僻地のちんじ府の日常1
うちの娘達がまったりのんびり時にシリアスもどき、そんな日常を
少しずつ書き綴る自己満足じみたもの
良かったら見てくださいな
いや…書きたい欲はあったんですが満足できるものにならないため
なかなかかけずにいました…
自分の思ったように書いておかしなところがあれば補足していく書き方にしようと思いました
その方がモチベの維持にもなるしね!
よかったら見ていってくださいな
演習開始の合図とともに小さな波が大きな波へと変わる
A班とB班はほぼ同時に海へ駆け出した
ーA班サイドー
14:05
漣「12時方向は電探目視ともに反応なーし!どんどん行くよ!」
曙「漣!ちょっと飛ばし過ぎよ」
漣「え、そう?んじゃちょっと落とすね」
曙「もっと慎重になりなさいよ!もう、実戦だと思って気合い入れろ!」
漣「ぼのたんは真面目だなぁ」
曙「あんたが能天気すぎんのよ! 三時方向異常なし。っと」
漣「漣はただの能天気じゃないもーん 九時方向も異状ないよ~」
提督[仲がいいのは結構だが十分気負つけろよー毎回言ってるが模擬弾でもケガすることあるからなー]
漣[わかってますよーご主人様♥]
曙[言われなくてもわかってるわよ!あと漣調子乗るな!]
提督[ぼのたん口調きついぞー]
曙[ぼのたんいうな!このクソ提督!]プツ
提督「あ、切られた;;」
通信切って談笑しながら航行もつかの間
少女たちの柔らかな空気は一変し
ピリッとした緊張が周囲を包んだ
曙「船影発見!漣、準備してって…ん?」
漣「ぼのたん…影が一つな気がするのですが漣の気のせいですかね?しかも速くない??」
曙「あの二人のどっちかが単機で来てる?それとも深海の奴ら?深海だったら模擬弾じゃ…」
二人が混乱している中全速力で距離を詰める一つの影
駆逐の主砲が十分に届く範囲でやっとその影が何かを認識することができた
漣&曙「朧だ!」
曙「漣!周囲警戒!潮探して!」
漣「言われなくても探してるっつーの!」
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ーB班サイドー
14:05
朧「ねぇ潮」
潮「どうしたの?朧ちゃん」
朧「ちょっとこの演習で試したいことがあるんだ。一人であの二人と戦ってみたい
あの人みたいに苦手をなくしたいんだ」
潮「え、だめだよ!危ないよ。それに艦隊はみんな一緒じゃないと…私たちの鎮守府だとほとんど2対2の少数だし、それにあの人は
野性味があるというか、野生そのものもたいな…?」
朧「わかってる。でも今回だけ、わがまま言ってるのは理解してるから」
潮「わかったちょっとだけだよ?でも朧ちゃんを完全に孤立させるのは危ないから私が後方からフォローするね」
(曙ちゃん達にはあとで謝っとかないとなぁ)
演習では双方の開始地点と航行が許可されてるエリアが決まっている
そして少数演習だとペアでの行動が主になる
潮はそれを逆手に疑似的な挟み撃ちを提案
もちろん提督はペア内の単独行動は想定してないし
許可などしてない。
ズズッ提督[あー聞こえるか?って、二人ともだいぶ離れてるぞ!]
朧[あ、えっと作戦の一つです!]
潮[ちゃんとお互いの位置や航行経路の確認、周囲の索敵はしています。]
提督[そうはいってもなぁ…何かあったら演習用のリミッター解除して黄旗上げて全速力で帰って来い。絶対だぞ]
(一応あいつに連絡入れとくか演習の範囲なら何があっても間に合うだろう、多分)
潮[はい、了解しました]
朧[同じく、朧も了解です]
ー数分後ー
潮「ここから私は大回りで行くね、無茶しちゃだめだよ?」(おなかすいたなぁおにぎり持ってきておいて正解だったなぁ)
朧「うん、わがまま聞いてくれてありがとう」
潮「あ、そうだあっちは曙ちゃんが指揮してるはずだからきっと索敵もしっかりしてるはず
だから、先制攻撃するならできるだけ遠い方がいいよ!あの人を真似るんでしょ?頑張ってね」ニコニコ
朧「結局、潮に頼っちゃうね 私が持たなさそうだったら来てくれる?漣に見つかったら迎撃してね」
潮「まかせて!こう見えても結構得意なんだよ!護衛するの!」
朧「それじゃ行ってくる。朧は負けないよっ!」
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朧(あの有名な北上さんや大井さん木曽さんには遠く及ばないけど
私だって精度は悪く無いはず!甲標的無しでもそれっぽいことやっちゃうんだよなあの人は…
当たってよ、お願い)ガコン…スゥー…
ー会敵戦闘開始ー
14:30
先に相手を見つけ先手を打ったのは朧だった
高速で接近しつつ正確な射撃を行う
朧(2つの船影…見つけたよ、何度やっても演習とはいえ仲間を撃つのはやだなぁ…)ダン゙... ダン
(魚雷も撃った、まこの距離じゃ躱されるかな?砲撃はせめかすめなきゃ)
曙「漣!周囲警戒!潮探して! なんで単機か知らないけどとにかく攻撃するわy」シュ…
「あっぶな!ていうかなんでその距離でかすめられんのよ!」
漣「言われなくても探してるっつーの!」ザッパーン
「はにゃー!至近弾もらった><あぶねーってアレ?」ハッ!
朧「悪いけど、よそ見する余裕なんてあげない…わがまま言ったんだ、できることで結果を残さないと…」チャポン…
(速度は遅いけど初めの魚雷が近くまで進んでる…うまく撃ててる!でもまだ気を抜いちゃダメ…!)
漣「ぼのたん!今の奴と別の魚雷来てるよ!避けて!!てこっちにも!?」
曙「んな!いつ撃ったのよ!?」
寸前で身を躱し体制を整える
船でなく艦娘だからこそできる身のこなしだ
すぐさま回避から反撃に移れる機動力は流石といったところだ
漣「ええい!近づいてくれるなら」ズドン
曙「わたしもやられっぱなしじゃないわよ!」ズドン
朧「当たらないよ!」
(わかってたけど2対1って厳しいな…先手で上手く挑発できたけどここからどうしよう
あの人ならどうする?一方に砲撃しながら雷撃を当てる…よね、よし)
曙「コラ!漣!離れすg」
二人の砲撃を寸前で躱しさらに距離を詰める
魚雷管を発射態勢に
朧「この距離なら余裕!のはず」
残った魚雷すべてを目前の漣へ発射する
それと同時に曙から死角になるよう単装砲を海面にうち
大きな水柱をあげる
曙「漣!」
即座に水柱に飛び込み漣のカバーに入ろうとするが惜しくも間に合わず
漣が装備している演習用艤装の発煙筒からは大破判定を示す赤い煙が上がっていた
漣「はにゃーなんもいえねー><」
朧「よし…ごめんね、痛かった?」
漣「なんか今日のおぼろん怖かったお!目が狩りの目だったし!」
いつもの陽気な顔で騒ぎ退場する漣を横目に大きなため息をつき
曙は再び攻勢にでる
すかさず朧も距離をとる。
他の鎮守府ではまずありえない
うちの少数人しかいない鎮守府恒例の演習での一騎打ちだ。
どちらかの艦娘が先に砲撃し、その砲弾が着水した瞬間動き出す
イメージとしてはガンマンの早撃ちである
朧「ハンデ付けたげる、先撃っていいよ」
曙「何かよくわかんないけど、一人で突っ走って調子のんじゃないわよ!」ズドン
遠くで水がはじける音と水柱が上がる
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一方そのころ潮ちゃん
浅瀬の岩礁地帯に移動し朧の動向を確認しつつ周囲を警戒…のはずだが
潮「このおにぎり(☆5)おいしー!
提督が別の鎮守府からもらってきたらしいけど他のところはこれを毎日食べてるのかなー…いいなぁ」
ごらんのとおり完全に無警戒である
そしておにぎりを食べ終えるとほぼ同時に
漣が大破、退場の知らせが入電
潮「朧ちゃん大丈夫そうだね良かった(どうしようカバー忘れてたけど問題ないしいいよね…ごめんね朧ちゃん)
今からでも行かなきゃ!レーダーは…ギリギリ曙ちゃんが見えない、早く!」
~潮急速航行~
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本当は七駆の漣以外の進水日のことを絡めたかったのですが
そんな文才はないのでまた別の機会に…
この演習関連の話は次回で終わるはずですので(キャラとうちの娘設定紹介兼ねてるつもり)
気長に待っててください…(こんな拙いものを待つ人がいるのかは置いといて)
このSSへのコメント