μ'sと2人の少年 〜2〜 入学
無事音ノ木坂学院に合格した5人。今回は入学式のお話
μ's結成まではそれぞれがどんな人格かを中心に書いていきます。
穂乃果:みんなー!おっはよー‼︎
ことり:おはよ♪穂乃果ちゃん。
海未:お、おはようございます…
海未は暗い顔をしている。まぁ、今日の行事が行事だからな。
勇樹:おっーす!ん?どした?翔?
翔:い、いやぁ…ちょっと、な。
穂乃果:海未ちゃんもどーしたの?今日は入学式だよ‼︎もっと明るく行こうよ!
翔:ことり。説明してやってくれ。
ことり:うん。実は…
穂乃果 勇樹:えぇ⁉︎新入生代表で挨拶ぅ‼︎
そう、今日の入学式。俺と海未は全校生徒の前でなんというか宣誓?みたいなものをするのだ。
勇樹:まぁ冷静に考えたら特色トップの翔は当たり前か。
穂乃果:で、なんで海未ちゃんも暗い顔してるの?
海未:翔は特色の男子代表で、一般の女子代表が…
ことり:一般首席の海未ちゃんになっちゃったの。
まずい…海未が死にそうな顔でこっちを見ている。
勇樹:まあ、翔はいろんなところで活躍してるし緊張はしないと思うけど…
穂乃果:海未ちゃんが問題だね…
海未:そ、そんなストレートに言わないでください!
翔:俺だってちょっとは緊張してるしな。プッ
ことり:翔くんでも緊張してるぐらいだから海未ちゃんが…プッ
穂乃果:どーするの?海未ちゃん。プッ
海未:へ?
余りにもひどい顔だったので俺とことりと穂乃果は少し笑ってしまった。普段の海未なら怒るところだが今はそれどころでは無いのだろう。
穂乃果:もう学校着いちゃったよ?
海未:えぇ⁉︎
ことり:もうやるしかないよ!海未ちゃん‼︎
海未:うぅぅ…
勇樹:しょ、翔‼︎ク、ラスとか、ププッ、見に行こーぜ‼︎
勇樹よ…お前笑い堪え切れてねーぞ。あぁ、恥ずかしさと絶望と緊張で海未がすごいことになってるのが分かる
翔:お、おう‼︎
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翔:で、なんで全員一緒なわけ?
ことり:さぁ?(お母さんありがとー)
穂乃果:海未ちゃん大丈夫?
海未:大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫……
どこがだよ。
翔:ま、まあ海未は俺がなんとかしておくよ。
ことり:もう時間みたいだね。行こっか。
もうすぐで入学式が始まる。俺はあらかじめスピーチの練習はしたが…
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続きましてー、新入生代表の挨拶を
高倉翔くん 園田海未さん
翔:僕たちー………
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教室にて
穂乃果:いやぁ〜海未ちゃん最高だったよー‼︎
穂乃果は爆笑しながら話す。
翔:穂乃果…それは触れないでやってくれ。
ことり:言い出しから噛んじゃったもんね。
そう、海未は出だしの部分で盛大に5回も噛んでしまったのだ。
勇樹:実際今ここにいねーしな。今ごろトイレで顔真っ赤にして「私なんて価値のない人間です!」とか言ってんじゃね?ハハハ‼︎
海未:勇樹。聞こえてますよ。
勇樹:ごめんなさい。許してください。海未さま。
ことり:海未ちゃん大丈夫?
海未:えぇ、まあ、あのとき翔が「こんな場面だと誰でも緊張するから自分なりに頑張ればいい」って言ってくれたので噛んでしまったときも少しは楽でした。翔。ありがとうございます。
翔:ま、噛むのがダメなんだけどな!ハハハ‼︎
穂乃果:それ以上言ったら可哀想だよぉ。
海未の顔が殺意に満ち溢れているのに気づく。
翔:ハハハ。ごめんごめん…
勇樹:ついに始まったのな。
ことり:うん。
海未:何かと楽しみですね。
翔:ま、とにかく全力で楽しもーぜ!
一同:おぉー‼︎
勇樹:翔。ちょっといいか?
翔:ん?なんだ?2人でか?
勇樹:おう。というわけですまんな。
勇樹は3人にそう言って俺を教室の外に連れ出した。
翔:まぁ、お前が俺だけ呼ぶってのは
勇樹:あぁ。
翔:廃校。だろ?
勇樹:あいつらならどうせスクールアイドルになって廃校を阻止する‼︎とかいいかねへん。特に穂乃果は。
翔:大丈夫だろ。多分穂乃果には別の問題があるし。
勇樹:別の問題?…って、あぁ、大丈夫。言わんでも分かるわ。
翔:ま、なったらなったでなんとかなるだろ。そこまで俺らの業界に詳しいやつなんてそうそういねーし。
勇樹:それも、そうだな。じゃ、戻ろうぜ。高田翔平さんよ!
翔:おい!その名前をでかい声で出すなよ‼︎武岡勇太さんよ‼︎
勇樹:おい!やめろって!
その後俺たちは2人で笑いながら教室に入った。
読んでくださりありがとうございました。
次はもう少し長くなるかもしれません。
なんてったって次はついに…
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