2015-09-19 03:24:15 更新

概要

訓練所で訓練を積んでいた遠藤は急遽調査兵団にレンタルされ外壁調査に挑む その最中仲間の死を目撃する。その後巨大樹の森の道の整備が完了し壁に帰参する途中巨人の大群と遭遇し多くの仲間を失う光景をただ見てることしかできなかった遠藤は己の無力さをただ攻めることしかできなかった…」
そして思いもよらない人物が仲間に?


前書き

前のここはどこだ?の続きです


パカパカ

遠藤「…」イライラ

調査兵「おい!新兵!何怒ってるんだ?」

遠藤「よくも....」

調査兵「なんだ?」

遠藤「仲間を見捨てておいてよくもそんなことを言えますね!」

調査兵「何を言っている!あのままお前が行けばお前も食われてたろ!」

遠藤「そうだとしても!仲間を見捨てることは死んでも嫌ですよ!」

遠藤「それとも自分の命が惜しくなったんですか?」

調査兵「なんだと!!もう一度言ってみろ!」

遠藤「あぁ!何度でも言ってやりますよ!自分の命が惜しくなったんですか?」

調査兵「貴様!」

遠藤「なんだ!!!」

調査兵1「おい!やめろ!新兵!!!」

調査兵2「隊長!!!新兵の言葉を真に受けないでください!」

リヴァイ「おい!お前ら何の騒ぎだ?」

調査兵「リヴァイ兵長…」

リヴァイ「何の騒ぎだと聞いてるんだ」

調査兵「新兵が仲間を見捨てたのは自分の命が惜しくなったからと挑発してきたので…」

リヴァイ「本当か?」

遠藤「ええ言いましたよ。だって事実でしょう?自分の命が惜しくなったのは」

調査兵「まだ言うか!貴様!」

リヴァイ「もういい。遠藤あとで来い。」

リヴァイ「他の奴は解散しろ」

調査兵一同「ハッ!」ケイレイ

スタスタ

リヴァイ「おい遠藤てめぇどういうつもりだ?」

遠藤「仲間を見捨てたくなかっただけです」

リヴァイ「そいつはちげぇな」

遠藤「兵長俺の何が間違ってるんですか?仲間を助けるなと言いたいんですか?」

リヴァイ「そんなことは言ってねぇ…あの場に居たら誰でもお前の行動を止めてたろうな」

遠藤「そうだとしても!助けられる命を助けることが一体何の間違いだと言うんですか!?」

リヴァイ「お前はなんもわかってねぇなここは調査兵団 そこらのクソみてぇな兵団と一緒にすんな 調査兵団に入ったからには死を覚悟しねぇといけねぇんだ。てめぇが帰ってこれたのはてめぇとケンカしてたあいつだろ?」

遠藤「…」

リヴァイ「むしろあいつに感謝しろよ。もしお前が行ってたとしたら.....今頃巨人の胃袋の中だな…」

遠藤「クッ!」

リヴァイ「謝っとけ いいな」

遠藤「…はい」

スタスタ

遠藤「リヴァイ兵長」

リヴァイ「あぁ?なんだ?」

遠藤「すみませんでした....」

リヴァイ「あぁ 気にするな」

スタスタ

調査兵「クソ!あの新兵!言いたいこと言いやがって!」

調査兵1「隊長!新兵が.....」

遠藤「…」スタスタ

調査兵「何のようだ!貴様!」

調査兵2「隊長!さっきの新兵違うでしょう!話を聞いてあげましょうよ」

調査兵「はぁ~ 新兵一体何のようだ」

遠藤「さっきはすみませんでした…」

調査兵「お前本当にそう思っているのか?」

遠藤「はい!本当に申し訳ありませんでした!頭に血が登り言いたいこと言ってしまいました」

調査兵「良いだろう 俺も悪かった。お互いにまだまだ人として甘かったようだ」

遠藤「はい甘くならないよう互いに努力しましょう!では失礼します」

調査兵「おう 訓練所に早く帰るんだぞ?」

遠藤「はい」スタスタ

エルド「ペトラ少し落ち着け!」

ペトラ「落ち着けるわけないでしょう!」

グンタ「あいつを信じろ!」

オルオ「まぁ別にどうだっていいんだがな」

3人「遠藤の代わりにお前が死ね!!!」

オルオ「それはいくらなんでも言い過ぎだろ…」

オルオ「おお!あそこに遠藤がいるぞ!」

ペトラ「えぇ!本当に!?」

エルド「どこだ!?」

グンタ「居た!あそこだ!」

エルド「おーい遠藤」

遠藤「あっエルドさん」

グンタ「大丈夫だったか!?」

遠藤「グンタさん」

ペトラ「大丈夫!?どっかケガしてない!?」

遠藤「大丈夫ですよ、どこもケガしてませんよペトラさん」

オルオ「死んだと思ってたんだがなまぁ一応誉めてやろう」

遠藤「ありがとうございますオルオさん」

オルオ「おっおう…」

エルド「よく生きていたな」

グンタ「有言実行とはこういう事だな」

ペトラ「やっぱり遠藤は凄いね!」

オルオ「俺の方がすげぇぞ!討伐数は…」

ペトラ「黙りなさい!オルオ!」

オルオ「うっ!」

遠藤「えぇ自分でも驚きです。よく生きてこれたのが」

遠藤「それと…仲間の死を何度も見ました…」

エルド「…どこでみた?」

遠藤「最初は移動中に一人見ました…」

遠藤「そして地獄だと思ったのは壁に帰る途中に仲間が次々と…」

グンタ「お前も見てしまったのか…」

ペトラ「可哀想に辛かったよね…」

遠藤「いえ…」

オルオ「元気出せよクソガキ!てめぇらしくねぇじゃねぇか!」

遠藤「そうですね。」

エルド「俺達はあの光景を何度も何度も見てきた…」

グンタ「お前が見た何十倍も酷い光景を見たこともあるんだ」

ペトラ「その人達の死骸をどれだけ巨人が貪ってたのかもね…」

オルオ「これもいい経験だ気にするな」

遠藤「はい!いつまでも落ち込んでるわけにはいけませんね」

エルヴィン「遠藤」

遠藤「なんですか?団長」

エルヴィン「君をあんなところに配置して申し訳ないと思っている」

遠藤「気にしないでください おかげでいい経験を積むことができました」

エルヴィン「うむ 君の成績を言う」

エルヴィン「遠藤 今回の外壁調査の成績は

討伐数7体 討伐補佐2体

以上だ」

遠藤「はいありがとうございます」

遠藤「あっそれとこれを返しておきます」

エルヴィン「うむ」

遠藤「では…」スタスタ

エルヴィン「遠藤!君を信じているぞ!」

遠藤「…」ペコリ、スタスタ

遠藤「訓練所行くまでは少し時間があるな…」

遠藤「少し寄り道していくか…」

コンコン

レイト「は~い」

ガチャ

レイト「どなたで…!!?」

エマ「お姉ちゃんどうしたの…!!」スタスタ

スアス「誰がきたの…!!」スタスタ

遠藤「お久しぶりです」

エマ、スアス「遠藤さ~~ん!!!」ダキツキ

遠藤「ただいま~!!!」

レイト「お帰りなさい!遠藤さん!」

遠藤「ただいまです!」

レイト「良かった!本当に良かったです!」

エマ「お姉ちゃん遠藤さんが外壁行ってからずっと心配してたもんね。」

スアス「寝れなくなるくらい」

レイト「コッコラ!///」

遠藤「そんなに俺のことを心配してくれたんですか~?」

レイト「遠藤さん、その!//あの!//えっと~//」

遠藤「フフ」笑

レイト「なに笑ってるんですか!?」

遠藤「いや、照れてるレイトさんが可愛かったから…」

レイト「~!!!////」

レイト「やっやめてください!!//」

エマ「遠藤さんて大胆!!」

スアス「こんなに照れてるお姉ちゃん初めてみた!」

遠藤「皆心配かけてごめんなさい!」

レイト「じゃあ遠藤これを…」

遠藤「あっはい…」グゥ~

遠藤「あっ」

レイト「フフ ちゃんとご飯作ってありますよ」

遠藤「すっすみません…」

エマ「やったぁ~!」

スアス「久しぶりに遠藤さんとご飯一緒に食べられる!」

遠藤「俺もまた一緒に食べられるの凄く嬉しいぞ!」

レイト「じゃあ私の隣に…」

エマ「お姉ちゃんずるいよ!」

レイト「うるさいわね!この前手繋いでもらって遠藤さんの隣で食べてたじゃない!」

エマ「えっ!そんなことないと思うけど…」

スアス「お姉ちゃんの言う通りだけどね~」

エマ「いちいちチクるな!」

遠藤「まぁまぁ…」

遠藤「エマちゃんまた今度な」

エマ「は~い」

レイト「どうぞ」

遠藤「ありがとうございます。」パク

遠藤「うん!やっぱり美味しい!」

レイト「大袈裟ですよ。」

遠藤「いやいやとんでもない!これは美味しいですよ」

遠藤「ペトラさんの料理とほぼ互角ですよ!」

レイト「!!あの遠藤さん…」

遠藤「はいなんですか?」

レイト「そのペトラさんてだれですか?」

遠藤「調査兵団に所属してる俺の先輩ですが?」

レイト「女ですか!?男ですか!?」

遠藤「おっ女ですが?」

レイト「そんな…」

レイト「あのそのペトラさんて人はどんな人ですか?」

遠藤「そうですね…」

遠藤「優しくて 綺麗で料理上手で弱い人ノコトを思いやる人ですよ」

レイト「そんな…」

遠藤「どうかしました?」

レイト「いいえ!何でもないですよ!!」ムスッ

遠藤「ちょっとレイトさん!なに怒ってるんですか?」

レイト「怒ってません!」

遠藤「いやいや怒ってますよ!」

レイト「怒ってません!!」

ガミガミ

エマ「この二人もしかしてもしかして…」

スアス「あり得るかも…」

1時間後

遠藤「えーとそのありがとうございました。これから訓練所に帰るのでまた暇さえあれば来ます」

エマ「また来てね~」

スアス「絶対だよ!」

レイト「遠藤さん!」

遠藤「なんですか?」

レイト「その!//ペトラさんに言っといてください!」

遠藤「はいなんですか?」

レイト「私はあなたに絶対負けないと!」

遠藤「はぁ~まぁ一応言っておきます」

レイト「はいよろしくお願いします」

遠藤「心の中」「なんのことだろう?まぁいいか」

遠藤「では失礼します」

レイト、スアス、エマ、「バイバイ~」テヲフル

以上です

ジャン「おい!もうとっくに帰ってきてる頃だぞ!」

アルミン「仕方ないよ何か問題でもあったんだよ」

エレン「それにしても遅すぎる!」

ベルトルト「ひょっとして遠藤の身に何かあったんじゃ?」

コニー「おい!変なこと抜かすな!」

ベルトルト「ごっごめん…」

サシャ「コニーそんなピリピリしないでください」

コニー「じゃあお前遠藤に何かあってもいいっつうのか?」

サシャ「いえ!違います!遠藤はかならず帰ってきますよ!」

クリスタ「そうだよ!必ず!」

アニ「帰ってきてくれないと困るからね…」

ユミル「ほほ~う何が困るんだ?」

アニ「//!!何でもない!…」

ユミル「ふん…」笑

訓練兵1「いくらなんでも遅すぎるだろ?」

訓練兵2「あと少し待て!」

訓練兵3「待てるか!どんだけ待ったと思ってんだ!」

ミーナ「皆落ち着こうよ…」

マルコ「そうだ!必ず帰ってくる!」

訓練兵1「根拠はどこにある!」

ミーナ「そっそれは…」

訓練兵3「ねぇんじゃねぇか!」

マルコ「僕達が分かれば苦労はしないよ」

訓練兵1「だったら最初からそんなこと言うな!」

ミカサ「皆静かにするべき頭に血が上りすぎてる」

エレン「ミカサの言う通りだ落ち着け!」

ザワザワ

キース「貴様ら!何を騒いでいる!」

訓練兵1「ゲッ!教官だ!」

キース「貴様ら一体何の騒ぎだ?」

アルミン「実は…」カクカクシカジカ

キース「ほう…貴様らはあの者のことがそんなに心配か?」

エレン「当たり前です!」

ジャン「遅すぎます!」

コニー「せめて生死を確認するだけでも」

キース「貴様らいい加減にしろ!!!!」

一同「!!!!?」

キース「貴様らはなんだ?心臓を捧げた兵士である者が他の者の心配をする必要があるのか!!」

キース「貴様らをそのように訓練した覚えはない!もう一度あの地獄の訓練を受けさせてやろ…」

????「教官…それは止めていただけませんか友人達を俺のせいで地獄を見させたくないので」

キース「だれだ…!!」

キース「ふっ」

アルミン「教官どうしました…えっ!!」

エレン「アルミン?…はぁ!!?」

一同「!!!!?」ザワザワ

キース「随分と待たせるではないか貴様」

????「少し寄り道していたもので」

キース「その寄り道のせいでこの者達は地獄を見かけたのだぞ?」

????「俺はその地獄よりもさらにキツイ地獄を見てきました。」

キース「どうであった?」

????「怖くなかった…それは嘘になりますが、成長できたと思っています」

エレン「お前!!」

????「どうした?エレン化け物を見るような顔で、共に訓練した仲なのに酷いな…」

ジャン「お前本当に?…」

????「あぁ…」

????「遠藤訓練兵ここに帰参しました」ケイレイ

一同「遠藤~!!!!」

アルミン「よく生きてこれたね!!」

遠藤「あぁなんとかな」

エレン「外壁はどうだった?」

遠藤「なんとも言えない、その話はあとでな」

ミカサ「よく生きてかえってくれた。でもこれで私は負けた訳じゃない…」

遠藤「もちろんだ」

ベルトルト「よかった!よかった」

遠藤「どうしたベルトルトそんなに喜んでそんなに会いたかったのか?」

ベルトルト「それもだけどライナーが」

遠藤「ライナーと何が関係あるんだ?」

ベルトルト「訓練兵全員にもし遠藤が帰ってこなかったらライナーを殺すって言われてて…」

ライナー「遠藤!!ありがとう!お前のお陰で生きられる!」

遠藤「またなにかいらない事を言ったな?口は災いの元とは、こういうことだ」

遠藤「まったく、お前のいけないところはそこだライナー」

ライナー「すっすまん…」

遠藤「でお前は何を言ったんだ?」

ライナー「いや、そ、それは…」

ベルトルト「遠藤はひょっとして戦死したかもってなって言ったんだよ」

遠藤「ほう…」

ライナー「おい!言うなよ!」

ベルトルト「ほんとのことだよね」

ライナー「遠藤その!違うんだ!別にお前の強さを疑ったわけじゃないんだ!」

遠藤「わかったわかった。」

アルミン「いいの遠藤?ぶちのめしてもいいんだよ?」

アニ「逆にそれみたい」

一同「うんうん」ウナズク

ライナー「おい!お前ら!」

遠藤「俺もできればそうしたいが…今はそういうきぶんじゃないからな」

ライナー「遠藤!ありがてぇ!!」

遠藤「しかし!次そんなことゆえば…」

遠藤「お前の首をはねる…」ギロ

ライナー「…」

一同「う…」ドン引き

遠藤「わかったな?」

ライナー「はっはい…」

遠藤「冗談だ冗談!マジになんなよ!」

ライナー「すっげぇ怖かった…」

一同「うんうん」

バン!

