2021-02-03 00:35:27 更新

概要

日本中から嫌われた提督が送られて来たのは何もない孤島⁉︎この孤島でどうやって生きていくのか?


前書き

初めてssを書かしていただきます。キャラ崩壊もあると思うのでご注意を。まだまだ初心者なので長い目で見てくださるとありがたいです。
捨てられた提督の生活録、お楽しみください。


50年前、突如現れた謎の生命体、深海棲艦。深海棲艦は世界中の海で暴れ回り、世界中の国々の沿岸部を襲った。そして出現から間も無くしてシーレーン・スカイレーンが崩壊。人類は完全に制海権を失った。しかし出現から5年後、孤立状態だった日本に希望が生まれる。それが艦娘の研究の成功である。艦娘は深海棲艦に唯一対抗できる存在である。艦娘はあちこちで戦果を挙げていった。しかし順調に行ったのは最初の3年間だけで、次々と深海棲艦に新種がでてきたのだ。その中には、鬼級や姫級などの強力なものまで出現し、それ以来ずっと地図が書き換えられることはなく、現在に至るまで膠着状態のままだった。




そんな時代、とある絶海の孤島。



??「ここか...........」


??「俺が配属される鎮守府で間違い無いんだな」


その男の前には廃虚の二文字がぴったり似合う建物があった。

これが彼の配属される鎮守府だ。


??→提督


提督「ボロボロだな」


憲兵「ごちゃごちゃ言うな貴様がこの職につけること自体ありがたく思え」


提督「はぁ...」


提督(あのクソ少将め俺に少尉の位をあげたと思うとこんな無人島におくりやがって)


提督(妖精が見えると言うだけで海軍に入れと言われて入ったはいいもののすぐに島流しとかふざけやがって!俺が何したって言うんだよ!しかも周りの人間も寄ってたかって除け者にしてよ、ほんと何なんだよマジで)


憲兵「ほんじゃ誰も来ることないから精々頑張って生き延び。」


憲兵「底辺は底辺らしくのたれ死んでねぇ〜」ブォ〜ン


提督「.......とりあえず中を見るか」




第一章 捨てられた提督と出会い






執務室


提督「ここが執務室......ツタや埃や動物の死骸やらで汚いな。掃除の必要があるがとりあえず後回しだ。」


入渠ドック


提督「カビ臭!そりゃ何年も放置しっぱなしだったらこうゆう風呂場とかはカビくらい繁殖するよな」


提督「......次行くか」


工房?


提督「工房と書いてあるが......目の前にあるのは瓦礫の山だぞ?まさか壊れたまま修理してもらえなかったのか⁉︎

クソ‼︎あの少将めわざと修理しなかったな!」


艦娘寮


提督「ここは他に比べてまだマシだな。少し掃除すれば問題なく使える。」






提督「一通り見てみるとやはり今やるべきことは掃除と食料の確保だな。あのクズどものことだ、物資どころか食料も送ってこないだろう。そうとなりゃ絶対に生きてやる」




数時間後



提督「ご丁寧に物資箱は全部空にしてきやがった。ただ意外にも米だけは送ってくれた。流石に何と言おうと俺は少将の部下であるため、少将はそこら辺の責任は総元帥からとるように言われているのだろう」


提督「あとは色々作って食っていくしかなさそうだな。とりあえず今は飯を作るとしよう」


10時


提督「ここは星が綺麗だな。光がないからとても綺麗に見える」


提督「zzz......」








一ヶ月後




提督(何とか一ヶ月生き抜いた。最初は苦労したが今では何とか充実した日々を送れている)


提督(あれから鎮守府を掃除したり壊れている箇所をできるだけ修理した。)


提督(修理には月に二回届く空の物資箱を使った。かなり質素ではあるが前よりはマシになったはずだ。)


提督「さて今日も釣りにいきますか。」


提督「今日は何が釣れるかな〜♪」


提督「......ってうん?」


提督(砂浜に何か倒れているな...行ってみよう)














w鎮守府


w提督「おい、お前ら、今回沈んだあいつは何故沈んだのだと思う?」


w艦娘達「......」


w提督「教えてやる。あいつは戦うこと以外を考えたからだ。お前ら艦娘は兵器、つまりは道具に過ぎないのだよ。道具は使う者の意思に反したことをするとただの何にも役に立たないものになってしまう。沈みたくなかったら戦うこと以外を考えず俺の言った通りに動けばいい。もし、これから先俺の言ったことに抗議するとそいつをすぐさま解体してやるからな。いいな?」



w艦娘達「はい......」









孤島の鎮守府の砂浜



提督「どこのどいつだ?この女」


提督(傷だらけであちこちから血がでている。死んでいるのか?............いやまだ息はある。服は黄色い和風の着物か?よくわからねぇ......)


提督「とりあえず鎮守府内の医療室と言うところに......いや待てよこいつもしかして艦娘っていうやつじゃねーのか?艦娘なんて見たことないからわかんないけど。」





提督「..............................」





提督「......試しにドックで入渠させてみるか......」





入渠ドック


提督「これでよし」



提督(あとは勝手に傷が治るのを待ってみるか......こいつが艦娘ならの話だけど......)



提督「ってお?」



艦娘?を入れたドックの上にあるタイマーが時間を表している。



28時間



提督(長っ⁉︎というか艦娘だったのかよ!......初めてみるな.......)



提督「目が覚めたらいろいろと聞いてみよう。」







執務室




提督「そろそろ28時間くらいかな?」



コツ コツ コツ



提督「ン?」




ガチャ??「失礼します」





提督「おおー治ったか」



??「あの...貴方が私を救ってくれた方ですか?」



提督「おう、そうだ。提督少尉という者だ。きみは?」



??「はい私は......」









??「私は二航戦の航空母艦飛龍と言います」



提督「......ファ⁉︎航空母艦⁉︎⁉︎」



飛龍「はい、そうです」



提督「......そうか......じゃあ単刀直入に聞く。飛龍は何故砂浜でたおれていたんだい?」



飛龍「あの......その前にここがどこなのか教えていただけないでしょうか。」



提督「ここは正式な名前はないみたいなんだ。ただ本土から遠く離れたところにある島ということだけは言っておこう」



飛龍「そうですか......それでは私が覚えていることを言います。」



飛龍「私は、w鎮守府に所属していました。」



提督「w鎮守府か......確か北の方にある鎮守府だったけ」



飛龍「はい。しかし私は艦娘としてはおかしな考えを持っていたそうです」



提督「おかしな考え?」



飛龍「私は艦娘も人間同様に感情があるので人間のように好きな事をしてもいいという考えを持っていました。」



提督「?どこがおかしいんだ?」



飛龍「w提督は艦娘は兵器つまり道具であると言っていました。そして私達は兵器であり道具だと言いました。道具は持ち主の意思に反することをすると不良品になる。不良品にならないようにするためにはお前のその考えを変えてただただ戦うことだけを考えればいい。さもないと沈むぞ。と言われました」



提督「............」



飛龍「そして案の定私は沈みました。こんな愚かでおかしな考えを曲げずにした自分のせいだと今は思っています」ポタポタ



飛龍「私の考えはやはり間違っていたのでしょうか?...うう ひっく あなたはどう思うのか答えてください......うぅ」涙ポタポタ



提督「......少なくとも俺は間違ってねえと思うよ。」



飛龍「グス......え?」



提督「意思や感情があるという時点で兵器でも道具でもない。人間だと思うよ」



提督「それに少なくとも君と同じ考えを持つ者もいると思うよ。」



提督「だから否定されようと考えを曲げなかった君はとても立派だと思うよ。」飛龍の頭ナデナデ



飛龍「ううぅ......うわあああああん」提督ニダキツキ



飛龍「ありがとうございますありがとうございます。同感してくれてとても嬉しいです。」



提督「飛龍......w鎮守府だったけ?一体何がそこで起きていたのだ?この様子だと他にも何かあったようにしか見えん。」



飛龍「............はい、全部お教えします。」



飛龍「w鎮守府では駆逐艦はフル遠征。主力艦隊は大破進撃は当たり前。潜水艦は24時間オリョクル。さらに練度の低い娘たちは捨て艦にされるなどそれは酷い者でした。」



提督「何だその酷い内容は⁉︎」



飛龍「他にも解体もよくされるのでみんなビクビクしながら毎日を送っています。」



提督「そうか......それは辛かったな......」



飛龍「私はもうあそこに帰りたくはありません。お願いです。私をここに置いてくださいませんか?」



提督「わかった。可能な限り守る」



飛龍「!!ありがとうございます」



提督「なに礼はいらん。お前も俺同様に......?船が沖に見える?」



飛龍「え......」



提督「あの様子だとこの島に接岸するみたいだ」



提督「何だ?物資は何時も輸送機から落ちてくるのに......」



提督「とりあえず行ってみよう。念のため飛龍は隠れておけ」



飛龍「はい」



接岸地点




提督「......何のようだ?」



船長「貴様がこの鎮守府の提督か?」



提督「ああ、そうだ。」



船長→w提督「私はw提督だ。用件は飛龍という艦娘が最近ここら辺の海域で沈んだ。もし奴を見つければ即刻息の根を止めるように。」



提督「用件はそれだけか?」



w提督「ああ、あいつは不良品でな、変な考えを持っている。もう死んだと思うが、念を入れてね。」



提督「ほう」ニヤ



w提督「何をニヤついておる気持ち悪い。吐き気がする」



提督「その飛龍を俺が匿っていると言ったら?」



w提督「ほう......ならいますぐここに連れてこい」



提督「断ろう」



飛龍(何言ってるんですか⁉︎相手は中佐ですよ‼︎)モノカゲカラ



w提督「貴様......少尉のくせして随分生意気な口を叩くな......いいか、中佐である俺からの命令だいますぐ飛龍を連れてこい」



提督「何度も言わせないでください中佐殿。」



提督「もしあいつに手を出そうものなら今すぐにあなたの資材横流しを大本営に報告しますよ」



w提督「ほう......証拠もなく私を訴えようとか......哀れなものだ」



提督「さあ。それはどうかな」



w提督「逆に貴様を訴えてやろうか?海軍の中では嫌われていr「w提督‼︎」......何だ?」



w憲兵「大変です!資材の横流しの現場の証拠映像が何者かに大本営に届けられあなたには出頭命令が出ています!」



w提督「何⁉︎いったいどこから‼︎」



w憲兵「わかりません。映像は匿名により送られできたので。」



w提督「グギギギギ......貴様何をした!」



提督「何って何もしていませんよ。」ニヤニヤ



w提督「っ............クソ!帰るぞ」



w憲兵「‼︎はい」



提督「じゃあご機嫌よう」



w提督「っ」ワナワナワナワナワナワナ



提督「ふう......去ったか......」



飛龍「あの......いったいなにを?」



提督「大本営に資材横流しの証拠を送った」



飛龍「いったいいつ?」



提督「お前がw鎮守府の艦娘だと言った時、俺のパソコンから元帥のパソコンへ送った」



飛龍「証拠はどこから?」



提督「俺がまだ学生時代の時、俺は自分の金で買ったパソコンをいろいろ改造していたんだ。」



飛龍「......?それといったい何の関係が」



提督「改造したおかげでいろいろなことができるようになった。その機能の中にハッキング機能を追加したんだよ。」



飛龍「......???」



提督「そのハッキング機能の練習を兼ねてw鎮守府の監視カメラに忍びこんだところ偶然資材の横流し現場を目撃したんだ。そしてそれからしょっちゅう覗きに行って横流し現場を録画するのがいつの間にか俺の習慣になってしまったんだ」



