逃亡提督 〜艦娘に追われて三千里〜 第二部
逃亡提督〜艦娘に追われて三千里〜第二部です。
まだ読んでいない方は、第一部を読んでください。(一部安価制)
そのほか、追加する艦娘とアイデアなどあったらコメントでお願いします。
(なお、誹謗中傷やアンチコメントなどは控えてください。)
※この作品はフィクションです。決して、民主・反戦的なプロパガンダはありません。
ー前回のあらすじー
平凡な日々を送った石田一雄提督と三田智治海軍中佐は、ある一本の電話から始まった。
電話をかけた相手は大本営の小泉喜一郎元帥であった。
駆けつけた二人は元帥にこんな話をした。
「"民主主義"を、守ってほしい」と言われた。
逃亡前では、鎮守府の妨害や金塊輸送の強奪をし、成功した。
一方、横須賀鎮守府では"民主主義"をなくす計画を練っていたが、またしても、妨害の日々は続いていた。
逃亡した提督とその艦娘たちの静かな戦いが始まっていた。
大本営ベース・伊勢基地にやって来た提督たちと鎮守府から脱出した艦娘たち。
車とバイクを降りた後、中に入り司令室へと向かった。
隊長「ここが、司令室だ。あんまり失礼をしないように」
隊長は司令室のドアを自動的に開けた。
隊長「長官、提督たちと艦娘たちを連れて来ました」
長官「ご苦労」
長官の発言と共に、提督たちと艦娘たちが来た。
隊長「紹介しよう、こちらが大本営ベース・伊勢基地の長官、佐藤栄一教官だ」
佐藤「佐藤栄一長官だ。こちらが、隊長の江戸川潤一郎だ」
江戸川「隊長の江戸川潤一郎です」
佐藤「そして、百鬼夜行学園から来た、久田イズナだ」
イズナ「久田イズナです!」
長官と隊長とイズナの自己紹介が終えた後、今度は提督たちの自己紹介をした。
石田「石田一雄海軍大佐であります」
三田「三田智治海軍中佐です」
葉山「葉山雄三海軍少佐だ」
提督たちの自己紹介を終えて次は艦娘たちの自己紹介をした。
宗谷「特務艦、宗谷です」
野分「陽炎型駆逐艦15番艦、野分です」
嵐「同じく駆逐艦16番艦、嵐だぜ!」
萩風「同じく駆逐艦17番艦、萩風です」
舞風「同じく駆逐艦18番艦、舞風です!」
艦娘たちの自己紹介を終えた後、長官は口を出した。
佐藤「君たちにここに来たのは他でもない、横須賀鎮守府でとんでもない計画を練っているのは皆わかっているが、おそらく失敗するだろう」
石田「失敗とは…」
佐藤「横須賀市内に我が桜機関の諜報員を忍び込んで、それを妨害するという任務が入った事だ」
佐藤長官は横須賀市内に諜報員を忍び込んで妨害活動をしていると話していた。
佐藤「ただ、問題はいつバレるかどうかだ。スパイを忍び込んでいた途端、身分がバレていたら一巻の終わりだ。そしたら、横須賀の鎮守府の計画はどんどん進んでしまう」
三田「つまり、我々が逃亡していたのがスパイのおかげって事でしょうか?」
佐藤「さよう、我が大本営諜報機関・桜機関のである」
葉山「桜機関とは……」
葉山は桜機関について話した。
江戸川「桜機関なら、俺が説明する」
江戸川「桜機関は、我が大本営諜報機関の一つであり、世界各国で諜報活動をしている機関だ」
葉山「なるほど……前の諜報機関はどんな組織だった?」
江戸川「前の諜報機関は櫻部隊という、諜報機関とは違って、敵地に潜入する情報戦略機関である。後の今の桜機関という事である」
江戸川隊長は、桜機関の説明とこれまでの経歴を話して、葉山は「すごい機関だな……」と驚いた。
石田「その、桜機関の中にいる人はいますか?」
江戸川「桜機関では複数人いるが、中には元防衛隊の隊員や元警察官と元公安もいる。おまけに、世界各国の情報機関もいる」
桜機関の中には元防衛隊と警察官と公安など、様々な諜報活動をしていることがわかった。
佐藤「と言うわけだが、これから20日間の待機をする。情報が変わり次第、お知らせする」
石田達は「はい」と返事をし、長官室を後にした頃、大本営では……
ー東京都 大本営・談話室ー
信幸「わざわざ来てくれて申し訳ないな、ギヴォトスの先生」
先生「いや、それほどではないよ」
談話室の中には和服姿をした信幸とギヴォトスからやって来た先生がいた。
先生「ところで信幸さん、話とは?」
信幸「私達がいる世界の出来事とギヴォトスの世界で出来事だが……」
信幸は、今いる世界とギヴォトスの世界の出来事について話した。
先生「いやぁ、ギヴォトスの出来事なんてとんでもないよ。ペロロジラが現れたり、ロマンが溢れる兵器も現れたり、おまけにトリニティとゲヘナの対立などいっぱいあるよ。信幸さんはどうだ?」
