



那智「瑞鳳が白くなったな…さ、みんな冷えるから洗ってしまおうな?」



瑞鳳以外「「「 はーい 」」」



雷「瑞鳳?洗ってあげましょうか?」



木曾・那智・睦月・荒潮(((( さらにとどめを刺しにいったぁ!? ))))




――――――――――――――



那智「ふー…」

チビ扶桑「はふー…」



荒潮「みんな今日は楽しかった?」



チビ睦月「たのしかったー!」



暁「何が楽しかった?」



チビ霞「鬼ごっこ!」



チビ朝潮「海の上すいーって楽しかったです!」



木曾「潮はどうだ?」ナデナデ



チビ潮「うんとね…お風呂楽しい。」



睦月「そうなんだ~。」



瑞鳳「…」



雷「瑞鳳…いつまで落ち込んでるの…」



チビ朝潮「瑞鳳ちゃん…具合悪いの?」ナデナデ

チビ霞「ナデナデしてあげる~」ナデナデ

チビ扶桑「私もしてあげるね。」ナデナデ

チビ睦月「なで~♪」ナデナデ

チビ潮「えっと…なで、なで。」ナデナデ



瑞鳳「…うがぁあああ!ちびっこ共~!いい加減にしなさーい!」ダキッ



チビ潮「きゃぁぁあぁあぁ!?」



チビ扶桑「瑞鳳ちゃんが怒った~!」



瑞鳳「よくも子供扱いしてくれましたね!どういうことですか!?潮ちゃん!」コチョコチョ



チビ潮「あはははははは!くすぐったい~!」



那智「あんまり暴れるなよ?」



瑞鳳「わかってまーす!こちょこちょ~」



コチョコチョコチョコチョ フニッ



瑞鳳「…ふにっ?」



荒潮「あ…潮ちゃんは…その歳にしては胸あるわよね…」



木曾「瑞鳳よりはあるな。うん。」



暁「ちょ!?木曾さん!」



木曾「あ…」



瑞鳳「……もん…」



那智「ん?なんだって?」



瑞鳳「まだ成長するかもしれないもん!」



暁「そ、そうね。成長するかもしれないもんね?」



瑞鳳「そ、そうだよ!うん!きっとそう!」



荒潮「まぁ、お姉さんが祥鳳さんだものね。可能性はあるわよ。」



チビ霞「…」ジー



那智「霞ちゃん?どうしたんだ?」



チビ霞「…」モミッ



那智「ひゃう!?」////



睦月「今日は、那智さんから変な声でるにゃし。」



チビ霞「やわらかい!」モミモミ



チビ朝潮「こら!霞はやめなさい!」



チビ霞「だってやわらかいよ!」



那智「こら、やめぇ…へ?瑞鳳?」



瑞鳳「ふふふ…さぁ、ちびっこ達?もんでみなさい!」ガッシリ



那智「何を!?こら!扶桑ちゃん!んにゅ!?やめ――」



オオオー! ミテナイデトメテクレー! キャイキャイ――



女提督『…これが桃源郷か…』



ヴェールヌイ『女司令官…ダウトだ。こっちにおいで。』ガシッ



女提督『だって!女同士だし!』



ヴェールヌイ『カメラを向けてる時点でアウトさ。さ、提督に怒られてもらうよ。』



アアァアアァ――――



睦月・荒潮・木曾((( 脱衣所から断末魔が聞こえる… )))



