2015-12-29 16:28:16 更新

概要

大和着任記念‼︎アーンドクリスマス‼︎


前書き

今日はみんなでおっかいっものー‼︎

今回は大和メインです、


そうりゅう「ていとく〜、おおがたけんぞうってなに?」


提督「ん、あぁ…やって見たらはやいか。」


そうりゅう「?…うん」


提督「えっと…あきつ丸レシピはたしか、3000/4500/4500/2000/20 っと…よし、ここを押してくれ」


そうりゅう「うん。…えいっ」


提督「さて…しばらく遠征頑張って貰わないと…久々に買い物に…」


そうりゅう「ていとく」


提督「ん…どうした?」


そうりゅう「はち…じかん?って出たけど」


提督「…ふぁ⁉︎ちょっと待ってろ、バーナーはどこだー‼︎」


〜〜〜


そうりゅう「ふふふーんふふふーん、てっいとっくさっんとーとっかいっもの〜」


提督「おいおい、そんなに焦るなって、はやいはやい」


そうりゅう「ていとくさーん、おっそーい、ふふふ」


提督「腰が、こしが…」


摩耶「まーた腰痛めてやがる、無理に手ェ繋がなきゃいいのに」


大和「優しい提督なんですね。」


摩耶「まぁな…そうじゃねえとこんな事しねぇだろうしなぁ、それにしてもわりいな、大和、着任してすぐの任務がこんなので」


大和「いえ、どうせ今の時間は出撃している人が多いですし、それに箱入り娘になるよりは嬉しいです。」


摩耶「ふぅ〜ん…まぁいいっていうんならそれで良いけどよぉ、それにしたって荷物持ちを自分から受けるなんて…」


大和「いいんですよ、どんな司令官なのかも気になりますので…それにしても、あちらの方は提督さんのお子様なのでしょうか、あんなに楽しそうにしていますが」


摩耶「ん…あぁ、ありゃ蒼龍だよ」


大和「蒼龍?…たしか潜水艦蒼龍は未だ現役だと聞いていますけど…」


摩耶「いや、正規空母のほうだ…」


大和「はい?」


そうりゅう「お姉ちゃーん」


大和「はい、どうしましたか?」


そうりゅう「えへへ〜、一緒にいこ〜」


そういって蒼龍は私に手を伸ばした


大和「…ええ、行きましょう」


可愛いからどうでもいいや


〜〜近所のデパート、入り口〜〜


武蔵「提督、おそいでは…大和姉さん?」


大和「武蔵…あなた…」


そうりゅう「えへへ〜、すごいでしょ」


武蔵「まさか…提督」


提督「あぁ、蒼龍がな」


武蔵「蒼龍…良くやってくれた」


そうりゅう「く、くすぐったいよぉ」


武蔵「いや、私は嬉しいぞ…やっと、やっと姉さんに会えたんだから」


大和「武蔵…」


???「あのぉ…皆さん見てますよ」


???「せやでせやで、こんなべっぴんさんが二人も抱き合っとったらこっちまで恥ずかしいっちゅうねん」


武蔵「あ…///我ながら恥ずかしいな、すまない、羽黒、龍驤」


龍驤「ええってええって、こんな微笑ましいシーンに文句つけるっちゅーほうがおかしいやろうに」


羽黒「そうですよ、お酒の席で何時も泣いてたくらいですし」


武蔵「は、羽黒‼︎…やめてくれ、恥ずかしい///」


そうりゅう「?…そういえばりゅーじょーもはぐはぐもなんでここにいるの?」


