2023-12-22 01:30:50 更新

概要

初めてssを投稿します良ければコメントなどしてくれたら嬉しいです


前書き

とある海域での大規模な戦闘において敵味方、深海棲艦も艦娘も人間も
海域居た者たちを全て殺した化け物が誰も近づかない鎮守府に今着任する

オリジナルキャラやキャラ崩壊があるので苦手な方は見るのを控えて下さい


男「」タッタッタッ


他提督「あいつなんで大本営に居るんだ?」


他提督「知るかよあんなクソ野郎事なんて」


男「」タッタッタッ


他提督「あいつまだ生きてるのかよ」


他提督「さっさと死んでくれないかなあいつ」


元帥「鳳翔あの資料を準備してくれ」


鳳翔「分かりました」


ドア『失礼します』


元帥「入れ」


男「何の御用でしょうか元帥閣下」


元帥「立ったままではなんだ座りたまえ」


男「は」


元帥「貴官の最前線での活躍はこちらでも聴いている、そこでだ」


元帥「貴官にはとある場所の鎮守府で提督をしてもらいたい」


男「提督ですか?」


元帥「嗚呼そうだ」


男「お断りします」


元帥「何故じゃ?」


男「私の軍の中での評判は知っているでしょうか」


元帥「海軍の汚点に人の皮を被った化け物、味方殺しのクソ野郎」


男「そこまで分かって頂けるのなら分かるでしょう?」


元帥「海軍全体の士気に関わると?」


男「はい」


元帥「そのことなら大丈夫じゃ」


男「は?」


元帥「鳳翔あの資料を」


鳳翔「はいこれを」


男「これは?」


元帥「貴官の着任する予定の鎮守府だ」


男「…」


元帥「どうじゃ?」


男「少し前に制圧された海域にある孤島…」


元帥「放置するにはもったいない島でな鎮守府を建てて拠点にしたのじゃ」


男「着任したところで反転攻勢に出られたら壊滅しますよ」


元帥「そこは大丈夫だその海域には特殊な潮の動きあって艦船が近づけないんじゃ」


男「しかし私の着任に対する元帥自身の評判は?」


元帥「そこも抜かりない」


男「と、いいますと?」


元帥「少し前に制圧された海域にある鎮守府、つまり最前線に着任させるんじゃ」


元帥「周りから見たら島流しか死んでこいと命令されたとしか見えん」


男「分かりました」


元帥「着任してくれるか?」


男「はい」


元帥「良かったでは貴官は今から提督じゃよろしく頼むよ」


男→提督「は!」




提督「やっと着いた、いやー長かった」

大本営から約八時間ぐらいかけてやっと来れた

提督「見た感じボロボロだか中はどうかな~」


提督「流石元帥内装はしっかり新品だな」

ジリリリリ

提督「ん?電話?」


提督「もしもしこちら孤島鎮守府です」


元帥『無事に着いたようだな提督』


提督「元帥閣下どうされましたか?」


元帥『うむ提督になった者には初期艦が着く手筈なのだが』


提督「私の悪評で誰も来たくないと」


元帥『うむすまんが一人でどうにかできんかのー』


提督「大丈夫ですよ元帥閣下」


提督「一人には慣れてますし私一人で深海棲艦を迎撃出来ます」


元帥『すまんのー苦労をかける』


提督「それで本題はなんですか?」


元帥『分とったか』


提督「まあそれぐらいは」


元帥『明日大規模作戦が始まるのは知っておるか?』


提督「はい、確か敵の前線基地に対しての作戦でしたっけ」


元帥『そうじゃ横須賀、呉、佐世保、鶴舞からなる第二主力艦隊での作戦じゃ』


提督「私は必要ないと思いますが?」


元帥『それが敵の本隊が合流する可能性が出てきてな』


提督「第二艦隊では手に負えないと?」


元帥『そこで君の出番じゃ』


元帥『戦闘している横から敵軍へ奇襲』


元帥『そのまま第二艦隊と協力して敵を殲滅…こんな感じじゃろ』


提督「まあ良いですけどその第二艦隊と協力出来るかわからないのですが」


元帥『そこは何とかしてくれ』


提督「…装備は?」


元帥『艦娘と同じ艤装を送っておるそれを改造して使ってくれ』


提督「了解しました」


提督「あ、それと」


元帥『何じゃ?』


提督「この島の唯一の港に大きめのドックを作りたいのですかよろしいでしょうか?」


元帥『まあ良かろう資材についてはまた連絡してくれ』


提督「では」


元帥『うむ』

ガチャ

提督「さて明日のために徹夜で頑張りますか」


提督「まずは艤装の改造から、えーとこれだな」


提督「大和型に翔鶴型、高雄型や白露型の艤装まであるのかよ」


提督「これは骨が折れるな」

提督艤装改造中

提督「出来たぞ〜!」

12.7センチ砲右手

翔鶴型の弓左手

大和型の基礎フレームに20.3センチ砲と15.5センチ3連装副砲

片足に61センチ4連装(酸素)魚雷2基づつ

46センチ砲は脚が遅くなるので積まない

提督「次は大型ドックの設計だな」


提督「これが終わったら寝よ」


提督「さてさて明日はどうなることやら」




ジリリリリリリ

提督「あーもう五月蝿いなークソ」


