走れ千歌!
千歌ちゃんが花丸ちゃんの為にがんばるお話です。
千歌と花丸はとある飲食店でご飯を食べる事にしたのだが・・・
沼津の図書館
千歌「花丸ちゃんのおかげで作詞が進んだよ」
花丸「いい詩が書けて良かったずら」
千歌「あ、もうこんな時間、そろそろお昼にしよっか」
花丸「そうずらね!」
10分後
千歌「ここも・・・」
花丸「ここも駄目・・・」
千歌「どこも混んでたり臨時休業ばっかだ…」
花丸「不幸ずら…」
千歌「あ、あんなところに飲食店らしきお店が…」
花丸「少し寂れてないずらか?」
千歌「でもこうゆうところが意外と名店だったりするかもよ」
花丸「じゃあここにするずら」
千歌「ごめんくださ~い」
店内「・・・・・・・・・・・・・」
千歌「誰もいない?」
店長「いらっしゃい。2人かい?」
千歌「そうです…」
店長「カウンター席にどうぞ」
花丸「えっとメニューは?」
千歌「見て!花丸ちゃん大盛りカレー30分以内に完食すれば代金無料に賞金3千円だって」
花丸「えっ!?千歌さん挑戦するずらか?」
千歌「今おなか凄い空いてるしいける気がする!」
店長(かかった!)
店長「本当は1人で挑戦がルールなんだけどお嬢さん達は2人でいいよ」
店長「そのかわり食べ切れなかったら2人分で6000円払ってもらうよ」
千歌「大丈夫です!」
15分後
店長「ハイお待ち!」
千歌善子「おっきー!」
千歌「でもこれならいける気がする」
千歌花丸「いただきまーす!」
千歌「おいしー!」
花丸「意外とおいしいずら!」
店長(えっ!?そんなまさかねぇ…)
20分後
千歌花丸「ごちそうさま!」
店長(嘘・・・だろ・・・)
千歌「じゃあ店長さん賞金を・・・」
店長「お嬢さん達待ちな!」
千歌花丸「?」
店長「まだ特別メニューがあるんだよ・・・」
店長「超大盛りカレー!これを45分以内に食べ切れたら賞金1万円!」
千歌花丸「1万円!?やります!」
店長「そうこなくっちゃ!ちなみに食べ切れなかったら1万円の罰金ね」
店長(久々の客だからここで儲けておかないと)
30分後
店長「ハイお待ち!」
花丸「さっきの倍は大きいずら…」
千歌「だ、大丈夫だよ…」
40分後
花丸「さすがにキツイ…」
千歌「私も…」
千歌「でも…最後まであきらめない!」
花丸「千歌さん…!」
数分後
千歌花丸「食べきったー!」
店長「残念時間切れ。約束どおり1人1万円払ってもらおうか」
花丸「え?!そんなこと聞いてないずら!」
店長「おやぁ・・・お嬢さん達忘れちゃったのかい?」
店長「こうなったら警察を呼ぶしかないかなぁ」
千歌花丸「け、警察ぅ・・・!」
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『浦の星女学院の生徒が食い逃げで捕まり!廃校確定!スクールアイドル部廃部!』
『旅館の娘とお寺の娘が食い逃げ!』
『食い意地の張ったスクールアイドル!』
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花丸「絶望ずら…」
店長「待っててあげるからお嬢さんのどっちか1人が2時間以内にお金を用意してきな」
店長「もし時間内に間に合わなかったら警察に通報するからね」
千歌「私が行きます。花丸ちゃん待っててね!」ダッ
10分後
千歌「体が重い…」
千歌「でもコンビニでお金も下ろしたし後は戻るだけだね!」
善子「千歌さんちょうどいいところに!」
千歌「どうしたの?善子ちゃん」
善子「この子の風船が木の上で引っかかっちゃったのよ」
少女「うっ、ひっく・・・・」
善子「大丈夫よ!お姉さんたちに任せて」
千歌「私が善子ちゃんを肩車すればギリギリいけるよ」
善子「今日私スカートだから私が下になるわ」
千歌「え…多分今の私重いよ・・・」
善子「大丈夫よ!千歌さんくらいなら」
10分後
千歌「善子ちゃん大丈夫?」
善子「ハァ・・・ハァ・・・もう限界・・・(結構重い・・・)」
千歌「がんばって、あと少しだから」
善子「は、早く!」
千歌「あ・・と少し・・・取れた!」
善子「もう・・・無理・・・」バタン
千歌「うわーー!?」バタン
千歌「イテテ・・・」
少女「お姉ちゃん達ありがと!」
千歌善子「どういたしまして!」
千歌「善子ちゃん大丈夫?」
善子「なんとかね・・・そういえば千歌さん何の用事が会ってここら辺来たの?」
