2017-01-15 22:07:11 更新

概要

のぞき目の呪いを受けた信二助けるために彩乃が奔走するなか…
1人の男に出会う…
地獄には地獄…目には目を……
地獄のダークヒーローが悪を焼き尽くす!!!


前書き

のぞき目を見た時最後の終わりが悲しすぎて
助けてやりたい!!!と強く思いました
色々候補がいるなかで彼が現れました
俺に任せろ!!!
彼以上の適任はなしと思い書きました
拙い文ですが楽しんで頂けたら幸いです





彩乃「こんな時に…どうしよう!どうしよう!」



ジョニー「あのー何かお困りかな?」



彩乃「いいえ…大丈夫です!」



ジョニー「とてもそうには見えないが…」


ジョニー「もしかして急ぎでどこかに行くつもりかな?」



彩乃「……」



ジョニー「それなら俺のバイクでどうかな?」


ジョニー「こいつはいいバイクでな俺の一流の手入れもあってバリバリなんだ」



彩乃「別にいいです、タクシーを使いますから」



ジョニー「つれないなー」



ジョニー「タクシーなんかより俺のバイクの方がよっぽどいいぜ」


彩乃「しつこいです!どうして付きまとうのですか?」



ジョニー「んーそうだなー?君はどこに行くつもりかな?」



彩乃「え?どこだっていいでしょう、それともどこに行くのか超能力で分かるんですか?」


ジョニー「超能力はないならどこに行くかは正確には分からない」


彩乃「…どいてください」



ジョニー「でもよくない場所に行くのは分かるぞ」



彩乃「え?」



ジョニー「しかもこの世の者じゃないやつと相手になるんだろう」



彩乃「どうして?」


ジョニー「なんとなくかな」



彩乃「ちゃんと答えてください」



ジョニー「君には良くない気配を感じる」



彩乃「気配?」


ジョニー「邪悪なやつに目をつけられているみたいだな」


彩乃「あのーあなたは祈祷師とかですか?あの子を成仏させてあげられるのですか?」



ジョニー「祈祷師?成仏?」



彩乃「要するにお化けを天国に導く人ですよ、海外でいうエクソシストみたいな感じです」




ジョニー「なんだそう言うことか、だが、あいにく俺はそうゆう聖人じゃないんだ」


彩乃「じゃあなたは何をするのですか?」



ジョニー「そうだな…俺はな、そうゆう輩を業火に叩き込む地獄の使者なのさ」


彩乃「地獄の使者?」



ジョニー「正確には悪魔だな」




ジョニー「こんなうっそうとした森の中に何かあるのか?」



彩乃「この先にかつて村があった所があります、今はダムの底ですけど」



ジョニー「それで」



彩乃「私達はそこの手前まで行ってしまいのぞきめを見てしまいました」






ジョニー「のぞきめ?」


彩乃「その子の目を見た瞬間から普通に生活していると視線を感じたり隙間から覗く目があったりします」



ジョニー「…」



彩乃「そしてその恐怖に追い詰められて最後には殺されます」


ジョニー「…」



彩乃「しかも転落死でも事故死でも内臓は捻じ曲がり口には泥が含まれています」



ジョニー「悪趣味な奴だな」


彩乃「呑気に言わないで下さい!私の恋人が呪われて苦しんでいるんです」


ジョニー「それでどうするんだ君は?」




彩乃「このビデオレターでのぞきめを撮って辛い気持ちを受け止めることが出来れば呪いは解けるかもしれません」



ジョニー「それがダメなら」



彩乃「…これを使います」


ジョニー「これは?」



彩乃「よく分かりませんが、のぞきめを祓う時に使われていた物です」


彩乃「きっと役に立つはずです」



ジョニー「…そのーこう言っちゃ悪いんだが」



ジョニー「俺が思うにその手のやつにそんな常識は通用しないと思ったほうがいいんだがな…」



彩乃「じゃあどうしろと言うんですか!」




ジョニー「んーどうもしないな…」



彩乃「あなた一応はお化け退治が出来るんですよね」


ジョニー「あぁできるよ…たぶんな」



