2020-01-11 13:44:35 更新

概要

幻想郷の日常を書きました。その番外編。これが主人公達の日常(?)


前書き

この時点ではまだ登場しないスペルカードが出てきますが、そこは二次創作ですので…


〜主人公達のお仕事・東方紅魔郷編〜


〜紅魔館前〜

魔理沙「ここがラストダンジョンか…」

『〜東洋の西洋魔術師 霧雨魔理沙(きりさめまりさ)〜努力家。弾幕はパワーだよ。力は誇示するが、決して努力は人に見せない』

霊夢「えぇ…そうね。ラストダンジョンも何もここに来るまでにダンジョンなんてヒトツも無かったけどね」

『〜永遠の巫女 博麗霊夢(はくれいれいむ)〜才能の塊。素敵な賽銭箱はそこよ。力も誇示しなければ、努力もしない』

魔理沙「まぁ気にするな。よし、ここを攻略してこの『紅い霧の異変』に決着をつけるとするか…。腕が鳴るぜ」(ゴキッ…ピキーンッ!!!)

霊夢「えぇ…!行くわよ!!」

魔理沙「………」

霊夢「…あれ?魔理沙?」

魔理沙「霊夢、あとは頼んだぜ。私はどうやらここまでのようだ…」

霊夢「魔理沙…?ど、どうしたのよ!?今更怖気づいたの?………ッ!!あんたまさかここに来るまでにケガを…!?」

魔理沙「そのまさかだぜ。悪いな霊夢よ………この異変の主犯にたどり着く前に死んだらこの私が許さんからな?」

魔理沙「さぁ行け霊夢!!せめて私が時間を稼ぐ!追っ手が来る前に早く行くんだっ!!」

霊夢「…魔理沙………ッ!!わかった!絶対に生きて会おう!!」(追っ手って誰の事かしら?ここに来るまでに現れた妖怪は全員ぶっ飛ばしたはずだけど…)

魔理沙「………フッ…」

霊夢(タッタッタッタッ…)

魔理沙「いやー、霊夢。気づいてくれよぉ…。腕鳴らして腕がつっただけだぜ?…こ、コッソリついて行こう…」


〜紅魔館・門の前〜

霊夢「なんか、門番みたいのが寝てるわね…?こんな時にのんきな」

美鈴「…zzz」

『〜華人小娘 紅美鈴(ほんめいりん)〜寝ているようだ。以上』

霊夢「ほっときましょう」(タッタッタッタッ…)

………

………………

………………………

魔理沙「霊夢〜?…おっかしいなー。もう先に行っちまったのか?…ん?あれは…」

美鈴「…zzz」

魔理沙「おい!布団で寝ないと風邪ひくぞ!?しっかりしろ!!おいって!!」(ユサユサ…)

美鈴「…ん?んー?………はっ!?侵入者!?」

魔理沙「オラッ!!」(バキッ!!)

美鈴「ぐぅっ!?」(ドサッ…)

魔理沙「おい!何寝てるんだ!?ちゃんと布団で寝ろって!!おい!!」(ユサユサッ…!)

美鈴「………はっ!!しんにゅ…」

魔理沙「オラッ!!」(ボゴォッ!!)

美鈴「がッ…はァッ!?」(ドサァッ!!)

魔理沙「おいって!!いい加減にしろよ!?」(ユサユサッ!!)

美鈴「………………はっ…」

魔理沙「マスタースパークッ!!」(ビビビビビッ!!)

美鈴「あんぎゃーーー!!」(バタリ…シュー…プスプス…)

魔理沙「お前ふざけてんのかよ!?もういい!せっかく私が恐らく敵であろうお前にこんなにも親切にしてやったというのに!!」

美鈴(ガバッ!!)「ふざけてんのはあんたでしょ!?絶対にここは通さないからね!?」

魔理沙「お前まだ生きてたのかよ。………風邪、ひくなよ?」(タッタッタッタッ…)

美鈴(ズッキューーーン♡)「し、侵入者さん…」


〜紅魔館・内部〜

霊夢「しっかし、魔理沙が死んだのは誤算だったわね…。私だけで行くしかないか…」

咲夜「ようこそ、いらっしゃいました」

『〜紅魔館のメイド 十六夜咲夜(いざよいさくや)〜人間。それにしては能力が強い。本当に人間なのだろうか…?』

霊夢「うわっ!?ビックリした…。何よあんた?どっから出てきたの?さっきまでそこに居なかったのに…」

咲夜「ふふっ…。驚いた?ってそんな事はどうでもいいのよ。貴方、お嬢様の邪魔をしに来たのでしょう?だったら私を倒してから行きなさい」

霊夢「はぁ?あんたは見たところ妖怪ではないみたいだけど…。もしかしてここの主って妖怪じゃないのかしら?いやでも………んー?」

霊夢「とりあえずぶっ飛ばせばいいのよね?では…」(ズシッ…ガチャキッ!!)

咲夜「え?いや確かに倒して行けって言ったけど…そ、そのデカい武器みたいなのなに??」

霊夢「見てわかんないの?どう見たって『九二式重機関銃』じゃない」

咲夜「『きゅうにしきじゅうきかんじゅう』??ナニソレ?」

霊夢「はぁ…これだからザコは。最近幻想入りした最新鋭の武器よ?コレがあったらこの異変も楽に解決出来そうだったから購入したの。さぁ、覚悟しなさい!それにしても約30キロは流石の私でも重いわね」(ズシッ…)

咲夜「それってそんなして持ち上げるモノなの…?」

霊夢「知らん」(ガチャリ…)

咲夜「イヤーーーッ!?ま、待って下さい!殺さないで!!どうか命だけは…」

霊夢「うふふっ…ごめんなさいね。冗談よ冗談!神に仕える巫女であるこの私がまさか本物の近代武器なんて使うと思いまして?」

咲夜「そ、そうよね…さすがに偽物よね?良かった〜。こんな事で死んだらたまったもんじゃないものn」

霊夢(ダーーーンッ!!!…シュー…)

咲夜(ガタガタガタガタッ…!!)「あ、あ?え?危な…」

霊夢(ダーーーンッ!!!)

咲夜(自主規制音)「あ、あわわわわっ!?ほほほ、ほんものじゃないでしゅかぁっ!?」

霊夢「きゃははッ!!なぁにあんた?上品そうに見えて漏らしてんの?ほんっと下品ねぇ?そんなに怖かった?ごめんねぇ?私コレが偽物って言って相手を安心させてから『わざと2発外してビビらせる』のが夢だったのよねぇ…。この前友達に試したらね?ソイツ意外と度胸あってさぁ…全然ビビらなかったのよね…。だからあんたがビビってくれて嬉しいわ♪ありがとうね」

咲夜「あ、悪魔よッ!!巫女の皮をかぶった悪魔よ貴方はッ!!お嬢様は小食でいつも飲みきれなかった血をこぼしては服を真っ赤に染める事から『スカーレットデビル』というあだ名がつけられたけれど…正直、そんな所以なんて可愛く感じるほどに私は今、貴方が恐ろしいわ!!この『コウハクデビル』め!!」

霊夢「うるっさいわねぇ…(ポリポリ…)勝手にダサいあだ名つけてんじゃないわよ。ほんのジョークじゃないのよ?ほれ」(ガチャッ!!)