羽黒「蒼龍ちゃん、はぐはぐはやめてって、その…恥ずかしいから///」


龍驤「かまへんかまへん、それより蒼龍、アメちゃんいるか?」


そうりゅう「うん、いるー‼︎」


龍驤「そかそか、ちょっとまってなー…はい、アメちゃん」


そうりゅう「わぁー、ありがと‼︎」


龍驤「それにしても提督も罪作りな男やのぉ、こんな可愛らしい女子なかせよって」


提督「え、なんでそうなる⁉︎いやまぁ、大型建造は好んで行わないけど」


羽黒「そうだよ、それにわざとじゃ無いんだからさ…だよね、提督。私、1人で寂しかったんだよねー」


提督「羽黒、それはその…」


羽黒「ふふふ、冗談ですよ、でも思う事があるのなら…今日は楽しみにしてます。」


提督「あ、あぁ…」


大和「あの…提督、大丈夫ですか?」


提督「大和、大丈夫…こいつらはこういうやつらなんだ…」


武蔵「…大和、大丈夫だ、こういう人だから」


提督「武蔵まで⁉︎」


摩耶「おーい、はやく行くぞ。」


みんや「はーい」


〜〜3階、婦人服売り場〜〜


提督「さて…今日皆を呼んだ理由は分かっているよな?…このカードを渡す。」


摩耶、龍驤、羽黒、武蔵にカードを渡す。


龍驤「これが…これが伝説の」


羽黒「…毎年みんなが買い物に行きたがる理由」


提督「リストに書いてあるものを買い占めた者から、自分の者を選んでこい」


武蔵「あぁ…大和」


大和「なに、武蔵?」


武蔵「その…頑張れ」


大和「?」


提督「それでは一時解散だ、次の集合は7階のおもちゃ売り場だ。私たちがいると思うから、ヒトヨンサンマルまでに集合したまえ」


四人「はいっ‼︎」


摩耶、羽黒、龍驤、武蔵はそれぞれの買い物へ向かった


提督「それじゃあ行くか」


大和「はい。」


そうりゅう「ごー‼︎」


〜〜7階、おもちゃ売り場〜〜


提督「さて、大和…俺はこれから駆逐艦全員の物を買い占めてくる」


大和「へっ⁉︎」


提督「普段ならその荷物を任せているが…今会は蒼龍の相手を任せたい」


大和「ええ…わかりましたけど…」


提督「それでだ…」


提督さんがこちらに顔を近づける…へ⁉︎


ちょっと待って、まだ今日知り合ったばかりなのにそんな…



なんて事はなく、代わりに提督さんは耳元でささやいた。


提督「悪いが、蒼龍の相手を頼む。それと、みんなで使えそうなパーティーグッズ、あと蒼龍の欲しい物をそれとなく聞いてくれ」コソコソ


大和「…わかりました」プイッ


提督「ん、何かしたかな…俺」


大和「知りません」


提督「これはつらいなぁ…あと、これ」


さっきのカードと同じものを渡される


提督「何かあったらこれを…あと、悪いけど、大和の欲しい物はこれで買ってくれ」


大和「そんな、私は今日着任したてで…」


提督「きにするなら、お前も今日から仲間だからな」


大和「はぁ…」


提督「まぁ、そこまで言うなら一仕事してもらうかな」


大和「へ?」


提督「じゃあまたあとでなー」


提督さんは言いたい事勝手にいった挙句、勝手にどこかへ向かった


…大雑把な人だな。それにしても何をするんだろ


っていけないいけない、蒼龍ちゃんを待たせてるんだった…ってあれ、蒼龍ちゃん?