彩乃「いざって時はあなたに頼りますから!」


ジョニー「頼られるなんてそいつは嬉しいなー」





なんて呑気に会話している間に例の場所に着いた…


そして…






のぞきめ「……」




彩乃「…出た」



彩乃「ジョニーさん…出ました…」


ジョニー「こいつか…」



のぞきめ「……」ジリジリ



彩乃「カメラを……」



のぞきめ「……」ジリジリ


彩乃「…そんな」



ジョニー「やっぱりな…」




彩乃「じゃこれで」



のぞきめ「……」ニコリ



彩乃「表情が…ジョニーさんでき…あれ…いない……」



彩乃「あ!」


彩乃「景色が…」


私は女の子に連れられてとある屋敷に…




そして夜になりおぞましい光景を見る事になる




そして……







のぞきめ「お母さん…」



彩乃「私はお母さんじゃない!!!」




彩乃「誰か!!!助けて!!!」



ズブズブ ズブズブ ズブズブ



彩乃「誰か!!!」




ズブズブ ズブズブ ズブズブ



シーーーン



ザバー ガシッ!



ジョニー「大丈夫か!」


彩乃「えぇ…大丈夫です…ありがとうございます」



ジョニー「礼には及ばないよ」



彩乃「どこに行っていたんですか?」



ジョニー「なんかよく分からない場所に飛ばされて君を探すのに苦労したよ」



ズブズブ ズブズブ ズブズブ



のぞきめ「……」



彩乃「あ…あ…」



ジョニー「どうやら怒らせちゃったみたいだな」



のぞきめ「……」ジリジリ



ジョニー「ここは俺に任せろ」



彩乃「そんな!どうやって!」



ジョニー「言っただろう、任せろって」




ジョニー「さぁ早く行くんだ!」




彩乃「分かりました!」




タッタッタッタッ





のぞきめ「……」ジュクジュク



ジョニー「なんだ!たくさんの目が!」



彩乃「まずい…どうしよう…」



のぞきめ「んふふふ」




ジョニー「いつの間に!」



彩乃「目を見ないで下さい!!!」




のぞきめ「……」




ジョニー「あ…あ…」










ジョニー「ああああーーーーー!!!」








のぞきめ「んっふふふふふ!!!んっふふふふ!!!」









彩乃「いや………いやーーーー!!!」




これで終わった…


外人さんはあっさりやられてた…


信二を助ける事はもう出来ない…





私はもう絶望するしかないと思いました…











その時までは……


























ブオォン




ゴーストライダー「驚いたか?」




のぞきめ「!!!!!!」






のぞきめ「……………」ポカーン




ゴーストライダー「ワッハハハ!!!」



あたり一面が炎で埋め尽くされた


のぞきめ「きゃあああーーーー!!!」



のぞきめの目が焼き潰されていく

のぞきめは目を手で覆いながらのたうちまわった


ゴーストライダー「悲しく苦しいのは分かるが…」





ゴーストライダー「おいたが過ぎるぜお嬢ちゃん」



のぞきめ「お母さんを返せ…」



強風が吹き荒れて巨木が飛んできてゴーストライダーに直撃してそのままお堂にぶつかりお堂は崩壊した



のぞきめ「ンッフフ!アッハハハ!」グルリ



彩乃「ヒッ!!!」



のぞきめ「ンッフフ!お母さん」ジリジリ ジリジリ














ドッカーーーーーン!!!



ゴーストライダー「待て!!!マザコンクソガキ!!!」



のぞきめ「!!!」




のぞきめ「……」 ジーー ジュクジュク ジュクジュク


ミシミシ ミシミシ


巨木がゴーストライダーにめがけて倒れた



しかしゴーストライダーは体に巻いたチェーンを外しそして振り回して巨木に巻きつけそして



バキバキ バキバキ バキバキ






バーーーン!!!



