提督「何故か大淀は俺を意識してくれない」大井「…は?」
天然アホ提督と素直になれない大井の会話。
更新しました。
駄文ですまない
大井「え、どういうことですか」
提督「言葉のままの意味だ」
大井「だから、分からないのですが」
提督「え…、いや俺さ大淀のこと好きじゃん?」
大井「あー…まあ…提督に近しい艦娘は気付いてるなー、レベルで周知されてるかと」
提督「そんなレベルなのか!?俺は二年前からずっと想い続けているのに!!」
大井「普通に気持ち悪いです」
提督「心が痛い」
提督「しかし、そんなものなのか…俺結構大淀にアプローチしてるつもりなんだけどな…」
大井「それ、本気で言ってます?」
提督「…どういうことだ」
大井「はぁ、急に執務室に呼び出すから何かと思えば…」
大井「…じゃあ、その【あぷろーち(笑)】とやらを教えてくださいよクソ提督」
提督「曙かよ…まあいい。そうだな、まずはキッカケになったのは…」
…………………
……………
………
提督「はぁ…徹夜してやっと終わった」グッタリ
大淀「提督、お疲れ様でした。これで次の大規模作戦も問題なく進めることが出来そうですね」
提督「あぁ、うちはそこまで大きくないがその分、全員が切磋琢磨し、皆練度が高く頼もしい限りだ」
大淀「ふふ、それも提督の優しさあってこそですよ、みんな提督を信頼しているんです」
大淀「提督は私達に無理な進軍や過度な遠征をさせませんし、何より時折作って下さるお菓子類は駆逐艦の娘たちの何よりの楽しみになっているんですよ?」
提督「まあ、命を懸けてもらってるんだ。そのくらいしか出来なくて申し訳ないよまったく」
大淀「そんなことありません!」ガタ!
提督「…!」ドキ
大淀「提督はどんなに優勢であっても誰かが少しでも傷つけば帰ってこいと言って下さいます!」
提督「…」
大淀「あなたは素晴らしい提督ですよ!自信持ってください♪」ニッコリ
提督「お、おう…」ズキュュュュュン!
……
……………
…………………
大井「ちょろいですね」
提督「俺もそう思う」
大井「で、その後、あぷろーち(笑)を始めたと」
提督「その言い方やめない?結構傷ついてるよ俺」
大井「こんな気持ち悪い純粋ちょろ提督の面倒な話に付き合ってあげてるんですから我慢してください」
提督「ひどいや」
提督「でだな、とりあえず次の日から食堂にご飯食べないかって誘ったわけよ!」
大井「…」
提督「毎日食事に誘ってるんだぜ!?これは意識するだろ?」ドヤ
大井「…提督」
提督「なんだ?」ドヤ
大井「うちの鎮守府秘書艦規則第二条四項は?」本差し出し
提督「なんだよ急に…、えーと…」パラ
秘書艦規則第二条四項
護衛と毒味の観点から秘書艦は提督の三食の食事に同行すべし。また、提督が希望する場合は自ら調理することは許可する。ならびに…etc.
大井「……」
提督「……」
大井「…業務じゃんっ!!」バシ
提督「あいたっ!」
大井「なにが毎日食事に誘ってるですかっ!!」
大井「大淀さんからしたらただ仕事の命令にしか聞こえないじゃないですかっ!!」
提督「しまった…一人で食べるのが寂しくて毒味を言い訳に秘書艦は必ず一緒に食べるようにしたんだった…俺が」
大井「馬鹿なんですか」
………………
…………
………
大井「…それから色々言ってましたけど、まぁ…なんというか的外れで不器用で気持ち悪いものしかなかったですね」
提督「くぅ…俺はそんなにダメだったのか…」
大井「なにを今更」
提督「…そ、それだけじゃ…ないんだぜ!?」
大井「へー」
提督「む…信用してねぇな」
大井「提督ならストーカーの言うことを信用しますか?」
提督「それならお前だって北上にストーk」
大井「あら♪こんなところに魚雷が♡」
提督「すみませんでした勘弁してください」
大井「…はぁ」
提督「…」
大井「…だったら」
提督「ん…?」
大井「…だったら、何故私が秘書艦やってるんですか?大淀さんが好きなんでしょ?ケッコンしたいんでしょ?」ギリ…
提督「え、大井…?」キョトン
大井「確かに我が鎮守府には何故か軽巡が私と北上さんと阿武隈と大淀さんだけ…。少ないから軽巡同士は仲良くやっていますけど…」イラ
大井「だからって、何故私なんですか?秘書艦にしなくてもそのアホな話は聞けますよね?」イライラ
提督「お、大井…」
大井(なんで…なんで…、わざわざ目の前で他の女に恋い焦がれる姿を見なければいけないんですか…)ブツブツ
大井「とりあえず、大淀さんの近況を知りたいだけで私を秘書艦にしてるなら、いつでも情報提供してあげますから辞めさせて下さい」
提督「…」
大井「私も、提督と一緒にいるより北上とずっと一緒にいたいですから…」ズキ
大井(嘘ばっかり…北上さんは最近阿武隈と付き合い始めて幸せそうだし、邪魔したくない…)
大井「提督のお守りはごめんです」
提督「大井…」
大井「…(少し言い過ぎたかな)失礼しました。ですが、大淀さんではなく秘書艦が何故私なのかという疑問が生まれたのでつい…」ムス
提督「ふむ…いや、まず言っていいか?」
大井「なんですか…なんなら今度大淀さんとお食事会なりなんなり仲良くなるチャンスが生まれるよう協力しますから…もういいでしょ…」ブツブツ
提督「あのね、俺さ」
大井「もう、うんざりなんですよ…さっさと大淀さんと爆発してください…」ゲンナリ