飛龍「え......」



提督「他にもそこの提督のパソコンの中に入って横流しの証拠を集めたんだ。後々役に立つと思ってな。まさかこんなふうに使うことになるとは思ってもなかった。」



飛龍「なるほど......でもさっきのやりとりからしてあともう少し大本営の判断が遅れていたら危なかったと思いますが......」



提督「ああ、正直賭けだった。遅れるものなら自分の身を捨てる覚悟もあった」



飛龍「どうして私なんかのためにそこまでするのですか?」



提督「人間に嫌な思いをさせられていたお前を見ると助けたくなってな。俺も人間が嫌いだから。つまり俺の自己満足さ。」



飛龍「......わかりました。本当にありがとうございました。この恩はここで働いて返させていただきます。」



提督「自己満足だって言っただろ必要ない。」



飛龍「いいえ、自己満足でも私の命を助けてくださったのは事実です。これからよろしくお願いします。」ペコリ



提督「........................」アタマガリガリテレテレ



提督「よろしくな飛龍」



飛龍「はい‼︎」





数日後





提督「ン?船が沖にいる。誰だ?」



飛龍「提督!」



提督「どうした!」



飛龍「元帥閣下です!」



提督「何⁉︎元帥だと!」



接岸地点



提督「こんなところまでいったい何用でしょうか?」



元帥「ふむ、君かね?あの証拠映像を私のパソコンに送ってきたのは」



提督「はて...何のことでしょうか?」



元帥「隠す必要はない。今回はそのことに関して礼を言いに来たのだ。ありがとう。君のおかげで助かった。」



提督「礼はいりません。当たり前のことをしただけです。」



元帥「何か形で礼をしたい。総元帥閣下もこのことに関しては感謝しておる。」



提督「それでは......飛龍を正式にこの鎮守府の所属にしてほしいです。」



元帥「わかった。他にはないか?」



提督「特にありません。」



元帥「そうか......そうだ!あのあとのことについて話をしよう。」



提督「よろしくお願いします」



元帥「あのあとw提督はw鎮守府に戻り荷物をまとめて直属の憲兵と共に逃亡を図ったが、憲兵団に見つかり拘束された。その後軍法会議が開かれ、下された罰は水兵までの降格処分と5年の謹慎刑となった。」



飛龍「直属の憲兵はどうなったのですか?」



元帥「奴は、海軍を去るよう処分が下った。時期に露頭に迷う」



提督「w鎮守府の艦娘達はどうなるのですか?」



元帥「あそこには新しい提督が着任する予定だ。心配はいらん」



飛龍「」ホッ



元帥「む?もうこんな時間か。すまない。もう戻らなければならなくなった」



提督「そうですか。それではまた」



元帥「うむ、これからもがんばってくれ。それじゃ」ブォーン



飛龍「行きましたね......よかったのですか?他に頼み事しなくて。」



提督「他に頼み事なんてあるか?」



飛龍「例えば、昇級だったり艦娘を連れてくるだったり。」



提督「昇級は興味がない。俺は少尉のままで十分だ。それに艦娘を連れてくると言ったって望まず連れてこられたらかわいそうだろ」



飛龍「変な人ですね」



提督「よく言われる」




提督「そういえば飛龍、」



飛龍「はい?」



提督「お前、何かやりたいこと見つかったか?」



飛龍「ふふ、はい見つかりました。」



飛龍「戦闘機の開発です」



提督「ふーん。いいんじゃないかな。がんばれ」



飛龍「はい‼︎がんばります」








数日後、どこかの海の上



ザザー  ブォーン



真っ暗闇を進む一隻の怪しい船が孤島近海の海にいた




ブーーーーン



トツーツーツーツツーツートツトートーツツツツツツトトツトトツートーツ

[コチラ夜天改、我、不審船ヲ発見セリ]



飛龍「‼︎提督ーーー」






第二章 真夜中の不審船





タッタッタッタッタ バン



ドア「グハッ」



飛龍「提督!近海を哨戒中の夜天改が不審船を発見したとのことです!」



提督「もうちょっと落ち着け。というか夜天改ってなんだよ」



飛龍「あっ説明しますね。夜天改は夜間偵察機というものでですね、私が作ったんですよ。すごいでしょ?」



提督「おーすげぇ。ちなみに夜天はどんなんなんだ?」



飛龍「夜天は出来た時からいろいろ問題が山積みで...ってそんなこと言ってる場合じゃないです!不審船ですよ不審船!」



提督「その不審船のどこが不審なんだ?普通の貨物船じゃないのか?」



飛龍「夜天改からの情報によるとどうも航路がおかしいとのこと。この近海にある航路は少ないのですぐどこにいくかは分かるのですが、この船だけどの航路にものっておらずまた、どこにいくのかもわからないとのこと」



提督「確かにそれは怪しいなここら辺の海域は制海権が完全に取れていないから調べてみる必要がある。」



飛龍「何ですって!⁉︎」



提督「どうした⁉︎」



飛龍「不審船の中に...艦娘の反応があるとのこと。しかもずっとSOS信号を発しているそうです」




提督「......こいつはまた厄介なことになりそうだ......飛龍!」



飛龍「⁉︎はい」



提督「乗り込むぞ!送ってくれ!」



飛龍「えぇ⁉︎乗り込むってどうやって」



提督「俺がナイフを持って不審船に潜り込むわかったか?」



飛龍「‼︎はっはい任せてください」



飛龍(本当にもう......無茶ばっかり......でも私が言ったところで聞かないでしょうね)



不審船がいる海域




提督「あれか?」



飛龍「はい、間違いありません。」



提督「準備はできている。」



飛龍「......危なくなったら私も加勢します。」



提督「ありがとう。船員に気づかれないように近づいてくれ」



飛龍「了解です」



不審船の侵入口



飛龍「それではご武運を」



提督「ああ‼︎行ってくる」



不審船甲板



ギャハハハハハ ウェーイ

ノメノメ


提督(あいつらが船員か)



船員A「グフフフフにしても船長やりましたね」



船長「ガーハッハッハッハッハだろぉ」



船員B「いやー海軍の基地から艦娘を連れ去るなんてボスに言ったらどんな反応するでしょうね」



船員C「船長はこれからどんどん出世していくだろうなー」



船員D「クー羨ましいぜ」


ワハッハッハッハッハ

イイゾーモットノメー


提督(なるほど......沈めに来て良かった)



提督(幸いコチラには山ほど爆薬がある。囚われている娘を助けたら爆破させよう。......機関室を探そう)




不審船の機関室



提督(ようやく見つけた機関室)



提督(ここに爆弾をセットしてっと)



提督(捕われている娘を探しに行こう)



不審船の牢屋



??「............」



船員E「よう、気分はどうだ?」



??「最悪だね......」



船員E「ああ、そうかよっ」ナグル



??「うぐっ......ううううう......」



船員E「ねんねしたか......まあいい。起き............た..................ら............こき......つ............く......る..................し..........................................」バタン



提督「......テメェが寝てろ」



提督「......運ぶか」??オヒメサマダッコ



??(うーん......誰だろうこの人........視界がボヤけてよく見えない......だけど素敵な人だな......)



海上



提督「......よし、これくらい離れておけば大丈夫だろう。爆破!」ボタンポチ



不審船が大爆発を起こし爆沈した



提督(あれじゃ生存者はいないな......)



飛龍「提督......よかったのですか?」



提督「......ああ。船内で調べて分かったことだがあの船は有名な殺し屋集団R団の船だったことが分かったんだ。金菊団は日本のあちこちで事件を起こしていて日本の政府が手を焼いている奴らなんだ。そんなやつらの手に艦娘が渡ってみろ、それこそどんなことになるか分かったもんじゃない」



飛龍「なるほど......それなら納得です」



提督(さて、問題はこの娘だな。起きたらまたいろいろと聞かないとな。にしても体は小さいな......髪の色は水色がかった色をしている......こんな幼い子も戦争に出ているなんて...信じられないな)



孤島の鎮守府


執務室



飛龍「失礼します。連れてきました」



??「......」



提督「やあ、俺はこのなんもない孤島で提督をしている提督少尉だ。君は?」



??「私は......」




??「響だよ。その活躍ぶりから不死鳥の通り名があるよ。」


提督「響か。早速聴くが、どこの鎮守府の所属なんだ?」


響「響はM鎮守府の所属だよ」


提督「M鎮守府か、わかった。すぐに帰れるよう手配しよう。」


響「うん......ありがとう」


提督「?どうした?そんな暗い顔して」


響「......」


提督「何があるんだったら言ったほうがいいぞ」


響「......戻りたくない...」ナミダホロリ


提督「......どうしてだい?」


響「あそこに戻ると、また地獄のような生活に戻るから。」ポタポタ


提督「地獄のような生活って?」


響「響みたいな駆逐艦はフル遠征に出されるか、捨て艦にされるんだ。」


提督「なるほど......じゃあどうする?ここにいるか?」


響「え?」


提督「別に構わないぞ。俺はお前の好きなようにさせる」


響「ほんとに......ほんとにいいのかい?響は駆逐艦だよ。役立たずだよ」ウルウルウル


提督「駆逐艦だからって役立たずなのか?そんな事本気で思っているのか?」


響「ちがうの?」


提督「馬鹿言え、駆逐艦だっていいところあるじゃないか。速いとか、小柄とか」


響「うぅうぅ......こんなこと言われたの初めてだよ......」ウルウルウル


響「ほんとに......ほんとに、響を捨てないの?」


提督「捨てるだのそんなこと言うな。もっと自分に自信を持て。...そうだな、飛龍みたいに自分のやりたいことを見つけたらどうだ?」


響「響のやりたいこと......?」


提督「そうだ。他の鎮守府にいる響にはないものを身につけると言うのもいいかもしれないな。俺もできる限り手伝うから」


響「うううう......うわーーーーーん!!!!!!」テイトクニダキツキ


提督「よしよし、泣きたい時は思いっきりなけ」ナデナデ


飛龍(ここに来た時の私みたいになってる......というか私完全に蚊帳の外じゃん。)


