2016-01-18 00:16:52 更新

概要

とある鎮守府の2015年夏イベ終了後のお話


前書き

注意:このSSには作者の夏イベに対する愚痴が多分に含まれております。ご注意ください。
完結する前に確実に秋イベが始まる予感
キャラ崩壊成分あり



会議室にて


提督「というわけで」


提督「今回の2015年度夏季大規模作戦後反省会だが」


提督「当作戦を完遂できなかった理由は制空権への考えの甘さと言う結論だ」


提督「今後、同じ過ちを繰り返さない為の意見はあるだろうか?」


五十鈴「そうね。今後は敵の編成に空母がある場合は、そこを意識して編成するべきね」


大鳳「烈風の数が心もとないわ。次回の大規模作戦までに開発すべきね」


愛宕「烈風以外の対空値のある艦載機のことを忘れなければ大丈夫じゃない?」


葛城「今回のことを肝に銘じて、制空権のことを常に意識していれば大丈夫じゃないかしら」


日向「瑞雲をガン済みすればいいんじゃないかな?」


陸奥「隼鷹以外の軽空母の練度を上げるべきね」


リットリオ「今後、攻略に詰まったら原因を積極的に調査してみるべきかと」


鈴谷「提督の友人の提督ともっと早く情報交換するべきだったねー」


夕雲「特殊な作戦だったのはわかっています。ですが、次回はきちんと休憩をとってくださいね。疲労がなければ今皆さんが上げた対策に気付けたかもしれませんわ」


提督「ふむ。なるほど。制空権以外にもイレギュラーな事態に対しての良い対策意見が出たな」


提督「では、改めて聞くが他に何か作戦失敗の原因はあるだろうか?」


愛宕「……」


提督「なんでもいいぞー。思ったことを言ってみてくれ」


陸奥「……」


提督「別に怒ったりしないから、ガツンと言ってくれ。どんな小さなことでもいいから」


夕雲「……」


提督「……」


提督「俺が途中で諦めて堀に行ったせいって誰か言えよー!!」


夕雲「提督、そこは最終的にあまり関係なかったかと……」


提督「あるよ!初風掘りに使った資源とバケツがあれば、制空権に気付いた後でもわからなかったよ!しかも初風出なかったし!」


愛宕「でも、やっぱり挑戦することにして十分な資材を溜めたじゃない。それでも駄目だったのだから今回は結局無理だったのよ」


提督「そんなことないって!みんな本当は気づいているんだろう?あの堀さえなければその分早くケージ削りを始めて対空兼云々も事前に気付けたって!!」


陸奥「でもやっぱり作戦失敗の論点は制空権だからそこは気にしなくても……」


提督「罪悪感がやばいんで誰か責めてください!!E7の情報見て諦めて逃げたんだよ俺!?」


提督「誰も会議でそのことに触れない優しさが逆に心に来るんだよ!!いっそボロクソに責めてくれ、みんな」


夕雲「ごめんなさい、私にはできません」


五十鈴「お断りするわ」


提督「そんな……じゃあ、夕雲!頼む!せめて曙と満潮と霞を連れて来てくれ!!」


文月「司令官どうしたの?泣かないで」


雷「大丈夫よ!司令官、私がいるじゃない!」


三日月「司令官、ちょっとお休みしましょうか?ゆっくりいきましょう、それでいいんです」


提督「クライアントの要望と違うのが来た!?」