提督「電話?こんな時間に」マルサンマルナナ


提督「こちら孤島鎮守府です」


元帥『提督今すぐ脳を起こせ』


元帥『今そちらに大艦隊が接近している』


提督「大艦隊?何処のですか」


元帥『深海棲艦の大艦隊だったらいいのじゃが』


提督「ふ~ん化け物退治の正義の味方って奴ですか」


元帥『嗚呼そうじゃ出撃出来るかのー』


提督「初運用ですが…まぁ大丈夫でしょう」


元帥『出来れば沈めて欲しくないのじゃが』


提督「…大破がたくさん出るなら良いですけど」


元帥『命あっての人生じゃ誰に喧嘩を売ったのかわからせてやりなさい』


提督「んじゃ化け物は化け物らしく暴れて来ますか」


元帥『では武運を祈る』ガチャ


この辺りまで来ている艦隊は今日の作戦に行く第二艦隊もしくは

初めから此処をそして俺を殺す為に組んだ艦隊か

そして艦娘の独断ではこのな事絶対しない

艦娘は作戦前に弾薬やらは消費したくないはずだ

となると殺し目的の特別艦隊になる

そしてそんな数の艦娘が所属している鎮守府は

【横須賀鎮守府】

今作線に出る四つ内の一番規模が大きい

ここなら俺に対して個人的な恨みを持っている奴も少なからず居るだろう

提督「面倒だな〜」




〜横須賀第二艦隊〜

???此処にあの化け物が居るのか大和さん」


大和「はい響さんいやヴェールヌイと言えば良いでしょうか」


響「響で良いよ大和さんそれよりも」


大和「響さんはあの化け物になにかされたんですか?」


響「あいつはあの作戦に出ていた姉さんや雷、電までも沈めた」


大和「ごめんなさい辛い記憶を」


響「大丈夫ですよ大和さん」


響「殺したいと思う気持ちが強くなったから」


大和「では響さん私達が付いて行けるのはここまでです」


響「此処までの深海棲艦の迎撃ありがとうございました皆さんでは」


大和「…復讐が終わったら何が残るのでしょうか」




〜孤島鎮守府近海〜

響「人の気配がない?」


提督「そらそうだ此処に居るのは化け物だけだろ?」


響「っ」


提督「こんな朝早くにどうしたんだいお嬢さん」

そう言うとちっさい子はいきなり砲撃してきた

提督「危ないな〜まったく」


響「何故当たらない!」ドンドン


提督「がむしゃらに打ってるだけだから?」


響「五月蝿い!みんなの仇が!」ドンドン


提督「あの海域に仲間いや姉妹でも居たか嬢ちゃん」


響「っ」


提督「その時の記憶が無いとしたらどうする?」


響「記憶が無くてもあっても沈めたのは貴様だ」ドン

復讐にしか生きがいがない奴…か

こういう奴は一度

響「っ」ガン


提督「安心しろ艤装を斬っただけだ」


響「そんな…改装もして、名も変えて強くなったのに」


提督「強くなっただけだろう?」


響「くっ」殴りかかる


提督「海上で殴りかかるなんてな」ガシ


響「うっ」倒れる


提督「最後の力を振り絞ったか」支える


提督「元帥の爺から沈めて欲しくないって言われたしな」





〜横須賀第二艦隊〜

大和「そろそろ戦いが終わった頃合いでしょうか?」


武蔵「終わって帰って来る途中じゃないのか姉さん」


大和「でもあの子には復讐しか無いのよ武蔵!」


大和「復讐しか無い子は復讐が終わってしまったら」


武蔵「死のうとするか」


曙「大和さん武蔵さんそろそろ作戦海域に戻らないと」


武蔵「もうそんな時間か曙」


曙「はい」

まったく敵が居るかも知れんのに呑気に会話ですか

…脅かしてみよう

提督「早く戻らないと怖い化け物が出てきますよ」ニッコリ

自己評価60点のスマイルだな

曙「ひっ化け物!」


大和「あ、貴方は」

あいつが横須賀の秘蔵子の一人かそして砲をこちらに向けているのが二番艦の武蔵か

武蔵「各艦応戦準備を!」


提督「ターゲットを見つけたらすぐ撃たないと面倒臭くなるよ」

そう言い放ち12.7センチ連装砲を近くの駆逐艦に向けた

綾波「うっ」


曙「お姉ちゃん!」

姉妹か…殺りにくいな

武蔵「くっ人質か!」

さーてとどうすかっなー、全員沈めるのは出来るんだけどね〜

大和「孤島鎮守府の提督ですか?」


武蔵「姉さん」


提督「はい孤島鎮守府の提督です」


大和「こちらは手を引くので綾波さんと響さんを解放してくれませんか?」


提督「そうしたいんだが無理ですね」


大和「何故ですか」


提督「だって貴方が引いても横須賀の提督が引くか?詰まりはそういうことだ」


提督「いくら現場が行動したって上の考えはそう簡単と変わらない」


提督「だからこっちが交渉を持ち掛けよう」ニッコリ





〜孤島鎮守府独房〜

響「うっん〜んはっ!」


響「此処は、何処だ?私はあの化け物に殴りかかって」


提督「おはよう響さん?」


響「貴様!!」ガシャガシャ


響「鎖?」


提督「流石に暴れられたら困るからな」


響「何が目的だ」ギロ


提督「君の提督に付いて教えて欲しいんだよ」


響「横提督の?」


提督「嗚呼そうだ、どんな奴か知りたいからな」