信幸「………ウクライナとロシアの揉め事について、横須賀の鎮守府は全く、何もかにも平和ボケの連中だよ。中東の方が心配があるが、鎮守府は平和ボケのままだな。ロシアと日本が近いのに、まるで鎮守府は何にも知らないことだな」
先生と信幸も出来事は違うが、争いごとは同じであった。
先生「ところで、信幸さんの兄弟は今どこにいるでしょうか?」
信幸「………兄は三重県の基地にいるのと、弟は今、東京の総合病院に戻ったばかりだ」
先生「そうですか、信幸さんの兄弟は元気ですね」
信幸「ああ、天国にいる守さんも元気にしているよ」
信幸と先生は話を続けていた。
ー三重県 大本営ベース・伊勢基地ー
隊長「ここが、提督達がここで暮らす部屋だ」
隊長が案内したのは提督達が暮らす部屋だった。
隊長「基地についたら案内するが、今日は基地に着くのが遅くなったから、明日にすることにした。朝になったら案内する」
提督たちは「わかりました」と言い、すぐさま明日に備えて寝た。
翌日……
ー12月17日 現在時刻 04:00ー(2022年)
提督たちは布団から出て朝支度を済ました後、ドアを開けた先には隊長の江戸川がいた。
江戸川「おはよう石田一雄海軍大佐。今日は基地の案内をする。俺の後に進むように」
提督たちは江戸川隊長の後に進んで案内した。
ーカフェエリアー 現在時刻04:30
提督たちがやって来たのは、カフェテリアである。
カフェテリアの雰囲気はモダンでシックな感じであった。
江戸川「ここがカフェエリアです。ここでは、隊員達が食事をしますが今は準備中ですが、特別に案内します」
提督達「失礼します」
石田「ここがカフェテリアか……モダンでシックな感じの場所だな」
葉山「それにしてもすごいな……」
三田「誰が食事を作っていますか?」
江戸川「ここの場所では、調理員と栄養士などいる。だが………」
三田「?」
江戸川「あの生徒が、よく問題を起こすんだ……」
石田「その生徒は一体……」
江戸川「……ゲヘナ学園から来た給食部の牛牧ジュリという生徒と美食研究部の生徒達だ……」
石田「どうして問題を起こしているんでしょうか?」
石田はどうして問題を起こしているのかを話した。
江戸川「調理師は肉を叩くハンマーを使うが何故かショットガンを使ったり、あるいはレシピ通りにしたものの、なんとお玉で作ったという、とんでもない料理を作る生徒だ」
江戸川「それに、美食研究部達は我々が作った料理をとんでもなく研究するという、恐ろしい連中だ……」
江戸川は、あの問題児をなんとかしてほしいと頭を抱えていた。
石田「今いるのは?」
江戸川「調理師と栄養士あと、給食部の……」
提督達「ゴクン……」
江戸川「愛清フウカだ」
提督達は「ホッ…」とため息した。
江戸川「どうした、急にため息して……」
石田「なんでもないです」
提督たちは厨房と食堂の内部を見た後、江戸川は次の案内をした。
ー研究室ー(現在時刻05:00)
提督たちが次に案内したのは研究室である。
研究室の雰囲気は近未来な感じであった。
江戸川「ここが研究室だ。ここでは、色々な研究をしている場所だ。ここでは昼夜問わず研究を続いている」
葉山「うわぁ…すごく研究している……」
三田「中には、生物と植物など色々な研究しているなぁ……」
葉山と三田は、いろんな研究部類など驚きを隠さなかった。
研究室には、医学部・生物部・植物部・歴史部など様々な研究部類をしている。
葉山「医学と発明などなんて…まるで大学だな……ん、なんだこれは?」
葉山が見ていたのは[ゲーム開発部]と書かれていた。
葉山「江戸川隊長、ゲーム開発部とは一体…?」
江戸川「ゲーム開発部とは、ミレニアムサイエンススクールの才羽モモイ率いる、ゲームを開発する部室だ」
三田「どんな風にやっているのでしょうか?」
江戸川「普通は、ゲームを開発しているように見えるが、本当はレトロゲームを中心となっている愛好家だ。一度は見物したものの、なんだか懐かしくて、思い出しそうな感じだった」
江戸川「ただ、肝心なのは開発の方だ。開発したゲームをやってみたものの、少し言うのは失礼だけど、とんでもないゲームだった」
江戸川は開発したゲームはやったが、少し言いづらい気持ちであった。
石田「ん?あそこに紫混じったパンケーキがあるが……」
石田は紫混じったパンケーキが気になっていた。
江戸川「あのパンケーキか?あれは、ジュリさんがとんでもないものを作った、パンちゃんだ」
石田「パンケーキのパンちゃん……」
江戸川「ああ、調理室からジュリさんがいないうちにこっそり盗んで今も研究を続いているんだ。まぁ、バイオハザードにはならないけどな」
石田「じゃあ、給食部のジュリさんが見てしまったらどうするんだ?」
江戸川「忘れるようにするため、あえて実力行使をする」