周りを見回してもだれもいない


大和「へ?蒼龍ちゃん⁉︎」


探しに行こうとすると、足に何か当たる


そうりゅう「なーにー?」


足元にいた。…胸で足元見えないって


それより


大和「それじゃあ行こっか」


そうりゅう「うん‼︎」


今は提督さんのからもらった初めての指令をがんばらないと‼︎


〜〜おもちゃ売り場〜〜


大和「蒼龍ちゃん、提督にはなんて言われてるの?」


そうりゅう「えっとね…おつかい頑張ったから好きなものを買っていいって」


大和「おつかい?」


そうりゅう「うん、私ね、1人でお買い物いってきたんだよ‼︎」


大和「まぁ、凄いね。お買い物してみてどうだった?」


そうりゅう「えっとねー、いろんな人に会えたの‼︎」


大和「そうなんだ、どんな人にあったの?」


そうりゅう「えっとね…やおやさんに、おにくやさんに、おだんご屋さん‼︎あとね、もふもふとおじいちゃんがいたよ‼︎」


大和「もふもふ?」


そうりゅう「うん、もふもふ‼︎」


大和「へぇ、もふもふかぁ…もふもふ、ね」


そうりゅう「うん‼︎」


大和「そのおかげで今日はここに来れたのよね、前から来てみたかったの、こういう所には?」


そうりゅう「ううん、ていとくさんが行くっていうから付いてきた」


大和「へぇ…だからか」


そうりゅう「それよりさ、大和お姉ちゃん」


大和「なにかしら?」


そうりゅう「あの赤い人だれ?」


大和「赤い人?」


周りを見渡す。


赤い服に白ひげを蓄えた人形があった


大和「あれはね、サンタさんっていうの」


そうりゅう「さんたさん?」


大和「えぇ、たしか…クリスマス…今日はクリスマスっていう日なんだけどね、この日にサンタさんがプレゼントを配って回るのよ」


そうりゅう「ほんと⁉︎」


目がキラキラしている


大和「えぇ、一年間いい子にしてたらその子の元へプレゼントが届くの」


それを聞いたらだんだんと目元が暗くなってきた


そうりゅう「…私の所にくるかなぁ」


大和「…何かあったの?」


そうりゅう「えっとね…私このまえここに来たばっかりなんだ…さんたさん来るのかな…」


大和「大丈夫よ」


そうりゅう「なんで?」


大和「ここに来てから毎日頑張ってたでしょ。」


そうりゅう「うん…」


大和「サンタさんもきっと見てるわよ」


そうりゅう「そうかなぁ…」


大和「私はくると思うなー、それよりもサンタさんがもし来たらなにをお願いするの?」


そうりゅう「…なんでもいいの?」


大和「ええ、なんでも大丈夫ですよ」


そうりゅう「それじゃあ…てぶくろがほしー‼︎」


大和「手袋…ですか?」


そうりゅう「うん、まえひりゅーに貸してもらったんだけどね、そのときてぶくろがよごれて…だからひりゅーに、新しいのあげるの」


大和「それって…いいの、自分へのプレゼントじゃなくっても」


そうりゅう「うん‼︎だって、私のほしいものなんでしょ?」


大和「…そうね、それがあなたの願いなのなら、でも蒼龍ちゃん」


そうりゅう「?」


大和「そういうのって、サンタさんじゃ無くて自分でプレゼントしたら良いんじゃないかしら?」


そうりゅう「自分で?」


大和「ええ、私はそれが良いと思んだけど…」


そうりゅう「でも…おかねもってないし…」


成る程、提督の言っていたのはこういう事だったのね


大和「大丈夫よ。大和お姉ちゃんに任せて」


〜〜3階、婦人服売り場〜〜


大和「えっと…ほら、ここよ」


蒼龍ちゃんをつれて、ブランドショップまでやってきた。


店員「いらっしゃいませ、お客様。」


大和「あの…手袋を探しているのですが…」