那智「やめてくれぇえぇえええええ―――」////




―――2220 提督の部屋



提督「朝潮ちゃんはいつも何時に寝てるんだ?」



チビ朝潮「ええと…2230です。」



叢雲「そうなの。それじゃ布団に入りましょうか?」



チビ朝潮「はい!あと…お願いがあるんですけど…」



提督「ん?」



チビ朝潮「提督さんはここに寝てください。」



提督「ここか?」



チビ朝潮「叢雲さんはこっちに…」



叢雲「ここね?」



チビ朝潮「それで…こうやって寝たいです。」



提督「川の字ってやつか。」



チビ朝潮「はい!えへへ~」



叢雲「うふふ。かわいいお願いね。」ナデナデ



提督「本を読もうか?」



チビ朝潮「ええと…鎮守府のお仕事のお話を聞きたいです。」



叢雲「そんなのでいいの?」



チビ朝潮「はい!」



提督「わかった。じゃぁ、この前のことなんだけどな――――」




―――扶桑と山城の部屋



チビ扶桑「きちんと歯はみがきましたか?」



山城「ええ。」



チビ扶桑「はいでしょ?」



山城「…はい。」



チビ扶桑「お手洗いもすませましたか?」



山城「……はい。」



チビ扶桑「よろしい。まったく手間のかかる妹です。」ヤレヤレ



山城「ねぇ……姉さま。」



チビ扶桑「なんですか?」



山城「いや。ちがうそっちの姉さまの方。」



扶桑「なんですか?」ニコニコ



山城「なんで助けてくれないんですか!?」



扶桑「なんでって……扶桑ちゃんは山城のお姉ちゃんをやっているだけですものね?」



チビ扶桑「はい!」



山城「あ、これ明日までこのパターンのやつだ。なら……(すこしからかってやりましょう。)」



扶桑「さて、寝ましょうか?」



山城「そうね。お子様は寝る時間よ?」



チビ扶桑「お子様じゃないもん!お姉ちゃんだもん!」



山城「へぇ~…じゃあ、お姉ちゃんなら1人で寝られるんだよね?」ニヤニヤ



チビ扶桑「ひ、一人で寝れるもん!だけど…だけど…」



山城「だけどなぁにぃ?」ニタニタ



チビ扶桑「妹のことが心配だから一緒に寝るだけだもん!」



山城「心配しなくても大丈夫よ。妹の私は1人で寝れますよ~」



チビ扶桑「うぅ……うぅう……」ポロッ



山城「!?」



扶桑「山城……扶桑ちゃんは私と寝ましょうか?山城は今日は押入れで寝てくれる?」ゴゴゴ



山城「え?いや……その……」



扶桑「では、おやすみなさい。……今ならお姉ちゃんと寝たいですって扶桑ちゃんに言えば一緒に寝てあげてもいいんだけど?」ニコッ



山城「お姉ちゃん一緒がいいです!お願いします!」



チビ扶桑「ほんと?」



山城「ほんと!お姉ちゃんだーい好き!」ムギュ~



チビ扶桑「まったく…」



山城(泣くとは思わなかったぁ)



