鎮守府の調べ 第一楽章
艦娘たちで結成された吹奏楽部 初心者しかいない中彼女達は人々を感動の嵐にすることはできるのか
唐突なSS
単冠湾泊地
提督「なぁ 本当にやりたいのか?」
鈴谷「うん、鈴谷大好きだからね~」
提督「まぁお前がそこまで言うなら」
鈴谷「さっすが 提督じゃん?」
提督「まぁ俺もやろうとは思ってたから丁度いい」
鎮守府吹奏楽部
現在単冠湾泊地は緒戦が終結し残りは残党共の排除 輸送任務程度だった
そこで鈴谷が前から興味があったサックスを初めてみたいという願望から発展し吹奏楽部を結成しようという話になったのだ
鈴谷「てかさー提督も乗り気だけど提督は何かしたいの?」
提督「流石に指揮振れる人はいないだろ?高校生時代吹奏楽部だったからある程度振れるぞ?」
鈴谷「ふーん ちなみに何吹いてたの?」
提督「あー…最近吹いてないから鈴谷は知らなかったか 俺もサックスだ バリトンサックスとテナーサックスを吹いてた」
鈴谷「へー 提督もサックス吹いてたんだ つーかサックスにも種類があるんだね」
提督「そっからか…」ポリポリ
提督「サックスには大きくわけて7種類ある
ソプラニーノ、ソプラノ、アルト、テナー、バリトン、バス、コントラバス。他にもいくつか種類があるけどそれはまた今度な。普通吹奏楽に使われるサックスはソプラノからバリトンまでだけどな」
鈴谷「じゃ 初心者はどれで始めるのがいいかな?」
提督「うーん 基本的に初心者はアルトを始める人が多いらしいが、お前ならテナーとか似合いそうだけど。ちょうどアルトもテナーもあるから吹いてみるか?」
鈴谷「うん、っていうか提督何本持ってるの?」
提督「アルトからバリトンまで1本ずつ」
鈴谷「ちなみの総額何円くらい?」
提督「そのメーカーだと……ざっと200万くらいかな」
鈴谷「うぇ!マジで!?」
提督「まぁ吹くならって思っていいの買ったんだよな。あ、マウスピースとリードっつうのがあるんだけど、俺の使い古しでいいか?」
鈴谷「構わないけど…」
鈴谷(え、提督と関節キス!?)
提督「関節キスとか言ってると吹奏楽部なんてできんぞ。結構普通だし」
鈴谷「そ、そうだよね! ま、まぁ最初だからちょっと驚いただけだから!」赤面
提督「何をそんな赤くなってんだ?」
提督「さて、じゃマウスピースだけで吹いてみろ。ちなみにそれはアルトのマッピな」
鈴谷「まだサックス本体吹けないの?」
提督「吹いてもいいんだけど、まぁ基本に忠実にやろう、下唇を下の歯に被せてそれでマッピを咥える、で、息入れてみ」
ぷぉ~
鈴谷「やった!音出た!」
提督「結構いい音が出たな」
提督「じゃ次だ 楽器本体に繋がるネックと言われるところがある。そこに繋げて吹いてみよう」
ぽぅ~
提督「うん、ここまでふけるなら行けるかな」
??「あの、司令官さん 何をしてるのです?」
提督「あぁ、電か、鈴谷にサックスを教えてたことだ」
鈴谷「やることありすぎで大変なことにだよ~」
電「噂鎮守府吹奏楽部のことなんですけど、
電もやりたい楽器があって…」
提督「何がやりたいんだ?」
電「あの…ホルンをやってみたいなって」
提督「ほほう、ホルンか」
鈴谷「なんかこの前本で読んだけどホルンて世界一難しい楽器っていわれてるらしいよ」
電「難しいからこそやってみたいのです!」
提督「了解したけど、今は楽器がないんだよな… 近くに学校なかったっけ…」
10分後
提督「なんか近々廃校になる中学があるらしい 楽器も全部いただけるらしいからもらいに行こう」
鈴谷「おーけぃ!部長としていっくよ~」
提督「お前が部長か、まぁそれもいいか」
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