2015-05-10 18:37:44 更新

紀元前3000年前ある戦闘の天才がいた…


男の名はハユハ…


ハユハはとても強く皆から慕われていたがある時、いつものように決闘場で戦っていたとき自分の体に異変を感じたのだ…


ただ戦いの途中で相手に背を向けるなど自身のプライドが許さなかった…


ハユハは戦った…


もう体の限界を迎えているのに戦った…


そして敗れ力尽きた…


そうするとこんな声が聞こえた…


『やっとくたばったか』


(な、何だと…)


『こいつのせいで俺らの村は物資がこねぇんだよな』


そう、この時代はまだ生活が安定しない時でいつ戦争になるか分からない状態だったのだ!ほかの村はハユハを恐れ全く貿易を行わなかったのだ!


『まぁこいつだけ殺すのは可愛そうだから、家族も送ってやるよ ヒヒヒ』


(ち、ちくしょう)


「う゛ぐぐ~ まちやがれ…ガガ」


『黙れ!おらおらおら』バキ ダンダン


「ぐはぁ、がぁ」


『じゃあな、はぁぁあ!』


「このクズどもががぁぁぁあ」


ザシュ


ハユハは悔しかった…


ただただ悔しかった…


ハユハは恨んだ自分無力さと、自分が信じてきた仲間を…


ハユハの魂は空に消えていった…


――――――――――

―――――――

――――



845年 シガンシナ区


ドカッ バキッ


不良A「おら金出せよ、てめぇ内地の人間だろ?いつも偉そうにしやがって」バキッ


不良B「さっさと出せや!」バキッ


内地の人「ひ、ひ~これでお願いします」


不良A「ほ~やっぱり結構持ってんじゃねぇか」バキッ


内地の人「もう渡したので逃がしてください」


不良A「あっれ~可笑しいな?俺渡したら逃がすなんて言ったけ?」


不良B「さぁね♪ おらよ!」ゴキッ


内地の人「グワッ もう勘弁してください」


ハッハッハー オラオラ 


「…」スタスタ


不良A「おらおらおら!」


不良B「ひゃははは!…ん?」スタスタ


「…」スタスタ


内地の人「少年?」


不良A「なんだ?あのガキこっちに来るけどよ」


不良B「おいガキ止まれ!何の用だ?」


「…」ピタ


不良B「てめぇ!しかとこいてんじゃねぇぞ!」ブオンッ


「…」パシッ


不良B「!?(なに?ウソだろ?俺は本気で蹴ったのにのになんでこのガキ指一本で止めてんだ?)」アセアセ


不良A「おい!なんで本気で蹴らねぇんだ」


不良B「あ、ああすまねぇ(そうだ俺は本気じゃなかったんだ…よし次こそ)」ブオンッ


「…飽きた」ボキッ


何と蹴ってきた足に対して猛烈な拳を叩き込んだのだ 


不良B「~!ぐあぁぁああ!」ドサ


「邪魔…」シュンッ


そして容赦なく蹴り飛ばした


不良B「ッ!あがぁぁぁああ」ヒューン ドガガガン


不良A「何だと?(こいつやべぇ、まじでイってやがる)」ブルブル


「…」ゴゴゴ


不良A「!?チッ くそ(あんなのに敵う訳ねぇあんなガキに)」クル ダダダダダ


「戦いで背を向けるか…」ギュイン


不良A「!アイツがいない、どこだ?「ここだ…」


不良A「あ、ああ化け物め!(やばいやばいやばいやばい)」


「言いたいことはそれだけか?」ゴゴゴ


不良A「お前は何者だ?」


「エレンだ…」


エレン「エレン・イェーガーだ」ザシュ


不良A「エレンか…」ブシャァァァ


~シガンシナのとある山~


ハユハ『今日も見事だったな』


エレン「アンタが俺の体に取り憑いてるからだ」


ハユハ『ああそうだな、だが今までに多くの者に取り憑いてきたがお前が一番まともに戦えてる』


エレン「そうかい俺はアンタからの身体能力、知識、そして人間とは思えないほどの破壊力を手にしたからな…」


ハユハ『俺は嬉しいぞ後継者が現れたみたいで』


エレン「アンタはいつまで俺の中に居るつもりだ?」


ハユハ『お前が死ぬまでかな』


エレン「そうか…」


ハユハ『今日のお前は良くしゃべるな』


エレン「ああ、何か起こりそうで楽しみなんだよ」


ハユハ『例の使い道の無い未来予知って奴か?』


エレン「…そうだよ」



エレン「!!!来る…」


ハユハ『みたいだな…』


ドゴォォォォォォオオン!


エレン「…いくか」タタタッ




ワー キャー ニゲロ


エレン「チッ…壁が破壊されたか…」 ギャー


ワー ワー ワー


ハユハ『どうする?』


エレン「…いいよな?」


ハユハ『どうした?』


エレン「人間は殺すと面倒から殺さないけど、巨人なら殺してもいいよな…」ニヤ


ハユハ『ああ、そういうことか…』ニヤ


エレン「ハハッ…行くぜぇぇ!」ドン


巨人「あーあー」


エレン「フン…おらよ!」スパァァァン


巨人「が…ガガが…」シュウウウ


エレン「巨人狩り楽しいな…」スタ


巨人の群「「あーあーがー」」ドシンドシン


エレン「一掃してくれてやるよ」ジャキンジャキン ブシャブシャ


巨人「がっ」


ブシャ


巨人「ギャァァ!」


ド―――――ン!


エレン「!あっちにも居たのか…やらかしたな」


エレン「まぁ良い…テメェらで遊んでやるよぉぉお!」ダダダ


巨人たち「「あ゛あ”-」」


こうしたエレンの巨人殺しによって多くの住民が逃げ切れたのだ!


~~ウォールマリア内部の静かな場所~~


エレン「なぁハユハ俺は訓練兵団に入るよ…」


ハユハ『いきなりどうした?そんなところに入ったら今までの生活ができなくなるぞ』


エレン「悪いな…長い間は眠っててくれるか?」


ハユハ『ああ…お前はバカじゃない何か意図があるのだろう…分かった』


エレン「すまねぇな…」


ハユハ『だが忘れるな…俺は悪霊だ…いつでもお前の中にいる…忘れるな…』スー


エレン「……忘れるかよ」ボソッ



~847年~


エレン「いよいよか…」


ーーーーー開拓地ーーーー


アルミン「巨人に絶対勝つ!……行こうミカサ!」


ミカサ「うん!」


ーーーーー

ーーー



ライナー「お前ら行くぞ」


ベルトルト「ううー緊張するなー」


アニ「情けない」


ーーーーー

ーーー



キース「……」キッ



ーーーーー訓練兵団ーーーーー


キース「…」ザクザク


104期一同「…」


キース「只今より!第104期訓練兵団の入団式を行う!私が運悪く貴様らを監督することになった、キース・シャーディスだ!貴様らを歓迎する気は毛頭ない!今の貴様らは、せいぜい巨人の餌になるしかないただの家畜、家畜以下の存在だ!そんな糞の役にも立たん貴様らを我々が三年かけて鍛え上げる!巨人と戦う術を叩き込んでやる。三年後貴様らが巨人の前に立った時ただの餌のままか、あるいは王を守る名誉ある壁となるか、または巨人を駆逐する栄光ある人類の騎士か、貴様らが決めろ!」


エレン(ああ…やってやる…必ず!)



キース「…」ザクザク


アルミン「…」


キース「おい!貴様!貴様は何者だ!」


アルミン「ハッ!シガンシナ区出身アルミン・アルレルトです!」


キース「そうか!バカみてぇな名前だな!!親がつけたのか!?」


アルミン「祖父がつけてくれました!」


キース「アルレルト!貴様は何しにここに来た!?」


アルミン「人類の勝利の役に立つためです!!」


キース「それは素晴らしいな!!貴様は巨人の餌になってもらおう」ガシッ


アルミン「…!!」


キース「3列目後ろを向け!」グイッ


キサマハナニモノダ!! ハッ!


眼鏡教官「やってるな…」


眼鏡教官「お前も初っ端からあれだったろ?」


教官「懐かしいです」


教官「でも…あの恫喝には何の意味が…?」


眼鏡教官「通過儀礼だ」


眼鏡教官「それまでの自分を否定して真っさらな状態から兵士に適した人材を育てるためには必要な過程だ」


教官「?…何も言われてない子がいるようですが」


眼鏡教官「あぁ…すでに通過儀礼を終えた者には必要ない」


眼鏡教官「おそらく2年前の地獄を見てきた者達だ面構えが違う」


キース「貴様は何者だ!」


ジャン「トロスト区出身!ジャン・キルシュタインです!」


キース「何のためにここに来た!?」


ジャン「…憲兵団に入って内地で暮らすためです」


キース「そうか!貴様は内地に行きたいのか?」


ジャン「はい!」


キース「ふん!」ゴン


ジャン「!!」ヨロッ


キース「オイ!誰が座っていいと言った!!こんな所でへこたれる者が憲兵団になどなれるものか!!」


キース「貴様は何だ!!」


マルコ「ウォールローゼ南区ジナエ町出身!マルコ・ボットです!」


キース「何しにここに来た!」


マルコ「憲兵団に入り!王にこの身を捧げるためです!!」


キース「……そうか…それは結構なことだ目指すといい…だが王はきっとお前の体なんぞ欲しくない」


キース「次!!貴様だ!!貴様は何者だ」


コニー「ウォールローゼ南区ラガコ村出身!コニー・スプリンガーです!」ドン


キース「逆だ…コニー・スプリンガー」


コニー「……!!」


キース「最初に教わったハズだこの敬礼の意味は[公に心臓を捧げる]決意を表すものだと…」


コニー「……」ミシミシ


キース「貴様の心臓は右にあるのか コニー?…?」


モグモグ


キース「オ…イ…貴様は何をやっている?」ドサッ


サシャ「!?」モグモグ


サシャ「?」ムシャリ


キース「なっ!?貴様だ!貴様に言っている!貴様…何者なんだ!?」


サシャ「!?ウォールローゼ南区ダウパー村出身!!サシャ・ブラウスです!」キッパリ


キース「サシャ・ブラウス…貴様が右手に持っているの物は何だ?」


サシャ「[蒸かした芋]です!調理場に丁度頃合いの物があったので!つい!」


キース「貴様…盗んだのか…なぜだ…なぜ今…芋を食べ出した?」


サシャ「……冷めてしまっては元も子もないので…今食べるべきだと判断しました」


キース「…!?イヤ…わからないな なぜ貴様は芋を食べた?」


サシャ「…?それは[何故 人は芋を食べるのか?]という話でしょうか?」


エレン(正直な奴だな…自分の欲求を満たすのに夢中で回りを見失ったかあるいは、ただのバカか)



サシャ「あ!……チッ 半分…どうぞ…」ズワッ


キース「は…半…分…?」


サシャ「フー」ドヤ


キース「貴様は何者だ!」


エレン「チッ シガンシナ区出身!エレン・イェーガーです!(なんで俺に来るんだよ…イラァ)」ゴゴゴ


キース「(こいつ…何だこの殺気は!?)イェーガー貴様は何しにここへ来た!」


エレン「自分の目的を果たすためです!!」


キース「そうかブラウス、イェーガー死ぬ寸前まで走ってこい!!」


ーーーーー

ーーー


コニー「あの二人まだ走ってるぞ」


アルミン「すごいね5時間もちゃんと走ってるなんて」


マルコ「お?君たちは?…僕はマルコ・ボット」


アルミン「僕はアルミンこっちはミカサよろしくねマルコ」


コニー「俺はコニーだよろしく!」


アルミン「ハハッよろしくね」


コニー「確かアルミンってシガンシナ出身だよな?」


アルミン「え?…うん…そうだけど」


コニー「てことはよ居たよなその時も!」


マルコ「お、おいよせよ」


コニー「見たよな超大型巨人!」


ーーーーー

ーーー



ガヤガヤ


アルミン「だから見たってば…」

オオー

コニー「どん位大きいんだ?」


アルミン「壁から顔を出すくらいだよ…」


コニー「俺は壁をまたいだって聞いたぞ!」


モブ「私の村でもそう聞いた!」


アルミン「流石にそこまで大きくはないよ…」


モブ「じゃあウォールマリアを破った鎧の巨人は?」


アルミン「皆はそう呼んでるけど僕には普通の巨人に見えたよ」


モブ「じゃ、じゃあ普通の巨人は?」


アルミン「…!!…うっ…」カラン


マルコ「も、もう質問はよそう。思い出したくないこともあるだろ」


コニー「す、すまねぇ…いろいろと思い出させちまって…」


アルミン「いや…違うよ」


コニー「え?」


アルミン「実際巨人なんて大したことない、僕たちが立体機動を使いこなせれば、あんなの敵じゃないよ!」


アルミン「石拾いや草むしりじゃなくてやっと兵士として訓練できるんだ!さっきは思わず感極まっただけだ!」


マルコ「そ、そうか…」


アルミン「そんで調査兵団に入って…この世から巨人共を駆逐してやる!そして…「オイオイ正気か?」


ジャン「今お前 調査兵団に入るって言ったのか?」


アルミン「! あぁ…そうだけど…」


アルミン「!君は確か…憲兵団に入って楽したいんだったけ?」


ジャン「俺は正直者なんでね…心底怯えながらも勇敢気取ってやがる奴より よっぽどさわやかだと思うがな」


アルミン「そ それは僕のことか」


ジャン「あーすまない」


アルミン「!?」


ジャン「正直なのは俺の悪いクセだ 気ぃ悪くさせるつもりも無いんだ」


カン カン カン


ジャン「あんたの考えを否定したいんじゃないどう生きようと人の勝手だと思うからな」カチャカチャ


アルミン「もうわかったよ 僕も喧嘩腰だったね」


ジャン「あぁ これで手打ちにしよう」


アルミン「はいはい」ポン


ーーーーー

ーーー


ハァハァハァ ゼーゼー


サシャ「わ、わたし もう限界です…」フラフラ


エレン「…終わるか」スタスタ


サシャ「お、おなか空いた…よ」バタッ


「あ、あの!」


エレン「何だお前、そして何の用だ?」


クリスタ「あ、いや…その…お腹すいてると思って持って来たの!」


サシャ「!!…グルルルル ガウウウウウ!」シューン


クリスタ「きゃあ!」ドスン


サシャ「ガウガウ! これは…パァァン!」


クリスタ「!?あれ…あの人消えちゃった……」


物陰ユミル(アイツいつ消えた?私もサシャを見ていた時に消えた…)


サシャ「ふへ~」zzz


物陰ユミル(明日でいいか…とりあえずアイツを説教しなきゃな)


ーーーーー

ーーー


エレン「チッ…アイツの顔 無性に腹が立つ」スタスタ


エレン「とりあえず寮に戻るか…」スタスタ


ーーーーー

ーーー


ジャン「あ?ここのベッド誰だ?余ってけど…」


ライナー「あぁきっと通過儀礼で舌打ちをしてた奴だろう…」


アルミン「ああ…エレンだっけ?」


コニー「そういえばアイツもシガンシナ区出身って言ってたよな!アルミンとは会ったことねぇみたいだな」


アルミン「うん…僕も彼のことは見たことがないよ…」


ライナー「後で聞いてみたらどうだ?思い出話ができるかもしれんぞ!」


アルミン「そうだね…そうしてみるよ!」


ガチャ ギギー


エレン「…」スタスタ


ライナー「おお!噂をすればって奴だ、おいエレン!お前s「俺は寝る」


ライナー「…そ、そうか お休み」


アルミン「僕らも寝ようか!」


コニー「そうだな!じゃ、おやすみー」


ジャン「じゃ消すぞ」パチ


エレン「…」ゴゴゴ


ーーーーー

ーーー


カラーン カラーン


アルミン「おはよう皆…はぁ」フワァァ


ライナー「ああ、アルミンおはよう なんで溜息ついたんだ?」」


ベルトルト「おはよう・・・二人とも早いね…」


アルミン「いや僕たちよりエレンの方が早いよ…」チラッ


ライナー「ほんとだな、だから溜息ついてたのか…」


ジャン「おい!お前ら朝食に間に合わねーぞ」タタタッ


アルミン「そうだった!ほらコニー起きて!」ユサユサ


ベルトルト「早く着替えなきゃ」ドタドタ


ーーーーー

ーーー


ブチッ モグモグ


エレン「やっぱり羊の肉は美味いなぁ」モグモグ


カラーン カラーン


エレン「!もう朝食の時間か…流石に怪しまれるか…」ドギューン


ーーーーー

ーーー


アルミン「あ!ミカサおはよう!」フリフリ


ミカサ「アルミン!おはよう席とご飯はとっておいた、早く食べよう」


アルミン「ありがと!食べよう」ニコッ


ライナー「おう悪いな一緒に食べてもいいか?」


ベルトルト「…はは」


アルミン「全然いいよ!食べようよ!」


ミカサ「私も構わない」


ライナー「ありがとな」ガタッ


ミカサ「ところでアルミン エレンという人と話した?」


アルミン「実はね僕も話そうと思ったけど、寝ちゃったから話せなかったんだ…」


ミカサ「…そう 同じシガンシナなら少しは絡んでくると思ったけど…」


アルミン「僕もそう思ったよ…」


ライナー「おいアルミン!居たぞ、エレンだ」


アルミン「え?ホントだ…いつから居たんだろ?」


アルミン「ミカサ入ってくるの見た?」


ミカサ「いいえ、見てない」


ライナー「食事が終わったら話して来たらどうだ?俺も一緒に行くぞ!」


アルミン「ありがとうライナー!心強いよ!ミカサは?」


ミカサ「私も一緒に同行しよう」



エレン「…」カチャカチャ


スタスタ


エレン「…!」ズズズ


アルミン「や、やあ おはようエレン隣いいかな?」ジー


エレン「…」モグモグ


ミカサ「ちょっとアナタ!アルミンが話しかけてるので無視しないでほしい」ズイッ


エレン「…」ガタッ


アルミン「え、エレン?」


エレン「…」スタスタ


アルミン「行っちゃった…」


ミカサ「とても不愉快そして期待外れだ、アルミンこれからはアイツと関わらないほうがいい」


アルミン「ははは」


ーーーーー

ーーー


キース「これから!貴様らの適性を見る!両側の腰にロープを繋いでぶら下がるだけだ!!全身のベルトで体のバランスを取れ!これができない奴は囮にも使えん!開拓地に移ってもらう」


眼鏡教官「これはまだ初歩の初歩だがこの段階から立体機動の素質はみてとれる…ん?」ザッザッザ


眼鏡教官「見ろ…あの子達だ」


エレン「…」ピタリ


ミカサ「…(アルミンは大丈夫であろうか?)」ピタリ


眼鏡教官「まったくブレが無い…何をどうすればいいのかすべてわかるのだろう…素質とはそういうものだ」


コニー「うう」グラッ


サシャ「フッ(お腹すきましたねー)」プラーン


ジャン「クッ」ググッ


アルミン「わわっ(何とかできるくらいだ…僕ってこんなにバランス悪かったけ?)」グラグラ



キース「貴様らの適性は大体わかった!午前の訓練は終わりだ!昼食を食べた後、訓練を開始する!以上!解散!」


ーーーーー

ーーー


アルミン「ふー、疲れたぁ」テクテク


ライナー「まだ訓練は始まったばかりだぞ」ガシッ


アルミン「ライナー!そうだね!」


ライナー「それよりよ!アイツ見てみろよ…」ユビサシ


エレン「…」ポツーン


アルミン「エレンだね… そういえばエレンはさっきのバッチリだったね」


ライナー「聞いてみればどうだ?お前さっき危なかっただろ」


アルミン「うん!聞いてみる…ん?」


ライナー「どうしたよアルミン?」


アルミン「クリスタとユミルがエレンの方に向かってる…」


ライナー「ほんとだな、女神さまが何の用だろうな…とりあえず俺らも行くか」


アルミン「だね!」



エレン「…」モグモグ


クリスタ「ねぇエレン?ここに座ってもいいい?」


エレン「…」モグモグ


ユミル「いいんだよクリスタ!こんな奴の許可なんか得なくてもさ」ドカッ


クリスタ「もうユミルったら!ごめんねエレン?」ニコッ


エレン「…(何だこいつの笑顔は…食事が止まるほどの気色悪さだ…)」ピタ



アルミン「?どうしたんだろ?エレンが立体機動の時みたいに止まってる…」スタスタ


ライナー「そりゃああんな天使みたいな笑顔されたら止まるだろうよ」スタスタ



ユミル「お前なんか言えよ!クリスタが話しかけてんだぞ!」ガンッ


クリスタ「やめてよユミル!ほんとにごめんね」


エレン「チッ…俺にその顔で話しかけるな!」ギロッ


クリスタ「ヒッ!」ビクゥゥ


ユミル「うっ!(こいつどんな殺気出してんだよ!?こいつは本気でやばい…)」プルプル


エレン「…クソ」ガタ


アルミン「エレンがまた行っちゃった…」


ライナー「く、クリスタ大丈夫か?何があった?」ダダダ


クリスタ「ヒック…ウッグ… ら゛いな゛~こわかった…」ヒック


ライナー「ああ!もう大丈夫だぞ~(こんなところに天使が)」ナデナデ


ユミル(マジに死ぬかと思った…殺気って幻すらも見せるのか…)


アルミン「ユミル?ここで何があったの?」


ユミル「!…すまねぇな、ボーっとしてた……」


アルミン「で?何があったの?」


ユミル「イヤ何でもない…もう訓練が始まるぞ…クリスタいけるか?」ガタッ


クリスタ「う゛ん゛…」


アルミン「ねぇライナー」


ライナー「どうしたアルミン?」


アルミン「どうしてエレンは皆との間に壁を作ってるんだろう…」


ライナー「さぁな…仲間というものを拒んでいるようにも見える…」


アルミン「昔何かあったのかな?」


ライナー「そこんとこは本人に聞くしかないな…まぁ取りあえず俺らも次の訓練に行くぞ」


ーーーーー

ーーー


キース「ではこれより!対人格闘の訓練を始める!ペアを組んで始めろ!」


ワー ダン


エレン「…(どうせ強い奴はいないだろう…サボるか…)」スタスタ ドンッ


エレン「!…」チラッ


ライナー「よう!エレン… どうだ俺と組まないか?」スッ


エレン「…(暇つぶしになるか?)ああ良いぜ」


ライナー「じゃあ行くぞ!(体格の方は俺の方が上!力で抑え込んでやるぜ)」ダダダ


エレン「やはりか…つまらん…」サッサ シュパパパパ


その時エレンは信じられないスピードの突きでライナーを突いたのだ!


ズダダダダダダダダダダダ


ライナー「!?な、そんな…か、体が動かん」ピクピク


ライナー「うぐっ」ドサッ


エレン「話にならねぇ…短刀は貰っとくよ」スッ


ライナー「うぐぐぐ!!(アイツなにしたんだ?体が動かないぞ?)」


エレン「不思議そうだな…直してやるよ…」バキッ


ライナー「グワッ…」ドサッ


ライナー「痛って~…ん?動くぞ?なんでだ」


エレン「俺が解除した…もう普通に動くはずだ…俺はもう行くぞ」スッ


ライナー「!待ってくれどうせなら強い奴とやりたくないか?」


エレン「!!!…やれるものならやりたいな…だがこの訓練所の中で居るのかそ


ーーーーー

ーーー



~訓練所付近の山の水源~


ジャプ ジャプ


エレン「…(やはり俺の体は戦いを好んでるな…あの馬面を半殺しにした時とても高揚した…)」


エレン「さぁどうする?」ボソッ



「何がだい?」



エレン「!…お前か(チッ…着けられてたか、俺もまだまだだな…)」クルッ


エレン「何の用だ?……アニ」


アニ「少しアンタと話がしたくてね」


エレン「話だと?質問の間違いじゃぁないのか?」ニヤッ


アニ「クッ…ああそうだよ、アンタに聞きたいことがあるんだ」


エレン「…言ってみろ」



アニ「アンタは何でそんなに強いんだい?」ドーン!



エレン「…やはりその質問か…悪いがそれには答えられない 別のにしろ」


アニ「じゃ、じゃあアンタの過去については?」


エレン「ハァ…それもパスだ、簡単に言えるような事じゃないんだよ……お前らの”戦士”と同じくらいにな」


アニ「!?な、なんでそれを? はっ!」


エレン「ハハハッ!俺で良かったなぁ」


エレン「まぁ良い…話は終わりか?」ザパー


アニ「///あ、アンタ前くらい隠しなさいよ///」


エレン「あ"?てめぇがあっち向けよ」ヒタヒタ


アニ「じゃあ最後に質問じゃなくてお願いしてもいいかい?」


エレン「別に…その願いを聞き入れるかは俺次第だからな」フキフキ



アニ「今度から対人格闘のペアを組んで欲しい」



エレン「…!」ピタ


アニ「どう?簡単でしょ?」


エレン「…また怪我しても知らねぇぞ」キュッ


アニ「フンッ…」ガッツポーズ


エレン「…さて俺は着替えた事だから戻るぞ」ザッザッザ


アニ「そうだね…私も用は済んだから戻るよ」ザッザッザ


ーーーーー

ーーー


ガチャッ


エレン「…」


ライナー「ようエレン」


アルミン「!や、やあ エレン遅かったね」


エレン「あの馬面はどうした?居ねぇみたいだが」スタスタ


アルミン「ああ、ジャンなら医務室で安静にしてるよ!」


エレン「そうか…」


アルミン「い、今みんなで一緒に話をしてたんだ! エレンも一緒にどうだい?」


エレン「…俺は疲れた。 もう寝る」バサッ


アルミン「そ、そう…お休み!また明日ね!」


ライナー「そう気を落とすな、まだ訓練生活1日目だその内慣れる」ガシッ


アルミン「そ、そうだね!ありがとライナー!」


ライナー「じゃあ続きでもするか!」


アルミン「うん!」パタパタ


エレン「…(うるせぇ…)」イラッ


ーーーーー

ーーー


ガチャッ


ミーナ「おお!アニィ~ 遅かったねぇ」バッ


アニ「別に…」スタスタ


クリスタ「アニ!今みんなで一緒にお話してたんだけど アニもしない?」


アニ「悪いけど私疲れてるから…」


クリスタ「そ、そう…また明日ね」


ユミル「けっ 愛想のねぇ奴だぜ」


クリスタ「も、もうユミル!そういう事言わないの!」プンプン


サスガワタシノクリスタ~ モウ カワイイナ~ キャッキャッ!


アニ「…(寝れない…)」


ーーー翌朝


カラーン カラーン


アルミン「フアッ…ん~!」ノビー


ライナー「おう!アルミンおはよう」


アルミン「やあライナー!おはよう」


ライナー「…またエレンは居ないのか」


アルミン「…そうみたいだね」


ーーーーー

ーーー


パチパチ


エレン「やっぱり焼肉は美味いな」モグモグ


カラーン カラーン…


エレン「よし…行くか」


ーーーーー

ーーー


~食堂~


ガヤガヤ 


アルミン「さあ今日こそエレンがいつ来てるのか確認するぞ!」キョロキョロ


ライベル「「おおー!」」



「誰を確認するって?」



アルライベル「「「!!!」」」


アルミン「え、エレン おはよう!」


エレン「お前らも朝からご苦労なこって…」スタスタ


ライナー「し、心臓が飛び出るかと お、思ったぜ…」ドキドキ


アルミン「だ、大丈夫だよ…人間そんな軟じゃないから」ドキドキ


ライナー「ひ、比喩だ!」




エレン「よう…」スタスタ


アニ「アンタから声をかけてくるなんて珍しい事もあるもんだね…」


エレン「ここ…座るからな」ガタッ


アニ「…別に構わないよ」


ミーナ「…(何?この面子?おかしいよ!私が邪魔?私がどけばいいの?)」アセアセ


エレン「…ところで今日の訓練は何だ?」


アニ「さぁね、私に聞かないでよ…」


エレン「チッ…悪かったな」


ミーナ「(!よ、よし来た!私が話せる絶好の機会だ!)きょっ、今日は座学と立体機動だよ!」クワッ


エレン「…」キーン


アニ「…あんた声大きいよ」ハァ


ミーナ「はっ! ご、ごめんエレン!…ん?」ペコペコ


ドドドドド


エレン「あ?…何だ?芋女がこっちに走ってくるぞ」


サシャ「…」ドドド


アニ「何考えてるんだろうね…」


サシャ「!」キキー


エレン「なんだお前は?」


サシャ「フゴフゴ」クンクン


ミーナ「な、なにしてるの?サシャ?」


サシャ「フゴフゴ」クンクン


エレン「チッ…離れろ」ドンッ


サシャ「はっ!す、すいません!エレンからとてもいい匂いがしたので…つい」ペタッ


エレン「!(しまった!朝飯で焼肉しちまってまだ匂いがついてたか……)」


ミーナ「いい匂い? エレン失礼するね!」クンクン


エレン「!てめぇまでやめろ」ガシッ


ミーナ「痛い!痛い! ごめんってば!離して!」ジタバタ


エレン「クソッ…」ガタッ



ライナー「まったくサシャの奴には呆れたもんだ」ヤレヤレ


アルミン「でも、サシャの嗅覚はすごいから間違ってはないと思うよ…大胆すぎるけどね」


ライナー「それもそうだな…飯も食い終わったことだし座学室にでも行くか!」


アルミン「うん!あ、ミカサ!一緒に座学室に行こうよ!」


ミカサ「そうね、そうさせてもらう」


ライナー「ほらっ、ベルトルトも行くぞ?」


ベルトルト「…うん」


~座学室~


アルミン「早く来てよかったね!だいぶ空いてるよ」


ミカサ「じゃああそこに座ろう」


ライナー「そうだな、教官から遠すぎず近すぎずってところだな」



エレン「…(だいぶ人が入っちまってるな、どこにしようか…)」キョロキョロ


アルミン「!あ、エレンだ!探してるみたいだね、こっちに呼んでみようか」


ミカサ「どうして?あんな奴に関わっても私たちにメリットはない」


アルミン「ま、まぁ いいじゃないか」フリフリ


エレン「…(アルミンがこっちを見ながら手を振ってるな…俺は端に行くから関係ないけどな)」スタスタ


アルミン「あ…」シュン


ミカサ「アイツ…」ギリィ


アルミン「そろそろ始まるから、前向いとこうか…」ズーン



教官「~~~~~であるからして~~」ナガナガ


104期一同「…」カキカキ


エレン「(つまんねぇ…早く終わんねぇかな)」





教官「~~~以上で訓練を終了する」


モブ「気を付け!礼!」


104期一同「はっ!」バッ


ガタガタ ガヤガヤ


エレン「…(終わったか… 後から出るか)」



ライナー「さぁ!次の訓練に備えて早く昼飯を食おう!」


アルミン「そうだね!…あれ?」


ミカサ「?どうしたのアルミン?」


アルミン「エレンとアニが一番ドアに近いのに何で出ないんだろうと思ってさ」


ミカサ「…アルミン早く食堂に行きましょ」スタスタ


アルミン「そうだね」ガチャッ


シーン


エレン「…(行くか)」ガタッ


「まちな…」


エレン「…何だお前起きてたのか、てっきり寝てるかと思ったぜ」


アニ「…随分と失礼じゃないか」


エレン「まぁ良い…言ってみろ」



アニ「アンタは私たちをどこまで知ってるんだい?」




エレン「おいおい…そんな話ここでしてもいいのか?誰かに聞かれでもしたらどうするんだ?」


アニ「それはアンタが心配するような事じゃないだろ?」


エレン「…それもそうだな」


アニ「で?質問に答えてくれる?」


エレン「言ってしまえばお前が考えてる以上のことを知ってると思うぜ」


アニ「そう…分かったよ」


エレン「…ああ、もう行く」ガチャッ


アニ「…」シーン


ーーーーー

ーーー



ーーー昼飯が終わり立体機動の訓練


キース「只今より!立体機動の訓練を行う!この訓練は毎年多くの死者を出している!各々気を付けて訓練に励め!」



エレン「(まずいな…サボりにくい…)」スタスタ



アニ「…(アイツどこかな?)」スタスタ



スタスタ ザッ



エレアニ「「あ…」」


エレン「…よう」


アニ「…ちょうど良かった、私と組んでくれない?」


エレン「ああ、お前ならほかの奴よりましかもな」


アニ「ふんっ さっさと行くよ」バシュー


エレン「チッ…俺に命令するな」バシュゥゥー



アルミン「僕たちも行こうか!ミカサ!」


ミカサ「ええ」バシュゥー


アルミン「あっ待ってよ」バシュー



アニ「くっ!アイツ何であんなに早いの?」バシュー


エレン「チッ…」バシュゥゥー ガシッ ガンッ


アニ「!?…まさかアイツ足で木を蹴って加速し、さらにアンカーを引っこ抜いてるの?」


エレン「…(クソッ…アニの奴ちんたら進みやがって)」バシュゥゥー クルッ


アニ「!?な、なんだい」バシュー


エレン「さっさと来い!俺は早くこの訓練を終わらしてぇんだよ!」シュゥゥー


アニ「そんな事言ったて、アンタみたいには出来ないよ!」


エレン「ったく…世話の焼ける奴だ」ヒョイッ


アニ「な、なにしてるんだい? 降ろしな」ジタバタ


エレン「おい、飛んでんだから暴れるな…」シュゥゥン シュンシュン


アニ「うっ…はやい(何なのこのスピード?基準スピードを優に超えてる…こいつが敵になると大分やばそうだね…)」


エレン「…」シューン



アニ「ふぅ…あっという間についた」


エレン「…教官があそこに居るから報告するぞ」スタスタ




エレン「教官、レオンハートとイエーガー着きました」


キース「そうか、貴様らが一番か…ならば訓練舎に戻ってろ!」


エレアニ「「はっ!」」ババッ


キース「(なんという速さだ…呼吸一つ乱していなかった…イエーガーか、今後が楽しみだ…)」カキカキ



ー立体機動の訓練が終わり食堂ー


ライナー「なぁベルトルト、今夜集まりたいんだが…」コソコソ


ベルトルト「え?うん、どうして?」コソコソ


ライナー「いやぁ、アニの奴が最近エレンと関わってるからな」コソコソ


ベルトルト「分かった、アニに伝えとくよ」コソコソ




エレン「…」モグモグ


アニ「…」パクパク


ミーナ「…(何この空気?やっぱり私?私なの?)」アセアセ


「ねぇ?ここいいかな?」


ミーナ「!(おおぉ!よく私を救ってくれた!ありがとう!)」パアァァ


アニ「…私は構わないけど(ベルが来るって事は…そういう事ね…)」チラッ


ライナー「(よし!アニには伝わったみたいだな)」コクン


ベルトルト「ありがとう」ガタッ


シーン モグモグ




ミーナ「…(やっぱりベルトルトが来ただけでは変わらなかった…ただ咀嚼音が大きくなっただけ!恨むよベルトルトォォ!)」ゴゴゴ


ベルトルト「…(ミーナがすごい勢いで睨んできて怖いけどそれ以上にエレンとアニの無言の圧力が僕を押しつぶしそうだよ…)」ドキドキ


アニ「…私はもう行くよ」ガタッ


ミーナ「えーもう行くのー?」パクパク


エレン「俺も部屋に戻る」ガタッ


ベルトルト「じゃ、じゃあ僕も戻ろうかな」ガシッ


ミーナ「ベルトルトォォ…アンタは少し残りなさい…」グググ


ベルトルト「わ、わかったから、離してミーナ!痛い痛い!」グギグギ


ミーナ「よろしいベルトルト」グギギ


ベルトルト「ギャアアアァァアァァァ!」


ギャアアアァァァァアアア




ーーー訓練所付近の倉庫裏


ライナー「よし、お前ら誰にもつけられてないな?」


アニ「多分ね…」


ベルトルト「…僕も大丈夫だと思う」ジンジン


ライナー「おいおい、お前らしっかりしろよ?俺らのことがばれたら計画が総崩れだからな」


アニ「で?今日は何の集まりなの?」


ライナー「ああ、訓練生活が始まったわけだがエレンについての話だ」


アニ「ああ、アイツね…それがどうしたの?」


ライナー「ッ!おいアニ!なんだその反応は!?」クワッ


ベルトルト「そうだよアニ!彼はとても危険だよ!危険すぎるよ!」


アニ「そんなの分かってるよ。アイツはホントにやばいよ」


ライナー「なっ!? じゃあ何故お前はそんなに近づいていられるんだ?」


アニ「それはアイツが私たちの事について知ってるからかな…」


ライベル「「!?」」


ライナー「おまっ! まさか喋ったのか?」ガッ


ベルトルト「アニ!そうなの!?」


アニ「違うよ、アイツは元から知ってたんだよ」


ライナー「な、何故だ?」


アニ「さぁ?それは知らないけど私は喋ってないよ」


ベルトルト「取りあえず何でばれたのかは知らないけど、アニが喋った訳ではないから一旦この件は置いておこう」


ライナー「そうだな、まぁ今はベルが卒業式の翌日に壁を壊すにあたって障害があるものを解決しよう」


ベルアニ「「うん」」





「へぇ…その時に壁を壊すんだぁ…」ニヤッ





ライベルアニ「「「!!!」」」ゾクッ



ライナー「!?エ、エレンどうしてここに?そして、どうして分かったんだ?」ドキドキ


エレン「悪いが尾けさしてもらったぞアニ」スタスタ


アニ「まさか尾けられてるなんて気付かなかったよ」


ライナー「エレンは俺らをどうするんだ?」


エレン「あ?どうするって何がだよ?」


ライナー「お前は俺らの事を知ったのに行動しないどころか何も言ってこない。何が目的だ?」


エレン「目的って言われても俺は壁が破壊されることに関してなんとも思ってない」


ライナー「!?そ、それはどうしてだ?壁が破壊されたら巨人が街に入ってきて死ぬかも知れないんだぞ!」


エレン「生憎俺は死ぬ自身はないんでな」


ベルトルト「…じゃあ…いま…」


ライナー「ベルトルト?」


アニ「…」


ベルトルト「じゃあ今ここで殺してやる!」ダッ


ライナー「!おいベルトルトォ!」


エレン「ほう、まさかお前が向かってくるとは思わなかったぞ」サッ


ベルトルト「死ねぇ!!」ブンッ


エレン「(エルボか…)はっ!単純バカか!」ギュン


ベルトルト「!?(は、はやい!僕のエルボより早いなんて…)グァァァッ!」バキッ


ライナー「ベルトルトォォ!」ダッ


ベルトルト「ぐぁあああぁ…」ズザザザ


エレン「フンッ…雑魚が粋がるな」グリグリ


ベルトルト「ぐぁあ”ああ”ぁ”ぁ”ああぁ!」ミシミシ


ライナー「エレン!た、たのむ!もう止めてくれ!ベルが死ぬ!」


エレン「甘ぇ事言ってんじゃねぇよ、巨人なんだから再生しとけよ。再生しとけば死なずに苦しむだけだろうが!」グリグリ


ベルトルト「ラ"イ"ナ"ぁ"ぁあ!」ミシミシ


ライナー「頼む!エレン!」


アニ「私からもお願い、エレン」


エレン「…まぁいい」ゴキッ ゴキゴキ


ベルトルト「っつ!グァァァッァァァアア!!!」バタバタ


ライナー「ベルトルト!」


エレン「フゥ…取りあえず俺はお前らの事を他言する気はねぇ。じゃあな」スタスタ



アニ「ライナー!取りあえずベルを部屋に連れて行きな」スタスタ


ライナー「ああ、また明日な。ベル立てるか?」


ベルトルト「…うん、再生したけどまだ痛覚が…」ズキズキ



ーーーーー

ーーー



~ある訓練の日~


キース「只今より!山岳訓練を開始する!この訓練は五日間のサバイバル訓練だ!食糧、拠点は各自で作り生き残れ!」


アルミン「教官!」


キース「なんだアルレルト訓練兵!」


アルミン「はっ!班は自分たちが決めるのでしょうか?」


キース「班は私がランダムで選択した!そこに紙を貼っておくから各自で見ろ!以上!解散!」


104期一同「「「はっ!」」」


ワイワイ ガヤガヤ 



エレン「…なんでだろうな」


アルミン「…」


エレン「金髪で…」


クリスタ「…」


エレン「目が青くて…」


アニ「…」


エレン「ちっさいのが揃ったんだろうな」


アニ「…」イラッ



アルミン「ははは…まぁこの五日間よろしくね」


クリスタ「うん!よろしくね!」ニコッ


エレン「そんじゃあ、行くか」


アルクリ「「うん!」」




~訓練開始から4時間後~


クリスタ「もう大分日が落ちてきたから休まない?」


アルミン「そうだね、歩き疲れたしね…ハハハ」


アニ「私は別にいいけど…どうする?」


エレン「はぁ…なんで俺に聞くんだよ」


アニ「この班のリーダー(?)的な感じだからかな?」


エレン「お前なぁ、そんなイメージ忘れろ」


アルミン「ハハハ 確かに僕もそんなイメージがあったよ」クスクス


クリスタ「私たちの前を率先して歩いてくれてたからかな?」クスクス



エレン「それはてめーらがダラダラ歩くからだろうが!」



アルクリ「「ヒッ ごめんなさい!」」


アニ「まぁ取りあえず拠点になりそうな場所を探そうよ」


アルミン「そ、そうだね!洞窟みたいなところがいいね!」


クリスタ「こんなとこに有るのかな?」


アニ「…アンタ見つけられる?」


エレン「…無茶言うなよ」


アニ「ジーーーーーー」


エレン「……待ってろ」


エレンはそう言って静かに目を閉じた。どうやら集中してるようだ。


エレン「…(これはいい修行だな)…!」


アニ「見つかったの?」


エレン「…行くぞ」スタスタ


アニ「ほらアンタ達も喋ってないで行くよ」



ーーー洞穴前


クリスタ「わぁー!凄い!ほんとに有ったよアルミン!」ピョンピョン


アルミン「すごいね!」


アニ「…アンタ化け物でしょ?」


エレン「んな事はどうでもいいだろうが。今はするべき事があるだろ」


アニ「するべき事?例えば?」


エレン「ハァ……お前は腹が減らねぇのか?風呂には入らねぇのか?寝たくねぇのか?」


アニ「うっ…ご最もだね」


エレン「少しは考えて生きろ」


アニ「フンッ あんたに言われなくても分かってる」


エレン「おい、これから少しだけ役割分担するぞ」


クリスタ「役割分担?」


エレン「ああ、これから俺は食糧調達に行ってくるから、お前らはなんかしてろ」


アルミン「ちょっとエレン!そんなの大雑把すぎないかい?それにこんな時間から外を出歩いたら危険だよ!」


クリスタ「そうだよアルミンの言うとおりだよ!今日は木の実とかで我慢しよ?」


エレン「じゃあお前らはそこらの実でも食ってろ。俺は肉を食う」


アニ「じゃあ私も行く」


アルミン「ええっ!?アニまで何を言ってるの?」


エレン「全くアルミンの言うとおりだ、なに言ってんだてめぇ」


アルミン(初めて名前を呼んでもらえた!)


アニ「私も肉を食いたいんだ、構わないだろ?」


エレン「じゃあ食わしてやるからここで待ってろ」


アニ「いやだね、私も狩りをしたいからね」


バチバチ


エレン「チッ…絶対に俺から離れるなよな」


アニ「了解したよ」


エレン「と言うことだ、お前らは火でも起こして待ってろ」


アルミン「ッツ!そんなの無茶苦茶だ!第一こんな環境じゃ火なんて起こせないよ!」


クリスタ「それに勝手すぎるよ!これは班行動が大事でしょ!」


エレン「うるせぇな…ちゃんと役割分担してるだろ?悪いがそろそろ行く。行くぞアニ」


クリスタ「あっ…」


アルミン「ハァ…クリスタ僕らは大人しくまってようか」


クリスタ「…うん」




アニ「ねぇ、何を狩るの?」スタスタ


エレン「熊でもいたら好都合なんだがな…」スタスタ


アニ「ふーん…居たとしてもせいぜい猪位だと思うけどね」スタスタ


エレン「この訓練が個人でもいいなら俺は壁外に行ったんだけどな…」スタスタ


アニ「やっぱりアンタは無茶苦茶だね」スタスタ


エレン「シッ!…止まれ」ピタ


アニ「どうしたの?」ピタ


エレン「居たぜ今回の獲物がよ」


アニ「え?どこに居るの?」


エレン「前方に約100メートル位の木の根元だ」


アニ「アンタ良くこんな薄暗いところで見えるね」


エレン「見えてんじゃねぇよ感じ取ってるんだよ」


アニ「…そっちのほうが凄いよ」


エレン「それじゃあ狩りますか」スッ


アニ「は?ここからどう狩るの?」


エレン「まぁ見てろよぉ!」ブォン


アニ「ナイフを投げた!?」



スーーーン



熊「ギャオオオォォオ!」ザクッ


エレン「…ちょろいな」スタスタ


アニ「…(ライナー、ベルトルト…こいつはマジにやばいよ)」スタスタ



エレン「取りあえず食料は確保したから帰るぞ」ズシッ


アニ「…うん」



エレン「なに辛気臭ぇ顔してんだよ」ズシズシ


アニ「アンタみたいな化け物といずれは戦わなきゃいけないんだと思うと怖くてね…」スタスタ


エレン「お前何言ってんだ?どうして俺らが戦わなくちゃいけねぇんだよ」ズシズシ


アニ「だって私たちは壁を破壊するそしてアンタはとても好戦的だから」スタスタ


エレン「フッ お前は何も分かってねぇな」ズシズシ


アニ「は?」スタスタ


エレン「まぁこの話はまた今度だ」ズシズシ


アニ「チッ アンタはいつもそうやって…」スタスタ


エレン「ほらもうすぐ拠点だ」ズシズシ



ーーー拠点


ゴシゴシゴシゴシゴシ


アルミン「うぐぐ…」ゴシゴシゴシ


クリスタ「頑張ってアルミン!煙は出てるよ!」


アルミン「う、うん…ううう!」ゴシゴシ


クリスタ「ファイトファイト!」


アルミン「ッツ!…うはぁ」バタリ


クリスタ「大丈夫?アルミン?」フキフキ


アルミン「ゼェゼェ…ごめん…ゼェゼェ…火は出来なかった」ハァハァ


クリスタ「しょうがないよ、普通は起こせないよ!」


アルミン「ゼェゼェ…そう言ってもらえると嬉しいよ…」


クリスタ「でもどうしてエレンは私たちを避けるんだろうね」


アルミン「そうだね、アニとは割と仲がよく見えるけどね」


クリスタ「昔何かあったのかな?」


アルミン「分からない事だらけだけど今回の訓練で何か分かり合えたらいいね」


クリスタ「それもそうだね♪」ニコッ


ズシズシ


アルミン「帰ってきたかな?」


クリスタ「迎えに行こうよ!」


アルミン「そうだね!」



アルミン「おかえり!エレンに…うわああぁあ!」


エレン「うるせぇな何か走ってきたかと思えばいきなり大声出しやがって」


クリスタ「エレン…そ、その後ろの物はなに?」


エレン「今日の収穫だ」ドシーン


アルミン「く、くまだ…」


クリスタ「は、はじめて見た…」


エレン「そういやお前ら火は起こせたんだろうな?」


アルミン「それが、その…」モジモジ


エレン「はぁ…起こせなかったんだな?何の為に役割分担したんだか」ヤレヤレ


アニ「いきなりやれって言うアンタも大概だからね」


エレン「わーったよ、火は俺がやるからお前らは熊を洗っとけ」


アルミン「火はここじゃ起こせないよ!」


エレン「いいからお前らは熊を洗ってろ」スタスタ


アルミン「うっ・・・」


クリスタ「アルミン私たちは熊を洗おっか♪」クイクイ


アルミン「そうだねクリスタ」


エレン「おいアニ!お前はこっちを手伝え」


アニ「全く人使いが荒いね」スタスタ


エレン「その枯葉を束ねて持ってきてくれ」ゴッ


アニ「分かったけど、アンタはその岩をどうするつもり?」サササ


エレン「俺の足元に枯葉を置いて離れてろ」グイッ


アニ「はいはい」パラパラ


エレン「…行くぞ」ガキーン


エレンは手に持っていた岩を壁に凄まじい勢いで叩き付けたのだ!そしてその摩擦で火花を起こしたのだ!


バチバチ シュボー


アニ「火の粉が枯葉に引火した!」


エレン「お前もこっちに来て壁を作れ!火が消えちまう」


ーーーーー

ーーー



アルミン「これくらいでいいかな?」バシャバシャ


クリスタ「大分水洗いしたよね」バシャバシャ


アルミン「熊ってさどうやって食べるんだろうね…」


クリスタ「う、うん…その前にどうやって調理するんだろうね…」



アルクリ「「あっ…」」



アルミン「…もう少し洗おうか」ゴシゴシ


クリスタ「…そうだね」ゴシゴシ


エレン「洗い終わったか?」


アルミン「大分汚れや油は落ちたと思うよ」


エレン「じゃあお前らはこの鍋に水を汲んできてくれ」


アルミン「了解!いこうクリスタ!」パタパタ


クリスタ「うん!」パタパタ


エレン「アニ網は温まったか?」


アニ「もうちょいだね、熊をぶつ切りにする位ならできるよ」


エレン「そうか、じゃあ四肢を分けるぞ」ブチッ


アニ「…うん」ブチィ



~夕ご飯time~


アルミン「熊の肉なんて初めて食べたけど美味しいね!」パクパク


クリスタ「ほんとだね!とても美味しい!」パク


アニ「…なかなかいけるじゃないか」パク


エレン「…」ブチィ パクパク


アルミン「ふぅ…ご馳走様エレン!」


クリスタ「ご馳走様エレン♪」ニコッ


エレン(クソッ やっぱりアイツの笑顔は好きになれねぇ)


アニ「これからどうする?」


エレン「取りあえず体を流しに俺は行くが」


アルミン「え?そんな場所あるの?」


エレン「川の上流なら流れも強くてきれいだからな」


クリスタ「でもあそこの上流ってほんとに流れが強くて危険だよ?」


エレン「ハァ…てめぇの心配なんざいらねぇよ。嫌なら他の方法で綺麗にしろよ」ギロツ


クリスタ「そ、そんな…」ウルウル


アニ「でも体を流せるのはアンタぐらいだよ?私も流したいんだけど…」


エレン「ここで話してても埒が明かないから行くぞ」



~激流の川~


ドドドドドド 


アニ「すごい滝の音だね」ドドド


アルミン「こんなところに入ったら潰されちゃうよ!」ドドド


エレン「だろうな、お前らじゃそうなるな」ドドド


クリスタ「こんなの行けるの?」ドドド


エレン「まあな…」ヌギヌギ


アニクリ「「///わっ(すごい体///)」」


アルミン「行っちゃった…」


エレン「…(ここら辺にあるかな?)」バシャバシャ


アニ「アイツは何を探してるんだろうね…」


アルクリ「「さぁ?」」


エレン「…(おっ!あったな)」バババシャ


アニ「見つけたみたいだね…」


アルクリ「「みたいだね」」


エレン「おい!入りたい奴は一人ずつ来い!」バババシャ


アニ「はぁ!?何でだい?アルミンなら平気だけど私たちは女だよ///ばか!///」


エレン「俺がこの岩で滝の威力を激減させるから体を流しやすいって事だ!」ゴウンッ


クリスタ「///アニどうする?」


アニ「///ど、どうするって…体は流したいけど///」


エレン「おいお前らどうするんだよ!さっさと決めやがれ!」イライラ


アルミン「じゃあ僕から行かしてもらっていいかな?」


アニ「そうだね…アルミンで様子を見よう」


アルミン「うん!じゃああっち向いてて///」ヌギヌギ


エレン「まずはお前か、ちんたらしやがって」バババシャ


アルミン「ははは、よろしくエレン!」パシャパシャ



~体を流し終えて拠点~


クリスタ「///さ、さっぱりしたね!」


アニ「///これが後4日も続くのか」


エレン「なにお前ら顔を赤くしてやがんだ気持ちわりぃ」


アニ「うるさいよ!」


アルミン「よし!これから4日間頑張ろう!」



~5日間の厳しいサバイバル訓練が終わり~


キース「今回の山岳訓練を終了する!特殊な訓練ではあったが明日から通常の訓練に戻る!気を引き締めて臨め!解散!」


104期一同「「はっ!」」


ザワザワ ツカレター ハヤクネヨウゼ


ミカサ「アルミン訓練お疲れ様。どうだった?」


アルミン「やあミカサ!食べ物には困らなかったからなかなか充実してたよ!」


ミカサ「そう…それならいいけど」


アルミン「ははは、ミカサが心配するような出来事はなかったよ」


ミカサ「ふふっ それなら明日に備えて戻りましょ!」




~調査兵団本部~


エルヴィン「ということだリヴァイ明日は訓練生のところに行ってきて欲しい」


リヴァイ「了解だエルヴィン。誰か目ぼしい奴でも居たか?」


エルヴィン「まぁな、お前も見ればわかるさ」





~翌日の訓練~



キース「本日は!調査兵団からリヴァイ兵士長がお越しになる!貴様らはいつも通り訓練に励め!」



104期一同「「「はっ!」」」ババッ



オイオイ リヴァイヘイチョウ ダッテヨ ザワザワ



アルミン「聞いたミカサ?あのリヴァイ兵長が来るんだって!頑張らなきゃね!」キラキラ



ミカサ「ええ、でも体を壊してしまっては元も子もないからいつも通りやること」



アルミン「わ、分かってるよ!」




ベルトルト「…怖いねライナー」



ライナー「あまり考えるな普段通りやってれば大丈夫だ」



ベルトルト「うん…」





エレン「…」




~対人格闘訓練~



ワー トー



リヴァイ「フンッ どいつだ?それらしき奴は居ねぇぞ・・・」



ハンジ「うーん、そうだねぇ・・・」




アルミン「やー!(少しでも見てくれれば!)」



ライナー「おおー!(こっちに注意を寄せれればベルを怖がらせなくて済むのだが)」



ジャン「あれがリヴァイ兵長か、思ったより小さいな」



マルコ「ちょ!ジャン!聞こえるよ!」



コニー「あちゃー!」



サシャ「ほわちゃー!」




リヴァイ「・・・見た感じ居ねぇな」



ハンジ「そうだね・・・ん?」



リヴァイ「どうした?」



ハンジ「あそこの隅っこにサボってる子達がいるけど」



リヴァイ「ほう・・・サボるとどうなるか今のうちに教えてやらねぇとな」スタスタ



ーーーーー


ーーー





エレン「おいこっちに来るぞ・・・」



アニ「ほんとだね此処ならばれないと思ったのにね」



エレン「お前の案に乗ったのが間違いだったな」



アニ「そりゃ悪かったね」ムスッ



エレン「ったく怒るなよ」



リヴァイ「てめぇらなに楽しくお喋りしてんだ?」ギロッ



エレン「別に楽しくは無かったけどね」



リヴァイ「ほう・・・初対面でこの俺にそんな口の利き方をした奴は初めてだ」



エレン「だから何だよ」スッ



リヴァイ「少しお仕置きが必要みたいだな」ポキポキ



エレン「へぇ・・・」



リヴァイ「俺が手ほどきをしてやろう。かかってこい」



エレン「へぇリヴァイ兵長直々に訓練か、面白そうだな」ニィ



オイ! リヴァイヘイチョウ ト エレン ガクミテヲスルッテヨ!



アルミン「え?聞いたかいライナー?」



ライナー「ああ、驚きだぜ。あの人類最強の人がな」



アルミン「行ってみようよ!」タタタ




エレン「こうも観客が多いのは鬱陶しいな」ゴゴゴ



リヴァイ「つべこべ言わずにさっさと掛かってこい」ゴゴゴ



アニ「・・・(始まるね人類最強VS人類最恐の戦いが・・・)」



エレン「それじゃあ行かせてもらうぜっ」ダッ



リヴァイ「フンッ!(こいつ・・・早い!)」スパァン



エレン「やるな(殺しちゃうとまずいから抑えないとな)」ヒュン



リヴァイ「チッ!(回し蹴りか・・・いや違うぞ!)」パシッ



エレン「フッ甘いな」ビュンビュン



リヴァイ「ウグッ!(まだ来るのか!)」ズザザザ



エレン「読みが甘かったな」スタッ



アノ リヴァイヘイチョウ ガフットンダゾ



リヴァイ「てめぇ(まさか一発目の回し蹴りの回転力を利用しその後に二発も蹴りを入れてくるとは)」スクッ



エレン「まだいけるよな?」スタスタ



リヴァイ「チッ舐めやがって」ダダダ



エレン「そうこなくちゃあなぁ!」ドンッ



ズババババババ 



リヴァイ「クソッ」ババババ



エレン「いいねぇ」バシバシバシ




アルミン「すごい攻防だね。目が追いつけないよ・・・」



ライナー「だがリヴァイ兵長の方が後退していってないか?」




リヴァイ「・・・(こんなの避けるのがやっとだ・・・このままだと・・・・)」バシバババシ



エレン「おらよ!」ギュンギュン



リヴァイ「!!(まだスピードが上がるのか!?)」ドスドス



リヴァイ「ガハッ!」



エレン「入ったな・・・・・・なにぃ!」ドスッ



リヴァイ「フッ(やれっぱなしはごめんだぜ)」ズザザザ



エレン「クッ・・・この俺がカウンターを入れられるとはな」スクッ



リヴァイ「クソッ 入りが浅かったか(こっちはもう限界だぞ)」ズキズキ



エレン「・・・(アイツはもう限界か・・・ここで俺が勝つと後々面倒だからな)」



リヴァイ「ふぅ(どうする・・・このまま負けると秩序がなくなるな)」



エレン「(チッ・・・しゃーねぇな)グハッ」バタリ



リヴァイ「!?お前・・・」



エレン「完敗だ・・・流石は兵長だな・・・・・・(さっさと終わらせろ)」



リヴァイ「いい訓練だったな」



エレン「・・・ああ」



リヴァイ「フンッ そこの女はこいつを医務室まで連れて行け」



アニ「はっ!」バッ



リヴァイ「お前らもださっさと訓練に戻りやがれ」スタスタ



訓練生「「はっ!」」ババッ




アルミン「す、すごかったね!」



ライナー「ああ、だが流石のエレンでも兵長には敵わなかったらしいな」



アルミン「みたいだね」



ーーーーー


ーーー





アニ「ねぇどうしてあんな茶番をしたの?」



エレン「俺の目的の為だ」



アニ「そろそろさ・・・」



エレン「あ?」



アニ「そろそろアンタの目的を聞かせてよ」



エレン「またその話か。時が来たら必ず話してやるよ」



アニ「っつ!アンタはまたそうやって!」



エレン「フッ」



ーーーーー


ーーー





リヴァイ「クソッ・・・まだ痛みがひかねぇ」ズキズキ



ハンジ「いや~危なかったねぇ」ニコニコ



リヴァイ「その顔を辞めろ。気持ちわりぃ」



ハンジ「え~酷いなぁ~も~・・・でも彼がエルヴィンの言ってた子かな?」



リヴァイ「だろうな・・・アイツは化け物だ」



ハンジ「あのリヴァイ兵士長がビビるとはね~」



リヴァイ「・・・」



ーーーーー


ーーー




~時は過ぎ解散式の夜~



イエェー ソツギョウダゼ



モブ「いいよなお前らは!どうせ憲兵団に行くんだろ?」



ジャン「あったりめーだろうがよ!ガハハハハ」



コニー「明日から憲兵団だ!」



サシャ「もう食べ物に困りませんね!」



ーーーーー


ーーー




~物静かな影~



ライナー「で?どうして俺らを呼び出したんだ?」



アニ「私じゃないよ」



ベルトルト「でもアニが呼び出したんだよ?」



アニ「呼びかけたのは私だけど提案したのはこいつだよ」



エレン「悪いな、お前らに言っておかなくてはならないことがある」



ライナー「お前から話を聞けるとはな・・・」



エレン「単刀直入に言うとだな、俺も巨人になれる」




アニライベル「「「は、はぁ!?」」」




アニ「ちょっ!アンタなんて言ったの?えっ?巨人になれる!?」



ライナー「なんだと!?だが何故いまカミングアウトした?」



エレン「まぁ聞け。お前は明日壁を破壊するんだよな?ベルトルト」



ベルトルト「う、うん」



エレン「そしてお前が内門を破壊だよな」



ライナー「なっ!お前そこまで・・・」



エレン「そして問題はその後だ」



アニ「その後?」



エレン「お前らの目的だよ。奴が来るだろ」



アニ「っ!アンタどこまで・・・・」



ライナー「ああ・・・あの猿がな・・・・・」



エレン「ここで本題だが、猿の巨人は俺が殺すと言う話だ」



ライナー「!・・・・・・・・」



アニベル「「・・・」」



ライナー「悪いがそれは無理だ。俺らは戦士だ!奴を倒すために戦士になったんだ」



ライナー「お前には譲れない!」



エレン「・・・だろうな。そう言うと思ったぜ・・・・・・だがなお前らじゃ勝てない」



ライナー「っつ!こっちは3人だぞ!」クワッ



エレン「ハァ・・・数がいればいいってもんじゃない。それに数でもお前らは負けてる」



ライナー「なに?どういうことだ?」



エレン「奴は巨人を操り大陸中の巨人をここに集める気だ」



ライナー「な、なんだと?」



アニ「・・・大陸中」ボソッ



ベルトルト「だ、だからと言ってお前に譲るわけないだろ!」



ライナー「おいベル落ち着け。確かにその話が本当ならきついな」



エレン「・・・信用に欠けると?」



ライナー「ああ100%信じるのは難しいだろう」



「・・・信じる」



エレン「ん?」



アニ「私は信じるよ。そしてこいつと共闘を望む」



ベルトルト「な、なにを言ってるんだいアニ?共闘だって?」



アニ「流石にそんなに巨人と戦ってたら私たちがもたないよ」



ベルトルト「ライナー!何か言ってよ!」



ライナー「・・・分かった。エレンのいう事を信じよう!」



ベルトルト「そ、そんな!ライナーまで!」



ライナー「ベル気持ちは分かるがこの話がもし本当だったら俺らは全滅なんだ・・・分かってくれ」



ベルトルト「わ、わかった・・・」



エレン「決まりだな、じゃあ明日は計画通りな」スク



ライナー「分かったがお前の目的はさっぱりなまま何だが」



エレン「・・・・・・明日になれば分かる」



ライナー「そうか」



エレン「そうだ・・・」スタスタ



ーーーーー


ーーー




アニ「で?こんな夜中に連れ出して何の用?」



エレン「生憎反省はしていない」



アニ「ムカッ 何の用なの?」



エレン「お前に少し頼みがあるんだ」



アニ「?アンタが私に頼み事?」



エレン「そうだ。明日の作戦だが・・・・・・・お前には参加しないで貰いたい!」



アニ「・・・!藪から棒に何を言い出すんだい?私も戦士なんだけど」



エレン「敢えてあの場では言わなかったが、俺には未来予知ができる」



アニ「フフッ 流石にそれは信用できないね。未来予知事態あるのかどうかも疑わしい」



エレン「別に未来予知を信じなくてもいい。俺の頼みはお前が明日参加しない事だからな」



アニ「だから何でそうなるんだい?じゃあ取りあえずその未来予知の内容を教えなよ」



エレン「分かった・・・だが覚悟しろよ」



アニ「・・・うん」ゴクリ





エレン「明日の壁破壊後お前が・・・死ぬ」





アニ「・・・え?い、いま何て言ったの?私が死ぬ?」



エレン「そうだお前が参加したらな・・・お前は無数の巨人に食い殺される」



アニ「そ、それじゃあ私は今まで何のために・・・」ウルウル



エレン「・・・」ギュッ



アニ「うっう・・・え?」ポロポロ



エレン「頼むから明日は参加しないでくれ・・・お前には死なれたくない」ギュウウ



アニ「グスン・・・わかった」ギュウ



ーーーーー


ーーー




~決戦の日~



エレン「そろそろベルトルトが壁を破壊するな」



ライナー「・・・・いよいよだな。この日をどれだけ待ったことか!」



エレン「いいかアニお前は非常時に紛れていつでも逃げれるようにスタンバイしてろ」



アニ「・・・分かったよ」





ドゴ――――――――ン!!





エレン「・・・よし!ライナー!」



ライナー「おう!」ガリィ





ピカ―――ン! ドゴ――ン!





ライナー「シュゴー・・・」ズシーン



ワー キャー マタダー ニゲロー



アルミン「ま。まただ・・・あの悪夢が・・・」ガタガタ



ミカサ「アルミン落ち着いて。冷静さを欠けば取り返しのつかないことになる」



ジャン「クソッ!糞が!」ドンドン



マルコ「ジャン・・・」



コニー「なぁどうしてアイツ等居ねぇんだよ!ライナーにベルトルト、アニ!そしてあのエレンですらいねぇじゃんか!」



サシャ「そんなの私に言わないで下さいよ!」




上官「今入った情報だ!鎧の巨人がたった今内門を破壊した!そして今まで嘗てないほどの巨人が来ている!」



ザワザワ クソッ



上官「だが!お前らは今日まで訓練を終えた立派な兵士だ!お前たちなら絶対に勝てる!では健闘を祈る!解散!」バッ



兵士達「「「「ははっ!」」」」バババッ





巨人達「アーアー」ドシン



アルミン「また超大型巨人と鎧の巨人は消えた・・・何が目的なんだ」



ミカサ「アルミン!行くよ」バシュゥゥー



アルミン「うん!」バシュウー



ジャキンジャキン ジュバ



ーーーーー


ーーー




ライナー「ハァハァ・・・取りあえず今は順調だな」



エレン「当たり前だここでしくじったら未来はなかった」



ベルトルト「でも本当に奴はくるかな?」



エレン「そろそ来るsドガ――――ン!!



ライナー「ほ、ほんとうに来た・・・しかも何だあ、あの巨人の数は・・・」



ベルトルト「じ、地獄だ」



それは本当に地獄絵図だった。猿の巨人の後ろにまるで大地が動いてるんじゃないかと思わせるほどの巨人が居たのだ!




アルミン「ハッハッ・・・な、なんなんだよアイツは・・・・・うっ!」オエェ



ジャン「もう終わりだ・・・俺らは人類は勝てないんだよ!最初から分かってたんだ・・・・・のにのに・・・」



ーーーーー


ーーー





猿の巨人「上手くやったみたいだね。お前たち暴れてきな」



巨人達「ギャオオオオオオ!」ドドドドドドオドドオ



兵士達「うおおおおおおおお!」



猿の巨人「面倒だね!」ブオン



ドガーン ドーン 



エレン「好き勝手暴れてるな・・・」



ライナー「フゥ 俺はもうばっちりだぞ」



エレン「これが俺らにとって歴史に残る戦いになるだろう・・・絶対に勝つぞ!」



ライナー「!・・・おうよ!」



エレン「いくぞ!」ダダダダッ



ライナー「覚悟しやがれ!」ダダダダッ



ビカ――――――ン!! ドシ―――――ン!




ワー マタアラワレタゾ モウオワリダー



巨エレン「ウオオォォォォオ!」ゴゴゴ



巨ライナー「シュゴォォオ!」ゴゴゴ



猿の巨人「何だアイツじゃないか・・・しかし誰だあの普通の巨人は?」



巨エレン「ガァア(お前は周りの雑魚を一掃してろ。俺は奴を直接殺す!)」ドドド



巨ライナー「ウシ!(わかったぜ)」スパァン ブチィ 



猿の巨人「アイツ裏切ったな・・・しかもこっちに来るし」ドシドシ



巨エレン「ウグオオオオォォォォオオ!」ブオン! ズガーン



猿の巨人「!ウワッ(なんて思いパンチだよ)」ヒューン ボゴーン!



ーーーーー


ーーー




ジャン「なんだアイツ等?いきなり出てきたと思えばあの獣をブッ飛ばすし、鎧の巨人は辺りの巨人を殺してるしよ・・・」



アルミン「分からない事だらけだけど僕たちにも希望が見えてきたことは確かだよ!」



ミカサ「それはどういう事アルミン?」



アルミン「僕が言いたいのは大まかな巨人は鎧の巨人が殺してくれるから僕らは固定砲台で殺せばいいって話だよ!」グッ



ジャン「そういう事か!それなら誰も死なずに済むな!」



アルミン「うん!」



ーーーーー


ーーー




バキ――ン! ドン! 



巨エレン「ウガァァア!ガァ!(喰らえ!)」ズダァン! 



猿の巨人「グワッ!」ゴロゴロ! ズシーン ガラガラ!



巨エレン「ハァハァ・・・(こいつどんだけ頑丈何だよ・・・全くの0じゃなぇか)」



猿の巨人「あーあ大分やってくれたね(そろそろ鍍金が剥がれてきたね)」ガラガラ 



巨エレン「ウグゾォォオオ!(クソが!)」ドーン! ブオン!



猿の巨人「もういいよ・・・飽きた」ガシッ! ズドン!



巨エレン「ゴハァ!(なに!?俺の蹴りを止めやがった)」シューン ドゥン!



猿の巨人「俺も舐められたものだな・・・怠慢で俺に敵うとでも?」クルッ ズドーーーン!



コンドハナンダ? ダイチガユレタゾ!



巨エレン「ウグアアァァァァァアア!(踵落としだと・・・)」ドシューー



ーーーーー


ーーー




ドシーーーーン! グラグラ



巨ライナー「!(何だ今の揺れは?あの方角はエレンか!)」バシッ ザンッ



巨人「グヘェエア・・・」



巨ライナー「グオォォオ!(待ってろ!今行くぞ!)」ズダダダダダ


ーーーーー


ーーー




猿の巨人「しつこいね君も、まだ立つの?」



巨エレン「ゼェハァゼェハァ(これは不味いな・・・アイツ等だけでも逃がせたら)」



猿の巨人「そろそろ終わりにしようか」



巨エレン「ウガァァァアア!(まだ俺は行ける!)」



猿の巨人「フンッ!    ん?」



巨ライナー「ウオオオオ!」ドドドド ドン!



猿の巨人「小賢しい!」ドシッ!



巨ライナー「ウグホッ!(何だこいつの力は?)」ズガガガン



巨エレン「ガァガァ!(お前はアニとベルトルトと一緒に逃げろ!俺が足止めをしとく!)」ボロボロ



巨ライナー「ゴウゴウ!(そんな事言ったってお前はボロボロじゃねぇか!俺も戦うぞ!)」ドシドシ



巨エレン「ガァウ!(よせ!戻るんだ!)」グググ



猿の巨人「次は君か。学習しないな君も!」バキィン!



巨ライナー「ガハッ・・・(俺の鎧が一撃で・・・エレンはこんな攻撃を何発も・・・)」ドスーン



猿の巨人「ふぅ・・・あとは君だけだね。さっき超大型君を殺したからね」



巨エレン「グゥ!(だからライナーは向かっていったのか・・・クソッ!馬鹿しやがって!)」



猿の巨人「まぁ君は頑丈だから簡単には死なないよね?」ドスン!



巨エレン「ゴワッ!(この野郎調子に乗りやがって!だが何もできない)」ゴキン! ボキキキ




アニ「・・・」ヒュオー





アニ「なによこれ?ベル?ライナー?アンタ達どうしたんだい?」ガクガク



巨ベルトルト「」ヒュー



巨ライナー「」ヒュー



アニ「そしてあれはエレン?」



猿の巨人「やはりしぶといね!」ドンドン!



巨エレン「ガハッ!ウグアァァア!」



アニ「・・・なにやってんのさ」フルフル



エレン「アガァァァア!」



アニ「アンタ!しっかりしなよ!」オオゴエ



猿の巨人「んー?あれは女型じゃないか」



エレン「ウガァ!(アニ逃げろ・・・お前だけでも逃げてくれ)」ボロボロ



アニ「おい!猿!私が相手だよ!」



猿の巨人「馬鹿がもう一体」



エレン「ガァ!ガァア!(馬鹿野郎!お前は逃げるんだ!)」ググ



アニ「ハァァァア!」ガリィ



ビカァ――――――ン!ドシーン!



巨アニ「グゥオオオオ!」シュワー



猿の巨人「どれどれ君も同じようにしてあげよう」



巨エレン「ガァア!(させるか!)」ガシッ



猿の巨人「しつこい!」ドゴーン



巨エレン「バグァァア!」メキメキ



巨アニ「グオオオォォォオ!(隙あり!)」パキキキ ボスッ



猿の巨人「ウワッ!」バキッ



巨アニ「ガァア!ガァア!ガァア!(ここで一気に!)」バキッバキッバキッ!



猿の巨人「ウグワァァ!」ズザザザー



巨アニ「ハァハァ・・・グヲォォォオ!(全身全霊を込めたから疲れた・・・でもこれで奴も)」



巨エレン「ガァハァ(アニ今のうちに逃げるんだ!お前なら間に合う!)」



巨アニ「ガァウ!(アンタ等を置いていける訳ないでしょ!)」



巨エレン「ガガウ!(さっさと行きやがれ!)」クワッ



猿の巨人「痛いねぇ・・・やってくれるじゃないか」



巨アニ「グルルゥ!(私のラッシュを食らって無傷?)」



巨エレン「ガウ!(避けろアニ!)」



巨アニ「エ”?」



猿の巨人「遅いよ」ギュイーン!




ブチィィィ





巨アニ「アガァッ!(そ、そんな・・・・・・エ・・・エレン)」グラッ




ブシャァァァァァァ





巨エレン「ウ゛ガァ・・・(どうしてだ・・・どうして・・・)」



巨アニ「コ〝エ"ン゛ネ“・・・」ドシーン!



巨エレン「チ"ク"ショ〝~!」ズガァン!



猿の巨人「こいつらは脆いね。そう考えるとやっぱり君は頑丈だよね」



巨エレン(俺がもっと強ければお前を死なせずに済んだのか?俺がもっとしっかりしてれば・・・)



巨エレン「オレガ・・・オレガ・・・オレガ・・・」ブツブツ



猿の巨人「うーん・・・君どうしたの?早くかかってきなよ」



巨エレン「オレガ・・・!(いや俺じゃない・・・悪いのはアイツだ・・・アイツが悪い!殺してやる。)」





『俺が力をやろう・・・』




巨エレン「!(その声はハユハか?だが一体どういう事だ?)」



ハユハ『俺の悪霊としての力をすべてお前に授ける・・・』



巨エレン(そんな事したらお前が・・・)



ハユハ『その通りだ俺の存在は消え、そしてお前の特殊能力も消えることになる』



巨エレン(・・・・・・ケッ 悪霊とも在ろう者が随分と勇ましいこって)



ハユハ『お前とは長い付き合いだ・・・今までの家賃として返すぜ』



巨エレン「ウオォォォオオ!(いくぞ相棒!)」



ハユハ『おう!(楽しかったぜ)』



巨エレン「ウガァァァァアア!(力が漲ってくる!)」ドンドンドン



猿の巨人「全くしぶといね」ブオン!



巨エレン「ガァァアア!(効くかよ!)」ドスッ



猿の巨人「!!!受け止めた?」



巨エレン「ガァア!(今度は俺の番だ!)」ズガーーン!



猿の巨人「フグガァァア!」ドガガガガガン



巨エレン「グルアアァァァア!(まだまだてめぇを殴り足りねぇよ!)」ズガズガズガ!



猿の巨人「ウガ!ウガガガガァァアア!(こいつ・・・どうしてこんなに強く・・・)」バキッバキバキバキ



ズガンズガンズガン




ジャン「すげぇなあの巨人さっきまでやられてたのに今じゃサンドバッグにしてるぜ」



アルミン「あの女型の巨人の首が吹っ飛んだ後に強くなったね」



ミカサ「私にはあの巨人から憎しみしか感じられない」



巨エレン「ウォォォォオオオオ!(殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる・・・殺す!)」バコーン! ヒューン・・・



猿の巨人「グッハアアアアァァァアァァアアア!」ヒュルルル・・・ ドゴォォォォン



巨エレン「ガオォ(そろそろ終いにするか・・・)」シュゥゥゥウー



猿の巨人「うぅ・・・何だアイツ巨人化を解いた?(しかしこれはチャンスだアイツはもう限界ということだろう。今の俺の状態でもなんとかなる)」グググ



ジャン「おいおいおい!ありゃエレンじゃねぇか!」



アルミン「ほ、ほんとだ!って事はあの巨人の正体はエレンで・・・女型は・・・アニ?」



ミカサ「・・・通りで化け物」ボソッ



猿の巨人「ふふふ・・・もう限界なんだろ?悪いけどこれは俺の勝ちt 「なに勘違いしてんだ」



猿の巨人「え?」



エレン「俺は別に疲れてもなんでもねぇよ・・・ただ貴様を完全に破壊するにはこの状態に戻らないと無理なんでな」



猿の巨人「ククク・・・はっはーっははは!この俺を破壊だと?その状態でか?馬鹿なはったりは止すんだな!」



エレン「フフフ・・・どこまでも愚かな奴だな。いいだろう恐怖を味わうがいい・・・」



猿の巨人「君も覚悟した方がいいよ・・・(ふぅ・・・やっと足が回復したか・・・この俺をここまでコケにしてくれたからね)」ガラガラ



エレン「話はここまでだ!しっかりと今までの罪と過ちを体に刻み込め!」ゴゴゴ



猿の巨人「巨人でもない君に何ができるかな?」ドドド



エレン「すべての巨人の頂点に君臨せよ!」ゴゴゴ



ハユハ『座して標と成りし者よ!』





エレン「はぁぁああ!悔い改めろ! ”座標” 」カッ!




ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・



猿の巨人「な、なんだ?この地鳴りは?」



ジャン「か、壁にひびが!お前ら下に降りるぞ!」バシュー



アルミン「了解!」バシュー



バキバキ ミシミシ ゴゴゴゴゴゴ



猿の巨人「お、おまえ!一体何をしたというのだ!」



エレン「フッ 直に身をもって痛感するだろう・・・」フラフラ



巨人「あ”-」ドシドシ



猿の巨人「そこのお前!アイツに食らいつけ!」



巨人「あ”-?」ドシドシ



猿の巨人「違う俺じゃない!アイツだ!」



エレン「フッ・・・ざまぁ見ろ」ドスッ



巨人「ギャアァァア!」ガブリ!



猿の巨人「グワァァア! な、なにぃ巨人がいう事を聞かないだと?ま、まさか・・・お前・・・」



エレン「・・・地獄に堕ちろ!」ギン!



猿の巨人「すべての巨人を自分の支配下に置いたなぁ!・・・っていう事は・・・」




ズガァァァァァン! ガラガラ



大型巨人達「・・・・パチッ」



猿の巨人「壁の中の大型巨人達が一斉に目を覚ましやがった!



大型巨人達「あ”あ”あ”あ”~」ドシーンドシーン



猿の巨人「こ、この俺が・・・この俺が・・・この俺がぁぁぁあ!」グチャ



大型巨人達「ウゴォウゴォ」ズドドドドド



猿の巨人「ぐぎゃぁぁぁあぁぁぁあああぁぁぁあ!」ブチャブチャー



エレン「終わったか・・・・・・・・・アニ」ムクッ



ジャン「す、すげぇ・・・壁の中の巨人があの化け物を踏み殺しやがった・・・」



アルミン「すごい光景だったね・・・・・・でも人類の危機は彼らの勇士有る行動によって去ったよ」




850年エレンの驚異的な力によりウォールローゼ、マリア、シーナが崩落し、人類の大半は死亡したがその代償にすべての巨人を駆逐した。後に人類はこの事を[進撃の巨人]と歴史に刻んだ。そして一年が過ぎた・・・



ドドド


アルミン「やっぱり壁の外の世界はいつ来ても空気が美味しいね!」


アルミン・アルレルト 調査兵団団長



ミカサ「もう壁は無いけどね」


ミカサ・アッカーマン 調査兵団兵士長



ジャン「まさか海という水が塩味だとはな・・・自然はすごいな」


ジャン・キルシュタイン 調査兵団分隊長



サシャ「いやぁあの事件以来で食糧が増えてよかったです!」


サシャ・ブラウス ただの兵士



コニー「まぁそのせいで人類の8割は消えたんだけどな・・・」


コニー・スプリンガー ただの兵士



ジャン「まさか調査兵団も壊滅するとはな・・・みんな死んじまったもんな」シメッ



シーン・・・・・・・・・・



アルミン「ま、まぁ!今はこれからの未来のために頑張って行こうよ!」



皆「「「おー!」」」



アルミン「うん!(でも君はどこに行ったんだい?エレン・・・・・・)」



ーーーーー


ーーー




~山奥にある目立たない家~



ユミル「ふぅ・・・全く世話の焼ける奴だよお前は・・・」



エレン「」ゴゴゴ



ユミル「お前はいつになったら目を覚ますんだよ?」



エレン「」ゴゴゴ



ユミル「死んでんのか生きてんのか分からねぇけど目覚ましたら言えよ。私は飯の調達してくるから・・・」ガタッ



エレン「」ゴゴゴ



ガチャッ



エレン「・・・」パチッ






to be continue…






悪霊に取り憑かれし少年   [エレンチート]                 完


















 















































































































































































































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2015-02-17 23:10:20

このSSへのコメント

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1: SS好きの名無しさん 2015-02-17 23:10:11 ID: Mxi8GLnY

英雄

2: あっぽる 2015-02-18 14:28:03 ID: zCqr9pAU

もはや一周まわって面白いですね

3: SS好きの名無しさん 2015-02-18 16:13:21 ID: aelqaDEM

くっさ

4: SS好きの名無しさん 2015-02-26 09:18:28 ID: kydPBufu

おもしろー

5: SS好きの名無しさん 2015-03-01 21:14:26 ID: ACQivhSd

続きはよ

6: SS好きの名無しさん 2015-03-03 22:02:06 ID: kZFIPi_n

期待です

7: SS好きの名無しさん 2015-03-12 21:12:32 ID: lo710vRQ

面白い

8: SS好きの名無しさん 2015-03-19 20:28:52 ID: EXMmw028

つまんね

9: SS好きの名無しさん 2015-03-22 01:34:20 ID: 9nf7yebx

放置ダメ絶対

10: SS好きの名無しさん 2015-03-22 09:46:42 ID: Z9ScUArp

放置すか…

11: SS好きの名無しさん 2015-03-23 14:29:36 ID: fhiTJZDk

おもんない

12: SS好きの名無しさん 2015-04-02 01:11:52 ID: 9-yjHuRP

恐るべきつまらなさ

13: SS好きの名無しさん 2015-05-24 19:24:52 ID: 2Wx6RLIH

つまらないなら見なきゃ最後まで見なきゃ良かったのに…。

14: SS好きの名無しさん 2016-01-04 16:29:35 ID: k8MWk5w-

>>13
それなw

15: SS好きの名無しさん 2017-09-20 22:32:48 ID: _QUlxRLe

面白かったんだけど、最後のはいらなくね?

16: SS好きの名無しさん 2017-10-09 00:41:15 ID: mB3m5s86

最後なにがあった?

17: SS好きの名無しさん 2018-03-30 23:40:11 ID: fcfjp35z

面白かったです。!

18: SS好きの名無しさん 2018-04-01 11:59:43 ID: GOorgHHi

イエーガーじゃなくてイェーガーだよ このたらず

19: SS好きの名無しさん 2018-06-09 18:24:59 ID: DHxx0x1D

おもしろかったけど最後のはなんだ

20: SS好きの名無しさん 2018-11-25 13:09:01 ID: S:0ty7rN

長え

21: SS好きの名無しさん 2019-07-15 13:11:25 ID: S:aDLnMS

めちゃくちゃ面白かったーーーーーーーーーーーーーー

22: SS好きの名無しさん 2020-02-17 02:34:41 ID: S:y5y-cC

最高!神!もはや神でしかない。

23: SS好きの名無しさん 2022-08-26 16:36:02 ID: S:YXOxdA

続きあったら書いてほしい
>>8、>>11、>>12おもしろくなかったらみなければいいのに、、、(´・ω・`)
>>13それな


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