訳あり提督と艦娘たち〜Ⅱ〜
訳あり提督と艦娘たちのⅡシーズン(?)です!
訳あり提督と艦娘たち( http://sstokosokuho.com/work/edit/15288 )を見てからをお勧めしまーす!
コメディ要素多目!
提督について!
女提督(24歳)
エメラルドグリーンの様な髪の毛で髪型はロングとかポニーテールとか
目の色は水色
身長、体重は未定
あれから5、6年、今は冬でっす!寒いでっす!
「ん〜艦娘が結構増えたね。おかげで資源がどんどん飛んでいくよ」
「それは、建造と改造のし過ぎでしょ?」
「デデン!ここでクイズです。ここに、資源を沢山食べた人が居ます!それは誰でしょう!」
「どう見ても私しか居ないんだけぉぉ!提督ひどい!」
伊勢から一応優しめのパンチが入る
「まぁ、改二の設計図を明石に渡した大本営が悪いんだけどね」
「そうね………って何かドタドタ言ってる!?」
「ていとっくー!駆けっこしようよ〜!」
「島風は元気だね………その格好で寒くなさそうなのが不思議だよ」
「さ、寒いけどね……速く走るのにはこれくらい普通だよ?」
「はいはい、日向が丸くなるほど寒いんだから!風邪引いたら走れなくなるよ。
後、夕立と時雨もね?居るのわかってるから」
「見つかっちゃったね」
「そうっぽい!」
「伊勢?このこたつの限界って知ってる?流石にこれ以上は……」
「しれぇ!お呼びの声が聞こえました!」
「雪風は呼んでもいないしノックぐらいはしようね?あっ、ノックは全員ね?」
「「「「は〜い」」」」
「提督よ、お邪魔するのじゃ!ここがわからないのzy……な、なんじゃこれはぁぁぁぁ!わしも入りたいのじゃああああああ」
「はーい日進いらっしゃい〜」
もともと伊勢と2人だったのが島風、時雨、夕立、雪風、日進と増え狭くなっていく
「Hi!ルールについて聞きたいのだけれど……これは!?」
「ジョンストンも入ってて良いよ。さて、もう2つぐらいこたつを出すかな」
「しれぇ!手伝います!」
「私も手伝うよ?」
「じゃあお願いね!」
少し時間がかかったけどこたつの組み立ては完了し、そこにどんどん艦娘が増えていく
「ん、みかんはおいしぃ〜じゃなくて!集まりすぎだよ!
じゃあ期間限定ルールとして2月下旬で、
こたつをしまう約束である程度に部屋にこたつを支給しまっす!」
「よっ!提督太っ腹なのじゃ!」
「って事で食堂へ移動!
混じってたらわからないとでも思っている大淀さん!食堂に全員集めて!」
「ば、バレてましたか……了解しました」
その少しした後に放送がかかる
「はい!みんな集まったね?
2月下旬までにしまうというルールを追加してこたつを支給します!
駆逐艦の場合狭いと思うけど2部屋で1つにします!
軽巡とかもそういうのがあります!支給は順々にやる予定!
最優先は最近邂逅した艦娘!手伝いをすると、期限が伸びるかもだし、早くこたつに入れます!」
「という事は、この武蔵たちの出番だな!」
「かもね?って事で手伝いをしてくれる娘は残る事!解散!」
と言うと、戦艦が殆ど残り空母とかも残る
「残ってくれた娘ありがとね!海外艦とか、新しく来た人は無理に手伝わなくて良いよ?。じゃあ始めよっか!
とりあえず支給する部屋の扉に紙を貼るからそこの部屋に運んでもらって、組み立てもね!」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「了解!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「え?結果はどうなったかって?
わざわざ執務室に来る娘は減ったけど執務を行う場所じゃなくて交流をする場所になったよ」
「しれぇ!話聞いてますか?」
「聞いてるよ、なんだっけ」
「聞いてないじゃないですか!雪風、好きな人が居るんです!
告白したいんけど出来ないんです!どうやったらできると思います?」
「思いっきり言ったら良いと思うよ?」
「そうだと思うよ」
「Верныйもそう言ってるし。c
って言うか、いつまでもここに居られたら執務が出来ないんですけどー!
それにづほ!いつまで膝に乗ってるの?