一同「ビクッ!」

キース「貴様ら何を驚いている?」

一同「なんだ教官か…」

キース「遠藤訓練兵」

遠藤「はい」

キース「無事にかえってきたのだな」

遠藤「えぇなんとか」

キース「雑魚にしては上出来だな」

遠藤「はいありがとうございます」

キース「この調子でいけ」

遠藤「ハッ!」

エレン「あの教官が褒めるなんて…」

アルミン「天地がひっくり返ってもあり得ないのに」

ミカサ「人を褒めることを知らないと思ってたのに…」

ベルトルト「それは言い過ぎ」

遠藤「あはは…」

外 さ…ん!! え…ど…さ…!

遠藤「うん?なんか外が騒がしいな?」

エレン「誰だ?」

遠藤「?…」

ガチャ

??「あ!来た!」

??「遠藤さーん!」

遠藤「え!なんで!?」

エマ「じゃーん!エマここに参上です!」

スアス「同じく!」

エレン「なんでここに子供が!?」

アルミン「訓練所に、子供がいるの始めてみたよ…」

遠藤「なんでここにいるんだ?」

エマ「だってスアスが見に行きたいってゆうから」

スアス「だってみてみたかったんだもん」

遠藤「それなら事前に言っといてよ…」

エマ「えへへ…ごめんごめん」

エマ「それよりそうと遠藤さん?」

遠藤「なんだ?」

エマ「それ!!」ダキツキ

遠藤「うわ!!」

スアス「あ!エマずるい!」ダキツキ

遠藤「コラコラいきなり何すんだ?」

エマ「遠藤さんだっこ」

スアス「僕も!」

遠藤「ハイハイよっこらしょっと」

遠藤「ふぅー二人とも少し重くなったな」

スアス「最近いっぱいごはん食べてるんだよ!」

遠藤「へぇ~もっとたくさん食べろよ?大きくなれないぞ?」

スアス「はい!」

ベルトルト「へえ~君達何歳なの?」

エマ「11歳だよ」

スアス「僕は10歳です」

ライナー「名前はなんていうんだ?」

エマ「エマってゆうの!」

スアス「僕はスアスです」

ミーナ「へぇ~かわいいね~」

サシャ「自分を思い出します」

アニ「あんたこれくらい可愛かったの?」

ミカサ「サシャに限ってそれはない…」

サシャ「失礼ですね!ひどいですよ!皆さん」

ユミル「当たってるだろ?」

クリスタ「コラ!ユミルそんなこと言わないの!」

遠藤「まぁまぁそれくらいで」

遠藤「なぁ?」

エマ「なに?」

遠藤「お前らがいるってことは…」

レイト「ちょっと!2人とも先々行かないでよ!」

遠藤「やっぱり…」

エマ「ごめーん!」

スアス「お姉ちゃん遅いんだもん」

レイト「仕方ないでしょ!お弁当重いんだから!」

レイト「あ…」

遠藤「こんにちは」

レイト「遠藤さん!どうも!」

遠藤「どうしたんですか?こんなところまで」 レイト「2人がどうしても行きたいって言うもんですから」

遠藤「事前に言っておけばよかったのに…」

レイト「すみません2人が早く遠藤さんに会いたかったらしくて」

エマ「お姉ちゃんもでしょ!」

スアス「誤魔化しても無駄だよ!」

レイト「//ちょっと!やめなさいよ!///」カァ~

遠藤「ハッハッハ」

ワイワイ

クリスタ「見てあれ…」

ミーナ「本当の家族みたい…」

アニ「あの美人さんは誰…」

ユミル「スタイルいいし…」

サシャ「胸も少し大きいし…」

クリスタ「足長いし、身長高いし、性格もいいし…」

ミカサ「あなたたちには持っていないものを向こうは持っている…」

クリスタ達「キ~~~!!!」

ライナー「何でいっつも遠藤ばっかり!」

ベルトルト「凄く美人だよ!羨ましい!!!」

ジャン「あのやろう!悔しい!!!」

エレン「まあまあ…」

アルミン「遠藤ばっかりずるい!」

マルコ「その美人さん紹介してよ!」

レイト「あ、あの…////」

遠藤「おい!皆!レイトさん照れてるぞ!」

ライナー「マジか!」

ベルトルト「チャンスある!」

マルコ「そうか!今からアタックだ!」

アルミン「僕が先だ!」

レイト「あの!ちょっと!困ります…」

遠藤「そういうことだ終わりにしろ」

ライナー「せめて名前だけでも」

レイト「え?」

ベルトルト「お願いします!名前だけでも!」

レイト「あっはい…」

レイト「レイトっていいます宜しくお願いしますね?皆さん」ニコ

ライナー達「うぉぉ!!凄く可愛いぞ!」ガヤガヤ

レイト「ちょっちょっと困りますね…//」

遠藤「にしては嬉しそうですが…」

レイト「ちっ違います!そんなんじゃありません!」

遠藤「はいはい」

レイト「ぷっ」

遠藤、レイト「ハッハッハ」

レイト「あっそうだ!皆でご飯食べませんか?お弁当作ってきたので!」

遠藤「おお!ラッキー!またあのうまい飯が食えますよ!」

レイト「ふふそんな大袈裟な」

ライナー達「…」

遠藤「はぁ」

遠藤「レイトさん」

レイト「はい?」

遠藤「あいつらも入れてやってもいいですか?」

レイト「え?」

ライナー達「何!」

遠藤「多いほうが楽しいでしょう?」

レイト「そうですが…」

ライナー達「良いぞ!良いぞ!」

遠藤「あいつらはいいやつですお願いしますよ」

レイト「わかりました、遠藤さんが言うなら」

ライナー達「よっしゃ!!」

遠藤「声にでてるぞ」

ライナー達「あ…」

レイト「///」

遠藤「そんなにこの人と仲良くなりたいのか?」

ライナー達「あったりまえだ!」

レイト「一つ皆さんに言っておくことがあります!」

レイト「私は!心に決めている人がいるのでごめんなさい!!!」

ライナー達「ガーン!!!!」

遠藤「ハッハッハ見事にフラれたなお前ら!」

ライナー達「遠藤~!!貴様~~!!」

遠藤「え?なっなんだ!お前ら!そんな顔でよるな!」

ライナー達「お前が羨ましい!!!」

遠藤「知るか!とりあえず来るな!」

(ここまでですブラウザ開けなくて更新遅れて誠に申し訳ありません!」

遠藤「ところでレイトさん?」

レイト「はい何でしょう?」

遠藤「心に決めている人ってだれですか?」

レイト「えっ!?///;゜∀゜」

遠藤「だれですか?」

レイト「それは…」

遠藤「はい…」

レイト「その…」

遠藤「はやく」

レイト「やっぱり無理です!」

遠藤「何でですか!?教えてくださいよ」

レイト「駄目です!駄目駄目」

遠藤「お願いしますよ!そこをなんとか」

レイト「いくら遠藤さんでも駄目です」

遠藤「はいはい分かりましたよ」

レイト「馬鹿…」ボソ

遠藤「うん、何か言いましたか?」

レイト「言ってません!」

遠藤「何怒ってるんですか?」

レイト「怒ってません!」

遠藤「怒ってるでしょ!」

レイト「怒ってません!」

遠藤「いやいやすみませんでした!」

レイト「あ、そういえば…」

遠藤「何ですか?」

レイト「えっと…//その//」

レイト「遠藤さんは心に決めている人っているんですか?」

一同「…」ピクッ!

遠藤「おれですか?」

レイト「はい!」

遠藤「うーん…」

一同注目ジーーー

遠藤「居ませんね」

レイト「そうですか…」

アニ「…」

サシャ「何故でしょうか」

クリスタ「何が足りないの…」

ミーナ「次はきっと…」

ユミル「いつか…」

レイト「欲しくは無いのですか?」

遠藤「どっちかと言えば欲しいですね…」

一同「!!!」ヨシ!

レイト「あの!」

遠藤「はい?」

レイト「えっ!遠藤さんの!タッタタタイプ!?」

一同「よし!ナイス!」

遠藤「タイプですか…そうですね…」

遠藤「強いて言えば…」

レイト「はい…」

遠藤「家庭的な人ですね」

レイト「ほんとですか!?」

遠藤「ええ」

アニ「私はなんとか、セーフ」

サシャ「生き残れそうです~!!」

クリスタ「今度からしよう」

ユミル「私も」

ミーナ「したことないよ~~」

エマ「お姉ちゃん…」

レイト「なに?」

エマ「言っちゃえば?」

レイト「えっ!!えっ!なっ何を?」

スアス「遠藤さんのことす…」

レイト「ああ~~!!!ダメダメ絶対駄目!


遠藤「どうしました?」

レイト「いっいえ!別に何も…」

遠藤「お姉ちゃん実は遠藤さんのこと…」

レイト「駄目だって!ほんとに!」

遠藤「まぁいいですけど…」グゥ~

レイト「あっ」

遠藤「すみませんお腹ペコペコで…」

レイト「食べましょうか?」

遠藤「はい!」

エマスアス「やった~!」

遠藤「おいお前ら何してる?はやく来い」

エレン達「おう!」

クリスタ「いくらあの人でも料理の腕は…」

レイト「ではどうぞ…」

遠藤「あ、取り分けてくれたんですね。ありがとうございます」

レイト「いえいえ//」

遠藤「頂きます」パク

エレン「どうなんだ?」

遠藤「うん!やっぱりうまい!」

アニ「チッ!」

ベルトルト「アニ?何で舌打ちしたの?」

クリスタ「うそ…」

ミーナ「一日中料理のお勉強しよう!」

サシャ「どれどれ…」パク

サシャ「え!こんなに美味しいんですか!!」

アルミン「ほんとだ…凄く美味しい…」

ベルトルト「こんなのが毎日食えたらね…」

ジャン「上手いこんな上手いもん食ったことねぇ…」

エレン「そうだな!訓練所がこんな上手い飯だったらなぁ…」

ライナー「無理無理できるわけねぇな訓練所の連中にこんなうまいもの作れるわけねぇ…」

ライナー「ましてや訓練所よりも数倍うまいな…」

キース「今の言葉もう一度申してみろ…」

ライナー「いいぜ!訓練所よりも数倍うまい…!」

キース「ほう貴様毎日そのようなことを思っていたのか。いい度胸だ、毎日食わしてやったのは一体誰だと思っている…」

ライナー「それは…その!あの!」

キース「ブラウン訓練兵貴様今私の部屋に来いたっぷり話をしようではないか」

ライナー「今ですか!」

キース「当然だ今すくだ!」

ライナー「しかし皆俺に残ってほしいのでは?」

キース「どうなのだ?貴様ら?」

エレン「どうぞつれていってください」

コニー「残ってほしくないな…」

ジャン「お前がいないほうがいいし」

ミカサ「うるさいのが一人減って好都合…」

アニ「はやくいって」

サシャ「ライナーいってらっしゃいです」

クリスタ「バイバイ」

ユミル「さっさといけ」

ライナー「お前ら一体なんの恨みが、遠藤!レイトさん!お前らは違うよな!」

遠藤「飯食いたいから早く行ってくれ」

レイト「すみません先程口説いたので少しライナーさんは苦手です…」

ベルトルト「賛成です…」

ライナー「おい!ベルトルトお前!」

キース「ということだいくぞ」

ライナー「いやだ~~!!!!」

遠藤「さてうるさいやつが消えて静かになったところで…食うか!」

一同「おう!」

ワイワイ!!!!

クリスタ「あっあの!」

レイト「はい?」

クリスタ「少しこっちに来てくれませんか?」

レイト「はい分かりました」

スタスタ

クリスタ「皆連れてきたよ」

女共「ウワァ~ホントニビジンダ~エンドウノコイビトラシイヨエェ~ソンナ~!!!!スタイルモイイシ、ムネモオオキイシ」

クリスタ「ごめんなさい」

レイト「いっいえ」

アニ「つれてきたかい」

クリスタ「うん」

レイト「あっあの…」

アニ「急に呼び出して謝るよ…」

レイト「いえ、そんなことは…」カオコワイ

サシャ「あ!来た来た!ご飯美味しかったです!また作ってくださいね!」

レイト「はい…」

ユミル「お前遠藤とどんな関係だ?」

ミーナ「ユミルいきなり単刀直入に」

ユミル「そのために呼んだんだろ?」

レイト「いや!その!えっと//…」

レイト「おっお友だちです!」

ユミル「そうか…」

アニ「何処で出会った?」

レイト「街で会いました」

ミーナ「どういう風にですか?」

レイト「駐屯兵の人達に弟達がぶつかってしまってその駐屯兵の人達はぶつかったからツケを払えと言われて酒のお酌をすれば許してやると、」

クリスタ「ヒドイ!」

レイト「はい、それで困り果てている時に遠藤さんが助けてくれました」

ユミル「どっどういう風にだ?」

ミーナ「あーれ?ユミル焦ってる?」

ユミル「うっうるせぇ!黙ってろ!///」

レイト「その人達は真っ直ぐ歩いてた、けどあんたらはフラフラしてた、あんたらが悪い。兵士ならいさぎよく謝れ!と駐屯兵にそう言いました」

サシャ「やっぱりカッコいいです!」

レイト「それで格闘術…とかで駐屯兵の人達をを瞬殺しました。」

ミーナ「瞬殺!?駐屯兵を!?しかも二人!?」

アニ「何の技だった?」

レイト「えっと…相手の足を凄い勢いで払ってました」

アニ「それ私が教えた技…」

クリスタ「それで!そのあとは?」

レイト「お礼が、したいので私の家で一緒にご飯を食べて帰っていきました」

レイト「でもしばらくたった時に壁外調査に行くと聞いたときには背筋が凍りました」

クリスタ「あれは私達もだよね?」

サシャ「必死に止めました!」

ミーナ「無駄死にだと思ったからね」

アニ「あれはさすがに効いた」

クリスタ「死んでほしくなかったからね…」

レイト「私もあの時弟達と必死に止めました…」

レイト「でも皆を守る力が今自分に無いからを得に行くための壁外調査だ!と言ってペンダントを私に託して行きました」

ミーナ「帰ってきたときは?」

レイト「とても嬉しかったです!遠藤さんは疲れも知らずいきなりご飯を食べたいと」

サシャ「ずるいです!」

ユミル「あの時寄り道してたっつうのは」

クリスタ「レイトさんの家でご飯を食べてたのね」

アニ「…」

アニ「ねぇ?」

レイト「はい?」

アニ「あっあんたさ…遠藤の事好きなの?」

レイト「えっ!いや!それは!」

クリスタ「アニ!それは後から言うつもりだったでしょ!?」

ユミル「どっちにしても聞く予定だっだからいいじゃねえか、」

レイト「そっそれは…」

レイト「いや!むしろ!皆さんどうなんですか?」

クリスタ「反撃してきた…」

アニ「いや聞いてるのは私達///…」

レイト「お願いします言わなかったら私も言いません!」

クリスタ「…」

クリスタ「わっ私は//!すっ!好きです//!遠藤の事とても好きです//!初めて会ったときから//!」

レイト「え?」

サシャ「私もです、とても優しくてご飯をくれたり奢ってくれたりしました!」

レイト「え?え!?」

ユミル「わっ私は!あいつが付き合って欲しいなら別に…//」

レイト「そんな…」

アニ「わっ私は…可愛いと言ってくれて、女として私を見てくれて、他の男と違って優しくしてくれたり、アニには兵士にはもったいないと言ってくれた…だからあの馬鹿が私を求めるならそれに応えるつもり…///」