店員「手袋ですね。こちらへどうぞ」


店員さんが、売り場を案内してくれる


店員「こちらです。また何か御用がありましたらお申し付けください。」


大和「ありがとうございます。」


さて、蒼龍ちゃんが気に入ってくれる物はあるかな


そうりゅう「んー、見えないー」


大和「ちょっとまってね…よいしょっと」


蒼龍ちゃんを抱っこする。…柔らかい、このまま連れて帰りたい


大和「そうりゅうちゃん、見える?」


そうりゅう「うん‼︎」


蒼龍ちゃんが手袋をじっくりと見ている


しかし、どこかぱっとしない様子


大和「…どう?」


そうりゅう「うん…なんか違う気がする…」


大和「そっか、それじゃあ次のお店にいってみよっか」


そうりゅう「うん…」


その後お店を回ってみるも、蒼龍ちゃんのお眼鏡に敵わないらしい…


そんななか、蒼龍ちゃんのお敵うものが…


そうりゅう「あった‼︎」


そう言って蒼龍ちゃんが漁っていたのは、SALEのカゴだった。


その中から、みかんのアップリケがプリントされた、手袋を取り出した


大和「これがいいの?」


そうりゅう「うん‼︎」


大和「でもこれって…」


どこからどう見ても子供用だった。


大和「うーん…飛龍さんの手には合わないかもしれないわね、この大きさだったら」


そうりゅう「そんな…」


あ…これは危険かしら、はやくなんとか…


大和「そうだ、なら一緒に作ってみない?」


そうりゅう「つくる?」


大和「ええ、最初からつくるのは難しいけど、やり方ならあるわ」


そうりゅう「ほんと?」


大和「ええ。そのためには…蒼龍ちゃん、これと同じ色の手袋探そ、これよりちょっと大きめなやつをね」


そうりゅう「わかった‼︎」


探してみると無地だが、明るい橙色の手袋があった。


そうりゅう「あ、あった‼︎」


大和「それじゃあまずはそれを買ってくるわね」


そうりゅう「私もいくー‼︎」


大和「え⁉︎えっと…それじゃあ行きましょう」


そうりゅう「おー‼︎」


〜〜〜


大和「さて、これでよし。次のお店に行きましょう」


そうりゅう「次のお店?」


大和「えぇ、手芸店へ」


そうりゅう「しゅげい?」


大和「うん、行きましょ」


〜〜〜


大和「さて、到着したわね」


そうりゅう「ここ?」


大和「ええ。えっと…あったあった、蒼龍ちゃん、これ見て」


そうりゅう「あ、みかんだ‼︎」


そう、無ければつくればいいのだ。予想通りみかんのアップリケはあった。


大和「これをさっきの手袋につけると…ほら」


先程買った手袋にみかんのアップリケを当てて蒼龍ちゃんにみせる


そうりゅう「わぁ‼︎」


かわいい。目をキラキラさせている


大和「あとは…こんなのどうかな?」


ひらがなのアップリケを手に取る


そうりゅう「これなに?」


大和「これをこうして…どう」


そうりゅう「う…ゅ…り…ひ?」


大和「ごめんなさい、逆だったわ」


そうりゅう「えっと…ひ、り、ゅ、う…ひりゅー‼︎」


大和「これをつけたら世界に一つだけの手袋になるわよ」


そうりゅう「うん‼︎やる‼︎」


大和「それじゃあこれも買いに行こっか」


そうりゅう「うん‼︎」


〜〜〜


大和「さてっと、一通り買えたかな…あとは帰ってから頑張ろうね、蒼龍ちゃん」


そうりゅう「おっけーだよ、やまとお姉ちゃん‼︎」


大和「さて、私達も買い物の続きを…」


そうりゅう「えっと…なにを買うんだったっけ」


大和「たしか…パーティーグッズだったと思うけど…手伝ってくれる?」


そうりゅう「うん。でもなにを買うの?」


大和「クラッカーとかサンタさんの帽子とかじゃないかしら…売ってたらだけどね」


