2016-04-19 22:21:16 更新

概要

(4/19完成)真姫ちゃんhappy birthday!中学時代のお話(・ω・)
















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部室






にこ「何でスクールアイドルの雑誌に、にこの特集が無いのよ!?」



真姫「あるわけないでしょ。バカじゃないの?」



にこ「だって、それなりに有名になったし...あるかもしれないでしょ!?」



真姫「本気でそう考えてる辺り頭おかしいわ...」ボソッ



にこ「ボソッと言っても聞こえてるから!」



海未「にこの特集は無いですが...私達は載ってますよ?ほら。」ペラッ



にこ「全員の集合写真と、なぜか海未の写真しか載ってないけどね!」



真姫「...」



真姫「(私達の写真...)」



にこ「なんで海未なのよ...なんでにこじゃないのよ...!?」



海未「わ、私だって...この写真、撮りたくて撮ったんじゃないんですからね!」



海未「それに、この写真を撮ったのは希なので希に文句を言ってください!」



にこ「あの悪魔...ぐぬぬ...!」



海未「...そんなに希を悪魔悪魔と言ってたら、本当に悪魔になりますよ?」



にこ「本当に悪魔だから悪魔って言ってるんじゃない!!」



海未「そ、そうなんですね...!」



真姫「...」ジ-ッ



にこ「...?」



海未「...ま、真姫?」



真姫「...」



にこ「真姫?...そんなに雑誌みて、何かあるの?」



真姫「...どうでもいい事なんだけど」



海未「...?」



真姫「私がこの学校に入る前に、海未と話した事があるかもしれないの...覚えてない?」



海未「そ、そんなこと...ありましたっけ?」



にこ「...何よ、いきなりね。」



真姫「よく分からないんだけど、思い出しちゃって。」



真姫「なんかほら、この写真見てたらさ...」



にこ「ふ、普通の制服着た写真だけど...?」



真姫「...二人で話したじゃない?ほら...寒い冬の時に、海岸で...」



海未「...ああ、そんな事もありましたね!って...」



海未「あ、あれは真姫だったのですか...!?」



にこ「う、海未は記憶が曖昧なのね...」



海未「でも...言われてみれば...」ウ-ン



海未「確かに...あの時は真姫は中学生でしたし...」



真姫「へ、変な話なんだけど」



真姫「私の中学生の時って...今とは全然違ってね?」





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時は遡り...



真姫の家





ガチャッ



真姫「...ただいま。」



真姫ママ「真姫ちゃん、おかえりなさい♪学校はどうだった...?」



真姫「...別に、普通よ。」



真姫ママ「そう...」



真姫ママ「そういや真姫ちゃん、行きたい高校は見つかったの?」



真姫「...」



真姫「...まだ考えてる途中。」



真姫ママ「周りのみんなはどうするの??」



真姫「あんまりみんなと話さないし...」



真姫ママ「そう...」



真姫「じゃあ、自分の部屋に行ってくるから。」



テクテクテク...






真姫ママ「...」



真姫ママ「(困ったわね...)」





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真姫の部屋





ガチャッ



真姫「...」



真姫「...はあぁ。」ベッドドサッ








行きたい高校...か。



大学は医学部に入りたいとは思ってるけど



高校は何も考えてないし



かと言って、高校でやりたい事なんて...






真姫「...」



真姫「(自分の趣味...とかから考えるのも良いかもしれないわね。)」



真姫「(本を読むこと...ピアノを弾くこと...?)」



真姫「(そんなことが活かせる学校ってあるのかしら...?)」



真姫「(と、とりあえず。...パソコンで調べてみましょう。)」






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音乃木坂学院


一年生教室





キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン♪



穂乃果「はぁぁ...今日も長い授業が終わったね...」



ことり「穂乃果ちゃん、お疲れ様♪」



穂乃果「お疲れ様!...海未ちゃん、もう穂乃果は人生に疲れたよ...」



海未「高校一年生が何を言ってるんですか...!」



ことり「そういや、海未ちゃんは今日は弓道部だよね?」



海未「はい。だから二人は先に帰ってくださいね。」



穂乃果「...穂乃果も部活、やりたいな...」



海未「...なら、部活に入れば良いのでは?」



穂乃果「嫌だよ!だってどの部活も地味すぎるもん!!」



ことり「ぶ、部活やりたいって言ってたよね...?」



穂乃果「やりたいけど、地味だから嫌なの〜!」



海未「もう...意味が分かりません。」



海未「そろそろ部活に行ってきますので... ことり、穂乃果をお願いします。」



ことり「了解♪」



テクテクテク...



