幻想DASH ~TOKIOは幻想郷を開拓できるのか~ part3~
3話できたよー!
追記(2018/3/11/11:57)、今回パートから同一スレを使うことにいたします。読みにくくしてしまい、申し訳ございませんでした。お詫びとしまして、今日中にpart4を投稿させていただきます。これからも幻想DASHをよろしくお願いします。
「痛いのだー!離すのだー!」
先ほどの妖怪が捕まっていた。こうやってみると、妖怪として未熟なのだろうか...
城島「武器使う必要なかったね~」
長瀬「途中のカラフルな球が飛んできた時は焦ったけど、当たってもそこまで痛くなかったしね。まぁ話を聞いてみようよ」
国分「痛いって言ってるし、離してあげたら?」
スタッフがそれに応じて妖怪の細い腕から手を離し、座らせた。
城島「まず、名前聞こか」
ルーミア「ルーミア...」
城島「ルーミアちゃんね。ルーミアちゃんはなんでスタッフさんひっかいたん?」
ルーミア「おなかが減ってて...」
城島「wwwスタッフさんおいしくないで?w」
城島はルーミアが妖怪だと承知でおどけた反応をした...
ルーミア「ううん、なんかいい匂いがしたから。一度も匂ったことのない...」
それを聞いていた長瀬と国分が城島より先に気が付いたようで...
長瀬「ラーメンのことじゃない?」
国分「だろうね...」
ルーミア「ラーメン??」
城島「ラーメンは魔法のことやで。ちょっと時間がかかるけどな」
目を輝かせるルーミアを横目に城島は袋を破り、ラーメンにお湯を注いだ...
ルーミア「すぐに食べれないのか―?」
城島「あと3分ぐらいまちーや。」
まつこと、3分
城島「呪文詠唱終わったで。お皿とってみ」
ルーミアがふた代わりの皿をとると、おいしそうな豚骨ラーメンが顔を出した。
ルーミア「わあああ!すごいのだー!」
ルーミアは手づかみで食べようとするのを国分が止めた。お箸を差出したのだ
国分「これ使った方が食べやすいよ...」
ルーミアはそれで器用に麺をすすり始めた。豚のスープが口いっぱいに広がる。
城島「美味そうにたべるなぁww」
長瀬「腹減ってくるね。リーダー魔法使いだったんだねww」
城島「止めてくれ恥ずかしいww」
国分「(リーダーはすごく優しいんだなぁ...)」
食べ終わったルーミアは人里へ案内してくれるという...
国分「一応人が住んでる場所があるんだね~」
長瀬「ねー。宿とかも見つかるかもよ。霊夢ちゃんが見落としてるだけかもだし」
城島「やな。足立くん、スタッフさん、傷は大丈夫?」
足立D「あー大丈夫です。すぐに捕まえれたんで」
スタッフA「背中はちょっと診てもらわないとですね...」
国分「あーじゃぁお医者さん探さないとだね」
城島「お金がないよなぁ...」
長瀬「どっか稼げる場所ないのかな」
城島「じゃぁ大工さんとか行けそうじゃない?」
長瀬「俺らの十八番だもんねww」
国分「アイドルってなんだろうww」
なんてことを話していると、民家らしきものが見えてきた...
ルーミア「ここからは行けないのだー」
城島「何故?」
ルーミア「私は妖怪だから、入ったら怖がられるし...石とか投げられちゃうし」
長瀬「...おかしいよ」
ルーミア「え?」
長瀬「そんなのおかしいよ!種族が違うだけで!そんなの差別じゃないか!」
城島「長瀬...」
長瀬「食べるものが違うだけで、目の色が違うだけで、仕草が、口調が違うだけで、石を投げて、目を背けて良い事にはならないはずだよ!可哀想だよ!」
ルーミアは驚いた顔をしていたが、やがて笑顔に変わった。目から涙があふれている
長瀬「あっ...ご、ごめん!驚いたよね...」
ルーミア「お兄さんたちは優しいのだー...ルーミアは嬉しいのだー...」
城島「長瀬の言うとおり!石だとか投げられたら、俺らが叱ったるわ!」
国分「そうだよ!俺らは何が来たって屈さないぜ!」
長瀬は顔を赤くしつつ、ルーミアに言った
長瀬「なんか空気がシリアスになっちゃったねwということで、一緒に行こうよ」
ルーミア「うん!行くのだー!」
妖怪ルーミアを仲間にしたTOKIO。人里で職を見つけることは出来るのか...!