響「教えると思うか貴様に」


提督「敗者は勝者の言う事に従わないとな〜」


響「ふっ、まあいいあいつとはただの目的の為に使ってただからな」


響「あいつは自分の事を一番に考える奴でお前のような奴は嫌う」


響「まぁ言ってしまえばプライドが高いやつだ」


提督「ふ~んそうかでも、そうじゃないんだろ?」


響「嗚呼そうだよあいつからしたら私達は道具だ」


提督「典型的なクソったれだな」


響「貴様が一番クソったれだけどね」


提督「褒め言葉として受け取って貰うよ」


響「で私が話せるのはこんだけだよどうするの殺すの?」


提督「いや君には俺の知り合いの所で働いて貰う」


響「知り合い?」


提督「暗殺を主に行っている奴だ」


響「そこで何をしろと?」


提督「そりゃ暗殺だろ」


響「意味がわからないな私に暗殺を学ばせたいの?」


提督「その通りだ俺を殺すんだろ?」


響「そのつもりだ」


提督「だったら丁度いいしっかり学んでこい」


響「存分に学ばさせて貰うよ」


提督「嗚呼そうしてくれ」


響「で貴様の知り合いは何処に居るんだい?」


?「」コツッコツッコツッコツッ


提督「来たか」


?「私に何をしてほしいの?」


提督「こいつを一人前の暗殺者にしてほしんだ」


?「まっいいけど」


響「ね、姉さん?」


暁「久しぶりね響」


響「なんで姉さんが此処に」


暁「私はこの人に拾われただけよ」


提督「うん、俺は拾っただけだな」


響「うっうう、良かった生きてた姉さんが生きてたよ〜」ウワーン


提督「…こいつさっきまで強気だったのになんだこの変わりよう」


暁「仕方がないじゃない死んでいたと思って居たのが生きているのよ」


暁「誰だってこうなるわよ」


提督「…そんなもんか」


提督「で、響さんよ」


響「なによ化け物」


提督「俺を殺せるくらいに強くなってこい、いいな?」


響「言われなくても暁姉さんの下で強くなるよ」


暁「私の訓練はきついわよ」


響「それでも姉妹で居たほうが気が楽だよ」


提督「じゃあ、頑張ってね〜」


提督「………行ったかやっと静かになる」


提督「眠しもうねよ作戦まで寝よ」





〜???〜

提督?「私は君達が運んでいる兵器を廃棄しにきたの」


提督?「だから退いて貰えるかしら」


長門「兵器?この物資は食料品のはずだぞ」


戦艦棲姫「ホントニタベモノナノカシラ」


長門「なにを言っているんだこれは」


暁「長門さんこの物資の中身食べ物じゃない」


長門「なんだと!本当か」


電「このマークなんのマークなのですか?」


長門「このマークは!?」


長門「何故私達はこんな兵器を運んでいるんだ?」


提督?「長門さん、この物資は誰に頼まれて運んでいたの?」


長門「私達の提督から頼まれて運んでいた」


雷「でも司令官はこの任務を命令してたわよ」


電「いつもは強制なんてしないのに」


暁「司令官…少し震えていたわよ」


長門「…確かになにかに怯えていたような」


陸奥「その事に付いて聞いたけどはぐらかされたのよ」


戦艦棲姫「キサマラノ提督ハシロ…カ?提督」


提督?「ええそのようですね戦艦棲姫」


提督?「しかしどうしましょう……あ!良いこと思い付いた」


一同「?」クビかしげ


提督?「フッフッフそれはね〜」




〜孤島鎮守府〜

提督「ん、ん〜夢?」


提督「ん〜まだ頭起きてないがそろそろ行きますか」




〜作戦海域〜

提督「この辺の筈だが索敵機?」


索敵機『まだ見つからない』


提督「さっさと見つけろよ〜…っ!」ドーン!

突如付近に水柱が複数出来る

水柱から戦艦クラスだとわかる

提督「くっ」ドーン!

提督(避けれる…避けれるが)


提督「索敵機まだ見つからないのか!」


索敵機『今見つけた所だ今座標を送る』


提督「少し遠いがあいつなら簡単だな」


提督「ごめんな『wife』頼んだ」


提督?「分かったわよ『ハビー』、任せて」


提督?「ここからは私の出番だね」 

そして意識が消えてゆく

情けないな






提督?「終わったよ、ハビー」


提督「すまない戦いが得意じゃないお前に戦闘させるなんて事」


提督?「仕方がないんでしょ?あの時にほとんどの力使ったんだから」


提督「だとしてもだ、wifeに戦闘させる事が嫌なんだよ」


提督?「…」


提督「…」


提督?「ま、まあそろそろあの子達が来るから離れないと」


提督「そうだな、さっさと戻りますか」




〜孤島鎮守府〜

???「此処が孤島鎮守府…」


???「元帥閣下からの命令ですし頑張らないと」





提督「ただいまー」


提督「ん?なんか変だな、何故か少し掃除されているし」


提督「こんなところに人が来るなんて」


提督「怖い物知らずの馬鹿かそれとも、殺しの連中か」

にしては速すぎるような誰だろう

提督(ここは執務室?何故此処から気配を感じるんだ?)


