2021-09-13 17:43:24 更新

概要

対深海棲艦との戦争の初期
機兵隊という艤装を付けて戦う部隊があった


前書き

元師「今回はわしが前書きの担当だ」

元師「隊長のやつにはいろいろ
   面倒なことを押しつけてしまったな」

元派「今回の見どころは模擬戦じゃぞ
   では本編へどうぞ」



翌日


朝8時


作戦の説明会まであと30分


埠頭


長門(昨日提督から意気揚々と引き受けたのは

  いいがどう説明しようか)


長門(【あんなことがあった後なのに】)


長門「ハァ」


赤城「おやおや、ため息なんてついて

   どうしたんですか」


長門「わかっているだろう」


赤城「はい」


長門「新しい提督は私のことを信用して

頼んでいるが」


長門「今はできる気がしないのだ」


赤城「あの誉れ高き

   ビッグセブンが弱音なんて

   似合いませんよ」


長門「嫌味か、」


赤城「そんなことより、 

   大丈夫ですよ」


赤城「今回の説明会では皆んな

   ちゃんと参加してくれますよ」


長門「なんの根拠があって?」


赤城「長門ここのみんなはあなたの指令で

   動いていたのよ」


赤城「【提督がいなくなってからも】」


赤城「皆んな貴方の言葉を信じているから」


赤城「こんなとこでくよくよしてないで、

   言ってきなさい」


長門「ありがとうお陰で決心がついた」


長門「言ってくる」

 

in食堂


ナガトサンガセツメイシタイコトガ

アルラシイ


ナニソレ


ナンデフッキュウシタノ


ワイワイ


ガラガラ


ナガトサンダ


長門「皆んな集まってくれてありがとう

   今日は話したいことがある」


長門「まずここの復旧した件だが

   新しい提督が昨日ここに着任した」 


長門「その提督はツテで

   ここを復旧してくれた」


長門「いまその提督は本営に呼ばれていて

   会議をしている」


長門「そして、その会議は

   これから話すことに繋がっている」


長門「この時点で質問はあるか」


ハイ


長門「どうした夕張」


夕張「なんで工廠が拡張されているんですか」


長門「これから話すが、ちなみに寮も

   拡張されている」


長門「明石スクリーンに映してくれ」


明石「あいさー」


ポチ


スクリーンが降りる


スクリーンに提督が映る


アレガ

アタラシイテイトク


ざわ。ざわ


提督『皆さんはじめまして昨日着任した提督だ

   聞きたいことはあるだろうけど

今は時間があまりないから簡潔に言う」


提督『これから湘南鎮守府は

   大西洋における深海棲艦の掃討作戦を

   米、英、豪、露、そして日本で

   行うため、機兵隊の三番隊を

   ここの管轄に置く」


提督『といっても俺の部下だから

   俺が面倒見るけど」


提督『それに伴い、工廠や寮は拡張されて

   もらった、』


提督『質問は受けれるだけ受けるが

   何かあるか』


ハイ


提督『ではそこの角が生えている人』


??「角じゃねぇ」


??「これは電探だ」


提督『すいません』


天龍「俺は天龍だ、

   ところでその掃討作戦はいつ実施

   するんだ」


提督『三番隊が到着した後だ』


天龍「それはいつ頃」


提督『後2週間だ、その間に

   君たちの実力が見たいから

   演習など行う』


提督『後のことは長門頼んだ』


ブツッ


砂嵐


長門「というわけだ」


長門「今日の夕方ぐらいに帰ってくるらしい

   から午後の1時から始まるから

   準備しとけ」


艦娘s[了解]


マジカ

コレカラガジゴクダゾ

(ハサウェイ風)


ナントデモナルハズダ

(ハサウェイ風)


ナンデハサウェイフウ?


ヤルシカナイカ


キヘイタイッテナンダ


長門(いくらか反対する娘が出てくると

   思っていたが)


長門(このかんじだと協力的だから

  なんとかうまくいきそうだ)


提督視線


提督「では最近大西洋にできた島に

   元凶の深海棲艦がいても、

   太平洋まで来るのは時間が

   かなり使いますよ」


提督「太平洋にも深海棲艦の拠点となる

   島や基地があるはずです」


保守派大将「だとしても衛星を使用しても

      見つからないんだ

      あるはずがない」


保守派以降、保派


保派中将「そうだ君たちは大西洋の

     深海棲艦を掃討することだ」


保派中将「太平洋の深海棲艦のことは

     気にしなくていい」


提督(おかしいだろ)


提督(スエズ運河を使ってショートカット

  しても数十日かかるんだぞ)