〜〜7階、おもちゃ売り場〜〜


大和「助かったわ、蒼龍ちゃん。あとは提督さんと落ち合って…お昼ご飯を食べに行くだけかしら」


そうりゅう「うん…ヒトヨンサンマルっていってたよ‼︎」


大和「まだ少しあるわね…もう少しだけみてよっか…ん?」


そうりゅう「どうしたの?」


大和「面白そうなゲームだなって思って」


そうりゅう「これ?んーとね、たしかジェンガっていうんだよ」


大和「…ちょっとくらい買ってもバレないかな」


そうりゅう「かっちゃおかっちゃおー‼︎」


赤色と白色の綺麗な配色に惹かれて買ってしまった。どんなものか確認してれば良かったと思ったのはまた別の話だ。


〜〜〜


提督「よし、みんな集まったか」


摩耶「んにゃ、大和と蒼龍が…いま来たから全員だな」


大和「遅れてしまってすみません。」


提督「いやいや、まだ時間ギリギリだから大丈夫。」


龍驤「せやせや、今日は非番やからべつにええやろ、なあはぐはぐ」


羽黒「なんで龍驤さんまで⁉︎…もういいですよ、はぁ」


武蔵「大和姉さん、お疲れ様」


大和「そんなことないわ、私は蒼龍ちゃんと楽しく買い物出来たし」


提督「まぁみんな話したいことはあるだろうが、時間もないし、はやく飯食って帰るぞ」


〜〜鎮守府、大和、武蔵部屋〜〜


買い物を済ませて、鎮守府に帰ってきた。少しすると、扉をノックする音が


大和「どうぞ、空いてますよ」


そうりゅう「し、しつれいします。」


蒼龍ちゃんがやってきた。よし…


大和「さて…蒼龍ちゃん、始めましょう」


そうりゅう「うん…」


いつにもなく真剣な表情

…今日あったばかりだけど


大和「それじゃあ…」


私も余り知っているわけではない。でも、彼女の真剣な眼差しを肌で感じ取った


大和「…始めましょう。まずは針に糸を通して」


そうりゅう「う、うん…」


慣れない手つきで糸を通す


そうりゅう「うん…できた‼︎」


大和「それじゃあここをこうして…こうすると紐が結べるの、やってみて」


そうりゅう「うん…」


何度か失敗したが、最後は出来たと笑顔を向けてくれた


大和「あとは簡単よ、ここをこうして…」


こうして一通りの指示はだした。あとは彼女次第だ


大和「さて…」


私もはじめよう


〜〜数十分後〜〜


大和「…よし」


私の方は出来た。蒼龍ちゃんは…


そうりゅう「んん…できた‼︎」


大和「もう出来たの、はやいわ…あら?」


そうりゅう「?」


大和「蒼龍ちゃん、これにお手手をいれてみて」


そうりゅう「うん…あれ、入らない」


大和「ここまで縫っちゃったらね…私が解いとくからもういっこの方を頑張ってみよっか」


そうりゅう「はぃ…」


今度は私もちょくちょく見ることにしよう


今度はうまくいってるみたいだけど


そうりゅう「…できた‼︎」


大和「ちょっと見せてね…凄いじゃない、上手よ」


そうりゅう「えへへぇ〜」


大和「はい、解いたわよ、これも頑張ってみて」


そうりゅう「任せて‼︎」


〜〜〜


そうりゅう「できたー‼︎」


大和「あら、出来たの、ちょっと見せてね」


うん、今度はちゃんと出来ている。


大和「それじゃああとは…これに入れて」


そうりゅう「このフクロのなか?」


大和「えぇ、中身がわからない方がドキドキするでしょ」


そうりゅう「うん」


大和「それで…袋を紐で結んで…これでよしっと」


簡単にだが、包装をした。


いかにもお手製プレゼントという感じだ


大和「はい、蒼龍ちゃん」


そうりゅう「ありがと‼︎やまとお姉ちゃん‼︎」


大和「どういたしまして。」


