心を閉ざした提督(執筆中)
周囲の環境のせいで心を閉ざしてしまった提督と提督を癒したい艦娘のお話
ハッピーなのを書くと言いつつ鬱展開なのが多いのは申し訳ない…………
今回はハッピーエンド書くので許してください(´・ω・`)
[序章]
20✕✕/8/01
少し、遺書のようなものを書こうと思う
小学校、中学校と我慢してきたがさすがに限界がきたようだ
なんで俺だけがいじめられるのかが分からない
目が合っただけで罵られる理由が知りたい
今まで助けを求めたが父さんとじいちゃんしか助けてくれなかった
母さんも最近はよそよそしくなった
心が痛い…………
俺が何やったってんだよ…………
俺にはじいちゃんを誇りに思って生きていくしかない………
20✕✕/8/2
学校にて
ヒソヒソ
マジサイアク
ナイワ-
バン!
「俺が何やったっていうんだよ!なんで俺だけいじめられるんだよ!」
マジデワカッテナイノ
ドンカンスギデショ
陽キャ「お前がいじめられてる理由、教えてやろうか?」
「教えてくれ、俺がお前らに何したんだよ」
陽キャ「お前が元帥の孫だからだよ」
「っ!じいちゃんは関係ないだろ!」
陽キャ「いいやあるね。お前のじいちゃんがさっさと深海なんたらを絶滅させないから俺の家族が死んだんだよ!」ダンッ!
「そんな…………」
陽キャ「これでわかったろ、お前にはいじめられる理由しかないんだよ。みんなから恨まれてるんだよ。」
「……………」
陽キャ「お前の顔なんて見たかねぇ、さっさとどっかで死んでこいや」
「っ!」ダッダッダッ
ホントニデテイッタ
コレデアイツガイナクナル
オカアサン……
教師「席につけ〜、あれ、あいつどこいった?」
陽キャ「なんかどっか行きました〜。俺らなんも知りませ〜ん」
教師「そうか、どっか行ったか。まあいい、出席とるぞ〜」
その日の午後
自宅の風呂場にて
「……………」カチャ
「……………」手首にナイフ当てて
「……………っ」グサッ
ガチャ
父「何やってるんだ!!」
「父………さん…………」ダラダラ
父「バカ!今救急車呼ぶからじっとしてろ!」
ピ-ポ-ピ-ポ-ピ-ポ-
病院にて
医師「一命は取り留めましたが、何故か意識がもどりません。自殺未遂、との事でしたが………」
父「はい………こいつ、いじめられてたんで、おそらくそれじゃないかと…………」
医師「そうでしたか…………面会は自由ですので…………」
父「わかりました、また来ます…………」
医師「お大事に」
父「親父に電話しなきゃ…………」
病院の外にて
父「…………」プルプルプル……ガチャ
父「海軍大将の○○です!今よろしいでしょうか!」
父→大将
おじいちゃん→元帥
元帥「よい、今は誰もおらん」
大将「そっか、親父、言い難いんだが………」
元帥「またか…………」
大将「いや、今回は違うんだ…………落ち着いて聞いてくれ…………息子が、自殺未遂で病院に運ばれた…………」
元帥「本当か!?今から行く!!」ブチ
大将「あ、っちょ!切りやがった…………」
大将「すまないな……………何もしてやれなくて……………」プルプルプル……ガチャ
大将「あ、大淀さんかい?元帥に○○病院だって伝えてくれないか?」
大淀「了解しました、ですがどうしたんですか?あんなに慌てて」
大将「不甲斐ない限りだが………息子が………な」
大淀「あぁ………行くとこまで行ってしまいましたか………それはさぞお辛いでしょう…………」
大将「ごめんな、君にこんなこと言って…………」
大淀「いえいえとんでもない!私たちのせい…………でもあるんですから……………」
大将「この話はやめよう」
大淀「そうです、ね………では、伝えておきます」
大将「ああ、頼んだよ………」
20✕✕/8/3/0100
病室内にて
元帥「すまない…………ほんとにすまない……………」
「……………」
元帥「ワシが不甲斐ないばかりに…………」
「……………」
大将「親父、そろそろ………」
元帥「あぁ、また来るよ…………」
20✕✕/9/1/0700
病室にて
「…………」ムクリ
「…………」キョロキョロ
ガラガラ
「…………」ボ-
元帥「っ!起きたのか!!」
「…………」ボ-
元帥「もしかして喋れんのか………?」
「…………」ボ-
元帥「本当に申し訳ない…………」ポロポロ
20✕✕/9/2/
病室にて
コンコン
大将「入るぞ〜」
大淀「失礼します」
「…………」ボ-
大将「今日はお客さん、連れてきたぞ」
大淀「初めまして、大淀です」
「ピクッ」
大将「?今大淀に反応したような………」
大淀「少し、失礼します」手を握り
「…………」ポロポロ
大淀「あれ、私何かしました!?」
大将「いや、そのまま手を握っていてくれ………」
大淀「え、あ、はい。分かりました」
大将「少し元帥に電話を」
大淀「了解です」
病院外にて
大将「元帥ですか?こちら大将です」
元帥「……どうした」
大将「お疲れのところ申し訳ありません、少し頼み事がありまして………」
元帥「手短に頼む………サーモン海域で連日寝ておらんのだ」
大将「っ!申し訳ありません………息子のことについてです」
元帥「今更何を言われたところで驚かんよ」
大将「今、元帥殿の代理の大淀を連れて見舞いに行ったところ、手を握ると息子が涙を流しました」
元帥「そうか…………それで、お主の頼みとは?」
大将「どこか空きの鎮守府に着任させたいのです」
元帥「そうか…………ならワシの代理で着任してる鎮守府を1個やる」
大将「ありがとう………ございます…………」
元帥「よい、お主も無理はするなよ」
大将「はい、では失礼します…………」ガチャ
大将「あとは艦娘たちに任せるしかない………か………」
20✕✕/9/3/
鎮守府【大湊】
運転手「大将殿、着きました」
大将「ご苦労、30分後にまたここで」
運転手「了解であります!」
大将「さて、大淀行くぞ」
大淀「はい」
夕立「新しい提督さんが来るっぽい?」
長門「そうだ、今までは代理で元帥殿が着任していてくれたのだが正式な提督が来るそうだ」
球磨「でも今更新しい提督って言われてもクマ。うちは全員最終改装まで終わってるクマ」
長門「元帥殿のところが今サーモン海域を攻略していて手こずっているらしい。忙しくて手が回らんのだろう」
金剛「加勢に行きたいデスが向こうの方が練度は上ネー………」
長門「そういう事だ、私たちは元帥殿の本隊の護衛に着くことになるようだ。それともうひとつ、私も詳しく聞かされてないんだが、新しい提督が…………」
艦娘「?」
長門「少し訳アリらしい…………私たちに暴力的という訳では無いらしいのだが、大将殿がここに来てみんなに直接話す、との事だ」
ドウイウコトダロ?