提督(機密情報狙いか?だったら制圧しなきゃな)

音をたてないように腰に携帯しているG11を持つ

安全装置を解除するそしてドアを開けて…

提督「手を上げろ、死にたくなかったらな」カチャ

G11を部屋に居た少女に向ける

???「ひぃ!」


提督「貴様は…艦娘か」


???「こ、殺される」


提督「殺しはしないよ少し喋って欲しいだけだから」


???「ほ、本当?」


提督「本当、本当」


???「良かったー」

銃を向けられているのになんで警戒を解いているんだこいつ

提督「じゃあまずは君、どこから来たて名前はなんて言うの?」


???「大本営から来た吹雪と言います!」


提督「元気が良いね、それで何しに来たの?」


吹雪「元帥閣下からここの提督の初期艦として来ました!」


提督「…怖がって逃げ出した一人?」


吹雪「うっ、初めは怖かったけど今日は頑張って来ました!」


提督「そうか」うーん

提督として初めて部下を持つことになる

あれ?提督としての教育してないような…まあいいか、良くないけど

吹雪「司令官?」

考えてもしょうがないか

提督「吹雪さん着任おめでとうございます」パチパチ


提督「では」


吹雪「では?」


提督「早速演習場に行こうか」ニコ


吹雪「え?」




〜演習場〜

提督「さて吹雪、君の実力を見せてもらうね」


吹雪「今からですか?もうご飯の時間ですけど」ヒトフタゴーマル


提督「運動した後で食べる飯は格別だぜ」


吹雪「!」


提督「今すぐ食べたいのならそうするけど」


吹雪「やります!今すぐやりましょう」


提督「お、おう」


吹雪「お昼ご飯楽しみにしてますよ」

なんだこいつ急に気合が入ったな

吹雪「さあ、頑張りましょう!」


提督「平常心で頑張れー」

端的に言おう、この子弱い

だがまだまだ始めたて、こんなもんか

吹雪「どうでしたか司令官?」


提督「ダメダメです」


吹雪「そんな〜」


提督「始めたてだしそう落ち込むな」ナデナデ


吹雪「ん、司令官〜」トロ~ン


提督「さっ飯にするか」パッ


吹雪「あっ」


提督「どうした?」


吹雪「い、いえ何でも無いです!」アタフタ


吹雪「そんなことよりお腹ペコペコですよ!」


提督「そう慌てなさんな食事は逃げへんぜ」

そんなこんなで飯を作って食べている最中に吹雪はこんな事を聞いてきた

吹雪「司令官は化け物と言われていますけど全然怖い感じはしませんね」


提督「化け物なんて勝手に周りが言ってるだけで全然化け物じゃあ無いですよ」


吹雪「そうなんですか…あっウインナー貰いますね」スッ


提督「これは俺のウインナーだ取るんじゃない」




提督「さてこれから何しようかな」


吹雪「出撃ですか?」


提督「それもしたいけどお前一人だと不安だし」


吹雪「司令官が一緒に出れば…」


提督「吹雪、考えてみろ俺は世間では化け物って言われているんだぜ」


吹雪「?それがどうかしたんですか?」


提督「そして俺は味方からはお前達艦娘を皆殺ししたんだぜ」


提督「もしも移動中に他の艦隊に遭遇してみろ普通に攻撃されるかもしれん」


吹雪「なるほど」


提督「わかったか?これが俺が出撃出来ない理由だ」

まぁ、緊急時は俺も出るけど

吹雪「だったら建造しましょう!」


提督「建造?」


吹雪「はい!」


提督「まぁ資材余ってるしいいか」資料を見る


提督「で、建造ってどうすんだ?」


吹雪「え?」


提督「資材使って艦娘作るのは知ってるがそれ以外のことがさっぱりだ」


吹雪「提督の研修にあったはずですが」


提督「研修受けてないし元々俺一人でやってくつもりだったしな」


吹雪「分かりました私が教えますから工廠に行きましょう」


提督「はいはい」

吹雪なんでそんな知識あるんだ?