提督「それじゃあ響、これからよろしくな」


響「よろしく、司令官」






提督があの孤島に着任する少し前、




第三章 欠陥品と謳われた娘






??「ぼくは白露型駆逐艦、時雨。よろしく」


D提督「駆逐艦か......せいぜい頑張りな」


時雨「わかった」


D妖精「提督......あの...その...」


D提督「なんだ、役立たず。こっちは忙しいんだ」


D妖精「あの......この娘、欠陥品なんです」


D提督「ああん?欠陥品だとぉ」


D妖精「ヒッ」


D提督「まぁいい。こいつを捨てる口実ができた」


時雨「え?」


D提督「え?ってなんだ?おまえはうちにいらねえんだよ」


時雨「そんな」


D提督「明日、A鎮守府に送るから、準備しておけ!」バタン


時雨「......妖精さん」


D妖精「何?」


時雨「ぼくはどこが欠陥品なの?」


D妖精「...艤装による攻撃ができないんだよ」


時雨「............」






A鎮守府


A提督「D提督が送ってきたやつがこいつか。」


時雨「白露型駆逐艦時雨だよ」


A提督「それでこれが資料ね..................明日、Z鎮守府に異動ね。」


時雨「え......どうして......」


A提督「どうしてって当たり前でしょ。こんな役立たずうちにはおけん。」


時雨「うぅ......」






Z鎮守府


Z艦娘A「あれが役立たずの時雨?」


Z艦娘B「そうらしいよ。なんでも、艤装による攻撃ができないらしいよ。」


Z艦娘C「マジwwそれじゃあただの動く的じゃん」


キャハハ



時雨「うぅ......」ナミダフキ








時雨「そんな感じで異動したらすぐ異動の繰り返し。たらい回しにされて数ヶ月。そしてたどり着いたのがこの鎮守府さ。」ウツムキ


提督「............」


飛龍「それは...辛かったね」


時雨「行った先でのヒソヒソ話を聞くたびに何回か死にたいと思った」


時雨「だから提督、僕を解体してくれないかな。もう、自分が嫌なんだよ」ポトポト


提督「............残念だが時雨、この鎮守府は工房が壊れているため、解体はできない。」


時雨「じゃあ......早く異動命令出してよ」


提督「そいつは嫌だな」


時雨「っ!なんで!」


提督「おまえは解体するにはもったいない視力を持っている。」


時雨「それが何?」


提督「目が見えない人は聴覚が優れていると言うふうに時雨の場合、攻撃できない代わりにの視力は異常なまでいい。片目4.5なんて視力、なかなかいないぞ。」


時雨「視力だけじゃあ何もできない」


提督「......少し待ってくれ。いいこと思いついた」


時雨「いいこと?」


提督「準備するからそれまで待ってくれ。」


時雨「わかったよ」






廊下


時雨「......何する気だろう?」


飛龍「さぁ?でも、提督は何かあなたのためにやってくれるらしいから、少し待ってみてもいいと思うよ」


時雨「......どうせ欠陥品の僕にできることはありませんよ」







3日後




響「時雨、司令官が読んでるよ。」


時雨「わかった」



執務室



コンコン、ガチャ


時雨「失礼しま......⁉︎」


提督「よう!きたか。」←両眼に大きなくまができて、フラフラしている


時雨「提督!一体どうしたんだい!」


飛龍「あなたのために三日間一睡もせずに何か作っていたそうよ」


時雨「......馬鹿なの?」


提督「ああ、馬鹿だ。しかし、おかげでおまえの為の『装備』ができたぞ。」


提督「はい、これ」縦に長い箱を渡す


時雨「これはなんだい?」箱を受け取る


提督「中を開けてみ、」


時雨「?............!⁉︎これは!」


飛龍「?...あら。」


時雨「スナイパーライフル‼︎」


提督「ただのライフルじゃあないぞ。試しに出撃してみな」


時雨「うん」



海上



提督「あの深海棲艦を撃ってみなさい」


時雨「?うん。」


飛龍「ってあれ戦艦ル級じゃん!大丈夫なの?」


提督「大丈夫なはずだ」


飛龍「ええ......」


時雨「............っ!」バン!


時雨が撃った弾がル級の眉間に見事命中し、ル級は無力化された。


提督「人型の深海棲艦って人の部分が死ぬと動けなくなるんだな......初めて知った」


飛龍「戦艦ル級動かなくなり、沈んでいきます」


時雨「............」


提督「時雨!やったな。」


時雨「僕がほんとに敵戦艦を沈めたの?」


提督「ああ、そうとも」


時雨「ああ......」アシカラクズレル


提督「!どうした?」


時雨「嬉しい。僕は戦えるようになったんだ。これで、欠陥品なんて言われずに済む」ポトポト


提督「おまえは今も前も欠陥品じゃあねーよ」


時雨「......ありがとう、提督。」


提督「礼はいらん、自分の部下にやれることをやっただけだよ」


時雨「......これからもよろしくお願いします!」


提督「ああ、よろしく」


飛龍(よかったね、時雨。)









孤島の近海



??「見えてきました。」


??「あの孤島です」


??「あなたのような人が......何故あの孤島を選んだのですか?」


緑髪の綺麗な女性「......恩を......返すためかな」




第四章 日本一の美人と提督の過去





提督「船?」


飛龍「はい。」


提督「どんな船なんだ?」


飛龍「それが......憲兵隊の船でして...」


提督「なんだ?憲兵が何のようなんだ?」


飛龍「わかりません。」


提督「......とりあえず行ってみるか」





少し前。




接岸地点



緑髪の綺麗な女性「ここが......何もないですね」


??「そりゃぁ離島ですもの」


??「あなたにはふさわしくない......」


緑髪の綺麗な女性「さて、兄さんはどこかしら?」


響「こんなところに憲兵が何のようですか?」


女憲兵A「な!貴様!無礼だぞ!」


女憲兵B「この方がどんな方か、知らないのか!」


響「いや......知らないよ......」


響(緑色の綺麗な髪の毛だ。それに、とんでもない美人だ。この世界にはこんな人がいるのか。初めて知った)


女憲兵C「この方は日本一の美女と呼ばれ、今やマスコミや雑誌などによく取り上げられる、三香山 縁羅様だぞ!」


響「三香山 縁羅?」


女憲兵A「縁羅様は、今注目を浴びている有名な政治家、三香山 征爾様の唯一の血の繋がった娘でもある。三香山 征爾様は、数々の政略に成功し、さらに殺人を犯した犯罪者の子を育てたと言った器用の大きな方である」


響「へぇー。そんな方が何故この何もない島に?」


縁羅「ここに兄さんがいると聞いて」


響「その兄さんの名は何と言うの?」


女憲兵B「質問しすぎだ!馬鹿者!しかも縁羅様に向かってその口調は何だ!」


響「あなたには聞いてない」


縁羅「少し静かにしてくれませんか?」


女憲兵達「「は!大変申し訳ございませんでした」」


縁羅「それに、もう護衛は大丈夫です。帰ってください」


女憲兵C「しかし......」


縁羅「あとは大丈夫です。いる方がかえって迷惑になります」


女憲兵達「っ!わかりました‼︎」


女憲兵達が、船の中に戻り、出航の準備をしている。


響「いいのかい?一緒に行かなくて」


縁羅「私、ここに着任するんですよ。憲兵として」


響「へぇ。ここでの生活はまあまあ厳しいよ。」


縁羅「ふふ、兄さんと一緒なら大丈夫です」




女憲兵達はいそいそと船を出航させて帰って行った。



縁羅「それで、私が探している兄さんの名前が知りたいんだっけ?」


響「うん」


縁羅「兄さんの名はk提督「縁羅⁉︎」......ん?」


提督「お前......いったい何でこんなところに......」


縁羅「あ、兄さん!」


響「え!兄さんって提督のことなの?」


縁羅「はい。」


飛龍「提督......妹いたんですね。」


提督「妹と言っても義理だけどな」


提督「それで、何でこんなところにいるの?」


縁羅「兄さんが家を出ていった数日後に私も、家族と縁を切って兄さんを追いかけるために、憲兵団に入りました。そして、兄さんがこの鎮守府にいると知り、強く願いを出してきたのですよ」


提督「どうしてそこまでして俺を......」


縁羅「今まで受けた恩を返すためですよ」


提督「恩?」


縁羅「小さい頃から私のことをずっと守ってくれたじゃないですか。その恩ですよ」


提督「いやいいって。恩返しなんてしなくていいんだから、今からでも遅くないから他の仕事を探しなさい」


縁羅「私は兄さんの側にいれることほどの幸せはないです」


響「頼りにされてるねー司令官は」


縁羅「あとは周りの眼と宗也の手から逃れるためかな」


提督「......なるほど。」


飛龍「?宗也?」


提督「俺の義理の弟で、縁羅の義理の兄だな。」


提督「三香山 宗也。表では、正義感の強い人間で通っているが、裏では縁羅によく手を出すクズ。」


響「うわ〜」


縁羅「しかも人の手柄を自分のものとし、嘘を平気で吐く。宗也は私にしか興味がない」


提督「あのクズのせいで元から悪かった俺の立場はさらに悪くなった。今じゃ俺は日本中で嫌われている」


時雨「どうして提督は元から立場が悪かったんだい?」←提督と一緒に来た


提督「......俺の産みの親は......大阪駅自爆テロの容疑者なんだ。」


飛龍「!大阪駅自爆テロ!」


響「確か、二十年以上前、大阪駅のホームでドューリ真理教の信者が引き起こした事件だよね。内容は、夕方の帰宅ラッシュの時間帯に人混みの中で体にくくりつけた爆弾を爆発させ、大量の死者が出た事件だね......その首謀者であるドューリ教の教祖と幹部がたくさん逮捕されて、最近数人は死刑が執行されたらしい」


提督「ああ、間違いないその自爆した人の中に俺の両親がいたそうだ」


飛龍「そうだったんだ......その後提督はどうなったの?」


提督「自爆テロをした者の中に、三香山家の親戚の親戚にあたるものがいたらしくてね。親戚が起こした事件だから俺は三香山 征爾に引き取られたんだ」


縁羅「引き取った当時は、殺人犯の子どもを引き取ると言う大胆な行動に多くの人が父を評価したのです。今となってはあれはただの名声集めに過ぎません」


提督「そこからの生活は酷いものだった」


提督「外に出れば非難や罵詈雑言の嵐。家に戻れば家族から除け者にされたり、弟に殴られる」


提督「他にもたくさんあった......」


縁羅「毎日酷かったですもんね......」


響「司令官...かわいそう......」


提督「そんな中、いつまでも俺の事を兄として慕ってくれたのが縁羅だ」


時雨「そうなんだ...」


縁羅「提督はいつも私を守ってくれました。時には大怪我をしても守ってくれました。そんな兄さんに、私はまだ恩返しができていないのです。」


縁羅「私にとって、心から安心して側にいれる唯一の人間です」


提督「......縁羅」


縁羅「兄さん......ここにいてもいいですか?」


提督「ああ、もちろんだ!」


響「これからよろしくね縁羅さん」


飛龍「よろしく」


時雨「よろしく」


縁羅「...!はい!」







縁羅が着任して数日後......




工房だった場所



妖精A「集まった?」


妖精B「集まったよ。これを見てくれ」


妖精C「燃料12000!」


妖精D「弾薬13000!」


妖精E「鉄鋼15000!」


妖精F「ボーキサイト10000!」


妖精G「開発資材150!」


妖精A「よーし集まったね」


妖精F「ふっふっふ。これこそ前から集めていた妖精たちのへそくり資材」


妖精D「いろいろな手で集めたよね」


妖精B「中には危険な集め方した者もいたよね」


妖精A「その努力が今、実る‼︎」


建造妖精「あとはうちに任せてや」


建造妖精「臨時のドックもできた事やし」


妖精A「それじゃあ頼んだ!」


建造妖精「了解!建造スイッチ......」


妖精達「「「「!!!!!!!!オン!!!!!!!!」」」」


ガコン!