ワカンナ-イ
長門「静かに!お越しになられたようだ」
コンコン
ガチャ
長門「総員!大将「すまない、それはいい。少し静かにしてやってくれ」………?」
車椅子コロコロ
「……………」ボ-
長門「!?あぁ、申し訳ない。総員直れ」
大将「じゃあ大淀、少し鎮守府を案内してやってくれ」
大淀「了解しました。さて、行きましょうか」コロコロ
大将「さて、察しのいい子は気づいてると思うが、今の子が新しい提督だ」
ザワザワ
長門「静かに!」
大将「すまないな、経緯は今から話そう。端的に言って、あいつは俺の息子で、精神病にかかっている」
大将「事の発端は深海棲艦の出現と俺の父、元帥の孫であるということだな。そのせいであいつがいじめにあって自殺未遂をさせてしまった………」
青葉「質問、いいですか……?」
大将「あぁ、いいよ」
青葉「恐縮です。つまりそれって、青葉たち艦娘にも………責任があるってことですか…………?」
タシカニ
シンコウヲトメラレテタラ
大将「いや、私と元帥はそんなこと微塵も思ってない。むしろ日本のためによく頑張ってくれてると思ってる」
大将「だが青葉みたいに自分のせいだって思ってる子も居る。それがさっきの大淀だ」
青葉「なるほど、です。お答え頂きありがとうございました」
大将「他に質問は無いか?」
長門「私もいいだろうか?」
大将「なんでも聞いてくれ」
長門「では、見たところ言葉が喋れない程のようだが………司令系統はどうするのだ?代理を立てるならここで決めておきたいのだが」
大将「それについてだが、ほんとに申し訳ない。みんなの方でやってはくれないか…………無責任な話だがあいつは喋れず何も出来ない…………衝動的なことや生活に必要なこと、例えば食事とかは出されたりすれば食べるし風呂に連れて行ってやれば自分で入れる。だが自発的には何もやろうとしない…………」
長門「っ、そうか、ではその方向で行こう。我々も執務程度ならできる。」
大将「済まない、本当に助かる。あ、あともうひとつ。」
艦娘「?」
大将「少しの間だけでいい。手を、握っていてくれないか?少し前に大淀が握っていたら涙を流してさ。嫌じゃないならお願いしたい…………」
長門「了解した。みんなも良いな?」
艦娘コクコク
大将「では、今後の検討を祈る」ケイレイ
艦娘ケイレイ
大淀「ただいま戻りました」コロコロ
大将「あぁ、おかえり。早速だが大淀」
大淀「はい?」
大将「君は今から解任してここの艦娘になってもらう」
全員!?
大淀「な、なぜです!?私は足でまといですか!?」
大将「そうだな。詳しく言うと、思い詰めすぎてろくに寝れてない艦娘は少しここで研修してこい、と元帥からの伝言だ」
大淀「!了解…………しました…………ありがとう………ございます……!」ポロポロ
大将「なんのことだか。ではまた何かあれば連絡をくれ。では失礼する」ケイレイ
艦娘「ご武運を」ケイレイ
「」→提督
横須賀、大本営にて
元帥「明石、大湊に資源を各1万、資材を各200ずつ送ってやれ」
明石「お孫さんのところですね!分かりました!私のヘソクリも入れておきますね!」
元帥「…………明石、後で説教じゃ」
明石「あ、しまった…………」
[1章、木陰の一時 ]
《大湊》会議室
長門「では、秘書官について決めていこう。まずは前提条件から」
陸奥「提督は基本的な提督としての教育を受けてないのよね?なら私たちが教えることも考えて姉妹艦で秘書官を回すってのはどうかしら?」
長門「確かにそれはいいな、だが陽炎型や島風など数に偏りができてしまう。そう考えると5人を規定人数とするか。」
大和「私たち戦艦や空母の皆さんはどうしますか?姉妹艦と言っても2人しか居ない子も居ますが…」
長門「大和達は私たちと、扶桑は伊勢と。空母も同じように4人組を作って秘書官に当たるということにしようか。」
長門「あとは日常生活だが、基本的にその日の秘書官達で朝昼夜の食事の用意だな。作れない者は食堂に一緒に行ってやるということで。」
長門「各員、いいな?」
艦娘「はい!」
長門「最後に大淀、あなたは食事後の提督の面倒を見て欲しい。」
大淀「分かりました。では早速今日からでよろしいですか?」
長門「頼む。では本日の秘書官は。吹雪、お前たちにお願いしよう。」
吹雪「うぇ!?私ですか!?が、頑張ります!!」
叢雲「てことは私から下は今回は休みね?」
長門「そういう事だ。吹雪、白雪、初雪、深雪、頼んだぞ。」
吹雪「はい!頑張ります!」
白雪「頑張って行きましょう♪」
初雪「引きこもりたい………けどがんばる…………」
深雪「深雪様にお任せってね!」
長門「では、解散!」
吹雪「じゃあ早速朝食作りますか!」
初雪「私は司令官を連れていく……」
執務室にて
提督「…………」ボ-
吹雪「出来ました!フレンチトーストです!」
深雪「朝から甘いものって…………」
白雪「私は好きだしいいと思うよ?」
初雪「司令官、ご飯だって…………」
吹雪「それじゃあ、いただきます!」
イタダキマス!