咲夜「くっ!下手に出てれば調子に乗って…。いいわ!私を本気にさせた事、後悔させてあげる!!」


魔理沙「やっと霊夢に追いついたけど、今のって…。え?マジで?嘘だよな、霊夢?だってあの時私の髪にかすったよ?でも霊夢が大爆笑してたから「な〜んだ!ホントに偽物かよおどかすなよな!このこのぉ!あははっ!」とか言ってイチャイチャしながら笑いあい幸せな時間を…。そんなバカな…?霊夢いつからそこまでサイコパスになっちまったんだ?し、知らない方が私は幸せだったのか?………私は何も考えず今はこの館を探索しよう…うん」


霊夢「後悔ですって?仕方ないわねー。真面目に戦ったげるわよ。でも時間でも止めない限り私にスキなんてな」(カチーン…カチッ…カチッ…カチッ………カチッ!!)

霊夢「いわよ?大体、あんたのお嬢様とやらも自分の捕食対象をそばに置くなんてどうかしてるとしか…あれ?メイドは?」

咲夜「後ろ………あれ?巫女は?」

霊夢「後ろよ。せっかくあんたが時を止められる事に気づいたヒントやったのにね。タネが分かればマジックなんてどうとでもなるって事よ。ふぁ〜…今って何時かしらね?」

咲夜「くっ…!!」(ビュンッ!!)

霊夢(パシッ!)「考えも浅いけど、蹴りも浅いわね?…お、青色か…珍しいわねぇ」

咲夜「はわっ!?///」(バッ!!)

霊夢「ところであんたまだ気づいてないみたいだけど…さっき後ろに立った時、背中に爆発するお札貼り付けといたから気をつけてね」

咲夜「え、背中?」(チラ…)

霊夢「戦いで相手の言う事を信じ過ぎるのもまた、考えが浅いわね」

咲夜「ッ!?」

霊夢(ビシッ…)「はい王手。少しでも動くと私の弾幕であんたの頭が…」

咲夜「………ま、まだ!」(カチーン…カチッ…カチッ…カチッ………………カチッ!!)

霊夢「………はぁ…」

………

………………

………………………

咲夜「ハァッ…ハァッ…ハッ………ふぅ…ここまで来れば大丈夫かしら…?それにしても何なのあいつ…?とてもただの人間とは思えな…い…?………ッ!?」

霊夢「甘いわねー、ホント」

咲夜「な、なんで貴方がここにッ!?」

霊夢「瞬間移動の類いは自分だけの専売特許だとでも思っていたのかしらね?これが私の自慢のスペルカードのひとつ、夢符「夢想亜空穴」よ。てかあんたさぁ…メイドなんだったらもっとメイドらしく「ご主人様♡」にご奉仕しなさいよねー。諦めるの早すぎ…。こんなんだったらあんたのお嬢様も大した事なさそうね?って言っても、まぁメイドなんてこんなもんかな」

咲夜「お、お嬢様の事を悪く言うのは許さないわよ!?こ、こうなったら私だって…!!」(カチーン…カチッ…カチッ…カチッ………カチッ!!)

咲夜「メイド秘技「殺人ドール」!!」

霊夢「なにーーーッ!?いつの間にかナイフで囲まれッ…」(グサグサグサグサッ!!)

霊夢(ドサッ…)

咲夜「や、やった…?私やりましたわレミリアお嬢様…!!………………てあれ?死体が、無い…??」

霊夢(パチパチパチ…)「私の今日お披露目するスペルふたつ目、霊符「博麗幻影」。あんたもなかなか面白いマジックだったわよ?でもね。さっきも言ったと思うけど、タネが分かったマジックに引っかかるヤツなんて…いるわけないでしょ?さぁ、次はどんな面白いマジックを見せてくれるのかしら?」

咲夜(ガクッ…)「そ、そんな…私のとっておきが…こんな簡単に…?か、勝てる気がしない…」

霊夢「あら?もうマジックショーは終わりか…残念ね。じゃあ、私は先に進ませてもらうわね」(スタスタスタ…)

咲夜「ま、待ちなさい!!いくら貴方だろうとお嬢様には足元にも及ばないわよ!?せいぜい調子に乗って死なない事ね…?」

霊夢「………ご忠告どうもありがとう。…言い忘れてたけど、さっきは脅して悪かったわね?巫女服で良ければ着替え、ここ置いとくわね」(パサッ…)

咲夜「!!………あ、貴方…本当に『ただの人間』なの!?」

霊夢「私?私は博麗霊夢。素敵な神社の『ただの巫女さん』よ」(スタスタスタスタ…)

咲夜(ズッキューーーン♡)「れ、霊夢………様…?」


〜紅魔館・大図書館〜

魔理沙「なぁ?まだかかるのかー?もう行っていいかな…」

パチュリー「ちょ、ちょっと…ま、待って。ゲホッ…ゲホッ…今日は喘息の調子が悪くて…ゲホッ!呪文の詠唱がうまくいかないから…ウェッホォッ!!ガハァッ!!」

『〜知識と日陰の少女 パチュリー・ノーレッジ(ぱちゅりー・のーれっじ)〜魔理沙を遥かに上回る凄い魔法の才能があるが、喘息持ちのせいで詠唱がなかなか出来ず損している』

魔理沙「それ待って私に何か得あるのか?もう行くからな?………喘息って血ー吐くもんなのかよ…」

パチュリー「い、今なら撃てるかも…!!火符「アグニシャイン」!!」(ボァッーーー!!)

魔理沙「フッーーー!!………あぶねぇないきなり。じゃあな、私はこの更に地下に行く」

パチュリー「ッ!?!?………み、水符「プリンセスウンディネ」ー!!ゲホッ!」

魔理沙(パシッ…)「なんだよやめろって」

パチュリー「木符「シルフィホルン」…!!」

魔理沙(ペシッ…)「だー!もー!!なんだよ!?好きな子に意地悪する男子じゃねぇんだからさぁ!!」

パチュリー「土符…「レイジィトリリトン」………」

魔理沙(ブゥンッ…)「残像だぜ」

パチュリー(ガタガタガタッ…)「ななな、何者なんでしょうか?貴方様は…?………と見せかけて!金符「メタルファティーグ」ッ!!」

魔理沙「ぬぐあーーーッ!?………ぐ…ふ…!」(ドサッ…)

魔理沙(ムクッ…)「よいしょっと。じゃあ地下に行かせてもらうぜ?」

パチュリー「なんで!?当たってもダメなの!?さっきから息で炎消したり、素手で魔法はたき落としたり…おまけに何よ残像って!?貴方なんなの!?とにかくこれより地下はダメよ!!『あの娘』が安定して大人しくしてるんだから!!」

魔理沙「お、なんだそれ?『あの娘』?あー!!わかった!!ここのラスボスだな!?口が滑ったな根暗そうな魔女!!あばよ!!」(ダッ!!)

パチュリー「違う!!ホントに『殺される』よ!?あの娘と遊んで生きてた『人間(おもちゃ)』なんて今まで一人も…っ!!」

魔理沙「心配は御無用だぜ?私は『死ぬまで死なない』『おもちゃ(人間)』だからな!!」

パチュリー「言っても聞かないわよね…。だったら今ここで苦しまずに済むうちに…!火水木金土符「賢者の石」ーッ!!!」

魔理沙「おっと…これはなかなかマズそうか。んなら…」

魔理沙「恋符「マスタースパーク」!!」

パチュリー「!!」(ちゅど〜んッ!!)