レイト「そんなことを…」

ミーナ「私も好きです!遠藤の事!」

クリスタ「さっさぁ!レイトさん!私達言いましたよ!教えてください!」

レイト「いや…その…」

ユミル「早く言えよ」

クリスタ「ユミル!心の準備があるでしょ?」

ユミル「はいはいわかったわかった」

ミーナ「それでどうなんですか?」

レイト「わっ私は!遠藤さんの事はす…」

ガチャ

遠藤「おい皆何やってんだ?」

クリスタ「ちょっと!今いいところだったのに!」

遠藤「え?」

アニ「タイミング悪い。」

サシャ「聞きたかったです…」

ミーナ「空気が読めない」

ユミル「ノックもせずにはいってくんな」

遠藤「だってよ…」

エマ「お姉ちゃんこんなところに!」

レイト「え?」

スアス「ご飯おかわり欲しいよ」

レイト「わかったから今行くね」

レイト「それでは皆さんこれで…」スタスタ

一同「あぁ~」

遠藤「お前らもはやく来いよ」スタスタ

クリスタ「結局どうだったんだろう…」

サシャ「あの人もこっち側だったら…」

ミーナ「勝ち目ないね…」

アニ「関係ない」

ユミル「どんな手を使っても…」

遠藤「あのレイトさん?」

レイト「なんですか?」

遠藤「何の話をしてたんですか?」

レイト「えぇ!?そっそれは秘密です!?」

遠藤「いいじゃないですか!教えてくださいよ!」

レイト「絶対嫌です!」

遠藤「お願いしますって」

レイト「もう~遠藤さんしつこいです!!」ダッダッタ

遠藤「あ!、ちょっと待って!」ダッダッタ

レイト「それでは皆さんありがとうございました。」

エレン「もう帰るのか」

アルミン「少しだけ残っていきませんか?」

レイト「ありがたいですがもう遅いので」

アルミン「そうですか…」

ベルトルト「まぁまぁアルミンまた来てくれるかもしれないよ」

マルコ「そうだね。これで最後じゃないんだから」

ジャン「あぁ~またあのクソマズイ料理を食べることになっちまうのか…」

ミーナ「声が大きいよ!ジャン」

ユミル「教官に聞こえてたらライナーみたいになるぞ?」

ジャン「あぁ?そういえばライナーは?」

コニー「まだ説教中だぞ」

エレン「まだか?さすがにやめてやったほうがいいんじゃねえか?」

ミカサ「ライナーは自業自得…」

遠藤「全くだぜ!!」

ハッハッハッ

レイト「それでは失礼します」

遠藤「レイトさん家まで送りますよ」

レイト「いやいいですよ!そんな悪いです」

遠藤「小さい子2人と美人な女の人をこんな暗い道を歩かせたくないので、また何かあったら大変なので」

レイト「えぇ!?ちょっと!もしかして遠藤さんその言葉は…」

遠藤「うん?何でしょう?」

レイト「違うんですか…」ショボーン

スアス「大胆…」

エマ「この二人はやくならないかなぁ~…」

クリスタ「いいな…」

サシャ「あの言葉言ってくれたらいいんですけどね~」

アニ「…羨ましい」

ミカサ「アニ何か言った?」

アニ「いやべつに…」

ミーナ「顔が、赤くなってきた…」

ユミル「チッ!」

遠藤「?」

レイト「あの~」

遠藤「はい?」

レイト「行かないんですか?」

遠藤「すみません!行きましょう!行きましょう!」

遠藤「じゃあ皆少し送ってくる。すぐ帰るから」

エレン「いってらっしゃい~」

スタスタ

レイト「…」

遠藤「…」

スアス「ねぇねぇ…」

エマ「なに?」

スアス「空気が重いよ…」

エマ「確かに…」

遠藤「レイトさん」

レイト「何でしょう?」

遠藤「美味しかったですよ」

レイト「ありがとうございます」

遠藤「また作ってくださいね何度食べても飽きませんよ」

レイト「あっありがとうございます」

レイト「ところで遠藤さん?」

遠藤「何ですか?」

レイト「あのクリスタさんとか女の人達とはどんな関係なんですか?」

遠藤「あぁあいつらはただの友達です」

レイト「そうなんですか?」

遠藤「えぇ訓練所入ったばっかりの時にいろいろ世話になったんですよ」

レイト「そういう男女の関係ではないんですか?」

遠藤「違います!そんなんじゃありません!」

レイト「そうですか…///」

エマ「あれ~」お姉ちゃん嬉いそうな顔~」

レイト「え!いや違うよ!」

スアス「じゃあ何で顔赤いの?」

レイト「うっ…」

遠藤「ハッハッハまぁまぁ二人ともお姉ちゃんをいじめてやるな」

レイト「あ!遠藤さん笑った!ヒドーイ」

遠藤「すいませんすいません」

遠藤「あっ着きましたね」

レイト「すいませんありがとうございました」

遠藤「いえいえまた今度遊びに来てくださいね」

レイト「はい!是非!」

エマ「次はもっと遊ぶからね」

スアス「絶対ですよ!」

遠藤「はいはいまかしとけよ!」

レイト「それでは」

遠藤「じゃあ」

エマ「バイバイ」

スアス「さようなら」

ガチャン

遠藤「ふぅ帰るか」

遠藤「俺はどうするべきか…」

ウワァ~!!!離せ~!!! ガブ

遠藤「またあの地獄に戻るか…」

駐屯兵「また飲もうぜ!」

駐屯兵「いいぜ!いい店しってんだぜ俺!」

駐屯兵「マジかよ!今いこうぜ」

遠藤「ああなるか…」

遠藤「やっぱり決められんな…死ぬか、弱くなるか」

遠藤「まだ時間はあるじっくり考えよう…」

ガチャン

エレン「おっ!遠藤!遅かったな!」

遠藤「悪い遅れた」

アルミン「ちゃんと送ってあげた?」

遠藤「もちろんだ」

ライナー「いいな…」

遠藤「気持ち悪い。にやけるなよ」

ミカサ「今回は賛成する…」

ライナー「なっ!ひでえな!」

コニー「当たってるだろ?」

アニ「そのがたいで騒ぐのやめて」

ユミル「殴るぞ?てめぇ?」

クリスタ「それは言い過ぎだよ!」

ライナー「クリスタありがとう!」(^ー^)

クリスタ「うっ…やっぱり殴って…」

ジャン「ハッハッハ嫌われてやんの!」

マルコ「プッ!」

ベルトルト「ごめんライナー、プッ!フフフフ」

ライナー「お前らいい加減にしろ、」

遠藤「はいはい止めてやるよ」

エレン「なぁ遠藤壁外調査の話聞かせてくれよ!」

遠藤「…」

アルミン「どうしたの?」

遠藤「いや、話すことは問題ないんだが…」

ミカサ「何?」

遠藤「この話を聞いて調査兵団に志望しているやつがいたら違う兵団に行く可能性があるかもしれん」

マルコ「そんな危険な話なの!?」

遠藤「それ以上だ危険なんてもんじゃない」

遠藤「エレン調査兵団に入ることをやめると言い出しても俺の責任じゃないからな」

エレン「わかった話してくれ」

遠藤「わかった話す今から言うことはすべて本物だ」

遠藤「俺はトロスト区からの門で調査兵団の先輩達と共に壁外に出た」

遠藤「すると団長から長距離策敵陣形展開命令出た」

エレン「…」

遠藤「俺は指示に従い自分の持ち場に着いた」

マルコ「何処の持ち場についたの?」

遠藤「初列策敵」

アルミン「えっ!?そんな危険な所を!?」

遠藤「命令だから仕方がなかった」

遠藤「続けるぞ」

遠藤「初列策敵に着いた、そのあとは陣形に近づいてくる巨人を発見し伸煙弾を出す、これが策敵の仕事だ、俺はこの通り遂行している途中、陣形に遅れた一人の団員が巨人に捕まり、そして…」

遠藤「喰われた…」

ミーナ「…」絶句

遠藤「始めてみたよ、あんな光景、自分の目の前で人が喰われて死ぬんだからな」

遠藤「俺はそのあと食った巨人を発見したから伸煙弾を打とうとしたがしくじって食われかけた」

クリスタ「よかった」

遠藤「そのあとは陣形に戻って策敵をしている途中、奇行種が出た」

ベルトルト「奇行種?」

遠藤「普通の巨人とは全然違うやつだ行動パターンも違う」

遠藤「俺は同行していた調査兵団の先輩と一緒に討伐しようとした」

遠藤「先輩が囮になり俺が仕留める、俺は実践でブレードを握ることになった」

遠藤「先輩は囮になってくれて、巨人の動きを封じてくれた」

遠藤「その間に仕留めるはずだったんだんだか…」

サシャ「どうしたんですか?」

遠藤「巨人に睨まれて後退してしまった…そして先輩を捕まえた…」

遠藤「またあの光景を見るのが嫌だったから、無我夢中で巨人に斬りかかったすると…」

遠藤「巨人を仕留めることができた…」

遠藤「そして気づいた」

ライナー「何をだ?」

遠藤「巨人を殺すのは簡単だったということだ」

ベルトルト「なるほど実践で凄いね…」

遠藤「しばらくしてから巨人を何体か殺した…」

遠藤「 あとは目的地の巨大樹の森で道を整備する先輩方を援護する役目を受けた」

遠藤「巨人をまた殺した…」

ミカサ「…」

遠藤「目的が終わってあとは帰るだけのはずだった…」

コニー「えっ?何だよ帰りなにがあったんだよ?」

遠藤「巨人が多数接近してきた…」

アニ「何体?」

遠藤「ざっと100体は」

ユミル「…」

遠藤「交戦はしなかった、平地での立体起動はまさに自殺行為だったからな」

遠藤「団長からの命令がでた、「壁からはそう遠くはない逃げ切る」そう命令がでた」

遠藤「壁まで逃げ切ろうとしたが巨人共は見逃してはくれなかった」

遠藤「しかも左右からも接近してきて、後方の部隊が孤立してしまった」

ジャン「マジかよ…」

遠藤「ここからが地獄の始まりだった…」

遠藤「一人また一人食い殺されていったよ…」

遠藤「一体どれだけ喰われただろうな…みるみるうちに後方が少なくなっていった…」

遠藤「目をそらしたくなるような光景だよ、血が飛び散り、血溜まりができ、切断された胴体だったりな」

遠藤「もう嫌だった…生きていることを忘れる位だった、俺はただ仲間が次々と死んでいく姿を見ていることしかできなかった…」

遠藤「壁まであと少しの所で一人の団員が馬から落ちてしまった、俺は助けようとしたが回りの団員から止められ助けられなかった」

エレン「それでそいつはどうなったんだ?」

遠藤「死んだよ…」

エレン「えっ?」

アルミン「どうして!?」

遠藤「数体の巨人に一斉に食われて死んだ…」

遠藤「助けられなかった自分を責め立てたよ」

一同「…」絶句」

遠藤「こんなところかな…」

一同「…」

エレン「遠藤…」

遠藤「何だ?」

エレン「その、ごめんな、こんなキツイ話させて」

遠藤「気にするな、もうすんだ事だ、さて…」ガタン

遠藤「俺は先に寝るとするじゃあお休み」スタスタ

エレン「なんか、悪いこと言っちまったな俺…」

アルミン「そんなことないよ!エレン」

ミカサ「あなたはなにも知らなかったから悪くはない」

ジャン「へっ!相変わらず人を巻き込む野郎だな!この死に急ぎ野郎!」

エレン「なんだと!?」

ライナー「おいジャン、エレンを責めても何も変わらないぞ?」

ベルトルト「君だって聞きたがってたじゃない」

ジャン「でっでもよ…」

コニー「もうそれくらいにしようぜ」

マルコ「教官来るかも知れないしね」

クリスタ「じゃあ解散しようね!」

一同「さんせーい」

エレン「…」

アルミン「エレン?」

エレン「なんだ?アルミン」

アルミン「遠藤の話聞いて後悔してるの?」

エレン「いや、違う」

アルミン「じゃあなに?」

エレン「あいつにあんな話をさせたことに対して後悔してんだ」

アルミン「気にする必要ないと思うよ遠藤だって許してくれたじゃない」

エレン「それがちょっとな…」

ライナー「後悔してるのはお前だけじゃないぞ」

エレン「えっ?」

ベルトルト「僕達だって後悔してるよ…」

コニー「あいつにあんな話させた事も」

マルコ「君だけじゃないよエレン」

エレン「でもあいつは…」

ライナー「気にしていると思ってんのか?」

エレン「ああ…」

ベルトルト「あの姿を見ても?」

遠藤「グゥ~」イビキ

エレン「…」

アルミン「気にしてなかったらあんな爆睡しないよ?」

ベルトルト「すごいイビキだね…」

ライナー「な?エレン気にするな」

エレン「ああ!」

一同「お休み~」

遠藤「フン笑…馬鹿が」

早朝

エレン「あぁ~眠い…」

アルミン「おはよう~」

ライナー「もう朝か…」

ベルトルト「早いね…」

マルコ「あれ?遠藤がいないよ」

ジャン「そういえば…」

エレン「食堂に居るだろ?」

エレン「うーす」

ミカサ「エレンちゃんと挨拶しなさい」

エレン「うるさいお前は母親か」

アルミン「まぁまぁそういえばミカサ遠藤見なかった?」

ミカサ「見てない…」

クリスタ「いないの?」

アルミン「うん…」

クリスタ「そう…」

ライナー「クリスタ天使…」

ベルトルト「気持ち悪いからやめて」

エレン「じゃあ一体どこにいった?」

遠藤「ヘックション!」クシャミ

遠藤「誰か俺の話してんのか?」

遠藤「まぁどうでもいいか…」

遠藤「さぁて不味い訓練所の飯食うよりも数倍上手い飯食いに行くか」

コンコン

????「はーい」

ガチャン

レイト「あ!」

遠藤「こんにちは!」

レイト「遠藤さん!どうしたんですか?」

遠藤「ご飯を食べに来ました!」

レイト「あっはい!どうぞ…」

エマ「あっ!いらっしゃーい!」

スアス「あ!こんにちは!」

遠藤「また食いに来た」

レイト「じゃあこれを…」

遠藤「おーこれは…」

レイト「シチューです」

遠藤「いただきます…」

コンコン

遠藤「ん?だれだ?」

エマ「私見てくる!」

エマ「はーい」

遠藤「お手伝いしてくれるんですね」

レイト「多分遠藤さんがいるからです」

遠藤「え?」

レイト「遠藤さんがいるからですよ居なかったらあんなことぜったいしないですから」

遠藤「はぁまったく俺から言っときます」

レイト「はい是非とも」

エマ「お兄さん誰?」

????「こんにちはお嬢ちゃん、今兵士の人がここに入ったよね?」

エマ「うん!遠藤さんてゆうんだよ!」

????「そうか、じゃあその人をここに呼んできてくれるかな?」

エマ「いーよ」

エマ「遠藤さーん?」

遠藤「ん?何だ?」

エマ「遠藤さんにお客さんだよ」

遠藤「俺に?誰だ…」

スタスタ

レイト「私もいきます」

スタスタ

????「あっ」

遠藤「ん?あんたは誰だ?」

????「覚えていませんか?」

遠藤「知るかよお前みたいな 好青年なんか」

????「好青年ですか…そう言ってくれるのはあなただけですよ)

遠藤「お、おう…」

レイト「遠藤さんどうしたんですか?」

????「こんにちはお邪魔してます」

レイト「あっはい…」

????「遠藤さんこの美人な人は奥さんですか?」

遠藤「は?」

レイト「えぇ~//その//違います!//」

????「可愛らし人ですね」

レイト「あっありがとうございます…//」

遠藤「で、お前は誰だ」

????「ホントに覚えて無いんですね」

????「いいですよ教えてあげます」

????「遠藤さんあなたはここに来る前ある学校でいじめられてた学生を助けましたね」

遠藤「あっ!お前まさか!」

????「ええ俺はその時いじめられてた学生です」

遠藤「なっなんでお前が!!」

????「いろいろありましてここに来てしまいました」

????「これからその訳を話しますから少し…」グルルル

????「何か食べさせてくれませんか…」

遠藤「…だっせぇ」

レイト「…どうぞ」

????「…ありがとうございます」

????「はぁ~美味しかった!ここに来てからゴミをあさる生活してなかったから」

遠藤「で、話をしてくれなんでお前がここにいる?それとあんなヘタレで情けなくて暗かったお前がなんでこんな好青年になって男らしくなったのも」

????「あっハイハイ今話しますからそれにしても遠藤さんは質問攻めばっかりですね」

????「じゃあ何故俺がここにいるか話しますね」

????「おれは、遠藤さんからいじめから助けてもらって、名前もどこに住んでいるか解らなかったので、自分で探してお礼を言おうとしてました」

????「そして見つけました、先生に聞いて、先生からはいじめを許さない人だと聞いたので、家に行きましたけどチャイムを鳴らしても誰も居なかったので、その帰り道にマンホールに落ちてしまいこの様です」