深雪「む、確かに朝から甘いものはないって言ったけど、これはこれでありだな!」
吹雪「でしょ〜!私の自信作なんだ〜♪」
白雪「司令官、どうですか?」
提督「…………」モグモグ
吹雪「えっと、食べるのに夢中………ですよね……?」
初雪「多分、美味しいんだと思う…………」
吹雪「それなら良かった!食べ終わったら台所に持っていってね!」カンショク
深雪「その早食い癖治した方がいいぞ?太るらしいからな!」
吹雪「うぐっ………善処します…………」
提督「…………」カチャコロコロ
初雪「司令官も早い…………」
吹雪「あ、司令官のは私が持っていきますよ!」
提督「……………」ボ-
初雪「ん、それじゃあ先に執務始めてるね」ゴチソウサマデシタ
深雪「あ、あたしもあたしも!」
白雪「じゃあ私は洗い物しておくね〜」
初雪「今日は書類が少ないみたいだよ〜………」
深雪「それじゃあ午前中に終わらせちまうか!」
初雪「ん、天気もいいし外でお昼寝したい…………ふぁぁぁ…………」
深雪「それもいいな〜ひさびさに体を休めるか〜」
初雪「司令官、ここは読むだけで、こっちは承認の印鑑が必要………」
深雪「って人の話聞けよぉ!」
吹雪「ん?どうしたの?」
初雪「なんでもない………昼からお昼寝したいなって…………」
白雪「お散歩がてらにいいかもですね〜」
吹雪「そうと決まれば早く終わらせましょ!」
オ-!
〜2時間後〜
吹雪「は〜終わった〜」
初雪「つか…………れた………………」
深雪「今何時だ?」
時計、12時30分
白雪「それじゃあご飯、作りますか♪」
深雪「お、それならあたしが作るぜ!」
エッ!?
深雪「なんだよその反応は!」プク-
初雪「料理しそうに見えない…………」
深雪「確かにしたことはあんまりないけど………この前足柄さんにカツ丼の作り方を習ってきたんだぜ?」
吹雪「え、どういう繋がりで………?」
深雪「いやな?この前、夜食がないかな〜って食堂に行ったら足柄さんと会ってな?そんときに一緒に作り方教えてもらったんだよ〜」
ナルホド-
深雪「ってことで作ってもいいか?」
吹雪「それじゃあお願いしようかな!そのうちに書類片付けとこう!」
ハ-イ!
〜30分後〜
深雪「できたぞ〜」
初雪「お腹へったよぉ…………」
吹雪「ささ!食べましょうか!」
イタダキマス!
初雪「お、美味しい……!」キラキラ
白雪「さすが足柄さんレシピ…………!」ウマウマ
吹雪「私も負けられない!」
深雪「今度レシピ教えてやろうか?」
吹雪「うーん…………私の味で極めたいからいいや!」
深雪「そうか〜、ならこれは私と足柄さんの味だな!」
初雪「ご馳走様でした。司令官、食器洗うから貰っていい?」
司令官「…………」ボ-
初雪「ん、それじゃあ洗ってくる」
白雪「私も手伝うよ」ゴチソウサマデシタ
深雪「さて、昼寝しに散歩に行きますかね〜」ノビ-
吹雪「どこでお昼寝する?」
初雪「裏庭の大きなくすの木の下が穴場………」
深雪「ほほぉ、それじゃあ正面玄関から出て花壇の方から回ってくか〜」
白雪「この時間だと確かみんな演習場だから裏庭は静かだと思うよ〜」
初雪「司令官、いこ……はやく………」コロコロ
提督「…………」ボ-
吹雪「あ、ちょっと待ってよぉ〜!」
裏庭
初雪「ついた………司令官、降りれる…………?」スッ
提督「………」テヲトリネコロブ
吹雪「んー!気持ちいいー!」ゴロン
白雪「とってもねむい…………」スヤスヤ
深雪「あたしも寝るか〜おやすみ〜」スヤ-
吹雪「それじゃあ司令官、おやす……?」
提督「…………」ウツラウツラ
吹雪「ふふ、おやすみなさい、司令官。」ゴロンスヤ-
提督「…………」ス-ス-
?「気持ちよさそうに寝てますね〜。それでは1枚!」コソコソパシャ
?「では、失礼します!」シュバッ
《提督私室》
大淀「今日1日どうでしたか?少しでも楽しいと思ってくれたら嬉しいです」
大淀「夜ご飯は吹雪さんたちと間宮さんで食べたんでしたよね?あとやらなきゃならないのは…………!」
大淀「お風呂、どうしましょう…………提督、1人で入れませんよね………?」
大淀「どうしましょうか………」アタフタ
prprprprpr
大淀「ん?誰からでしょう?もしもし」ピ
大将『大淀か?ひとつ言い忘れてたが』
大淀「あぁ、大将殿でしたか!」
大将『そっちは問題ないようだな。あ、そうそう風呂のことなんだが、濡れタオルを渡してやれば自分で体を拭けるからそうしてくれ』
大淀「了解です!」