元師派大将「だとしても、警戒を緩める

      理由はありません湘南と

      旧機兵三番隊が抜けるですよ」


元師派以降、元派


元派中将「先の大規模作戦だって、機兵隊が

     前線を受けていてくれたから

艦娘達が損害を受けずに

     撃滅できたのですよ」


保派中将「しかし機兵隊は6部隊あって

     隊長を務めるものは姫や鬼を

     単独で撃退できる実力を持っているの

     だから大丈夫だろ」


保派大将「それに1部隊で姫や鬼も

     やれるのだろうだから大丈夫だろ」


提督「ハァ」


保派大将「どうしたのだ提督」


提督「わかっていませんあなたちは」


保派中将「貴様、大将に向かってなんて

     口を聞いているのだ!」


提督「旧機兵三番隊は6部隊の隊長、

   各部隊の戦術隊長も旧機兵三番隊の 

   メンバーですよ」


保派大将「は?」


提督「だからここの警戒を

   緩める理由はないです」


提督「隊長や戦術隊長を抜いてもなんとか

   姫や鬼は倒せますけど、

   対応にあたった部隊は

   暫くは動けませんよ」


保派大将「そしたらここの防衛にはどこが

     あたるのだ!」


提督「貴方達の艦娘にやらして下さい」


提督「俺は大西洋の戦線に集中したいですから」


元師「まぁまぁ、儂等の艦娘達でも防衛は

   できるし、機兵隊の1部隊で

   姫や鬼も倒せるしいいだろ」


保派大将「しかし我らがやられては」


元師「はぁ、じゃあその防衛だけに費やしている

   艦娘達を攻撃に変えて、日本の近海の

   深海棲艦を撃破したらどうだ」


保派中将「防衛しなかったら攻められた後、

     やられますよ」


元師「わしは攻めだけに艦娘を使えとは

   言ってない頭を使え」


保派大将(くそっ)



数時間後


提督in元師執務室


提督「保身しか考えてない奴らとは

   話にならない」


元師「同意だ」


提督「俺帰っていいか?」


元師「いいぞ」


提督「じゃあまたな」


元師「頼んだぞ」


元師(今回の作戦だと地獄を見ることになるな」


提督「さて乗って帰るか」


バトルワーカーのハッチが開く


提督「よっと」


提督「さっさと帰るか」


海上をブースターで滑るように飛ぶ




約2時間後


提督「やっと着いた」


提督「どんぱちしてんな」


提督「とりあえず工廠に入れておくか」


三日月「よっ」


提督「出迎えご苦労さん」


三日月「会議はどうだった?」


提督「保守派の連中とは話にならない」


三日月「何があったか、目に浮かぶように

見えるよ」


提督「やはりあいつらは旧機兵三番隊で

   行くことを反対してたよ」


三日月「しょうがない」


提督「大将、中将クラスなら

   姫や鬼ぐらい倒して欲しいけど」


三日月「無理もないよ」


三日月「補給や武装の整備終わったら、

    訓練海域に来い」


提督「了解」


提督「そこまで燃料減ってないからこのままで

   いいか」




in訓練海域


提督「おーすげーな」


長門「提督来てたのか」


提督「さっき来たばっかだよ」


長門「ちなみにその手に持っていのは?」


提督「装着型の武装」


長門「今日会議に行く時は

   戦車みたいなのになっていたよな」


提督「あれは戦車型の機体」


三日月「おーい」

  

提督「おっきた来た」


三日月「わりー模擬弾が思ったより大きくて

    バレルの拡張に手間取った」


提督「長門ここの第一艦隊って呼べるか?」


長門「できるが?」


提督「じゃあお願い」


数分後


提督「ほぼ代表やん」


長門「代表になるためには、第一艦隊に

   配属される必要があるからな」


赤城「いくら提督といえど手加減はしません」


提督「それじゃないと手合わせの意味がない」


那智「一人で我々を相手できるかな」


提督「一人じゃないよ」


三日月「なんで俺が武装してるかわからないの」


提督「俺らで相手してやるよ」


長門「自信ありげだな」


提督「じゃあ行くか」


マイク『えーマイクテス、マイクテス

    これから提督と元部下の人』 


三日月「三日月蒼哉だ」


マイク『三日月さんと第一艦隊での

    模擬戦を始めます』


マイク『実況は金剛型4番艦の霧島と

    解説は工作艦の明石で行います』


霧島『さてこの模擬戦ですが、

   どちらが勝つと思いますか』


明石『いやわかりませんね』


明石『提督と三日月さんの戦闘しているところを   見ていませんからね』


霧島『今後の展開に期待が膨らみます』


霧島『では両部隊艤装を展開して下さい』


提督「今回はこれを使うか【武装展開乱刄】」


バックパックの上部が開きブースターと

両手にブレードが展開する

(イメージはジョジョシのカーズのアレ)