小悪魔「え?何アレ?あのパチュリー様が…?」(ガタガタガタッ…)

『〜小悪魔(こあくま)〜中ボス。特に説明できるほど情報も無い』

………

………………

………………………

魔理沙「おい、大丈夫かよ?」

パチュリー「う…ん…?…あぁ…私、人間に負けたの?」

魔理沙「言ったろう?私は死ぬまで死なんと」

パチュリー「………貴方、名前は?」

魔理沙(名前か…こんな時、霊夢なら)

魔理沙「私?私は博麗霊夢。普通の魔法使いだぜ?」(タッタッタッタッ…)

パチュリー(ズッキューーーン♡)「れ、霊夢………さん?」


〜紅魔館・玉座前的なとこ〜

レミリア「あらあら?これまた随分と弱そうで痩せた人間が私の『紅霧』を晴らしに来たのね…。貴方だったら私でも全部食べられそうだわ…」

『〜永遠に紅い幼き月 レミリア・スカーレット(れみりあ・すかーれっと)〜運命を操る事が出来る(自称)500歳児(こちらは本当)』

霊夢「ラスボスはどこ?白状なさい、このちびっ小悪魔!!」

レミリア「うふふふっ…随分と威勢の良い人間だこと。申し遅れましたわ…ワタクシがこの紅魔館の主、(本当)トランシルヴァニア、ワラキア公国君主ブラド・ツェペシュの幼き末裔(大嘘)にして夜の帝王…レミリア・スカーレットですわ。これからどうぞ宜しく、そしてさようなら」

霊夢「ラスボスー!!出てこーーーい!!」

レミリア「………今宵は月が紅いわねぇ?」

霊夢「あっちを探すか…」

レミリア「………!?あ、あーそうだ!BGMがあると盛り上がるわね…」(パチンッ!)

♬亡き王女の為のセプテット

霊夢「ん?何この音楽…」

レミリア「うふふっ♪かっこいいでしょう?私のテーマ曲なのよ?」

霊夢「………」

レミリア「どうしたのかしら?感激のあまり言葉も出ない?」

霊夢「み…」

レミリア「…み?」

霊夢「耳がアツい!?何よこれ!?あ゛ーーー!?う゛お゛ーーーッ!?」(ゴロゴロゴロゴロッ!!)

レミリア「え?え?そんなの知らない…よ?」

霊夢「ぐっ!ハッー…ハッー…やるわね。少し見くびっていたわ、三下小悪魔。話くらいは聞いてあげる」

レミリア「いやだから私がこの館の主人…」

霊夢「まぁとりあえず、軽くひねってあげるわ。かかってらっしゃい」(クイッ…クイッ…)

レミリア「キーッ!さっきからこの私をとことん馬鹿にして…切り裂いてあげるわ!こんなに月も紅いから、本気で殺すッ!!」

霊夢「…ナニソレ決めゼリフー?どーゆー意味よ?」

レミリア「え?だからこれはその、多分…とにかく切り裂くって意味じゃない?月も紅いから月と同じ血の色に染めてあげる、的な?」

霊夢「ふ〜ん…。意外と安直ね?やっぱり虚勢を張っていても、三下じゃない」

レミリア「………いいわ。では見せてあげる…!この私、吸血鬼の恐ろしさをね!!」

霊夢「………zzz」

レミリア「まずは私の目にも止まらぬ速さッ!!」(ビュンッ!!)

霊夢「んー…」(ゴロン…)

レミリア(ドスッ!!)「た、たまたま寝返りうっただけよね?まさか人間ごときが私の動きを見切れるわけが…えい!」(ドスッ!!)

霊夢「あー…?」(ギシギシッ…!!)

レミリア「な、なにコイツ…!?樹齢千年を超える大木を片手で持てるこの私の怪力を………ぼ、棒切れ一本でっ!?」

霊夢「むにゃむにゃ…私の煎餅食ったら………『コロス』…」

レミリア「ひぇっ…!!」(バサバサバサッ!!)

レミリア「こ、こうなったら!殺られる前に殺る!!次は私の美しいワザを見ろッ!!」

レミリア「くらえ!神槍「スピア・ザ・グングニル」ッッ!!!」(グンッ!ビューーーッギャルルルルッ!!)

霊夢(ガバッ!)「ちょっと!(ガシィッ…)いい加減なにかしてきなさい?私はラスボス探しで忙しいの…。おちょくるだけならもう行くわよ?」(スクッ…スタスタ…)

レミリア「うふふっ…あははははっ!!この私をここまで追い詰めたのは貴方が初めてよ?お見事ね」

霊夢「追い詰めた覚えがない」

レミリア(でしょうねー………もう無いけど。余力が。アレ全力。私はもしかしたらとんでもない奴に喧嘩を売ってしまったのかもしれない…。グングニルって掴めるモノなのね、素手で。それもあんな「え?なんかしたの?」みたいなノリで)

霊夢「じゃあ、何かあるなら早く見せなさいよねー…。ここで座って見ててやるから。よっこいしょーのどっこらせっせと」(ボスッ…)

レミリア「ぐうぅっ…!!であれば…もうアレを使うしか…!!人間ごときにぃッ!!くっ!!………まぁでも、いいか♡」(ニヤリ…)


〜紅魔館・地下室〜

魔理沙「いかにも…ってとこだな。だがなー…?なんで『館の主(ラスボス)』の部屋っぽいのに、こんな沢山強力な封印が施された南京錠が?…ひーふーみーよー………んー?大体495個だな。多っ!1個ずつ外していくか…」(ガチャガチャ…)

………

………………

………………………

魔理沙(ガ…チャンッ…!!)「………ふぃー…。やっと最後だぜ!それにしても、封印を解除してたらもういつの間にか私も魔力が残ってないぜ…。こんなんでこんなヤバそうなとこに居るラスボスの相手になるのか?」(ギィ〜〜〜…)

とても幼い女の子「………だぁれ?」

魔理沙「よぉ、ラスボス。私は霧雨魔理沙だぜ。お前は?」

とても幼い女の子「………ラスボス?…私はフラン…フランドール・スカーレット。495さい。どくしん」

『〜悪魔の妹 フランドール・スカーレット(ふらんどーる・すかーれっと)〜逃げて!嫌な予感しかしないから逃げて霊夢さん!!(パチュリーより)』

魔理沙「ほぉ〜。こんなデッカイ館の主人なのにお前まだ独身なのか?結婚はいいもんだぞ?私はこう見えて、旦那と8人の子供がいるが…まぁ大変な事もあるけど、なかなか毎日が楽しいぜ?」

フランドール「へ〜!よくわからないけどおもしろそうだね!そこに座って聞かせてよ!!」

魔理沙「おう!いいとも!しかしココかなり暗くないか?灯りをつけた方が…」

フランドール「あ!だめ!暗いのが好きなのが吸血鬼なのよ?それに私は暗くてもよく見えるから貴方の顔はばっちり確認おーけーだし…」

魔理沙「いや、そういう問題じゃないんだがなぁ…」

………

………………

………………………

魔理沙「と、言う訳でさ。どうだったかな?まぁこんなノロケ話聞いても子どもにはつまらなかったか」

フランドール「ううん。とっても楽しかったよ?人とお話しするのってこんなに楽しいんだねっ!!私、初めて知ったよ!」

魔理沙「そうか、なら良かったよ。ところでお前は何故こんな異変を起こしたんだ?」

フランドール「………知らないよ。あんなやつが考える事なんて………………っ!!」

魔理沙「??」

フランドール「…ねぇ魔理沙!さっきの旦那さん…霊夢の事も教えてよ!あと子供ってどうやって作るのかもっ!!」

魔理沙「えー?まぁいいけども。霊夢は簡単に言えばサイコパスだな。子供は…」

フランドール「うんうんっ!!」(キラキラキラキラ…)

