2023-10-19 19:25:07 更新

概要

肥前鎮守府でのとある休日に、優希と川内が夕張の開発したゲームで遊ぶだけの何気ない一日。メインストーリーとはアフターストーリーです!

体験版仕様のため今回はレベルの設定や職業の設定は省いてます。


前書き

登場人物:優希、川内、夕張の肥前鎮守府の3人+??

優希はこの中では男キャラ作って遊ぶ予定が……何故かお姫様の姿になっていて少し戸惑う形で話が進んでいく川内と夕張はその世界では男性キャラになっていて、魔王(夕張)から勇者(川内)が姫(優希)を助け出す王道のストーリーのはずが……体験版での不具合が起こり、姫は何者かにさらわれる事に。想定外の出来事に焦る魔王が、勇者と協力して姫を助け出すのが最終目標。さらった人物の正体とは?



1「始める前の準備」


 ー提督寝室ー


~優希side~


「ん~~おはよ……あ、そっか今日は休日だから少し寝坊しても大丈夫な日かぁ」


パジャマ姿の僕はゆっくり伸びをしながら時計を確認する。時間は11時を指していた。


「普通だったら遅刻なんだけど、もう一度寝ても悪くないよね……おやす……」


(トントン)


川内「優希っ! 起きてる!? 今日は夕張と新しいゲームで遊ぶ日だよっ!」


扉をノックする音と声が聞こえていたんだけど。眠気に勝てず布団を被りもう一度寝ようとしたところ、突然ドアが開き川内が入ってくる。


川内「あぁ、やっぱり寝てたねっ! そんな寝坊さんにはこうだっ!」


布団を取り上げられて強制的に起こされる形になる。


「もう少し……」


川内「優希! そろそろ起きないと、イタズラしちゃうよ!」


「そ、それはだめっ!!」


僕は慌てて、起き上がろうとすると上着の一部がはだけて片方の胸とお腹が少し見える格好になっていたけど気が付かずに彼女に言われる。


川内「だめって言う割には格好が誘ってるんだけどっ!」


「えっ……格好って……?」


自分の格好を確認して……これは違うんだよって説明する顔は真っ赤になっていた。


「だって、ブラ付けて寝るの慣れてないから……そんなつもりはなかったんだよぉ///」


川内「まぁ、わかるけどさぁ……私以外の前ではしちゃダメだからねっ!」


怒って言われたけど、こんな無防備な姿見せるのは……(川内だけだよっ)と誓い。遅くなったけど朝の挨拶を伝えることにした。


「川内、おはよぉー」


川内「うん! 優希おはよっ! ほら夕張と新しいゲームで遊ぶ日だよ!」


「そうだったぁ! 急いで準備しなきゃ、着替えるから、川内ちょっと待っててね」


着替え姿を見られるのは、今でも恥ずかしいので部屋の外で待ってるようにお願いして、まだ慣れない手つきで下着をつけてると、こう言われ着せ替えられる形になってた。


川内「その格好で言われても説得力ないよぉ! それに苦戦してるようだし、今更恥ずかしがらず、お姉さんに任せて!」


反論の余地もなく身を任せるしかなかったけど凄く恥ずかしかったです。


「はい///」


川内「よし、終わり! それじゃ行こうかぁ?」


身だしなみを整えた僕たちは部屋を出て工廠に向かうことにした。


一方その頃。夕張は。


 ー工廠ー


~夕張side~


「二人共遅いなぁ……約束の時間まではだいぶ余裕なんだけどね」


今日は優ちゃん、川内とあたしの三人で、優ちゃんに頼まれて作ってみたVR RPGの体験版で遊ぶ約束してた日。


「最終チェックね……よし、完璧かな!」


川内に頼まれてた事もプログラム済みだから問題はないと思うんだけど……ん?

頼まれてたことって?(最近無理してるてーとくを今回癒やしてあげよっー!)だよ。

でも、体験版だから不具合は起きそうだよねって考えてると扉が開き二人が入ってくる。


川内「夕張! おまたせ! てーとく連れてきたよ!」


優希「お姉ちゃん、おはよぉ……」


「川内、ありがとねっ! 優ちゃん、おはよーってまだ眠そうだね」


少しだけ眠そうにしてる優ちゃんを見てくすりと笑いながら身だしなみを確認して、手伝ってもらったんだなって確信したあたしは、二人にこう聞いてみた。


「ちゃんと着替えられてるけど、今回も川内が着せたの?」


川内「うん! 私が手伝ったよ、てーとくが手伝ってて言ったから!」


優希「い、言ってないからっ!!」


「ほんと、二人は仲いいよねっ! ちょっと羨ましいな……」


二人はこの鎮守府内でも有名なくらい仲良し。あたしも、もう少し仲良くしたいなて思ってるだけど……って、そうじゃなくて今はここに集まってもらった理由を説明しなきゃね!