14時間



妖精B「これから建造される娘が、提督にとってより良い道を開けてくれるといいね」



工房跡地で妖精達による秘密の建造が始まった事はまだ誰も知らない。




第五章 妖精達による建造






ダッダッダツダッダッダ


ドア「もう少し優しく開けて......」バン‼︎


縁羅「兄さーーーーん!!」


提督「何だ?そんなに慌てて」


縁羅「兄さん!大型建造した?」


提督「?いや。」


縁羅「大型建造、あと20分で完了らしいですよ‼︎」


提督「はあ⁉︎いったい誰が?」


縁羅「わからないですよ......わかっていたら聞きに来ません」


提督「資材は減っているのか?」


飛龍「いえ......数字は変わっていません。」


提督「じゃあ......妖精か?」


縁羅「......可能性はありますね......」


飛龍「あの......建造ドックは工房とともに壊れていたはずじゃ......」


提督「そういえば......どう言う意味なんだ?」


縁羅「それが......テントみたいなものの中で建造されているそうで......」


縁羅「テントの前に、大型建造完了残り20分と書かれていまして......報告しに来たわけであります。」


提督「なるほど......じゃあ待ってみるか」


飛龍「いいんですか?」


提督「別に妖精達が好きでやっているなら、口を出す必要はない。」


縁羅「それじゃあ、20分待ちましょうか」




20分後......



臨時ドック



プシュー



妖精達「おおおお‼︎」


建造妖精「フッ。いい仕事をしたぜ」


??「う...うーん?............ここは?」


妖精D「目を覚ました‼︎」


妖精G「君、自分の名前を言えるかい?」


??「私の名前は......」


??「...リヴァイアサン......」


リヴァイアサン「戦艦リヴァイアサンです......」


妖精達「おおおおおお!戦艦リヴァイアサン‼︎」


リヴァイアサン「?」


妖精A「やった!やった!」


妖精E「リヴァイアサンなんて艦娘、聞いたことない!新種の艦娘だ!!」


妖精B「よーし、今日は飲むぞー!」


ワイワイガヤガヤ


リヴァイアサン「......あの......」


提督「何だ?できたのか?」


妖精A「あっ!提督だ!」


妖精D「そっちにいる娘が今回できた娘だよ」


提督「ほう......名は?」


リヴァイアサン「戦艦リヴァイアサンです...あなたが私の司令官ですか?」


提督「そうらしい。」


リヴァイアサン「......これからよろしくお願いします」ペコリ


提督「ん。堅苦しいのは無しだ。早くここに馴染め。」


リヴァイアサン「はい...わかりました」


提督「ちなみに聞くが、」


リヴァイアサン「はい?」


提督「主武装は何だ?」


リヴァイアサン「............主砲62cm砲5基20門。副砲42cm砲2基4門。後は対空射撃可能な小口径砲多数。機銃多数です。」


妖精達「すごい!」


提督「え?どうすごいの?」


妖精達「ドテー!!」


妖精A「嘘でしょ......わからないの?」


提督「分からん。海軍のことなんて知ろうとしなかったし」


妖精B「戦艦大和は知っている?」


提督「それくらいなら......世界一の戦艦となら知っている」


妖精C「その戦艦大和のスペックをリヴァイアサンは遥かに上回ってるのよ。」


提督「ふーん」


提督「まあいいや。リヴァイアサン、これからよろしくな‼︎」


リヴァイアサン「よろしくお願いします」


妖精達(この提督の無知には驚きを隠せない。)




執務室



提督「............と言うわけなんですよ」


元帥『新種の艦娘か......今になって出てくるとは......』


提督「とりあえず、リヴァイアサンはさっき申し上げたとおりの性能らしくて......他の鎮守府に存在が知られてしまうといろいろと不味いみたいなんです」


元帥『......うむ、そうじゃな。リヴァイアサンについてはわしらからは非公表にしよう。』


提督「ありがとうございます」


元帥『ただし、リヴァイアサンについては月に一度はわしに直々に報告しろ』


元帥『あとは彼女を戦いに出すなり好きにしろ。公表するのも君に任せる。』


提督「ありがとうございます」


元帥『いい。いい。君にはいろいろ助かっている。』


元帥『何かあったらまた連絡する。』


提督「それではまた。」


ガチャ


提督「..................」


提督「好きにしろ......か......」


提督「......性能を確かめるか」




海上



飛龍「改めて見るとすごい武装ですね......重くないんですか?」


リヴァイアサン「大丈夫です。それより、目標はあれですか?」


海上を進むル級四隻


提督「ああ、そうだ。攻撃してみてくれ」


リヴァイアサン「了解。主砲......目標敵戦艦ル級四隻。......」


ガコンガコンガコン


リヴァイアサン「全門...斉射!」


ドカーン


ヒュー〜......


ドカーン


飛龍「ル級四隻轟沈。」


時雨「すごい......これが62cm砲の威力......」


縁羅「恐ろしい......」


リヴァイアサン「......任務完了」


提督「帰投するぞ。」


一同「はい!」



鎮守府


提督「リヴァイアサン」


リヴァイアサン「はい?」


提督「ここでは、みんなにやりたいことを見つけてもらっている」


リヴァイアサン「はい」


提督「おまえもやりたいことを見つけてみろ」


リヴァイアサン「わかりました」


提督「これからよろしくな」


リヴァイアサン「はい」




工房跡地


妖精A「良かったねー。成功して」


妖精B「うん!」


妖精A「銅材と燃料と弾薬が2000ずつなくなった時はどうなるかと思ったけど何とかなってよかったねー」


妖精B「ねー」


妖精A「にしても、おかしくない?前まであった資材が一夜にしてなくなるなんて。」


妖精B「うん...?」


妖精A「資材の見張りしていたのってBちゃんだったよね?」


妖精B「......」マッサオ汗ダラダラ


妖精B「ちょっと急用思い出した!」ダッダッダツダッダッダ


妖精A「妖精の屑がこの野郎...今から死を与えに行くからな‼︎」ゴゴゴゴゴビュン


飛龍「元気ね......」


妖精A「盗んだ分の資材を返すまで夕飯抜きだ!この大馬鹿やろう!!!!!」ダダダダダダダダダ


妖精B「ぬわーーんもう盗みは懲り懲りだもうん」








煙が上がる海上


??「......もういや...」




第六章 大本営からの招集




リヴァイアサンの着任から一ヶ月後......



大本営

元帥執務室



元帥「そこに座ってくれ」


提督「はい」


元帥「すまないな。急に呼び出して。」


提督「別に構いません」


提督「それで、話したいこととは?」


元帥「うむ、早速本題に入ろう」


元帥「まず、w提督の現在についてじゃ」


元帥「奴は今海軍が運営している収容所にいる。が、最近その収容所内で問題を起こし、刑期がさらに伸びた」


提督「へえ」


元帥「奴に関してはそれだけじゃ。続いて不審船について話をしよう」


元帥「調査隊によると、不審船は君の報告通りR団のものだとわかったんじゃ」


元帥「それくらいかのう。」


元帥「最後にリヴァイアサンのことじゃ」


提督「彼女がどうしたのですか?」


元帥「いろいろ調べて出した結論じゃが、恐らくリヴァイアサンは艦娘の............"突然変異体"と思われる」


提督「どうしてですか?」


元帥「まず、普通の艦娘じゃが、彼女らは昔の大戦で戦った艦艇が元となってできている」


元帥「じゃが......」


元帥「リヴァイアサンという戦艦は、存在したことがないんじゃ」


提督「......」


元帥「これはわしの勝手な憶測だが、今回建造ボタンを押したのは提督ではなく妖精である。そのため、妖精達の想いが何かが建造に影響されて生まれたのじゃと思う」


提督「妖精達の想い......」


元帥「お主ほど艦娘にも妖精にも甘い提督は聞いたことがない」


元帥「恐らくお主の日頃の感謝が、リヴァイアサンという形で、出てきたのじゃ」


元帥「そう考えるしかできない。他の可能性が浮かばん」


提督「そう......ですか............帰ったら妖精達に何か振るわなければ」


元帥「そういう所じゃ。」


元帥「これからも頼んだぞ」


提督「了解致しました!」ビシ


元帥「わしからは以上じゃ。もう帰っても良い」


提督「わかりました。それでは失礼します」キイーガチャ


元帥「..................立派な息子に育ってよかったのう......英忠。」


キイーガチャ


総元帥「失礼する」


元帥「おっとこれはこれは」


総元帥「提督が来ていたのか......」


元帥「もう帰りましたよ」


総元帥「そうか......少し話してみたかったが............まあいいだろう。元気だったか?」


元帥「はい。」


総元帥「そうか......彼のような者が海軍にたくさんいればな......」


元帥「......」


大本営広場



??「あいつか......縁羅ちゃんを奪った奴は......」


??「......演習して縁羅ちゃんを僕のものにしてやる」


??「あんな社会のゴミに、縁羅ちゃんは似合わないからね。一番似合うのは......」




??「お金のある僕だからね。」




提督「......!」ゾゾゾー




孤島鎮守府




縁羅「......!」ゾゾゾー


響「どうしたんだい?」


縁羅「今、すごい悪寒が走りました......」


響「?」



提督・縁羅「嫌な予感がします(するな)」





第七章 新たな漂流者





一週間後

孤島海岸



??「」


響「うん?」


??「」


響「‼︎」


響「電‼︎」


執務室


提督「......」カキカキ


飛龍「......」カキカキ


ダッダッダツダッダッダ


バン‼︎


ドア「もはや我の意見は受け入れられない」


響「司令官‼︎」


提督「どうした?」


響「電が......電が......」


提督「電?」


飛龍「響ちゃんの妹ですね」


提督「ふーん。その電がどうした?」


響「海岸に打ち上げられてた!」


提督「......わかったすぐに行く。飛龍、任せたぞ」


飛龍「はい」



医療室


電「うーん......」


響「‼︎電‼︎」


電「ひ...び......き...おねえ......ちゃん?」


響「そうだよ!響だよ!」


電「生き......て............たの?」


響「うん!生きてるよ」


電「よかっ......た......」


電「......」


響「電?」


電「zzz......」


提督「......安心しろ。寝ただけだ」


響「よかった」


提督「............この様子だと、ずいぶん疲労が溜まっていたようだな」


響「電は......M鎮守府の遠征艦隊の旗艦だったんだ」


提督「ふーん」


響「初期艦だったから練度も結構高かったから、長期の遠征に出されることもよくあったんだよ。


提督「頻度は?」


響「遠征から帰ってきたらまたすぐに遠征に出されるの繰り返し」


響「まるで機械のように出されるから疲労が溜まっていてもおかしくはないよ」


提督「......そうか......起きたら事情を聞かないとな」


響「......M司令官は艦娘をものとしかみていないんだ......電が沈んだって探しにも来ないよ」


提督「......最低のクズだな」


提督(......今の海軍にマシな奴は他に誰かいないのか?)