千歌「あっ!花丸ちゃんの事忘れてた!善子ちゃんまた!」ダッ
千歌「ハァ・・ハァ・・花丸ちゃん怒ってるかなぁ・・・」
おばあさん「ハァ・・ハァ・・・」
千歌「おばあさん大丈夫ですか?!」
おばあさん「ちょっと息子に会いに来てねぇ・・長旅で疲れてるだけだよ」
千歌「すごい辛そうですよ、少し休んだほうが」
おばあさん「だい・・じょう・・」バタッ
千歌「おばあさん!おばあさん!」
千歌「とりあえず救急車を呼ばなきゃ」
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女医「おばあちゃんはちょっと暑気あたりになったみたい、今点滴をうけて貰ってるのでもう大丈夫ですよ!」
千歌「そうですか!良かったです!」
千歌「おばあさんじゃあ私これで・・・」
おばあさん「ちょっと待っておくれ、お礼をしなくちゃ」
千歌「お礼なんて結構ですよ(早くお店に向かわなくちゃ行けないのに・・・)」
おばあさん「いいからここに座りな。そういえばお嬢さんここら辺に住んでる子かい?」
千歌「ええ・・まぁ・・・」
おばあさん「ここら辺に住んでる子はお嬢さんみたいに優しい人達がいっぱいで良い町だねぇ」
千歌「あはは・・・ありがとうございます」
千歌(どうしよう、話が止まらなくなっちゃってる・・・)
数十分後
千歌「ハァハァ・・・すっかり長話ししちゃったよ」
千歌「でも・・・この調子ならギリギリ間に合う」
千歌「あれ、むっちゃん達あんな所で何してるんだろ?」
千歌「おーい!むっちゃーん!何してるの?」
むつ「あ、千歌!友達のワンちゃんがもう5日も家に帰って無くて・・・」
いつき「SNSで拡散したらここら辺で目撃情報があったけど・・・」
よしみ「中々見つからなくて・・」
むつ「千歌ぁ・・一緒に探してくれない?」
千歌「まぁ、ちょっとだけなら・・・」
よしみいつきむつ「ありがとう!」
数十分後
むつ「見つけた!千歌そっち行ったよ!」
千歌「まてぇー!」
さらに数十分後
千歌「ハァ・・・ハァ・・やっとおとなしくしてくれた」
犬「クゥーン・・・」
むつ「おかげで捕まえれたよ千歌ありがとね!」
千歌「じゃあ私、用があるから!」
数分後
千歌「ハァ・・ハァ・・少し時間過ぎちゃった・・・」
千歌「あれ!?お店の前にパトカーが」
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『浦の星女学院の生徒が食い逃げ!』
『ラブライブ!出場停止!』
『廃校確定!』
花丸「マルの事を見捨てた千歌さんなんて大嫌いずら!顔も見たくないずらぁ!」
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千歌「終わった・・・」
警官A「ごちそうさま」ガラガラ
警官A「見かけによらず美味しいお店だったな」
警官B「安いし良いお店でしたね」
千歌「・・・へっ?おまわりさん帰っちゃったけど・・」
千歌「すみません!遅れました!」ガラガラ
店長「遅いよ!お嬢・・」
おばあさん「どうしたんだい?お嬢さん」
千歌「あれ・・さっきのおばあさん!?なんでここに・・・」
おばあさん「さっき言っただろ?息子に会いに来たって」
千歌「店長さんのお母さんなんですか?!」
店長「お嬢さんおふくろと知り合いなのか」
おばあさん「知り合いも何もさっき救急車に連絡してくれた親切なお嬢さんはこの子の事だよ」
店長「えっ!そうなのかい?」
おばあさん「それはそうとこのお嬢さんはなんで謝ってるんだい?お前またアコギな商売してるんじゃないだろうねぇ!」
店長「そ、そんな事してねえよ」
おばあさん「嘘おっしゃい!こんな可愛い子達にひどい事して!」
おばあさん「だからあんたは」ガミガミ
花丸「千歌さん遅いずらぁ!」
千歌「ごめんね花丸ちゃん!ちょっと色々あって・・・」
数分後
店長「いやぁ悪かったねぇお嬢さん達カレー2人分は無料にするよ」
千歌花丸「やったあ」
店長「でもこっちのお代は頂くよ」
千歌「え、何々?オレンジジュース、餃子、炒飯、オムライス、チョコレートパフェ!?」
店長「お嬢さんが帰ってくるまでにそこのお嬢さんがね」
千歌「どうゆう事?花丸ちゃん?」
花丸「千歌さんが遅いのが悪いずら!」ダッ
千歌「待てー!」
終わり
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