魔理沙「う゛っ゛…あ、えーとー…」(しまったな…変なウソつくんじゃなかった)

魔理沙「…ゔぃ、ヴィゾーヴニルが運んで来るんだぜ…?」

フランドール「へっー!!ヴィゾーヴニルってなにっー!?」(わくわくっ…)

魔理沙「ヴィゾーヴニルってのは、北欧神話に登場する「レーヴァテイン」でしか殺す事の出来ない雄鶏の事だぜ」

フランドール「え!?レーヴァテイン!?じゃあ私も、面白いモノ見せてあげるよっ!!」

魔理沙「お、なんだなんだ?」

フランドール「まぁ見てて!きっとおどろくからっ!………禁忌「レーヴァテイン」っ!!」(ボァッ…!!)

魔理沙「おー!なんだこれスペルカードか!?すっげー!!お前が考えたのかよ?「レーヴァテイン」って!カッコいいなぁ!!」

フランドール「ふっふーん!そうでしょ?私はこう見えても、あのパチュリーも超えるほどの魔法少女なのよっ?えっへん!」

魔理沙「パチュリー…?誰?まぁいいや。フランドール、お前もしかしてスゴい魔法少女なのか!?だったら私にも話を聞かせてくれよ!!私も魔法の勉強、大好きなんだ!」

フランドール「うんっ!フランでいーよっ!!」

(…カランカランッ…!)

魔理沙「ん?なんか今足に…。そういえば剣の炎で明るいからよく見えるように…なっ…た………なッ!?」

(ズラーーーーーッ…)

魔理沙「な、なんだよ…?コレ…?」(カタカタッ…)

フランドール「コレ?コレってなんのこと?」

魔理沙「や!コレだよッ!?このキレイに並んだ『人間の頭蓋骨』みたいなのの山の事を…」

フランドール「あぁ、ソレの事ね?キレイでしょっ!私の遊んだ『人間(おもちゃ)』なんだよっ!?でも、なんか私ってよく力の加減がわからなくってスグ壊しちゃうの…。だからせめて最後まで遊んであげようと思ってねっ!?こうやって…(カラン…)こうやってね?(カラン…)いっこずつ並べてあげたの!!えらいでしょ!?」(カラッ…)

(ガラガラガラッ…!)

魔理沙「!?…危ないッ!フランッ!!」(バッ!!)

フランドール「…へ?」

(ガッシャーーーン!!…カランコロン…)

魔理沙「…いってー…!おいフランドール…ちょっと引っ張ってくれーぃ…」

フランドール(ニコニコ…)

魔理沙「…フランドール?」

フランドール「…ねー魔理沙?貴方は私と遊んで壊れる『人間(おもちゃ)』?それとも壊れない『おもちゃ(人間)』??」

魔理沙「お、おい…何言って…?や、やめろよそういうの…!」

フランドール「魔理沙もこわがるの…?私の事を…??ねぇ、なんでかな?私、そんなにわるいこ?ねぇなんで…っ!?教えてよ魔理沙ッ!!私はただみんなと…あいつとも………お姉ちゃんとだって、ほんとは…ッ!!………なんでだろうね…?きっと、私がなんでもこわしちゃうからかな。みんなも…お姉ちゃんですら…それで私をこわがって見てくれようとしない。私だって出ようと思えば出られるけど、もう全部わかってるからいいの。『みんな私が嫌い』なんだってね。ねぇ魔理沙?貴方は壊れるおもちゃ?壊れないおもちゃ?私が怖い?怖くない?………………私が『好き』?それとも『嫌い』??なんでさっきからずっとだまってるのかな…?もしかして。もうこわれちゃったの??」

魔理沙(私は死ぬまで死なない!死ぬまで死なない!!大丈夫だ!あれ?でもそれってよく考えたら死ぬときは死ぬって事では?)

フランドール「だまってないでなんとかいってよっ!?ほんとはまだこわれてないんでしょっ!?もうわたし、なにもわからないよぉ…うぅっ…ひっぐ…」

魔理沙「フラン…。とりあえずこっから引っ張り出してくれないか?話はそれからだぜ」

フランドール「いやだ。せっかく逃げられないようになったから。追い詰められてるから本当の事話すと思って喋ったのに。昔、お姉さまが言ってたもん。でも魔理沙、なかなか話さないもの?どうせ助け出したら逃げるんでしょ??」

魔理沙「いや、私はウソつきだが今のお前にはウソはつかん。絶対にだ」(ガクガクブルブルッ…!!)

フランドール「でも魔理沙ふるえてるよ?やっぱり逃げるつもりじゃ…」

魔理沙「少しは『人の事』信じろよッ!!」

フランドール(ビクッ…!)「え?」

魔理沙「私はなぁ…?道具が昔から好きで、マジックアイテムが置いてないという理由で親父の店から家出した。そのあとは絶縁状態だ。…だからな?私は道具を大切にしないやつは『嫌い』だ。…私はお前のおもちゃなんだろう?」

フランドール「そ、それは…!」

魔理沙「だがな?自分の『道具(おもちゃ)』を大切にするやつは………」

魔理沙「私は『好き』だぜ?」(ニコッ…)

フランドール「ま、りさ?ほんとに??じゃあ私!おもちゃ大切にするよっ!?」(グイッ…ズルズル…)

(ガラガラ…)

魔理沙(スクッ…パンッパンッ!)「………おう!お前もウソつくなよー?私との約束だぜっ!!」(キュッ…)

フランドール「うんっ!!…ゆーびきーりげんまん♪」

魔理沙&フランドール「うーそついたら「はりせんぼんのーます♪」「壊れるまでぼっこぼこ♪」!!」

フランドール「ゆーびきった♪…あれ?」

魔理沙「あぁ…きってしまったな。不釣り合いな契約を」(ダッ!!)

フランドール「ウソでしょまりさぁーっ!?」(ダッ…)

魔理沙(クルッ…ギュッ…!!)「あぁ、さっそくウソだぜ?ウソはつかないってのもウソの大ウソつきでな?悪かったな」

フランドール「………」(…ギュ〜ッ…!!)

魔理沙「吸血鬼の怪力ってのも、お前のは可愛いもんだな?………フランドール」(ナデナデ…)

フランドール(バッ!)「………そうだ魔理沙っ!さっき魔法のはなししたいって言ってたよね?しようよ!私といっぱい遊んで遊んでっ!?」(パタパタ…ジャラッ…!)