五十鈴「それでは、2015年度夏季作戦後反省会を閉会します」


提督「勝手に終わらされた!?」



執務室にて


五十鈴「会議では言わなかったことを今、ふたりっきりだから言うのだけれど」


提督「なんぞや……うう、照月ェ……」


五十鈴「他人とのことにとやかく言うつもりはないわ。ただ、私がうぬぼれているだけで恥をかくかもしれないことを覚悟でいうと」


提督「やけにもったいぶるな……照月ェ……」


五十鈴「愛宕さんの時は頑張ったみたいだけど、次回の作戦の情報が出た時点で私がもう少しでケッコンできる練度だったとしても無理しなくていいから」


提督「照月ェ…」


五十鈴「資材を溜めることに集中してちょうだい。まぁ、私とケッコンする気があればだけど」


五十鈴「文月に続いて愛宕さんとケッコンしたとこを見ると複数人とする気はあるみたいだから一応ね。私の練度が一番近いし」


提督「五十鈴……」


五十鈴「ああ、そうそう。私、今回の作戦でここに着任した鬼怒を案内してあげる約束してたのよ。もう行かなきゃ」


提督「はっ!?おい待て今日の秘書官お前だろ?どうするんだ!?」


五十鈴「代わりを誰かに頼んでおくわ。じゃあ、そういうことで」


提督「照月ェ…」


五十鈴「あんたさっきから照月照月うるさい!!」


提督「うおぉ!?びっくりした!もう行ったんじゃなかったのか。てか、もう行くんだから多少うるさくてもいいだろ」


五十鈴「まぁ、そうなんだけどね。どうでもいいけど、前回作戦後の『初風ェ』の方が元ネタ的にまだ語呂良かったわよね」


提督「本当にどうでもいいね」




提督「……ひとりになると、さらにいろいろ考えちまうなぁ……」


提督「制空権見直し後は、普通にM海域突破で来てたんだよなぁ……」


提督「最良の手でやってたらいけてたっぽい」


提督「全力出して駄目ならともかく、あれはなぁー」


提督「制空権を甘く見るジャックはコモンズの裏切者だ」


提督「制空権とか……E6まで気にせず行けてたじゃん」


提督「今までだって……あれ?春作戦では烈風足りなくなって52型で代用した気も」


提督「照月ェ……あと堀で出なかった初風ェ……」


コンコン


夕雲「提督、私です」


提督「ああ、夕雲か。はいっていいぞー」


夕雲「失礼します」


提督「どうしたー?」


夕雲「五十鈴さんから今日の秘書官代理を頼まれました」


提督「あれ?お前昨日も秘書官だったじゃん。いいの?」


夕雲「かまいませんわ。毎日でもいいくらいです」


提督「なら頼むわー。大規模作戦直後で資源ないからほぼやることないけど」


夕雲「提督?」


提督「うん?」


夕雲「甘えてくれてもいいんですよ?」


提督「……」ジワァ


提督「うわぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁ!!夕雲―!!」


ダキッ!!


夕雲「よしよし」ナデナデ


提督「照月欲しかったよー!!」


夕雲「そうですねー」ナデナデ


提督「2番艦エロボディがぁぁぁぁ!!」


提督「ケッコンとまではいかなくても練度70ぐらいまでは旗艦固定だったろーに!!