扶桑「山城、少しは付き合ってあげなさいね?もしまた泣かせるようなことがあれば…」



山城「すいませんでした…」



チビ扶桑「…Zzz」



山城「あれ?寝てる?」



扶桑「あら~!?」




―――レ級と南方棲鬼の部屋



レ級「――――クカ~~~……」



チビ睦月「ん…」



南方棲鬼「この現象を『ライオンと子羊が一緒に寝てる』という。どうかしら?」



戦艦棲姫「ぴったりの言葉ね。」



南方棲鬼「やっぱり子供っぽいところが似てるのかしらね?」



戦艦棲姫「そうね。意外と好かれてるのよね。」



南方棲鬼「あらら…布団蹴っ飛ばして…」



戦艦棲姫「南方ってそんなに面倒見いいほうだっけ?」



南方棲鬼「これくらいするわよ。」



レ級・チビ睦月「「 …… 」」ガバッ



戦艦棲姫「なに!?」



レ級「こんぶ!」

チビ睦月「カレー!」



レ級・チビ睦月「「 Zzzzz…… 」」パタン



南方棲鬼「なによ昆布とカレーって…」クスクス



戦艦棲姫「いったいどんな夢見てるんだか…」クスクス



レ級「…Zzz」



チビ睦月「ん…」ゴロン



レ級「…」ギュッ



チビ睦月「Zzz……」



戦艦棲姫「めずらしいから写真撮っときましょう。」パシャ



南方棲鬼「レ級に抱き着いちゃって。」ウフフ



レ級・チビ睦月「「 Zzzz――― 」」




―――高雄と愛宕の部屋



チビ潮「おふとんしいて~♪~~よし!」



愛宕「ぱんぱかぱーん!お布団ありがと~」



チビ潮「ぴゃぁあぁあああ!おばけ!」バサァ



愛宕「あ、そうね……パックしてたからね。潮ちゃん大丈夫ですよ~?」ペラッ



チビ潮「ほんと?」モゾッ



愛宕「ね?」



チビ潮「びっくりしたぁ……」



愛宕「そうだ!潮ちゃんもこれしてみましょう♪一緒にお化けになってみない?」



チビ潮「……する!」



愛宕「よし。こっち来て。――これをこうして……ひんやりするわよ。」



チビ潮「ひんやり~」



愛宕「お顔見てみる?」



チビ潮「うん。――お化けになった!」



愛宕「じゃぁわたしも……お化け~」



チビ潮「あはは!」



愛宕「そうだ……ちょっとこっちに来て。それでね?」ゴニョゴニョ



チビ潮「はい!」



愛宕「よし……」パチン



高雄「戻ったわ。あれ?暗い?寝たのら?」ガラッ



愛宕・潮「「 … 」」ジー



高雄「」



愛宕「あれ?高雄?」



チビ潮「高雄お姉ちゃん?」



高雄「」



愛宕「あ……気絶してる…」



チビ潮「えぇぇええ!?」




―――白露と春雨と駆逐棲姫の部屋



駆逐棲姫「えい。」ポイッ



チビ霞「きゃっち!」



春雨「それっ」ポイッ



白露「もふっ!?」パタリ



チビ霞「あはは!当たった~」



駆逐棲姫「ほい。」



チビ霞「きゃふ。」ポスン



春雨「大丈夫ですか?」



チビ霞「えいっ」ダキッ



春雨「はわ!?」ゴロン



チビ霞「捕まえた!」



白露「よくやった!」ガバァ



春雨『布団のなか!?あはは!』



駆逐棲姫「お邪魔します。」



春雨『姫ちゃん!?くすぐったいよぉ!』



チビ霞『こちょこちょこちょ~』



春雨『あははは!ギブアップですからぁ!あははは!』



白露『ここかここがええんかぁ?!』



チビ霞『白露お姉ちゃんそれ私~!あははは!』



駆逐棲姫『いいこいいこ。』ナデナデ



チビ霞『あは~♪』



白露「ちっちゃいのは抱っこしてるど温かいですなぁ。」



春雨「本当ですね。あったかいです。」スリスリ



チビ霞「すりすりされてる~」キャッキャッ



駆逐棲姫「やわらかい…」アムアム



チビ霞「おでこ食べられる~!」



春雨「食べちゃだめですよ~」



駆逐棲姫「…タベル!」



白露「させるかぁ!」