穂乃果「もうっ。なんなの?『穂乃果のことをお願いします』って!」



穂乃果「穂乃果はもう子供じゃないもん!」



ことり「あはは...じゃあ、帰ろっか。」



穂乃果「いや、まだ帰らないよ?」



ことり「え?何か用事あったっけ...?」



穂乃果「海未ちゃんを待ち伏せするよ!」



ことり「ま、待ち伏せ...?」




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真姫の部屋





真姫「...」カタカタカタ



真姫「...はあぁ。」ドサッ



真姫「(パソコンで調べても...なんかイマイチね。)」



真姫「...」



真姫「(そもそも、なんで高校に入らないといけないのかしら。)」



真姫「(高校に入らなくても、勉強すれば大学には行けるんだし...)」



真姫「(というか、なんで大学に入らないと...)」



真姫「...」



真姫「(...そんな事を言ったらキリがないわね。)」







中学は受験して、そこそこ頭のいい中学に入った



でも...友達も少ないし...楽しくないから



高校は...ちゃんと選んで入りたい



単に、頭の良い高校に入るのは嫌なの








真姫「(じゃあ、ぱっと見面白そうな学校とかでも調べて...!)」カタカタカタ



真姫「...!」



真姫「(何これ...高校なのに、変な名前ね。)」



真姫「(UTX高校...)」



真姫「(ちょっと...面白そうかも。)」



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音乃木坂学院

弓道場





ことり「...ほ、穂乃果ちゃーん?」



穂乃果「どうしたの?ことりちゃん!」



ことり「な、なんで弓道場に来たのかな...」アハハ



穂乃果「おお、説明するの忘れてた!」



ことり「穂乃果ちゃんって、言葉より先に行動に出ちゃうタイプだからね...」



穂乃果「えへへ〜...なんか照れちゃうね!」



ことり「褒めたつもりではないんだけど...」



穂乃果「あのね、海未ちゃんを待ち伏せして、海未ちゃんをびっくりさせるんだよ!」



ことり「な、何でそんな事するの〜?」



穂乃果「だって、海未ちゃんだけ部活して楽しそうじゃん!ずるくない!?」



ことり「ず、ずるくは無いと思うけど...」



穂乃果「...あっ!海未ちゃんが来たよ!隠れよ〜♪ほら早く!」



ことり「えっ!?えぇ〜...」



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真姫「...」カタカタカタ



真姫「(へぇ...秋葉原にある学校なのね。UTXって。)」




真姫「(...学校の紹介ページ見たけど、なにこれ...!)」



真姫「(校舎がビルみたい...)」



真姫「(わ、私の中で考えてた高校と全く違うわ...)」



真姫「(...スクールアイドル?アライズ?)」



真姫「(へえ。高校生がアイドルやってるの?頭おかしいんじゃないの?)」



真姫「(そんな事して何が面白いのかしら...変な人達ね。)」



真姫「(私、高校に入ったらスクールアイドルだけは絶対にやらないわ。)」



真姫「(...でも、学校で誰かがアライズのこと話してた気がするわ)」



真姫「(あんまり話さないし、誰が言ったかは覚えてないけど)」



真姫「(それなりに人気のある人達なのかしら?)」



真姫「(...ちょっと、興味が沸いてきたかも。)」



真姫「(秋葉にある学校だし...今日、学校を見に行ってみようかしら?)」







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音乃木坂学院


弓道場







スタスタスタ...



海未「ふぅ...」








穂乃果「おおっ、海未ちゃんの弓道の練習着の姿!かっこいいねぇ」



ことり「は、柱の後ろに隠れちゃって...大丈夫なのかな?」コソコソ



穂乃果「ここで隠れてたら海未ちゃんにバレないよ〜♪」



穂乃果「それに部員の人には穂乃果達のこと言ってあるし、大丈夫だよ!」



穂乃果「...あっ、海未ちゃんが弓を構えてるよ!」








海未「...」



海未「(的に集中して...)」




...シュバッ!!