三日月「それで行くかじゃ前衛は頼んだ

    【武装展開砲台】」


バックパックの上部から単発の砲台が出て

両手には機銃とミサイルポッドが展開


長門「いいか、皆んな提督は容赦はなしでいいと

   言ったから最初から全力で行くぞ」


代表s[了解]


霧島『では、模擬戦はじめ』


提督「行ってくるから、

   艦載機と援護射撃頼んだ」


三日月「おう、行け」


ブースターで飛んでいく提督


霧島『今回の模擬戦の見どころはどこでしょうか

   明石さん』


明石『たぶん提督の動きと前衛の長門さんと

   那智さんのところでしょう』


霧島『今回の模擬戦では提督側の航空支援は

   望めませんが大丈夫でしょうか』


明石『そこを後衛の三日月さんがどうするか

   も見ものです』


長門「赤城は制空権の確保を川内と吹雪は

   対空を頼む、ゴーヤは潜伏して決めてくれ

   那智は私と前衛だ」


代表s[了解]


赤城「艦載機発艦します」


三日月「早速来たな」


三日月「EMP弾発射」


肩の砲台から発射される


艦載機の妖精「いいか対空に当たるな

       出来るだけ撃墜しろ」


妖精s[あいさー]


妖精「早速来たな」


妖精「機銃発射」


ダダダダ


EMP弾と機銃の弾が当たる


バチン


妖精「なっコントロールが効かない」


妖精「総員退避」


三日月「遅えよ」


砲台から発射される


妖精「今度はなんだ」


バサッ


妖精「ネットだと」


妖精「総員回避」


妖精「もう全員ネットとコントロールを

   失いました」


霧島『艦載機がどんどん落ちますね』


明石『たぶんコントロールを奪うEMPでも

   使ったのでしょう』


明石『コントロールを奪った後ネットで

捕まえる』


明石『妖精さん達もこれを初見で捌けるのは

   至難の業でしょう』


三日月「さてこの量だから、赤城には

    わりーが艦載機は落とさせてもらうぜ」


赤城「なっ、攻撃隊が撃墜されだと」


長門「赤城どうした」


赤城「攻撃隊が撃墜された」


長門「油断はするな」


長門「そろそろ接敵するな」


提督側


三日月「じゃあ一発ぶっ放すか」


砲台が提督の接敵の場所を狙う


三日月「発射」


ズドン


低い音が周囲に響いた


提督「三日月あいつ、アレを打ちやがった、

   しょうがない迂回するか」


提督「いや、加速して着弾と同時に仕掛けるか」


霧島『提督が加速しましたね』


明石『えぇ、多分着弾と同時に

   仕掛けるのでしょうか』


長門側


吹雪「川内さん来ましたよ」


川内「了解、迎撃用意、発射」


吹雪「てぇー」


発射した弾に当たるも弾かれる


吹雪「はじかれた」


川内「そうっぽいな」


吹雪「何呑気にしてるんですか、

   回避しますよ」


川内「あっそうだった」


ズドーン


高い波が発生してやらされる


吹雪「足場が不安定で上手く姿勢が、、あっ」


川内「吹雪!」


こける吹雪


提督側


提督『三日月爆裂弾とミサイル俺の接敵と同時に

   撃て』


三日月『了解隊長』







筆者「すみません今回はここまでです

   本来はここの模擬戦を丸々

   この話にまとめるつもりでしたが」


筆者「会議のパートで思いの外使ったので

   次回にします」


筆者「ほんとにすいません」

   


武装の解説


提督

カスタム済のソーコム


スーツの武装

(乱刄)

両手のブレード


ブースターで高速化出来るため

一太刀が見えないらしい

(三日月曰く)



三日月


スーツの武装

(砲台)

両手に機銃とミサイルポッド


背部に長射程が対応できる

大砲

一発一発で弾を交換するから

いろんな弾を使える


後書き

明石「今回の後書きの担当になった
   明石です」

明石「私達も見慣れしない兵器を
   使うものですから、この模擬戦が
   終わったら、
提督に見せてもらいましょう」

明石「筆者が次回で模擬戦のパートはお終いと    言っていました、
   提督と長門さんのぶつかり合い
   面白かったです」

明石「次回もまた会いましょう」


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