づほが膝から降りてしおいちゃんが座っても意味ないんですけどー!」
少し話をしてから声を揃える
「「だって!結婚したし、提督があったかいから良いじゃん!」」
「だってじゃないよ?伊勢〜助けてよぉ〜」
「じゃあ私も失礼しようかな?」
「乗ろうとしないでよぉ〜それにТашкентが乗りたそうな目で見てくるしぃー」
本当にТашкентが膝に乗りたそうな目で見てくるし、
それを見て和んでる人はいるし
雑談をせずにみかんを食べる人はいるし、散々だ
「て、提督ぅ深海棲艦がぁ夏服でぇ攻めて来てるみたいですぅ」
「この寒さに深海棲艦は頭が逝っちゃったか〜
はい!出撃するよ!出撃しなかったら、こたつ没収!連帯責任だよ?」
「嚮導駆逐艦、Ташкент、抜錨!さぁ同志、行こうか!」
あぁ、Ташкентがこたつが懸かってるから燃えてる〜!
あったかーい!
「編成内容は旗艦Гангут два、それから順にТашкент、Верный、伊勢、赤城、加賀ね」
「加賀さん、準備をしましょうか」
「そうですね、赤城さん」
「支援艦隊は蒼龍、飛龍、雪風、浦風、大井、北上で。大淀さん放送お願い」
「はぁい」
すっごい大淀さんは眠そうだけど、後でデスソースでもあげとこうか
準備をしに自分の部屋に戻っていく
「はーい!大淀さんからの情報で、夏服を着た深海棲艦が攻めてきていまーす!
それの艦隊を壊滅させてねー。全員ダメコン持ったよね?気をつけてね。」
「艦隊、出撃する。私に続くがいい。戦艦Гангут два抜錨だ!」
出撃してから10分後無線機から連絡が入る
「貴様!深海棲艦が見えた!
情報通りに、夏服で攻めてきているぞ!」
「同志よ、
司令官に対して貴様と言うのはどうかと思うのだが」
「はいはい、そこは戻ってきてからにしようね?」
「了解だ! もうすぐ交戦するぞ!」
「支援艦隊の方は大丈夫?」
「大丈夫!Гангут дваさんの指揮もいい感じだね」
「それなら良いや。
一応言っておくけど何か艦娘がいたら保護だからね?」
「わかってるよ?
自分たちが轟沈寸前の保護は難しいかもだけど、ある程度は保護するから!」
「良い感じだね!何かあったら言ってね?
敵艦載機やら、敵駆逐艦が邪魔だったり」
「多過ぎた場合はお願いするかもだけど、無理はしないでよ?」
心配されているような声が聞こえてくる
「大丈夫だって、いざとなれば第3艦隊を出しても良いし
こっちから艦載機を発艦して貰えば良いから」
「それなら良いかもだけど、一応鎮守府近海は注意してね?
私たちが挟み撃ちにされるかもしれないし鎮守府が襲撃される場合もあるから」
「提督と鎮守府の事は任せてよね!
それこそ結婚した艦娘の役目でもあるからね?」
「蒼龍さんも、気をつけてね?」
「しおいちゃんに瑞鳳ちゃん任せたよ?
あっ!第1艦隊が交戦し始めました、支援を開始します!」
「こちらこそ任せたよ!幸運を祈る!」
「提督!通信中失礼します、どうやら大本営は深海棲艦の事を把握し大規模作戦なるとの事です!」
あっ、大淀さんは
デスソースをあげなくて大丈夫だったようだ
「大規模作戦か………Гангут дваに蒼龍!聞こえてるよね?
中破が出たらすぐに帰港する事!深海棲艦が〜、なんてどうでもいい!
まずは全員、轟沈せずに帰港すること!その次に深海棲艦への攻撃だよ!」
「「了解!」」
「づほ、しおいちゃんあと、こたつに入ってる人!
各艦に情報を知らせること!づほとしおいちゃんは知らせたらすぐに戻る事!
あと各艦種のリーダーを呼ぶこと!リーダーが出撃中の場合代理でも良い!」
「「「はい!」」」
一気に鎮守府の中が騒がしくなる
「あと、大淀さんは一応放送を掛けて!づほとしおいちゃんに各リーダーが集まったら編成について話すよ!」
「駆逐艦のリーダー、吹雪改二、白露改二到着しました!」
「軽巡、雷巡のリーダー、神通改二到着です!」
「重巡、航巡のリーダー、妙高改二到着しました」
「戦艦、航戦のリーダー、伊勢改二到着!」
「空母のリーダー代理、瑞鳳改二戻りました!」
「潜水艦、潜水空母のリーダー、伊401改戻ったよ!」
と次々にリーダーが入ってくる
「よし、全艦揃ったね!
