2016-01-27 02:12:20 更新

概要

絡めた小指で誰も知らない約束のアフターです

かなり短くまとめました

奉仕部編では無くいろはのけじめ編です

奉仕部編もあるんですけど納得できないのでコチラを先に出しました


前書き

まぁ…これもスピッツのある曲からイメージして作ったんですよね

と言ってもイメージしただけで全く関係ないんです

その歌詞はチェリーの「ズルしても真面目にも生きていける気がした」と言う歌詞なんですけどね

全く関係ねえじゃん…とはえぇ…思いますでわどーぞ♪


先輩と付き合い始めて一週間が経ちました!

お昼ごはんを食べてると先輩は平塚先生に直接お話しをして奉仕部を自由参加にしてもらったといきなり言ってきました。


本人曰く

「受験で忙しいからな…人のお悩み聞いてる場合じゃねぇーんだわ。お受験よ?お受験」


と、言ってましたがコソッと気になって平塚先生から聞いてみると


「一色が不安がったりするのが嫌だし、アイツが生徒会無い日は極力一緒にいたい、高校内で見てやれる日々も少ないので」と頭を下げてきたらしい…


もう!バカ!どんだけポイント上げまくる気ですかね!あの人はもう…


それなら…それならあたしも


けじめをつけなきゃならない




「やぁ!いろは話って何だい?」


その人は私の今の思い人に比べたら

勉強も出来て誰にでも優しくて真面目でイケメンで明るく全て100点の人だった


葉山隼人。


クリスマスイベントの前に振られた相手

サッカー部のエース校内一の人気者


「サッカー部のマネージャー辞めさして下さい」


私は何もあざとく取りつくう事無く彼に言った


葉山隼人はすこし引き攣った笑顔で私を見つめ


「はぁ…理由を聞かせて貰えないか?」


と言ってくる


そりゃそうでしょう。辞めるなら理由がいる


「生徒会忙しいんでって事で良いですか?急いでるんですよねー」


葉山隼人は引き下がらない。


「嘘だな。ヒキタニ君かい?」


と笑顔で言ってくる


これだ…コレが私を苛つかせるんだ



「関係無くないですか?せんぱいが理由だろうと生徒会だろうとあなたに関係無いじゃないですか?それとも何ですか?私があなたに振られたからだと思ってるんですか?」


葉山隼人は笑った


「そこまで僕はいろはに嫌われたかい?」と薄笑いながら言う


私は笑いもしなかった。

苛立ちもそこで消えた


薄っぺらい

あの人に比べてなんでも出来るのになんでこんな薄っぺらく感じるんだろう

だから言ってやろう。


今の葉山隼人に対する感情をぶつけてよう。


「いえ、興味無いです。じゃあ失礼しました」と一礼をしてあの人の所へ歩き出す


「いろは!」と呼ばれ後ろを振り返ると

さっきまでのハリボテの笑顔でなく真剣な顔をした葉山隼人が立っていた


「いい女になったねいろは」


昔ステータスを追いかけた自分が言われたらどれだけ嬉しかっただろうか。


その真剣な眼差しで言われてたらどれだけ一日幸せになれただろうか


今はあの人に「あざといけど可愛いなそれ」って言われたほうが何倍も嬉しいし幸せな気分になる



だから私は言う




「はぁ?今の私は葉山先輩になんて靡きませんよ?口説いてるなら他を当たってください♪」



私は自分の出来る一番の可愛らしいポーズで葉山隼人を切り捨て前へ歩き出した

別に振られた当てつけでも何でも無い


葉山隼人が今どんな顔をしてるのかも分からないなぜなら後ろを振り返らなかったから



私が見つけ、見つけてくれた本物に今すぐ会いたい気持ちだけが私を前に進ませる


ケータイのラインを確認する



『自転車置き場』としか書いてない文でもニヤニヤしてしまう


そこに行けば逢えるから


生徒が校門へ向けて歩く中私は小走りで逆走する


校門に向かって走ってくる自転車や人を躱しながらあの人の元へと私は歩く





自転車置き場でだるそうにマッ缶飲みながら




気だるそうに


「よぅ…」と片手をぶらっと上げてこっちを見て少し微笑む


反射的に


「よう!」と挨拶してしまった



最近少し敬語が抜けてきた。



「お…おうそれなんか可愛いな…」



意外に高評価で嬉しくて笑顔になった



「待ちましたか?」



「おう。15分くらい待ったわ」



「まぁ八幡だから仕方ないか…!」



「はぁ…お前俺が全然待ってないよ!って言ったらキモいって言ってくるじゃん…」



「だって八幡絶対その発言すらバカにしてるみたいに言うじゃん…!」



「やだなぁーしてませんよー」


なんて私が昔やりそうなポーズでおどけて私の鞄を奪い自転車の前かごに押し込む


「どっか行くかー?」


「えっ!?せんぱいが誘ってきた!?」


「バッカお前。俺だってそりゃたまには誘うぞ?相手がいたらな…」


「やだなぁーわたしがいるじゃないですかー?」


「はははっ帰るぞ」


「ちょ!?ちょっと!待ってくださいよ!行く前に先輩にご報告があるんですよー!」


「はぁ?なに?退学になったの?」




このやろう…調子に乗りやがって…


あっ!そうだ!


「私サッカー部のマネージャー辞めてきました!」



「ん?なんで?」とか聞いてくる



んふふー!罠にかかりましたね



「 八幡が不安がったりするのが嫌だし、私が生徒会無い日は極力一緒にいたいし、高校内で見て貰える日々も少ないので…でしたっけ?」


とニコリと笑って言うと


面白いようにゆでダコの様になって行く


トドメだ!


「私さっき葉山先輩の番号とアドレス消しちゃったんですよねー」


「え?な、なんで?」


「だって必要ないですし!彼氏以外の男なんてもう殆ど要らないし!彼氏がヤキモチとか嫉妬しちゃうタイプなので!」



と思いっきり抱きつく。私も好きって気持ちがいっぱいになって我慢出来なくなる


彼は優しく私の頭を撫でながら


「最低に面倒くさいタイプの男だなそりゃ…」とボソッと言う



だから私は


「最高の彼氏ですよ!」


と最高の笑顔とキスをして彼に言ってあげるのです







後書き

本人(いろは)は当てつけじゃないと心で思っても彼女は意外にプライドが高いから知らない間に当てつけの様に言葉を繰り出した

そんな感じで書きたかったんですけど上手くかけませんね。

あと靡く(なびく)って感じなんかごちゃごちゃしてて好きなんですよね
もっと練習します


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このSSへのコメント

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1: SS好きの名無しさん 2016-02-04 03:31:39 ID: FnTNtkQA

ヤニ旨だわサンクス
投速も捨てたもんじゃねえな

2: たまご 2016-02-04 10:05:02 ID: jLC934C0

>>1さん
コメントありがとです( ´ー`)y-~~ヤニウマー

見事に過疎ってますけどぼちぼちあたしは活動してますのでよろしくです!

3: SS好きの名無しさん 2016-02-09 21:03:48 ID: H762FVD8

お前いいよ!もっといろはす書け!
奉仕部二人を貶してしかいろはす上げる事しかできない無能SSで腹立ってたとこにこれ読んだらほっこりしたわ。

4: SS好きの名無しさん 2016-05-14 07:18:31 ID: Vccy77Oc

次回も期待

5: SS好きの名無しさん 2016-05-18 17:41:34 ID: 5KbBq-2y

いいなぁ~この砂糖吐きまくれる感じ


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