new world order
第3次世界大戦後の地球
巨大軍事企業サイバーコネクト社の最高責任者桐ヶ谷和人を中心として行われる大規模プロジェクトが巻き起こす様々な物語。
stlを改良、発展させ完成した「オーバー・ソウル・トランスレーター(O・stl)」用い大戦で生き残った人々を集め収容しダイブさせていた。
ダイブさせた世界でキリトが目指すものとは?
様々な思いが渦巻くなかで浮かび上がる真実とは?
新たな作品に手を出してしまいました。
小説投稿始めてからそんな経ってません。
この作品は頭で浮かんだものをそのまま書いてるものですので、矛盾や至らぬ所があるかもしれませんが温かい目で見てくださいますようよろしくお願いいたします。
さてこの作品はいわゆるifストーリー(?)です。多分。設定改変、オリキャラ、クロスオーバー。なんでもありです。名前にもあるとおリ
サイバーコネクト社、、、そうです.hackシリーズも絡んできます。この話はのちのち登場さてたいと思います。あとfateのキャラも登場させたいと思っておりますのでよろしく。ではどうぞ。
降り積もるは灰の雨
燃えるは無数の動かぬ骸
終わることのない電子の旅
昇るは鉄の城の中、、、
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黒くすさんだ空。
倒れかかっているビル群から2キロ離れたところにある大きなクレーター。
その真ん中には、鉄の円盤のようなものがある。中心には10メートルほど突き出た、塔のようなもの。
円の外側にはまた5メートルほど突き出た小さな塔が等間隔で立っている。
その円盤の下。即ち地下に二人の男はいて、
幅3メートルほどの薄暗い通路に並んで座っている。
片方は欧米人。チャラけた金髪の若い青年。名をラッド=オレミア
もう片方はメガネのかけた少々大柄の日本人。名を佐々木陽介。
「部隊アルファ、待機位置に到着、、、オーバー」
「了解、アルファ。その場で待機せよ。」
「了解。、、、、、、なぁヨウスケ、、なんでここ、こんな寒いんだ?」
「あぁ、んー、これは推測なんだがな。昨日のブリーフィングで聞いただろ?」
「今襲撃しているここは世界で唯一の軍事企業、サイバーコネクト社の本社兼実験施設なんだ。」
「あぁそれは知ってるよ、でも、、、あれ?ここ、軍事企業だろ?なんで【サイバー】なんだ?」
「そこなんだよ、依然存在した軍事企業はどこも独自の実験施設は持っていた。もちろん軍事企業だから兵器もある。
しかし、ここには本社なのに巨大なミサイルとかがない。武装したアンドロイドがいるだけだ。」
「風の噂で聞いたんだが、このサイバーコネクト社は戦略級AIを持っているみたいなんだ。」
「戦略級AI?なんだそりゃ。」
「お前、機械に関してはほんと何も知らないんだな。」
「すまんね知らなくて。」
「ふぅ、、まぁいい。戦略級AIっていうのは、そのAIが判断を下しただけで、国または世界を崩壊させかねないAIのことを言うんだ。」
「へぇ、、って!?それすんごくやべぇじゃん!」
「あぁすごく危険視されている。」
「じゃあ第3次世界大戦もその戦略級AIのしわざなのかよ!」
「ちがうな、それはA国が発端だ。」
「恐らく次の世界大戦に使用されないよう上層部が俺らにサイバーコネクト社の襲撃を命じたのだろう。」
陽介が言葉を続けた。
「多分件の戦略級AIを保持しているから、その冷却のために施設内の温度もさげているんだろう。
それほど大規模な装置を使用しているということだ。」
ラッドが何か言おうとした矢先。
けたたましいサイレンが鳴った。
「このセクターはあと5分で実験体保護フェーズへ移行します。
第1セクター入り口付近にいるA,B級職員は直ちに第2セクター移動してください。またC級職員はO・stl区画へ
移動してください。」
機械的なアナウンスが流れる。
陽介の携帯デバイスに接続された軍事用オーグマーから連絡が入る。
「部隊アルファ撤退だ、サイバーコネクト社の保護システムが作動した。
アナウンスがあったと思うが、あと5分で入り口が閉まる。推測だがいったん閉まった後でここからもう一度出る手段は恐らく、、、ない。」
「なので現時刻をもって状況を終了する。外に帰投用のヘリを用意している。即時撤退せよ。オーバー。」
「部隊アルファ了解。直ちに撤退する。」
「ラッド。撤退命令だ、戻るぞ。」
「まーじーかーよー。またあのなっがーい階段上るのかよ。」
「そんな流暢な事を言っている場合ではないぞ。閉じ込められれば死ぬまでこの中だ。」
「撤退します。」
「よろしい。」
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二人は飛び始めたヘリの中で先ほどまでいた施設を眺めていた。
先ほどまであった、円柱形の塔はなくそこにあるのはただの鉄の円盤である。
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14:36:06
国連軍本部 海洋プラント【Tera】 本部長執務室
「本部長、先ほど14:08:22より部隊の撤退を指示しました。」
「わかった、もう直接サイバーコネクト社を探る術はないのだな?」
「ええ。ですがサイバーコネクト社がプロジェクトを開始したのであれば、本社から発するノイズを拾うことは可能です。得られる情報は少ないですが、、、」
「よい、そのまま監視を続けてくれたまえ。」
「承知しました。」
長身の男が執務室から出ていく。歩くコツコツという音が遠ざかる。
「フゥ、、フフフフフ、、、かの英雄、桐ケ谷和人はどんな世界を見せてくれるのか。楽しみだな。」
国連軍戦略本部 本部長 ガイデ=ヘインズ=アストラ は目の前に広がる薄黒い海に目を向け不敵な笑みを浮かべた。
ご覧いただきありがとうございます。
投稿頻度は落ちるかもですが、温かい目で見守っていただければ幸いです。
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