大将『なんなら一緒に入ってやってもいいぞ?』
大淀「ななな///セクハラはやめてください!それでは失礼します!」ピ
大淀「ふぅ、では提督、タオル用意してきますね。」
〜10分後〜
大淀「持ってきました!それでは外で待っておきますね。」ガチャバタン
提督「…………」ヌギヌギフキフキ
〜20分後〜
大淀「終わりましたか?」ガチャ
提督「……………」Eパジャマ
大淀「終わったみたいですね。私は片付けてそのまま自室に戻ります。少し失礼しますね。」ダキアゲベッドニ
大淀「明日の朝は秘書艦の方が起こしに来ます。それではおやすみなさい。」ガチャパタン
<1日目終了>
[2章、少女の決心と少しの変化]
《提督私室》0800
?「起きるクマ。朝クマよ〜」
?「起きないと朝の焼き魚は多磨のにゃ。」
提督「…………」パチ
?「あ、起きたクマ。おはようだクマ。」
?「早く着替えてお魚食べに行こうにゃ。」
?「そういえば着替えはどうするにゃ?」
?「大淀が自分でできるから大丈夫って言ってたクマ。」
?「それなら先に行ってるかにゃ。提督、ゆっくりでいいから早くおいでにゃ。」
?「結局どっちクマ。じゃあ先に行ってるクマ〜」ガチャパタン
〜10分後〜
《提督執務室》
?「あ、きたきた〜。大井っち〜できた〜?」
?「北上さん、もう少し待ってください〜」
?「北上姉さんも手伝ってくれよ〜!あ、大井姉さんこっち頼む」
?「はいはい、木曾は働き者ね〜。長女と次女ももう少し手伝ってくれてもいいと思うんですけどね〜」チラチラ
?「だから提督起こしに行ったクマ。それを言うなら北上クマ。」
?「北上さんは私が養います!」
?「朝からうるさいにゃ〜」グデ-
?「ほら、できたぞ〜」
?「お、それじゃあ自己紹介して食べましょ〜」
?「クマー、よろしくだクマ」
?「軽巡多摩です。猫じゃないにゃ」
?「あたしは軽巡北上。今は雷巡だけど、まあよろしく〜」
?「軽巡大井です!私も雷巡ですけどよろしくお願いしますね!」
?「木曾だ。貴様に最高の勝利をくれてやろう!」
球磨「それじゃあいただきますクマ」
イタダキマス!
キソノオサカナイタダキニャ!
ア、ズリ-ゾ!
ヤメロクマウルサイクマ
大井「うるさくてごめんなさいね、提督。」
北上「それがうちら姉妹だしね〜ごめんね〜」
提督「……………」モグモグモグ
北上「それどころじゃないっぽいね〜」
大井「お気に召して良かったです♪」
球磨「フー、ご馳走様クマ。先に執務してるクマ〜」
多磨「片付けては木曾がやるらしいから提督も先に行っててにゃ。」
北上「んじゃ提督、行きましょ〜」
木曾「ぐぬぬ…………次は負けん!」
球磨「って言っても着任書類も終わってるし本格的に3枚くらいしか書類がないクマ。」
北上「それじゃあさっさと終わらせて海行こうよ〜。提督昨日は裏庭のくすの木の下で昼寝したんでしょ〜?」
大井「海なら釣り、ですよね!」
多磨「魚って聞こえた気がするにゃ」
球磨「執務が終わったら釣りするから早く皿洗い終わらせるクマ」
多磨「素潜り道具持ってくるから先に行っててにゃ〜」
大井「さ、早く終わらせましょうか。あれ、印鑑ってどこですか?」
提督「……………」ポン
!?
球磨「提督、執務してるクマ……………?」
北上「ちゃんと押すところもあってるね〜」
大井「昨日吹雪ちゃん達に教えてもらったからですかね…………?」
球磨「わかんないけど成長クマ。提督偉いクマ!」ナデナデ
大井「っ!…………さて、執務も提督が終わらせてくれましたし釣りに行きますか!」
北上「そだね〜今日は釣りまくるよ〜」
〜大井っちのさっきの間はなんだろう?
《大湊埠頭》
多磨「遅いにゃ、潜ってたらこんだけ取れたにゃ」
バケツいっぱいの貝類
球磨「さすがクマ。あとはゆっくり釣るクマ〜」
多磨「多磨はお昼の下処理しとくにゃ」
北上「提督〜竿はこうやって持って時々動かすんだよ〜」
提督「……………」ギュ
大井「そんなに力込めて持たなくても大丈夫ですよ〜。もうちょっと軽くて大丈夫です」
北上「そうそう、そんなふうに〜よっと」ザバァ
サバピチピチ
北上「1匹目もらい〜」
大井「私も負けてられませんね!」
提督「……………」ボ-
〜3時間後〜
北上「提督はどうかな?」
提督「…………」サオピ-ン
北上「お、かかってるじゃーん!ちょっと後ろから失礼〜」ダキツキ
大井「…………」チラ
北上「そうそう、そうやって魚の進行方向に竿を向けて〜」
〜さっきから大井っちどうしたんだろ
提督「…………」ザバ!