提督「うわぁぁぁっぁぁあん!!行けたハズなのにー!!」


提督「悔しいよぉぉ!!手に入れていないのに喪失感がぁぁ!!」


提督「うわぁぁぁぁぁん!!」


20分後


提督「フーーー スッとしたぜ」


夕雲「落ちつきましたか?」


提督「ああ。今ならジョセフにも勝てそうな気がする」


提督「それにしても……」


夕雲「なんでしょう?」


提督「自分より小さな女の子の胸に抱き着いて、号泣して慰められながら、他の女の子が欲しいと言うとか。俺最低じゃね?」


夕雲「大丈夫です、いつものことじゃないですか」


提督「それフォローになってない……」


提督「今思えばなんだが……」


夕雲「なんですか?」


提督「五十鈴の奴は気を使ってくれたんだろうな」


夕雲「そうですね」


提督「礼を言いたいが、わざわざ気を使ってくれたのに面と向かって礼を言うのは変だよな」


夕雲「そうですね」


提督「でも、感謝の気持ちは忘れるわけにはいかないな」


夕雲「そうですね」


提督「うん?……あれ?」


夕雲「今度はどうしました?」


提督「このタイミングで気を使って夕雲と秘書官を交代してくれたってことは」


提督「俺がたまにこうやって、夕雲に泣きついて慰めてもらっているのばれてる?」


夕雲「さ、さぁ…どうでしょう?」


提督「なんで目をそらすんだ夕雲よ……」


提督「というか、もしかして五十鈴以外の何人かにもばれているんじゃ?」


夕雲「提督、次の作戦も一緒に頑張りましょうね」


提督「なんで話題変えた?」


夕雲「話題変更と言えば、今日は、あまり仕事がありませんので会議に出ていた以外の皆さんを労ってきては?」


提督「開き直った……。まぁ、でも夕雲の言う通りだな。行ってくる」


廊下にて


提督「さーて。誰かいるかなー」


あきつ丸「ドヤァ」


提督「よ、よう。あきつ丸……(今ドヤァって口で言ったかこいつ?)」


あきつ丸「これはこれは提督殿」


提督「今回は、E7の特別作戦ご苦労だった」


あきつ丸「いやぁ、自分は今回重要でしたなー。ルート固定だったであります」


あきつ丸「自分がいなかったらもっと大変だったはずであります」ドヤァ


提督(珍しく活躍できて調子に乗ってるな。まぁ、気持ちはわかる)


あきつ丸「連合艦隊旗艦あきつ丸であります」ドヤァ


提督「もしいなかったら大変だったことを含め全て真実なだけに反論できないけど、ドヤァ顔うぜぇ……」


あきつ丸「しかし……」


あきつ丸「その自分の頑張りもまったく無意味に終わったわけであります」


提督「ぐはぁ!!」


あきつ丸「あの、提督殿?」


提督「ごめんなさい」


あきつ丸「提督殿!?冗談であります!今回、作戦会議等で色々お話しできましたので冗談を言う間柄にはなれたと思ったのであります」


提督「ごめん。それは洒落にならないんだ……」


あきつ丸「申し訳ないであります!」


提督「その他のことなら気楽に冗談を言ってくれ」


あきつ丸「光栄であります」


提督「個人的に話してみてお前のキャラは嫌いじゃない」


提督「それに今回の様なことがまたあるかもしれん」


提督「あいての編成にもよるが今度演習に参加して練度をあげてみるか?」


あきつ丸「是非お願いするであります」


提督「調整しておくよ。じゃあ、またな」




廊下にて2


北上「駆逐艦、ウゼェェェ」


提督「最近言わなくなってた台詞がパワーアップして帰って来た!?」


北上「あ、提督お疲れ~」


提督「お疲れ。お前、今の奴を駆逐艦たち本人に対して言ってないだろうな」


北上「今のファッキン北上様に近づく間の悪い駆逐艦が悪い」


提督「荒れてるな……なんかあったか?」


北上「え?それ聞いちゃう?提督がそれ聞いちゃう?」


提督「え、なんだよ俺が聞いちゃダメなのか?」


北上「ねぇ……提督。今回の私の出撃海域って把握してる?」


提督「えっと、E3E4E5の丙だったな」


北上「へーい!」バシッ!