キャイキャイ アハハ タスケテー コッチノオフトンニ―――――――




―――― 翌朝 ――――

―――提督の部屋



叢雲「ふぁ…0801…」



提督「おはよう。」



叢雲「うん…おはよう…」



チビ朝潮「…」スヤァ



叢雲「抱き着かれてるのね。」



提督「ああ。起きるに起きられない。」



チビ朝潮「…パパ………」ギュムッ



叢雲「父親の記憶あるみたいね。」



提督「そうみたいだな。俺と叢雲を選んだのはどことなく両親に似てらからかもな。」



叢雲「そういうの…ちょっと悲しいわね。」ナデナデ



チビ朝潮「…ん……」Zzz



提督「叢雲は?」



叢雲「私の両親?」



提督「言いたくなければいい。」



叢雲「うーん…正直覚えてないの。物心ついたら海軍の施設だったし。」



提督「そうなのか…悪いな変なこと聞いて。」



叢雲「いいわよ別に。」



チビ朝潮「……」ゴロン



叢雲「こっちに来たのね?」



チビ朝潮「……ママ…」



叢雲「………養子縁組ってできたわよね?」



提督「思考が暴走してますよ?」




―――扶桑と山城の部屋



チビ扶桑「ほはようごじゃいまふ…」ホワホワ



扶桑「おはようございます。まだ寝てていいんですよ?」



チビ扶桑「お姉ちゃんは…早起きして…妹の面倒みるの…」ホワホワ



扶桑「なるほど。たぶんそろそろ山城も起きてきますよ?」



山城「姉様おはようございます…小さい方の姉様もおはようございます…」ホワホワ



チビ扶桑「うみゅ…山城お姉ちゃん抱っこ…」



山城「はいはい…」ヒョイッ



扶桑「2人とももう少し寝てきたら?今日の予定は1000からだし。」



山城「んあ?今何時?…」



扶桑「0803です。」



山城「じゃ、あと30分で…」



扶桑「はい。そうしてあげてください。」



チビ扶桑「Zzz―――」



山城「…」トンットンッ



チビ扶桑「Zzz―――」スヤァ



扶桑「うふふ♪なんだかんだ言って山城のことお姉ちゃんって呼んでますね。」




――レ級と南方棲鬼の部屋



南方棲鬼「Zzz―――」



イイカ? ウン! 3、2、1



レ級・チビ睦月「「 どーん! 」」



ピョーーーン! ドスゥ!



南方棲鬼「ごうwじょいsのい!?」



レ級「起きたか?」



チビ睦月「起きたにゃし?」



南方棲鬼「あぁ…」ムクッ



レ級「大成功!」



チビ睦月「やった~!」



南方棲鬼「あぁあ…朝から…マッタク…オマエラトキタラ…」



レ級「あ、やばそ!あははは!」



チビ睦月「やばい?」



南方棲鬼「カクゴシロ…ツミハオモイ!」



レ級「逃げろ!」ダッ!



チビ睦月「まって~!」タッタッタッ



南方棲鬼「キサマラァ!」



ナ、ナニゴト!? マテェ! マタナイ! イヤーーー!




―――高雄と愛宕の部屋



高雄「なんだか賑やかな朝ね。」



チビ潮「睦月ちゃんの声がする。」



愛宕「レ級ちゃんと睦月ちゃんが追いかけられてたわ。楽しそうだったけどね。」



チビ潮「そうなんだ。」



高雄「潮ちゃんはいつも朝起きたら何してるの?」



チビ潮「うんと…お布団たたんで、お着換えして、歯を磨いて、顔を洗って、ごはんを食べて…ご本を読んでもらうの。」



愛宕「本を読んでもらうのね~。絵本?」



チビ潮「ううん。」



高雄「あら?何を読んでもらってるの?」



チビ潮「うんと…量子力学と宇宙っていうの。」



高雄・愛宕「「 ん? 」」



チビ潮「お姉ちゃん達は量子力学知ってる?」



高雄「わ、わからないなぁ…」



愛宕「女提督さんならわかるんじゃないかなぁ?朝ごはん食べたら聞きに行ってみましょう。」



チビ潮「うん!」



高雄・愛宕(( この子…天才なのかも… ))