そうりゅう「それじゃあ渡してくるー‼︎」


大和「あ、待って」


そうりゅう「?」


大和「せっかくなんだから今晩したらどうかな?」


そうりゅう「どうして?」


大和「うーん…今渡すより喜んでくれると思うのだけれど」


そうりゅう「そうなの?それじゃあそうする」


大和「うふふ…」


何か忘れているような…


武蔵「大和、いるか‼︎」


大和「…あっ‼︎」


そうだった、パーティーの準備をしないといけないんだった‼︎


大和「ごめん、蒼龍ちゃん、ちょっと用事思い出しちゃった。」


そうりゅう「え、えっと…」


大和「蒼龍ちゃん?」


そうりゅう「あ、ありがと!それじゃあね‼︎」


そう言うと、蒼龍ちゃんは部屋を慌てて出て行く。大丈夫だろうか…


あ、急がないと⁉︎


〜〜鎮守府、食堂〜〜


大和「すみません、遅れました‼︎」


提督「お、来たか。別に構わないよ、殆ど終わってるし」


大和「え?」


提督「みんな頑張ってくれたからな」


大和「そんな…」シュン


提督「大丈夫大丈夫、一番の重役があるから。」


大和「へ?」


提督「パーティーが始まる前に、執務室に来てくれ」


大和「はい、わかりました」


〜〜


大和「失礼します。大和、参りました。」


提督「あぁ、入ってくれ」


結論から言わせてください。


…恥かしいです///


執務室に入ると、提督さんが待っていました。赤色の服と雪だるまを抱えて


大和「あの…こちらは…」


提督「ん、あぁ、今日の飾り付け、参加出来なかっただろ」


大和「えっと…もしかして…」


提督「まぁ最後まで聞いてくれ。大本営からクリスマスプレゼントとして、一部艦娘に対してこのような物を送ってきたんだよ」


見れば分かります…雪だるまは謎だけど


提督「それでなんだが…簡単に言わせてもらおう、大本営は何故かLittorioの物まで持ってきたのだ」


…すごい表情をしてる、それよりもそれってもしかして


提督「そんな時、ちょうど着任してくれた戦艦がいてな、自己紹介をしてもらうついでにみんなの前で着てもらおうかと」


大和「そんな、そのようなはしたない物私には 提督「提督命令だ。」…はぃ」


提督「大丈夫だって、ほら、そこで着替えてくれ」


よく見ると部屋の隅にフィッティングルームが…ここで着替えるんですかね


大和「き、着替えてきます」


提督からサンタ服を奪い取って、試着室にはいる


はぁ…こんな提督さんだったなんて…


そういえば今日の下着って…サラシだったわよね…はぁ、恥かしい


服を畳んで、足元に置く


すると手が伸びてきて、私の服を取っていった


…ん?


大和「て、ていとく⁉︎」


…何も言ってくれない


大和「ていとく?」


…ちょっと見てみよう


カーテンの隙間からちょっと見てみる


提督と目があった?


大和「きゃっ‼︎」


カーテンを勢いよくしめる


提督「す、すまない、見る気は無かったんだ‼︎」


大和「い、いえ、私の方こそ…提督、私の服は?」


提督「え?…なんの事だ?」


大和「へ?…私の服ですよ‼︎」


提督「いや、着替えてるのなら足元にあるんじゃないのか?」


大和「…もういいです」


はやく着替えよう。


あれ、これどうやって着るの?心なしか…いえ、絶対小さい。胸元が辛い


スカートも…こんな服をみんなの前で…


大和「…きがえました。」


提督「あぁ…⁉︎」


大和「あの…恥かしいです///」


提督「おぉ…」


大和「おぉ…じゃないです‼︎」


提督「ま、まぁ、頑張ってくれ//.」メソラシ


大和「あぅぅ…」


これでみんなの前に… 『パシャッ』 ん?