ルーミア「やっぱり人里は人がたくさんなのだー!」
城島「人里っていうのはやっぱ安全なんかね~」
長瀬「かもね~狼とかも山には居るかもだし」
国分「なにか仕事が見つかると良いなぁ」
すると、広場の方からトントンと、聞きなれた音が...
長瀬「なんか作ってるのかな?」
国分「行ってみましょうよ!」
ルーミア「行くのだー!」
城島「よっしゃ!行こかー」
TOKIOとルーミアが広場を覗くと、子供たちが木材にくぎを打ちつけている。しかし...
長瀬「なんか、下手だね」
城島「先生はどうなんやろう...」
話を聞いていた国分が先生らしき人を探すと、広場の端にそれらしき人が確認できた...
先生も棚らしきものを作っていたが、釘の打ち方は雑で、メンツ丸つぶれといった感じだ...
国分「先生も、だめだね」
長瀬「どうする?リーダー?」
城島「ちょっと声掛けてみようや」
城島を先頭に、先生の前に進むTOKIO...
城島「子供たちの先生で合ってます?」
「そうだが...君たちはなんだ?」
城島「いやね、自分たち大工仕事をやることがあって、ちょっと気になったから来たんですわ」
「本当か?技術の授業は初めてで、困っていたんだ。助けてくれないか?」
城島「勿論ですよ!お任せください!ちなみにあなたのお名前は?」
慧音「慧音、神白沢慧音だ。慧音でいいぞ」
城島「じゃぁ慧音先生。子供たちに説明頼みます」
すごい交渉力だ。国分と長瀬は思った...
慧音「皆、注目!」
子供たちが手を止めてこちらを見る。純粋な瞳は宝石のようだ。
慧音「今から大工さんの...」
城島「(城島です。あっちの帽子かぶってるのが長瀬、若いのが国分です)」
慧音「城島、長瀬、国分先生が授業をしてくれる。手直し、相談は3人の先生にするように」
子供たち「はーい」
...
城島「肘を支店にして、まっすぐ振り下ろす(トントン)やってみ?」
子供A「こう?(コンコン)」
城島「もっと強くしても大丈夫よ」
子供A「わかったー(トントン)」
城島「そうそう!上手いやん!」
長瀬「釘を抜くときはてこの原理を使って..(ポコッ)こう」
子供B「せーのっんっ!(ポコッ)」
長瀬「上手い上手い!」
子供B「えへへ。褒められた...」
国分「材料が傷ついたときは、ノリを付けてからやすりで擦るんだよ」
子供C「わぁ!治った!ありがとー!」
国分「照れちゃうなw」
慧音「(あんなに下手だった生徒たちを数分で上達させるとは...)」
城島「一応子供たちの分終わりましたよ。次は貴女ですね」
慧音「...///」
子供B「先生が教えられてるー!」
子供A「ほんとだー!」
慧音「う、うるさい...///」
城島「乙女ですね先生ww」
慧音「からかわないでくれ~//」
長瀬「(これは独身じゃなくなるな)」
国分「(そうっすね)」
城島をジト目で見るルーミアと2人をよそに、トンカチの音は鳴り響く...給料は、出るのだろうか...
批評コメント、コメント待ってます!
都度新スレを立てるのではなく、文字数上限までか、ストーリーにある程度の区切りがつくまでは同一スレを使う方が読み手にはいいかも。
アドバイスありがとうございます。同一スレの使い方を教えていただけませんでしょうか。なにしろ、ここは初めてでして、詳しい操作、使用方法がわからないのです。
あ、なんとなくわかりました。同じページで書き続けるって言う事であってますでしょうか?