「優ちゃんに、頼まれてたVR RPGの体験版出来たよぉ!」


優希「ほんと!?」


さっきまで眠そうだった目がキラキラしてる。(ほんとに楽しみにしてたんだなって思い作ったかいあるよね!)って心の中で誇りに思うのだった。


川内「私も楽しみにしてたんだけど! てーとくのその嬉しそうな表情見てるだけで満足だね!」


優希「っ……///」


川内に微笑みながら言われて、優ちゃんの顔が赤くなってる、それを見て、本当わかりやすい性格してるなぁ。そういうところが皆から好かれる理由だよね(桂とは違う魅力の一つかな)ってあたしは考えてからこう言う。


「それじゃ、始める前にまずこのゴーグルを着けてアバターを作ることから始めるよぉ」


優希&川内『はーい』


まず優ちゃんの方にゴーグルを付けていると川内から耳打ちをされることになる。


「(ん? あぁ……あのことね! 大丈夫だよ! 優ちゃんには悪いけど最初のアバターは男で作れるようにしてるけど向こうの世界に行ったら姫様の姿になるようにしてるから)」


川内「(あんがとーでも、夕張も悪い子だよね!)」


あはは、確かに悪い子かも。最近の優ちゃんの姿見てるとね(男キャラが似合わなすぎるのが悪いんだよって思って諦めてねっ!)って聞こえないように呟いて。あたしと川内の準備も済ませてゲームを起動するのだった。


優希「こっちではせめてカッコいい男アバターを作るぞぉ」


川内&夕張「(ごめんねっ、きっと叶わない願いだから……)」


楽しそうにキャラ作りしている優希の声を聞いてた二人は、罪悪感を覚えつつもごめんねって言ってたが優希の耳に入ることはなかった。


全員の準備ができて目を閉じてゲームを起動するとそこには……


[chapter:2「VRでの世界」]


視界が広がり目を開けると。先程まで居た工廠の風景が一変して綺麗な街並みが広がっていた。


 ーはじまりの街ー


優希「おぉーーすごいっ! ホント昔やったゲームの世界観そのものだぁ♪」


このときの優希は男アバターだったので楽しそうに周りを見渡していた。


一方その頃。川内と夕張は。


川内「これはすごい! でも、みんなとは違う場所に着いた感じかな?」


あたりを見回す川内だったが、窓に映る自分のアバターを確認して「なるほどねっ! これが男アバターか! いいじゃんっ、かっこいい!」見た目は、黒髪のミドルカットで服装は騎士風の高身長のイケメンキャラになっていた。


川内「でも私が予測してたのは、魔王に近い感じでお願いしてたんだけど……まさか、夕張のほうがそうなってる?」


夕張にお願いしてたのとは違ったけどこれはこれでありかなって思ってる川内だったが、あたりが暗くなり不審な声(夕張)が聞こえる。


夕張「ふふふっ! 姫様は頂いていくっ! 返してほしければ、あたしの城までくることだな!」


その夕張の姿は、髪の色は銀髪でロングヘアの悪魔の羽としっぽの生えた魔族ぽい姿だった。


川内「えぇー!? 姫様ってまさか……? てーとくのこと!?」


二人の計画通りにはなっていたが、一番楽しみにしてた優希にとっては災難な出来事になるのは言うまでもない。


~優希side~


「演出凝ってるっけど……あの声ってお姉ちゃんだよね? 姫様って誰のこと??」


きっと川内がお姫様で僕が助けに行けばいいだなって思ってると……後ろから声をかけられる。


夕張「姫様、あたしと来てもらうよ!」


「って!? えぇっ!?」


驚きのあまりに声に出せない言葉を発していて、そんなに強くない一撃を食らって気絶させられ僕は魔王城に行くことになってた。


 ーはじまりの街→魔王城ー


夕張は、優希を抱えたまま、魔王城に戻って来てこう言った。


~夕張side~


「ごめんねっ! 優ちゃん! 手荒な真似しちゃって」


あたしが魔王になってるのは、想定外だったけど迫真の演技出来てたかな?


「このゲームが終わった後に、文句は言われそうだけど今は楽しもうね!」


そう言って気絶してる優ちゃんの頭を撫でる。


「さて、川内はどのくらいでここに来るのか! 楽しませてもらうよ!」


あたしも楽しんでるなぁ、普段と違うキャラやってるのもあってノリノリだよぉ!


「ただ待ってるだけも退屈だから、姫様でも眺めて楽しみますかね!」


ゲームの中とはいえ……きれいなお姫様になっちゃて! 傷つかないように拘束していくのも大変だけどここは心を鬼にして拘束しちゃうよ!