提督「俺…」
提督「大淀を妹にしたいだけなんだけど」
大井「……」
提督「……」
大井「は?」
提督「え?」
大井「いや…意味が分からないのですが、とりあえず提督が変態だということは再認識しましたが」
提督「ひどいや」
提督「いや、だからな?俺は大淀にお兄さんって呼ばれたいんよ」
大井「え…いや、だって好きだって言ってたじゃないですか」
提督「うん、好きだよ?めっちゃ妹にしたい」
大井「へ…妹…?嫁じゃなくて…?」
提督「いや、妹にそんな感情抱いたら変態じゃねぇか」
大井「見た目一回りも年齢差がある女の子を妹にしたい発言してる時点で立派な変態です」
提督「それは正論」
大井「………はぁぁぁぁぁぁ。」ヘナヘナ
提督「!?座り込んで急にどうした!?具合悪いのか!?」
大井「な訳ないじゃないですか馬鹿なんですか?」
提督「うん、いつもの大井だな」
大井「なんというか…呆れました」
大井「っていうか、それこそ妹にしたいがために私を秘書艦にして相談してたんですか?」
提督「へ?」
大井「それこそ、本当に馬鹿なんですか?普通に大淀さん秘書艦にして兄のように接していればいいじゃないですか…」
提督「いやいや、大井、違う違う」
大井「何が違うんですか…もう本当に疲れましたよ…」グッタリ
提督「いや、だって俺が大井を秘書艦にしてるのは」
大井「はい…(もう部屋帰りたい…)」
提督「大井のことが好きだからだぞ?」
大井「はい…」
提督「もちろん女性として」
大井「はい…」
大井「…………………」
提督「…………………」
大井「…………………」
大井「はぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
……………
…………
………
大淀「…で、それから大井さんは口を聞いてくれないのですね?」
提督「あぁ…まさか俺の気持ちに気付いてくれてなかったとは…」
大淀「提督は気持ちを汲み取ってもらう努力が変な方向に向いてしまっていますよ…」苦笑
大淀「私も今、話を聞くまでその…い、妹にしたいだなんて…気付きませんでしたし…」シュン
提督「あ、あぁ…それはすまなかった…流石に直接言ってはパワハラだろうし俺上官だから大淀逆らえないだろ?それは嫌だったんよな」アセアセ
提督「まあ、忘れてくれもうそんな風に見るのはやめるからさ…はは。気持ち悪い提督ですまな…」ペコリ
大淀「ちゃんと言ってくれればすぐにだって養子縁組の手続きをしましたのに!!提督のご両親は既に亡くなられているので妹になれないじゃないですか!!あぁ!お兄ちゃんって呼ぶチャンスがぁぁ!!(いえ…私は気にしませんよ。まあちゃんと部下として見て下さいね♪)」
提督「え?」
大淀「あ」
提督「………」
大淀「………」
提督「えと…本音と建前が逆になったの…かな…?」苦笑
大淀「提督、お世話になりました」つ解体申請
提督「いやいやいや!!待て待て待て!!」ビリビリ!
大淀「死なせて下さい!もう生きていけません!本当はずーっと提督に甘えたくてお兄ちゃんって呼びたかったなんて知られたら私生きていけませんから!!」
提督「え、そうだったの」キョトン
大淀「あ」
提督「え?」
大淀「………」
提督「………」
大淀「はぁ…空はあんなに蒼いのに…」
提督「雪降ってるけど…」
大淀「………」
提督「………」
大淀「お兄ちゃんのバカぁ~!!」ダッ、バタン
提督「お、大淀っ!?」
提督「出てってしまった…」
提督「でも…お兄ちゃんか…///」テレリ
大井「何照れてるんですか気持ち悪い、自分でそう呼ばせようとしたのに…」
提督「だって…いざ呼ばれると嬉し…」
提督「え?大井?」
大井「はい?」
提督「………………………いつから?」
大井「大淀さんの本音が建前と逆になった辺りにドアノックしましたよ」
提督「ほぼ聞かれてた」
大井「まあ…とりあえず良かったじゃないですか…お兄ちゃんって呼ばれたんだし」
提督「そ、そうだな…」
提督「………」
大井「………」
提督「あ、あのな大井…」
大井「なんですか」
提督「なんで俺、君に後ろからあすなろ抱きされてるん?」
大井「20代以下にわからない表現をしないで下さい」ギュ
提督「えぇ…」
大井「…たんです」
提督「え?」
大井「本音逆転事故とはいえ、大淀さんを見て…負けたくない…素直にならなきゃって思いました…」
提督「……」
大井「だからその…はじめの一歩と思って下さい…」ギュ
提督「大井…その…」
大井「今はこれが精一杯です…恥ずかしくて死にそうです…」プルプル
提督「わ、分かった…」
大井「………///」
提督「…なぁ、大井…」フリカエリ
大井「は、はい…」
提督「もうすぐ練度が99になるだろ…そしたら俺と」
大井「提督」
提督「ん?」
大井「その台詞は…ずるいです…」顔真っ赤
提督「………結婚しよう」ギュ
大井「っ////……はいっ!」ギュ
とりあえず完結。
リクエストがあれば結婚後編や番外編も書きます。
このイチャイチャかギャグかわかるまでの時間、たまらんね。
大井大淀好きとしては取り敢えず続きはよ。
続かせてください
何でもしまかぜ
あ^~いいっすね^~
大井さんの心理描写でもう気が狂うほど萌え尽きたんじゃ
はよう続き書こうぜ。期待して待ってるぜ
(最高です。応援しています)