時雨「少なくともいないと思う」←今来た


提督「時雨⁉︎」


時雨「そんなに驚かれると流石に悲しいな......」


提督(こえー...俺の心を読んでいやがる......)


時雨「はて?何のことやら......僕は人の心を読む能力はないよ」


提督(もうつっこまんぞ......)


時雨「それより、そのM提督のことなんだけど、噂じゃあR団とのつながりがあると囁かれているよ。」


提督「......なるほど......」


響「何が分かったの?」


提督「響、恐らくだが、時雨の噂が本当ならお前は誘拐されたのではなく売られたんだ」


響「......響が売られた?」


提督「大体おかしいと思ったんだ。」


提督「いくらR団といえど海軍の鎮守府に侵入し、響を連れ去るのは難しい」


提督「響、どうやって連れ去られたか覚えているか?」


響「えっと......M司令官に呼ばれて、廊下を歩いているときに後ろから硬いもので殴られたんだよ。そして気を失って......気がついたらあの船の牢屋に入れられていたんだ」


提督「なるほど......そうなると、ますますR団と繋がっている可能性が大きくなったな......」


響「............」


提督「M提督とR団との繋がりの証拠を探そう」


時雨「どうやるんだい?」


提督「久々の......ハッキングだ」


執務室


提督「......」カタカタカタカタ


縁羅「手伝いましょうか?」


提督「ああ、頼む」


縁羅「......無理をしないでください......」


提督「......ああ、昔なら無理をできたんだが......今はあいつらが居るから、無理できない」


縁羅「............今あなたがいなくなれば悲しむ人がたくさん居ることを忘れないでください」


提督「......俺も味方が増えたもんだ」


コツコツコツコツ


提督「ん?」


ガチャドア「やっと普通に開いてくれた」


電「失礼するのです」


提督「お?体はもう大丈夫なのか?」


電「はい。おかげさまで」


電「あなたがここの司令官さんなのですか?」


提督「ああ、提督少尉だ。」


電「暁型駆逐艦四番艦電なのです。響お姉ちゃんから聞きました。助けてくださりありがとうございます。」


提督「礼は響に言いな。おまえを助けたのは俺じゃない」


電「でも、響お姉ちゃんを助けたのは司令官さんじゃないですか。響お姉ちゃんを助けてくださりありがとうございました」


提督「どういたしまして」


電「何か出来ることはありませんか?」


提督「そんじゃ、M鎮守府とR団の繋がりを示す証拠はないか?生憎、M鎮守府の監視カメラを見てみたが証拠が見つからなくてね」


電「それなら、これを聞いてくださいなのです」つボイスレコーダー


『おい、誰もみてないだろうな』


『ああ、誰もみていない』


『よし。それじゃあ取引をしよう』


『......艦娘を一人、送ろうか?』


『そいつはいい。無事送れたら一千万円を報酬としてやる』


『ヒヒヒ......それじゃあターゲットを言うぞ。ターゲットは............響だ!』


提督「⁉︎」


縁羅「⁉︎」


響「⁉︎」


『そうか。それじゃあ明日のフタフタマルマルに連れ去る。』


『分かった』


ポチ



提督「............」


響「......司令官の予想は的中していたんだね......」


縁羅「......なんてこと......」


電「その翌日、響は予告通り連れ去られたのです」


電「みんなには解体したと言って」


提督「......」


縁羅「この証拠......どうします?」


提督「......本来なら元帥に報告することだが......これはいざと言うときに使うカードにしよう」


縁羅「わかりました......響ちゃん?」


響「............M司令官のことは嫌いだけど......何だかな......悲しいな...」ポタポタ


提督「......」


電「響お姉ちゃん......」


提督「...放っておこう......そういえば電」


電「なんですか?」


提督「どうしてお前は海岸に打ち上げられていたんだ?」


電「遠征の途中に深海棲艦の襲撃に遭って、電だけ離れてしまい、なんとか敵を巻いたのだけど安心したら一気に疲れと睡魔が襲ってきて......そして......」


提督「この島に流れ着いたと......」


電「そうなのです」


提督「そうか。電。お前はこれからどうする?」


電「もうあの鎮守府に未練はないのです。ここに置かせてください。お願いします」


提督「わかった。それじゃあまずお前に任務を命令する。」


電「なんなのですか?」


提督「やりたいことを見つけろ。それだけだ」


電「......分かったのです!これからよろしくお願いするのです」


提督「ああ、よろしく」






とある鎮守府


??「もうお前は用済みだ。使えないゴミが......」


??「......」


??「......そうだ!お前みたいなゴミが集まる鎮守府があるんだっけ?そこの提督も社会のゴミだったはず......よし、お前をそこに異動させる。いいな?」


??「はい......」






第八章 D鎮守府からの異動






提督「異動?ここに?」


飛龍「はい。一人......」


提督「ふーん。何処から?」


飛龍「D鎮守府からです」


提督「D鎮守府か......」


飛龍「?」


提督「なあ、飛龍、」


飛龍「はい?」


提督「ここに異動されてくる娘って......そういうやつなんだろ?」


飛龍「............」


提督「ま、何かしら"訳あり"だというんだろう。」


飛龍「......それと、妖精達が部分解体機というものを作ったそうですよ」


提督「部分解体機?なんだそれ?」


飛龍「妖精達曰く、解体機は艦娘から完全に資材に代わるまで解体するため、後には資材しか残らないのですが、部分解体機は艦娘の"艦"の部分だけを解体し、ただの"娘"...つまりは普通の女の子にしてしまう訳だそうです」


提督「性能は分かったが仕組みがわからん」


飛龍「私もです」


提督「報告は以上か?」


飛龍「はい。」


提督「なら、さがってもいいぞ。」


飛龍「それでは、失礼しました」ガチャン


提督「............」


提督「寂しくなったな。この前送られてきたラジオでも聴こ。」


ラジオ ♪♪〜←ピアノの音色


提督「......ピアノ...か......」



会議室



響「新しい娘が来るって?」


電「そうらしいのです。」


時雨「どんな娘かな?」


リヴァイアサン「......優しくていい娘がいいな......」


縁羅「きっと優しい娘ですよ」


時雨「にしても、D鎮守府か......」


電「?どうしたのです?」


時雨「僕はあそこで建造されたんだ。だから、あそこの提督とあったことがある。僕の中では二番目に嫌な人だったかな」


響「......どんな人なんだい?」


時雨「見た目はホスト級のイケメン?ってやつなんだけど、中身が最悪でね。自分には墜とせない女なんてこの世にはいないと考えているような人でね、さらにお金持ちだから何をしても許されると思っているから、嫌な人だよ」


響「oh......」


電「......ちなみに一番は誰なのです?」


時雨「一番はK提督かな。彼もD提督同様、ホストみたいな見た目にお金持ちときた。さらに、一度狙った女は必ず堕とすと言っている人でね。しかも、自分が興味のない者にはストレス発散のため、暴力や暴言をするなど、最低な人間だよ」


リヴァイアサン「これが...人間という生き物......恐ろしい」


電「リヴァイアサンさん、ここの司令官さんみたいに常識がわかっている人もたくさんいるのです。みんなそんな人ではないのです」


リヴァイアサン「そう...ですか。あと、リヴァイアサンでいいです...」


電「分かったのです」


リヴァイアサン「......そういえば......響さん、電さん、やりたい事は見つかりましたか?」


響「うん、響と電は縁羅さんから刀を学ぶことにしたんだよ」


時雨「たしか、刀を昔から扱っていたから、剣術には自信があるって前に言っていたね」


縁羅「はい、私は小さい頃から剣術を学んでいたので、剣術には自信があるんです」


リヴァイアサン「そうだったのですか。......私も早くやりたいことを見つけましょう。」


電「頑張るのです」



翌日



提督「はい......はい、ありがとうございます。よろしくお願いします」ガチャン


飛龍「何をされていたのですか?」


提督「ピアノの注文」


飛龍「はい⁉︎」


提督「いやな、昨日ラジオでたまたまピアノを聴いてな、うちにもあったらいいだろうなと思ったから注文してみた」


飛龍「わかりました。ですが、どうやってここに運んでくるのですか?」


提督「そこは元帥に頼んで小さな船で運ぶ」


飛龍「......よく、許可してくれましたね」


提督「俺にはいつも助かっているからこのくらいどうって事ないと言われた」


飛龍「へえ......それはそうと提督、沖に船が」


提督「......きたか......飛龍、ここを頼む」


飛龍「わかりました」



接岸地点



提督「あなたがD提督ですか?」


D提督「他に誰がいる?」


提督「一応です」


縁羅「あの......異動されてくる娘って?」


D提督「連れてこい!」


D憲兵「は!」



二分後



D憲兵「連れてきました!」


D提督「遅い!二分も待たせるな」


D憲兵「申し訳ございません。一人は大人しかったのですか、もう一人が暴れまして......」


提督「ん?もう一人?一人じゃないのか?」


D提督「急遽、いらねえゴミがもう一人増えた。だから連れてきた。」


D提督「右が吹雪、左が長良だ。どっちもお前みたいな社会のゴミにはお似合いの奴らだ」


縁羅「」ブチッ


提督「⁉︎」ビクッ


吹雪「......」


長良「......」ギリィ←D提督を睨んでいる


D提督「さて、ところで縁羅」


縁羅「なんですか?」


D提督「俺と一緒に行こう!」


縁羅・提督「...はい⁉︎」


D提督「何を驚いているんだ?そんなに俺と一緒に行くのが嬉しいか?」


縁羅「あの...わたD提督「君みたいな美しくて心が優しいVIPは俺と一緒に人生を歩むべきなんだ」


縁羅「ですから、わたD提督「なのに上層部は、君みたいな人を強い俺のところではなく、こんなしょぼくて薄汚い、それも社会のゴミのところに送りつけるなんて...君にとっても屈辱的だろう?」