優希「ん……だめぇ……もぅ」


「……これでよしっと(もしかしてこういう事好きなのかな?)」


なんでそんな声を……っと我慢しなきゃね「今のあたしはアバターとはいえ男だぞって!」思いながら、牢屋に優ちゃんを拘束して、その場を後にし玉座に座りながら、マスター権限でモンスターとかの配置をしなくっちゃて考えていた。


街に居た川内は。


 ーはじまりの街ー


~川内side~


「まずは情報収集だよね!」


あたりの看板を見て姫様の写真と特徴の書かれてる案内板を見ている私。


「どれどれ……。特徴はブロンドのロングヘアで……ぷっ……ロリっ子なんだ」


思わず笑っちゃう私(ちょっと似合いすぎなんだけど)って思ったのは秘密ね! 気を取り直して。


「あっ、すみません! 魔王城の行き方知らないですか?」


街行く人に声をかけて行き方を確認するとこう答えてくれた。


街の人「それでしたら。あの山をこえた先にありますよ」


「意外と近いんだね……教えてくれてありがとう」


近いって言ったけど、初期装備と初期レベル「いくらなんでもこんな状態で戦うのは無謀だよね、もしものときも考えると準備って大事だよね!」って言って近くの森で私はレベルを上げることにした。


それから二時間後


「とりあえずこのあたりで受けれるクエストと魔物退治は済んだから、これで装備とレベルは大丈夫だと思うけど……何かが足りない気がするからもう少し情報集めようかな」


一度ギルドに戻って依頼を確認すると気になるクエストを見つけたので私は迷わず受けることにした。その内容とは……。


「最強装備が手に入るクエスト?」


いかにも怪しいけど二人分って書いてあるのが気になって受けってみたんだけど……「これは骨が折れそうねっ」て受けた後に後悔していた。


その頃。夕張は。


 ー魔王城ー


~夕張side~


「あれ?? こんなに難しい設定してなかったんだけど……川内遅いなぁ……」


ゲームを開始してから二時間後くらいでクリアできる簡単な設定にしてたんだけど、なにか間違えたかな……? ちょっと計算し直してみようかなって思ってると、「ガチャン!」牢屋から物音が聞こえたので、起きたかな? って思い確認に行くことにした。


優希「ここは……って僕捕まってる!? 出してっ!」


薄暗い中で目覚めた彼女の姿はというとブロンドのロングヘアのロリっ子姿で小さな体。もがきながら叫んでいたので思わずこう伝える。


「姫様、お目覚めですか? 可愛いですよ!」


優希「お姉ちゃん何を言って……え? 姫様?って誰が」


「今は魔王だけどねっ!? そ・れ・は、優ちゃんがだよ」


あたしは疑問に思ってる優ちゃんにつっこみいれながら、自分の姿を確認してるのを見つめていた。


優希「な、何でこんな姿になってるのっ!? 最初アバター作ったとき男で作ってたはずなのにっ!? よりによって幼い感じってなんでぇえぇ!!」


「もしかしたら、心情を読み込んでアバター作れる機能が働いたのかもしれないかなぁ……」


もちろん嘘だけどね! 「川内と打ち合わせしてそうなるように計算してたからねっ」これは優ちゃんには内緒ね!


優希「そ、それなら仕方ないのかな……んん?? まって普段の僕ってそんな感じに見られてるってことぉ! うぐぐ……」


「(もぅ、なんなのその反応可愛すぎでしょ!?)」


一応記録してるからあとで川内には見せてあげないとね! 他の艦娘達には見せませんよ? ここで遊んでる三人の秘密です。


優希「せっかく、冒険できるって思ってたのに……」


落ち込んでる優ちゃんを見て(悪い事したかな……ごめんねっ)て心の中で謝りつつ

、あたしは続けてこう言った。


「最近の優ちゃん、提督としても板がついてきたし、出撃も繰り返してたりして無理してたでしょ?」


優希「あ……そうだけど……みんなと過ごすの楽しかったからそんなに気にしてなかったけど……」


優ちゃんは、思い当たる節が合ったのか一度苦笑いしてからも、話してる途中で、あたしは声をかけてこう伝える。


「せめてこの時だけでもゆっくりできる時間をて思ってね! だから今は気をはらなくていいんだよ!」


優希「う、うん……そうするっ! あ、そういえば、この世界観の再現てすごいっ」


「でしょ!! まだ簡単な部分しか出来てないけどよく再現できてるでしょ!?」


こうして褒めてもらえるのは、ほんとに嬉しい! 落ち込んでるかなって思ったけど元気出たみたいで良かった(切り替えの速さも桂と一緒ね……やっぱり)って思うあたしだった。


優希「今度は僕も冒険者側でだからねっ!」


「わかった! 今度は三人でパーティ組もうね!」


その期待にも答えるためにもあたし頑張らなくっちゃね! って決めて席を外そうとすると……あたりの様子が変わり謎の人物と声がしてあたしは驚きの声が漏れる。


??「こいつはさらって行く! じゃあな!」


「えっ!?」


優希「きゃぁーーー!」


「優ちゃんっ!?」


あたしにも何が起こったのか分からなかったけど……これは想定してなかったこと、鎖で拘束してたはずの優ちゃんの姿はなく床には鎖のみが落ちてた。


「えっと、どうしよ……」


冷静な判断が出来てればこんな事出来るの一人しかいないんだけど……今のあたしにそんな余裕はなかった。


「川内、早く来てーーーー」


静かな魔王城にあたしの願いを叫ぶ声が響いていた。



後書き

ちょっとネタバレになってしまいそうですが……優希ちゃんと川内の仲はすごく仲良しですっ!

こちらの次回の更新予定は未定です。
とりあえずはメインの1日目を完成を目指して。


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