巨木は粉々に砕け散った


のぞきめ「!!!」



ゴーストライダー「チッチッチッチッチッ」ニヤリ 指ふり




のぞきめ「!!!!!!」



ゴーストライダーはチェーンをまた振り回して

そしてのぞきめの足に巻きつけそのまま思っ切り引っ張った


するとのぞきめは引きずられるように宙を舞ってゴーストライダーの所で落ちた


ゴーストライダーはのぞきめの胸ぐらを掴み顔を近づけ顔の炎はメラメラに

口をガクガクと開け閉じして威嚇した


のぞきめ「!!!」ビクビク



ゴーストライダー「お前の魂は数々の罪なき善良な人々の血に染まっている!悪い子にはキツイお仕置きが必要だ!!!」





ゴーストライダー「そんなに覗きたいのなら俺の目を覗いてみろ!!!」



ゴーストライダー「罪を数えるんだ…」



のぞきめは骸骨の目を覗くや否や

目を見開きガタガタ震えながら口を大きく開けて叫んだ




のぞきめ「あ…ああ…きゃあああーーーー!!!!!!」



タスケテータスケテー


シセンヲカンジル



コロサレルー…




コロサレルー!!!









きゃああぁぁぁーーーーーーーー!!!!!!!











のぞきめ「……」(●.●)





バッタリ




のぞきめ「……」(●.●)





ゴーストライダー「……」



バチバチ バチバチ



ジョニー「ハァーハァーハァー」



彩乃「ジョニーさん…」



ジョニー「なあ、頼りにしてよかっただろう…」



彩乃「今のは…」



ジョニー「ペナントステアだ」



彩乃「ペナントステア?」


ジョニー「今までにやって来た罪を全てあいつに返してやったのさ」



彩乃「そんな事が…」



ジョニー「ゴーストライダー特有の必殺技さ!」


彩乃「すごいです!さっきはありがとうございました」




ジョニー「なぁーに、かわい子ちゃんの為ならこのくらい何ともないさ…」





ジョニー「それよりも…行くところがあるんだろ?」



彩乃「…はい!」



ブオォン



ゴーストライダー「…」


ピューーーイ










BGM




ジャララララーーー



ジャララララーーーー



ジャララララーーーーーラン










バイク「ブオォンーーーン!!!」



キィーー!!!





ガシッ




ゴーストライダー「……」クイックイッ




彩乃「後ろ失礼します…」







ゴーストライダー「飛ばすぞ!」



BGM


ジャーーーーーーー




ジャラララ ラララー


ジャラララ ラララー





私達は颯爽とある場所に向けて出発した


しかし…派手なバイクだ…



しかも通った後は炎の跡が…



草木が一気にカラカラに…









病院




看護婦「大丈夫ですよ、落ち着いてください!」



信二「でもでもでもでも!」



看護婦「安心してください!」




看護婦「ねぇ?バイクの音がするわね、誰かしら?」



看護婦「何だか近づいてないかしら?」



看護婦「そう言えば…でもここ結構階あるわよ」



ガッシャーーーーン




キィーーーイ!!!