〜孤島鎮守府工廠〜

吹雪「つきました〜」


提督「ここか…ん?」


工廠妖精以後主任「なんだお前には見えているのか」


提督「おーい吹雪ーこのちっちゃいのなんだ?」


吹雪「このお方は妖精さんです」


提督「妖精?」


吹雪「はい色んなことをやってくれます」


提督「例えば?」


吹雪「私の艤装の補助なんかや今からやる建造などもやってくれます」


提督「ふ~んなるほどで」


吹雪「はー分かりました妖精さん、お願いします」


主任「あいよ何作るんだ」


吹雪「うーんどうします提督」


提督「駆逐艦でいいだろ」


主任「あいよ少ししたらまた寄ってくれ」


提督「わかったでは少し演習するぞ吹雪」


吹雪「了解しました司令官」

数分後

提督「来たぞ主任」


吹雪「疲れましたー」


主任「おう今出すぞ」ガチャ


不知火「不知火です。ご指導ご鞭撻、よろしくです」


提督「不知火?陽炎型の?」


不知火「はい私は陽炎型の二番艦です」


吹雪「よろしくお願いします!不知火さん」


不知火「はいよろしくです」


提督「ありがとな主任」シラヌイサンイッショニガンバリマショウ


主任「あんたの手料理で手を打とう」マズハドウシマスフブキサン


提督「そんなのでいいのか?」ゴハンニシマスカソレトモエンシュウニシマショウカ


主任「前にあんたが作ってるのが旨そうだったからな」シレイカンニキキマショウカ


提督「わかった腕によりをかけて作らせて貰います」ハイフブキサン


吹雪「しれーかーんこの後どうしますか?」


不知火「私は演習がしたいです」


提督「その前にお客さんだ」


吹雪・不知火「お客さん?」


主任「わかるのか?あんた」


提督「まぁな」


吹雪・不知火「?」




〜孤島鎮守府ドック〜

吹雪「司令官、お客さんが来るのに艤装を装着する必要があるんですか?」


提督「危険だからな」


不知火「お客さんとは深海棲艦の事ですか?司令官」


提督「いや違う。来るのは人間と艦娘だ」


不知火「え?」


吹雪「あー、そういう事ですか」


不知火「どういう事ですか吹雪さん」


吹雪「えーと」


提督「その話は海に出てからだ」


不知火「了解しました司令官」

装着中…

提督「では行きますか」


吹雪・不知火「はい!」





不知火「それで何故味方と会うのに武装しなければいけないのでしょうか」


提督「それは俺が海軍内で敵視されているからだ」


不知火「何故敵視されているのでしょうか」


提督「それは俺がとある海域で敵味方問わず全滅させたからだ」


不知火「…何故味方も沈めたのですか」


提督「それは言えないな」


不知火「分かりました」


提督「何もしないのか?俺は味方殺しだぜ?」


不知火「貴方は悪い人だと思わないので」


提督「さっき会ったばかりなはずなんだが」


吹雪「司令官」


提督「どうした吹雪」


吹雪「見つけましたざっと10隻は居ます」


提督「下手に刺激させんとな」

そうしているうちに小型船とそれを囲う艦娘が近づいてくる

提督「こんな遥々なんの御用でしょうか?横須賀鎮守府の提督殿」


横須賀の提督以後横提督「ふっそれは分かっているだろう…貴様には死んでもらう」ガチャ


提督「…そんな玩具で殺せると思うんですか?化け物を」ニヤリ


提督「化け物にはそれ相応の得物を持って来なくちゃいけないぜ」


提督「なぁ、ガキが」

腰に付けていたG11とWA2000を持つ

提督「さぁ殺ろうか覚悟できているだろ?」


吹雪「はぁ、仕方ありませんやりますよ不知火」


不知火「(雰囲気が変わった?)はい」

瞬間横提督が持つ拳銃が火を吹く

提督「遅い」バン

WA2000の弾を撃たれた拳銃の弾に当てる

横提督「くっ化け物め」バンバン


提督「焦って撃った弾が当たると思うなよ?」


横提督「おいお前ら早くこの化け物を撃て」


横須賀の艦娘「はっはい」ガチャ


提督「吹雪」


吹雪「はい」ドン


横須賀の艦娘「うっ」ドン

吹雪の砲撃で照準がそれた瞬間に撃たれた砲弾は提督の近くにある横提督が乗っている小型船に着弾する


横提督「どこに向けて撃って」ドーン


提督「吹雪甘いぞそれじゃあ死にきらん」

G11を小型船の燃料タンクに向けて乱射する

するとたちまち爆発が起き小型船が燃え始める

どうしよう何故かこの光景を見ると笑いたくなってくる

提督「これぐらいしな人間は死なんぞ意外とな」


提督「まぁそれ以外に関したら流石だな吹雪。いや、深海吹雪か?」


提督「まったく俺が居るのに鎮守府に来るからどんな奴かと思ったがお前だったとはな」


深海吹雪「はっ知るかよ此処に来たがったのは吹雪自身だぜ?」


深海吹雪「俺は来たいと思ってないぜ」


不知火「司令官、雑談は程々にして下さい」


提督「わかってるよ」


提督「さて横須賀の艦娘共貴様らの提督は死んだがどうする?」


横須賀の艦娘「えっあっ」ガタガタ


提督「別に殺しはしないが」


提督「この光景をしっかり報告してもらいたい」


横須賀の艦娘「はっはい」ガタガタ


提督「じゃっ帰るぞお前ら」


吹雪「はい!」


不知火「(戻ってる…)了解」






〜大本営〜

横須賀の艦娘「………ということがあ、ありました」ガタガタ


元帥「…わかった、その話はこちらで他の提督たちに行っておく君達はゆっくり休みたまえ」


横須賀の艦娘「はっはい」ガタガタ


元帥「………これであの孤島に誰も近づかんと思いたいのじゃがどう思う?鳳翔」


鳳翔「提督が気に入らない人と復讐をしようと思っている人はこれだけしてもまだ止まりませんよ」


元帥「じゃな」