青葉「ども〜、青葉です〜」


その手には私の服とカメラが…


大和「あ、あ…」


終わった…


青葉「あ、提督さん」


提督「な、なんだよ」


青葉「流石に二つもサイズが違うのは…」


提督「サイズ?」


青葉「えぇ、胸周りが特に…」


提督が胸元を見てくる…


大和「…えっち」


提督「‼︎す、すまん」


大和「もぅ…はやくいきましょ、パーティーが始まるんでしょ」


提督「あ、あぁ。青葉、写真は任せたぞ」


青葉「どの写真ですかねぇ〜」


提督「パーティーだよ‼︎あぁもう…大和、行くぞ」


大和「は、はい」


〜〜鎮守府、食堂〜〜


パーティーが始まる前に、提督が特設ステージの上で挨拶をするらしい。私はその間後ろで待つことになった


提督「みんな、今日はクリスマスということで、今夜は楽しんでもらいたい。」


\そんなの良いから始めるっぽい〜/

\おねぇが待ってるんだから早くしなさいよ/

\ちょっと、何時までまたせるのよ、このクソ提督!/

\みんなだけじゃなく北上さんを待たせるなんて…/

\れでぃを待たせるなんていい度胸ね‼︎/


うわぁ、凄い言われてる…ちょっと顔も引きつってるみたいだし


提督「…そのまえに、一つ、皆に嬉しい知らせがある。さぁ、入ってきたまえ」


私の事かな…はぁ、こんな格好で…雪だるまも持って…


\ん、おぉ、いいね〜似合ってるね〜/

パシャ、パシャパシャ

\姉さん…なんて格好を…似合ってる/


武蔵…はぁ、頑張らないと


提督からマイクを受け取る


大和「や、大和型戦艦一番艦、大和です。本日この鎮守府に着任しました。これからよろしくお願いします。その…この格好は…き、気にしないでください///」


うぅ、恥かしい…


提督「ありがと、大和…大和の着任、そして一年間を無事に過ごせた事を嬉しく思う。皆、今年はありがとう。あと少しあるがみんなで乗り越えて新しい年を迎えよう。乾杯」


それが合図となり、楽しいクリスマスパーティーは始まった。


〜〜〜


とは言った物のしばらく私は動けなかった。


私の事を知りたいとたくさんの子が寄ってきたからである。


それも駆逐艦の子たちが


お話できるのは嬉しいけど、スカートめくるのはやめて欲しかったかなぁ…


でも、おかげで仲良くなれた気がする。


大和「はぁ…大変だった」


解放されたのはパーティーが始まった30分後だった。


やっと食事にありつける…そう思っていた。


???「Hey、ヤマート」


大和「は、はい⁉︎」


???「そんな焦らないでいいのデース。」


大和「えっと…金剛さんでしたっけ?」


金剛「Yes‼︎金剛型一番艦、帰国子女の金剛デース‼︎」


比叡「同じく二番艦、比叡です。気合!入れて、行きます‼︎」


榛名「同じく三番艦、榛名。恋も戦も負けません‼︎」


霧島「艦隊の頭脳、四番艦、霧島です。」


大和「え、えっと…大和型一番艦、や、大和です」


金剛「そんなに緊張せずに、ほらrelaxスルね」


大和「は、はい…」


キャラ濃い人たちだなぁ…金剛さんたち


そんなことを思ってると、金剛さんが私に見えないようにと気を使って、手を後ろに回して合図を出していた。金剛さん、見えてますよ


霧島「ん…比叡姉様、榛名姉様、あちらでシャンパンが配られてます、一緒に取りに行きましょう」


比叡「え、私はまだ…」


榛名「榛名、金剛お姉様と一緒に…」


霧島「いいから行きますよ‼︎」


凄い怪力だ。


それをみて、安心したのか、金剛さんが話しかけてくる


金剛「えーっと、HAHAHA…ゴメンナサイ、騒がしい妹たちで」


大和「いえ、楽しそうじゃないですか。」


金剛「そう見えるデスか‼︎」


大和「えぇ…その…」


金剛「あ、ごめんなさいネ。その…いきなりでわるいデスけれど、お友達になってくれませんか?」


大和「へ?」


へ⁉︎突然⁉︎


金剛「そ、その…そうデス‼︎friendになって欲しいのデス‼︎」


大和「えっと、何かあるのですか?」


金剛「あぅ…その…」


金剛さんがオロオロしてる。かわいいなぁもう


金剛「わ、ワタシ。こういうしゃべり方だから、その…うまくしゃべれなくて、その、いっつもカラ回りしちゃって…」


どうやらここの金剛さんは引っ込み思案らしい。


後ろで見ている比叡さん達が全てを物語っている


大和「金剛さんのそのしゃべり方、私は好きですよ」


金剛「え…ホントに?」


大和「はい。それに必死に頑張ってる姿も可愛らしいですし。」


金剛「う…恥かしいネ///」


大和「ふふふ、金剛さん、お料理取りに行きましょう」


金剛「は、ハイね‼︎」


それから、金剛さんから色んな話を聞いた。最近着任したばっかりとか、比叡さん、榛名さん、霧島さんに歓迎パーティーをしてもらったとか、今日は三人にプレゼントを用意したとか…そういえば、蒼龍ちゃんは上手くいってるのかな…