―――白露・春雨・駆逐棲姫の部屋



駆逐棲姫「おはよう。」



チビ霞「姫…お姉ちゃん…あ、足…ない…」



春雨「あらら、びっくりさせちゃたね。大丈夫だよ。」



駆逐棲姫「これだと動くのがはやい。おいでおいで。」



チビ霞「でも…」トコトコ



駆逐棲姫「では、飛びます。」



チビ霞「おぉおぉおぉおお――」



駆逐棲姫「ね?」



チビ霞「うん!」



駆逐棲姫「霞ちゃん。そこの足とって。」



チビ霞「これ?」



駆逐棲姫「そう。装着!…これでよし。」



チビ霞「かっこいい…」



春雨「うふふ、良かったね姫♪」



駆逐棲姫「ぶい。」



春雨「白露お姉ちゃんまだ起きてこないね?」



駆逐棲姫「いっちばーん。寝る。」



白露「フワァ…おはよー…」



チビ霞「白露お姉ちゃん?元気ないの?」



白露「元気だよー…まだぁ…こっぺぱんなのー。」



チビ霞「コッペパン?」



春雨「普段はあんなに元気なのに、寝起きはいつもこんな感じなんですよ?」



白露「いつものー…」



駆逐棲姫「霞。白露の顔と髪をワシャワシャしてあげて。」



チビ霞「こう?」ワシャワシャ



白露「ん~……おっはよー!今日も元気にいきましょー!」



チビ霞「急に元気になった!」



春雨「あれがスイッチみたいなもなんだよ?」



チビ霞「ふーん…変なお姉ちゃん!」



白露「寝起き早々変なの扱い!?なんで!?」



春雨「まぁ…変かなぁ?」



駆逐棲姫「変。」



チビ霞「変~♪」



白露「霞ちゃんはわかって言ってるのかな?」ダキッ



アハハー! キガエテゴハンタベニイキマショウ ウン!―――




―――食堂



女提督「…悲劇はまた繰り返されてしまった………」



鳳翔「……」マッシロ



間宮「ほ、鳳翔さん。子供たちも喜んで食べてますし…」



チビ朝潮「このコウモリさん可愛いです!食べられません」



間宮(象さんなんだけどなぁ…)



チビ霞「こっちの熊さんもかわいいよ!」



女提督(ライオンさんなんだけどなぁ…)



チビ潮「私のはうさぎさん。」



間宮(それ…猫さんなのよねぇ…)



チビ扶桑「私のはカエルさん♪」



女提督(ちがうんです…ネズミさんです…)



チビ睦月「私のなんかチュパカブラだよ!」



間宮・女提督(( ハリネズミなんかに挑むから! ))



間宮「もったいないかもしれませんけどちゃんと食べてくださいね。」



チビs「「「 はーい! 」」」



女提督「お母さん、ほら、子供達美味しそうに食べてるよ?」



鳳翔「………チュパカブラァ……」ハイライトオフ



間宮「鳳翔さーーん!?」



オイシイ! ワイワイ ――――




―――正門



チビs「「「 お世話になりました! 」」」



女提督「気をつけてね?」



摩耶「また遊びにこいな。」



チビs「「「「 はい! 」」」」



女提督「元気でよろしい!」



霞「まったぁああ!」



朝潮「セーフ…」



愛宕「まにあったようよ~」



睦月「にゃしぃ…」



山城「だから大丈夫だっ―――へ?」ガスッ



ドサァアアア――――



チビ扶桑「大丈夫?」



山城「ふふふ…こんな小石で転ぶなんて…いつも通りよ……」



女提督「慣れたもんだ…って慣れちゃだめだ!?」



霞「本題いい?」



女提督「あ、はい。」



山城「はい。これあげる。」



チビ朝潮「ミサンガですか?」



朝潮「さすがよく知ってますね。1人1つずつ同じ名前の艦娘からのプレゼントです。潮ちゃんと扶桑ちゃんはそれぞれ愛宕さんと山城さんからです。」



愛宕「気にいってくれるといいんだけど?」



チビ睦月「ありがとう!」



睦月「似てるからお揃いのを作ってみたよぉ♪」



チビ潮「うわぁ……かわいい色。」



女提督「よかったね。みんな。」



チビs「「「「 うん! 」」」」



提督「それじゃ行こうか。」キー



チビ朝潮「せーの!」



チビs「「「「 お世話になりました! 」」」」



摩耶「おう!」



提督「んじゃ。閉めるぞ。」



叢雲「今度はこっちから遊びに行くわね。」



ハーイ! バイバーイ! マタネー! ナカヨクスルンダ




―――海軍養護施設



提督「それでは。失礼します。」



施設長「ありがとうございました。」



女提督「いえいえ。あたし達も楽しかったです。皆もまた遊びにおいで?」



チビs「「「 はーい! 」」」



タタタタッ! ダキッ!