北上「おお〜釣れた釣れた〜」
アジビチビチ
多磨「おお、でかいにゃ」
大井「昼ごはんの下処理終わりましたか?」
多磨「と言うよりもう昼ごはん作ったにゃ」
木曾「姉さんたちこっちこっち〜」
球磨「美味しそうな匂いクマ〜」
木曾「じゃーん!貝類の網焼き食べ放題!」
大井「美味しそうですね!手を洗って来て食べましょうか〜」
北上「そだね〜提督行こ〜」
多磨「早く来ないと食べちゃうにゃ〜」
〜30分後〜
北上「ここで味変行っちゃいましょ〜!」
サザエにごま油IN
多磨「して、次はどうするにゃ?」
北上「まあ待ちなって〜、カラッとなったら爪楊枝でほじくって出して、そこに乾燥梅干しをすり潰したやつと塩をふりかけて完成〜!」
球磨「美味そうクマ〜、こっちもやるクマ!」
北上「ほら提督、あーんして?」
提督「……………」パクモグモグ
北上「どう?おいしい?」
提督「……………」ゴマアブラタラ-
大井「美味しかったみたいですね〜」
多磨「ここで悲報にゃ、貝が全部無くなったにゃ」
球磨「なに!?あんだけあったのにクマ……………」
大井「仕方ないですよ、美味しかったんですもん。」
木曾「じゃあとりあえず片付けるか〜」
多磨「昨日は日陰だったらしいから今日はひなたでお昼寝するにゃ」
北上「いいね〜じゃあ提督、屋上行こっか〜」
大井「私は片付けしてから行きますから、みんなで先に行っててください〜」
球磨「それじゃあお言葉に甘えるクマ〜」
ネムイニャ-
オクジョウマデナチナッテ-
大井「ふぅ、やっぱり私が変わらなきゃ……………さて、終わらせてお昼寝しますか♪」
《鎮守府屋上》
多磨「今日は日当たりもよく風も気持ちいいにゃ〜」アクビフワ-
北上「ほんじゃ先に寝ますか〜」テイトクダキカカエ
多磨「おやすみnyスヤ-」スピスピ
球磨「相変わらず早いクマ」
北上「あたしも寝ますかね〜おやすみ、提督〜」スヤ-
提督「…………」スヤ-
球磨「私は大井を待ってから寝るクマ」フワ-
木曾「そうか、それじゃあ先におやすみ」スヤ-
ガチャ
大井「ごめんなさい、遅れました」コソコソ
球磨「今みんな寝たとこクマ」
大井「そうですか、では私も」
球磨「ちょっとその前にお話クマ」
大井「っ!……なんでしょう?」
球磨「大井、辛そうクマ。なにか隠し事してないかクマ?」
大井「……………姉さんには分かりますよね」
球磨「いや、木曾以外全員わかってるクマ」
大井「えっ」
球磨「なにか心配事とかだったらお姉ちゃん相談するクマ」
大井「……………決心はできてるんです」
球磨「そう、それで?」
大井「私には言う勇気がない、ただそれだけなんです。」
球磨「そうかクマ」
大井「少し寝て頭を生理してきます…………」
球磨「ゆっくりでいいクマ。焦らずに、そして1歩ずつ。」
大井「はい、やってみます。おやすみなさい………」スヤ-スヤ-
球磨「おやすみクマ、大井。」ナデナデスヤ-
〜4時間後〜
大井「ん………………」ネムネム
木曾「おはよ、大井姉さん」ガリガリ
大井「何してるの……?」ノビ-
木曾「魚のウロコとってるんだよ。ここで炭火焼きしたら美味しそうだろ?」ニシシ
大井「確かに………手伝うわ」
木曾「お、助かるぜ〜」
〜20分後〜
多磨「魚の焼ける匂いと音にゃ」シュバッ
球磨「うるさいクマ」ノビ-
提督「…………」ムク
北上「あ、提督起きちゃったじゃーん!」ムス-
球磨「北上起きてたクマか?」
北上「10分くらい前だけどね〜。提督の寝顔、可愛かったよ〜」
大井「皆さん手を洗ってきてください〜。魚が焼けますよ〜」
多磨「スタンバイ完了にゃ」キラキラ
球磨「手出すクマ、ホースの水があるクマ」
北上「ありがたや〜ありがたや〜」ゴシゴシ
提督「……………」ゴシゴシ
球磨「それじゃあ」
イタダキマス!
多磨「これは木曾にあげるにゃ。」つサバ
木曾「いいのか?」
多磨「今朝のお詫びにゃ。………あと小さいから(ボソッ)」
木曾「ん?なんか言ったか?まあ素直に貰っとくぜ!ありがとな〜」
球磨「提督はこの後どうするクマ?」
大井「すこし、星見をしませんか?」
北上「いいね〜今日くらいの晴れだと綺麗に見えると思うよ〜」
多磨「それじゃあこれが役にたちそうにゃ〜」つ打ち上げ花火
球磨「こっちもあるクマ」つ大量の手持ち花火
木曾「館内放送で花火のこと伝えてくるぜ〜」
大井「提督、少しお話いいですか……?」
提督「……………」ジ-
大井「これは、私が来た時の話です」
《2年前、離島泊地》
黒提督「お前が大井か、せいぜい頑張れよ」
大井「え、あ、はい!了解しました!」
黒提督「お前は木曾と一緒に駆逐艦共の部屋で寝ろ」
大井「…………了解、しました。失礼します」ペコ
〜そこはいわゆるブラック鎮守府で、駆逐艦を平気で捨てるような地獄でした
?「やぁだ!離して!解体はいやだよぉ!」
黒提督「大破してるんだ。入渠させるより解体した方がメリットが多いんだよ!」
?「こんなのって…………ないよぉ…………」
〜そんな光景を何度も見せられました。そしてしばらくした後、離島泊地に敵襲が来ました。
黒提督「クソッ!なんだってこんな時に!」
大井「早く指示を!」
黒提督「木曾を旗艦とした水雷戦隊で出撃しろ、大井は俺に着いてこい!」
〜ここで私は断ればこんなことにはなってなかった。そう、後悔することになりました………
黒提督「ここでお別れだな」フフフ
大井「ど、どういうこと?」
黒提督「俺は今からトンズラするんだよ!護衛ご苦労、あとは自由にしたまえ」
大井「はぁ!?見捨てるっての!?木曾達はどうなるのよ!」
黒提督「敵の編成は泊地水鬼が2隻居る。時間稼ぎにしかならんだろうよ」
大井「このクズ!」ダッダッ
黒提督「さて、間に合うかな?」ニタァ
〜私は必死に探しました。しかしそこは深海棲艦に蹂躙された跡でした。
大井「どう…………して……………」
木曾「あね…………き………?」
大井「木曾なの!?今瓦礫をどかすから!」
木曾「そんなことより逃げろ!ここからだとギリギリ大本営に着ける!」ゲホゲホ