放送でも流したから知ってると思うけど、
こんな真冬なのに半袖を着た深海棲艦が攻めて来ているらしいよ。
それに、種類は豊富だし姫級までいるとか居ないとか
……って事で今、出撃に出ている人が戻ったら体勢を立て直したいから会議だよ!」
「「「「「「はい!」」」」」」
「まず、大淀さんにお願いするね」
まずは作戦について大淀さんに説明をしてもらう
「はい!承知しました。
深海棲艦は半袖の服を着て攻めて来ています。
真冬に半袖を着るという頭が逝った事が考えられ、強さも季節の作戦海域との強さはとても変わるようで、
そのことから大本営は今回の深海棲艦の事を大規模作戦と見た様です。
報酬は未発表ですがそれなりに貰える様です」
「って事で作戦を考えるよ。
大淀さんにお願いなんだけど今は、最大4艦隊しか出撃できないけどそれ以上増やせるか聞いて?
で、了承がもらえればほぼ全艦出撃だね。ドックに入ってる子は私が死守する、死守までいくかわからないけど。
一応、近辺の鎮守府に連絡も取って支援艦隊を送ってもらう。
いわゆる「友軍艦隊」ってやつ?あと、練度が低い娘は預かってもらうよ
って事で連絡して来るからちょっと作戦を考えておいてね?」
執務室のすぐ隣の提督の部屋……いわゆる自室に入り連絡を取りまくる
「もしもし、舞鶴鎮守府の提督です。今回の連絡の件についてですが日本海側に多数の深海棲艦が攻めて来てるのは、
ご存知だと思いますがそこで友軍艦隊を送って頂けませんか?」
「もしもし、こちら宿毛湾泊地の提督だ。
友軍艦隊か、少しの足しになれば良いがそれでよければ送るぞ」
「ありがとうございます!それでは失礼しますね!」
とりあえず、友軍艦隊の確保ができて来ている
そんな感じで、連絡しまくって低練度の娘の避難先も決まった
「はい、戻ったよ。
友軍艦隊と避難先の確保は出来たから避難はしてもらったほうがいいかも対象としては30以下で、
大淀さん仕事多いけど編成が完成するまでに準備の放送かけて!避難先は呉鎮、そしてその護衛として高練度の海防艦を付けるよ!」
「承知しました!まず、海辺に必要なものだけ持ち集合させます!
艦隊制限の件は大本営への連絡結果、了承されました!」
「りょーかい!」
「貴様!戻ったぞ!」
「Гангут два戻ったね!
無傷艦、小破以外必要な物だけ持ち海辺に行かせて!」
「了解だ!」
出撃していた第一艦隊と支援艦隊が戻ってきた。
ドックは死守すると言ってもあと30分とか残り時間が短い艦のみになるので中破からは避難してもらう
「よし!艦隊を決めて出撃準備するよ!」
その5分後にすごい雑な部分があるが艦隊が完成した
「よし、できた!大淀さん発表をお願い。
避難の艦の誘導優先ね、大淀さんも明石さんと避難してね!」
「承知ですよ!うぉおおおおもえてきたーー」
あっ、壊れちゃった
「私は鎮守府に残るよ。それ以外は避難又は出撃で、倒し切った時に鎮守府が無事なら鎮守府。ダメなら呉鎮にお願い!解散!!」
「「「「「「はい!」」」」」」
解散して、5分も経たない内に避難する艦は出発し残るは短時間入渠の艦と出撃する艦のみとなった
「今回はこの長門が、連合艦隊旗艦を勤めさせてもらう!
大破した場合は大和へ旗艦の権利を譲る!
暁の水平線に勝利を刻むぞ!」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
盛り上がりそろそろ出撃する予定時刻になった
「それでは、提督。出撃して来る!」
「敬礼なんて良いからね?
伊勢から聞いてると思うけど私はここに残るよ。
中破からは呉鎮に避難ね、いってらっしゃい」
「瑞鳳も頑張って来るよ!
倒して少しの平和が訪れたら卵焼き……食べりゅ?」
「頑張って来てね!でも無理はダメだよ?
卵焼きは瑞鳳のがとっても美味しからたべりゅうううう!」
何か盛り上がっているが瑞鳳の卵焼きが美味しいのは本当のことだ
「それじゃあ、気をつけてね。
あっ!あとこれを旗艦が持ってる様にしてね?見るのはひと段落してからだよ」
「あぁ、了解した!それでは、艦隊出撃!!」
渡されたのは3折りぐらいになっている紙だった
「こちら、宿毛湾泊地の友軍艦隊です!」
と友軍艦隊との合流地点に着くと挨拶があった
「友軍艦隊の艦娘よ!