元帥「(こうなる事はわかっているとは思うがどうするのじゃ提督)」






〜孤島鎮守府〜

提督「さてお前ら色々と長引いたが…吹雪と不知火の着任歓迎会を始める」


吹雪「わーい」


不知火「いつの間に準備していたんですか?」


主任「あんたらが疲れて寝ている間にやっていたぜ」


不知火「そうなんですか?」


提督「まっそんな事は気にせず、かんぱーい!」


みんな「かんぱーい!」

数日後

〜横須賀鎮守府〜

???「此処が私の着任場所か」


???「少し前にここの提督が死んだらしいが…」


???「ここの艦娘の精神面は大丈夫だろうか?」


???「メンタルケアは苦手なのだけどわかってるのかな陸軍の上層部は」


横須賀の艦娘「あのー貴方は」


???「ここの子かな?私は…」





〜孤島鎮守府〜

提督「さて君達出撃の時間だ」


提督「今回の目標は鎮守府近海の制圧だなにか質問は?」


不知火「出てくる艦は何がいるでしょうか?」


提督「主に駆逐艦が出てくるが偶に軽巡洋艦が混ざっている」


不知火「分かりました」


提督「あーあと気をつける点が二つ」


吹雪「二つですか?」


提督「ああ1つ目がイレギュラーが出てくることだ」


吹雪「イレギュラー?」


提督「この海域は最近制圧したばかりなので偶に重巡や戦艦が流れてくる」


提督「はっきり言ってお前たちじゃ敵わないからな」


不知火「はっきり言われるとくるものがありますね」


提督「敵の艦載機やアウトレンジからの砲撃が来たら逃げながら俺に連絡してくれ」


吹雪「了解しました」


不知火「して、司令官二つ目は?」


提督「二つ目は正義の味方気取りのアホどもだ」


吹雪「要は味方ですよね司令官?」


提督「そうだ」


不知火「しかし艦娘相手では敵か味方の認識が出来ませんよ?」


吹雪「馬鹿みたいに撃ってきたらわかりやすいんですけどね」


吹雪「近づかれたらおしまいですよ」


提督「それは大丈夫だこんなところに来るのは大規模作戦じゃないとあり得ない」


提督「さっきも言ったようにこの辺は最近制圧したばかり海域だからなまだまだ危険だ」


提督「もっと奥の海域を制圧しないと資源の回収なんてままならない」


提督「だからこの辺に来るのは先に資源を取ろうとしている奴と正義の味方気取りのアホどもだだけだ」


不知火「なるほど艦娘を見つけたら遠慮なく撃って良いと」


提督「そういうことだ不知火」


吹雪「はー不知火ちゃんがだんだん悪い子になってきているような」トホホ


提督「そりゃあ化け物と一緒に居るんだ立派な悪い子に育つに決まっている」


吹雪「私は嫌ですよ!」グワッ


不知火「吹雪さんさっきも提督が言ったようにこの辺に来るのは敵か規律違反者ですよ」キリ


不知火「だったら潰しても良いじゃないですか」


吹雪「まーそうですねなら良いですか潰しても」


提督「(ツッコミが居なくなったがまぁいいか)」


提督「では初めての深海棲艦との戦闘になる各員奮励努力せよ!」


吹雪・不知火「了解!」


提督「抜錨!」





〜鎮守府近海〜

不知火「吹雪さん」


吹雪「なんですか?不知火さん」


不知火「前に吹雪さんの性格が変わったようですがあれは…」


吹雪「あーあれですかあれは私の裏の人格です」


吹雪「私が本気になった時偶に出て来ます」


不知火「偶になんですか」


吹雪「そうです!偶にしか出て来ません」


吹雪「本気になった瞬間急に体の主導権奪われるんです」


不知火「そ、それは」


吹雪「変わるときは変わると言ってくれれば良いのに急に変わるんですよ」


不知火「ん?」


吹雪「いつもいつも何も言わずに変わる…」


不知火「吹雪さん!敵です3時方向3隻!」


吹雪「あ゙ぁ?敵?」


不知火「ひっ」


吹雪「艦種は?」


不知火「軽巡一、駆逐二、今回の作戦目標です(怖いですこの人)」


吹雪「了解、私は突っ込むから援護はお願いね」


不知火「援護了解(後で胃薬要請しよ)」




〜孤島鎮守府通信室〜

提督「…大丈夫かなぁあいつら」

プルルルル

提督「ん?こんな時間に用事は無かったような」ガチャ


提督「はいこちら孤島鎮守府です」


暁『やぁ化け物さん久しぶりね』


提督「暁かどうしたんだ?」


暁『少し面白い情報が入ってね』


提督「面白い情報?」


暁『それは……』




提督「おいその情報は確かか?」


暁『私が見たものだから確かよ』


提督「…」


暁『提督さん?』


提督「この事についてお前と俺以外で誰が知ってる」


暁『私と貴方しか知らないわよ』


提督「そうか…」


暁『どうするの?』


提督「俺は此処から動けないから俺の親衛隊にやらせるしか無いがお前もついていくか?」


暁『もちろんあの子の訓練に丁度いいしね』


提督「すまんな俺が行けたら、楽なのになるのに」


暁『大丈夫よ貴方直属の親衛隊は専門分野でもないのに私より暗殺が得意だもの』


暁『暗殺に限らず他の技能もおかしいし』


提督「俺が直接育てたからなそれぐらいは出来なきゃいけないさ」


暁『まったくあれで居てただの人間だからおかしいのよ』


提督「ハッハッハ、いいじゃねーか」


暁『何がいいんだか』


響『姉さん誰と話してるの?』


暁『化け物よ』


響『少し変わって貰えるかい?』


暁『まぁいいわよ』


響『やぁ化け物、久しぶり』


提督「久しぶりだな響、だいぶ精神は安定してるな」


響『お陰様でね』


提督「で何のようだ」


響『確認だよ』


提督「確認?」


響『私の殺す相手が生きてるかの確認』


提督「そう言う事なら安心しな俺はまだ生きているぜ」


提督「だからいつでも殺しに来な」


響『うん!』


暁『(端から聴くと会話が物騒ね)』


暁『それじゃ切るわよ』


提督「嗚呼、もし此処に来るときは連絡してくれよ」


暁『はーい』ブツ プープープー


提督「…そういやあいつらまだ帰って来ないのか?」




〜孤島鎮守府近海〜

不知火「…吹雪さん」


吹雪「なーに不知火ちゃん♪」


不知火「その深海棲艦、もう生きてませんよ」


吹雪「そうだったの?ありがとね不知火ちゃん私ってばうっかりしてたみたい」


不知火「はぁー、司令官に連絡しますよ長いこと連絡してないので」


吹雪「じゃ私は索敵してるね」


不知火「怒られませんように」通信機とりだし


不知火「こちら孤島鎮守府所属不知火応答願います」カチ


提督『こちら孤島鎮守府提督どうぞ』


不知火「作戦海域の敵掃討完了しました」


提督『よくやった帰投してくれ』


不知火「了解、帰投します」カチ


不知火「吹雪さん帰投しますよ」


吹雪「はーい」





〜孤島鎮守府第一ドック〜

不知火「司令官ただいまです」


吹雪「しれーかーんただいま戻りました」


提督「おう、おかえり作戦レポートは後で執務室に持ってきてくれ」


吹雪「はーい」


不知火「はい」




〜孤島鎮守府秘密建造所〜

妖精A「さて君達家の提督をどう思う?」


妖精B「世間の評判とはまったく違うな」


妖精C「それに提督の周りに居る装備妖精の数だよ何なのあれは」


妖精D「わからんが恨んだりはしていない事はわかる」


妖精E「あの子達はあの作戦に参加してた艦娘の装備妖精だろ?沈んだ筈の装備の妖精が懐くんだ?」


妖精達「うーん」


妖精A「まぁこの話はまた後でするとして提督を信用していいのかだ」


妖精D「私はいいと思うよ悪い人ではなさそうだし」


妖精B「私も信用してもいいと思う」


妖精C「私もかな」


妖精E「吹雪ちゃん達も信用してるし私も信用してみようかな」


妖精A「満場一致の様だな、よしこれからは提督の為に頑張るぞ!皆」


妖精達「おー!」





〜孤島鎮守府執務室〜

提督「…」ペラ


不知火「ん?司令官、何を見ているんですか?」


提督「次の海域の敵艦の情報」


不知火「なにか不備がございますか?」


提督「いや君達の偵察の正確さは俺は疑ってないのだが…」


提督「やはりと言うべきか他の鎮守府近海に居る艦が居なかったり居るはずのない艦がチラホラ居る」


不知火「例えば?」


提督「そうだな…鎮守府近海の作戦の一つ海上護衛作戦通称1−3」


提督「ここの敵総旗艦戦艦ル級がタ級に、随伴艦に軽空母が居るなどかな」


不知火「私達だけではタ級なんて沈めたり出来ませんよ」


不知火「ましてや制空権を取られた状況では尚更です」


提督「と言っても空母や戦艦を建造するほどの資源は無い」


不知火「八方塞がりです」


提督「どっかから資源を心良く渡してくれる奴居ねーかなー」


不知火「心良く?」ウタガイノメ

ダッダッダッ

ドア『バーン!』

吹雪「司令官!正義の味方気取りのアホどもが近づいて来ます!」


提督「…いいこと思い付いた」


不知火「どうせろくでもない事思い付きましたね」


提督「あったりめーだろーなんせ俺は化け物だ!」


提督「人の様に律儀にやらなくていいんだ」ククク


提督「まぁまずはジャマモノから潰しますか」


吹雪「よくわかりませんけど分かりました!」


提督「では行きますか」




〜孤島鎮守府近海〜

叢雲「でここの化け物が本当に吹雪を誑かしてるの?」


加賀「提督からの話ではね」


叢雲「ハッあんな胡散臭いやつの事、信じるの貴方は」


加賀「信じるはずがないでしょう?」


加賀「でも安心してこの情報は私が確認してるから」


叢雲「それなら安心ね」


叢雲「でも後の奴らは何なの?」


謎の男達「…」


加賀「知らないわよ来るとき提督が付けたけど」


叢雲「監視?」


加賀「それにしてはやたら重武装だけどね」


叢雲「でも私達の目的は話し合い何だけどね」


加賀「はー勘違いされるわね私達」ダン


謎の男「…」グチャ


叢雲「え?」ダン


謎の男「…」グチャ


加賀「なっ何が起きて」ダンダンダン


謎の男達「…」グチャ


叢雲「くっ…わ、私達は貴方がたと話を」


加賀「無理です叢雲さん!」


叢雲「けれど!あの人達の命が…クズだったとしても人は守らないと」


加賀「そうも言ってられません!」


叢雲「しかし…」


加賀「戦いを止めるためにも話をつけに行きます」


叢雲「どうするんですか?」


加賀「ここを突っ切ります」


叢雲「確実に撃たれます」


加賀「私達には撃ってきていません」


叢雲「あーもう分かりました」



〜孤島鎮守府トーチカ〜

不知火「敵艦接近してきます」双眼鏡覗き


提督「あいつらは外せよ」ダン


吹雪「了解しました」ダン


不知火「しかし吹雪さんの銃、大きいですね」


提督「M200ボルトアクションの対物ライフルだ」ダン


提督「この距離ならあいつらのヘルメットは貫通出来る」ダン


提督「それよりもなんでこんなちっちゃい奴がこの銃を軽く扱えてんだ?」


吹雪「艦娘あなのどってはいけませんよ司令官」


吹雪「そういや司令官が使っている銃は?」


提督「ワルサーWA2000セミオートマチック式狙撃銃」


提督「俺の愛銃の一丁だ」


不知火「…敵残り2隻」


提督「撃ち方止め行くぞ」


吹雪・不知火「了解」






叢雲「銃撃が止んだ…まさか」

叢雲が振り向くとそこには血に濡れて赤く染まった小型船があった

叢雲「うっ」


加賀「何故、こちらは攻撃していないのに」


吹雪「何の知らせもなく、重武装の兵士連れて…ましてや」


吹雪「此処に来る人間どもなんて先に撃たれて当然です」


吹雪「こんな、化け物が居る鎮守府にはね」


叢雲「吹雪!」


吹雪「はい、何でしょう叢雲ちゃん」


叢雲「化け物な何をされたの!」


吹雪「何をされたとは?」


叢雲「あんたが人殺しをするなんてあり得ないじゃない!」


吹雪「それは……」


提督「あり得ないよ通常の個体ならね」


加賀「貴方は!」


提督「ここの吹雪は通常の個体じゃないからな」


深海吹雪「まっソウイウコトダ」


加賀「深海棲艦…!」


提督「そもそもこんなのにならなくてもお前達の性格は変わるぞ」


提督「だってお前達には【感情があるから】」


提督「感情があるから環境しだいで性格は変わる」


提督「そうだろ?」


叢雲「くっだとしても吹雪が人殺しなんて!」


提督「ガキがそれはお前がそう思いたいだけだろうが」


叢雲「…!」


提督「まぁこんな事話してもしょうがない」


提督「あんたらの目的は?」


加賀「化け物に洗脳されているかもしれない吹雪の回収と」


加賀「あなた達との対話」


提督「それはあなたらの提督からの任務か?」


加賀「私達の独断です」


提督「それなら会話してやる、何が聞きたい?」


加賀「貴方はあの海域で何をしたんですか」


提督「…その事はここに着任したら教えてやる」


加賀「着任したら…ですか?」


提督「ああその事は極秘だからな」


叢雲「だったら貴方は何がしたいの!こんな所の鎮守府の提督にもなって!」


提督「簡単な事だ、俺は人と関わりたくないだけだ」


提督「当たり前だろ?他の連中と一緒に居たら面倒事しか起きないからな」


提督「…要件はそれだけか?」


加賀「一ついいかしら」


提督「なんだ?」


加賀「私をここに着任させてくれないかしら」


叢雲「加賀さん!?」


提督「ほう、何故だ?」


加賀「貴方の秘密を知りたいのとあそこには帰りたくないから」


提督「なるほどな」


提督「であんたはどうするんだい?」


叢雲「私は…」


不知火「嫌でもここに着任したほうがいいですよ、死にたくなければですけど」


叢雲「どういう事?」


不知火「小型船の内部を確認していたら偶然こんな書類を見つけまして…提督」


提督「ん?…ほう任務が終わったら全員殺せと…だろうと思った」


提督「で、どうすんだ?」


叢雲「私は死にたくない」


不知火「着任すると言う事で進めますね」


提督「よろしく不知火」


提督「では…ようこそ孤島鎮守府へ」

次の日

提督「で君達どこ所属だったの?」


加賀「鶴舞鎮守府です」


提督「丁度いい」


吹雪「なにが丁度いいんですか?」


提督「鎮守府強襲作戦だ」


不知火「名前からしてろくでもない事だけはわかりました」


提督「ろくでもないとはなんだ!ただ物資を貰いに行くだけだろ」


加賀「なんですかこの茶番は」


叢雲「知りませんよそんな事」


吹雪「で、司令官その作戦ってどんな内容なんですか?」


提督「作戦?そんなものは無い」


不知火「は?」ギロ


提督「しいて言えば俺一人で鶴舞鎮守府に行って全艦娘と人間を行動不能にして資源を奪って来るだけ」


不知火「一人でですか?」


提督「もしも流れ弾で沈んで欲しく無いからな」


加賀「その本心は?」


提督「優秀な駒は失いたくないから」


吹雪「理由はわかりましたけど鎮守府襲って立場大丈夫なんですか?」


提督「フッその事なら昨日出来たから問題ない」


叢雲「私達?」


提督「細かく言うと君達の後の男共かな」


加賀「しかしこの鎮守府を襲ってないと言われたらどうするんですか?」


提督「その事実を誰が知っている?」


叢雲「!私と加賀さんだけ…」


提督「そう君達しか知らない」


不知火「作戦はわかりましたが…司令官不在時の防衛はどうするんですか」


提督「そこは…「私がやらせていただきます」


不知火「貴方は…」


春「佐世保鎮守府所属春と申します」


不知火「春?そんな艦娘は…」


春「私は一様提督だからね」


不知火「っ!失礼しました!」


加賀「しかし佐世保の提督がこんなところに来てていいの?」


春「はい、あちらの事は家の子達がやってくれるので」


吹雪「でもなんで司令官が居るのに来たの?」


春「といいますと?」


吹雪「司令官は化け物呼ばわりされて嫌われているのになーって」


春「私はこの人に恩があるので来ているだけですよ」


吹雪「恩があってもここまで敵視されている司令官の手伝いなんてしたら、春さんの立場は大丈夫なんですか?」


春「大丈夫ですよ、それに恩は返さなくちゃ一人の人間として恥ずかしいので」クス


提督「じゃっよろしく頼むぜ春、そしてお前らちゃんと俺の帰る場所守っとけよ」


一同「了解!」





一様この前編?前日譚?を終わります

見てくれてありがとうございました!

化け物に魅入られた鎮守府の方もよろしくお願いします


後書き

登場人物
提督
主人公 黒髪ロングの女っぽい顔の男性
本編前の大規模作戦において敵味方問わず全滅させた事によって
軍内部では化け物扱いされ敵視されている
携行武器はG11とWA2000
元帥
提督の上司 軍服が似合うナイスダンディ
一様海軍の中で一番権力が強い

横須賀の艦娘 小さいのにクールな奴
提督を殺そうとしたが返り討ちされ暁の元で暗殺の技術を学んでいる

提督が全滅させた艦隊群にいた響の姉 間違った方向に進んだレディ
全滅したはずの艦隊の生き残り


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