海未「...」



海未「まあまあ...ですね。」







ことり「す、すごい。海未ちゃんの矢...的の真ん中に当たったよ?」




穂乃果「...」




ことり「ほ、穂乃果ちゃん...どうしたの?」









海未「(これが本番の大会で発揮出来るとは限りません...)」



海未「(やはり、精神的にも強くならないといけないですね。)」



海未「(...さあ。次の的にも...集中して...)」




海未「...」








穂乃果「...」






海未「...?」




海未「ほ、穂乃果...なんでここに?」







ことり「ほ、穂乃果ちゃん!...隠れなかったら、海未ちゃんにバレちゃうよ...?」



海未「(いや、もうバレてるんですが。)」



穂乃果「...」






穂乃果「...あのね。海未ちゃん?」



海未「...?」




穂乃果「穂乃果...どうしたらいいのかな?」




ことり「え...?」


海未「...?」




穂乃果「海未ちゃんが真面目に弓道してるのに...穂乃果には、何も打ち込める事がないもん」



穂乃果「穂乃果も、海未ちゃんの弓道みたいに頑張れる事は無いかな...?」



ことり「ほ、穂乃果ちゃん...」



海未「...穂乃果...」




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帰り道




穂乃果「じゃあ、またね〜!」



海未「はい。また明日!」



ことり「穂乃果ちゃん、ばいばい〜♪」




テクテクテク...







海未「ずーっと二人が私を見てくるから、今日は練習に集中出来なかったです!」プクー



ことり「え〜?...弓道の本番って沢山の人が見るんだし、見られるのを馴れてたほうが良いんじゃないかな?」



海未「こ、ことりと穂乃果だからダメなんです...!」



ことり「な、なんで...?」



海未「だって、穂乃果が飛び出してきて矢に当たろうとしたらどうするんですか!?」



海未「それを庇ってことりが...あうぅ...地獄絵図です...」アウアウ



ことり「そ、そんな事はさすがに無いと思うけど...」アハハ



ことり「穂乃果ちゃん、真剣に海未ちゃんの弓道を見てたし!」



海未「...そうですね。」



ことり「...」



ことり「...何か打ち込める事、か。」



海未「...」



ことり「穂乃果ちゃんがあんな事を言うなんて...ちょっとびっくりだね」



海未「...私の弓道の練習を見て...」



ことり「穂乃果ちゃんなりに、海未ちゃんの練習してる姿を見て...焦ったんだと思うな。」



海未「やはり、私達ができる事は...穂乃果が力を発揮出来る場所を見つけることです。」



ことり「...う〜ん...部活はやりたくない。って穂乃果ちゃん言ってたからね。」



海未「実際やってみると、イメージと違うものと思うのですが...」



ことり「でも学校に入った時に、ある程度部活の見学はしたし...」



海未「...悩ましい所ですね...」



ことり「いっそのこと...新しい部活を作っちゃうとかどうかな?」フフフ



海未「ほ、穂乃果が作りそうな部活...ですか...」



ことり「和菓子部とか?♪」




海未「ぶ、部として通る気がしません...!」



ことり「えぇ、そうかな〜?...面白そうだと思うよ??」



ことり「和菓子を作ったり、食べたり♪」



海未「...それなら、穂乃果の家でやればいいのでは?」



ことり「た、確かに...!」



海未「...どうすれば...」



ことり「結局は、穂乃果ちゃんの次第って事になっちゃうかな♪」



海未「ですが...」



ことり「...?」



海未「やはり、私達から何か支える事は出来ないのでしょうか...?」



海未「心の中で穂乃果が苦しんでるのを考えると...私も胸が苦しくなります。」



ことり「う、海未ちゃん...」





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UTX前




UTヘ.ヨウコソ-!







真姫「(UTXに来ちゃったけど...)」



真姫「な、なにこれ...!」





キャ-!!アライズヨ-!!!







真姫「(...なんか、沢山の人が大きい電光掲示板を見て叫んでるけど...何事?)」






花陽「...」ジ-ッ






真姫「(よ、横に居る人...すごい真剣に電光掲示板を見てるわ)」



真姫「(あれが一体何なのか、ちょっと聞いてみようかしら?)」



真姫「あ、あの〜?」



花陽「わ、私...ですか?」



真姫「うん...あの電光掲示板に写ってる人って、なんなの?」



花陽「ええーっ!?そ、そんな事も知らないなんて...人間失格です...!」



真姫「そ、そんなに?」



花陽「あの人達はですね。アライズって言って、今人気のあるアイドルグループなんですよ♪」



真姫「あ、あれがアライズ...なのね...」



花陽「スクールアイドルって言って、高校生がアイドルをやっていて...」くどくど



真姫「(...語るわね。この人)」








凛「...あっ、見つけた!かーよち〜ん!!」





テクテクテク....



