2016-11-07 02:05:27 更新

概要



演習





提督「うーん、編成どうしようか・・・」




トントントン



提督「はい、どーぞ」



三日月「司令官、失礼します。演習相手の方が到着されました」



提督「そうか、早く決めないと悪いよな」ウーン



三日月「まだ編成がきまらないのですか?」



提督「そうなんだよ、旗艦は三日月で決めているが随伴艦が決まらなくてな」



三日月「いつものメンバーで演習すればいいじゃないですか」



提督「普段ならそれでいいんだが、今日の相手は元帥クラスなんだよなぁ」



三日月「さすがは元帥さんですよね、大和さんや武蔵さんなどがお越しになってますよ」



提督「戦艦クラス相手に、普段の駆逐艦六隻だと舐められてると思われるんじゃないかと不安で」



三日月「何ですか、私たちは歴とした艦娘です。大和さん達が相手でも問題ありません!」



提督「そりゃあ、みんなのことは信じているけど相手がなんて思うか」



三日月「演習でしっかりと結果を残せれば相手も納得していただけるはずです」



提督「大丈夫か?相手は高錬度の戦艦、空母隊だぞ」



三日月「あたらなければどうということはない!とは漣ちゃんの言葉です」



提督「いや、漣の言葉ではないが・・・」



提督「まぁ、一度言い出したら三日月は曲げないからな。」



三日月「勿論です」



提督「それじゃあ・・・ 旗艦三日月、以下 響 潮 弥生 夕立 長月を演習部隊とする」



三日月「はい、司令官!」



提督「三日月、やるからには勝つぞ」



三日月「勿論です。演習でも負けたくはありません、戦いなんですから」



















元帥「いやぁ、一杯食わされたな」



提督「たまたまですよたまたま」



元帥「駆逐艦六隻相手だから余裕だろうと高を括っていた。慢心だな」



提督「夜戦なら、駆逐艦の娘達でも火力が出ますからね」



元帥「まさか、そこの三日月に大和が大破まで追い込まれるとは思ってもいなかったよ」



三日月「あ、ありがとうございます」



元帥「さらに、あの回避力。大破に追い込めたのが二隻とは恐れ入った」



提督「あたらなければどうということはありませんから」キリ



元帥「君達のおかげで、駆逐艦の脅威を改めて認識することができた」



提督「光栄です」



元帥「次にやるときは勝たせてもらうよ。それでは失礼」



三日月「お気をつけて、お帰りください」







提督「あー終わった、終わったと」



三日月「司令官お疲れ様でした」



提督「三日月もお疲れ様。まさかほんとに大和を大破に追い込むとは」



三日月「勿論です。約束したじゃないですか司令官、絶対に勝とうって」



提督「演習に勝ててよかったよ。それに相手の艦娘もいい娘たちでよかったよ」



三日月「そうですね、駆逐艦の私たち相手でも敬意を示してくださいましたし」



提督「がらの悪い艦隊だと駆逐艦相手とわかると対応が悪くなるんだよな」



三日月「いますよね、鎮守府にもいろいろありますから」



提督「まぁ、そういう相手には夜戦まで吹っかけるけどな」



三日月「夜は私たちの世界っていうのは駆逐艦にもいえることだと思います」



提督「三日月なんて夜戦だと保護色過ぎて当たらないよな・・」



三日月「よくいわれます」



提督「それにしても、今回の演習は元帥も満足されていたし本当によかった、ありがとう三日月」



三日月「私だけの成果ではないですが・・・どういたしまして」



提督「そこで、約束を果してくれた三日月にご褒美をあげたいと思うのだが。間宮券なんてのはどうだ?」



三日月「そんな、私は当たり前のことをしただけですから・・・」



提督「その当たり前に俺は感謝しているんだけどな」



三日月「えっと・・それじゃあ、演習に出た皆さんに間宮券を贈ってあげてください。私一人の成果では無いのですから」



提督「優しいな三日月は」ナデナデ



三日月「な、何なでてるんですか」



提督「嫌だったか?」



三日月「い、いえ驚いただけです」



提督「続けてもいいか?三日月の髪の毛さらさらで気持ちいい」ナデナデナデ



三日月「もうなでてるじゃないですか。もう・・・」












三日月(間宮券もいいけど、私はこちらのほうが好きですよ司令官)




