D提督「でも、大丈夫だ。これからは俺がどんなことが起きようと守ってあげる。さあ、俺と一緒に来てくれないか?」


縁羅「......」


D提督「...答えを聞くこともないか。じゃあ俺と一緒に縁羅「嫌です」...え?」


縁羅「嫌です」


D提督「いや、遠慮しなくたっていいぞ。さては照れてるな。可愛縁羅「そんなわけ有りません」...え?」


縁羅「聞こえませんでしたか?い・や・で・す!」


D提督「なっ何を言っているんだ?面白い冗談だな。そんn縁羅「冗談ではありません」


縁羅「あなたなんかより、こっちの兄さんの方がずっと安心できます。」


D提督「......そうか!分かったぞ!その男に操られているんだな!許s縁羅「証拠もなく私の兄であり、恩人でもあるこの方に冤罪をかけないでください」


D提督「証拠はこいつのことを兄と呼んでいることだ!違うか?」


縁羅「違います。彼は私の父が養子として家族になったので、義理ではありますが兄になります」


D提督「そういえばそうだったな......でも、それでいいのかい?大量殺人犯の息子が兄なんて君にとっては屈辱的だろう?」


縁羅「確かに、聞こえは悪いかもしれません。」


D提督「そうだろう?じゃあ縁羅「しかし、」


縁羅「今まで生きてきた中で男の人は皆、私を色欲の目で見てきたのです。あなたのように。」


D提督「な!俺が君を性的な目で見ると?そんなわけな縁羅「あります」


縁羅「あなたはなぜ、私を連れて行こうとしたのですか?憲兵が足りていないなら憲兵団本部から頼めばいいのです」


D提督「いやだから、君が心配で言っているんだ。うちは最前線で戦っているから強いし、駆逐艦一人か二人しかいないここよりは何倍もマシだ。」


縁羅「最前線で戦っているから強い?私は貴方の艦隊よりここにいる艦隊の方がよっぽど強いと思いますが?」


D提督「なら......おい!そこのゴミ!」


提督「俺か?」


D提督「お前以外誰がいる?演習を申し込む。」


提督「はあ......面倒くせ......」


D提督「いいからとっとと用意しろ!ゴミが」


提督「はいはい」


縁羅(この人何回兄さんをゴミと言うのかしら......今すぐ刀でバラバラにしたい)ハイライトoff



物陰



飛龍「ふーん...演習かぁ......新型機の性能テストにはもってこいかな」ハイライトoff


響「この演習は容赦できないな」ハイライトoff


リヴァイアサン「..................」(無言の怒り)+ハイライトoff


時雨「D提督......僕をどれほど怒らせたら気が済むのだろうか?」ハイライトoff


電「皆さん目が怖いのです...」ガクガクブルブル




第九章 初めての演習




会議室



提督「つーわけだ、それで演習の作戦なんだが......お前ら?」


飛龍「なんでしょうか?」ゴゴゴゴゴ


響「早く演習に行きたい」ゴゴゴゴゴ


提督「いや、俺の気のせいだといいんだけどなんかオーラみたいなのがお前らから出てるようなんだが......」


リヴァイアサン「気のせいです」ゴゴゴゴゴ


提督「気のせいじゃないよね?絶対怒ってるよね?すまない。急に演習なんて言って」


電(多分そこに怒っているのではないのです)


時雨「別に演習は良いんだけど、相手が相手だから...ね」ゴゴゴゴゴ


提督「......作戦なんだが............」



D提督の船の上



D長門「............」


D陸奥「どうしたの?そんな気に食わない顔して。」


D長門「陸奥か...今回の演習、相手が弱すぎるのがちょっとな...」


D陸奥「確かに、どうして向こうの提督は断らなかったのかしら?」


D長門「分からん。ここの提督を直接見たわけではないが、ここにいる数少ない艦娘のことを本気で思ってないようだな」


D陸奥「その可能性は否定できないわね......こっちは私たちを含めた戦艦四隻、空母二隻。対する向こうは、駆逐艦が精々二隻いるかいないかくらいだからね」


D長門「こんな演習を受けるここの提督の神経がわからんが、もっと分からんのがうちにのD提督だ。なぜ弱いのを分かっていて申し込むのやら」


D陸奥「さあ?何かありそうね。」


D長門「私たちにはここと演習すると言っただけだからな、終わったら理由を聞いて見るとしよう」



同じくD提督の部屋



D提督「やれやれ、縁羅もここの提督に無茶を言うわけだ」←無茶を言った張本人


D憲兵A「縁羅様はきっとあなたを見て照れているのでしょう。」


D憲兵B「いやー流石はD提督。墜とせない女はいないと言うのも頷けます」


D提督「きっと演習が終わった後には......グヘヘヘヘ」


D提督「待ってろよー!縁羅!必ず君を俺のものにしてやる!」


D憲兵B「そのいきです!D提督!」



ワハハハハハハハ



部屋の外


D加賀「......」


D赤城「D提督は相変わらずですね」


D加賀「.........吹雪さんと長良さんがここで生きていけたらいいんですけど……」


D赤城「ここに居る限り、沈むということはないと思いますが……」


D加賀「ここは前線からは離れているから、強い敵がでてはきませんがここの提督がどんな人物かによります。ここの提督は悪い噂しか聞きません」


D赤城「……噂通りの人でないことを祈りましょう…」



執務室



提督「改めて、この何もない孤島に理不尽な島流をくらった提督少尉だ。よろしく」


吹雪「…特型駆逐艦…I番艦の吹雪です…」


長良「長良型軽巡洋艦I番艦の長良。」


提督「改めてよろしく。さて、来て早々悪いが、2人には任務を吹雪「いやです」……」


吹雪「もう…戦場に行きたくないです……」


提督「……そうか…でも、この任務はここに居る限り必ず遂行しなきゃいけない任務だ」


長良「……私が吹雪の分までやる。」


提督「いや、本人がやらないと意味がないから。吹雪は吹雪、長良は長良でやってもらう。」


長良「っ!……」睨む


提督「…せめて断るか断らないかは内容を聞いてからにしてくれない?」


長良「何よ、内容って?」


提督「任務の内容はやりたいことを見つけろだ。」


吹雪・長良「やりたいこと?」


提督「ああ、やりたいこと。お前らが興味があるものを見つけてもらう」


提督「すぐにとは言わん。ただ、必ず見つけて欲しい。俺も出来る限り協力する」


吹雪「戦場にはいかなくていいのですか?」


提督「俺は強制ということはよっぽどの事がないとやらない。出撃も、行きたい奴らだけ行かす。誰も行きたくない時はやめる」


長良「そう……なの…」


提督「基本的にここに居る奴らのことは俺が身をもってまmいでででででででででででででで」ホッペタヒッパラレ


飛龍「それで何回私を心配させたかお忘れですか?」


提督「悪かった、悪かったから辞めてーーー」


飛龍「まったく」


提督「うう…」ヒリヒリ


提督「ま、そういうわけでここでの生活はまあまあキツイが、慣れてくれ」


吹雪・長良「はい!」



翌日



縁羅「これより、D鎮守府と孤島鎮守府の演習を始めます」


D提督「逃げずに来たのは意外だな。てっきり逃げ出すかと思ってた」


提督「……」


D提督「ま、数少ない駆逐艦でがんばれ〜」


縁羅「それでは演習…始め!」



距離はお互いの砲の射程外から始まる



D鎮守府サイド



D加賀・D赤城「索敵機発艦。」キリキリキリキリ パシュ!


零戦52型 ブーーン



D長門「駆逐艦だから私達の出番があるかわからないな……」



孤島鎮守府サイド



飛龍「新型戦闘機桃華、発艦!」


桃華ゴオオオオオオオオ


時雨「?あの戦闘機プロペラがついてないよ。どうやって飛んでいるの?」


飛龍「よくぞ聞いてくれました!桃華はジェットエンジンで飛んでいるのです」


響「ジェットエンジン?」


飛龍「ジェットエンジンとは私が開発した新しい形のエンジンでですね、最高時速は1000キロを超えます!!」


飛龍「きっと敵の飛行機を叩き落としてくれるでしょう」


時雨「……すごいものを作ったね…」



D鎮守府サイド



D扶桑「……今回の演習…相手が可哀想ですね」


D山城「いくら相手の提督が悪い人とはいえ駆逐艦二隻か一隻相手にこの戦力は……」


D長門「可哀想なのは駆逐艦達だ。勝てない演習に無理矢理引っ張り出されているのだからな」


D加賀「…………」


D赤城「どうしたのですか?加賀さん」


D加賀「本当に駆逐艦だけなのでしょうか?」


D長門「他に何がいるんだ?」


D加賀「わかりません。相手の編成を聞いた人はいますか?」


D山城「…聞いてませんね。」


D扶桑「同じく…」


D長門「私も聞いてないな。陸奥は?」


D陸奥「聞いてないわ」


D加賀「……不測の事態に一応備えておきましょう。相手の情報が確実でない今、下手に動くと返り討ちに遭う事も考えられます」


D長門「……たしかに、加賀の言う通りだ。警戒はしておこう」


D提督『必要ない』


D長門「!D提督…」


D提督『加賀、貴様の要らぬ心配のせいで士気が下がっていたぞ。終わったら罰を受けてもらう」


D長門「な⁉︎」


D扶桑「それはあんまりかと……」


D提督『なんだ?お前も罰を受けるか?扶桑』


D扶桑「っ!……」


D提督『弱音を吐くなクソが』


D陸奥「……行きましょう…」



その頃D鎮守府艦隊の上空10000メートル付近



桃華 ゴオオオオオオオオ



トツートツツーツツツーツツツーツーツートト



飛龍「敵艦隊発見!」


リヴァイアサン「早いですね。」


飛龍「攻撃隊、発艦!」キリキリキリキリ パシュ!


天山改  ブーーン


流星改  ブーーン




飛龍の攻撃隊発艦から10分後


飛龍「……見つかりましたか」


零戦52型 ブーーン



D鎮守府サイド



D赤城「!偵察機から敵の情報が入ってきました!」


D長門「編成は?」


D赤城「えっと………え⁉︎」


D加賀「どうしたのですか?」


D赤城「……駆逐艦三隻…空母一隻………特定不可能の艦が一隻……」


D長門「特定不可能な艦?」


D赤城「えっと、艦隊の中で一番大きくて四連装の砲が五基ある……おそらく戦艦」


D陸奥「何?その娘?」


D加賀「………」


D山城「………空母がいるのも意外だけど、そんな娘がいることにも意外よ。」


D長門「とりあえず、攻撃隊をおくれ。その戦艦は厄介だ」


D赤城「わかりました」


D加賀「‼︎一時の方向に敵の攻撃隊!」


D長門「な!」


D扶桑「対空戦闘用意!」


D赤城「戦闘機隊、発艦!」キリキリキリキリ パシュ!


D加賀(いつの間に居場所が…)


零戦52型 ブーーン


ピカ!

桃華 ゴオオオオオオオオ

ドドドドドドドドド


零戦52型 ボン!


D扶桑「嘘…戦闘機隊が…」


D山城「簡単に…」


D加賀「………速すぎる」



天山改 魚雷投下


D長門「!陸奥!避けろ!」


D陸奥「っ!避けられな」ドカーン


D赤城「陸奥さん!」


D加賀「赤城さん、直上‼︎」



流星改 爆弾投下



赤城「きゃあああ‼︎‼︎」ドカーン


D長門「陸奥!赤城!」


D陸奥「うう…」中破


D赤城「ぐう……」大破


縁羅『航空母艦赤城、大破撃沈判定。撤退してください」


D赤城「…はい…」


D長門「赤城がやられたか…!加賀、魚雷だ避けろ!」


D加賀「⁉︎しまっ」ドカーン


D加賀「………」大破


縁羅「航空母艦加賀、大破撃沈判定。撤退してください」


D加賀「…分かりました」


D長門「空母が二隻ともやられた」


D扶桑「…長門さん、敵機が帰って行きます」


D長門「………わかった。」


D提督『おい?聞こえるか?俺だ。』


D長門『D提督?今まで何処に…」


D提督『少し、離れていた。で、どうだ?一隻は沈めたか?」


D長門「……貴方が離れている間に敵の攻撃機により、陸奥が中破。赤城と加賀が大破撃沈判定を受けて撤退した」


D提督『………』ガタッ


D長門「………行くか」



孤島鎮守府サイド



飛龍「敵、戦艦一隻中破。航空母艦二隻撃破」


時雨「MVPだね」


響「……どうやら響と電の出番は無いみたいだね」


時雨「後は、僕とリヴァイアサンで撃破するよ」


提督『頼んだ』




10分後



リヴァイアサン「敵艦が射程距離内に入りました」


時雨「……よし、狙える」


リヴァイアサン「全砲門目標補足。斉射」ドーン


D長門「敵艦、みゆ!」


D山城「まだ射程外です」


D陸奥「慎重に接近しまs」ヒュ〜


ドカーンドカーン


D陸奥「嘘……」大破


D山城「なんなのよ…」大破


扶桑「山城!」


D時雨「………っ!」ドン


カン!


