艦娘とファラリス
たとえ灰になっても読んで やりたくなりました
[chapter]
ファラリスの雄牛とゆうのがある。牛の形をした像に人を入れて火をつける。人は中で苦しみながら呼吸しようと管に口をつける。そこから鳴き声を出すという。
[chapter2]
天龍「で、改装したんだが、どうだ?提督」
先日のアプデで天龍が改二になった。JKからいかにもバイクに乗った吸血鬼退治のような風貌へと変わった。胸ははりさけそうなくらいにでかくなっており、自信に満ち溢れる顔つきになった。
[chapter3 ]
天龍を誘って工場に行った。そこでは龍田と時雨と明石がいた。
天龍「これから何をやるってんだ?」
龍田「ちょっとこれに入ってほしいの。」
見てみるとそこには銀色の艦娘像があった。背中に何か大きなものを背負って。よくみると天龍より一回り大きかった。胸だけは小さかったが。
「まさか、それに入ってわけじゃないよな?」
龍田の目は笑ってなかった。次の瞬間脳が揺れた。後ろに眼をやると時雨がいた。
[chapter4 ]
天龍「...う.....んんっ...!?」
目が醒めるもそこは真っ暗闇。ただ口に何かくっついていた。身体をよじるが動けない。指を動かすとかすかに何かを押している感覚がした。
「まさか、さっきの中なのか?」
もがこうとしたが、口は塞がれてるし、体は動かなかった。そして後ろから不気味な声がした。
明石「じゃっ実験しますね。」シグレ「^_^」
龍田「^9^」
天龍は絶句した。自分が前に読んだことのある漫画の展開を思い出したからだ。 確かあれはファラリスの雄牛とかいう。
[chapter5 ]
瞬間 足の先から真ん中が一気に熱くなった。
いくら艦娘とはいえ、地上では人に近い感覚はある。ましてや閉じ込められた状況で火をつけられるとは。
天龍「うぅっ...むっ!...むぐぐー!」
天龍は苦しんだ。そのうち体の熱さが感じられなくなったころ。覚悟をして口についた管に息を吸い込んだ。肺が焼ける熱さがした。しかしそうでもしなければ、熱さと酸欠のダブルパンチをくらう羽目になってしまう。幸い満載した水のおかげでしばらくは水分がなくなることはなかった。持って数分なのだが。
[chapter6]
この艦娘像はまさにファラリスそのものだったただ後ろには鳴らすための楽器がついていた。実は天龍は以前低音楽器担当だったのだが、下手な音は出したくないと練習をサボっていた。龍田は明石に頼み羞恥心をなくすためにこれを作ったのだった。最悪下手な音を鳴らしながら焼き焦げても良いと。
時雨は単にリョナラーだっただけである。
[chapter7 ]
三人の目の前で牛のような鳴き声が響きわたる。天龍が恥ずかしさを捨て、ほっぺたを胸のように大きくして、屁のような音を出す。龍田は下が蒸れていた。そうして明石が火を消すと、中から嘔吐しながら、それでもマシな天龍が出てきた。管は口にくっついてしまい、それは白い楽器を背負って吹いてるようなものだった。幸い、目が大きくなっている以外は燃えてなかった。しばらくはメンテナンス行きになった。
[chapter エピローグ ]
明石は夕張と若い工兵を誘い密かに開発をしていた。それは以前よりはるかにエグい物だった。「山田くん?ちょっと試してほしいかな?」
山田は異世界でも死ぬ(ファラリスてスーザフォンっぽい。目隠して鼻つまんで火炙りにしたら再現できそう)
面白っ草