感謝する、だが支援と言っても中破が出たらその艦隊は戻ってもらっても構わない!
自分たちのことを良く考えるのだ!それでは行くぞ!」
「「「「了解!」」」」
それから10分も経たない内に深海棲艦との戦闘が始まった
「敵が強くなっていると聞いた通り中破も増えて来るな……友軍艦隊があと1艦隊」
「すみません!宿毛湾泊地、友軍艦隊中破が出た為撤退します!」
「了解だ!少しでも協力した事を感謝する」
友軍艦隊が全て撤退してしまった
本当は大破でも居て欲しかったが轟沈したとなると提督に批判が集まる
「長門!深海棲艦が少しずつ撤退していくわ」
「長門さん!どうしましょうか?」
「深海棲艦が撤退して行く……目的を果たしたのか?だが轟沈と誘拐の報告はなし………?
総員!急いで鎮守府へ帰港するぞ!」
指揮をしている間にもどんどん深海棲艦が撤退していく
「「「「「はい!(了解!)」」」」
そして急いで帰港する
鎮守府へ帰港すると、提督の姿が見えなかった
「いつもは、出迎えがあるはず………書類に追われているのか?」
「提督ぅ!」
「しれぇ!」
他の艦娘も気付いたのか各自の提督の呼び方で声を出す
「これは、おかしいわね。
とりあえずしおいさんと瑞鳳さんに執務室へ行ってもらったら?」
「そうだな………よし、伊401と瑞鳳は執務室へ行く事!それ以外は執務室以外で提督の捜索だ!」
「「「「はい!(了解!)」」」」
全員が走って捜索を始める
「時雨、どうかしたのか?」
「大丈夫だよ、長門じゃあ探してくるね」
時雨がニヤリと笑っていたが大丈夫だろうか?
結局、提督は見つからなかった
「「長門さん!こっ。これ!」」
しおいと瑞鳳が息をあげ走ってくる
「な、なんだ?そういえば出撃前に紙を預かった様な………あった、先に貰った方から読むか」
「長門さん、内容を変えても良いからみんなに言ってね?」
と瑞鳳が耳打ちしてくる
先に貰った紙の内容は、大本営へ行ってくるとの事だったが
瑞鳳たちが見つけた物には1枚目は嘘で多分誰かに誘拐されていると書いてあった
「内容としては大本営などへ新しい艦娘を邂逅できないか交渉しているらしい。
どうやら海外にも行く様なのでしばらくの間、この長門が提督代理となる」
「え〜」
「敵は撤退したのに〜」
と声が漏れている艦娘が沢山いた
「そして、提督が戻らない間の方針について考えたいので各艦種のリーダーは執務室へ!解散!!」
執務室へ集め、活動方針だけでなく真実を伝えた
「それでは、提督。出撃して来る!」
「敬礼なんて良いからね?
伊勢から聞いてると思うけど私はここに残るよ。
中破からは呉鎮に避難ね、いってらっしゃい」
「瑞鳳も頑張って来るよ!
倒して少しの平和が訪れたら卵焼き……食べりゅ?」
「頑張って来てね!でも無理はダメだよ?
卵焼きは瑞鳳のがとっても美味しからたべりゅうううう!」
瑞鳳の卵焼きはとても美味しいのでこのまま平和なら良いのにと思ってしまう
「それじゃあ、気をつけてね。
あっ!あとこれを旗艦が持ってる様にしてね?見るのはひと段落してからだよ」
「あぁ、了解した!それでは、艦隊出撃!!」
渡したのは3折りぐらいにした紙。
「よし、出撃したね。
ずっと隠れてるのってどうなの?ねぇ、お姉ちゃん」
「フッ、キヅイテイタノカ。
コチラニハウタナクテヨカッタノカ?イモウトヨ」
(ふっ、気付いていたのか。
こちらには撃たなくて良かったのか?妹よ)
「一応本州だから陸地で撃っちゃったらあれでしょ?