魔理沙「…その翼、綺麗な宝石みたいだけど…どうなってんだ?」

フランドール「これー!?これはね!!ドロップなんだよっ!?いっこちぎって食べてみるっ??」

魔理沙「い、いやぁ?イタそうだから遠慮しとこう…」

フランドール「ウソ!私もまねっこだよ!?…えへへっ♡」

魔理沙「ふぇ〜…?」(ちょっとだけ妹がほしくなってきたぜ…)

魔理沙「なぁフランドール?私の事、お姉さま。もしくはその…お姉ちゃんと呼んd」

フランドール「フランでいいってば!」

魔理沙「そ、そうか…?ではフラン…」

フランドール「やだっ!!」

魔理沙「」

………

………………

………………………

魔理沙「なるほどなー?勉強になるぜ!!」

フランドール「でねー…?今から見せるのも私の特技でね…。そこのくまさんのぬいぐるみ見ててね?………いくよ?こうやって、くまさんの『弱点(目)』を私の手の中に移動させて〜…」(ググッ…)

魔理沙「おぉ!?次は何を見せてくれるのか!!」

フランドール「きゅっとして〜…?」

魔理沙「きゅ、きゅっとして〜…!?」(ゴクリ…)

フランドール「ドッカーンっ!!」(プチッ…!!)

(ビリビリビリーッ!!…バラッ…バラ…コテン…)

魔理沙「………おい、フランドール?」

フランドール「フランでい〜よ♪??」

魔理沙「…道具を大事にするといったよな?なにさっそくバラバラにしてるんだ??流石の私も頭の処理が全く追いつかんぞ…???」

フランドール「あ、あぁ!?あ゛ーーーっ!!やっちゃったーーー!?ごめんなさい!…て、てへ♡…チラッ?」

魔理沙「お前なぁ…」(くぅ〜…妹が、ほしいッ///)

フランドール「あ、あのあのっ!おわびに私がだいじにとってたけーき!持ってくるね…?」(タタタタタッ…)

魔理沙「まったく…とんだイカれた妹君だなぁ…?だが…。せっかくの可愛い妹をそばに置いてやれるのに地下に幽閉しちまう姉ちゃんなんてのは、もっとイカれてるよな?」

……………

フランドール「紅茶も持ってきたよっ!?さぁ、二人だけのちいさなお茶会のぉ〜っ…!?」(パンパンッ!!)

魔理沙「は、はじまりはじまり〜…っ!」

フランドール「キャッ♡ヤッターーー!!」(パチパチパチッ…)

魔理沙「ふおぇ〜………はぁ…」(ズズズ…)

魔理沙「ッ!?………美味いな、この紅茶…!!なんて銘柄だ…?」

フランドール「ん〜?め〜い〜が〜ら??そうだなぁ〜…?HUMAN.BLOOD…とか!かっこいーかな?どう…かな…っ!?」

魔理沙「はははっ!なんだよそれ?そのまんまだなー」(ズズズッ!…グビッ…グビッ…)

魔理沙(コトッ…)「ぷはぁーっ!………………な、なぁ?今なんつった?…ひ、ひゅひゅ、ひゅ〜まん??」

フランドール「………??ひゅ〜まん.ぶらっどって、つったよ?…つったの?だいじょーぶっ!?今すぐ!まだお肉が残ってる新しい骨もってくるからねっ!?」(タッ…)

魔理沙「大丈夫だから!見たくねぇから!!そもそも骨ごと替えても良くならんしむしろ悪化するッ!!」

フランドール「えぇっ!?そんなにーっ!?」

魔理沙「うっ…フラン。悪いがなんか袋みたいな物はないか?」

フランドール「ど、どぉしたの!?きぶんわるいのっ!?今すぐ新しい内臓もってくるね!!はわわ…は、吐き気ってどこを替えればいいのかなっ!?肺?心臓?…あ!コレかな!?胃っ!!」(デロン…ブラ〜ン…)

魔理沙(パッ…)「一瞬見えてしまったけど、多分ソレ腸じゃないかな」

フランドール「…なんでめーふさいでるの??まさかいたいのっ!?お目々ももってこなきゃ!!確か棚の上に…」(タッ…)

魔理沙「もうやめてくれーッ!それ以上体のパーツを替えたら私が別人になってしまう!!」

フランドール「え〜っ!?おっき〜おっぱいももってこようとしてたのにっ!?」

魔理沙「Jカップ以上がいいな」

フランドール「わかった!」(タッ…)

魔理沙(パッシィッ…!)「ごめん!欲に目がくらみましてぇ!!」

フランドール「そ、そうなの?いたいから翼はなしてほしいな??」

魔理沙「とにかく私は袋さえ貰えればそれでいいんだよ…」

フランドール「な、なんでぇ〜?もしかして私が頑張って初めていれた紅茶…ほんとは不味かった…の…?」

魔理沙「い、いやな?別にそう言うわけではないんだが…」

フランドール「ひっ…うぅっ…う、ウソつかないって…ひぐっ…約束したもん…」(ぷるぷる…)

魔理沙「あぁ!な、泣くなよ?違うんだ!人間は人間を食したりしn」

フランドール「正直に言ってよ…!不味かったんでしょ…?『お姉ちゃん』っ…!!」(うるうる…)

魔理沙(ブバッ…ピューッ…)「お姉ちゃんはおかわりが飲みたいぞっ?」

フランドール「わ〜い!じゃあついでに鼻血拭くためのハンカチと、替えの鼻ももってくるねっ!?」(タタタッ…)

魔理沙「ティッシュだけでいいぞー?」

フランドール「はーい!わかったー!」

魔理沙(はぁ…あの真紅の透き通った美しい瞳を見る限り…全部悪気があってわざとやってるワケではないんだよなぁ…)

魔理沙「あむっ…んー?このケーキもなかなかにめちゃくちゃ美味いな…もぐもぐ…」

フランドール(タッタッ…)「あっー!私が初めて作った『人間けーき』も食べてくれてるんだねっ!?ありがとう魔理沙っ!!」

魔理沙「おー!これフランが作ったのかよ!?才能あるぜお前!!よーしよしよし!」(わしゃわしゃ…)

フランドール「えへへっ♡」

魔理沙「はははっ………ふぅ…」(なぁ?霊夢よ…。私が人間ではなくなったら、その時はせめてお前の手で葬ってくれないか?…だがその前に、やる事が出来たな)

フランドール「…魔理沙?」

魔理沙「フラン。お前の495年の間、止まったままの『運命』が今夜は動き出す夜になるぜ?」

フランドール「え?ど〜ゆ〜事?」

魔理沙「単刀直入に言おう。お前のバカなお姉さまのトコに『弾幕ごっこ(話)』をつけに行くってこったよ」

フランドール「!………そんなの…無理だよ…。だって!前に私がわがまま言って暴れた時は館のみんなが命懸けで私を止めようとしてきたんだよっ!?…私、こわいよ………もうみんなを傷つけたくないし、私だってもう傷つきたくないの…っ!!」

魔理沙「大丈夫だ。お前はその時みたいにもう、独りじゃない。私がついてる!…それにな?フラン。『小さな女の子』ってのは………わがまま言って暴れてるのなんて当たり前なんだぜっ?」

フランドール「!!………で、でもでもっ!もし魔理沙が私のせいで死んだら、私…きっと今よりももっと!!頭がおかしくなっちゃうよ…っ!?死んだら魔理沙、もー責任取れないんだよっ!?」

魔理沙「お前は少なくとも………私から見たらどこも!少しも!ちーっとも!!ぜんっぜん!!!全くおかしいところなんて見当たらないよ。…心配しなくとも私はお前にウソはつかないし、死ぬまで死なないタイプの人間だからなっ!」

