大井「チッ、作戦が悪いのよ…」提督「ごめんなさい…」青葉「…」
優柔不断で優しすぎる大井大好き提督と厳しく叱咤するツンツン大井さん
実はちょっと違うかも…?
ちょっと青葉が可哀想かもしれない…。
~執務室~
提督「うぅ…」
大井「なんなんですか、この作戦は」ピラ
大井「甘過ぎです。蜂蜜に砂糖山盛りかよって感じです。なんですかこの編成は…」
提督「だ、だって…主力の大井さんが…傷ついたら困るし…他の娘も傷ついて欲しくないし…」しゅん
大井「…はぁ」
大井「…それにしたって、たかが哨戒任務私と北上さんの護衛に高練度の第六駆逐隊の四隻は多過ぎです」
大井「そもそも、私なんて98ですよ!?これはある意味馬鹿にされてる気分です!!」プンスカ
提督(怒ってる大井さんも可愛いなぁ…)
大井「なにニヤケてるんですか気持ち悪い」
提督「…ごめんなさい」
大井「…まったく、とりあえず哨戒は私と北上さんだけで十分です、ただ念のため部隊はすぐ動けるようにしていてください、最近敵の攻撃が活発ですので用心はしておきましょう…」
提督「そうだね(だから護衛をいっぱいつけたいんだけど…)了解した。では頼みます大井さん」
大井「はい、では行って北上にお声がけして行って参ります」バタン
提督「…はぁ」
青葉「いやぁ、見事に気持ちがすれ違ってますね提督」ズィ
提督「うわぁ!?ってなんだ青葉か…」
青葉「はい!清く正しい青葉通信の青葉です!」
提督「それは別の人の…」
青葉「そんなことより、相変わらず提督の片想いは進みませんねぇー」呆れ
提督「っ!な、なんのことかな…わ、私は大井さんのことなんて…」オドオド
青葉「…誰も大井さんなんて言ってませんけど」クスクス
提督「あ、しまっ…」
青葉(なんでこんなに分かりやすいのに大井さんは気付かないのかな)
青葉「まあまあ今更でしょそんなこと、というよりずっと疑問だったのですが、あんなに強気な態度を取られてて好きだなんて…提督はもしかしてMなのですか?」ニヤニヤ
提督「え、M…?よく分からないけど…大井さんはとってもいい人だよ?」
青葉「えー…(怒られてるとこしかみたことないけど)」
提督「ほら、私全然提督に向いてないからさ…みんなが傷つくの嫌だし…敵を倒さないといけないのも分かってるんだけど…。だからウジウジしてる私を叱咤してくれる大井さんは本当に良い人なんだと思うんだ」
青葉「へ、へぇ…(めちゃくちゃ色メガネ入ってる気がしますが…恋は盲目なんでしょうねぇ…)」
提督「…まあ、実際好かれてないのは分かってるんだ…。ダメな私でも上官だからきっと「私がなんとかしなくては」みたいな感じで頑張ってくれてるんだと思う」ションボリ
青葉「あー…、そ、ソウデスネ…」汗
提督「?」
青葉(この事知ったら、絶対提督驚くんだろうなぁ…。なんてったって大井さんは…)
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~球磨型四姉妹の居室~
大井「ああぁぁぁっ!!提督ごめんなさぁぁいぃぃぃっ!!」ジタバタ
北上「…」
大井「また提督に嫌味な態度を取ってしまいましたぁ…、あんなにも私のことを想ってくれる可愛い提督…あぁ私はなんてことをぉ…っ!!」バタバタ
北上「…正確には大井っちだけに対してじゃないけどねー」
大井「あああぁっ!でも提督のしょんぼりしたご尊顔が可愛い過ぎるぅぅぅっ!!」じたばた
大井「悲しませた罪悪感との狭間で心がぁぁぁっ!!」ゴロンゴロンゴロン
北上「はいはい、ティッシュあげるから鼻血拭こうね~。床汚したら球磨姉に殺されるよ~」
大井「ぎだがみざ~ん」チーン
北上「はいはい~、ぎだがみさんは大井っちの幸せを願ってるよ~」へらへら
隠しカメラ「じー…」
~別室~
青葉「………まじか」
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青葉(…うちの鎮守府の大井さんは…。)
提督「はぁ…大井さんにどうすれば好かれるのかなぁ…」
青葉「そ、そうですねぇ…ははは」
青葉(物凄い、隠れ提督love勢なんですよね…)
読んでくれてありがとうございます。
亀さん更新ですが、気長にお待ちくださいませ…。
取り返しのつかないレベルの提督love勢に草を禁じえない...
更新頑張ってください