提督「痛い!何すんだよ」


北上「なんで丙だけなのさ!なんのために作戦前にふたりで頑張って練度をあげて来たのさ!!」


提督「いやだって俺丙提督だし」


北上「それで前回、丙で初風が出ないと知って作戦後夕雲に泣きついていたくせによく言うよ!!」


提督「うん。とりあえずお前にはバレてるのね」


提督「でも今回は行けるだけ乙で行こうとして、E2までは乙だったよ」


提督「E3なんか堅かったからそれ以降、丙にしたけど」


北上「じゃあ私E2部隊でいいよね!?初風E2で掘ってたんだし!!」


提督「だからね、もうE3でてたから札が……」


北上「うん、わかってる。乙E3で、『堅いからムリポ』って丙にさせてしまったのは私が不甲斐ないからさ……」


提督「北上……」


北上「でもE6E7の出禁ってどういうことじゃああああああ!!!」


提督「それは俺は知らん!!」


北上「まさか、全ては阿武隈の陰謀!?」


提督「違ぇよ。そもそもうちの阿武隈練度の関係で今回出番なかったし」


北上「おのれドン・阿武隈―!!」


提督「話を聞け!!俺が言うのもなんだがテンションがおかしいぞ」




北上「あれだね。提督にならって相談しながらわめいてみたけどスッキリしたね」


提督「なら良かった。俺のあの件には極力触れないでくれればなお良い」


北上「ハイパー北上様復活したわけだけど、提督聞きたいことがあるんだ?」


提督「ん?なんぞや?」


北上「朝潮と時津風の好きなお菓子って知ってる?」


提督「あれか?ファッキン北上様中にウザイって言った駆逐艦に謝りに行くのか?」


北上「ええっとー…まぁ、そんなとこ」


提督「そうかそうか」ニヤニヤ


北上「に、ニヤニヤすんな!大井っちに言いつけるよ!」


提督「ごめんなさい。勘弁してください」



食堂


提督「飯時じゃないけど、誰かいるかなー」


文月「あ、司令官元気になったのー?」


若葉「若葉だ。お疲れ様、提督」


Верный「やぁ、どうしたんだい?」


暁「この完璧なレディである私に何か用?」


提督「おお、我が艦隊が誇る高練度駆逐艦たちじゃないか。今回の作戦はご苦労様だったな」


暁「もっと褒めてくれていいわ!」


提督「実際問題、暁が持ってきてくれた探照灯の活躍が凄かったな。えらいぞ、暁」


暁「ふふん!」ドヤァ


文月「司令官、私何度も大破しちゃってごめんね」


提督「気にするな。むしろよくぞ大破状態で頑張って探照灯を使ってくれたな」


Верный「司令官、頑張ったご褒美に頭を撫でてくれないかい?」


提督「お、いいぞ。頑張ったな」ナデナデ


Верный「ハラショー」


文月「あ、私にもして!」


提督「わかった。頑張ったな文月」ナデナデ


文月「えへへ」


暁「まったく。ふたりとも子供ね!そんなのがご褒美だなんて」


Верный「じゃあ、暁の頭は撫でる必要はないね司令官」ニヤニヤ


暁「えっと、司令官が、どうしてもっていうならナデナデしてもいいわよ?」アセアセ


提督「撫でたいな。お願いしよう」ナデナデ


暁「ま、まったく司令官はしょうがないわね」


Верный(ニヤニヤ)


暁「な、なによ響!!」


Верный「うん?なんでもないよ。ただ、司令官は優しいなって」


暁「釈然としない……」


提督「まぁ、間宮券とかの正式な報酬は別途支給するよ」


文月「わーい」


提督「あ、そうだ。若葉はまだ頭撫でてなかったな。どうする?」


若葉「私は、ナデナデより腹パンがいいぞ!」


提督「うん。他人の性癖にとやかく言うつもりはないんだが、提督としてのご褒美としては無理だな」


若葉「そうか、残念だ。じゃあ、ここはやっぱり撫でてもらおうかな」


提督「わかった。よく頑張ったな若葉」ナデナデ


若葉「これはこれで悪くない」


提督「みんな、これからもよろしくな。てか、よく寝とけよー」


文月「うん、実はすごく眠いー」


暁「わ、私は全然眠くないわ!」


Верный「さっき船こいでたよ」


暁「そ、そんなはずないし!!」


提督「Верный、あんまり暁に意地悪するなよ?」


Верный「そんなつもりはないさ」


提督「作戦期間中は出撃の連続だったからな。特に最後のE7は一日で決めようとしたせいで寝る時間がなかったろう。すまなかったな」


提督「作戦参加組は少しの間休みを与えるからたっぷり寝てくれ」


若葉「24時間寝なくても大丈夫」


提督「頼もしいが、作戦終わったから寝とけ……ってあれ?」


Верный「どうしたんだい?」


提督「作戦期間中、何度もその台詞を聞いた気がする。24時間ぐらい前にも聞いたな」


文月「どういうこと?」


提督「おい、若葉。お前最後に寝たのはいつだ?」


若葉「24日間寝なくても大丈夫」


提督「アホかぁ!!寝ろよ!むしろよくその状態で出撃できたな!!大破率人並みで!!」


若葉「24時間寝なくても大じょry」


提督「もう今は寝てください!お願いだから!!俺の管理問題を問われるから!!」


文月「若葉ちゃん一緒にお昼寝しよー!」


Верный「そうだね。これはもう無理やりにでも一緒に寝る必要がある」


暁(ウトウト)