フランドール「ッ!!………………勝てるかな…?私に…」

魔理沙「もう『私達』だよ。…姉妹なんだ、勝つ必要なんてないさ。仲直りさえ出来ればな………だろ?悪魔の妹君?」

フランドール「ッ!!!………………う゛っん゛…っ!………(ぐしぐし…)………うんっ!!わかったよ魔理沙!!」

魔理沙「えらいぞフラン!泣くのは仲直りが出来てからだもんな?」

魔理沙(まぁ、霊夢の事だから今頃…とっくにフランの姉ちゃんをボコボコにしてる頃かもなー…)

フランドール「………ねー…魔理沙?『弾幕ごっこ(仲直り)』の前にね?私からのお願い…聞いてくれるかなっ!?」

魔理沙「もちろんいいとも!なんだ?お願いってのは」

フランドール「じゃあねじゃあねっ!?私の『初めてするお願い』はね〜…っ!」


〜紅魔館・霊夢とレミリアのとこ〜

霊夢「…ハァッ…ハァッ…!…ったく…あんたがここのラスボスだったんなら…さっさと教えて、さっさと本気見せときなさいよね?………この三下吸血鬼が…イテテッ!」

レミリア「あら?さっきの威勢はどこに行ったのかしらねぇ?今の貴方のは威勢じゃなくてただの虚勢…。さぁどうする?大人しく降参するかしら?…まぁ、もうどっちにしろ貴方は生かしては返さないけれどね?うふふふふふっ!」

霊夢「もっと早く気づいてればねー?『紅い月の魔力』が溜まる前に退治完了だったはずなんだけど…。メイドに言われた通り調子に乗り過ぎたか」

レミリア「貴方みたいなたった一人の人間ごときには使いたくなかったのだけどね?私はこの『紅い霧』で幻想郷を覆い隠し…太陽を克服する。そしてその後にゆっくりとこの場所…この幻想郷に吸血鬼の楽園を築く予定だった。紅い月の魔力を使い、圧倒的なまでに他の種族に差をつけてね…」

霊夢「あんたはあんたで調子に乗り過ぎね?あまり人間様を見くびるんじゃないわよ…?」

レミリア「あらあらあーらー?そんなボロボロのカラダでこの私に何が出来ると言うのかしらねぇ?…それにしても…とてもいい血の香りねぇ〜?今宵のメインディッシュは貴方で決まりよ?愚かな、『人間様』…♡」(クスクスッ…)

霊夢「まぁそれもそうよねー…。どうしようかしらね?ここから」

レミリア「とりあえず…さっさと死ねば?………紅符「スカーレットシュート」…!」(パチンッ!)

霊夢「私も死んだわ、ごめん魔理沙。避けれない」

(ドゴーーーンッ…!!)

レミリア「…本気を出せば楽勝だったわ♪でも跡形も無くなってしまったようね?メインディッシュが消えたのは残念ねぇ〜…」

霊夢「…喜んでるのか、悲しんでるのか、わからないところ悪いけど…ちょっといいかしら?」

レミリア「…え?」

霊夢「後ろには気をつけなさい?…特に、『私(巫女)』と戦う時はね。あと最期に、あんたにも説明しておくと…これは夢符「夢想亜空穴」って技よ?せいぜい死ぬまで覚えておくといいかもね♪じゃ、さようなら」(ピトッ…)

レミリア「ッッ!?」

霊夢「ゼロ距離「パスウェイジョンニードル」。」(ドスドスドスドスッ…!!)

………

………………

………………………


〜紅魔館・大図書館近く〜

霊夢「…ふぅ。なんとか誤魔化してここまで逃げてこれたけど。…まるで手応えがなかった。ありゃ〜まだ死んでないわねぇ〜………ん?」

魔理沙「あーーー!!いたな霊夢!探してたんだぜ!?ってか大丈夫かよ!?ひどい怪我…」

霊夢「はぁ…まさかここまで吸血鬼の手下が追ってくるとはね。魔理沙の姿をした偽物さん?」

魔理沙「…ククククッ!アハハハハハハァッ!!………マジでなんのこと?霊夢頭も打ったのか??」

霊夢「問答無用ッ!!くらえ「夢想天生」ッ!!」(ビシィッ…!)

魔理沙「ヒィッ!?」(バッ…)

霊夢「な〜んてね♪私はまだ、夢想天生なんて大それた技は使えないわよ?」

魔理沙「知ってたけど。…大それたってお前さぁ…スペルカードでなければとっくの昔から使えてるだろ?せっかく私が名前つけたんだから早くスペルとして完成させてくれよな〜?お前が『夢想天生(アレ)』を『普通に使う限り』は霊夢に敵うやつなんて今のところいないんだからな」

霊夢「わかってるわよ?でもなかなか力の加減が難しくてね…。目を瞑った時点で無意識に凄まじく激しい弾幕が放たれるわ、半透明になってありとあらゆる攻撃が無効化されるわで。要するに、スペルカードルールに則った相手への勝ち筋の用意が出来ないってワケ。もうこうなったらスペルカードルールを取り下げるしかないか…」

魔理沙「お前がせっかく考案してやっとこさ広めた『スペルカードルール(人間と妖怪の重い命のやり取りを無くすという素晴らしい試み)』をそんな理由で…。もうどうしても『スペルカードルール(弾幕ごっこの中)』で使いたいんならさ…時間制限付きとかにしたらどうだ?そうだなー…これも耐久スペルってやつだな!」

霊夢「イイわね、ソレ!よし、今日は冴えてるわよ魔理沙!!コレで完成したら…今度から異変解決も楽になるわね〜♪ホントお手柄よ魔理沙♡」

魔理沙「…まぁそれまで人間代表はこの私、霧雨魔理沙さんで決まりだなっ!!」

霊夢「…はいはい。そんな事より魔理沙、あんた今の今までどこでなにしてたの?」

魔理沙「あ、あー…その事なんだが…な?霊夢よ。今、ほんのちっとばかしマズい事になって…」

フランドール?「魔理沙、み〜つ〜けたっ!アハハッ♪おにごっこってたのし〜んだね?私、こんなに楽しいの初めてだよっ!!…でもね魔理沙?隠れてばっかりだと…おにごっこにならないよねっ♪」(ブンッ!!)

魔理沙(スパッ!!)「…今のは危なかったぞフラン」

霊夢「魔理沙、アタマアタマ」

魔理沙「アタマだぁ?…あー、帽子が真っ二つだな」

霊夢「うそ…でしょ…?前に私がイタズラで燃やした時はくすぐり一時間を号泣しながらやってきたクセに…!結婚して8人も子供を産んでやった妻への仕打ちがコレか…ッ!!」

魔理沙「妻じゃないだろ?お前がこの前「暇だから旦那役やる!」って言い出したのに…。もうこの設定やめようぜ、色々と損するから」

霊夢「ところで、この娘誰よ?」

魔理沙「フランドール、この館の主の妹君だ」

霊夢「…あんたやっぱり裏切ったの?」

魔理沙「安心しろ、味方だぜ?」

霊夢「そう…ならよかっt」(ズバッ!!)