遠藤「いやいや待てよなんで俺が遠藤だとわかった?」

????「だってクラス名簿に顔と住所と名前書いてたので」

遠藤「それもあるけど、なんで俺がこんな所にいるとわかった?」

????「噂ですから、訓練生に遠藤っていう強い訓練生が居ると聞いたもんで」

遠藤「なるほどそれで俺に会うまで何してた?そんな服がボロボロになるまでどこにいた?」

????「信じて頂けないと思いますが、壁外にいました」

遠藤「はぁ!?お前!!あんなところに落ちたのか!」

????「はい死ぬかと思いました、巨人に追いかけられて追いかけられて、もう何度も何度も死にかけました」

遠藤「よく生きてれたな?」

????「追いかけられてるうちに逃げるのに慣れました」

遠藤「…」

遠藤「で、どうやって壁内に入れた?常に門はとじてるぞ?」

????「やっぱり覚えて無いんですね、遠藤さん壁外調査行ったでしょ?その時に門の手前で調査兵を助けようとしたでしょう?」

遠藤「何故それを…」

????「ざわついてる間に壁内に上手く入れました。」

遠藤「なんでその時に俺に声を掛けなかった?」

????「その時激昂してたでしょう?とてもこんな話を冷静に聞いてくれるとは到底思えませんでしたから、その時に言ったとしてもとても信じてくれるとは思いませんでしたから信じました?あの時に言えば…」」

遠藤「確かに…」

????「遠藤さんこれ見覚えあります?」

遠藤「それ!お前!!」

????「えぇ立体起動装置です」

遠藤「けどお前!訓練所に入ってないだろ?」

????「入らなければ使ってはいけないという法はありますか?」

遠藤「ない」

????「そうでしょう?」

遠藤「けどお前最初からそれを完全に使いこれた訳じゃないだろ?」

????「その通りです遠藤さん、これを使いこれたのは壁内に入ってこれた時くらいですよ、その前にこれを使ってたときは死にかけました、失敗しては何度も何度も巨人に捕まりかけました」

????「やっと馴れた時には自分の周りには巨人はいませんでした」

遠藤「殺したのか?」

????「ええ」

遠藤「何体?」

????「50体以上…」

遠藤「…」

遠藤「何が望みだ?」

????「訓練所に案内して欲しいのです、」

遠藤「何故だ?」

????「今自分はわからないことだらけです。訓練所にいれば、そのわからない事を解る可能性がありますから」

遠藤「断る」

????「何故です?」

遠藤「お前みたいな奴を俺の友人達に会わせる訳にいかない、」

????「遠藤さん、俺も遠藤さんと同じ考えですよ」

遠藤「何?」

????「俺だって、人に頼って生きて来ましたよ…」

????「それだって遠藤さんだって同じでしょう」

????「壁外でなんも知らないまま生きていたと思いますか!?巨人なんて、最初からわかっていたと思いますか!」

????「ここに来てから最初に会った人が居ましたよ」

????「その人は壁外で暮らす少数民族の一人でした、その人は得体の知れない俺に食事と、家をくれました、巨人という存在もその人が教えてくれました。何でもその人がこの世界の仕組みを教えてくれました。」

遠藤「だったらずっとそこにいれば良いじゃねぇか」

????「俺だってそうしたかったですよ!!」

遠藤「じゃあ何故だ?」

????「巨人に襲われ、その人を含め多くのが巨人に殺されました。もはや居られなくなりました。どんな光景だったと思いますか?命の恩人を目の前で殺され、いつも遊んでた子供達を殺され、優しかったお爺さんとお婆さんを殺され、好きだった女を殺され、周りに人は居ませんでしたよ。その民族は全滅ではありませんでしたが大半が死亡しましたから、ショックがでかすぎて狩りどころじゃないでしょう」

遠藤「そうか…」

????「御願いします、訓練所に行かせてください。仇討ちをしたい!あいつらを殺したい…殺して殺して一匹でも多く道連れにしてやります」

遠藤「お前と同じことを考えてる、奴が一人いるぞ、紹介してやろう」

????「じゃあ!」

遠藤「ただし!妙な真似はするな、その瞬間追い出すからな!」

????「うっ、心得ました…」

遠藤「それと…」

遠藤「名前を教えろ」

????「あっはい名前は…」

????「中田です、宜しくお願いします、遠藤さん」

遠藤「敬語はよせ」

中田「でも俺後輩ですよ…」

遠藤「お前…何歳だ?」

中田「17です」

遠藤「同じじゃねぇか!」

中田「嫌だな遠藤さん、誕生日先でしょう?」

遠藤「お前俺の誕生日しってんのか?」

中田「ええ、名簿で見ましたから、遠藤さんの誕生日は6月13日、俺は7月の8日です」

遠藤「わかった、訓練所はこっちだ来い、レイトさんお邪魔しました」

中田「お邪魔しました!料理凄く美味しかったです!また作っていただけませんか?」

レイト「はい、いいですよ…」

中田「じゃあ失礼します」

中田「じゃあお嬢ちゃん、坊やまた会おう」

スタスタ

エマ「おかしな人」

スアス「でも凄く優しそう」

レイト「苦しい思いしてたんだ…」

(ここまでです)

オリキャラ

中田

身長176㎝

体重 68キロ

性格 温和、優しすぎて相手の気持ちを考える事がある(いじめられる原因)

(この世界に来る前)ケンカ弱い

(来たあと)男を磨いて遠藤みたいに(口は悪くない)

髪の色 黒 (中田は日本ハムの中田翔選手から取りました)

遠藤「それにしても、あのヘタレがこんなに変わるとは、今も信じられない」

中田「自分も変わったと、思いますよ」

遠藤「お前さぁいい加減その慣れない敬語はやめろ」

中田「あっばれた?結構上手くいってたとおもったんだけどねぇ~」

遠藤「バレバレだ」

中田「ひどいなぁ~遠藤 ヘタレって言うけど帰ったらいじめてきたやつ返り討ちにしてやりたいよ」

遠藤「これでお前を守らなくてもいいんだな、よかったよかった」

中田「おいおい遠藤俺はもう自分の身は自分で守れるぞ」

遠藤「ハイハイ着いたぞ」

中田「ここが?」

遠藤「あぁここだ」

遠藤「おーい」

エレン「うん?遠藤?」

遠藤「おうエレンただいま」

エレン「おせーよ!教官が帰ってきたらすぐに来いってよ」

遠藤「うわ、また説教か?」

エレン「なぁそいつ誰だ?」

遠藤「あぁこいつは…」

中田「友達だ」

エレン「友達?そうなのか?」

遠藤「えっあっあぁ、そうだ友達だ」

エレン「それでその友達は何しに来た?」

中田「入団希望だ」

エレン「えっ!入団希望?」

遠藤「俺の推薦」

エレン「それくらいすごいのか!?」

遠藤「あぁそれは凄いんだぞ」

中田「ちょっと遠藤!ハードルをあげるな!」

遠藤「気にしない気にしない」

遠藤「早速だが、教官の許可を得に行くからじゃあな」

エレン「行ってこい行ってこい」

中田「失礼、入団できたら仲良くしてほしい宜しく」

エレン「お、おう」

スタスタ

中田「あれ誰?」

遠藤「エレンイェーガーお前と同じこと考えてるやつだよ」

中田「なるほどあの人が」

遠藤「着いたぞ」

コンコン

遠藤「教官?遠藤です」

キース「貴様か入れ」

遠藤「失礼します」

中田「失礼します、」

キース「うん?遠藤訓練兵その者は?」

遠藤「入団希望者です」

キース「入団希望?もう期限はとっくに過ぎてるが」

中田「そこをなんとか」

遠藤「こいつは俺の推薦です、それと俺の友人です」

キース「うむ、では、特別に入団を許可しよう」

中田「よっしゃ!」

キース「ただし!やめることはこの者の面目を潰すことになるぞ?私の訓練はそれほど優しくはないぞ、それでも入団するのか?」

中田「はい、大丈夫です、俺は3日前までは壁外で暮らしてたので」

キース「貴様、下らん嘘をつくな」

中田「嘘じゃないです」

遠藤「本当です」

キース「もしそれが本当だったとしたら何故?入団する?」

中田「仲間を沢山皆殺しにされて巨人に復讐したいし、多くの人々を助けたいので、訓練所に入って力を付けたいので」

キース「そうか良かろう今日、他の訓練兵を集める自己紹介し、訓練にはげめ、なお他の訓練兵はもう訓練を終了させている貴様だけ毎日訓練漬けだ!覚悟しておけ!」

中田「はい!」

遠藤「失礼しました」

ガチャン

遠藤「良かったな、」

中田「遠藤!このお礼なんと返していいのか、いじめの時といいこの件といい」

遠藤「もういい、ゆっくり休め」

中田「うーす」

遠藤「だが、教官の訓練を舐めるなよ?」

中田「そんなに?」

遠藤「助けないからな」

中田「え~!そんな~」

ハッハッハッ

キース「集まれ、のろま共!」

ザザッ!

キース「本日新たに入団する訓練兵を紹介する」

中田「どうも中田です宜しく。」

キース「仲良くしてやれ、いじめなどしたものは即刻開拓地行きだ!」

ハッ!

中田「いやぁ~緊張した~」

遠藤「嘘つけ、普通に挨拶してたくせに」

中田「やっぱり、勘が鋭い奴だな、」

遠藤「それはどうも、」

ミーナ「ねぇねぇ」

遠藤「うん?」

ミーナ「その人は誰?」

遠藤「俺の友人だミーナ」

ミーナ「へぇ~そうなんだ、宜しくね」

中田「こちらこそ、宜しく」

ミーナ「ミーナカロライナだよ」

中田「中田だ、宜しくミーナ」

ミーナ「うん宜しくね。わからないことあったら言ってね」

中田「はーい頼りにしてまーす」

ミーナ「ほんとに~?」

中田「ほんと!ほんと!多分」

ミーナ「多分ってなに!多分って!」

中田「うそうそ頼りにしてるから」

ミーナ「初めからそう言ってよ…」

中田「イタズラ好きなもんで」

ジャン「おいおい新入りうるせぇぞ黙ってろよ」

中田「誰だ?お前」

ジャン「おいおい先輩に向かってタメ口って何だ?身の程をわきまえろよクズが」

中田「あっそだからなんだ?クズが」

ジャン「何だと?てめぇやんのか!」

中田「別にいいけど…」

ジャン「あぁ?」

中田「命は保証せんぞ」ギロ

ジャン「うっ!…」

ミーナ「口調が変わった…」

中田「どうした?さっきまでの威勢はどこにいった?やるのか?やらないのか、男ならさっさと決めろ」

ジャン「…」

ジャン「へ…へっ!今日はこれくらいで勘弁してやるよ、あ、ありがたくおもいな!」スタスタ

中田「ふっ、情けない…」

遠藤「おい」

中田「なんだ?」

ミーナ「えっ?口調治った?」

遠藤「あまり脅すな、厄介なことになるぞ」

中田「わかってるよ、ただちょっとムカついてね…」

中田「殴りたくなった」ボソ

ミーナ「ひっ!また口調変わった」

中田「冗談だ冗談」

遠藤「冗談でもやめろ、お前はこっちに来てから、人が変わっちまってるからな」

中田「わかってるよ。ちゃんと人としての情は残ってるから」

遠藤「それならいいが、お前は訓練大丈夫か?」

中田「そろそろ受けないとな」

中田「じゃあまたな」スタスタ

ミーナ「ねぇあの人何者?」

遠藤「あいつは俺と同じ所に来た。いろいろ事情があって訓練兵に」

ミーナ「あの口調は?」

遠藤「あるトラウマのせいで前の性格じゃなくなってるんだ」

ミーナ「そのトラウマって?」

遠藤「秘密だ。教える事はできない」

遠藤「でも安心しろ危険なやつじゃない。いいやつだ。あいつは優しすぎて相手の気持ちを考えてしまう奴だ。」

ミーナ「へぇ~」

遠藤「でもそのせいでいじられてたんだ」

ミーナ「そうなの!でもさっきジャンに詰め寄ってたし」

遠藤「こっちに来てから変わったそう言っただろ?」

ミーナ「うっうん」

オォー!!

遠藤「なんか騒がしいな?」

ミーナ「行ってみようか?」

スタスタ

エレン「おお!すげぇなあいつは!」

アルミン「うん!誰だか知らないけど凄いよ」

遠藤「おいアルミン、エレンどうした?」

エレン「おお!遠藤!」

ミカサ「今立体起動の適性を受けてる」

アルミン「あれ見てみて!」

遠藤「うん?」

ギシ,ギシ

中田「あ~眠た…」

コニー「アクビするくらい楽勝なのか?」

ジャン「ちっ!大したことねぇよあんなの」

ライナー「グラグラしてた奴が言うな」

ジャン「してねぇよ!」

アニ「にしてもあれはブレが無さすぎる」

キース「合格だ、降ろせ」

中田「軽い,かーるい」

中田「教官次はなにするんですか?」

キース「貴様まだ続けるのか?」

中田「ただぶら下がっただけでしょ?」

キース「そうか,貴様が望むのであれば、グラウンドを夕食まで走っておれ!」

中田「ハッ」

エレン「にしても凄かったよなあいつ,全然グラグラしてなかったし」

アルミン「エレンとは全然違うね」

ミカサ「確かに」

エレン「うるせぇ!」

ライナー「だが、遠藤には敵わないな」

遠藤「いや、そうでもないぞ」

ベルトルト「どういうこと?」

遠藤「あいつは俺とほぼ互角かもしれない、」

アニ「そんなにすごいやつには見えないけど」

ユミル「ただのひょろい奴だろ」

遠藤「いや、見た目で判断するのはよくない」

クリスタ「そんなことないよ、遠藤のほうが凄いよ、だって壁外調査で索敵やって帰ってきたじゃない」

遠藤「あいつは壁外で1カ月も生き延びた奴だぞ?」

一同「!!!?」

ライナー「どういうことだ!?」

遠藤「あいつには言うなと言われているが、仕方ない、あとで俺から言っておこう、」

遠藤「実はあいつは俺と同じ世界から来た奴だ」

マルコ「どういうこと?」

遠藤「あいつも俺と同じように此所に来たって訳さ」

アルミン「また穴に落ちて?」

遠藤「そう言っていた」

エレン「で、壁外で暮らしてたっいうのは」

遠藤「あいつが落ちたのは、運悪く地獄に近いところだ、巨人に食われそうになった時、ある民族に助けられたと聞いた」

ジャン「嘘も程ほどにしろよ」

遠藤「俺が嘘を言ったことがあるか?」

ジャン「いや、ねぇな…」

遠藤「そのあと、その民族に世話になったそうだ、食事、家、そしてその民族の歴史と習慣、巨人の存在と何をしてくるか、全てその民族に教わった、それで半年位そこで暮らしてたそうだ」

クリスタ「だったら此所に来ずにそこで暮らしておけば良かったのに」

遠藤「それができないんだ、いや正式にはできなかったと言うべきかな」

ミカサ「何かあったの?」

遠藤「それは、あいつが狩りに出掛けて村に帰ったときに、最悪な光景が目に浮かんだ」

サシャ「えっ?それは一体?」

遠藤「村の人達が殺されてたらしい…」

コニー「なんで!?」

遠藤「巨人が襲撃し、一人残らず殺されたらしい」

ミーナ「ひどい…」

遠藤「あの光景を見るまでは俺が最後に会うまでの会うまでのあいつだったが、あれ以来、あいつは人が変わってしまった」

遠藤「それもそのはずだ、目の前で、命の恩人と、いつも遊んでた、子供たちと、結婚を約束してた女と、優しかったおじいさんとお婆さんの死体があるんだからな、まさに地獄だ」

遠藤「女は少し息があった、女の方はこんな自分を一途に愛してくれたことと、自分に結婚を申し込んでくれた事にたいして感謝を言い終わった後に力尽きた」

遠藤「あいつは何回も何回も泣き叫んだらしい」

アルミン「でも立体起動のブレが無さすぎるのはすこしおかしくないかい?やったことないのに」

遠藤「いやあいつは立体起動を使いこなせる、下手すると、調査兵団の精鋭部隊の上を行くレベルかもしれん」

ジャン「それはいくらなんでも盛りすぎだぜ、実戦もしたことねぇのに」

遠藤「いやそれは違うぞジャン、あいつは壁外で立体起動装置を入手してたらしい」

アニ「何で、立体起動装置は壁内しかないでしょ」

遠藤「調査兵団の戦死した兵士の立体起動装置を盗んで、それから自分で思考錯誤してそれで身につけた、巨人に対して何回も何回も挑んで、挑む度に死にかけた、それの繰り返しさ」

クリスタ「どうしてそんなことを?」

遠藤「復讐さ」

ユミル「まさか村の奴等の仇をとろうと?」

遠藤「その通りだ、誰だってそうだ大切な人を殺されて、正常でいられるわけがない」

エレンも分かるよな?俺もわかる」

エレン「あぁ…」

アルミン「エレン…」

遠藤「あいつは今、復讐の鬼さ」

ミーナ「確かに、ジャンを睨み付けて黙らせる位だからね」

コニー「そうなのか?ジャン?」

ジャン「おっおれは黙らされた訳じゃなくて、黙っただけだ」

サシャ「そんな苦しい思いを…」

中田「はぁはぁ疲れた」

中田「これは…ブレードか…」

中田「…」

中田「あっ…あああああーーー!!!皆!!!どうしたんだ!?おい!! おい!じいさん!!婆さん!!!おい!ブラウン!モーゼス!カール!起きろ!、おい!族長さん!!起きてください!!あんたが死んだら俺は一体どうすればいいんですか!」

中田「…」ギギギ(歯ぎしり」

中田「おい、…あれはまさか…」スタスタ

中田「!!!!?」

中田「嘘だろ?おい!!カレン!!!起きろ!」

カレン「中田くん…?」

中田「俺だしっかりしろ!」

カレン「良かった…来てくれたんだね…」

中田「何があった!?」

カレン「巨人がいっぱい来て…村の皆を次々殺していったの…」

中田「巨人!?」

中田「事情は分かった!カレン!今助けるからな!」

カレン「もう無理だよ…自分でも分かるよ…だって…もう意識が薄くなってきてるもん…」

中田「そんなことを言わないでくれ!初めて会った時、俺が違う世界から来て、巨人に殺されかけて、向こうに帰る方法がわからなくなって不安になってた時励ましてくれたじゃないか!お前に結婚を申し込んだ時、どれだけ勇気を出したと思ってるんだ!」

カレン「ごめんね…」ス~

中田「えっ?何を?」

カレン「中田くん…こんな私と結婚して欲しいと言われた時…戸惑ったけど…凄く嬉しかったよ…初めて会った時から私も好きだったから…

」右手を頬に乗せて

中田「カレン!意識を保て!死なないでくれ!!」左手を握りしめ

カレン「中田…く…ん…あ…りが…とう」

中田「カレン?カレン!カレン!起きてくれ!死なないくれ!頼む!頼むから!帰ってこい!おい!!」

中田「うっ…うあああああーーー!!!!あああああーーー!!!」泣

中田「これで最後か…村の人達の墓を一人一人作ったぞ、次に俺に残されたこと、いや使命は」

中田「待っていろでくの坊共…壁外に出たらお前らを一匹残らず、殺す。そして殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺しまくってやる。殺せるだけ殺してやる。捕まったら道ずれにしてやる」

中田「うぉりや!」シャキン!

中田「はぁはぁ」

中田「うあああああーーー!!!!」

遠藤「…」

遠藤「見ろ…。昼間とは違うだろ?お前ら?」

エレン「あんなに他の訓練兵と笑いあって、ふざけてた奴があんな…」

アルミン「可哀想に…」

ミカサ「お気の毒に…」

ジャン「わるかったよ…俺が」

マルコ「強くなってくれ」

アニ「明日から格闘術を身に付けさせよう」

ユミル「絶対に仇を取れ」

クリスタ「頑張って、でも死なないで…」

ライナー「あれだけ殺されたんじゃあ」

ベルトルト「ああなるのも無理ないよね」

ミーナ「友達になろう中田と」

サシャ「それはいいですね。なりましょう」

コニー「俺も賛成あいつはいい奴っぽいしな」

エレン「そうだな!それと、俺と気が合うかもしれないしな!」

遠藤「お前より頼れるぞ」

エレン「なっ!なわけねぇだろ!」

アルミン「あたってるけどね……」

エレン「アルミンなんか言ったか?」

アルミン「いっいや言ってないよ……」

遠藤「とにかくお前らもう寝ろ」

エレン「お前はどうするんだ?」

遠藤「俺は少しあいつと話して帰る」

アルミン「でっでも…」

遠藤「じゃあな」スタスタ

アルミン「あっ…」

ライナー「少なからずあいつも変わったな」

ベルトルト「初めて会った時よりも覇気が増したような気がする」

中田「ふう…」

中田「…」

遠藤「おい」

中田「何だ、あんたか」

遠藤「俺で悪かったな」

中田「何のようだ?もう寝る時間だろ?」

遠藤「ひでぇな、せっかく心配してやってんのに」

中田「すまん、そんなつもりは…」

遠藤「冗談だ、優しさはまだ残ってるようだな」

中田「憎しみと恨みはあっても感情は忘れん」

遠藤「そうかい、よかったよ」

中田「なにが?」

遠藤「お前のなかに優しさが残ってて」

中田「なに言ってんだか」

遠藤「お前はいいやつだ。昔と今もな」

中田「へっ!復讐心と憎しみと恨みの塊の俺がか?」

中田「俺は復讐さえ出来れば何でもいい」

遠藤「それは難しいな、できないに等しい」

中田「やってやるよ、死んでもな」

遠藤「生きろ」

中田「はぁ?」

遠藤「復讐でも何でもいい、生き永らえろ!」

中田「なにをいまさら」

遠藤「俺もお前と一緒だよ.仲間を殺されて復讐をたくらんでる」

中田「恩人と、好きな女を殺されてないだろ」

遠藤「いいか、俺は壁外に出て地獄を見た。お前と一緒だ。だがお前と違って生きたいと思う」

中田「何故だ?兵士になるからには死を覚悟しないといけない。それともおじけづいたのか?」

遠藤「違う」

中田「じゃあなんだ?」

遠藤「仲間達を悲しませたくない、俺の大事な奴等だ、俺の命の恩人達だ」

遠藤「あいつらを失なわせたくない。死なせたくない、だから俺は仲間を守る。命に変えても、俺の命であいつらが助かるなら死んでもかまわん」

中田「甘いな、戯れ言だ」

遠藤「なに?」

中田「お前はまだ分かってない、この世界の仕組みを、お前はたががちょっと壁外へ行った位だろ、俺はあそこに1ヶ月も居たんだ、ちょっと壁外行ったお前とは訳が違う、

中田「お前はまだ見ていないあの真の地獄を、あれを見て俺は変わった」

遠藤「何を見た?」

中田「すぐにわかるさ…」スタスタ

遠藤「……」

遠藤「何があった?なぜお前はそう変わった?教えてくれ、お前を何を見た? ひょっとして俺もそれを見たら変わってしまうのか……?」

遠藤「……」

エレン「おいお前!遅いぞ!教官が怒ってたぞ!」

遠藤「なあエレン」

エレン「うん?何だ?」

遠藤「お前は変わらないよな?」

エレン「なにが?」

遠藤「いや、何でもない」

エレン「??」

コンコン

キース「私だ入るぞ」

ガチャン

キース「今日からここで寝る事になった者だ仲良くしてやれ」

中田「よろしく。」

キース「では私は部屋にもどる」

ガチャ

遠藤「まさかお前と一緒になるとは」

中田「同感だ」

アルミン「ねぇねぇ」

中田「何だ?」

アルミン「自己紹介まだだったよね」

アルミン「アルミン・アルレルトよろしく」

中田「うん、中田という、アルミンよろしく。」

ライナー「ライナーブラウンだ」

ベルトルト「ベルトルトフーバー」

エレン「エレンイェーガー、昼間あったよな」

中田「あぁこいつから色々聞いてるよ」

エレン「何を?」

中田「…おれとおんなじ目に遭ったことを」

エレン「あ…」

中田「似た者同士仲良くしていこう、目的はエレン君と同じだ」

エレン「あっああ!」

ジャン「ジャン・キルシュタイン…」

中田「よろしくジャン」

ジャン「あのよ昼間悪かったな」

中田「いや、こちらも睨み付けてすまなかった、許してほしい」

ジャン「あぁ」

中田「じゃあこれから短い間よろしく頼む」

遠藤「自己紹介終わったか?さっさと寝ようぜ?」

早朝

エレン「おい!起きろ!寝坊助!」

遠藤「何だ?うるっせぇな」

エレン「朝だ飯の時間だ!!」

遠藤「おっおう!サシャに食われる前に食ってやる!」

遠藤「悪い遅れた!飯は!?」

アルミン「大丈夫だよ?保護しておいたから」

遠藤「サンキューアルミン」

アルミン「それよりも見てあれあれ」

女訓練兵「ねぇねぇ、ご飯食べたら街行かない?」

中田「いやっその、えっと…」

女訓練兵「馬鹿!そんなこと許してくれる分けないでしょ?中田君、私の部屋に来ない?」

中田「部屋!?でもあそこダメなんじゃあ?」

女訓練兵「大丈夫大丈夫!バレないから!」

中田「いや絶対ばれると思うけど…」

ライナー「クゥ~~!!遠藤といいあいつといい、恨ましい!!」

コニー「俺達には無理なのか!?」

マルコ「チャンスはないの!!」

遠藤「モテモテだなあいつは、」

エレン「人のこと言えないくせに」

遠藤「うるさい!飯食うぞ!」

サシャ「あっ!中田さんこんにちは」

中田「こんにちは…」

女訓練兵「サシャ何のよう?」

サシャ「ご飯貰いに来ました!」

中田「ちょっとなにをあっ…」

女訓練兵「あっ、半分以上取られたね…」

サシャ「モグモグ、美味しいです~」

サシャ「さーて遠藤のほうに…」

遠藤「サシャ…後ろ」

サシャ「何ですか~……」

中田「……ニッコリ」ズズズズズズ

一同「…」ガタガタ

遠藤「ヤバい…」

中田「…サシャ」

サシャ「はっはい!」

中田「…言い残す事は?」

サシャ「それは一体どういう」

中田「だから言い残す事は?」

サシャ「すっすみませんでした!」

アルミン「一件落着になったね」

遠藤「いやまだだ」

中田「サシャ」

サシャ「はい!」

中田「俺は言い残す事はあるかと聞いたんだ、謝罪を聞いた訳じゃない」

サシャ「えっと!すっすみませんでした!本当に」

中田「はぁー」スタスタ

遠藤「ヤバい、サシャに詰め寄ってる!サシャ逃げろ!殺されるぞ!」

サシャ「あっあ、」

サシャ「すみませんでした!」

中田「…」ガシ!

サシャ「ヒッ!」

中田「…ありがとう」

サシャ「えっ?」

中田「お前が取って行った食材、実は嫌いな食べ物なんだ。代わりに食ってくれてありがとう」

サシャ「じゃあ何であんなことを?」

中田「イタズラだ」

サシャ「なっ!」

中田「イタズラ好きなもので」

遠藤「クッフフフフ」

サシャ「何笑ってるんですか?」

一同「クッフフフフ」

サシャ「まさか皆さん知ってたんですか?」

中田「うん、皆に事前に言っておいた」

サシャ「酷いです皆さん!!!」

一同「ハッハッハッ」

中田「サシャ」

サシャ「何ですか」

中田「俺の全部やるよ。」

サシャ「いいんですか?」

中田「いいよ。あと遠藤のぶんも」

サシャ「本当ですか?」

遠藤「やらねぇよ!」

一同「ハッハッハッ」

サシャ「いいじゃないですか?少しくらい!」

遠藤「お前の少しはおおいんだよ!」

遠藤「あっ!てめぇ食いやがったな!待てこのやろう!」

中田「ハッハッハッ愉快愉快」スタスタ

遠藤「おい!何処にいく!?」

中田「ここよりもうまい飯を食いに」

遠藤「てめぇきたねぇぞ!一人だけ!!おい!きいてんのか!」

中田「あんな飯を食ったら吐くわ普通に」スタスタ

コンコン

レイト「はーい」

ガチャ

中田「こんにちは」

レイト「あっ…この間の」

中田「そのっ…ご飯を食べに来たのですが、よろしいでしょうか?」

レイト「はい、どうぞ…」

エマ「お姉ちゃん誰か来たの?」

エマ「あっ!この間の!」

中田「こんにちはーお嬢ちゃん」

スアス「お兄さん何をしに?」

中田「ジャーン」

中田「イチゴとリンゴでーす」

エマ「こんなにたくさん!」

中田「皆で分けてな」

スアス「僕の分は!?」

中田「もちろんあるよ。」

スアス「ありがとう!」

レイト「すみません、」

中田「いえいえタダで飯を食べようとするのは汚いと思いまして。」

レイト「そんなことを…」

エマ「ねぇねぇ、早く食べようよ」

スアス「お腹すいた…」グ~

レイト「ごめんね。今するから」

中田「…」

エマ「なに、お姉ちゃん見てるの?」

中田「なっ!//見てない!!」

スアス「絶対見てたよ」

中田「見てないって!」

エマ「イヤらしい~下心でも持ってるの?」 中田「持ってない!」

スアス「でもお姉ちゃん、遠藤さんの事…」

レイト「聞こえてるよ。」

スアス「え!!」

レイト「スアスあんただけ、ご飯抜きにするわよ」

中田「あはは…」

レイト「できました~どうぞ、クリームシチューです」

中田「いただきます」パクっ

中田「美味しい…」

レイト「そうですか!ありがとうございます」

中田「肉は柔らかいし、噛めば噛むほど旨味が出てきます、」

レイト「そこまで言ってくれるとは…」

中田「美味しいですから!!」パクパクっ

中田「ほら!」

レイト「フッフフフフ」

中田「えっ?なんで笑ってるんですか」

レイト「いやっ、なんか子供っぽいなと」

中田「こっ子供!!?」

レイト「ごめんなさい…」

中田「俺をコケにするとは!まるで…あっ」

レイト「どうしました?」

中田「いえ、べつに…少し外に行ってきます」

ガチャ

エマ「さっきまであんなに騒いでたのに?」

スアス「どうしたんだろ?」

レイト「…」

スタスタ

エマ「お姉ちゃんどこいくの?」

レイト「シッ!」

中田「…」

中田「忘れたいのに、思い出してしまう…」

レイト「…」

中田「さて、戻るか…」

ガチャン

中田「ただいま帰りました」

エマ「おっ帰り~!」

スアス「おかえりなさい」

レイト「あの?」

中田「何でしょうか?」

レイト「頑張ってください」

中田「は?」

レイト「とにかく頑張ってください!」

中田「はっはい…」

レイト「えっと、今日の夕飯は、ハンバーグで具材は、あっ…」

中田「どうしました?」

レイト「お肉と玉ねぎを切らしてまして…」

エマ「えー!」

スアス「一番大事な食材…」

レイト「ごめん!今から買ってくる!」

エマ「ちょっと待って!」

レイト「何?」

エマ「お兄さん着いていってあげて?」

レイト「えっ?」

中田「俺?何で?」

スアス「前お姉ちゃんの事ナンパしてた人がたくさんいて、いつも心配なんだ」

中田「なんだと!?」

レイト「コラッ!言わないでよ!」

中田「気持ちは分かるが、それは許せん」

レイト「ちょっと、何を?言ってるんですか//」

中田「分かった!俺で良ければ!」

レイト「そんな!悪いですよ!」

中田「いいですよ!ナンパしようとしてる奴は俺が成敗してくれます。」

レイト「わっわかりました…」

エマ「ありがとう」

スアス「これで安心して帰りを待てる」

中田「それじゃあ行きましょうか」

レイト「はい。」

スタスタ

ザワザワ

中田「それにしても賑わってますね」

レイト「そうなんですよ、だからいつも一人で来てるんですよ」

中田「迷子にならないように?」

レイト「そうです。」

ドン!

レイト「キャッ!」

中田「おっと!」

レイト「あっ、」

中田「大丈夫ですか?」

レイト「はっはい…」

中田「はぐれないように俺から離れないでください」

レイト「わっわかりました…」

中田「えっと、肉屋って、ここですよね?」

レイト「そうです、ここです、すみませーん」

レイト「すみません、財布忘れてました…」

中田「全く一番大事なものを忘れるとは…」

レイト「すみません…」

中田「いやいや大丈夫です。」

レイト「今度返しますから」

中田「結構ですよ、女の人からお金を貰うのはちょっと苦手です」

レイト「そうですか…ありがとうございます」

ポタッ

中田「うん?」

ポタポタ

中田「雨が降ってきましたよ!」

レイト「そっそんな!今日は雨降らないって言ってたのに…」

中田「とにかくあの小屋に入りましょう!」

レイト「うわーびしょびしょです…」

中田「俺もです」

レイト「寒い…」

中田「これどうぞ」

レイト「これは?」

中田「中に羽織っていた訓練兵のジャケットです」

レイト「そんな、それだったら中田さん寒いでしょう…」

中田「俺は暑がりなので、」

レイト「それではお借りします…」

ドーン!

レイト「キャー!」

中田「雷ですね?」

ドーン!

レイト「キャッ」

ダキツキ

中田「あっ」

レイト「えっ…」

レイト「あ~ごっごごめんなさい!!」

中田「大丈夫ですか?」

レイト「はっはい…」

中田「火を焚きますね」

レイト「はい…」

中田「これでよし」

ボッ

中田「よしついた!」

レイト「すみません、」

中田「いえいえ」

レイト「あの~中田さん?」

中田「何でしょうか?」

レイト「前家に来たときに話しされてたお話聞かせて貰えませんか?」

中田「レイトさんが聞いてもいい話ではないです、」

レイト「お願いします!」

中田「…」

中田「いいでしょう…」

中田「ある村に身を寄せた時に…」

中田「ということです…」

レイト「つまり最初に会った女性と結婚の約束を?」

中田「はい、しました結婚式が1週間後に控えた時に…」

レイト「そのときどう思いました?」

中田「巨人を殺したくなり、自暴自棄になりました」

中田「家族同然の人達を殺され、婚約者も殺され頭の中が真っ白になりました。そして心に誓いました…」

中田「巨人を一匹残らず殺すと…」

レイト「そうだったんですか…」

中田「死んでも悔いはないですよ、」

レイト「でも婚約者の人は生きていてほしいと願ってるはずです!」

中田「だとしても、婚約者を殺した巨人を許すことはできません。」

レイト「そうだったんですか…」

中田「どうしたんです?いきなり」

レイト「私勘違いしてました」

中田「勘違い?」

レイト「はい、中田さんは初めてあった時なんか気難しい方だと思ってました」

中田「気難しい?」

レイト「けど、今は違いますよ!」

レイト「ただ、婚約者と家族同然の人達のために戦うというのが凄くて」

レイト「私には到底できませんよ」

中田「何を言ってるんですか、毎日戦ってるじゃないですか?」

レイト「誰と?」

中田「弟さんたちと」

レイト「なっ!ちょっと!」

中田「冗談ですよ!ハハッ雨が止みましたから帰りましょうか?」

レイト「わかりました…」

中田「じゃあ靴を…あっ」

レイト「すーすー」

中田「はぁ、全く…仕方ない抱えていくか」

中田「にしても…」

レイト「スースー」

中田「何故こうなった…」

レイト「スースー」

中田「ちょっといたずらを…」

ツンツン

レイト「んー!スースー」

中田「かっかわいい…」

ブルブル

中田「違う違う!帰ろ」

ガチャ

中田「ただいまー」

エマ「おかえりーって、どうしたの!?」

中田「いやちょっと、寝てしまいました~」

エマ「それじゃない!なんでお姫様抱っこなの!」

スアス「うわぁ~お姫様抱っこ始めてみた~」

レイト「うっうん?…」

中田「おはようございます」

レイト「おはようござい、?」

レイト「えっ!?いやーー!!!」

中田「ちょっと暴れないで!?」

レイト「下ろしてください~!!」

中田「ちょっとうわ!!」

レイト「キャ!」

ガタン!

中田「いった~あっ…」

レイト「いたたた、あっ…」

エマ「二人とも顔が近い…」

スアス「お姉ちゃん押し倒した~」

レイト「ごごごごめんなさい!!」

中田「いっいえ、じゃあ俺帰ります…」

レイト「あー嫌われた…」

エマ「そうでもないよ、向こうも嬉しそうだったし」

レイト「ほんと?」

スアス「うん!」

レイト「///…」

中田「ふう…ひどい目に…」

遠藤「あったんだろ?」

中田「うわ!なんだ!」

遠藤「見てしまいましたよ~」

中田「まさか。あれを…」

遠藤「YES!」

中田「殺す!」

遠藤「おい!ブレードを抜くな!」

中田「秘密を知ったからにはタダではすまん!ここで死ね!」

遠藤「わかった!誰にも言わん!約束する!」

中田「本当だな?」

遠藤「もちろん!」

中田「わかった、言ったら殺すからな?」

遠藤「わかったわかった」

中田「本当だろうな?」ギロ

遠藤「…信じてくれ…」

中田「わかったじゃあ戻ろう」

遠藤「お前どうする気だ?」

中田「何がだ?」

遠藤「レイトさんと」

中田「笑わせるな、あの人はお前を思っているぞ、俺なんぞ相手にされん、お前こそどう思っている」

遠藤「俺は…」

中田「まぁいい、答えは自分で出せ、」

遠藤「それより、お前明日試験だろ?体休めとけよ」

中田「馬鹿俺があんな簡単な試験に落ちるとでも?本物の巨人を殺せるんだぜ?模型の巨人なんぞ相手じゃない」

遠藤「そっそれはな…」

中田「まぁ一応聞いておくよ、あした俺の数字見ておどろくなよ、」

遠藤「俺より下だろ?wwww」

中田「言ったな!目にもの見せてやる。」

キース「貴様らは怠けているとんだ豚どもだ!貴様らは!精進しようともせんクズどもだ!罰として今日の立体起動の訓練を受けろ!始め!」

遠藤「へっへーあいつの良いとこ全部とってやる」

中田「はぁーなんでこんな楽な事を…」

エレン「おい、」

中田「うん?」

シャキン!

エレン「よそ見するなよ!」

中田「あ~とられたか~ちょっとだけ遊びにつきあってやるか…」

エレン「よし!、見つけた!」

エレン「よし、あいつもいない、俺の獲物だ!」

シャキン!

エレン「なっ!」

中田「甘いっすよ~先輩」

エレン「くっ!クッソ!」

中田「ほんじゃ、じゃあね~」

シュン!

エレン「きっ消えた?」

シャキン!

ライナー「あっ!取りやがったな!」

中田「早いもん勝ち」

シュン!

シャキン!

ベルトルト「ちょっと!」

中田「先輩前を見て」

シュン!

ミーナ「あっ!酷いよ!」

中田「ごめん!イタズラ好きな者で」

シュン!

エレン「おい!どうなってんだ!あいつ」

ライナー「すぐに消えやがるぞ!」

ベルトルト「人にはみえないよ…」

コニー「おい見ろよ」

クリスタ「すごいことになってるよ!」

シャキン!シャキン!シャキン!シャキン!シャキン!

遠藤「おら!」シャキン!

中田「ふん」シャキン!

シャキン!シャキン!

遠藤「疲れたか?」

シャキン!

中田「まだまだ」

シャキン!

中田「お前は連続斬り得意なんだって?」

遠藤「おお」

中田「勝負しよう」

遠藤「何の?」

中田「どれだけ巨人を倒せるか競争だ」

遠藤「よし!やるぞ必ず勝つ」

中田「お互いさまだ」

遠藤「よし!巨人どこだ!」

遠藤「いた!3体」

シャキン!シャキン!シャキン!

遠藤「よし!3体斬り成功」

中田「…甘いわ」

シャキン!シャキン!

中田「ふん!」

シャキン!シャキン!

遠藤「なっ、」

中田「どうすか?」

遠藤「く~!負けん!」


訓練兵「ということになりまして、」

キース「わかったご苦労下がれ」

訓練兵「はっ」

キース「貴様の実力はわかった」

中田「それで?合格ですか?」

キース「無論だ合格だ」

中田「よし!」

キース「貴様の経歴を遠藤訓練兵から聞いた」

中田「なにをでしょう?」

キース「とぼけるでない、復讐のために生きているのではないのか?」

中田「あいつ、教官にまで」

キース「本当だったのかまぁいい、下がれ 」

中田「はっ」

ガチャ

スタスタ

ガチャ

遠藤「おっどうだった」

中田「合格だってよ」

オオー!

遠藤「よかったな」

中田「ほら、俺の点数だ」

中田

スピード98

斬撃98

体力96

判断力77

立体起動力98

精神力99

冷静力92

知識87

頭脳76

キース「中田、急遽訓練所に来た青年スピード、斬撃、立体起動力はトップクラス、遠藤にも

アッカーマンにもひけをとらぬ逸材で壁外で苦い過去を持つため精神力は計り知れないが、時より冷酷で残虐な事も躊躇せずに行うことも...」

中田「どうだ?」

遠藤「おお、すげぇな」

エレン「げっ!俺より上!」

アルミン「当たり前だよね」

ミカサ「私も勝ってるものも少しある…」

ライナー「俺よりも上!!」

ベルトルト「勝てる気しなかったけどね」

ジャン「なんでまたしたなんだ!」

コニー「くそ!また知識負けたぞ!」

サシャ「またですか!悔しいですよ!」

ミーナ「だから勝てないから二人とも」

アニ「悔しいと思うのはなんで?」

クリスタ「予想通りだね…」

ユミル「ちっ!」

中田「あとは所属兵科を決めるだけだ」

ピク

遠藤「そうだな!」

中田「決めてるのか?」

遠藤「俺は…」

ジャン「憲兵団だよな!」

遠藤「はっ?」

ジャン「残念だったな中田お前は憲兵になれねぇな」

中田「いやキース教官は貴様が望むなら私から言っておくと…」

ジャン「なんだと!」

遠藤「ジャン!俺は別に憲兵なんか…」

訓練兵「そうだぞ!駐屯兵団に来るんだぞ!そこの二人は!」

中田「は?」

遠藤「え?」

ジャン「は!?ふざけんな!誰が駐屯兵団なんかに」

訓練兵「なんかにってなんだ!」

ジャン「てめぇらが行くのになんでこいつら巻き込むんだよ!」

訓練兵「人のこと言えないだろうが!」

そうだ!そうだ!

ジャン「うるせぇ!」

遠藤「なんかやばいな」

中田「争奪戦になってる…」

ガミガミ

遠藤「どうしよう?」

中田「眠いし逃げるか…」

遠藤「うん、そうしよう…」

エレン「あ、ちょっと待ってくれ二人とも」

ドン!

ジャン「いってぇ!てめえちゃんと前見ろ!」

エレン「はあ?てめえがぶつかってきたんだろうが!」

ジャン「んだと!」

エレン「やんのか!」

アルミン「ちょっと二人とも」

ミカサ「やめなさい」

遠藤「お前は決めたのか?」

中田「ああ…」

遠藤「何処に?」

中田「明日、兵団式があるだろう?その時どこの兵団に行くか決まるだろ、その時わかる。」

遠藤「…」

中田「お前は決めたのか?」

遠藤「まだだ…」

中田「早く決めろよ。時間はないぞ」

遠藤「わかってる」

遠藤「お前は復讐はまだ諦めてないのか?」

中田「一日も諦めたことはない、殺す」

遠藤「そうか…」

中田「己を犠牲にしても成し遂げるいや、して見せる」

遠藤「前俺が言ったことをわすれたのか?」

中田「あの綺麗ごとか?忘れた」

遠藤「なんだと」

中田「行き長らえるなんか考えたこともない。」

遠藤「お前、死んでもいいのか!?」

中田「兵士だったら覚悟するべきだお前もな」

遠藤「してる。だがお前とは違う」

中田「俺の言ったことをわすれたのか?」

遠藤「なにをだ」

中田「真の地獄をお前は見ていない、地獄を見たあとあんな綺麗言を言えるかどうか?」

遠藤「だから地獄ってなんだ!?」

中田「そのうちわかる。見るかどうかは貴様次第だ、クックックック笑」スタスタ

遠藤「…」

遠藤「…」スタスタ

エレン「なぁ?」

遠藤「…」スタスタ

エレン「なぁ?きいてんのか?」

遠藤「…」スタスタ

エレン「おい!いい加減にしろよ!」

遠藤「あっ、なんだ?」

エレン「大丈夫かよ?ボーとして」

遠藤「ああ…大丈夫だ」

エレン「少し顔色悪いぞ何かあったのか?」

遠藤「いや。何でもない」(言えるわけないだろ」

中田「そのうちわかるクックックック」

遠藤「…」

エレン「あのさ、よかったら一緒に調査…」

遠藤「悪いエレン、少し一人になりたい…」

エレン「あっああ…」

エレン「やっぱり行きたくないのか…」

遠藤「あっ…」スタスタ

中田「よう…」

遠藤「…」スタスタ

中田「苦しんでるようだな」

遠藤「誰のせいで」

中田「そういうつもりで言った訳じゃないんだがまぁ許せ」

遠藤「…」

中田「まぁ言ったことは間違ってないけどな」

遠藤「本当か?」

中田「ああ。お前はわかってないだけだ、」

遠藤「何を?」

中田「俺が今までどんな目に遭い、どんなことをしてきたか…」

遠藤「何が言いたい?」

中田「…」スタスタ

遠藤「!」

耳元で)中田「そのうちわかるクックックック」スタスタ

中田「これを見ろよ俺の愛用してるブレードだ普通のブレードとは違うぞ、なまくらなブレードよりも遥かに強度が高い上に軽く切れ味が鋭い、俺の恋人の親父さんがくれた、名刀だよ現代で言えば、銘は「炎の剣レーヴァテイン」と言う俺にぴったりなブレードだ復讐にとらわれた俺にとってな、俺の怒りの炎は消えることはない」

遠藤「これが…」シャキン

中田「知ってるのか?」

遠藤「本で読んだ」

中田「家宝だったらしい」

遠藤「折れないのか?」

中田「折れない、普通のブレードを何回も何回も同じように作ったから折れることはない」

遠藤「そうかにしても軽い」

中田「何回も作り直してやっと出来たらしい」

遠藤「…」

中田「やらんぞ、俺にはこれしかない、形見だ、みんなの思いがこいつに詰まってる」

遠藤「わかってる」

中田「じゃあな」

遠藤「ああ。」

中田「あっ、あと一つ」

遠藤「なんだ…!?」

中田「忠告しておくことがある…」ギロ シャキン

中田「俺の邪魔をするなよ、そして、二度とあんな綺麗事を言うなよ命はないと思えそして…」

中田「こいつでお前を殺す…」

遠藤「…」絶句

中田「クッハッハッハッ冗談だ冗談だ真に受けるな」スタスタ

遠藤「あいつブレードを俺の首に!!!」

????「えっ遠藤?」

????「あっあの野郎あんな事を…」

遠藤「お前ら!聞いてたのか!」

クリスタ「ごめん、その盗み聞きするつもりは…」

ユミル「偶然通りかかってなお前らが喋ってるのを見掛けてな?」

遠藤「どこまでみた?」

クリスタ「全部…」

遠藤「はぁ…」

ユミル「教官に言おうぜ」

遠藤「おい!」

クリスタ「だってブレードを抜くのは戦闘の時以外は禁止だって教官が」

ユミル「しかも仲間の首筋にブレードを当てて脅すような事も言ってたしなタダではすまねぇな」

遠藤「言うなよ誰にも俺達だけの秘密だ」

クリスタ「でも…」

遠藤「言うないいな?」

クリスタ「でもあの人…」

ユミル「わかった。安心してくれ、ほら行けよ」

遠藤「すまん」スタスタ

クリスタ「ちょっとユミル!一体なんのつもり!?」

ユミル「クリスタ、関わるな、」

クリスタ「誰に?遠藤に!?」

ユミル「違うあいつじゃねぇ私が言いたいのはあのイカレ野郎だ、」

クリスタ「そんな言い方!話し合えばきっとわかるはずだよ!」

ユミル「無駄だ」

クリスタ「どうして!?」

ユミル「だってそうだろ!旧知の仲の遠藤ですらあんな振る舞いだぞ!遠藤だからあれで済んでるはずだ」

中田「…」スタスタ

ユミル「今まであいつに関わりがなかった私達が遠藤みたいな事を言ってみろ…」

中田「…」シャキン

ユミル「殺されるぞ…」

クリスタ「えっ…」絶句

中田「クックックック笑」

ミーナ「どうしたの?中田くん?」

中田「クックックック」

ミーナ「中田くん!?」

中田「うん?どうしたんだ?ミーナ?そんな慌てて?」

ミーナ「いや、なんか様子がおかしかったから」

中田「何がだ?何もおかしいことはないぞ?」

ミーナ「そっそう…」キノセイカナ?

中田「そうだ、気のせいだ」

ミーナ「そうだねなんかごめんねいきなり」

中田「いやいいんだじゃあな俺は少しやることがあるから」

ミーナ「うん、じゃあね」

中田「ああ」手ヒラヒラ

中田「…」スタスタ

中田「気のせい…?」

中田「違うさ…気のせいじゃないぞ当たりだミーナ…」

ミーナ「うん?呼んだ?中田くん?」

中田「いや呼んでないぞミーナ自意識過剰か?」

ミーナ「ひどい!そんなんじゃないもん!」

中田「いやイタズラ好きな者で」

ミーナ「もう知らない!」

遠藤「皆にあの顔を見せるわけにはいかん、あいつの裏の顔を」

中田「誰の顔だって?」

遠藤「!」

中田「そんな驚くか?まぁ無理もない、首にブレードおかれちゃあな」

遠藤「てめぇ…」

中田「怒るな許してくれお詫びといっちゃあ何だが…」

遠藤「なんだ?」

中田「皆を殺された後の事を言おうと思ってな?」

遠藤「いきなり何を?」

中田「詫びの代わりにな」

中田「皆を殺された後 ここに来る前に17人の盗賊に襲われてな、その時…」

遠藤「!!!!!」

中田「そこまで驚くか?」

遠藤「お前!その話本当か!!!」

中田「ああ、本当だ、」

遠藤「何て事を!!」

中田「驚いたか、この話をした理由は俺はそんなことをしても、平気でいられると言うことだじゃあな」スタスタ

遠藤「…」

クリスタ「遠藤?」

遠藤「なんだ??」

クリスタ「大丈夫?」

遠藤「大丈夫だ」

遠藤「クリスタ絶対に喋るなよ」

クリスタ「うん、わかってる、でもどうしてあの人をあそこまで庇うの?」

遠藤「お前はあれを知らないから言えるんだ」

クリスタ「何を?」

遠藤「おっと、口が滑ってしまった、聞かなかったことにしてくれ…」スタスタ

クリスタ「何だろう?胸騒ぎがする」

エレン「おい!遅いぞ遠藤もう飯だぞ」

遠藤「すまんすまん」

アルミン「遅かったね何かあったの?」

遠藤「いや何でもない」

ミカサ「にしても顔色が悪い」

遠藤「いや、ホントに何でもないんだ」

エレン「そうか、にしても見ろよあいつ」

コニー「クソ~サシャにパン取られたぜ!」

サシャ「ふっふん、あまいですよ~コニー」

コニー「チクショー今日はパン抜きか~」

中田「コニー俺のやるよ」

コニー「まじでか!」

中田「ああどうぞ」

コニー「サンキューマジ助かった!」

中田「サシャ人のを取るな、ほらスープやるよ」

サシャ「本当ですか?ありがとうございます!」

中田「どういたしまして」

サシャ「では早速!」ズズ

サシャ「辛~~!!!!!」

中田「ハッハッハッ引っ掛かった!引っ掛かった」

サシャ「なんですか!これ!」ゴホゴホ

中田「5個の唐辛子を使ったスープでした!」

サシャ「ひどいですよ!中田さん!」

中田「イタズラ好きな者で」

ハッハッハッ

ミーナ「うん、わかんないな~」

中田「ミーナどうしたんだ?」

ミーナ「あっ、ちょっと、この問題わからなくて」

中田「これか、これは…こうして」

ミーナ「あっ、本当だ、ありがとう分かりやすかったよ!」

中田「お役にたてて何より」

訓練兵「なあ俺の立体起動見てくれよ」

訓練兵「俺も!」

女訓練兵「私も!」

女訓練兵「私達も!」

中田「わかった。わかった。順番な」

エレン「いいやつだなあいつ」

アルミン「そうだね、憧れるよ」

ミカサ「過大評価しすぎ二人とも」

エレン「いいやつだななぁ遠藤?」

遠藤「あっ、そうだな…」

バシュ!シュン!

訓練兵「どうだった?俺の立体起動?」

中田「悪くはなかったが、体重移動が早すぎるぞ、バランスを崩しやすくなるから課題な?」

訓練兵「おう!」

女訓練兵「私どうだった?」

中田「バランスもよかったし特にないと思うが

斬撃がイマイチだ。斬るときはもう少し体を捻った方がいい。」

女訓練兵「ありがとう。自分の課題見つけれたよ。」

中田「いえいえ、」

中田「今日はおしまい。また明日な」

訓練兵「あざす!またな!」

女訓練兵「ありがとう!いつかお礼をするね」

中田「楽しみにしてるぞ」

遠藤「友達が多いんだな?」

中田「ほっとけ」

遠藤「さっきの顔が本当の顔か?」

中田「なにが言いたい?」

遠藤「さっきのがお前の本当の顔か?」

中田「馬鹿めなわけない」

遠藤「じゃあさっきのは?」

中田「普通に教えてただけだ。裏も表もない」

遠藤「あの顔を見せるなよ、皆離れていくぞ、あとあの事は絶対言うなよ!俺とお前だけの秘密だからな」

中田「わかってる。そんな過去を知られたらここにいられなくなる」スタスタ

遠藤「まぁわかってるならいいが気を付けろよ?」

中田「なにがだ?」

遠藤「お前の過去のことを一部知ってるやつがいるお前のことを嗅ぎ付けている可能性がある過去を知られるなよ。」

中田「そんなやつが、誰だ?」

遠藤「言わない」

中田「何故?」

遠藤「殺すだろ?」

中田「殺さない」

遠藤「絶対にか?」

中田「ああ」

遠藤「あんなことをしておきながら信用できると思うか?」

中田「お前の友人だろ?どうせだったら殺さない、しかも俺の目的は巨人への復讐だ人を殺す暇などない」

遠藤「わかった言うぞ、訓練兵で10位のクリスタと友人のユミルだ、」

中田「わかった。気を付ける」スタスタ

遠藤「…」

エレン「おーいなにしてんだ?」

遠藤「なんでもない」

エレン「なあ一緒に格闘術しようぜ体が鈍るからさ」

遠藤「いいぞやるか久々に」

エレン「ありがとよ助かるぜ」

ユミル「…まずいな」

クリスタ「それは本当!?ユミル!?」

ユミル「馬鹿!声が大きい!」

クリスタ「あっごめん…」

ユミル「とにかくあの野郎はとんでもないやつだそれと過去を知られるなと言ってたしな」

クリスタ「教官に報告しよう!」

ユミル「言っても無駄だ」

クリスタ「どうして??」

ユミル「証拠が少なすぎる、それと教官があいつをそんなすぐに除隊処分にすると思うか?」

クリスタ「たしかに、優秀だし」

ユミル「教官に言ってもそんなすぐにはうごかねぇ」

クリスタ「じゃあどうするの?」

ユミル「問い詰めるんだ」

クリスタ「誰を?」

ユミル「遠藤だ」

クリスタ「遠藤?でも二人だけの秘密でしょ?そんなすぐに喋るとは思えないけど…」

ユミル「なーに私に作戦がある」

遠藤「あーあだる〜」スタスタ

クリスタ「ねぇ遠藤?」

遠藤「クリスタ?どうした?」

クリスタ「ちょっといいかな?」

遠藤「?構わないが?」

クリスタ「ありがとう」

ユミル「おい」

遠藤「ユミルか」

ユミル「おう私で悪かったな」

遠藤「そんなのはいいからなぜ呼び出したのか教えてくれ」

ユミル「おうじゃあ早速」

ユミル「あの野郎を除隊させたい」

遠藤「…え?」

ユミル「あいつは危険だ除隊に追い込みたい」

遠藤「いや待ってくれ!あいつは…」

クリスタ「危険じゃないと言い切れる?」

遠藤「は?」

クリスタ「だって邪魔したら遠藤を殺すって!言ってたし!」

遠藤「それは…」

ユミル「後あいつの過去を教えてくれ」

遠藤「なっ!?聞いてたのか!?」

ユミル「ああ、なんだあの過去を知られたら此処にいられなくなるって」

遠藤「それだけは言えん!無理だ!」

ユミル「教えろ」

遠藤「いくらお前らでもそれは無理だ!」

ユミル「心配なんだよ!!」

遠藤「何がだ!?」

ユミル「お前があんな危険な奴とつるんでるのが心配なんだよ!!」

遠藤「心配?」

ユミル「ああ!最初はいいやつだと思ったよだがなあの野郎の過去を知って背筋が凍ったよ」

遠藤「心配しなくていいあいつは大丈夫だ」

ユミル「言い切れるのか?殺すと言われて」

遠藤「あれは冗談で言った言葉だ」

ユミル「本心だったら?」

遠藤「その時は俺が止める」

ユミル「勝てるのか!?互角なんだろ!勝てないかもしれないんだろ!」

遠藤「絶対勝つ。俺は負けない」

クリスタ「確証はどこにあるの?」

遠藤「ない、だが俺は負けん」

ユミル「それはいいとして過去を教えてくれ」

遠藤「口が裂けても言わん!」

クリスタ「そこまで重要なの?」

遠藤「ああ」

ユミル「あいつがいなくなるくらいのな」

遠藤「絶対に言わない!分かったな!もうあいつにつきまとうのはやめてやってくれ」

ユミル「そういうわけにはいかねぇんだよ」

遠藤「あっ言い忘れていたが、忠告しておくあいつはもうお前らが自分をここから出ていかそうと気付いているぞ」

クリスタ「それは本当!?」

遠藤「ああ一線を超える前にやめておけ、タダでは済まなくなるいいな」

ユミル「いいやあたしらは諦めねぇあいつをここから追い出してやる」

遠藤「お前さっきの話聞いてなかったのか?」

ユミル「聞いてたさ。だからもっと追い出したくなったよ」

遠藤「殺されるぞ。」

クリスタ「いやでも遠藤の友達だったら殺さないとかゆってたけどユミルが」

遠藤「口では言ってたが本心は違う秘密を知られたからには殺るつもりだ目が本気だった」

ユミル「やるか殺られるかだな」

遠藤「いや間違いなくお前らが殺られる。」

ユミル「負ける気がしねぇな」

遠藤「甘く見るな。璧外で生き延びたバケモンだぞ」

ユミル「関係ねぇな。」

遠藤「いいかお前らはあいつを分かってないあいつの目的は巨人を殺して殺して殺しまくるのが目的だそれを邪魔する者は容赦なく殺るぞそれが女でもな」

クリスタ「そっそんな…」

遠藤「俺はお前らに死んで欲しくない頼むもうやめてくれ俺をこれ以上悲しませないでくれ(涙)」

ユミル「でもウチらは」

クリスタ「もう辞めようよユミル」

ユミル「なにゆってんだ!」

クリスタ「遠藤が、ここまで言ってここまで私達の事を思ってくれてるんだよそれにもし私達が死んだら遠藤はどれだけ悲しむと思う?璧外に行ったくらい悲しむよ」

ユミル「でもよ…」

クリスタ「遠藤の思いを踏みにじるつもり!辞めようよ!私はユミルに死んで欲しくないの!お願い」

ユミル「わーたよやめるよ」

遠藤「ホントか!よかった」

ユミル「だが、またおかしなことをしたら追い出してやるからな」

遠藤「ああそう言っておく」

中田「…」スタスタ

遠藤「おい」

中田「何だ?」

遠藤「いい知らせだお前をこそこそと嗅ぎ回ってた奴を説得して嗅ぎ回るのを辞めてもらった」

中田「そうか」

遠藤「これで、安心して兵団に行けるな」

中田「俺はもう決まってる」

遠藤「調査兵団か?」

中田「当たり前だ調査兵団以外行く兵団なんか無い」

遠藤「エレンとミーナと一緒か」

中田「お前はどうする?璧外調査で行きたくなくなったか?」

遠藤「わからないんだ」

中田「まだ、迷ってるのか時間はないぞ」

遠藤「わかってる!けど決まらないんだ」

中田「優柔不断な奴だ決めろ時間はない」スタスタ

遠藤「…」

中田「遠藤、」

遠藤「何だ?」

中田「決めるのはお前だそれと…」、

遠藤「?」

中田「ありがとう」

遠藤「いいんだ」

キース「では、これにて会議を終わる。」

教官「キース!」

キース「なんだそんなに騒いで」

教官「これを見ろ!報告書だ」

キース「これは…!!」

キース「ここに書いてあることは本当か!!」

教官「本当だ!」

教官「これお前の訓練兵に似てないか!?」

キース「これは何かの間違いだ…」

キース「なんということだ!」

中田「それで決まったのか?」

遠藤「決まらない…」

中田「まだか、はっきりしろよ」

遠藤「決まらない…」

中田「なにやってんだ明日だぞ明日!」

遠藤「俺には無理だ!」

中田「はいはいとことん悩め~」

遠藤「他人事だと思って」

中田「だって他人事だもん」

遠藤「うっ」

訓練兵「なぁなぁお前ら駐屯兵団来いよ」

エレン「違う調査兵団だ!」

ジャン「ざけんな!憲兵に決まってんだろ!」

中田「またでたよ退散退散」

遠藤「おい!逃げんな!自分だけ」

キース「以上で会議を終わる」

教官「キース!」

キース「なんだ」

教官「これを見ろ!」

キース「これは?」

教官「報告書だ、」

キース「!!?おい!ここに書いてあることは本当か!!」

教官「本当だ!嘘なんか書くわけない」

教官「キースこれをやったのはお前の訓練兵に恐ろしく似てるらしいぞ」

キース「そんなはずは…」

ガチャ

キース「まさかあの者が信じられない」

アルミン「教官」

キース「む、アルレルト訓練兵かなんだ?」

アルミン「いえ教官が、少し様子がおかしいと思いまして」

キース「私はなんともない」

アルミン「そうですか?でも顔色悪いですよ」

キース「そうか。アルレルト」

アルミン「なんですか?」

キース「あの者は普段からああなのか?」

アルミン「ええそうですが…」

キース「わかったもういい大丈夫だ」

アルミン「あっはい…」

アルミン「教官はなんであの子を見たんだろう」

エレン「おいアルミンもう朝食だぞ早く来いよ」

アルミン「うん!今行く」

エレン「え?キース教官の様子がおかしい?」

ミカサ「何かの間違い、あの教官が様子がおかしいことなんてないはず」

アルミン「ひどい言い方だね教官だって人だよ」

ミカサ「血も涙もない」

エレン「おい!声が大きい!」

遠藤「当たってるがな」

エレン「お!来たのか」

遠藤「こいつもな」

中田「うーす良いかな?」

エレン「おお!いいぞいいぞ!」

アルミン「ねぇ、中田?」

中田「何?」

アルミン「君は普段…」

中田「ちょっと待ってくれ水を淹れてくる」

コト コト

エレン「ありがとな」

ミカサ「ありがとう…」

アルミン「ありがとう」

遠藤「俺のは?」

中田「ない」

遠藤「なんでだよ!」

中田「嘘だ淹れてくるから」

アルミン「僕も行く!」

エレン「アルミン!」

エレン「どうしたんだ?」

ミカサ「さぁ…」

中田「なんだ?アルミン心配すんなよちゃんと入れるから」

アルミン「そうじゃないんだ」

アルミン「実は…」

ドン!

中田「あっ」

バシャーン

ジャン「うわ!つめてぇ!!」

ジャン「おい!てめぇ!どこ見てやがる!」

中田「悪い悪い」

ジャン「おい!てめぇ!ちゃんと謝れよ」

中田「謝っただろ?悪かった」

ジャン「ちゃんと頭を下げろよ」

アルミン「ちょっとジャンいくらなんでもそれは…」

ジャン「てめぇは黙ってろこの頭だけの役立たずが」

アルミン「…」

中田「おい!」

ジャン「あ?」

中田「アルミンに謝れよ」

ジャン「は?」

アルミン「ちょっとそれはいいよ中田」

中田「よくない!おいジャン怒ってんのは俺だろうが、アルミンは関係ねぇだろ?」

ジャン「こいつが急に横から言ってくるからだろ?」

中田「いくらなんでも役立たずって言ったのは謝れ」

ジャン「俺に指図すんな」

中田「指図じゃない謝れと、言ってる」

ジャン「嫌だね」

アルミン「ちょっと二人とも」

エレン「遅いなあいつら」

遠藤「水を淹れるだけでこんな時間かかるか?」

ミカサ「掛からない」

ガヤガヤ

エレン「なんだ?やけに騒がしい」

コニー「おい!ジャンと中田のやつがケンカしてるぞ!」

ライナー「なんだと誰か教官を呼んでこい!!」

ベルトルト「僕が行くよ!)

エレン「は?ケンカ!?」

遠藤「止めるぞ!」(まずい!ジャンが危ない)

中田「もう一度言うぞ?謝る気はないか?」

ジャン「いやだっつてんだろ?」

アルミン「いいよ中田気にしてないから」

中田「俺が良くないんだ!友達が役立たずって言われて黙るほどヘタレじゃない」

ジャン「やるっつうのか?」

中田「俺に睨み付けられてビビって逃げたやつが言う言葉か?」

ジャン「てめぇ…」

ジャン「じゃあ俺も言ってやるぞ」

ジャン「なにがなんだか知らねぇが復讐のためにここにいる?」

ジャン「てめぇも所詮巨人のエサに成り下がるだけだろうが!」

中田「なんだと!」

ジャン「婚約者?それがなんだ」

遠藤「ジャンやめろ、」

ジャン「なんで、助けられなかったと思う?」

遠藤「ジャンよせ!」

エレン「遠藤なんでそんなに焦ってんだ?」

ジャン「お前が無能でザコだったからだ!それに婚約者がお前の事を本当に愛してたのも疑わしい、他の村の奴もバカばっかりだろ巨人の巣窟で暮らしてんだからなてめぇの婚約者もバカだ!あんな処で暮らしてるくらいだからな死んで当然だ、」

ジャン「どうだ?間違ってるか…!?」

一同「うっ…」

遠藤「ジャン、逃げろ」

中田「もう一度言え…」ギロッ

エレン「おい!なんか目付き怖くないか!?いつもより全然違うような」

中田「言ってはいけない事を言ったな…」

中田「そうだ俺が無能だったから皆死んだ!!俺のせいだ!」

中田「婚約者を死なせたのも俺だ!俺が役立たずだったからだ!」

中田「ジャン殺される奴の気持ちが分かるか?」

ジャン「…あ」

遠藤「まずい、ジャン逃げろ!殺されるぞ!」

中田「死ね!」バキ!ゴキ!

ジャン「やっやめてくれ…俺が悪かった」

中田「駄目だここから楽しみが始まるぞ」

中田「なぁ?ジャンこのブレードなんだと思う?」

ジャン「しっしらねぇ…」

中田「こいつは普通のナマクラの剣じゃないんだぞ、切れ味抜群だぞ巨人を殺して殺して殺しまくったんだこいつで、でも…」

中田「こいつで、人を殺した事がない、なぁこいつで、人を殺した見たらどうなるか実験体になってくれないか?」シャキン

遠藤「よせ!止めろ!」

中田「黙れ!殺すぞ」

エレン「なぁ遠藤あいつどうなってんだ?」

遠藤「いやそれは…」

コニー「おい!もういいだろ!ジャンはもう動けないぞ!」

ライナー「そうだ、もう十分だろ!」

クリスタ「そうだよ!離してあげて!」

中田「黙れお前らも殺すぞ」

一同「…」絶句

中田「お前らはなんもわかってねぇ外がどんなんだったか」

中田「巨人が死体を貪り食い、生きてる人間を隅から隅まで食い殺してくる!お前らもわからんだろ、腹が一杯でも食うんだからな!死にかけた!お前らと違って!」

中田「ちなみに俺は殺してきたのは巨人だけじゃない」

遠藤「おい!それ以上は…」

キース「言わんでもいい遠藤訓練兵」

ライナー「遠藤お前一体どういう事だ?」

遠藤「それは…」

中田「良いぜ遠藤 話ちまえよどっちにしろこいつを殺す」

クリスタ「お願い話して」

エレン「おい!言えよ!なんだよ!過去って!言えって!」

遠藤「…わかった」

遠藤「あいつは復讐のために壁の中に行く必要があった」

遠藤「しかし行く途中で盗賊に襲われその盗賊の中に村の奴が居た。そしてこいつはその盗賊と村の奴を惨殺した…」

ライナー「なんだよそれ」

コニー「ほんとなのかよなぁ!中田お前そんなやつじゃないよな!俺らといつも仲良くニコニコしてたのにこんなことしてたのか!」

ミーナ「答えて!ホントなの!?」

中田「ああホントだよ」

ベルトルト「なんで?なんでそんなことを…」

中田「何故って?壁の中に入るためさ」

アニ「殺して何の意味があるの?」

中田「襲ってきたからさ、正当防衛ってやつさ。それに巨人は人にだけ興味を示すからさ」

クリスタ「巨人に殺させたの?」

中田「いいや、自分の手で殺した」

キース「貴様はどれだけの人を殺めたと思っている!」

中田「どれだけ?覚えてないね。たくさん殺したな」

エレン「遠藤お前あいつがどれだけ殺したか覚えてるのか?」

遠藤「ああ、あいつは過去に17の人を殺害している」

ライナー「17人!!?」

コニー「嘘だ」

中田「嘘じゃないぞコニー、本当だ」

コニー「殺して何にも思わなかったのか!」

中田「どちらかと言えば..ない」

コニー「…」

キース「何故村の住人を殺した?」

中田「何故って?あいつは俺の婚約者に惚れてたからさ」

中田「あいつはことあるごとに俺の女につけ回してたからな、俺がいくら注意しても辞めないもんで殺した」

キース「関係ない!貴様は前の出来事を棚にあげ殺しを働いた!」

中田「話を聞けよ教官、何でしょうか?今まで巨人は村に襲ってこなかったと思う?」

中田「今まで巨人は村を襲ったことなんか一度もない不自然だろ?」

クリスタ「事故じゃないの?」

中田「違う。」

エレン「じゃあなんだよ」

中田「キース教官の言った村の奴が巨人を率いてきたからさ」

ライナー「なんでそんなことを?」

中田「俺と他の村の人を殺して俺の婚約者を奪おとしたらしい幸いにも俺は狩りに行ってたからなんを逃れたが、カレンが…」

中田「そいつが俺が生きている事を知り盗賊を雇い襲ってきた。襲う前それを喜んでるかのように長々と喋るあいつを殺したくて殺したくてしょうがなかった。回りの盗賊どもを殺したら血相変えて命乞いしやがった。何故そんなことをしたのか拷問してやったよ。壁の中に入るためにこいつを囮にして壁内に入ることができたよ。動けなくしてから巨人のエサにしてやったよ。アッハッハッ」

キース「後悔はしてないのか。」

中田「してないね!皆の仇をとったんだ悔いはないね。

中田「それにその村の奴は婚約者に付きまとう前は親友だった。カレンは死ぬ直前壁の中の人を守ってと言われた。だから壁の中に入った。」

ミーナ「そんな」

中田「お前らの為に親友まで殺したんだぞ!!」

一同「…」

中田「さて話は終わりかな?こいつを殺す」

ジャン「ひっ!」

遠藤「まずいあの人を呼ばないと」ダッダッダ

エレン「おい!遠藤どこ行くんだよ!」

遠藤「ハッ!ハッ!ハッ!」ダッダッダ

ガタン!!!

レイト「なっなに!?」

レイト「あっ…」

スアス「あっ、遠藤さんだ~」

エマ「ほんとだ~!久しぶり~!」

レイト「今日はどうしたのですか?」

遠藤「話は後です!とにかく訓練所に来てください!」

レイト「えっ!!え~!!待ってください!!」

エマ「ちょっと待ってよ!」

スアス「置いてかないで~!!」

遠藤「頼む間にあってくれ!!」

中田「さ~て言い残す事はあるか?ジャンキルシュタイン」

ジャン「俺が悪かった…」

中田「わかった。それがお前の最後の言葉だな」

ライナー「おい!いい加減にしろ!」

中田「おっと!ライナーそれ以上近づくなよ。こいつの首がふっとぶぞ」

そう言いジャンの首に剣を付ける

ライナー「もういいだろ!やめてやれ!」

ベルトルト「そうだよ!もう十分反省してるよジャンだって!」

中田「黙れ!失うものが何一つなかったお前らに何がわかる!」

ライナー「俺らだって失ってきた物はたくさんある」

ベルトルト「…」

中田「それは一体どういうことだ?…」

バン!

中田「誰だ!」

中田は剣を音がした方に向けた。

チャキン!

遠藤「よし!間に合った!」

中田「遠藤?」

遠藤「入ってください」

レイト「はい…!!?」

レイトは衝撃の光景を目にする。

レイト「あの何してるんですか?」

中田「おい!てめぇ一体どういうつもりだ!なんでこの人を連れてきた!?」

遠藤「お前を説得させるためだ」

中田「今さら遅い!」

エマ「どうして剣を抜いてるの?」

スアス「どうしてそんな怖い顔してるの?」

遠藤「レイトさんお願いしますあいつを説得してください」

レイト「え!私ですか?どうして私なんですか?」

遠藤「レイトさんはあいつと時々過ごしてましたよね?」

レイト「どうしてそれを…」

遠藤「それと、少し体を寄り添っていたし…」

レイト「見てたんですか!?」

遠藤「ちょっとだけ…そんなことよりもとにかくお願いしますあいつを説得してください」

レイト「わかりました」

レイト「中田さん剣を下げてください」

中田「それはできません」

レイト「お願いします」

中田「できない」

レイト「その人が何を言ったにしろ殺すのは良くありません。」

中田「黙れ!」

怒り狂い刃を向ける。

中田「あんたに何がわかる!孤独に生きていた俺の何が分かる!」

レイト「こんな事婚約者さんは喜びますか?」

中田「うるさい…」

レイト「こんな事して欲しいと思ってますか?」

中田「黙れ!!!」

レイト「人を殺してるところを見て喜びますか!?」

中田「黙れ!!!」シャキン!

怒りの余り刃を振るう。しかし彼女は何事もなかったかのように振る舞う

遠藤「レイトさん!」

レイト「大丈夫です」

遠藤「しかし…」

レイト「大丈夫です説得させてみますから」

レイト「お願いします下ろしてください」スタスタ

中田「来るな」

レイト「剣を渡してください」

中田「お願いだ」

レイト「大丈夫ですもういいんです」

中田「来ないでくれ…」

レイト「初めて聞いた時悲しかったです。もう頑張らなくていいんです」

中田「頼む。」

レイト「婚約者さんも村の皆も中田さんを責めてなんかいませんよ」

中田「嘘だ!俺が居なかったら皆死ななかった…」

レイト「いいえ違います。それは思っているだけです。」

中田「でも。カレンが…」

レイト「その人も責めてなんかいません。仮に私がそうだったら生き延びて欲しい。そう思います。」

レイト「中田さんいい加減自分を許してください」

中田「ううっ…」ポタポタ

涙を浮かべながらジャンを離す

中田「いけ…」

ジャン「うわっ」

中田「本当に皆俺を責めてなんかいませんか?」

そう質問され彼女は笑みをうかべながら

レイト「ええ思ってなんかいませんよ!」

キース「取り抑えろ…」

訓練兵「はっ…」

命令に従い拘束する…

ガシ!

遠藤「おい…」

中田「間違ってたよ…すまなかった…」スタスタ

中田「もう無理をせずにすむな…」

泣き笑いをしながら

中田「これで、やっと休める…」

一同「…」

2話はこれで終わりです。

次に続きます。

ご閲覧ありがとうございました。(^.^)



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おバカ大魔神さんから
2015-07-05 01:46:50

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2015-07-04 22:15:45

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2015-07-06 01:00:23

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2015-07-04 12:33:03

このSSへのコメント

6件コメントされています

1: おバカ大魔神 2015-06-30 17:35:02 ID: vQXOiJ0n

早く続きを!(゚д゚)

2: SS好きの名無しさん 2015-07-04 15:38:45 ID: 7L8Lqt4r

頑張って下さいよ

3: 信利 2015-07-05 00:58:11 ID: UhLK5THd

申し訳ありませんでした。これから毎日書けそうなので頑張ります。

4: おバカ大魔神 2015-07-05 01:46:42 ID: MDZLvqSl

楽しみにしてるよ!

5: SS好きの名無しさん 2015-07-05 01:48:35 ID: hRJcwvRB

応援してます。

6: SS好きの名無しさん 2015-07-19 01:07:39 ID: MJXiSQmW

乱暴ですね〜〜


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1: SS好きの名無しさん 2022-08-21 17:15:30 ID: S:7xsz6K

好き!!!


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