大井「嫌よ!見捨てたりなんてできないわ!」
泊地水鬼「マダイタンダァ」ド-ン
大井「キャー!!」
〜その時、私木曾の間に着弾して、逃げるしか無かった。
木曾「そうだ、それでいい…………」
木曾「先に、逝ってるぞ…………」
〜大本営に着いた後、調査隊と一緒に戻るとそこには艦娘達の死体が海に沈まずそこにありました
大井「そんな…………木曾!木曾!」
ガラガラガラ
木曾「」
大井「木曾、起きてよぉ!きそぉ!」
〜その時体を揺すると妙に軽かったんです。そう、私が話していた時には、木曾の下半身は無くなっていたんです
黒提督「に、逃げきれたぞ!」フハハ
泊地水鬼「ホントウニソウオモウ?」
黒提督「な、なぜ俺を追いかける!」
泊地水鬼「ニゲレバオウ。クルナラシズメル。タダソレダケ」
黒提督「ならば大井の方だろ!あいつはお前に向かっていったぞ!」
泊地水鬼「アイツカラハクロイカンジョウガカンジラレナイ。オマエハココロノナカスベテニカンジル」
泊地水鬼「ダカラココデシネ」ド-ン
〜私は大本営で預かられることとなり、療養として姉妹のみんなでここで戦うことにしたんです
大井「ふぅ、少し疲れていしまいました。」
大井「私はどうしたら良かったんでしょうか………」
大井「もう一度、提督という存在信じて、いいのでしょうか…………?」
提督「………………」ス
大井「え………?」
提督「……………」ナデナデ
大井「っ!」ツ-
ドカ-ン!!
大井・提督「」ビク!
球磨「うぉー!すんげークマ!」
北上「内蔵に響くねぇ〜」
木曾「もう3発行くぞ!」
ドカーンドカーンドカーン
大井「ふぅ、びっくりした…………」
大井「提督、私決めました。」
大井「今度は誰かの命令じゃない、私の意思で」スゥ
大井「あなたを守ります!」
ドカーン!!!
パシャ!
?「最高に良いのが撮れました!」
?「もしかしたら、この鎮守府をまとめあげてくれるかもしれませんね………!」
大淀「今日は花火したんですね〜。楽しかったですか?」
大淀「また明日は違う秘書艦の子が迎えに来ます。」
大淀「それでは、おやすみなさい。」ガチャパタン
提督「……………」ツ-
<2日目終了>
[ 3章、光を見つけた]
?「提督、入るよ?」コンコンガチャ
提督「……………」スヤスヤ
?「………………」ジ-
?「起きない…………よね…………?」
提督「……………」
?「………ちょっとだけ」ホッペツンツン
?「ふふ、かわいい〜」
提督「………………」パチ
?「あ、起きちゃった………おはよう、提督」
提督「……………?」
?「あ、何もしてないから大丈夫だよ!」
?「うぉっほん、私は鈴谷だよ!提督、よろしくね?」
提督「………………」ボ-
鈴谷「あぅ、やっぱりまだ会話は出来ないよね〜………」
鈴谷「熊野と朝ごはん作ってるからね〜!」ガチャンパタ
〜10分後〜
鈴谷「お、きたきた!」
?「提督、おはようございますわ」
?「私、熊野と申しますの。よろしくお願い致しますわね?」
提督「……………」ボ-
鈴谷「やっぱりまだダメか〜」
熊野「当たり前ですわ、ここに来てまだ3日しか経ってないんですもの」フゥ
熊野「さて、朝食ができたのでいただきますわよ?」
鈴谷「うん!いただきます!」
イタダキマス
鈴谷「ん〜、おいしい!」
熊野「お口にあったのなら嬉しいですわ」
提督「……………」モグモグ
鈴谷「美味しいけど、これはなんて料理?」
熊野「サンドイッチですわ!」
鈴谷「うん、確かに味はサンドイッチだけどさ…………」
熊野「どうしたんですの?煮え切らないように………」
鈴谷「いや、サンドイッチって言うよりこれ。ハンバーガーじゃん!?」
食パン
ハンバーグ
チーズ ←サンドイッチ?の具材
レタス
食パン
熊野「何を馬鹿なことを、これはれっきとしたサンドイッチですのよ?」
鈴谷「いやーなんて言うかさ、鈴谷の知ってるのってなんか違うってゆーか…………」
熊野「好き嫌いしてると大きくなれませんわよ?ほら、提督を見習ってくださいまし」
提督「……………」モグモグ
鈴谷「いや、好きか嫌いかで言ったら大好きなんだけど!サンドイッチって定番具材があるじゃん!」
熊野「これが定番ではないんですの?以前間宮さんの所に行った時に」
間宮『サンドイッチ、ですか?色合いと栄養バランスをしっかりした具材が理想的ですかね?』
熊野「と、教えてもらいましたが?」
鈴谷「確かに色合いもバランスもいいけど!もう美味しいからいいや!」
熊野「それでいいんですわ。それでは、ご馳走様でした。」
鈴谷「私もご馳走様でした!提督のも持ってくね〜」
熊野「では私達は執務でもしてましょうか」
鈴谷「って言ってもすぐ終わるでしょ〜?」
熊野「ですわね。今日の書類は3枚みたいですわ」
提督「………………」ポン
熊野「あら、いつの間に」
鈴谷「あ、そうそう。昨日から執務ができるようになったって大淀さんが言ってた〜」
熊野「提督もちゃんと頑張ってるんですのね!」
鈴谷「洗い物終わったよ〜」
熊野「ありがとうございますわ。提督も終わりそうですし、私はエステに行ってまいりますわ!」
鈴谷「はーい、それじゃあ1日提督独占しまーす!」
熊野「はいはい、提督に迷惑は金ないでくださいまし?」
鈴谷「大丈夫、しっかり退屈させないようにするから!」
熊野「夕方までには帰りますからよろしく頼みますわよ?」
鈴谷「うん、行ってらっしゃい〜」
鈴谷「それじゃあ提督、書類も終わったし遊びに行こっか!」
提督「………………」ボ-
鈴谷「っていっても体動かす系はダメだよね〜」
鈴谷「ムムム、…………そうだ!鈴谷の特技見せてあげる!」
《鈴谷の部屋》
鈴谷「ここが鈴谷の部屋だよ!」
鈴谷「意外とぬいぐるみとか多いでしょ〜。部屋に来た人みんな意外そうにするんだ〜」
提督「…………」ボ-
鈴谷「提督、ちょっとまっててね〜」
鈴谷「たしかここに入れてたはず…………あった!」ガサゴソ
鈴谷「見てこれ!じゃーん!」
提督「……………」?
