衛宮士郎がダンジョンに行くのは間違っている プロローグ
衛宮士郎が迷宮都市オラリオに飛ばされてしまった。これから巻き起こる英雄譚をとくとご覧あれ。
これが実質初投稿 初執筆です
至らないことあるかもですが温かい目でご覧ください!プロローグなので短めです、、
目が覚めたのは夕方4時ごろだった。
「っあ~結構寝たな~」
お昼ご飯を食べ、その後食器を洗いセイバーとテレビを見ていた。
いつものように眠気に襲われそのまま寝てしまったようだ。
眠気眼でテーブルを見ると、
『士郎へ 気持ちよさそうに寝ていたのでそのままにしておきます。
私は買い物に行ってくるので心配しないでください セイバー』
と、達筆な字で書かれていた。
セイバーの字はあまり見ることはないので意外だった。
雨音がしたので廊下のほうに目をやる
「こりゃあ すぐには止まないな」
そう思っていると
「しろ~ 洗濯物入れてくれる?」
遠くのほうで声がした
声の主は『藤村大河』その人である。
藤村大河、通称:藤姉 は(勝手に俺が呼んでいるだけである)両親のいない俺にとっての保護者的な存在だが逆に自分が世話している面も無きにしも非ず、だ。
まぁおれには衛宮切嗣という親代わりの人もいたのだが、、、この話はまたいつか。
しょうがないなぁと心の中でつぶやくと
急いで干していた洗濯物を取り込んだ。
連日雨続きでいい加減この曇ったどんよりとした雲には飽き飽きしていた。
「セイバー、傘持って行ったかなぁ」
セイバーが雨にたたかれていないか心配になった。
ガラガラっと玄関の引き戸があく音がしたので走って玄関に向かった。
そこにはずぶぬれになったセイバーがいた。
「セイバー!びしょ濡れじゃないかぁ」
「えぇ途中で雨に降られてしまって、、、」
「待ってろ、今タオル持ってくるから」
「ありがとうございます。士郎。」
よく友達や近所の人から新婚の夫婦みたいと言われる。傍から見ればそうなのかもしれないが、自分ではよくわからない。
今日の夕飯に必要なものは、昼ご飯を食べているときにセイバーにも言っていたので、きちんと言っていたものすべて買ってきてくれた。
セイバーが雨で濡れた体をふいていると、ぐぅぅぅぅ と 音が鳴ったいつものことなので不思議には思わなかった。
「すいません、士郎。おなかがすいてしまいました。」顔を赤らめて言う。
「わかったよセイバー、ちょっと早いけどすぐに夕飯の支度するからさ」
「お願いします、士郎。」
歴戦の騎士王でも食べ物の前ではかわいいもんだな、と今更ながら笑ってしまった。
そう思いながら台所へ向かう。時刻はもうすぐ4時半を回ろうとしていた。
その時、、、
眩暈がした。唐突に。しかもそれは脳震盪などそんな生易しいものではなく、意識があるまま脳を切開されている。
そんな感じがした。それ以外形容するほかなかった。
イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ
いままでで感じたことのない痛みは外的要因から引き起こされるものではなく。もっと別種のものだった。
あまりの痛さにとうとう俺は意識を手放した。
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先の見えない虚空の中、俺はそこに「神の姿」を見た。
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