それに海の深海棲艦はどうせ使い捨て何でしょ?目的は何なの」
多分、姉から見ると鋭い目付きで睨んでいる様に見えるだろう
「イツニナッテモツメタイノダナ。
モクテキハ……ワカッテイルノダロウ?イモウトノユウカイダヨ」
(いつになっても冷たい目だな。
目的は……わかっているのだろう?妹の誘拐だよ)
「じゃあ、1つ質問と2つの条件を呑むなら良いよ」
「イイダロウ」
(いいだろう)
「じゃあ質問から、誘拐して何をするの?」
「コタエタラドウセ、ニゲルノダロウ?」
(答えたらどうせ、逃げるのだろう?)
「はいはい、逃げないから。条件を呑む気がない以外は」
自分が知りたいくせに面倒臭くなってきた
「マァ、オシエテモイイダロウ。
カラダノカイゾウダヨ、グタイテキニイウトカンムス、シンカンセイカンカトイウトコロダ」
(まぁ、教えても良いだろう。
身体の改造だよ、具体的に言うと艦娘、深海棲艦化と言うところだ)
「へー、じゃあ条件言っていい?」
「アァ、イイダロウ」
(あぁ、良いだろう)
「じゃあ、言うけど。1つ目として不在の間、姫とか鬼を出さない。
2つ目はもし、深海棲艦として働かせるんだったらここから離れた場所で働かせる事だね」
「ソウカ、ソノジョウケンノモウカ。マァ、イツカハコノセカイニモドシテヤロウ」
(そうか、その条件呑もうか。まぁ、いつかはこの世界に戻してやろう)
そう言いながら睡眠薬を飲ませてくる
そして、意識が遠のいてく………
(ここからしばらく提督目線になります!鎮守府はいつも通りに出撃してる設定です!)
(他の深海棲艦は全てカタカナ、姉深海棲艦は漢字混じりで区別しています)
「ヨ!メガサメタンダナ」
(よ!目が覚めたんだな)
「えぇ〜レ級は居るし
こんな所に縛るの………」
目が覚めると
ベットの様なものに縛り付けられレ級が見張り役をやっていた
「ソロソロ、シレイカンガクルカナ?」
(そろそろ、司令官が来るかな?)
「レ級、オ疲レ様。エット、今ハ楓トイウ名前ガ付イタミタイダナ?」
(レ級、お疲れ様。えっと、今は楓と言う名前が付いたみたいだな?)
「そっちは、深海棲艦側の提督をやってるんだね。名前は拾ってもらった親に付けてもらったよ、
所詮は義理の姉(親の本当の娘 死んでいる)の名前をもらっただけだけど」
「ソンナコト、ドウデモ良イ。
ダガ、コチラニモ好都合デナ楓ハ『後期型駆逐棲姫』トシテ働イテモラオウ」
(そんなこと、どうでも良い。
だが、こちらにも好都合でな楓は『後期型駆逐棲姫』として働いてもらおう)
「了解…………ってえええ?活動範囲は?」
少しパニクる
「安心シロ。日本海側デハナイ、ドチラカトイウト太平洋側ダナ。
友軍トヤラデ舞鶴が呼バレタラオシマイダガナ」
(安心しろ。日本海側ではない、どちらかというと太平洋側だな。
友軍トヤラデ舞鶴が呼ばれたらおしまいだがな)
「あっ、友軍が来たら終わるねぇ〜。
出撃する出番はいつ?あと装備についてよくわかんないんだけど」
「装備ニツイテハ安心シロ。レ級が付キ合ッテクレルサ、
出番ハ来月(2月ぐらい)ダ。ナニカアッタラレ級カ私ニ言エバイイ。ジャアナ」
(装備については安心しろ。レ級が付き合ってくれるさ、
出番は来月(2月ぐらい)だ。何かあったらレ級か私に言えばいい。じゃあな)
部屋を出て行ったのを確認したのかレ級は縛っていた縄をほどいてくれる
「ヨロシクナ!ソレニシテモ、
ハダハエイキョウヲウケテタケドカミハウケナインダネェ〜」
(よろしくな!それにしても、
肌は影響を受けてたけど髪は受けないんだねぇ〜)
「よろしくお願いします。
た、確かに……髪は影響受けていない……」
「ケイゴトヤラハ、ツカワナクテイイゾ!
ウチハシロトクロケイガ、オオクテメダツカラボウシデモカブッタラドウダ?」
(敬語とやらは、使わなくて良いぞ!
うちは白と黒系が多くて目立つから帽子でも被ったらどうだ?)
という事で部屋まで思いっきり走らされました
「ン〜コレデドウダ!」
(ん〜これでどうだ!)
はい!お着替え人形にされていまっす!
髪の毛をどうにかする筈が服選びになりました
「えっと、何でこうなるのさ?」
「コウキハフクガニアイスギナノサ!
ソレニカミダケジャナクテフクモダイジダゾ?」
(後期は服が似合いすぎなのさ!
それに髪だけじゃなくて服も大事だぞ?)
「そ、そう?後期型だから洋服みたいなので良いんじゃない?それか中国みたいなのでも良いと思うよ?」
「ナイスアイデア!スコシフクヲミニイコウヨ!」
(ナイスアイデア!少し服屋を見に行こうよ!)
はい!また、服屋みたいな所に走らされました!
結果的には、
服は赤と黒のセーラー服(とも言えワンピースとも言える)みたいなのになって、
髪の毛は一つにまとめた所に帽子みたいな感じで
ヲ級が被ってるみたいなのが付きました!
その後………
「出番だね……
今回は海外艦の合流を妨害するかぁ……舞鶴に着任したらどうしよ」
「ヤットデバンダヨ!コウキハウイジンダネ!イックヨー」
(やっと出番だよ!後期は初陣だね!行っくよー)
「ちょ!レーちゃん待ってよ!」
そんなこんなで初陣はテンパりながらだったけど深海棲艦側からしては成功に終わった
そして、ある日
「ソノ身体ニハ慣レタカ?」
(その身体には慣れたか?)
「まぁ、慣れてきたよ。轟沈させるのには何か少し抵抗があるけどね」
「ソロソロ人間ノ世界二戻ルカ?」
(そろそろ人間の世界に戻るか?)
「戻らなくても良いよ。というか戻りたくないこっちの方が快適だよ」
「ソウカソウカ、レ級モ友人が出来タ様デ喜ンデイタナ」
(そうかそうか、レ級も友人が出来た様で喜んでたな)
どうやら好都合だった様だ
「ソレナラ頼ミガアルンダガ、日本海側デ艦娘ヲ倒サナイカ?」
(それなら頼みがあるんだが、日本海側で艦娘を倒さないか?)
「いいよ?それにダメージを与えるだけでも快感みたいで楽しいヨ?」
「コウキトイルノモトッテモタノシイカライッショニヤリタイ!」
(後期と居るのもとっても楽しいから一緒にやりたい!)
「ジャア、今カラ出撃ダ!ロ級後期型ミタイニ後期型ヤ戦艦棲姫改、戦艦水鬼改ガイル。頼ンダゾ!」
(じゃあ、出撃だ!ロ級後期型みたいに後期型や戦艦棲姫改、戦艦水鬼改がいる。頼んだぞ!)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(艦娘目線)
「提督代理!
日本海側に多数の後期型や姫、鬼級が出現したそうです!」
「なに!?提督が居ない時なのに………
とりあえずリーダーを呼び、情報を流した上で提督が失踪した時の編成記録を出せ!」
「了解です!それと、未確認の深海棲艦もいるとの事です!」
またあの日の様に鎮守府の中が騒がしくなる
そして
「駆逐艦のリーダー、吹雪改二、白露改二到着しました!」
「軽巡、雷巡のリーダー、神通改二到着です!」
「重巡、航巡のリーダー、妙高改二到着しました」
「戦艦、航戦のリーダー、伊勢改二到着!」
「空母のリーダー代理、瑞鳳改二到着です!」
「潜水艦、潜水空母のリーダー、伊401改到着!!」
と次々にリーダーが入ってくる
「あの日の様にまた大勢の深海棲艦が攻めて来ている!
編成はあの日提督が考えたものを採用しようと思う」
「瑞鳳、質問があります!」
「良いだろう」
「前は呉に低練度の艦娘を避難させたけど、そこはどうなるんですか?」
「あれから、低練度の艦娘を中心にした艦隊を出撃させ練度を上げた。
そこから、火力などがある者を艦隊の艦娘と入れ替えをしたりする予定だ!
残った者は鎮守府を守りながら空母などは支援をする
一応友軍も呼んでもらってはいる」
「了解です!」
という事でこの案が採用されたが、何か引っかかる様な気持ちがあった
「それでは出撃する!轟沈をせず、提督の帰る場所を守るぞ!」
「「「「「おおーーーーーー!」」」」」
「瑞鳳、鎮守府をよろしくな」
「長門さんだって沈んじゃダメですよ!
…………
練度が99になったら結婚するって言ってたんだから」ボソッ
「何か言ったか?」
「大丈夫です!それじゃあお互い頑張りましょ!」
「出撃!!!」
海に出るとすぐに目標は目視出来た
「目標を確認!射程内に入った者から深海棲艦へ向けて攻撃だ!
火力のある者は接近して
未確認深海棲艦の情報集めと撃沈しに行くぞ!」
「「「「「了解!」」」」」
「夕立もそっちに行くっぽい!」
「しおいは逆の姫とかの方に行くけど甲標的をそっちに送るね!」
「ありがたいな。それでは行くぞ!」
未確認の深海棲艦へある程度近付いて攻撃を開始する
「長門さん!
甲標的からの連絡で
帽子部分を破壊したみたいだけど髪の色が提督と同じだって!」
「確かに帽子部分を破壊したが…………
髪の色が提督と同じだって!?
まぁ、いつもなら撃沈すると戻ってくるはずだ!攻撃を続けろ!」
「了解だよ!」
と攻撃を再開し、撃沈したが提督は戻って来なかった
結果としては轟沈が1名も居なかったが、甲標的など装備が破壊されて終わった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(提督目線?深海目線?)
「レーちゃん、いっぱい艦娘が出てきたヨ?どこを攻撃しよっカ?」
「ドコデモイイヨ?コウキノイキタイトコロデイイヨ?」
(どこでもいいよ?後期の行きたい所で良いよ?)
「うーんじゃあネ、
ここに居たら集まってくると思うからここで待とうヨ」
「イイネ!トイウカ、
モウアツマッテキテルネ!ジャアドンドンイコッカ!」
(いいね!と言うか、
もう集まってきてるね!じゃあドンドンいこっか!)
と言われ目線をあげると長門達が見えた
「ふーん、火力があるのが来てるヨ!
空母は水鬼とかの方から艦載機を送ってるポイ」
「イチオウ、コウヒョウテキガキテルミタイダヨ?」
(一応、甲標的が来てるみたいだよ?)
「回避出来ると思うしいざとなれば壊せば良いヨ。
おっと、帽子が破壊されそうだね。まあ頑張ろうカ?」
それからすぐに帽子が破壊され、
髪の色を見て驚いていたがその内に大破を沢山出したがすぐに攻撃を再開したようだった
「うぉ!レーちゃんの方は大丈夫?」
「ダイジョウブダヨ?ソッチハヤバソウダネ、
ツギノコウゲキヲヨケテミズバシラガデキタラヌケヨッカ。ウォ!アッブネー」
(大丈夫だよ?そっちはヤバそうだね、
次の攻撃を避けて水柱が出来たら抜けよっか。うぉ!あっぶねー)
「レーちゃんの方も抜けた方が良さそうだネ」
そして、次の攻撃を避けて水柱が出来たのを確認し
軽く甲標的に向けて1発撃ち、深海の鎮守府へ戻る
その後、舞鶴鎮守府の艦娘が撃沈したと連絡が大本営に入ったが艦娘の誤確認ということがわかり、
その時の情報により大本営は作戦を練り続けたが緑色の様な髪という情報も次第に途絶え作戦は失敗した
(後期の深海棲艦化が進み髪の色が白に染まった為)
〜完〜
そして、ある日
「ソノ身体ニハ慣レタカ?」
(その身体には慣れたか?)
「まぁ、慣れてきたよ。轟沈させるのには何か少し抵抗があるけどね」
「ソロソロ人間ノ世界二戻ルカ?」
(そろそろ人間の世界に戻るか?)
「戻っても良いなら、戻りたいよ。
でも、そうしたらレーちゃんとも敵対することになるし」
「ソウダヨナ。
レ級ヲ連レテ行クニシテモ人間ニハ問題ガアルノダロウ?」
(そうだよな。
レ級を連れて行くにしても人間には問題があるのだろう?)
「大本営にバレたら即、クビの上最悪死刑かな」
「サスガニコウキトテキタイスルノハイヤダヨ?」
(流石に後期と敵対するのは嫌だよ?)
「これは裏で手を組むしかないね」
「ソコハ後日、ダナ!最低、私ガ鎮守府ヘ入レレバナントカナルカ」
「で、どうやって戻るのさ?」
「秘密!後デ薬飲ンデモラウカラ」
「はいはい」
その5分後くらいに薬を飲まされ気が付いたら鎮守府に居ました
「提督何処行っちゃたんだろうね?って、提督!?お帰り!」
「ただいま」
気が付いたら鎮守府の海辺に居てしおいちゃんに出迎えられ、
その日の夜はパーティーで、ヒャッハーとか言いながら酒を飲まされたり
大の戦艦に泣き付かれたりして大変だったけど、
自分もよく分からないけど戻って来れて良かったとか思いながら
大洪水になりそうなぐらい泣きました
そして失踪していた時の記憶もなく、
使えた様な気がする艤装も使えなくなっていました
〜完〜
そして、ある日
「ソノ身体ニハ慣レタカ?」
(その身体には慣れたか?)