鈴谷「これ、なんだと思う?今からこれ使ってあることをするから予想してみてね〜」
提督「……………」ジ-
鈴谷「これをこうして…………ここを引っ掛けて…………よっと…………」
提督「………………」ジ-
鈴谷「最後にこうして…………できた!」ジャ-ン
鈴谷「正解はあやとりでした!」ホシダヨ!
鈴谷「他にもあるよん!ここを外してここをこうして、1、2、3!」ホウキダヨ!
提督「………………」ジ-
鈴谷「提督もやって見る…………?」
提督「………………」テノバシ
鈴谷「お、やる気だね〜。最初だし鈴谷が教えたげる!」
提督「………………」スッスッ
鈴谷「そうそう、そこをそうして、ここを抜いてこっちに掛けて」
鈴谷「あともうちょっと…………できた!」
提督「………………」ジ-
鈴谷「綺麗に橋ができたね〜。最初にしてはすごいよ!」
鈴谷「ちょっと他のもやってみよっか!」
〜3時間後〜
鈴谷「うーん、ちょっとお腹すいたね〜。ご飯どうしよっか?」
提督「……………」グゥ-
鈴谷「提督もお腹減ったか〜。作るより食べに行った方が早いかもね〜」
鈴谷「そうだ!鳳翔さんのところで食べようよ!間宮さんは混んでると思うし!」
鈴谷「それじゃあ早速行きましょ〜!」
〜《食事処鳳翔》〜
鈴谷「鳳翔さん居る〜?」
鳳翔「いらっしゃいませ〜、あら、鈴谷さん」
鈴谷「久しぶりに食べに来たよ!」
提督「……………」ボ-
鳳翔「あら、提督さんもですか、いらっしゃいませ♪」
鈴谷「鳳翔さん、今日のおすすめって何?」
鳳翔「今日はかぼちゃの甘煮と栗ご飯ですかね〜」
鈴谷「提督、それでいい?」
提督「……………」ボ-
鳳翔「かしこまりました、それじゃあおすすめをふたつですね。少々お待ちください」
ガラガラ
?「やってる〜?」
?「お邪魔しま〜す!」
鈴谷「ん?あぁ、いつもの呑んべぇか………」
?「いつものってなんだよ〜」
?「そうですよ!私、今はシラフですもん!」
鈴谷「あ〜はいはい、今日は提督も居るから静かにね〜」
?「ん?なんだい今日は鈴谷が秘書艦かい?」
鈴谷「そーだよ〜」
?「テートク!初めまして、ザラ級重巡、ポーラです!」
?「商船改装空母、隼鷹でーす!」ヒャッハ-
隼鷹「ってことで、提督が居るなら飲むのはまた後でにするか〜」
ポーラ「そうですね〜。提督、以後よろしくお願いします♪」
ンジャアッチデタベヨ-ゼ-
イキマショ-
鈴谷「ふぅ〜、あいつらがシラフで助かった〜…………」
鳳翔「お待たせしました〜」
鈴谷「お、美味しそう!」
鳳翔「それじゃあゆっくりして行ってくださいね」
鈴谷「鳳翔さんありがとう!それじゃあ食べよっか!」
イタダキマス
鈴谷「ん〜!美味しい!!」
提督「…………」パクパク
鈴谷「提督も美味しそうに食べるね〜。そうだ!今日は作らなかったけど私、料理も得意なんだ〜。今度作ってあげる!」
提督「……………」パクパク
鈴谷「って、それどころじゃないか〜」ショボ-ン
鈴谷「さて、私も食べよっと!」
〜10分後〜
ゴチソウサマデシタ
鈴谷「さて、これから少し行きたいところが出来ました」
鈴谷「ってことで少し私の用事に付き合ってね♪」
《弓道場》
鈴谷「失礼します」ガラガラ
?「あら、鈴谷さん。珍しいですね〜」
鈴谷「あ、赤城さん、お久しぶりです」m(*_ _)m
?「あら?今日は提督も一緒なんですか?」
鈴谷「みんなが静かに射る所を見たくて……」テヘヘ
?「それなら今日はみんな居ますしゆっくりして行ってくださいね〜」
?「それと、初めましてですね。航空母艦、赤城です。」
提督「………………」ボ-
赤城「ふふ、ここでゆっくりしていれば何か起こるかもしれませんね。では私は少し休憩してきますね。」
鈴谷「あ、お疲れ様です。じゃあ提督、待機室で少し見てようか。」
《弓道場待機室》
鈴谷「ふぅ、やっぱり弓道場は空気が綺麗で張り詰めてるね………」
鈴谷「あ、名前、分からないよね?」
鈴谷「奥から、加賀さん、瑞鶴ちゃん、蒼龍さん、飛龍さん、翔鶴さん、そして大鳳さん」
鈴谷「少しだけ見てよっか」
キリキリ………ヒュン………タァン!