江戸川はあえて実力行使をすると言った。
石田「研究員達は果てしない研究を続けるなんて、大変だろうなぁ……」
石田は研究している人たちを大変そうに見えていた。
提督たちは、いろいろな場所を回って次に案内をした。
ー技術室ー (現在時刻05:30)
提督たちが次に案内したのは開発室である。
開発室の雰囲気はまるで、SF映画とスパイ映画を入れ混じった雰囲気である。
江戸川「ここが研究室だ。ここでは、色々な武器や修理などの技術をしている」
宗谷「まるで工廠みたいな場所だね。ん?この三人は……」
宗谷はあのガラス越しの三人を気になっていた。
江戸川「ああ、あの三人か?ミレニアムサイエンススクールのエンジュニア部の白石ウタハと猫塚ヒビキと豊見コトリだ。この方も、ギヴォトスからやって来た生徒だ」
ガラス越しの中はミレニアムサイエンススクールのエンジュニア部の三人である。
江戸川はある手帳を開いた。
江戸川「今、修理しているのは雷ちゃんという、セントリーガンの修理だ」
宗谷(セントリーガン…自動機関銃の事ね)
宗谷は自動機関銃の事を思い出していた時、またガラス越しに気になっていた。
宗谷「?あのピアノは一体……」
宗谷は技術室になぜピアノが置いているのか気になっていた。
江戸川「ああ、あのピアノか。このピアノは……キラーピアノの開発をしている最中だ」
宗谷(ピアノが兵器になるなんて……とんでもない技術ね……)
宗谷は恐ろしく思い出していた頃、修理から終えた、白石ウタハがやって来た。
ウタハ「先生、修理が終えました」
江戸川「ご苦労、三人ともゆっくり休んでくれ」
ウタハ「はい。この人たちは?」
エンジュニア部の三人は宗谷の方へときになっていた。
宗谷「初めまして、私は特務艦の宗谷です。」
ウタハ「宗谷…良い名前だ、よろしく」
宗谷「こちらこそ、よろしく」
宗谷はエンジュニア部の三人に自己紹介をした後、製造と修理の見学をした。
ー通路ー(現在時刻06:00)
提督たちが次に向かう途中、ハイテクな車椅子と自動車椅子がやって来た。
??「あら、見かけない人たちだね。お名前は?」
ハイテクな車椅子を座っている人が名前を教えたがっていた。
石田「石田一雄海軍大佐であります」
三田「三田智治海軍中佐です」
葉山「葉山雄三海軍少佐だ」
提督たちの名前を教えた後、艦娘たちも教えた。
??「素敵な名前ですね。私はヴェリタス部長兼特異現象調査部の部長… ミレニアム最高の天才清楚系病弱美少女ハッカーの明星ヒマリと申します。ふふっ、よろしくお願いしますね」
ハイテクの車椅子を座っているのは、明星ヒマリである。
自動車椅子の人はパソコンを打って何か音を出した。
??『私の名前は、ジェイコブ。ジェイコブ・ニコライだ。こちらは、ミレニアムサイエンススクールから来た、明星ヒマリだ。よろしく』
自動車椅子の名前はジェイコブである。
ジェイコブは自動音声ソフトを使ったパソコンを使って自己紹介をしていた。
ジェイコブ『君たちが、東京から来た提督たちか。ようこそ、伊勢基地へ。ここは安心安全の憩いの場所だ』
ジェイコブは歓迎の言葉をキーボードで打った。
ヒマリ「私と同じく車椅子同時なのですが、私とは違っているの」
ジェイコブ『私は、少年時代に交通事故に遭い、足が不自由になってしまったが手と口は動かすことはできた。しかし、あるきっかけで自動音声を使うことになった』
ジェイコブ『きっかけは大学から卒業後、科学アカデミーに入ったが、情勢のおかげで、アメリカに亡命し、その後、日本へやって来た』
ジェイコブの話によると、科学アカデミーに入ったものの情勢によって、アメリカに亡命、しその後、日本はとやって来たと言われた。
ジェイコブ『アメリカでは、不自由もなく生活していたが、日本に来た時は変わった』
ジェイコブ『小泉元帥から、ある話をしていた時の事だった』
ジェイコブは、小泉元帥からある話をしていたと話した時、ズボンのポケットから録音機を出して再生ボタンを押した。
小泉『ジェイコブ、これから言っておきたいことがある。ロシアは今、ウクライナの情勢が入ったことはわかっているが、ジェイコブが持っている研究資料がロシアの手に入ってしまう恐れがあるからだ』
小泉『ジェイコブが持っている研究資料はおそらく、極秘並みの研究資料であり、もしかしたら、ロシア政府に伝わってしまうかもしれない。口を出してしまうと大変な目に遭う。たがら、自動音声ソフトが入ったパソコンを供与してもらう』
ジェイコブ『これが、小泉元帥から口を出せてはいけない大きな理由だ』
石田(……小泉元帥は、日本より情勢の方が心配だな……)
石田は小泉元帥の世界情勢の事を心配だと思っていた。