こたつ




提督「zzz」



三日月「」カキカキ



提督「zzz」



三日月「」カキカキ



トントン 



三日月「はい、どうぞ」



長月「失礼するぞ、司令官話があるんだが、って」



提督「zzz」



長月「なんだ、寝てるのか」



三日月「こたつでは寝ないでくださいねって言ったのに」



長月「まぁ、疲れてるんだろう。失礼するぞ」モゾモゾ



三日月「急ぎの用ではないのですか?」



長月「司令官の私用案件だから急ぎではないよ」



三日月「長月姉さんに私用ですか・・」



長月「なんだ、三日月妬いてるのか?」



三日月「別に妬いてなんかいません」



長月「ははは、冗談だよ。私が暇だったから引き受けただけだ」



三日月「どんな用事ですか?」



長月「ある本を探していてな」



三日月「そうだったんですか」



長月「見つかったから報告しておこうと思ってきたんだがな」



三日月「お茶準備しますね」



長月「おーありがと」



三日月「どうぞ」トン



長月「ふーうまい」



三日月「それはよかったです。そこのみかんもどうぞ」



長月「いただくよ」ムキムキ



三日月「私もいただきます」ムキムキ






提督「zzz」



長月「司令官はいつまで寝てるんだ?」



三日月「一度寝ると長いんですよ司令官」



長月「そうなのか?よく知ってるな」



三日月「伊達に長いこと秘書官を務めていませんよ」



長月「そんなものか」



三日月「そうですよ、姉さんすみません少し作業させてもらいます」



長月「あーお構いなく」



三日月「こちらは司令官の判子が必要で、それは本部に伝達で・・・」



長月「もぐもぐ」



三日月「こっちの書類はもう必要なくて、あれは期限が明後日ですか」



提督「zzz」



長月「な、なぁ三日月。手伝おうか?」



三日月「本当ですか?助かります。こちらの書類をまとめてください」



長月「わかった」









三日月「長月姉さん仕事ができるんですね」



長月「そうか?普通だろ」



三日月「卯月姉さんや皐月姉さん達はすぐに飽きちゃって仕事にならなくて」



長月「まぁ、あの人たちは仕方がないだろう」



三日月「ふぅ、長月姉さんありがとうございました。大分片付きました」



長月「かわいい妹のためだ、また手伝ってほしかったら言ってくれ」



三日月「はい」



提督「zz」



長月「本当に司令官はいつまで寝ているんだ」ハァ



三日月「言ったじゃないですか、一度寝たら当分起きないって」



長月「三日月も仕事が多いなら司令官を起こせばいいのに」



三日月「司令官が眠れるときは邪魔をしたくないんですよ」



長月「それが仕事が残っていたとしてもか?」



三日月「仕事が残っていたとしてもです」



長月「姉として妹が仕事に追われているときに寝てる司令官は感心しないがな」



提督「zzzzz」



三日月「あまり言いたくはないのですが、実は司令官寝不足の気があるんですよ。だから寝れる時に寝てほしいんです。こたつで寝るのは感心しないのですが・・・」



長月「そうなのか?」



三日月「ええ、他の方には内緒にしてくださいね」



長月「ああ、別に言い広めるわけではないが。体質か?」



三日月「体質ではないです。夜戦指示で寝る時間がとれなかったり、提督を始められてから悪夢を見ることが多くなったそうです」



長月「深海棲艦の怨念とでも言うのだろうかな」



三日月「断定はできないですが、そうかもしれませんね」



長月「そうだったのか、悪かったな事情も知らないのに悪く言って」



三日月「いえ、私を心配して言ってくれたのですから嬉しかったですよ」



長月「ならよかったよ。そうだよな言いふらしたら金剛さん達なんか膝枕に来そうだからな」



三日月「さわがしくなりそうですから、内密に」



長月「わかってるさ。ところで三日月は膝枕しないのか?」



三日月「したことはないですけど・・・司令官がしっかり眠れるのであればいつでもしてさしあげたいです。」



長月「お、意外な答えが返ってきたな」



三日月「あまり姉さんはいい思いはしないかもしれないですが、私が一番助けてあげたいのは司令官なんです。司令官には恥ずかしくていえないですが///」



長月「守りたいものは人それぞれだからな、気にすることはないさ。それにしても大胆なこと言うんだな三日月も」ニヤニヤ



三日月「この気持ちは本心ですから・・・内緒にしてくださいね長月姉さん」



長月「私は口が堅いから安心しろ、不眠症のことも三日月の本心両方ともな」ニヤニヤ



三日月「わ、私、資材確認してきます///」ガチャ バタン







長月「逃げられたか。まぁいいさ」



提督「zzzz」



長月「さて、この司令官はいつまで寝た振りをし続けるんだろうな」



提督「zzzzz」ビク



長月「起きたのは私達が事務仕事を終えるあたりか?」



提督「zzz」



長月「安心しろ、三日月は気づいていないだろうからさ」



提督「zzzzz」



長月「それにしても無理があるだろ、茹蛸みたいに真っ赤になってるのにさ」



提督「zzz」



長月「押し通すならそれでもいいさ。私はそろそろ失礼するよ」



提督「zz」



長月「最後に司令官からの頼まれごとの件だが、三日月が欲しいものは司令官の健康だそうだぞ」ハハハ



提督「」ガタ



長月「こたつで寝るのもほどほどにしておけよ、それじゃあな司令官」ガチャ バタン



提督「・・・」モゾモゾ



提督「くそ・・・顔が暑い」








三日月「ボーキサイトの残りはっと・・・」



鳳翔「あら、三日月ちゃんお仕事ですか?」



三日月「は、はい、鳳翔さん。資材の確認をしていました」///



鳳翔「それはお疲れ様です。あら、大丈夫ですか三日月ちゃん、顔が赤いようですが。風邪ですか?」



三日月「風邪ではないので大丈夫です・・・。わ、私報告してきます」/// タッタッタ



鳳翔「どうしたのでしょうか三日月ちゃん?」キョトン

















三日月(司令官を助けてあげたい。この気持ちだけは誰にも負けません!)///



























後書き

http://sstokosokuho.com/ss/read/6039 

http://sstokosokuho.com/ss/read/7729

三日月物で書いてます。よければご覧ください


このSSへの評価

5件評価されています


Feb_102さんから
2022-04-27 11:54:09

SS好きの名無しさんから
2017-02-20 21:49:57

SS好きの名無しさんから
2016-03-22 19:57:06

SS好きの名無しさんから
2015-08-05 01:38:53

SS好きの名無しさんから
2015-05-03 10:28:04

このSSへの応援

7件応援されています


Feb_102さんから
2022-04-27 11:54:10

SS好きの名無しさんから
2016-03-22 19:57:09

SS好きの名無しさんから
2015-10-24 07:08:21

SS好きの名無しさんから
2015-08-05 01:38:45

SS好きの名無しさんから
2015-07-26 06:10:02

SS好きの名無しさんから
2015-05-03 10:28:20

SS好きの名無しさんから
2015-03-28 22:49:15

このSSへのコメント


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください