2015-02-15 14:02:37 更新

第三章 [対峙する者たち]


エレンside


エレンが入手したアイテムで快適な一夜を過ごした一向はライナーの提案により、周囲を探索することになった…


ライナー「何か見つかったか?」


エレン「いや、こっちは全然だ」


アニ「同じく…何も」


ライナー「そうか…クソッせめて何かこれからの旅に役立つものがあればと期待したが…」ガクシ


エレン「しょうがねぇよライナー、きっと俺が見つけてきた奴しかなかったんだよ」


アニ「ねぇ、これからどうするの?」


ライナー「そうだな、取り敢えず拠点にもどるか、作戦はそこで考えよう」


エレン「おう!  ん?」  ギャオォォオ!


アニ「なに?この鳴き声」フリムク


ライナー「最初に出てきたアイツと同じ類じゃないのか?」


サササッ サッ  


エレン「動いてるぞ!気を付けろ!」


ライナー「お前ら 互いに背を向ける形になれ!」


シュンッ ヒュン ヒューン


アニ「来るよ 構えな!」サッ


エレン「ああ」サッ


ライナー「おう」サッ


ドシーン


魔物「キュルルル キュルルル…」


エレン「また、訳の分かんねぇ奴がきたな…」


ライナー「気ぃ付けろエレン、最初の奴みたいに何をしてくるか解ったもんじゃねぇからな…」


魔物「ギャギャ ギャオオォォォオ!」 ズドーン


エレン「な、はやい!アニ避けろぉ!」


ライナー「うおおおお!このヤロォッ」ヒュン


ライナーの拳が魔物を確実に捉えていた!


魔物「グガガガ!グギャオオ」ギュイン


なんと魔物は恐るべき速さで上空に飛んで回避したのだ!


ライナー「何っ!アイツどんな動きしやがった?」ミアゲル


アニ「十分だよライナー、ここで確実に殺す!」ザザ カマエル


魔物「ギャオォォオ!」ギューン


アニ「ハアァァ!」ヒュン バコーン!


ものすごい速さで向かってくる魔物になんとアニは動体視力を使って凄まじい蹴りを放ったのだ!」


魔物「グギャオオ」ドサドサッ


エレン「とどめだ!くらえ、アニ直伝[かかと落とし!]だー」ズドーン 


魔物「グギャハッ」ゴキッ


エレン「よっしゃ!決まったぜ!」ガッツポーズ


ライナー「アニお前あんなもん教えているのか?すごい音したけど…」


アニ「いっかいアイツにやったら教えてくれって言われてね」


ライナー「おまえエレンにあんな技使ったのか…」


ボンッ


エレン「ん?アイツが消えたと思ったらいい形の棍棒が落ちてやがる」ガシッ


「エレンは棍棒を手に入れた!」


エレン「おーい お前ら!早く拠点に戻ろうぜ!日が暮れちまうぞ!」


ライナー「ああ 今行く!アニ行くぞ」


~拠点にて~


エレン「いや~今日のアニの蹴りはすごかったなぁ!」


ライナー「まったくだぜ、足は大丈夫か?」


アニ「心配はいらないよ、どんだけこいつを蹴ってると思ってるんだい」


エレン「今日のVIP賞はアニだな!」パンパカパーン


ライナー「そうだな、ところでエレンお前さっき何か拾ってなかったか?」


エレン「そうだ忘れてた!アイツが倒れた後、こんなもの落としてよ ほれ」ガサゴソ


ライナー「これは、棍棒?」


エレン「ライナーの方が似合ってるからやるよ」


ライナー「いいのか 俺なんかで?VIP賞のアニの方がいいんじゃないのか?」


アニ「アンタ乙女になんてもの持たせようとしてるんだい 蹴るよ」ギロッ


ライナー「わ、悪かったよ あんな勢いで蹴られたれ流石の俺でも死ぬ」アセアセ


エレン「ちょっとこの洞穴探検してみようぜ!火があるから進めるしよ!」キラキラ


ライナー「賛成だな、何かあるかもしれんアニはどうする?」


アニ「いく」


エレン「よし!しゅっぱーつ!」


~歩き続けること10分~


エレン「なんか…何もないまま別の出口に来ちゃったな…」ヒュオオオオ


ライナー「しかも吹雪がすごくて何も見えねぇ」ズヒュオオオオ


アニ「確かにすごいね…視界が…!」ヒュオオオオ


アニ「ねぇ下見て!下!」ヒュオオオオ


エレン「何だよ何も見えn…!あっ!」ヒュオオオオ


ライナー「ぼんやりだが無数の光がある!きっとここら辺の集落だ!」ビュオオオオ


アニ「かもね、嵐が止み次第いく?」ヒュオオオオ


エレン「ああ! 待ってろよ!集落!」ゴヒュオオオオオ


~嵐が止み~


エレン「さぁ 行こう!」


ライナー「みんな荷物もったか?」


アニ「荷物っていう荷物なんてないけどね」


ザッザッザ ザクザク


アニ「昨日の嵐で地面がめちゃくちゃだね」ザクザク


ライナー「ああ 木とかバキバキだな」


エレン「こんな状態じゃアイツ等もたまったもんじゃねぇだろ… おっとっと」アニ!ソコアブナイゾ!


アニ「あっ ナイフ落ちてた」ワルイネ


エレン「おっ!ちょうど良さげなナイフだな」ヒョイ


ライナー「おい 見えてきたぞ」


エレン「なんか、バカでかい影がうっすら見えるけど…」ホー


アニ「霧で視界が悪いね」ゴシゴシ


ライナー「もうひと踏ん張りだ!頑張るぞ」


アニー ナニヤッテンノ? ナイフヲミガイテル 


エレン「おお!着いた でかい影の正体は城だったんだな!」イエーイ


ライナー「ってことは、ここは城下町か!なんと強運ここなら旅に必要なものが揃えられるな!」


アニ「あと、武器もね」


エレン「さっそく入るか!」


ライナー「待て、ここに看板がある、なになに?{ようこそ!ここは、北国で一番の王国!その名も[アインシュリン王国]さ、ここを気に入ったら離れたくないほどいいところだよ!}だってさ」


アニ「さっさと入ろう 体が冷え切ってるからお風呂に入りたい」


エレン「久々にのんびりできるなー いくぞ!」


ーーーアインシュリン王国ーーー


ガヤガヤ イラッシャイー 


エレン「昨日の嵐があったのに街はなんともねぇみたいだな」オッチャン コレクレ


アニ「とりあえずあそこに 温泉があるから行きたい」ワタシモ ホシイ


ライナー「聞き込みをするのは、温泉の後だな!」オレモ


~温泉旅館にて~


おかみさん「はい、いらっしゃいませ。三名様ですか?」


ライナー「そうですが…お金はいくらくらいなんですか?」


おかみさん「ちなみにお客様はどちらからお越しになりましたか?」


ライナー「は?ええーと…「雪山からで遭難してしまって、たまたまここを見つけたんです!」


おかみさん「あの地獄山で遭難?それはよく無事で…」


ライナー「ありがとうございます。でお代の方は「ただじゃ!」


アニライエレ「え?」


おかみさん「だからただじゃ!そんな強者にはただじゃ!ゆっくりしてけぇ」クワッ


アニライエレ「ありがとうございます!」ペコリ


おかみさん「ハイ、これが鍵ね部屋は上がってすぐ右の部屋ね」


~部屋にて~


エレン「おかみさんいい人で助かったな!」


ライナー「よかったなアニ!」


アニ「・・・」


エレン「?どうした嬉しくねぇのか?」


アニ「嬉しいけど、仕切りがないんだなと思って…」


エレン「ああ~ 言われてみれば確かにそうだな」


ライナー「アニ、すまんが諦めてくれ」


アニ「しょうがないね ただ変なことしたら蹴り殺すよ」サラッ


ライナー「温泉に入る前に服を買いに行こうと思ったが、金がねぇな…」


エレン「俺は30円持ってるぞ!なぜか」


アニ「私も30円持ってる…」


ライナー「俺もだ…どうしてだ?拾った覚えないぞ」


エレン「こころあたりがあるとすれば、あいつ等倒した時かな?」


ライアニ「ピコーン! それだ!」ユビサシ


ライナー「それしかないな!」


アニ「間違いないね」


ライナー「そうと決まれば倒しに行くか!」


~森にて~


エレン「なかなか化け物見つからないなー」キョロキョロ


ライナー「ああ だが油断するなよ」ザッザ


アニ「見て、あそこに誰か倒れてる」ユビサシ


ライナー「なに?ほんとだ!行くぞ!」ダッ


エレン「アニ!俺らも行くぞ!」ダダッ


ライナー「おいアンタ!大丈夫か?何があった?」抱える


負傷者「ううっ…俺は、この森の先にある…ガハッ 神殿に行きたかったんだが この先にいる魔物のに襲われて 命からがら逃げてきたんだが…体が言うことを聞かなくなってな…」


アニ「その神殿には何があるの?」


負傷者「言い伝えによれば、先人達が遺した数々の宝が眠ってるらしい…俺はそれを盗賊から守るために…グハッ」


エレン「分かった…」


ライアニ「?」


エレン「俺らがそこにアンタを連れて行く!そこに興味がわいた!」キラキラ


負傷者「いいのか?初めてあったばかりなのに」


ライナー「もともと俺らは、魔物を倒すためにここに来たからなぁ 場所が分かってるなら早い」


アニ「まったくしょうがないね」


エレン「ほら背中に乗れ!俺は戦えないから、二人に任せて大丈夫か?」


アニ「なんで言い出しっぺのアンタ戦わないのさ」ヤレヤレ


ライナー「問題ないね!危険なことに代わりないからな」


クエスト[森に棲み着く者たち]を受注した


依頼人「ここです…奴らがいるところは…」ガタガタ


ライナー「よし いくぞ 慎重にな」


魔物A「!グググッ」


魔物B「ガガガガ」


魔物C「グギャガガオォォオ!」ドドド


魔物Cの雄たけびによりほかの魔物も動き出す!


ライナー「もう!お前らの…動きは…なれたんだよ!!」棍棒を構える


魔物AとCがライナーに襲いかかる!


ライナー「づああああ!」


ライナーは雄たけびとともに棍棒を力いっぱい振り下ろした! グシャッ


魔物A「ピクピク」


ライナーは見事、魔物を一撃で仕留めた!が、隙だらけのライナーに魔物Cが襲い掛かる


魔物C「ギャオオ!」ガブッ


ライナー「ウグッ… 邪魔だァァァ!」ブオンッ


ライナーは腕に噛みついた魔物を上に投げた!そして、着地の瞬間に棍棒をスイングした!


ライナー「吹っ飛べェェェ!」バキッ


魔物C「ギャギャァァァ!」ビューン


アニ「まったくこんなのを相手にしなきゃいけないなんてね…ん?」ビューン


魔物B「ギャアァァァア」ドンッ


魔物BC「ギャアアアァァア!」ドシャーン


魔物BC 戦闘不能  ボンッ


エレン「やったぜ!さすがライナー!」


ライナー「あいつ等は 何も落とさなかったな…」


アニ「アンタの馬鹿力には驚くよ」


依頼人「す、すごい…」


エレン「さぁ、はやく行こうぜ!」


アンタハナニモシテナイデショ ショウガネェダロ!


~神殿前にて~


依頼人「ここが…英雄の神殿」


エレン「アインシュリン王国の城よりでかいぞ!」


アニ「で、どうやって入るんだい?人もいないし…」


依頼人「それはそうさ!ここは観光スポットではないからね、入り口は…ライナー君悪いけどそこの石造を回してくれるかな?」


ライナー「分かった、これだな ほっ」グググ


ゴゴゴゴ ダンッ ダンッ


エレン「ライナーこっち開いたぞ!」


アニ「すごい不気味だね…」テクテク


依頼人「中には魔物はいないから安心していいよ」


エレン「どうして?」


依頼人「昔、大勇者がここに強力な魔法陣をかけたと云う伝説があるからね」


ライナー「まぁいい、さっさと入って宝を見つけて帰るぞ」


エレン「宝ってのはどこにあるんだ?」


依頼人「多分、[王の間]だと思う…」


ライナー「王の間]だと?」


依頼人「まぁ、僕についてきてよ!」


エレン達は神殿の中をひたすら歩き続けた…そして!


依頼人「ついに!きたね…」


アニ「英雄とやらは随分といい暮らししてたみたいだね」


エレン「なんか俺のイメージと全然違った…」ハァ


ライナー「だがよー宝らしきものなんて見当たらないぞ」


エレン「ハァァアー ん?」ガコンッ


ブウゥゥン パッ


ライナー「何だ?空中に文字が出てきたぞ!」


依頼人「これは、魔法陣?」


エレン「これが魔法陣ってやつか」


アニ「もしかして、あの下に何かあるんじゃない?」


依頼人「行ってみようか」


コッチニコイ コッチニコイ


エレン「ん?ライナー何か言ったか?」コッチニコイ


ライナー「バカ言ってねぇでさっさと行くぞエレン…エレン?」


アニ「ライナー早くいくよ アイツは?」


ライナー「消えた…」


アニ「え? こっちには来てないけど…」


依頼人「それは、心配ですね 探しながら行きましょう」


アニ「心配だけど、あいつなら大丈夫でしょ」


ライナー「ああ先に進もう」


一方エレンはというと…


エレン「はっ!ここはどこだ? ん?なんだこれは?剣?」剣を手に取る


ピカーン


エレン「なっ!突然光出した!」ゴゴゴ グラグラ


エレン「遺跡が やべぇ!脱出しなくちゃ!」ダダダッ


依頼人「な、なんですか?この揺れは」


ライナー「喋ってないで早く出るぞ!」二人を抱える


アニ「頑張りなライナー 光が見えたよ!」ガラガラガラ


ライナー「捕まってろよォ!ぉぉお!」ダダダダ ダッ!


アニ「キャッ!」


依頼人「ワァァ!」


ドサドサッ 


ライナー「あ、危なかったな…ハァハァ」ガラガラガラ ドドーン


アニ「アイツは?エレンは?」


依頼人「クッ この勢いじゃあ流石に…」ドカーン


依頼人「え?」


アニ「!アイツだ エレンだ!」


そこに目にしたのは、剣を片手に遺跡のてっぺんから飛び出したエレンの姿であった…


エレン「うわぁぁあああ!」ヒューン  ドッシーン


ライナー「お前どこにいたんだ?そして、どうして上から飛び出てきたんだ」


エレン「すまねぇけど、俺にもよく分からないんだ」イタタ


アニ「まぁ無事で何よりだよ、ところでその剣はどうしたんだい?」


エレン「ああ、この剣はさぁ…なんか知らない声に導かれるままに進んでたらよぉこれがあってさ、そして持ち帰ろうと思って掴んだ瞬間に突然光出したんだ!そして、光が収まったと同時に神殿が崩れ始めて脱出したんだよ」シヌカトオモッタ


依頼人「少しその剣を魅してもらってもよろしいですか?」


エレン「ああ、いいぞ ほれっ」


依頼人「ありがとうございます…!」剣に触れる


ズバーン


依頼人「グワッ…」ドサッ


ライナー「大丈夫か?何が起こった」


依頼人「僕にもわかりません…ただ、その剣には何かが宿っています…」


エレン「まじかよ…」カチャッ


アニ「アンタはその剣を拾っても何も感じないのかい?」


エレン「何もねぇな…ただ…」


アニ「ただ?」


エレン「何か、体が重く感じる…」


ライナー「その宿ってる何かがお前に取り憑いたんじゃないのか?」


エレン「わかんねぇ…」


一同 「「・・・」」シーン


依頼人「ところで君たちは、これからどうするんだい?」


アニ「どうするライナー」


ライナー「そうだな とりあえずアインシュリン王国に戻って、旅の準備をする」


依頼人「なるほど!じゃあ次は[ローグヘルツ]かな?」


ライナー「[ローグヘルツ]だと?なんだそれは」


依頼人「え?君たちは旅人だから知ってるかと思ったんだけど…」


ライナー「すまんが、いろいろ事情があってな適当に歩いているだけだ ハハ」


依頼人「じゃあ、お礼とこれからのご武運を願って[地図]と[謝礼金]を渡すよ」


アニ「いいのかい?地図なんてもらって」


ライナー「謝礼金なんてもっともだ、俺らは大したことはしていない」


依頼人「僕の命は…大したもんじゃないのかい?」


ライナー「い、いや…そういうわけじゃ」アセアセ


依頼人「ハハハ 冗談だよ、でも受け取ってほしいんだこの世界は君たちが思っている以上に厳しいだろう…だから受け取ってほしい」


ライナー「…分かった そこまで言うんだったら有り難くもらっておくよ」


アニ「どうも」


ライナーたちは[森に棲み着く者たち]をクリアしました!報酬 [地図]と[謝礼金]を手に入れた!


依頼人「それじゃあ、僕はもう行くよ…機会があったらまたね!」


ライナー「気を付けろよ、達者でな!」


依頼人「ふふっ」シュンッ


アニ「消えた?でも何か驚きもあんまり受けなくなってきたね」


ライナー「そうだな…いろいろありすぎた、おーいエレン帰るぞ!」


エレン「!ああ 今行く」タッタッタ


アニ「アイツ剣を見つめて意識飛んでたね…」


ーーーアインシュリン王国ーーー


おかみさん「ああ アンタ等かい おかえり」


ライナー「もう一泊したいんだが、いいですか?」


おかみさん「構わへんよ、ちゃんととっておいてあるから」


ライナー「ありがとうございます、じゃあお前ら行くぞ」


アニ「おかみさん有難う」


エレン「・・・」


~部屋にて~


ライナー「それでは、各自におこずかいを配るから各自で買ってこい」


アニ「1人1500ゴールドだね」


エレン「サンキュー!明日はどうするんだ?」


ライナー「明日はな、[ローグヘルツ]というところに向かう」


エレン「へーまぁいいや それより早く行こうぜ」スクッ


アニ「アンタ大丈夫かい?さっきから意識飛んでるけど」


エレン「少し疲れてるだけだ すぐよくなる」


ライナー「おしっ!行くぞ」


~城下町にて~


ライナー「各自終わり次第適当に、宿に戻れよ」


エレン「分かった」


アニ「了解」


ライナー「じゃあ 解散!」






ライナー「まずは、武器だな…おっ!あったあった すいませーん」


武器屋「いらっしゃい、どんな要件だい?」


ライナー「武器を探してるんですが」


武器屋「どんなのをお探しで?」


ライナー「俺は今、拾った棍棒を使っているんですがもう少し強いやつを探しています」


武器屋「ってことは、そっち方面をおさがしで?」


ライナー「俺に合ってるんで」


武器屋「わかりました、ちなみにお客さんはいくらお持ちですか?」


ライナー「1590gですが、ほかにも買いたいので…」


武器屋「悪いがその額では俺のところは取り扱ってねぇな…」


ライナー「そうですか、ありがとうございました」


武器屋「待ちな!だが新しい武器じゃなくてもいいなら…」


ライナー「!それは何ですか?」


武器屋「それはだな 強化だ!」


ライナー「強化?」


武器屋「そうだ 今使っている武器をグレードアップでき、しかも低価格だ!どうだ?」


ライナー「おねがいします!」


武器屋「はい!まいどあり~ 明日の朝取りに来な!」


ライナー「わかりました!」


一方アニは…


アニ「やっぱり道具は必須だよね」


道具屋「そこのお嬢ちゃん!寄ってかない?」


アニ「は?私?」


道具屋「そうよ!あなた旅人でしょ?」


アニ「そうだけど、どうしてわかったの?」


道具屋「この商売続けて40年舐めてもらっちゃ困るぜ」


アニ「じゃあ少し見ていく」


道具屋「ありがとさん!」


アニ「へー、いっぱいあるんだね…」


道具屋「そりゃあそうさ!なんたって道具屋は家にしかやってないからなここでは」


アニ「これは何?」


道具屋「スルーですか…まあいいや、それはね[傷薬]だよ!ある程度の怪我は治せるよ」


アニ「じゃあこれと、これとこれとこれ…」


道具屋「お、おお…ま、まいどありー」


アニ「フンフフーン♪」


エレン「おう!アニ上機嫌だな」


アニ「!びっくりした…急に話しかけないでよ」


エレン「ワリーワリー 何か買ったか?」


アニ「まぁね アンタは何か買ったのかい?」


エレン「たいして買ってないよ」


アニ「とりあえず帰ろっか」


エレン「そうだな」


~部屋にて~


エレン「おっ ライナー早いな」スタスタ


ライナー「エレンか、遅かったな」


アニ「だいぶ買いすぎたからね ところでライナーは?機嫌よさそうだけど」


ライナー「よくわかったな、じつわよ新しい武器は手に入らなかったんだけどな低価格で武器を強化できるらしいから頼んだんだ」


エレン「へーそれはよかったな いくらなんだ?」


ライナー「まだ分からん明日取りに行くとき分かるからな」


アニ「アンタはいいよね、やばそうな剣があるから」


エレン「まあな、よし!風呂に入って寝ようぜ、明日ここ出るんだろ?」


ライナー「そうだな、じゃあ行くか!お前ら服は買ったよな?」


エレアニ「おう(うん)」


時はたち出発の時


ライナー「おかみさんお世話になりました もう行きます」


おかみさん「気を付けるんだよ あんた達なら大丈夫」


ライナー「それでは ここで失礼します ありがとうございました」


おかみさん「また来るんだよ~」


エレン「よし!行くか」


アニ「ライナー遅いよ」


ライナー「お前らもお別れしろよ…まぁ良い行くぞ![ローグヘルツ]に出発だぁ」




アルミンside


アルミン達は新たな場所に向けてひたすら進んでいた…


アルミン「ふー 楽だね」ガラガラ


クリスタ「あの何でもなる球体が、こんなのにもなるなんて発想力すごいねアルミン!」ガラガラ


アルミン「僕だって、なったらいいな みたいな感じだったから嬉しいよ」ガラガラ


ミカサ「アルミンのおかげでこの大地で死ぬ確率は大きく減った、ありがとう」ガラガラ


クリスタ「見て!地質が変わったよ普通の土になったみたい」ガラガラ


アルミン「ほんとだ、もうそろそろ新しい場所につくかm・・・ん?」ズドドドドド


ミカサ「なに?この地鳴りは」ドドドドドド


クリスタ「こっちに迫ってるよ!」ドドド ズザー


???「グヲォォォオオ!」


クリスタ「キャッ」


アルミン「これは サメ?砂の中に?」


ミカサ「アルミン集中して このままでは乗り物が壊れてしまう」


アルミン「もとに戻れ!」シュイーン


デカサメ「グヲォオ!」ブンッ ズシャシャシャー


アルミン「なにっ 砂を飛ばしてきただと?」ドーン


クリスタ「大地が抉れた?こんなの…どうしろってゆうのよ」ズガガガガ


ミカサ「アルミン球体を貸して 戦う」ズドーン


アルミン「正気かいミカサ?僕らじゃ無理だ」ガガガガ


ミカサ「アルミン今は逃げてる時じゃない、戦わねば私たちはここで終わり 分かるでしょ?」 グヲオオ


クリスタ「確かにそうだけどどうするの?」オオオオ


アルミン「…受け取って ミカサ!」ヒューン


ミカサ「ありがとうアルミン」パシッ


デカサメ「グヲ!グヲ!グヲォォオオ!」ダダダダダン


アルミン「またか!皆伏せて!」ババババッ


ミカサ「これで終わりにする…ブレードになれ!」キュイン キュイン


ズババババ


アルミン「すごい(砂をすべて切った?いくらミカサでもそんな事って…しかもブレードだぞ…!もしかして)」


ミカサ「ふんっ」タタタタタタッ


デカサメ「グヲォオ!ガー」テュンテュンテュン


アルミン「今度は砂の球を飛ばしたのか!(でも多分僕の予想が当たっていれば大丈夫なはず…)


ミカサ「くっ…避けれない」ダダダダダ


クリスタ「ミカサ!全部命中した…アルミン!」


アルミン「落ち着いてクリスタ、ミカサなら無事だよ ほらあそこ」


ミカサ「あまり痛く感じなかった…さて」ギロッ


デカサメ「グヲォオ!グガァァァl」


ミカサ「遅い!ハァァァア!」ズバッ ジャキンジャキン ジャシュ


デカサメ「グ…グヲォ オォォオ…」ドサッ


アルミン「やった!すごいよミカサ!一人で倒すなんて」ダキッ


クリスタ「ミカサかっこよかったよ!傷は大丈夫?直撃してたけど…」ダキッ


ミカサ「二人とも嬉しいけど暑いから離れて…体の方は痛くもなんともないから平気よ」ナデナデ


アルミン「やっぱりそうだったんだね…」パッ


クリスタ「やっぱりってどういう事?アルミン?」


アルミン「さっき確信したばかりなんだけど、この世界で僕たちの体は現実の世界の何倍も強いと思う…ミカサもそう思うでしょ?」


ミカサ「ええ…さっきの攻撃といい、砂を切った時もおかしかった」


クリスタ「じゃあ私たちは本当にこのモンスターたちを倒さなきゃいけないんだね…」


アルミン「うん、残念ながら…」


ミカサ「今は考えるのはやめよう、取り敢えず歩こう」


アルミン「そうだね」


~1時間後~


アルミン「見てよ!地質が変わったよ」


ミカサ「ほんとだ、ということはそろそろ新しい場所に着くってこと?」


アルミン「多分ね…でもまだかかりそう…」


クリスタ「ねぇ二人とも[自分投影機]を見て!」


アルミン「?クリスタ、何を言ってるの?」


クリスタ「いいから!」パタパタ


ミカサ「!…どういう事?」


アルミン「え…?これって…」


クリスタ「すごいでしょ!私たちHPとかATK来た時より大幅に上がってるよ!」


アルミン「僕はHPが30、STR15でMP70だ…」


クリスタ「私はHP28、STR15でMPが40」


ミカサ「…」


アルミン「ミカサは?どんな感じ?」


ミカサ「HP200、STR500でMP60…」サラッ


アルクリ「…」


アルミン「さ、さぁもう行こうか」


クリスタ「そ、そうだね!」


ミカサ「…ええ」


アルミン達はひたすら真面目に歩き続けた、そしてついに…


アルミン「はぁはぁ…やっとだ、やっと見つけた」ハァハァ


クリスタ「よかった、これで落ち着ける…」


ミカサ「やはりアルミンには正解を導く力がある」


三人が目にしたものは今までの地獄を打ち消すかのようなとても賑やかな街が有ったのだ!


アルミン「ここは[コーサ街]だって!」


クリスタ「とりあえず宿みたいなところに行こう!」


アルミン「中に入るのは賛成だけど、宿はどうだろう…」


クリスタ「どうして?」


アルミン「僕たちはこの世界のお金を持ってないから泊めてもらえるか分からないよ…」


ミカサ「それについては安心してほしい、二人とも[無限ポーチ]の中を見て欲しい」


アルミン「あっ…1500円持ってる」


クリスタ「私も1500円だ、でもどうして?」


ミカサ「考えられるのはあのデカサメを倒した後だろう」


アルミン「そうか!この世界のモンスターを倒すと報酬が手に入るんだ!」


ミカサ「でも、あんなのを倒しただけでこれだけ貰えるのなら、儲けものね」


アルミン「そう思えるミカサがすごいよ…ハハ」


クリスタ「じゃあ問題も解決したから、中に入ろうよ!」


ーーーーーコーサ街内部-----


ガヤガヤガヤ 


アルミン「賑やかでいいところだね、これなら宿も見つかりそうだ!」


クリスタ「あっ!あっちに宿らしき看板があるよ!」


ミカサ「あそこには武器屋などが並んでるから後で行ってみよう」


ーーー宿にてーーー


アルミン「すいませーん、三人で泊まりたいのですが」


女将さん「はいはい三名様ですね、お部屋が空いておりますのでご案内いたします」スッ


アルミン「お願いします」


~~部屋にて~~


女将さん「ではこちらがお部屋になりますのでごゆっくり」ササー


アルミン「じゃあ、明日に備えて買い物にでも行こうか!」


クリスタ「賛成!早く行こう!」ワクワク


ミカサ「そうねあの球体にも限度があるから自分たちで揃えなければ」


アルミン「そうだね、じゃあどこに行きたい?」


ミカサ「武器屋」


クリスタ「洋服屋さん」


アルミン「じゃあその二つに行こうか」


ミカサ「ええ」


クリスタ「じゃあ行こう!」


~~外にて~~


アルミン「大きい武器屋だね…」


おっちゃん「はい!いらっしゃい、何をお求めで?」


クリスタ「私はミカサみたいに接近戦は苦手だから銃みたいなやつはありますか?」


ミカサ「私はとても頑丈で切れ味のよい剣を…」


おっちゃん「そうかそうか、金髪のお嬢ちゃん!このボウガンなんてどうだ?軽くて扱いやすいぜ!」


おっちゃん「黒髪のお嬢ちゃんはこれでどうだ?少し重いが威力には申し分ないはずだ」


クリスタ「このボウガンください!」


おっちゃん「へい!900円だ、黒髪のお嬢ちゃんはどうだ?」


ミカサ「私もこの剣にする」


おっちゃん「へい!1000円だ二人ともまいどありー」


ミカサは[インペリアルソード]を手に入れた!クリスタは[クロスブリッツ]を手に入れた!


ミカサ「?アルミンはどれにするの?」


アルミン「この杖っていうのは何ですか?」


おっちゃん「これはな、自身のMPに応じてその杖から敵を駆逐する圧倒的な攻撃魔法や己や仲間を回復させる治癒魔法などが出来る奴だ」


アルミン「魔法!?じゃあそれをお願いします!」


おっちゃん「分かった、ただ使い過ぎに気を付けろよMPがなくなったらただの棒だからな950円だ」


アルミン「アドバイスありがとうございます!」


アルミンは[ディロスロッド]を手に入れた!


クリスタ「じゃあ武器も手に入ったことだし洋服を買いに行こう!」


ミカサ「そうね」


~~洋服屋にて~~


クリスタ「わ~洋服がいっぱいある!」キラキラ


アルミン「ハハッ はしゃぐのもいいけど買うなら動きやすい服でお願いね…」


クリスタ「わーかってるって!行こミカサ!」タタタタタタッ


ミカサ「ええ」スタスタ


アルミン「クリスタ心配だなー」ハハハ


~30分後~


アルミン「…お、遅かったね」


クリスタ「ごめんねアルミン、買えないからずっと試着してたの」ウキウキ


ミカサ「ほんとにごめんなさいアルミン私ではクリスタを止めることはできなかった」


アルミン「大丈夫だから早く宿に戻ろう?」


クリスタ「ごめんねアルミン…」


~宿にて~


女将さん「お帰りなさいませ、お風呂ができておりますのでどうぞご利用ください」


アルミン「それではお言葉に甘えて、ミカサとクリスタ先に入ってきなよ」


ミカサ「それはアルミンに悪いから昔みたいに一緒に入ろう」サラッ


アルミン「///そっ///それはダメだよ!///」チラ


クリスタ「////////////」ポー


ミカサ「アルミンがそう言うのであれば、先に入る」


アルミン「うん!そうしてきて///」



~お風呂にて~


クリスタ「///ミカサはその///昔一緒に入ってたの?///」モジモジ


ミカサ「ええ、私たちは親友だから開拓地に居たころはほぼ毎日入ってた それがどうしたの?」


クリスタ「へ、へー///そうなんだ///」


ミカサ「頑張りましょうね」


クリスタ「へ?」キョトン


ミカサ「私たちはこの世界で生き残らなければならない」


クリスタ「そうだね!これから頑張ろうね!」



~翌日~


アルミン「皆準備はいいかい?」


クリスタ「ばっちりだよ」


ミカサ「問題ない」


アルミン「それじゃぁ!新たな場所へ行こう!」


アルクリミカ「「おおー(ええ)」」




~ジャンside~


ザッザッザ ピヨー


ジャン「なぁ俺らどんぐらい歩いてんだ?」


ベルトルト「さあ、でも相当歩いたんじゃない?」


ユミル「こんなジャングルで襲われても武器なんてさっき拾ったスコップくらいだぞ…」


ジャン「一旦休もう、むやみに歩き続けても無駄だ」


ベルトルト「そうだね具体的なビジョンを考えてから先に進もう」


ユミル「じゃああの煙があるところに行かねぇか?」ニヤ


ジャンベル「「!!」」


ジャン「ユミル!お前よく気付いたな!」


ベルトルト「すごいよ!まったく分からなかったよ!」


ユミル「まあな!前を見るのもいい事だがたまには上も見ることだ」ドヤ


ジャン「じゃあ少し休んだらあそこを目標に頑張るか」


ベルユミ「「おお!」」


~休憩が終わり歩き始め10分~


ジャン「ふぅ流石にしんどいな…」


ベルトルト「ハハハ…確かにきついね…」


ユミル「ずっと坂はきついなー」


ドドドドドドゴゴゴゴゴゴゴゴ


ジャン「!何だよこの音はよぉ?」ドドド


ベルトルト「待って落ち着いて!ここで騒ぐのは危険すぎる」ドドド


ユミル「ど、どうやらそうも言ってられないみたいだな…」ドドド


ジャン「な、何だアイツは!?こっちにぃ向かってくるぞぉぉぉ!」ドドド


ベルトルト「ジャン!?くそっ逃げよう」ドドド


ユミル「チッ…」ドドド


狂猪「ブオオォォォオ!」ドドド


ジャン「チッ…このままじゃ追いつかれるぞ!どうする?」ドドド


ベルトルト「奴が早いのは直線だけだと思うからこの地形を利用して捲こう!」ドドド


ユミル「流石ベルトルさんだぜ、運良ければ奴を食料にしたいものだ」ドドド


ジャン「よし!次の木を右に行くぞ」ドドド


ベルユミ「「了解!」」ドドド


狂猪「ブオオォォオ!」ドドド


ジャン「いまだ!行くぞォォオ! それ!」ドドド


ベルトルト「とう!」ドドド


ユミル「ハイよ!」ドドド


狂猪「ブオオォォォオ!」ズガァァァン バキバキ


ジャン「何だと!?アイツ木を破壊しながら直線でこっちに来やがった!(もうダメだ殺される)」ドドド


ベルトルト「ジャ――ン!」ドドド


ユミル「おい…死ね!」グシャッ


何と狂猪がジャンに向かっているときに後ろからスコップで殴ったのだ!


狂猪「ブグアァァア…」ドサ


ジャン「ハァハァ…た、助かった…恩に着るぞユミル…」ヘナヘナ


ユミル「気にするな…この世界じゃなおさらだ」


ベルトルト「フ――――、取り敢えず助かった…」


ユミル「じゃあこいつ捌いてあの煙のふもとまで行こう」


~~煙のところにて~~


ジャン「まさかこんなところに廃屋があるとはな、驚きだぜ」


ベルトルト「もともと誰かが住んでたのかな?」


ユミル「まぁ何にせよこれから必要になってくる物があるといいけどな」スタスタ


ジャン「ああ…全くだ」スタスタ


~~廃屋の中にて~~


ジャン「想像を覆すような綺麗さだな…こりゃ」ギシギシ


ベルトルト「そうだねとても綺麗にまとめられてる…床が心配だけどね」ギシギシ


ユミル「お!チェストを見つけたぞ」ギギー


ジャン「こっちもあったぞ!」ギギー


ユミル「私のは武器か」カチャ


ジャン「俺のは食糧だ」ガサ


ベルトルト「食糧って大丈夫なの?」


ジャン「ああ、缶詰めだから問題ない」


ユミル「おらお前らこれでも持っとけ」ポイ ポイ


ベルトルト「うわっ ちょっ投げないでよ!」アタアタ


ジャン「おう、猟銃か」パシ


ユミル「とりあえず今日はここを拠点にして、休むか」


ベルトルト「そうだね、明日はジャングルを抜けるのを目的にしよう」


ジャン「じゃあ適当に葉っぱとかもってきて寝るか」


~~翌朝~~


ジャン「お前ら用意はいいか?」


ベルトルト「うん」


ユミル「ああ」


ジャン「よし!行くぞ!」



エレン達は新たな目的を決めて旅をつづけた


第三章 [対峙する者たち] 完


第四章へ続く



















































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2件評価されています


SS好きの名無しさんから
2022-08-27 15:22:46

2015-03-25 17:38:58

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2015-02-24 00:26:13

このSSへのコメント

3件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2021-07-31 22:41:09 ID: S:cyYZdP

   この物語マジで面白い だけど第四章が見つからん       すぐ読みたい   これ好きだわ

2: SS好きの名無しさん 2022-08-25 14:09:24 ID: S:1fV7-h

続き気になります!

3: SS好きの名無しさん 2022-08-27 15:22:41 ID: S:UChM38

続きお願い!!!


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