〜〜〜


飛龍「そうりゅー、はい、あーん」


そうりゅう「あーん、はむっ」


飛龍「どう、美味しい?」


そうりゅう「うん‼︎」


飛龍「そう、って作ったの鳳翔さんや間宮さんたちだけどねー」


グラーフ「たくさん食べて大きくなるんだぞ」ナデナデ


いまわたしは、グラーフさんのおひざの上にすわってる。

ひりゅーとごはんを食べてたらグラーフさんがやってきた。

よくわからないけど、おひざの上にのっけてくれた。


グラーフ「そういえば飛龍、この国のクリスマスはどうしてこうも盛り上がっているのだ?」


飛龍「それは…日本が特別だからね」


グラーフ「ふむ…あのサンタはなんなんだ?」


飛龍「あれは…クリスマス戦法って言うんだけど…あ、そうだ。」


ひりゅーが何かゴソゴソしている


飛龍「いやぁ、ちょうどいい機会だし、蒼龍、これ」


ひりゅーがちっちゃな包みをくれる。


そうりゅう「なにこれ?」


飛龍「いいからいいから、開けてみて」


そうりゅう「うん…」


包みを開けると、中には蒼く濁ったような不思議な色の石が装飾された髪留めだった。


飛龍「これはね、ターコイズって言ってね、12月の誕生石なの。」


そうりゅう「たんじょうせき?」


飛龍「うん、蒼龍の進水式って確か12月の23日だったでしょ。」


そうりゅう「うん、そうだよ‼︎」


飛龍「この石にはね、成功って意味があるの。蒼龍、それ持ってこっちきて」


蒼龍は髪留めを飛龍に渡す。


飛龍「ちょっと髪、いじるね」


そうりゅう「うん」


飛龍は、蒼龍の髪留めを解く


飛龍「綺麗な髪ね…大切にしなきゃ」


飛龍は蒼龍の髪を撫で、指ですく


そうりゅう「ひりゅー、くすぐったいよ〜」


飛龍「っと、ごめんごめん。ちょっと我慢してね…難しいなぁ…よし、これでどうだ」


そうりゅう「んん…グラーフさん、にあってる?」


グラーフ「ん…そうだな、ソーリュウの可愛らしさに引けを取らぬ可愛さだ」


そうりゅう「やった‼︎ひりゅー、ありがと‼︎」


飛龍「どういたしまして。」


そうりゅう「あ、そうだ‼︎ひりゅー、とょっとまってて…あれ?」


グラーフ「もしかしてこれか?」


先ほど袋詰めしたプレゼントだ。


そうりゅう「はい、ひりゅー」


飛龍「ん、なにこれ?」


そうりゅう「プレセントだよ‼︎」


飛龍「ねぇ、開けていい?」


そうりゅう「うーん…うん、いいよ‼︎」


飛龍「それじゃあ…これ、手袋?」


そうりゅう「うん!ここ見てみて」


飛龍「これは…これって、飛龍が縫い付けてくれたの?」


そうりゅう「えへへ、がんばったんだよ〜」


飛龍「そうりゅう…ありがとぉ‼︎」


そうりゅう「どういたしまして。ねぇ、これかがおねえちゃんやずいずいに見せてきていい?」


飛龍「いいよ〜、人多いからぶつからないようにね〜」


そうりゅう「うん‼︎」


蒼龍はぶつからないように走っていった。


飛龍「それじゃグラーフさんの番だね〜っていってももう中身は分かっちゃってるけどね」


グラーフ「それは違うぞ、ヒリュー、貰えることに意味があるんだからな。」


飛龍「でもきっとみんな羨ましがるわよ」


グラーフ「ふふ、これは楽しみだな…」


〜〜〜


大和「あ、蒼龍ちゃん」


そうりゅう「やまとおねえちゃん、見てみて、これ、似合ってる?」


大和「えぇ、似合ってるわよ。」


金剛「蒼龍、それ、コータイズデスか?」


そうりゅう「うん、似合ってるでしょ」


金剛「Yes、可愛らしいネ」


そうりゅう「ひりゅーにもらったんだ〜、今からかがおねえちゃんとずいずいに見せて来るんだ〜」


大和「そうなの、先に見せてくれてありがとね」


そうりゅう「どういたしまして。あ、それとね、ひりゅーに渡せたよー‼︎それじゃーねー」


大和「あら、元気なんなだら」


金剛「ヤマート、何のはなしなんデス?」


大和「ふふ、秘密ですよ。」


〜〜FIN〜〜



後書き

こんな終わり方でもいいかな…

今更ながら誤字に気づいた。
なんなからってなんだよ…マジで最悪


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SS好きの名無しさんから
2015-12-24 19:20:04

このSSへのコメント

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1: みっけ 2015-12-24 18:01:14 ID: 6pvExra_

よかったらコメント残して〜ください‼︎

2: SS好きの名無しさん 2015-12-24 19:25:59 ID: 0gF2HhPM

チビ蒼龍カワユス、もうロリコンでいいや…

3: みっけ 2015-12-24 19:37:32 ID: 6pvExra_

このssはロリコンホイホイだったのか(驚愕

4: みっけ 2015-12-25 16:27:27 ID: Pv7hGIvi

ここで質問するのは変なのですが、概要の上、文字数の横にある
PVってなんなんですか?

5: SS好きの名無しさん 2015-12-26 00:46:39 ID: iL-pSqZe

プレビュー、つまり閲覧数のことですよー

6: みっけ 2015-12-26 07:50:59 ID: Rtvkt2U-

プレビューの略でしたか。
教えていただきありがとうございます。m(_ _)m
凄い数の人に見られてるのか…


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