霊夢「………ウソつき…」(ドサッ…)

魔理沙「れーむーーーッ!!おいフラン!」

霊夢「博麗幻影よ」

魔理沙「おぉぅ…!?よ、よかったぁ〜…」

フランドール?「ねぇ?貴方が魔理沙の言っていた強力な助っ人っ!?よろしくねっ!?」

霊夢「あぁ、よろしく。………普通斬ってから言わなくない?」(ムカッ…)

フランドール?「ごっ、ごめんねっ??………ゆるしてくれるとうれし〜な…??」(うるうる…)

霊夢「…はぁ〜…。ったく、しゃあないわねぇ…特別よ?」

フランドール?「わ〜い♡」

霊夢(…ねぇ魔理沙、この可愛い生き物何?なんて種類?家で飼っていい?ちゃんとお世話するから。エサは何かしら?)

魔理沙(…人間、だな)

霊夢(………よしさらってくるか)

魔理沙(早くもぞっこんかよ…)

フランドール?「ないしょばなし?私も混ぜてっ!?」

フランドール?「私もーっ!!」

霊夢「双子か…。流石に2匹は飼えないわね」(ズバッ!!)

フランドール?「アハハッ♪二人だけだと思った?」

霊夢「………三つ子かよ…」(ドサッ…)

魔理沙「残念だったな霊夢。『今は四つ子』だぜ?」

フランドール(タッタッタッ…)「あぁ〜〜〜っ!?みんなズルいっ!!私も遊びたかったのにっ!!」

フランドール?「ごめんねっ♪」

フランドール?「ごめん…」

フランドール?「ふぁ〜…」

霊夢「どういう事よ?この状況は」

魔理沙「やっぱり博麗幻影だったか」

霊夢「もう博麗幻影だったら使い切ったわよ?今のはお札で作った分身よ。…それで?説明して頂戴」

魔理沙「あ、あぁ…これはな」

フランドール「これは私の得意技…禁忌「フォーオブアカインド」だよっ!?どぉっ!?ねぇどぉかなっ!?スゴいでしょっ!?でもおどろきすぎて壊れちゃダメだよっ!?!?私そんなのイヤだからねっ!えーーーんっ!!」

霊夢「…何なのよコイツ。気でも触れてるの??」

魔理沙「霊夢。その言葉はフランにとってはそれこそまさに禁忌とされる言葉だぜ…」

霊夢「………?説明してくれるかしら」

魔理沙「実はな…」

………

………………

………………………

魔理沙「と言う訳なんだよ!ひでーよなー霊夢?」

霊夢「…そうね。でも、それは仕方ないんじゃないかしら?私だったら、そんな危険なヤツをそばに置きたくはないけどね?」

フランドール「!!」

魔理沙「お、おいッ!?霊夢てめーなんて事を…ッ!?フランの気持ちも少しは…」

霊夢「はぁ………『私だったら』、ね?でもこの館の主は私じゃないし、ましてやその娘の姉よ?どんなにその娘の気が触れていたとしても…この館の主にはどうあがいても敵わないから、今のこの場合は仕方なくはないわね」

魔理沙「霊夢…!!相変わらず素直じゃないな…お前はさ!」

霊夢「フランと言ったかしら?よく勇気を出して地下から外に足を踏み出したわね。えらいえらい!さぁ、もうひと頑張りよ?私達がいたら余裕だから安心しなさいね?」(ニコッ…)

フランドール「………うん!私、人にこんなに優しくしてもらえたの初めてだよ!!ありがとう…魔理沙と霊夢っ!!」

霊夢「ふふっ…じゃあまずは…他の人にも優しくしてもらえるように頑張らなくちゃね?」(クスッ…)

魔理沙「霊夢…頭打ったん…だよな…?そうなんだよな?こんな霊夢見た事がないぜ?少なくとも私は…」

霊夢「あら…女の子には優しくするものでしょ?魔理沙こそ頭打ったの?先帰る?」

魔理沙「いや私も一応女の子なんだが。…そもそも霊夢、ラスボス相手にそんなボロボロの状態でどうやって勝つつもりなんだ?」

霊夢「はぁ!?魔理沙がわざわざ新しい面倒事に首突っ込んで持って来たんだから、あんたも頑張りなさいよね!!」

魔理沙「や、まぁそりゃそうだし言われなくとももちろんそうするが…。フランの部屋の封印がさ?思いのほか強力でな………その、な?正直…私にはもう魔力が残っていないんだよ。せいぜい撃てたとしてマスタースパーク一発分ぐらいしか………………ッ!?」

霊夢「………魔理沙も気づいた?…とにかく、話は後みたいね…!!やるわy」

魔理沙「恋符「マスタースパーク」ッ!!」(チュドーーーンッ…!!)

魔理沙「…やったか!?」

霊夢「何やってんのよ!?このおバカッ!!せめてもう少しひきつけてから…」

魔理沙「すまんな。蚊が居たもんで」

霊夢「もういいわよ。でも、どうする?アイツ」

レミリア「フフフッ。さっきの針はなかなか痛かったわよ?特別な力が込められているのか傷口が熱くってねぇ?まぁ…吸血鬼の再生能力を舐めないことね♪特に今宵はね!」

霊夢「くっ!マズいわね…!!この戦いはあの娘がカギになるか…」

魔理沙「なるほどな。コイツが噂の…!」

レミリア「さっきから貴方達何を言っているのかしら?まさかまだ仲間がいたの?何人いようが同じ事よ?この力の前ではね♪」

フランドール「お姉様…」

レミリア「あら?その声はフラン…」

レミリア「ふ、フラン…?」(ガクガクガクガクッ…!!)

フランドール「お姉様!!…えっとね?私をお外に出して欲しいの!!お願いっ!」

レミリア「な、なんで貴方がここにいるのか知らないけれど…。それは無理な相談ね?フランドール」

フランドール「!?」

魔理沙「クソッ!こんにゃろう!!なんでだよ!?大切な妹だろうがッ!!」

レミリア「…大切な妹だからよ?フランはだいぶ気が触れているの。だから、出せばきっと自分の大切なモノを壊して傷つくわ。部外者にはわからないかしらね?」

魔理沙「あぁ、妹の大切なモノもわからない姉の気持ちなんて私にはわからない。そして…」

霊夢「わかりたくもないわね〜?そんなあんたのくだらない都合なんて」

レミリア「そう。では部外者には退場してもらって、フラン?貴方も大人しくお部屋に戻りなさい?私は今、とても機嫌が悪い………ッ!!」

フランドール「ぜったいイヤだっ!!」

レミリア「!?………ならば力尽くで…!!」

美鈴「ちょっと待った!お嬢様!!」

レミリア「…美鈴か。下がっていなs」

美鈴「侵入者さん達!力をお貸ししますよ!!」

レミリア「は?何を血迷った事を…」

美鈴「妹様が可愛そうだからです!!」

魔理沙「ふざけた門番…!ありがとう!」

美鈴「これも妹様と…妹様の初めて出来たお友達のためです!」

霊夢「居眠り門番…!ありがとう!よし魔理沙!!」

魔理沙「おう!門番っ!『力を借りるぜ(魔力吸収)』ッ!!」(きゅいーん…)

美鈴(ドサッ…)

レミリア「めいりーんッ!?貴方達、悪魔かなにかなの!?」

魔理沙&霊夢「本物の悪魔に言われたくない」

レミリア「くっ!貴方達が来たせいでなにもかもがめちゃくちゃよ!!「レッドマジック」!!」

咲夜「霊夢様、妹様っ!!助けに…」

霊夢「丁度目の前に『時間停止(現れた)』わね!」(グイッ…!)