D扶桑「…へ?」ドカーン


D扶桑「………」大破


縁羅「戦艦山城、扶桑、陸奥、大破撃沈判定。撤退してください」


D長門「………」


時雨「………」


D長門「…」


時雨「…」ドン




縁羅「戦艦長門大破撃沈判定。よってD鎮守府艦隊は全滅。この演習は孤島鎮守府の完全勝利とします」


提督「……よかった」





第十章 怒りのリヴァイアサン





タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタ


バン!D提督「き〜さ〜ま〜………」


提督「どうされました?」


D提督「どう言う手を使った」


提督「はい?」


D提督「正直に答えろ!」エリクビツカミ


提督「どうも何も、正統法で勝ちましたよ?」


D提督「嘘つけ!駆逐艦二隻でどうやって」


提督「いつ」


D提督「あ?」


提督「いつ、うちが駆逐艦が二隻だけだと言ったのですか?」


D提督「初期艦と欠陥品の時雨で2人だろ?違うのか?」


提督「演習中にあなたの長門から攻撃機にやられたと言われていたのを忘れているのですか?」


D提督「っ…そういえば攻撃機にやられたと聞いたな……その空母……どうやって手に入れた?ここの工房は壊れていたはず…」


提督「……それh「失礼します」


D提督「な!貴様、こんな時に勝手に入ってくるのは地下牢行き…!」


飛龍「私はあなたの部下ではありません。」


D提督「……お前がさっきの演習に出ていた空母か。」


飛龍「はい、航空母艦飛龍です」


D提督「貴様の所属は何処だ?正直に答えよ」


飛龍「ここです」


D提督「嘘つけ!」


飛龍「嘘ではありません。今は、ここに所属しています」


D提督「今は?」


飛龍「元はW鎮守府にいましたが、W提督の資材横流しが発覚し、訳あってここに配属になりました」


D提督「……そうか…」


D提督「………演習メンバーを呼べ。」


提督「飛龍。」


飛龍「はい。少々お待ちください」




飛龍「呼んできました」


D提督「……五隻…驚いた、時雨も参加していたとは」


時雨「久しぶりだね、D提督」


D提督「……今回のそれぞれの戦果を言え。」


飛龍「航空母艦二隻撃破。戦艦一隻中破」


リヴァイアサン「戦艦二隻撃破」


響「ない」


電「無いのです」


時雨「戦艦二隻撃破」


D提督「………」


D提督「……浜辺に艤装を展開して来い。」


提督「……」



浜辺



D提督「ほう…‥」


提督「気が済みましたか?」


D提督「…今回、縁羅ちゃんを連れて行くのはやめよう」


提督「…それdD提督「だが、」


D提督「そこの灰色の髪のやつ」


リヴァイアサン「……はい」


D提督「俺のところに来い!」


一同「はあ⁉︎」


D提督「装備は?」


リヴァイアサン「主砲62cm砲4基20門、副砲42cm2基4門、その他諸々」


D提督「素晴らしい。こんな物をここに置いておくのは勿体無い。前線で有効に使わせてもらう」


提督「おいまtD提督「お前に拒否権はない。大佐である俺が命ずる。リヴァイアサンを、大人しく引き渡せばいいのだ」


リヴァイアサン「……」


D提督「こんな社会のゴミと共に腐るなんて勿体無い。こう言うものこそ、使ってなんぼのもんだ。」


D提督「そして、今度こそこのゴミから縁羅ちゃんを助け出してやる」


D提督「さあ、俺の元に来い、リヴァイアサン!」


リヴァイアサン「……」スタスタスタスタ


飛龍(…………完全に怒っている…私もだけど)


響(ものすごく怒りたいけど、リヴァイアサンの怒りが尋常じゃないから怒る気力が起きない)


D提督「おお、やっぱり俺がいいんだな。こんなゴミよりは当然か。」


時雨(………馬鹿なの?余計に怒らせてる)


D提督「ひひ、部下に裏切られた気持ちはどうだ?ゴミ、」


提督「…リヴァイアサン」


D提督「これで俺は…昇格d」


リヴァイアサン「死んでください」ジャキ!


時雨「あぶなーい!」D提督を殴り飛ばし


リヴァイアサン「斉射!」


ドカーン!


D提督「グアアアアアアアアア」


提督「おい、時雨!」


時雨「なに?提督?」満面の笑顔


提督「スッキリしたか?」


時雨「うん!」


D提督「し〜ぐ〜れ〜」


時雨「なんだい?」


D提督「この俺を殴り飛ばすとはどう言うつもりだ」


提督「リヴァイアサンの砲撃が直撃して、バラバラになった方が良かったか?」


D提督「くう〜………リヴァイアサン、何故だ!」


リヴァイアサン「チッ……外しましたか…次は絶対に当てます」


D提督「ひい〜おい、今すぐ止めろ!」


提督「いや無理に決まっているじゃないですか…あなたが完全に怒らしたのですから」


D提督「俺がなにをした!」


縁羅「自覚がないとは……呆れます」


提督「縁羅!居たのか」


縁羅「はい、最初から」


D提督「一体なんだって言うんだ!俺は、このゴミからリヴァイアサンを連れて行こうと勧誘しただけじゃないか!」


リヴァイアサン「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


電(また地雷を踏んだのです…もう救いようがないのです)


時雨(すごい……リヴァイアサンの髪が逆立っている……)


提督「リ、リヴァイアサン、落ち着け、ここでお前の手を汚すのは流石の俺でも許せない」


リヴァイアサン「ご心配ありがとうございます。しかしいくら提督が止めようとも、提督のことをゴミだと言うゴミは処分します」


D提督「俺が…ゴミ…だと……」


リヴァイアサン「あなたのようなゴミの部下になるくらいなら、海底に沈んだ方がよっぽどマシです」


D提督「……俺が、誰なのかわっかって言っているのか?俺は、大佐だぞ」


リヴァイアサン「それがどうしたのですか?」


D提督「そこのゴミよりは偉いんだぞ!」


リヴァイアサン「私達の提督に向かってゴミという人の何処が偉いんですか?」


D提督「だーかーらー、俺はコイツよりも上の立場だと言っているんだ!」


リヴァイアサン「………あなたがなにを言っているのか理解できません。あなたが大佐であろうと私にとってはどうでもいいです」


リヴァイアサン「……もう、話すだけ無駄ですね。とっととこの世から抹消しましょう。」


D提督「ま…まて!」


リヴァイアサン「全砲門、斉s」ドカーン!


D提督「グアアアアアアアアア」


D提督「キュ〜」キゼツ


リヴァイアサン「………」


時雨「おっと、手が滑った」満面の笑顔


提督「……ナイス…」


縁羅「……で?どうしますか?D憲兵さん達。」


D憲兵A「……連れて帰ります」


D憲兵B「ご迷惑をお掛けしました」


提督「よろしく頼む。」





一時間後



ボーーーーーーーー



提督「……行ったか…」


縁羅「いきましたね」


リヴァイアサン「……申し訳ございません」


提督「いいって。俺もスカッとしたし」


飛龍「今回の件、どう元帥に報告するのですか?」


提督「報告せん。聞かれたら上手く返す」


縁羅「その方がいいでしょうね。あのD提督も、恐らく今回のことは自分の名誉に関わるため、言わない可能性が高いです」


飛龍「そうですか…それでは、戻りましょう」


提督「ああ、」




とある鎮守府


??「あーいつ見ても縁羅ちゃんはいいなー。僕のお嫁さんだからか。」


??「にしても、あんなところに送るなんて、上層部もどうかしてるよね」


??「絶対に取り返しに行くから、待っててね」





第十一章 吹雪とピアノ





一週間後


接岸地点



オーライオーライ



提督「ついに届いたか…ピアノ」


縁羅「届きましたね」


作業員A「どこに置けばいいですか?」


提督「会議室でお願いします」


作業員B「分かりました」



三時間後

会議室



吹雪「これが………ピアノですか?」


提督「ああ、そうだ」


吹雪「……」


提督(さて、気にいってくれるかな)



遡ること5日前

執務室



提督「………艦娘を」


飛龍「辞めたい?」


吹雪「はい……普通の人間として生きていきたいんです」


飛龍「それはどうして?」


吹雪「…艦娘でいることが、辛いんです。艦娘でいたことにより私は戦場に行き、敵を沈めるのと同時に仲間の死にも何度も遭いました」


吹雪「そんな嫌な記憶しかない艦娘の人生はもう、切り放したいんです」


吹雪「どうか、普通の人間として生きられる方法は無いんですか?」


提督「…………それでいいのか?吹雪」


吹雪「いいです」


提督「一度人間になったら、二度と艦娘に戻れなくなるんだぞ?」


吹雪「もう…戻りたくありません」


提督「……………」


飛龍「……提督…」


提督「……分かった。」


吹雪「!…ありがとうございます!」


提督「……飛龍、部分解体機の用意を」


飛龍「分かりました」ガチャン


吹雪「……部分解体機?」


提督「部分解体機とはな………」


青年説明中


バン!

飛龍「出来ました!」


提督「吹雪、工房へ行くぞ」


吹雪「はい、」



工房



提督「……この扉が閉まると、開始される。準備はいいか?」


吹雪「はい!」


提督「それでは、スイッチオン」



ゴーンゴーン



数分後


提督「………終わったか…」


飛龍「終わったようですね」


提督「吹雪!」


吹雪「はい…?」


提督「大丈夫か?」


吹雪「あの…なんともなかったのですが……」


妖精C「艤装を展開してみて」


吹雪「…………あれ?」


妖精D「成功だよ。今の吹雪は普通の少女になったよ。」


吹雪「………そう……なの……」ポロポロ


提督「何故泣いている?」


吹雪「だって……夢に思った人間に……ようやくなれたのですから」


吹雪「嬉しくて、嬉しくて……」


提督「そうか……」


吹雪「ありがとうございました!」


提督「ん。どういたしまして」



2日後

執務室



提督「慣れたか?人間の体は」


吹雪「はい!少し不便なところもありますが、生活して行くには問題ありません」


提督「そうか、そいつは良かった」


吹雪「ところで、司令官。」


提督「なんだ?」


吹雪「重ね重ねにわがままを言いますが、聞いてくれますか?」


提督「聞こう。」


吹雪「ありがとうございます!その…ピアノが弾きたいなと思いまして……」


提督「ほう。」ニヤ


吹雪「司令官?」


提督「もうすぐここにピアノが届く。そのピアノで練習してみてはどうだ?」


吹雪「………」



現在



吹雪(………)


吹雪はそっとピアノの鍵盤を押す




吹雪「!」ビク!