チビ朝潮「…」



提督「朝潮ちゃん?どうした?」ナデナデ



チビ朝潮「ヤダ…帰っちゃヤダ…」グスッ



施設長「あらあら…」



タタタタッ ダキッ ダキッ



女提督「どうした~?」ナデナデ



チビ霞「帰んないでぇ…」グスッ

チビ扶桑「おわかれやだぁ…」グスッ



提督「急に寂しくなっちゃったか。」ナデナデ



チビ睦月「司令官さんと…女司令官さん…」ヒグツ

チビ潮「パパとママみたいで…」ヒグッ



女提督「そっか…パパとママみたいだったんだ…」ギューーー



提督「そう言ってくれるのは嬉しいな。」ポンポン



チビ朝潮「…」ヒグッ



女提督「でもね、私達は皆を守るためにお仕事しなくちゃいけないから鎮守府に帰らないといけないの。わかるよね?」



チビ潮「うん…」



提督「じゃぁ約束しよう。お仕事がひと段落したらここに遊びにくるよ。」



チビ霞「それっていつ?」



女提督「わからない。けど、その時が来るまではお手紙をだすから返事書いてくれるかな?」



チビ睦月「…書く。」



提督「よし。楽しみだ。きちんと施設長さんの言うことを守って、元気にしててな。」



チビ扶桑「…うん!」



女提督「いい返事!よし、一度ここでバイバイできるかな?」



チビ朝潮「はい!」



提督「よろしい。それじゃ、皆またな!」



チビs「「「 はい! 」」」



施設長「ありがとうございました。」



女提督「では、失礼します!お手紙まっててね♪」



提督「ばいばーい。」



バイバーイ! オテガミマッテルー! ハーイ! 




―――執務室



提督・女提督「「 ただいま~。 」」



電「おかえりなさいなのです。」



叢雲「どうだった?」



女提督「泣かれちゃったよ。パパとママみたいだったって…さ。」



電「心に来るものがあるのです…」



女提督「孤児だからね…元はと言えば幸せだったんだろうね…」



提督「…だな。」



叢雲「はいはい!しんみりするのはここで終わりよ。なんか子供たちと約束してきたんでしょ?」



女提督「よくお分かりで。手紙を書くって約束したからね。」



電「きちんと守ってあげないとですね!」



提督「ああ。それまでは仕事だ。」



女提督「いえーす!まずはたまってた分の書類整理を!」



電「こちらなのです。」ガラガラ



提督「なんですかその山は?」



叢雲「2日分の出費等の書類よ♪さ、頑張ってね?パーパ♪」



電「ママさんもがんばるのです♪」



提督・女提督「「 はい…頑張ります… 」」



??(ど、どうしましょう…書類を起きに来たらとんでもないことを聞いてしまった…提督がパパ?女提督がママ!?情報なら…青葉さん!)タッタッタッ



叢雲「ん?ドアの前に誰かいたかしら?」



電「はわっ?…誰もいないのです。」



女提督「電ちゃーん。資料取って~。」



電「はいなのです~。」



―――― 翌日 ――――

―――鎮守府 執務室前掲示板



ガヤガヤ ホントウニ!? ウソデショ!?



提督「おはよー…」



女提督「…みんな早いね~…というか今日は非番の日にしたんだけど?」



妙高「て、提督さんはど、どなたとのお子さんができたんですか?」



鈴谷「ちょっと!誰!誰との子なのさ!」ガシッ



提督「はぁ?子供?」



ヴェールヌイ「…女司令官…女司令官のことを手籠めにした馬の骨は誰だい?」



女提督「手籠め!?」



夕立「きちんと解体(おはなし)する必要があるっぽい…」ハイライトオフ



提督「お前ら何を言ってるんだ!?」



伊勢「これよ、これ!」




女提督「どれ…」



鎮守府新聞『提督、ケッコンカッコガチを通り越しできちゃった婚まじかか!?女提督もまさかの懐妊!?相手は誰だ!?先日、執務室での会話を聞いたとの情報提供者Tのタレコミで発覚。今後とも調査を続ける。』