キリキリ………ヒュッ…………トス!
キリキリキリ……………ヒュン!……………ドス!
鈴谷「うぉ、すごい当たり…………」
提督「………………」ジ-
鈴谷「なに?気になるの?」
提督「………………」ジ-
鈴谷「このままちょっと見てようか」
〜30分後〜
加賀「少し休憩にしましょうか」フゥ
蒼龍「お疲れ様でした〜」
翔鶴「久々に疲れました………ふぅ……」
瑞鶴「翔鶴ねぇ大丈夫?」
飛龍「あ、鈴谷ちゃんだ!おーい!」
鈴谷「ちーっす!お久しぶりです!」
加賀「珍しいですね、また軽空母になったのかしら?」
鈴谷「いえいえ、気分転換に提督と一緒に来たんです〜」
飛龍「初めまして提督!航空母艦、飛龍です!」
蒼龍「同じく蒼龍だよ!」
翔鶴「翔鶴と申します。よろしくお願いしますね?」
瑞鶴「翔鶴ねぇの妹、瑞鶴よ!提督さんも早く良くなってね?」
加賀「一航戦、加賀です。ここにはいつでも来てもらって構わないわ、ゆっくりしていってちょうだい」
蒼龍「そうだ!鈴谷ちゃんも久々に来たんだし弓引いてみたら?」
鈴谷「わ、私はいいよ〜」アハハ
飛龍「そんなこと言わずにさ!提督もじっと見てるよ?」
鈴谷「え、提督?」
提督「………………」ジ-
鈴谷「うぅ………そんなに見られちゃ…………」
翔鶴「確かに鈴谷さんは私たちより上手ですし、久しぶりにみたいです!」
鈴谷「っ………3回射ったら終わりでいい?」
加賀「どうぞ」つ弓と矢
鈴谷「ありがとうございます………」
鈴谷「…………………」フゥ
蒼龍「………すごい集中だね」
飛龍「………あれは真似出来ないよ」
鈴谷「……………フッ」ヒュ-…………ドス
瑞鶴「………ど真ん中」
鈴谷「…………フッ」ヒュン………ガス
翔鶴「………今度はさっきの隣」
加賀「………誤差1ミリも無いんじゃないかしら」
鈴谷「…………フッ………ふぅ」ヒュン…………ガス
飛龍「1射足りないけど皆中だね〜」
蒼龍「さすが鈴谷ちゃん、真似出来ない………」
鈴谷「練習すれば誰でもできるよ〜」
翔鶴「私ももっと頑張らないと………!」
瑞鶴「私も付き合うよ!」
鈴谷「さ、提督さん。そろそろ行こっか!」
提督「……………」ジ-
加賀「鈴谷さん、ありがとうございました」
鈴谷「いえいえ!また来ますね〜」
ガラガラ……ピシャ………
《執務室》
鈴谷「ごめん、提督。この後は大淀さんに任せていい?少し気分が悪くなって………」
提督「…………」ジ-
鈴谷「っ!………ほんとにごめん………」
ガチャ、バタン
〜10分後〜
コンコン、シツレイシマス
加賀「提督はいるかしら?」
提督「………………」ボ-
加賀「あぁ、良かった………」
加賀「さっきは提督そっちのけで鈴谷さんと話してて申し訳ありませんでした」ペコ
提督「………………」ジ-
加賀「それに私、鈴谷さんの気を悪くしてしまって………」
コンコン、カガサン、テイトクサン?
加賀「?、どうぞ」
赤城「あ、居ました!」
加賀「どうしたんですか?赤城さん」
赤城「先程大淀さんから聞きました。今日は体調が悪いから秘書艦を変わって欲しいと鈴谷さんから。」
加賀「!やっぱり私が………」
赤城「そうですね、少しお話しないとですね。」
加賀「?」
赤城「これは提督さんも知っていて欲しいことです」
提督「………………」ジ-
赤城「鈴谷さんは自分が強いことを嫌っています。ですが弱い自分も嫌だと思いってもいます。」
加賀「それはどういう………」
赤城「これ以上は私の口からは言えません。でも、もしかしたら提督、あなたになら打ち明けてくれるかもしれません。」
加賀「赤城さんは知っているのですか?」
赤城「えぇ、これでも古参ですからね。」フフフ
加賀「わかりました、私は機を見て鈴谷さんに謝罪をしに行こうと思います」
赤城「それがいいと思います。では提督、今からは私たちが秘書艦です。改めてよろしくお願いしますね?」
加賀「私も、よろしくお願いします。」
赤城「と言っても、あと数時間程度で終業ですけどね。」
加賀「これからどうしますか?」
赤城「うーん、提督は行きたいところとかしたことはありますか?」
提督「……………」グゥ-
赤城「お腹がすきましたか、ではご飯にしますか!」フフフ
加賀「今までは皆さんの手料理だったようなので間宮さんのところで食べましょうか」
赤城「そうですね、それがいいです。」
《お知らせ》
主のリアルが忙しいため更新遅れ中
年内には鈴谷編終わらせる予定なのでもうしばらくお待ちください!
次回更新予定日
12/12
面白いと思うけん、頑張ってくださいね!!
ありがとうございます!
できるだけ更新早めにしていこうと思います!
面白いですΣ(・ω・ノ)ノ!これからも頑張ってください
曙満潮霞出して下さい
歩提督さんありがとうございます!
4さんリクエストありがとうございます!元々出す予定だったので少々お待ちを!