ジェイコブ『おっと、暗い話をしてしまったな。でも、私は口を出すことが苦手で、自動音声のおかげでなんとかコミュニケーションをとっている。自慢げな話なら、気分が明るくなるだろう?』
石田(変わった人だな、何かを持つと苦手なところが得意なことになるって、いい事だ)
石田は、ジェイコブの苦手を得意に変えるという事を驚いて思った。
ヒマリ「ジェイコブの話は少しややこしいかしら?でも、ややこしい話でも、少しぐらいなら知っているよね」
ジェイコブ『ややこしい話はないが……』
ジェイコブは、ヒマリの話を聞いて、ややこしい話はないと打った。
ヒマリ「さて、残りの案内は先生がやるから、よろしくね?」
江戸川「ううん……」(本当は先生じゃないのに……)
江戸川は、隊長のことを先生ではないと思っている。
葉山「なんだか、学校に来た感じだなぁ……あの頃が思い出すよ……」
三田「僕たちがまだ、学生だった頃は、いい思い出だったなぁ……」
石田「そうか?俺は、普通に過ごしていたが?一番、思い出があるのは東京オリンピックのテレビを見る授業かな……」
葉山「えっ!?石田さんは学校でテレビを見たの!?」
石田「ああ、そうだが…」
提督たちが学校の思い出をしている中、色々と案内した後、最後の案内はと向かった。
ー訓練室ー(現在時刻07:00)
提督たちが最後に向かったのは訓練室だった。
訓練室の雰囲気では、警察学校と防衛隊のような雰囲気である。
江戸川「ここが訓練室だ。ここでは、敵に備えるために日々訓練をしている」
提督達は隊員達の訓練をする様子を見ていた。
石田(射撃訓練や、格闘訓練、様々な訓練があるな……俺が防衛隊時代の頃は、同じ訓練をしていたな……)
石田は防衛隊時代の頃、訓練を続けた事があった。
そんな、見学をしている時の事だった。
石田(ん?)
石田が見ていたのは、制服姿の生徒がいた。
生徒が持っているのは、なんと小銃や拳銃が持っていた。
石田(生徒が武器を持つのは、法律で禁止されている筈だが、なぜ?)
石田は隊長に質問をした。
石田「生徒達が武器を持っていますが、大丈夫でしょうか?」
江戸川「ああ、あの生徒達か。生徒達はギヴォトスからやって来た生徒達だ。日本とは違って、ギヴォトスは治安どころか警備どころかとんでもないカオスな場所だ」
生徒達が武器を持つ理由は、日本とは違ってギヴォトスはとんでもないカオスな場所だと江戸川は答えた。
葉山「いやぁ、見ているだけでなんだか気分は防衛隊気分だ。非常事態まったなしだな……」
石田「まぁな……俺の昔の頃は無法地帯で交通や防犯などめちゃくちゃだった。生きるか死ぬかの時代だからな……」
葉山「昭和生まれの人はよく耐えたな……」
石田「ああ、今でも昔に戻りたくはないよ……」
石田は昭和の話をしていると、負傷した隊員がヨレヨレと歩いていた。
三田「大丈夫ですか!?」
隊員「はい、大丈……痛っ、イタタタ……」
三田「………」
江戸川「またか……生徒達に勝てないというのに……これじゃあ、医務室は満員だな……」
三田「あの、生徒達とは一体なんですか?」
三田は生徒達について話した。
江戸川「生徒達は、人間とは違って並外れの連中だ。例えば、ある生徒が20キロメートルで泳ぐのと、重そうな箱を軽々と運ぶ生徒と、電車が急カーブしてそれを下りの線路を走行して、運休になりかねないなど、とんでもない生徒だ……」
江戸川「さっき会っていた、明星ヒマリはギヴォトスの生徒だ」
三田は「えっ!?」と驚いて吐いた。
提督達は恐る恐る、見学をした。
ー司令室ー(現在時刻07:45)
江戸川「佐藤長官、ただいま案内を終わりました」
佐藤司令官は「ご苦労」と言った。
佐藤「どうだったかな、基地の案内は?」
江戸川「はい、提督達にわかりやすく基地の案内の説明をしました」
佐藤「ほう、そうか。提督達は驚きはあったか?」
江戸川「はい、提督達は今までの基地とは全く違う驚きはありました」
佐藤「そうか、流石の提督達を驚いたそうだ」
佐藤司令官は提督達を驚いたと言った。
佐藤司令官は次のように話した。
佐藤「これからの今後についてだが、訓練は午後とする。相手は、アビドス学園の対策委員会だ」
佐藤司令官は訓練の相手を話して、解散した。
ちょうどその頃、横須賀では……
ー横須賀市・横須賀鎮守府前ー(同時刻)
早朝の横須賀鎮守府前に武器を持った人がいた。
男「………」
男は待機していた。
なぜ横須賀鎮守府前にいるのか不明であるが、ある人が指示を出して、この場所にやって来たという。
男(この仕事が終わったら、横須賀鎮守府が少し遅れることができる……だが、これでいいのだろうか……?)
武器を持った男は、少し震えていた。
手がプルプルしているが、それでも平常心に保っていた。
男(もし、艦娘が気づかれてしまったら、この任務がパーになる。失敗も許さない仕事だ……)
男2「お待たせ、待ったか?」
男「ああ、待ったよ。それにしても、静かだね」
男2「ええ、横須賀市はもうディストピア寸前だよ。おまけに、艦娘達は横須賀だけでなく横浜を広がろうとしているよ」
二人は、横須賀市と横浜について話していた。
男「んじゃ、入りますかね。鎮守府」
男2「それもそうだな」
二人は梯子を出して、鎮守府の中に入った。
これが後に、横須賀鎮守府の悲劇とも知らずに……
ー横須賀鎮守府内ー
男「やれやれ、鎮守府の警備は薄いな……」
男2「ええ、鎮守府はガラ空きな状態ですね」
男「さて、やりますか」
男達は服装を変えて、装備も変えた。
男2「妨害でも起こしますか!」
男達は鎮守府の妨害を始めた。
そして……
ドガーンッ!!
チュドーンッ!!
次々から出す爆発音そして……
ダダダダタッ!!
ドドドドドッ!!
銃声も鳴り響いていた。
ー小型潜水艦五十嵐・甲板ー
横須賀鎮守府から、少し離れた先に小型潜水艦五十嵐が停留中のハッチの上に船長がいた。
艦長(……信じられん、あの連中は一体、何をしているんだ?)
艦長は双眼鏡を見て思った。
艦長(……鎮守府の全体がまるで襲撃テロのようだ……これ以上は大変な目に遭うぞ……)
艦長は嫌気を察してきたか、ハッチを閉じて大井埠頭へと向かった。
ーカフェエリアー(現在時刻08:00)
横須賀鎮守府の襲撃テロの最中、提督達はカフェエリアで朝食を済ましていた。
カフェエリアのテレビでニュースが流れていた。
アナウンサー「今日未明、男性二人が武器を持って鎮守府内でテロが発生しました。武器はカラシニコフ小銃とニューナンブなどが所持されたということです。続いてのニュースは……」
石田「横須賀の鎮守府がテロか……イタズラよりはるかに超えるな……気が狂うよ……」
葉山「じいさん、あのニュースは本当だが結果は同じだ」
三田「そうですよ、あの21年前のニュースはとんでもなかったですから、このニュースはあっという間に終わりますよ」
石田「そうだな……あんまり深掘りしてはいけないからな……」
三人は朝食を済ましている間、軍服を着た生徒がチラリと見ていた。
後に、翌日の戦闘がRabbit小隊だと気づかずに……
ー東京・大井埠頭倉庫内ー現在時刻08:30
横須賀鎮守府から大井埠頭まで戻った小型潜水艦五十嵐の艦長は倉庫に戻った。
艦長「小型潜水艦五十嵐艦長戻りました」
妖精「ご苦労様、横須賀の様子は?」
艦長「ああ、今は襲撃テロの最中だ。テロを見ていると、嫌気が察するんでな」
妖精「そうでしたか、やはり今回の作戦は先延ばししたほうが……」
艦長「いや、襲撃テロはあっという間に終わる。なにしろ、先の連合赤軍は失敗に終わったからな」
艦長は、襲撃テロはあっという間に終わると話した。
妖精「やはり、艦長は感が鋭いですね」
艦長「さあ、どうだろうね。あの二人がどのように関連されるかは艦娘に捕まってからお楽しみということだな……」
艦長はあの二人を艦娘に捕まって欲しいと思っていた。
その頃、襲撃犯の二人は艦娘に捕まり尋問したが、提督の関連性はなかった。
横須賀鎮守府の艦娘達の恐怖はここからだった。
そう、今度は衛生管理局がやってくることを知らずに………
ー研究室ー(現在時刻09:00)
朝食を済ませた石田は、研究室にやってきた。
石田(いろんな研究をしているが、ゲーム開発部はどうだろうな……)
石田はゲーム開発部の部屋のドアを開けた。
部屋には、散乱された雑誌やカセットがあった。
目の前には、ブラウン管のテレビとゲーム機があった。
石田は、ゲーム機のコントローラーを持って電源を入れた。
石田(意味不明なゲームだが、やらないのは失礼だな……)
石田は恐る恐るゲームをやった。
内容はどっかで見た広告みたいなゲームや、なんかやったことがあるゲームだった。
石田(なんだ、案外簡単じゃ無いか。江戸川が言ってた事は全部嘘なんだな)
石田はコントローラーを持ちながらゲームをしていた。
(数分後……)
恐る恐るゲームをしたものの、見事クリアした。
石田「ふぅ、まぁまぁだったな……なんせ、ファミコンをやったからな」
石田はファミコンをやっていたと言われ、ゲーム開発部を後にした。
いろんな研究を見学している間、宗谷がやって来た。
宗谷と石田は、次の部屋へと向かった。
ー技術室ー(現在時刻09:30)
二人に訪れたのは技術室だった。
石田と宗谷は、いろんな機械など昼夜問わずに開発を続けていた。
石田「すごいな……」
宗谷「ええ、いろんな機械が開発されているのですね。まるで工場みたいです」
宗谷は工場みたいだと感じていた時、開発員がやってきた。
開発員「あ、石田さん、丁度いいところに来た。ピアノを弾けませんか?」
石田「ピアノ?あのキラーピアノか?」
開発員「はい」
開発員がキラーピアノを引いて欲しいと頼んでいた。
石田は「わかりました」と言い、キラーピアノの方に向かった。
ー音響室ー
音響室にやって来た石田と宗谷。
中にいたのは、江戸川隊長とそのミレニアムスクール・エンジュニア部の猫塚ヒビキと豊見コトリである。
開発員「隊長、お連れしました」
江戸川「おお、ご苦労であった」
石田「隊長、キラーピアノですが……」
石田はキラーピアノについて話した。
江戸川「このキラーピアノを録音して欲しいんだが、石田さんはピアノは弾けますか?」
石田「ピアノはもちろん弾くが……俺がピアノを弾くのはジャズとかクラシックなどだが……」
江戸川「いえ、そうではなくて、不協和音を弾いてほしいとヒビキとコトリに頼んだのです」
江戸川が頼んで欲しいのは不協和音を弾くための仕事だった。
石田(不協和音……これじゃあ、ピアノどころか不愉快な事だが……)
石田は不協和音は不愉快になりかねない行為だと思った。
石田はピアノの椅子を座り、鍵盤を触れた。
防音ガラス越しの開発員は録音のボタンを押した。
そして………
(ジャーンっ!!ジャーンっ!!)
ピアノのリズムを狂人のように弾く石田はまるで、狂ったピアニストに変貌した。
リズムを一つ一つ壊しつつ、美しい音色はまさに崩壊の音色となった。
防音ガラス越しの開発員は録音を続けた。
エンジュニア部二人は石田のピアノを見て、ゾクっとしていた。
宗谷は石田のピアノを見て、ニヤッと表情を出した。
江戸川「いいぞ、もっとやれ!」
江戸川はもっとやるように指示された。
石田の不協和音のピアノはまるでマリオ64のトラウマを思い出す、それは紛れもなくキラーピアノそのものだった。
江戸川「よし、これでいい。録音を終了しよう」
江戸川は録音を終了の指示をし、開発員は録音の終了ボタンを押した。
江戸川「石田、いい不協和音だった。これで横須賀の艦娘はいい思い出になるだろう」
石田「ありがとうございます。あと、このピアノは弾いてよろしいでしょうか?」
江戸川「ああ、構わないが……ただ、このピアノは録音用のピアノだ。ピアノなら娯楽室にある。ヒナ様の、お墨付きでね。何時間もかかってしまうんだ」
石田は「わかりました」と伝えた。
石田「二人とも大丈夫か?」
コトリ「え、えぇ……だ、大丈夫だったよ……」
ヒビキ「………だ、大丈夫………」
石田「そうか、俺のピアノ捌きは大丈夫だったか。宗谷はどうだった?」
宗谷「なかなかのピアノね。まるで、狂気の覇王かしら」
石田「そうか?俺は適当に弾いただが……」
石田と宗谷は開発室を後にした。
その後、キラーピアノの開発は順調に進み、そして完成した。
後に、横須賀の艦娘が悲惨な出来事を知らずに…
ー娯楽室ー(現在時刻 10:00)
石田と宗谷がやって来たのは娯楽室である。
娯楽室の雰囲気ではクラシックでレトロのような雰囲気だった。
娯楽室の中には、コーラ瓶を持つ隊員とタバコを吸う憲兵とアーケードゲームを楽々と進む、生徒達がいた。
石田「ここが、江戸川が言ってたピアノか……」
石田が目にしたのはピアノだった。
さっき引いたのは、スタンドピアノだったが娯楽室はグランドピアノだった。
石田「宗谷、ピアノは初めてか?」
宗谷「いえ、弾いたことはあります。中学の時に、音楽室でピアノを弾いたことがありまして」
石田(やっぱり、昭和の時に人工冬眠になったんだな……生きていればもう年寄りだが……)
石田は宗谷の横顔を見て、若々しい姿を見ていた。
そして、二人はピアノを弾いた。
隊員「お、ピアノが始まったぞ。しかも、ワーグナーの曲だ」
憲兵「二人のピアノが弾いているな……」
娯楽室にいる人々はピアノに聴いて賑わっている中、一人のノースリーブの軍服の生徒がいた。
江戸川が言ってた、ヒナ様だったかもしれない。
ピアノを弾いて2時間過ぎていた………
ー東京都・東京警察病院ー(現在時刻12:00)
東京都の警察病院に箱根から戻った、弟の敏郎が箱根から戻った。
看護師「敏朗先生が箱根から戻って、あれから警察病院も忙しくなりましたね」
敏朗「ええ、小泉元帥から話があってね。兄さんが横須賀の艦娘に追われていると聞いたんだよ」
看護師「え、一雄さんが追われ身に!?」
敏朗「ああ、とんでもないよ。平和活動しただけなのに、まさかこんな風になるとは思わなかったよ」
看護師との話をしていた時、掲示板の前に大本営の上官がいた。
敏朗は上官に話しかけた。
敏朗「すみません、ここで何をしているのでしょうか?」
上官「大本営ニュースの張り替えをしています」
敏朗「大本営ニュースですか、どんな内容でしょうか?」
上官「はい、二人が横須賀鎮守府内でテロを起きた模様の内容です。他にも、いろいろ掲示してありますのでぜひ見てください」
上官は大本営ニュースの張り替え作業を終えたばかりだった。
上官は玄関に止めていた車を乗り、走り去った。
看護師「横須賀鎮守府でテロなんて……」
敏郎「本当に物騒な時代になってきたな……前は、青葉日報という掲示新聞があったが、後に大本営が校閲した大本営版・青葉日報が掲示していたが……実態を深掘りしすぎて廃止になってしまったな……」
敏朗は大本営版・青葉日報が掲載されたと言われていた。
敏朗「……さて、新聞も見たし、仕事に戻ろうか」
看護師「はい、先生」
敏朗と看護師は仕事に戻ったその時、一人の若い医者がやってきた。
医者「敏朗さん、患者の呼び出しです」
敏郎「お、患者の呼び出しか。わかった、すぐに向かう。君はどうする?」
医者「私は診察があるので、私は戻ります」
敏朗は看護師ともに患者の方に向かい、医者は仕事に戻った。
ー三重県・大本営ベース伊勢基地 司令室ー
(現在時刻 13:00)
大本営ベースにいる提督たちは、司令室にいた。
佐藤「訓練の時間だが体力はあるかね?」
石田「はい、思う存分自信があります」
佐藤「そうか、今回の相手はアビドス学園の対策委員会だが、一味違うぞ」
三田「ゴクンっ……」
佐藤「我が隊員たちは、対策委員会に挑んだものの、すでに医務室送りとなっている」
葉山「ええっ、そんなに!?」
佐藤「決して、艦娘とは比べ物にならないギヴォトスの生徒たちだ。油断は禁物だ」
佐藤司令官はギヴォトスの生徒は艦娘に比べ物にならないと話した。
佐藤「提督達は訓練室の特殊訓練室に向かう。訓練室に入ったら、戦闘開始だ」
佐藤「特殊訓練室にいる対策委員が首を長く待っている」
佐藤司令官は訓練室に向かうように指示され、提督達は訓練室の特殊訓練室に向かった。
ー訓練室・特殊訓練室ー
特殊訓練室に入った提督達。
出迎えたのは、アビドス学園の対策委員会達である。
中央に立つのは、砂狐シロコである。
シロコ「ん、待ってたよ。提督」
石田「提督を言うのは驚いたな……まぁ、見た目は提督だが、本当は逃亡者だろうな……」
シロコの隣には、生徒達も並んでいた。
佐藤「提督達、準備はいいかな?」
佐藤司令官が準備の合図を話していた。
石田「もちろんだ」
提督たちは準備は整った。
※戦闘がありました。
自軍 石田・三田・葉山・宗谷
敵軍 シロコ・ホシノ・ノノミ・セリカ・アヤネ
この勝負の行方は?
1圧勝
2辛勝
3敗北……
4引き分け
>>7
ー逃亡経緯ー
神奈川県・横須賀鎮守府→東京都・大本営→静岡県・静岡市・浜松市→愛知県・名古屋市・犬山市→岐阜県・岐阜市→三重県・伊勢市(現在)
ー大本営の基地ー
静岡県・大本営ベース東海地方(本部)
三重県・大本営ベース東海地方・伊勢基地(支部)
(番外編・桜機関とは何だ?)
情報機関・「桜」とは一体どんな機関だったのか、元関係者に話によると、「桜機関は、今で言う別班のような感じだった。桜機関の前身・「櫻部隊」は、第二次世界大戦のアメリカ軍の「OSS」(戦略情報機関)のような感じだった」と、答えた。
理由の一つは、大本営が大きな情報ミスを犯した理由によって櫻部隊を設立した。
ミッドウェー無血開城後、櫻部隊は「桜機関」に改名した。
桜機関では、選りすぐりのまた警察官や防衛隊など様々な人が揃っている。
長谷川・小野田・横井もその一つである。
あの小型五十嵐艦長の前は、海上防衛隊の一員なのかと軍部からざわついている。
艦娘が追跡の妨害を続けているのは、桜機関のおかげなのかもしれない………
ただ、深掘りしてはいけない。
なぜなら、この機関は現代のモザイクの一つかもしれない……
1主人公は提督と艦娘だけです。(旅先で仲間が別れる事があります)
2逃亡の協力者が出ます。(大本営関係・防衛隊・諜報員・国際警察隊・一般市民・各国の政府)
3戦闘シーンはあります。(勝ちイベと負けイベあり)
4他県についた場合は、他の鎮守府を助けを協力しますが、助けを求めるには要請があります。(成功か失敗の可能性はあり)
5後任の提督はいない設定です。
6行き先と決断は安価で決めます。(もし、来なかった場合は自分で決める可能性があります)
7鎮守府側は諜報員から大本営へと伝えますが、正確な情報とは限りません。
8逃亡中、途中で離脱するかも知れません。もしくは、殉職(死亡)するかも知れませんので、ストーリーは皆様の読者にかかっています。(捕まる・死ぬシーンがありますので気をつけてください)
9逃亡期間は5年間です。延長する可能性はまだ未定です。(早ければ3年間遅ければ6年間です)
10海外逃亡(亡命)が決まった場合でも、艦娘は追跡します。
ーお約束ー
アンチコメント・誹謗中傷は、ダメです。もし、不審なコメントがあったら即、削除します。もし、やむおえない場合は通報する可能性はありますのでルールを守って、楽しくSSライフを楽しみましょう。
ー行動一覧(大本営・地下施設、等)ー
開発…武器と装備などを開発します。
修理…武器と装備などを修理します。(なお、有料と無料がある場所と修理不可の場所があるのでご注意を)
訓練…提督と艦娘を鍛えます。
伝授…各国などの説明を学んで技術を取得します。(諜報編もあります)
観光…いろんな名所と名物を見ます。
移動…次の街に行きます。
改造…車の改造をします。
策略…艦娘と大本営と共に、鎮守府の艦娘を撃退します。(諜報編もあります)
食事…艦娘と共に食事します。(忠誠度と満足度は上がります。行動パターンはありません。諜報編もあります)
要請…各鎮守府と各国の政府と日本政府を要請します。(協力度は上がりますがリスクがあります。諜報編もあります)
謀略…誰かに協力して、知らない計画を練る(信頼度は上がりますがリスクはもっと上がります。諜報編もあります)
破棄…武器と装備を破棄します。
妨害…鎮守府の艦娘を妨害します。(成功・失敗もあります)
ー行動一覧 諜報編ー
変装…敵に化けて誤魔化します。(逃亡提督本編あり。ただしバレてしまうこともあります)
拉致…横須賀の艦娘を拉致します。(諜報のみ。拉致のリスクが高まります。成功・失敗もあります)
暗殺…敵を暗殺します。(諜報編のみ。暗殺のリスクは高まります。成功・失敗もあります)
傍受…敵の情報を傍受します。(諜報編のみ。時々、暗号解読もあります)
隠滅…武器と装備などを隠滅します。
破壊工作…建物・施設などを破壊します。(諜報編のみ)
特殊能力…特殊能力を使って、行動をしやすくします。(建物の透視・千里眼・悟り。逃亡提督本編では、PSIです)
みなさんこんばんは、shinobuです。
逃亡提督〜艦娘に追われて三千里〜第二部ができました。
今回は、三重県の年越しからのスタートです。
どんな物語がどんな風に逃亡するのか読者にかかっております。
みなさん、無理しない程度のコメントをお願いします!