鈴谷「ねぇ、誰となの…ねぇ…答えてよぉ…」ポロポロ



ヴェールヌイ「ツブスツブスツブスツブス」



提督「あー、皆聞いてくれ、こんなのでたらめだ。たぶんだが、パパとママと言うのは昨日の子供達を送ってった時の――――」ウンヌンカンヌン



伊勢「じゃ、じゃぁ、この記事は嘘っぱちなのね?」



女提督「うん。そもそも相手いないし!」



提督「俺も、相手は…相手になりそうなのはいるが、そう言うのはカッコガチしてからだから。」



鈴谷「相手いるんじゃん!」タッタッタッ



提督「鈴谷~!お前もそのうちの1人だぞ~!」



鈴谷「…」ピタッ



妙高「い、今なんといいました?」



提督「ほら、ガッコカリしてるだろ?だからカッコガチして、そうなる可能性は0ではないからな。」



女提督「あんたとんでもないこと口走ってるのわかってる!?」



提督「は?」



鈴谷「こ、ここでそんなこと言うな!ばか~!///」タッタッタッ



提督「鈴谷!ちょっとまて!おい!」タッタッタッ



ヴェールヌイ「…あっけにとられてしまったよ。女司令官。本当に事実無根だね?」



女提督「もちろん!」



夕立「よかったぽい~…余計な血を流さなくて済んだっぽい。」



伊勢「余計な血って…なに?」



夕立「キクッポイ?」ニヤァ



伊勢「い、いいい、いいです!」



女提督「さて、この記事を書いたのは青葉ちゃんだろうけど…情報提供者は…」



大鳳「おはようございます!」



妙高「大鳳さん。おはようございます。」



大鳳「はい。あ、姉さん?ママになるというのは本当でしょうか?」



女提督「いいや、そんなことないよ。誤報だよ?…………まった、大鳳ちゃん。朝の掲示板はまだ見てないよね?」



大鳳「はい。」



女提督「じゃぁ、あたしがママになるっていう誤報はなんで知ってるの?」



大鳳「えっと、昨日執務室での会話が聞こえてしまって…」



ヴェールヌイ「それを青葉に話したね?」ジリッ



大鳳「はい。情報なら、青葉さんが持ってるかもしれないと思いまして。あの…夕立ちゃん?なんでゆっくり近づいてくるのかしら?」



夕立「うふふふふふ♪大鳳ダッタポイ。」ジリッ



大鳳「え…ヴェルちゃんもなんですか……あ、これ………逃げた方がいいやつかも!」ダッ



ヴェールヌイ「行くよ。夕立!」ダッ

夕立「ガルルルル!」ダッ



大鳳「な、なんなんですか!?きゃぁぁあぁああああ――――」



女提督「妙高ちゃん、伊勢ちゃん。新聞はずそうか。」



妙高「そうですね。広まる前に処分してしまいましょう。」



伊勢「訂正記事一応書かせた方かいいじゃない?」



女提督「そうだね。……青葉ちゃん?非番のとこ悪いけど執務室来てくれる?」



青葉『了解でーす!』



女提督「よっし。それにしても今日も鎮守府は賑やかだ♪」



ガルルル! ユウダチチャンステイ! イヌアツカイハヨクナイナ? 

ヴェルチャン?ギョライモッテナニスルノ? コウスルンダヨ?