提督「どうだ?」


吹雪「……綺麗な音ですね」


提督「ピアノだからな」


吹雪「………しばらく、一人にさせて下さい。」


提督「ん。分かった」



執務室



提督「……あれから数時間。とりあえず執務室に戻って作業をし、今ようやく終わったところだ。」


長良「そうなんだ……」


提督「ところで長良、」


長良「何?」


提督「やりたいことは見つかったか?」


長良「しばらくは自分の艤装でも弄ろうと思うよ」


提督「うん、分かった」


提督(長良は艤装弄りか……)



ガチャ

時雨「失礼するよ」


提督「おう、どうした?」


時雨「……吹雪ちゃんが……」


提督「吹雪がどうした?」


時雨「取り敢えず、来て欲しい」


提督「分かった」


長良「私も行く」



会議室



♪〜♬♩〜〜


提督「なんだ?この音は」


長良「ピアノ?」


提督「透き通るような音色だ」


長良「なんだかとっても癒される」


時雨「あそこ」ユビサシ


吹雪「…」♬♩♩♩


提督「吹雪?」


吹雪「…」♬♬


提督「……幸せそうな顔して弾いてる」


長良「良かった…」




とある海域



??「もう………限界……」


??『弱音を吐く暇があったら動け!この役立たずのクズが』


??「……はい……」




???



??「グフフフフ……もうすぐだ…あと少しもしないうちに始まる」


??「……何がですか?」


??「……増えに増えた提督たちによる同士討ち…」


??「10年前、海軍の者たちは激しい同士討ちをやった。最強の座をめぐってな。最終的に大本営のクズどもによって鎮圧されたが、あれから10年……さらに提督は増え、大本営の管理がままならない状態になった。」


??「もう始まるのも時間の問題……」


??「………」


??「役者も揃った。賞品もある。準備はいい。」


??「さあ、早く始まらないかな〜」





第十二章 横須賀鎮守府





一ヶ月後



提督「……という訳で、時雨とリヴァイアサンは俺とともにきて欲しい」


時雨「……ふーん」


リヴァイアサン「……仕方ないです。上官には逆らえませんから。」


提督「……苦労をかける…」


時雨「別に…大丈夫だよ」


リヴァイアサン「……」


提督「…大丈夫だ。この島の外を見たことがなくて不安しかないのは分かる。でも、これも一つの試練だ。頑張ってくれ」


リヴァイアサン「…はい!」


提督「いい返事だ」



接岸地点



提督「それじゃ、俺がいない間の提督代理は頼んだ」


縁羅「任せてください」


提督「じゃ、行ってくる」



ブーーーーーン



縁羅「……行きましたか…」


飛龍「……大丈夫ですかね?」


吹雪「大丈夫ですよ。きっと」



船の上



提督「…時雨」


時雨「なんだい?」


提督「……これから行く、横須賀鎮守府はどんなところなんだ?」


時雨「他と同じだよ。横須賀提督も艦娘を酷使しているよ」


提督「……そうか」


リヴァイアサン「………」


時雨「…もしかすると…いや絶対にリヴァイアサンを狙って来ると思う」


提督「……手を考えねば…」



横須賀鎮守府船着場



提督「ここが……」


リヴァイアサン「横須賀鎮守府……」


時雨「……孤島鎮守府とは大違いだね」


横須賀憲兵A「さっさとこい!貴様のような奴が、本来来てはいい場所じゃないんだぞ!」


提督「はいはい、行くぞ。」


リヴァイアサン・時雨「はい(うん)」



待機室



横須賀憲兵A「艦娘二人はここでいろ」


時雨「分かったよ」


提督「俺は?」


横須賀憲兵A「口を開くな!虫唾が走る。黙ってついてこい!」


リヴァイアサン「」イラ


時雨「…抑えて(小声)」



横須賀鎮守府執務室



コンコン


??「入れ」


横須賀憲兵A「失礼します!」


??「なんだ?」


横須賀憲兵A「連れてきました」


提督「失礼します」


??「貴様が孤島鎮守府の奴が」


提督「提督少尉です」


??「横須賀提督だ。貴様には名乗るのも勿体無いくらいだ」


提督「お会いできて光栄です」


横須賀提督「今から聞くことに素直に答えろ」


横須賀提督「D提督との演習では完全勝利したそうだな。主要鎮守府ではないが、あそこの艦隊はそう易々と負けるような所だったはず…一体どういう手を使った?答えよ」


提督「………」


横須賀憲兵B「答えろ!聞こえんのか、このゴミが」


提督「……土下座しろ」ユカニユビサシ


横須賀提督「……は?」


提督「教えて欲しければ相手に頭を床に擦り付ける。俺が生きてきた世界では、ガキでも知っている常識中の常識だ」


横須賀憲兵D「貴様……」


横須賀憲兵E「一体誰に向かってそんな口を聞いてるんだ!」


提督「そこにいる俺に質問した人間にだ。」


横須賀提督「……貴様のようなゴミなど、殺しても喜ぶ人間が増えるだけだろう。憲兵!」


横須賀憲兵達「は!」チャキ


横須賀提督「そこにいる生意気なゴミを跡形もなく処理……」


横須賀憲兵A「……提督?」


横須賀提督「……大和の主砲で処理させろ」


横須賀憲兵達「は!」



処刑場



提督「ほう。本格的だな」シバラレ


横須賀憲兵B「やかましい。」


提督「最後くらい喋らせてくれよ…」


横須賀提督「最後が、大和の主砲で死ねるなんてお前には勿体無い。感謝するんだな」


提督「はいはい、どうも。」


横須賀提督「腹立たしい…でもこれで俺は名声を手に入れられる」


提督「あっそ。さっさと殺せ」


横須賀提督「……やれ。大和」


横須賀大和「……はい…」


提督「ワーコロサレルーイヤダーシニタクナーイ(棒)」


横須賀大和「……ごめんなさい…」


ドン!

ドカーン


横須賀提督「……よくやった。これで長年抱えてきた日本のゴミは排除された。わーはっはっはっは」



シュ〜

(煙が晴れていく)



横須賀憲兵C「……⁉︎提督!」


横須賀提督「なんだ?」


提督「思ったより頑丈なんだな。お前」


リヴァイアサン「…ふふ、」


横須賀提督「⁉︎」


横須賀大和「⁉︎」


横須賀憲兵達「⁉︎」


提督「いやー危なかったよ」


時雨「…馬鹿だね」


横須賀提督「き、貴様!何故生きている⁉︎」


提督「いや〜本当ギリギリでしたよ〜」


提督「物陰に隠れていたリヴァイアサンが庇ってくれなかったら、俺は今頃原形を留めていなかったでしょう」


リヴァイアサン「……無茶しすぎです」


提督「ま、生きてるんだし、ありがとう」


リヴァイアサン「………さて、そちらにいるもの達はいかがいたしましょう?」


横須賀憲兵E「お、おい、おまえ、本当にあの戦艦大和の主砲を耐えたのか?」


リヴァイアサン「ええ、耐えましたよ」


横須賀提督「……馬鹿な……大和の主砲をくらって傷一つ付かずに耐えるのは不可能な筈だ!」


リヴァイアサン「装甲と火力は自慢です」


横須賀憲兵C「……貴様、駆逐艦ではないのか…?」


リヴァイアサン「覚えてください。私はリヴァイアサン。主砲62cm砲5基20門、副砲42cm砲2基4門の戦艦です」


横須賀提督「ろ!62cm砲⁉︎う…嘘だ!有り得ない、そんな艦娘いる訳が」


提督「リヴァイアサンは、簡単に言うと艦娘の突然変異です。ちなみに言うと、D提督との演習に勝てたのは、彼女もいてのことです。」


横須賀提督「そう…なのか…」


リヴァイアサン「……提督、発砲許可を」ガシャン!


横須賀一同「⁉︎」


提督「……」


横須賀憲兵D「ま、まってくれ!何故、何故そうなる?」


リヴァイアサン「自覚なしですか…散々提督を罵ったくせに…」


時雨「…やれやれ、D提督もリヴァイアサンを怒らせて危ない目にあったのを知らないのかい?」


横須賀提督「リヴァイアサン…」


リヴァイアサン「なんですか?」


横須賀提督「うちに来なリヴァイアサン「お断りです」


リヴァイアサン「私は、最後まで提督の下で支えると決めた身です。あなたの鎮守府なんてまっぴらごめんです」


横須賀提督「……命だけは…」


リヴァイアサン「あなたにそんなことを言う資格はないと思います。あなたはこれまで、何人の艦娘を殺してきましたか?」


横須賀提督「……」


提督「…もういい。何もせず返してくれるなら何もしない」


リヴァイアサン「しかし!」


提督「俺を思ってくれるのは嬉しいが、俺としてはこんなところで殺しを見るのは嫌だからね」


リヴァイアサン「…分かりました…命拾いしましたね。」


横須賀一同「ホ、」


提督「それじゃ、帰るか」



数時間後

帰りの船の上



時雨「……とりあえず、なんともなかったから良かった」


提督「良かったよ。本当に…」


リヴァイアサン「提督…」


提督「なんだ?」


リヴァイアサン「……かえったら……」


時雨「うん…そうだね」


提督「…?なんだ?」



孤島鎮守府



提督「ただいま」


飛龍「おかえりなさい」


縁羅「無事のようですね」


提督「ああ、このとおり、ピンピンしている。」


時雨「どこが無事だよ…まったく…」


縁羅「?何かあったのですか?」


リヴァイアサン「実は…」



かくかくしかじか



飛龍「……へえ…」


縁羅「そんなことが…」


提督「……」


提督「ま、そう言う訳でよかったよ」


飛龍「……提督…」


提督「なんだ?飛龍、そんな怖い顔して…どうした?」


飛龍「一緒に来てもらいましょうか」ホッペタヒッパリ


提督「いてててててててて!!は、離せ!」


リヴァイアサン「……説教です」


縁羅「当たり前です」


提督「わ、悪かった!悪かったから、ごめんって本当に悪かったから」


飛龍「許しません!」



その後提督は飛龍達から長時間、説教をくらったとさ




数日後

孤島鎮守府の砂浜


飛龍「♩〜」


飛龍「ん?」


??「」大破


飛龍「⁉︎」


飛龍「あ…あっ……あ」


飛龍「蒼龍!」


蒼龍「う…」


??「蒼龍、私よ。分かる?」


蒼龍「う…あ……」


飛龍「蒼龍?」


蒼龍「……に…げ……て………」


飛龍「え?」


蒼龍「」キヲ