(ドーーーンッ!!)

咲夜(ドサッ…)

レミリア「うそーん…!?くぅ…どいつもこいつも!だったら魔法使いッ!!神罰「幼きデーモンロード」!!」

パチュリー「ゲホッ…ゲホッ…なんだか騒がしいわねレミィ…」

魔理沙「これが盾の使い方のお手本だぜっ!」(グイッ…!)

(ドーーーンッ!!)

パチュリー(チーン…)

レミリア「パチェーーーッ!?パチェに限っては何も悪くないのにぃ!!」

霊夢「時間稼ぎは出来たわね…!魔力吸収なんてのはウソよ。さっき私言ったわよね吸血鬼?戦うときは後ろに気をつけなさいってね!!」

魔理沙「今だぜ、ぶちかませッ!!」

霊夢&魔理沙「フランッ!!!」

フォーオブアカインド×3&フランドール「「「「てりゃーーーっ!!」」」」

(ザシュッ…)

フランドール「…え?」(ふらっ…)

(ヒューーーン………バサッ…ドサッ…)

レミリア「…少し眠っていなさい、フラン。…それと、馬鹿でお人好しな…巫女もね?」

霊夢&フランドール「………」

魔理沙「な…なんでッ!?わかったんだよ…?」

レミリア「そりゃー…妹の考える事だものねぇ?フォーオブアカインドだって可愛い妹だから本体がわかったわけだし、ね♪まぁ巫女が庇いに来てくれたのは思わぬ幸運だったけれど。『グングニル(槍)』は貫通する武器だって事、知らなかった訳じゃないでしょうにね…?」

魔理沙「クソッ!なんなんだよお前はさ!?その可愛い妹相手に容赦なさ過ぎるぞッ!!」(ガチャッ…!)

レミリア「…そんなモノ人に向けてどうするつもり?もうハッタリは通用しないわよ?」

魔理沙「…フッ。She died by the bullet and then there were none. (一人が弾幕を避けきれず そして誰もいなくなった)…か」

???「なんかあんた、そんな風な感じの台詞が出てくる小説読んでたわね?アンソニー・ジェームズ・マーストンって人が、ユナ・ナンシー・オーエンの正体だったわよ♪」

魔理沙「アイツは最初に死んだんだから有り得んな………霊夢よ?」

レミリア「なッ!?なんですっt」

霊夢「何回も言わせないでね?『私(巫女)』と戦う時は…後ろに気をつけなさい♪」

レミリア「ッッ!!す、スペルカード!「紅色の…」

霊夢「霊符「夢想封印」!!」

(キイィン………ッ!!)

………

………………

………………………

魔理沙「…お〜い?生きてるか〜?」(ツンツンッ…)

レミリア「………私はあれくらいじゃ死にはしないわ。…お見事ね?人間共」

魔理沙「…なぁ、1つ聞いていいか?たしかフランが、「出ようと思えば出られる」とか言っていたんだが。…だったらあの495個の南京錠はもしや…」

美鈴「作戦成功しましたかッ!?」(ゴッ…!!ドサッ…)

霊夢「空気読みなさい。あとぶっちゃけあんた要らんかったわ…」

レミリア「………そうねぇ?自分への戒め…とでも言おうかしら?」

魔理沙「じゃやっぱお前、ほんとはフランの事を…」

レミリア「どうかしらね?…それに、今更私なんかが謝ったところでフランはきっと…」

魔理沙「お前さぁ…こんなくだらん異変を起こす行動力があるんだから。まずはやってみろよなー!それからだったら私は文句は言わんぜ?」(…クイッ!)

霊夢「なんかお札で止血したら成功しちゃった☆」

フランドール「お、お姉様…?あの…私、ね…!?これからは紅魔館のみんなと…お姉様とだっていっぱいいっぱい…っ!!」

(パシンッ…!!)

(ギュ〜〜〜…!!)

レミリア「ごめんね…?ごめんねフラン…っ!!ほんと、しばらく見ないうちに………こんなに大きくなっていたのね…」

フランドール(ギュッ…)「お姉様…っ!………うっうぅ………お゛っ゛………お゛ね゛ぇ゛ち゛ゃ゛〜〜〜ん゛ん゛っ!!!」

霊夢&魔理沙「永い夜だったわね」「涼しい夜だったな」(ヒリヒリ…)

魔理沙「…レミリアが情緒不安定みたいになってたけどさ。なんで霊夢、私の事思いっきりひっぱたいたの??」

霊夢「…珍しくキマっててムカついたから。ホントカッコイーわねー、人間代表さんは?」

魔理沙「………帰るとするかぁ〜」

レミリア&フランドール「…またいらっしゃいね…?」(ヒラヒラ…)「また絶対遊びに来てねっ!?」(ブンブンッ…)

霊夢&魔理沙「ふぁ〜…気が向いたらね〜…?」(スタスタ…)「あぁ!絶対本をパクりに来るぜッ!?」(ビシッ…!)


霊夢「本と言えばさ、魔理沙?『そして誰もいなくなった(あの本)』の犯人。アレ、ホントよ?」

魔理沙「マジでッ!?」

霊夢「ふふふっ…バーカ♪ウソよウソっ!はぁ〜…それにしても!!残機残ってて助かったわ〜♪」

魔理沙「れ、れいむ〜〜〜…っ!!」


〜主人公達のお仕事・東方紅魔郷編〜めでたしめでたし


〜おまけ〜

鈴仙「お師匠様っ!?私の出番はまだですかねっ!?霊夢さんばっかりズルいっすよね!?そしてあの天人様ですら出演出来ていると言う…」

永琳「うるさいわね。永夜抄編まで待ちなさい、ウドンゲ。てか貴方ももう既に本編には一度出てるわよね?記憶容量がモルモット以下なの?てかもはやモルモットなの??」

鈴仙「月に代わってお仕置きよ!月の兎ですよっ♪」

永琳「少し古いけど…分かる人には分かるわねぇ…。じゃ、ニンジンあげるからその無駄に大きなウサミミから食べさせてあげるわよ?」(グニィッ…)

鈴仙「へ?え?ちょ」(ポロッ…)

(ポトッ………)

永琳「………」

鈴仙「………」

永琳「ごめんなさいね、ウドンゲ。取れちゃった☆」

鈴仙「うぐあ゛ぁ゛ーーーッ!!」


〜おまけ〜おしまい


後書き

閲覧ありがとうございました


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マリリンさんから
2020-01-13 08:07:27

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マリリンさんから
2020-01-13 08:07:27

このSSへのコメント

2件コメントされています

1: マリリン 2020-01-13 08:09:10 ID: S:8wn-40

もー面白くて面白くて息もつかずに読みましたよー

ほんとにすごいですねー!
霊夢と魔理沙の絡みが楽しい。

それに物語に出てくるワードが深いなぁ

ほんとに勉強になります

次が楽しみ〜

2: マリリン 2020-01-13 08:16:43 ID: S:0h4BNI

もー面白くて面白くて息もつかずに読みましたよー

ほんとにすごいですねー!
霊夢と魔理沙の絡みが楽しい。

それに物語に出てくるワードが深いなぁ

ほんとに勉強になります

次が楽しみ〜

ワクワクが止まらないから今日またいい日になりましたよー

お仕事頑張れるー

ありがとうございます!素敵時間


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