凛「もうっ。すぐどこか行っちゃうんだから...探したんだよ?」



花陽「えへへ...だってせっかくここに来たんだし、見たかったもん。」



凛「そんなに時間は無いから、早く行くよ??」



花陽「ええぇ?...もうちょっとだけ...」



凛「ダメにゃダメにゃ!早くおやつ食べたいもん!」



凛「ほ〜ら!かよちん、もうアライズは終わりにゃ!」グイッ



花陽「ち、ちょっと...待ってよ、凛ちゃ〜ん!!」



タッタッタッ...





真姫「...」



真姫「(...ゲリラ豪雨のように去っていったわね。)」



真姫「...」




真姫「(UTX...か...)」










ちょっとだけ...面白い学校と思うけど



この学校に入ってる私って



考えられないわね






真姫「...」イライラ



真姫「(...このままじゃ、いつまで経っても高校が決まらないじゃない)」










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とある海岸




ザアァ-------...ザアァ------...




海未「...」



海未「(夕焼けの海...綺麗ですね。)」



海未「(海未が海に来て...海を見る...ふふっ)」



海未「(...寒いですね。真冬ですし)」




海未「...」








「穂乃果も、海未ちゃんの弓道みたいに頑張れる事は無いかな...?」








海未「(昔から穂乃果は...)」



海未「(私の背中を押して、引っ張ってくれて...)」



海未「(...弓道部に入ったのも)」




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穂乃果「...海未ちゃん?海未ちゃんはやりたい部活とかあるの?」



穂乃果「穂乃果はね、全部イマイチというか...微妙だったというか...」



海未「わ、私は...」



穂乃果「...」



海未「そっ、その...」



穂乃果「もしかして...海未ちゃん、弓道やりたいと思ってたり??」



海未「え、ええっ!?」



穂乃果「だって海未ちゃん、弓道部の見学の時、目が輝いてたもん〜♪」



海未「で、でも...私が、あんな事を出来る自信なんて...」



穂乃果「ええ〜?そうなの??海未ちゃんなら絶対に出来ると思うよ?」



穂乃果「だって海未ちゃんだもん!弓道って、海未ちゃんにはぴったりだよ〜♪」


海未「ほ、穂乃果...」




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ザアァ-------...ザアァ------...



海未「(穂乃果はきっと、覚えていないでしょうが)」



海未「(あの一言が無ければ、私は弓道をやっていなかったのかもしれません...)」



海未「(...穂乃果が、私を助けてくれたように)」



海未「(私も、穂乃果に助けられることは無いのでしょうか?)」



海未「...」



海未「(...私が穂乃果みたいな性格の人間なら、穂乃果に何か言ってあげれるのでしょうか?)」



海未「(わ、訳がわかりません...)」











真姫「はあぁ...」



真姫「(そんな急ぐ時期でも無いけど...)」



真姫「(いずれ、高校を決めないといけないといけない時は来るんだし...)」



真姫「(どうしよう...)」



真姫「(...何となく、気分転換に海に来ちゃったけど...)」





ザアァ-------...ザアァ------...





真姫「(波の音...ちょっと良いかもね。)」



真姫「(真冬の海って...厚着してても、ちょっと肌寒いわね)」







ザアァ-------...ザアァ------...





真姫「...」



真姫「...!!」








海未「...」









真姫「(あ、あの人...)」



真姫「(海に向かって身を投げて...自殺しようとしてるわよね!?)」



真姫「(そ、そんな事...絶対にダメなんだから...!)」



真姫「ち、ちょっと、あなた〜!?」




タッタッタッ...