「まぁ、慣れてきたよ。轟沈させるのには何か少し抵抗があるけどね」
「ソロソロ人間ノ世界二戻ルカ?」
(そろそろ人間の世界に戻るか?)
「うん、戻るよ。そして戻ろうよ、人間の世界に!」
「アァ、ッテドウヤッテ戻ルンダ?」
(あぁ、ってどうやって戻るんだ?)
「デデーン!この薬を飲めば戻るはず!」
「ソンナウサンクサイクスリヲ
ノンダライイノカ?」
(そんな胡散臭い薬を
飲んだらいいのか?)
そう言うとレーちゃんは、薬をすぐに飲み寝てしまった
「司令官……お姉ちゃんも飲んだ飲んだ!」
「チョッ、チョット待テ
…………ソウシタラココハ……」
(ちょっ、ちょっと待て
…………そうしたらここは……)
無理矢理飲ませた事によって全てを言い終わらずに寝てしまう
「ふぅ、みんながいて助かった…………」
「提督、これはどう言う事だ!人を2人も連れて帰ってくるとは………」
寝ている2人をどうにかして鎮守府まで運ぼうとしたら、
出撃中の艦隊に合流して手伝いをしてもらった
「まぁ、いいじゃん。私に関してはあれだけど……」
「誘拐されているとか手紙に書いた上、肌が白くなって帰ってくるとは………」
「しれぇええええええええええ」
2人で話していてそんなに騒がしくないのですっごいうるさい
「雪風!廊下は静かにってみんな…………」
「しれぇ!(提督!)(司令官!)(指揮官!)おかえりなさい!」
「うん、ただいま!本当の事を言ってなかったみたいだね本当にごめん!」
「「瑞鳳としおいも待ってたんだからね!」」
気付くと執務室前の廊下には全艦娘が集まっていた。そして思いっきり瑞鳳としおいちゃんに抱き付かれる
「んっ、うるさいなぁ……って君は!」
「うん、久しぶりですね!」
「うるさいぞ、妹よ………」
元レ級と姉が眼を覚ます
やっぱりそうだったのだ、あのレ級はあの時自分を庇ってくれた人(艦娘)だった
「今日は酒が解禁だぞ!ヒャッハーーー!」
「今夜ばかりは飲ませてもらおう!」
「私も飲みましょうかね」
飲む飲む宣言が出てる……酒を禁止してたんだ
てか大淀さん大丈夫か?
と思いながら
「海に出てくるよ」
その言葉を残すようにして廊下に走り出して
大きめの窓を全開にしてそこから飛び降りる
後ろからは
「提督!?これは大事な記事ですね!」
「提督!?ここ2階だよ!?2階って言っても結構高さあるよ!?」
と聞こえる。そうだ、鎮守府の1階は普通のビルとかの1.5階分あるので2階は3階分の高さがある
だが、飛び降りる。飛び降りても深海棲艦の身体になったのだから入渠すればいいだろう
「うぉ!?時雨…………………」
「提督?逃がさないよ」
「しおいも提督の事逃がさないよ!」
時雨としおいちゃんが後を付いて来ようと飛び降りそうなので思わずキャッチする
「瑞鳳もご一緒します!」
「うわぁ、いっぱい来た………づほは廊下走ったでしょ!ダメだよ?」
「僕としおいをキャッチするなんて何があったのさ?」
「しおいも聞きたい!」
「ここだけに話そうかな、青葉が来たら思いっきり投げればいいよね?」
そして、海辺に移動し真実を話す
「あの2人は深海側の提督で私のお姉ちゃんと、元レ級。まぁ、薬飲ませて深海棲艦としての機能と記憶は消えてるはずだから大丈夫だよ?」
「その薬は一体なんだい………………提督の肌が白くなったのは深海化が残っているからかい?」
「ご名答。だからいつか今の状態から変わるかも知れないんだ、その時は殺して良いよ……みんなになら殺されても良いよ」
「青葉聞いちゃいました!」
青葉の声が聞こえたので声が聞こえた方に行き、
青葉を出来るだけ遠い場所に向けて投げる
「我青葉ァアアアア」
って言って飛んでいきました
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