イヤァァァアアア――――



伊勢「止めなくていいの?」



女提督「まぁ、自然に止むでしょ。」




――――――――――――――



青葉「以上、子供達編でございました!」



電「青葉さん、あんな記事書いちゃだめなのです…」



青葉「青葉だって結構な衝撃でしたから、テンパっちゃいまして…」



翔鶴「こんなことあったんですね…」



霞「通りで朝から騒がしかったわけだわ。」



青葉「ですが、女提督は結婚する気はあるんでしょうかね?」



電「無いのです。聞いてみたんですけど無いと即答だったのです。」



霞「それはそれでいいんじゃない?」



翔鶴「そう思います。」



青葉「そう言うもんですよねぇ。さて、次からは短編です。どうぞ!」



電「まだあるのです!?」




―――― 睦月型VS朝潮型VS?? ――――

―――運動場



卯月「今日こそ決着をつけるぴょん…」



朝雲「いい度胸ね!褒めてあげるわ!」



皐月「ねぇ。」



文月「今日こそは勝たせてもらうよ~」



朝潮「いいえ。勝つのは朝潮達です。」



満潮「ねぇってば。」



山雲「朝潮姉さんは~カッコカリしてパワーアップしたのよ~?わすれたのかしら~?」



三日月「その程度、誤差の範囲です。」



皐月・満潮「「 ねぇってば! 」」



卯月「なんだぴょん!今いい所ぴょん!」



皐月「ドッチボールやるだけだよね!?」



満潮「確かに艦種でチームわけしたけど、その茶番いる!?」



荒潮「まぁ、面白いからいいんじゃない♪」



霞「助っ人つれてきたわよ~。」



島風「島風登場!はやくやろ~!」



朝雲「霞!?なんで島風を連れてきたの!?敵になるのよ!?」



霞「そこまで真剣にやらなくても…」



島風「どういうこと?ドッチボールだよね。もしかして…実は■■鎮守府では睦月ちゃん達と朝潮ちゃん達がそこまでいがみ合ってるの!?」



皐月「あー…島風…カクカクシカジカなわけで…」



島風「了解!なら…ふふふ、安心して…あなた達を勝たせてあげる。」



満潮「あんたもノリノリね!?」



三日月「あの、そちらのリーダーがいませんけど敵前逃亡ですか?」



睦月「おまたせ~。審判やってくれる人連れてきたよ~。」



長門「任せろ。」



皐月「長門さん!?なんで!?」



長門「たまには遊びに付き合うのも悪くはない。ほら!始めるぞ!」



満潮(すごい良い笑顔をしている…)



長門「いいか?―――それ!」



三日月「取りました!えいっ!」



朝雲「さすがね…三日月!それっ!」



卯月「ぷっぷくぷ~♪あまい…ぴょん!あ…」ズルッ



バシィン! ポトッ



長門「…」



霞「長門さん!?大丈夫!?」



長門「まぁ、事故だ♪」



皐月・満潮(( なんでちょっと嬉しそうなのこの人!? ))



長門「ほらほら、そっちのボールからだ。」



朝潮「さすが、長門さん…ありがとうございます。いきますよ!」



皐月「おっとボクを狙うのはなんでかな?」



朝潮「きゃっ!当たっちゃいました…」



島風「朝潮のカタキはとるよ!」ビュッ



皐月「おっと足に!あっ…」バシン!



バシィン!



霞(あれ…長門さん…今のはさすがによけられ…)



睦月「2回目だよ!?大丈夫!?」



長門「ふふふふ…あはははははは!」



卯月「壊れたぴょん!?」



長門「もっとだ…もっと撃ち込んで来い!」ニンマリ



長門以外「「「「 ひっ! 」」」」



長門「なんだ~?こないのかぁ?じゃぁ…お姉さん捕まえちゃうぞ❤」



キャァアアアア! ニゲテェ! アハハハハ! マテ~! 




――――――――――――――



青葉「この後長門さんは司令と女司令に確保されて、陸奥さんのお叱りをうけておりました。」



霞「…」



電「霞ちゃん?」



霞「こわかったよぉ~…」グスッ



翔鶴「思い出しただけで泣き始めた!?」



電「よしよし。怖かったのですね~…」ナデナデ



青葉「トラウマ残すとかどんだけですか…」



翔鶴「…想像するのはやめましょう…」



青葉「と、言うことで今回は短いですがこれにて終了でーす!』



翔鶴「短めでしたが11でまたお会いいたしましょう。」



電「はいなのです!霞ちゃんも最後のご挨拶なのです!」



霞「また見なさいよね…」ギュムッ



青葉・翔鶴・電((( かわいい!!! )))





――――――――――――――――――




後書き

読んでくださって、まことにありがとうございます。
艦娘たちの口調等はWIKIを参考・引用としております。
参考・引用HP http://wikiwiki.jp/kancolle/
お付き合い本当にありがとうございます!
無断転載はお断りさせていただいております。


このSSへの評価

1件評価されています


2023-03-21 09:08:14

このSSへの応援

1件応援されています


2023-03-21 09:08:10

このSSへのコメント


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください