新任提督とブラック鎮守府 3話目
続きでっす
応援ありがとうございます!
3日に1回の感覚で投稿していく予定です!
引き続き出して欲しい艦娘などいればコメントください
新任提督がブラック鎮守府に着任するようです
そう俺の作戦とは…
題して
【カレーの力でみんなと仲良くなろう作戦】
…とまぁ意気込むがようただのみんなと同じご飯を食べて自己紹介しようとするだけの普通のことさ
…彼女たちは普通じゃないのかもしれないが…
とにかくみんなが来たから一度手を止めて
挨拶しに行くか…
「みんな!聞いてくれ!」
艦娘たち「………?」
みんなの視線が俺に一気に集中する
緊張してきた…
「俺は今日からここで…いや3日前からだな
ここで提督をする海道 花蓮だ!
いろいろあって自己紹介が遅れてすまなかった!ここのみんなは多分提督のことが嫌いなんだと思う!だから無理せずに話たくなかったら話さなくていい。けど、これだけは言わせてくれ!君たちは…俺たち人間より人間だ!」
まぁ言いたいことは言ったな
そう思い俺はみんなに頭を下げて挨拶した。
…沈黙が辛い
???「あの一ついいですか?」
沈黙を破ったのは、この前俺を案内してくれた人だった
「あの時の…えぇ〜と…」
???「加賀です」
「ありがとな、んで加賀…さん、なんだい?」
加賀「ここに呼び出した理由はこれだけ?
なら早くボーキサイトを貰えないかしら?」
心が痛くなったがここで泣いたら折角作ったのが台無しになる…それだけは阻止せねば!
「君たちには今日から資材を食べるのを禁止する!」
艦娘たち「………は?」
「今日からは資材ではなくちゃんとした料理を食べてもらう!」
鈴谷「なるほどね…あれはこれのためだったんだ…一杯食わされたよ、提督」
「いきなりですまない…だが、君たちはさっきも言った通り人間だ!兵器なんかじゃない!
喋る兵器があるか?呼吸する兵器があるか?
そんなのはない!だからもう二度と兵器なんて言うな!いや俺が言わせない!」
艦娘たち「………提…督…」
「だから今日は俺がみんなの分のカレーを作った!おかわりもあるからたくさん食べてくれ!
お願いします!」
俺は再び頭を地に擦りつけた
これでやだって言われたらどーしようなど思っていると…
鼻をすする音や嗚咽を漏らす音が聞こえ、慌てて顔を上げて全体を見ると…
みんなが泣いていた…
…え?なんで泣いてんの?俺そんなに怖い?
たしかに学校で怖がられて女子は話しかけてこなかったけどさぁ…
俺ってそんなに?
などと思って、
「え?ちょ…泣かないで?お願いだから、泣かないでください…」
さっき力強い演説をした者とは思えない狼狽えようだった
鈴谷「ね?みんな、提督って変わってるっしょ?」
艦娘たち「うん!提督!私たちは前提督に酷いことをたくさんされました!そしてそのせいで提督ってやつはクズ野郎しかいないと思ってました!でも違った!あなたの様な人がいるのだと!私たちに希望を持たせてくれました!
ありがとうございます!」
「えっと、心を開いた様でなりよりだよ…
さてみんな、ご飯を食べよう!各自皿を持って俺の前に並んでくれ」
それから俺はみんなの皿にカレーを盛り付けた
そして最後に自分の分を盛り付けて…
「席に着いたな?よしっ、それじゃあ…
提督&艦娘たち「いただきます!」
みんな一心不乱に食べていた。涙を流しながら食べる者、幸せそうな顔で食べる者と、すごい賑やかになった
…俺食べるとこねぇなぁ…
自室で食べるか…
と思ってると…
鈴谷「提督〜こっち空いてるよー」
鈴谷が指してきたのは誕生席だった
「…わかったよ」
そこに座るとみんなは俺のことを気にしてか、静かになった…
おぉうなんか辛いな…
「みんな!自己紹介をしよう!」
そういうと、隣で鈴谷が立ち上がって…
鈴谷「鈴谷だよーってもう知ってるか!
あははは!」
鈴谷が自己紹介をしてくれた…まじでこいつには頭が上がらないな…
北上「北上だよーこれからよろしくねー提督」
???「ちょ、北上さん!殴られますよ?」
北上「大丈夫だよ大井っち!この人は大丈夫だよ」
北上の隣でオドオドとしていた子がいた
大井「お、大井です!け、怪我を治してくれてありがとうございます!」
「君が大井さんかい?怪我が治って本当に良かった…あと別に無理して敬語なんか使わなくていいからね?」
大井「提督…」
北上「ね?大丈夫だったでしょ?」
加賀「加賀です、よろしくお願いします」
「加賀さんね、案内してくれてありがとうね!
君のおかげで風呂を治せたよ」
加賀「そうですか…お役に立てて光栄です」
「んー口調堅くない?もうちょい柔らかくいこー」」
加賀「はぁ…そうですか」
「うん!でもこれからよろしくね!」
加賀「…はい」
その後もいろいろな子と話をした
そしてみなが食べ終わり、ぞろぞろと風呂に向かおうとしていた中1人だけ残っていた
「どうしたんだい?間宮さん」
間宮「……お願いがあります」
怒られるのかなぁ…
まぁしょうがないかぁ…
間宮「これから毎日ご飯を作らせてください!」
「もちろん!じゃあ食材とかの調達は俺がするから間宮さんは何が欲しいかメモしておいてください」
間宮「え?あ、は、はい!」
「皿洗い手伝いますよ」
間宮「ありがとう…ございます…!」
泣き出しちゃったよ…
そんなに怖かったんかねぇ…
皿洗いを終えて、そういや俺風呂入ってねぇじゃん
今日入るか…
ただ今はみんなが入ってるから深夜に入ろう…
そう思い自室の扉を開けると…
???「やっぱりダメなのです!」
???「大丈夫よ!電!お姉ちゃんがついてるわ!」
???「不死鳥の名は伊達じゃない」
???「とにかく隠れるわよ!」
あのおもいっきし見えてますけど…
はぁ電気つけるか…
???「「「「!?!?」」」」
「怒る気は無いよ大丈夫」
???「よかったのです…」
「ここで何をしてたんだい?」
???「司令官にドッキリを仕掛けようとしてたんだよ」
「うん俺はドッキリしたよ?てか、暇なら暇って言ってくれよ…」
そこであることを思いついた!
「今からゲームしようぜ!」
???「げーむ?」
「あぁ!楽しいぞ?お前たちもやろうぜ!」
???「ゲームなんてレディーがやる事ではないわ!」
「そっか、じゃあ暁はやらなくていいぞー」
暁「え?ちょ…」
「そしたらやるか!電!雷!響!」
電「はいなのです!」
雷「いいわよ!」
響「面白いそうだ」
暁「わ、私もやりたい!」
「最初からそのつもりだ!」
みんなにコントローラーを持たせてスマブラをした…
深夜まで盛り上がってしまい…結局俺は風呂に行けず寝てしまった…
俺はいつもより早く起き、風呂場に向かった。案の定、誰もいなくて風呂を入ることができたがそこで寝てしまった…
といっても溺死しないように作られてるから問題はないが…
「…………うぅん?」
しばらく頭が働かなかったがだんだん意識が覚醒していき、
「風呂場で寝てたのか…そろそろ上がるか…」
そして更衣室で着替えをしていると…
北上「大井っち!二手に分かれて探すよ!」
大井「はい!北上さん!」
なんか騒がしいなぁ…
そう思いながら廊下へ出ると…
…なんか飛んでるんですけど…
戦闘機みたいなのがこっちに向かってきた…
え?俺殺されるの?
「ッ!やばい、殺される!」
俺は陸上部顔負けの速さで廊下を駆けた
すると放送が流れてきた
加賀「提督は今廊下を爆走しているわ」
すると、一斉に艦娘たちが俺のことを追ってきた
やばいやばい、体力がもう限界なんだが…!
艦娘たち「待ちやがれぇぇぇぇッ!」
「待てと言われて待つ奴がいると思うか!」
そして俺はとうとう捕まった…
あぁ…母上、父上…今そちらに参ります…
などと覚悟していると…
ゴージャスな提督室に入れられた
「俺、なんかしました?加賀さん」
加賀「したわ、誰にも告げずにどこかへ行っちゃうもの…」
「あー…はいすみませんでした!」
頭を思い切り下げた
…なんか怖いんですけど
そう、ニコニコしながら加賀さんは怒っていたのだ…
「俺はここを見捨てたりなんかしません!
絶対です!俺がここを…みんなを守ります!」
これに関しては嘘偽りのないことだと胸を張って言える
加賀「提督…これ鎮守府内に聞こえてますよ」
「…へ?」
そういうと加賀さんはスピーカーを見せてきた…
加賀「昨日のお返しです、提督っ♪」
満面の笑みでそれを言ってきた
「…こいつは一杯食わされたよ…てか、口調、穏やかになったね」
加賀「あ、いえ…これは///」
「んいや別にいいんだよ、そっちの方が俺はいいな」
バタン!
…いきなり扉が開けられた
開けた正体は…
鈴谷「提督っ♪」
「ちょちょちょ、顔近いって!」
鈴谷「ごめんごめん、でも嬉しいよっ」
そこには太陽にも引けを取らない笑顔があった
笑うようになったなぁ…と思ってると
ビリリリリリリン
電話が鳴った
出てみると…
「はいもしもし?」
???「私、上咲鎮守府で提督をやってる者なんだけど…面倒くさいから単刀直入に言うわ
私のところと演習をしてもらいたい」
おおぅ!1日に二本投稿とは!続き期待しています!頑張ってください!
無理のしない程度に頑張ってください!
更新頑張って └(՞ةڼ◔)」