海未「...」



真姫「ちょっと、そこのあなた!?ダメだから!」ギュッ





海未「...うひゃあっ!?いいいいきなり背中から抱きつくんですか!?」ビクッ



真姫「だからあっ。そんなバカな真似はしないで!そんな事したらみんな悲しむわよ?」



海未「...は、はい?」



真姫「私が話を聞いてあげるんだから。何でそんな事しようと思ったか話しなさい?」



海未「わ、私は、海を眺めていただけですが...?」



真姫「...え?死のうとしてたんじゃないの?」



海未「そんな事...するわけないです...」アハハ




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真姫「こ、こうやって海辺に座ると...ちょっと寒いわね。」



海未「そうですが...何故私が死のうとしてると思ったのですか?」



真姫「だってあなた、海にちょっとずつ近づいてたじゃない!」



海未「そ、それは...無意識のうちに...」



真姫「それに、何でこんな寒い日に海に居るのよ?」



海未「...その質問は、そのまま貴方に返せますよ?」フフフ



真姫「そ、そう...だけど...」



真姫「...」



海未「...自分が何か悩みを抱えた時に、たまに、こうやって海に来るんです。」



海未「海を眺めてると...自分の悩みなんて小さい事なんだな...って思えるので。」








ザアァ-------...ザアァ------...







真姫「...」



真姫「...あなた、ロマンチックなのね。」



海未「そ、そうでしょうか...?」



真姫「それで、あなたの悩みってなんなの?」



海未「ずっと一緒に居る私の友達が...悩んでるんです。」



海未「このままの自分でいいのか。と」



真姫「...」



海未「...私は友達として、何か支えてあげなければと思ってるのですが、どうすればいいのか...」



真姫「...」



真姫「...わ、私、中学でも友達居ないから...いや、別にそんな事気にしてないけどね?」



真姫「高校でやりたい事も無いから...私も、どうしたら良いか分からないの。」



真姫「どの高校に...入ったらいいのか...」



海未「...」



真姫「だ、だから海に来ちゃった...のかもしれない。」



海未「...ふふっ。」



真姫「...な、何よ。変な事言った?」



海未「そんな事、気にする必要無いですよ。...ちょっと話をしただけですが、貴方はとても優しい人だと思います。」



海未「私のことを気にかけて、声を掛けてくれたのでしょう?」



真姫「そ、そうだけど...」



海未「そんな優しい人ですから...きっと、良い高校を見つけれると思いますよ。」



海未「情けは人の為ならず。ということわざがありますからね。フフフ



真姫「...私、貴方みたいな人がいる高校に入りたいかも。」



海未「そ、それは...ちょっと嬉しいです。」






ザアァ-------...ザアァ------...





真姫「...あ、あの。」



海未「...?」



真姫「本当に良い高校が...友達が...見つかるのかしら...?あなたの言葉を、信じてもいいのかしら?」



海未「...こうやって話せるのも、あなたが話しかけてくれたお陰です。」



海未「自分を信じる。と書いて自信と言います。」



海未「私を信じるのではなく、自分を信じてくださいね。」フフフ



真姫「...」





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にこ「...」



真姫「べ、別に...海未のことを追って、この学校に入った訳じゃないのよ?」



真姫「ママの母校だったし、ママの話を聞いだって言うのも...あるんだから。」



真姫ママ「そもそも、海未の顔なんて覚えてなかったし!...制服は、ちょっと覚えてたけど。」



にこ「...変な縁よね。実は、他のメンバーとも会ってたりするかもね。」



海未「...」



海未「話を聞いて...一つだけ、胸を張って言えることがあります。」



真姫「な、何?」







私にとって、真姫は



もう既に、かけがえのない友達ですよ。









真姫「は、はあっ...?」カアァ



真姫「な、何よ急に!?もう、屋上行くわよ?練習練習!」プイッ



海未「ふふ...たまには、こういう話も良いじゃないですか。」



にこ「...このにこにーも、あんたの事を心の底から大好きって言ってあげる!」



真姫「に、にこちゃんまで...もうっ、他のメンバー待たせてるんだから、さっさと練習行くわよ!?」



海未「確かにそうですね♪...じゃあ、屋上に向かいましょうか!」



にこ「そうね!...語り出した真姫のせいで練習遅くなりました。ってね」フフン



真姫「...わ、私だって...」



海未「?」





あんた達に会えて...



この学校に入って...



本当に良かったって思ってるんだから。
















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真姫 海未「片想い」完


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こちらのssが話が繋がってるので、ぜひご覧ください(・ω・)


穂乃果「わ、私のフィギュア...!?」


このSSへの評価

2件評価されています


不二子さんから
2016-04-08 23:44:58

SS好きの名無しさんから
2016-04-05 00:12:11

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不二子さんから
2016-04-08 23:45:00

SS好きの名無しさんから
2016-04-02 23:17:22

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