看護婦「な!何なんですか!!!!」



看護婦「が!!!ガイコツが!!!!」



ゴーストライダー「シーーー」



看護婦「!!!!」




彩乃「驚かせてしまって済みません」




看護婦「こちらの方は…」



彩乃「知り合いです」




彩乃「信二聞いて!呪いは解けたのよ!」



信二「気休めはよしてくれ!!!」



彩乃「本当なんだって!!!」



ゴーストライダー「少し借りるぞ」



信二「目の前に誰かいるのか?誰だ?」



ゴーストライダー「女の知り合いさ」




ゴーストライダーの手が青い炎に変わり信二の目の辺りを触った



ゴーストライダー「どうだ!開けてみろ!」



信二「え!!!でも!!!」



ゴーストライダー「いいから開けろ!!!」




信二「目が!!!…ワッ!!!!」




ゴーストライダー「お目覚めかな?」



信二「あ…あ…」



彩乃「信二!!!目が見えるのね!!!」



信二「あぁ…驚いたよ…後この人にも…誰?」



彩乃「たまたま知った一応人間」



信二「え!どう見てもガイコツじゃ…」



ジョニー「年がら年中ガイコツじゃないんだぞ」



信二「あれ?外人さん?」



ジョニー「まぁな、ジョニーだ!さすらいの旅人兼 ゴーストライダーだよろしくな」



信二「作家の津田信二です…よろしくお願いします」



ジョニー「しかし、いい彼女じゃないか」



ジョニー「危険承知でお前さんを助けるためにのぞき目にサシで挑むなんて」



信二「そんな無茶なことを…」



彩乃「だって私のせいだし…信二の苦しみを何とかしたかった…」



信二「彩乃…」



彩乃「それに私じゃ無理だったよ…のぞき目を倒したのはジョニーさんだし…」



信二「倒した…のぞき目を…」




ジョニー「覗くのが好きそうだからとっておきの場所を覗かせた」



ジョニー「これからは未来永劫悔み続けるのさ」




信二「……」



彩乃「こうなったから言えますけど…何だか可哀想でしたよね…幼いのにあんな目にあったんじゃ…人を恨みたくなりますよ…」



ジョニー「確かにな…」




ジョニー「だが幼がろうが無関係な人を殺していいことにはならない、そしてやったからにはどうであれその分の罪は背負わなければならない」


彩乃「…はい」




ジョニー「俺はそろそろ行くよ」




彩乃「ありがとうございました」



信二「私と彩乃を助けて頂いてありがとうございました」



ジョニー「いやいや、これからは君が彩乃を助けるだぞ」



信二「はい!」



彩乃「もう…信二ったら…」



ジョニー「いやいやお暑いことで…それじゃお邪魔虫の俺は去るとするかな」





ボッウ



ゴーストライダー「……」




彩乃「ジョニーさん!」




ゴーストライダー「?」



彩乃「また会えますかね?」



ゴーストライダー「いや、これが最後だと願うよ」



ブォォーーーン!!!



彩乃「……」



信二「……」










一年後





編集者「いやいや、さすがですよ先生」



編集者「この小説の出版数は止まることを知りません!」


信二「ありがとうございます」



編集者「あのー…出来ましたらタイトルはのぞき目の方が良かったのでは…何もゴーストライダーよりもインパクトありますし」






信二「それだけは譲れません」



編集者「どうして?」



信二「私はゴーストライダーの大ファンですから」


信二「なぁ彩乃」




彩乃「ふふふ、そうわね」



編集者「ハァー……」



どこかの荒野



ジョニー「全く人気者になって…幸せそうだな2人とも…」



ジョニー「しかしまさかこの小説がこの地まで人気になるとはな」



ジョニー「しかも新聞で俺向けに感謝を伝えるとは日本人は律儀だね」



ジョニー「俺も今度小説でも書こうかな」



私達の命の恩人さんへ


今私は信二のマネージャー兼信二の奥さんをやっている


あれから色々あったけど指輪を貰った時は嬉しかった

ジョニーさんにも見せたかったけどね…

今彼があれから何しているか分からない

…けど

きっと彼は私と会う前からたくさんのありえない伝説を作ったに違いない




ただ言える事はこうして新たな伝説が1つ刻まれたという事…

彼は今日もさすらい人と出会いそして新たな伝説を刻む…





ブオォンーーーン



ジョニー「……」


ブオォン


ゴーストライダー「……」



BGM



ジャーーーー



ジャララララーーー


ジャララララーーー



後書き

本当はもっと早くに出したかったのですが色々あって遅くなりました…
最後まで読んで頂きありがとうございました


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