ー執務室ー

［コンコン］

提督「はーい、どうぞー」

赤城「失礼します」

［ガチャッ］

赤城「提督」

提督「ん？赤城か、どうした」

赤城「その・・・最近、少し気になることがありまして」

提督「気になること？昼飯になんか苦手なもんでもあったのか？」

赤城「違います！」

提督「と、なると・・・昼飯の量とか？」

赤城「提督、わかっていて言っていますよね？」

提督「ごめんなさい・・・」

赤城「まったく・・・」

提督「それで、気になることってのは？」

赤城「その、最近の出撃についてなのですが・・・」

提督「ああ、そのことか、最近の出撃ね、何か不備でもあったのか？」

赤城「いえ、不備はないのですが・・・その・・・私だけ最近出撃させてもらえてないな、と思ったので・・・」

提督「そのことか、まぁ理由があってな」

赤城「どのような理由ですか？」

提督「後進を育てるっつーのもある・・・それに－」

赤城「それに、なんですか？」

提督「その、やっぱり好きな人が苦しそうな顔してるってのはあんまりいい気分じゃないしな」

赤城「提督・・・」

提督「おう」

赤城「ほかの子なら良いんですか？」

提督「・・・いや、みんな大切だけどね！そのなんて言ったらいいのかー」（あせあせ）

赤城「ふふっ、わかってますよ、貴方がそうやって私たちのことを大切に思ってくださっていることは」

提督「ならなんで、意地悪な言い方をしたんですかねぇ」

赤城「最近、提督とこうしてゆっくりお話できなかったからです」（プイッ）

提督「うぅ、ごめんなさい」

赤城「わかって頂ければいいんです」

提督「その・・・赤城さん、こんなことのあとで申し訳ないんですが」

赤城「なんですか？」

提督「実は別の日に渡そうと思ってたんだけど、せっかくだから今渡すよ」

赤城「これって・・・」

提督「赤城さん、結婚してください」

赤城「・・・ヤです」

提督「そっか」

赤城「これからもっとロマンチックにしてくれないとヤです」

提督「うん、ロマンチックにするよう頑張る」

赤城「お願いしますよ、提督」

ー艦ー