提督「うん、頼むなお前達。あと暁、寝るなら布団でな」


文月「じゃあ、司令官またねー」


提督「またなー」




潜水艦共同部屋前


提督「ご褒美と言えばこいつらだな」


提督「すいません、提督ですけども」コンコン


58「いるでち。入れでち」


提督「し、失礼します」


58「適当に座っていいでち」


提督「はい。失礼します」


58「……」


提督「……」


58「……」


提督「あの、今回は色々とお疲れ様でした」


58「本当でち。大変だったでち」


58「オリョクル行って、ダメージ受けたらドック。疲れたら休憩」


58「その他の場合はオリョクルでち!else条件でオリョクルでち!!」


提督「いや、本当に助かりました。任務関連でバケツがかなり復旧できました」


58「会社説明会の内容と差異があるでち」


提督「そんなのはしてないんですが……」


58「なにか文句でも?」


提督「いえ、なんでもないです」


58「うちの鎮守府はオリョクルしないと信じていたでち!」


提督「いや、本当に途中の堀のせいで大変なことになってですね」


58「うちは!潜水艦はレベリング艦の随伴艦にされてデコイとしてボロボロになるだけのホワイト鎮守府だと信じていたでち!!」


提督「自分で命令しといてなんだが、その意識でいいのか58!?」


58「誰が勝手にしゃべって言ったでちか、てーとく!?」


提督「すいません!」土下座


58「この悪魔!鬼!!」


提督「……!!」(土下座涙目)


19「それぐらいにしておくのね」


168「そうよ。司令官が可哀想じゃない」


58「ふたりは悔しくないんでちか!?」


19「イクは、提督の役に立てて満足なのね」


168「私もそんな感じ」


58「ぐぬぬ」


168「というか、普段からもっと司令官の役に立ちたいとこぼしてたのは58よね」


提督「あ、そうなの?」


58「ななななな、なにを言ってるでち!!」


168「ぶっちゃけ、さっきまでのも気になる女子を虐める男子の思考回路なのね」


58「いややいやいやいや何をいってるでちか!?」


168「じゃあ、お仕事完全に辞める?」


58「いや、それは……その……辞めないでち」


19「ということらしいのね」


58「勝手にしめるなでち!!」


提督「58!お疲れ様!!ありがとう!!!」ナデナデ


58「うう……もういいでち。次も頑張るでち」


19「イクのことも撫でるのねー!!」


提督「え?どこを!?」


19「?普通に頭なのね」


168「司令官、今何を想像した?」


提督「いや別に?」


168「いやらしい」


提督「男の本能です」


168「開き直るんだ……」


提督「168も頭撫でとく?」


168「一応」


提督「お疲れさまー」ナデナデ


提督「お前達には特に間宮券を多めに支給するからな」


19「それよりイクはお願いを聞いて欲しいのね!」


提督「お願い?なんだ?」


19「一緒にプールに行って泳ぎたいのね」


58「あ!ずるいでち!ゴーヤも一緒にいくでち!!」


提督「わかった。わかった。168はどうする?」


168「私は別のお願い……というか言っておきたいことがあるわ?」フリフリ


提督「うん?どうしたんだ?」


168「司令官?次、既読無視したら こ ろ す ね」


提督「」ガタガタ


58「」ガタガタ


19「」ガタガタ


提督「え?あれ?あの……168さん?怖いよその顔」


168「既読無視には死を」


提督「あの……執務中に五十鈴の目を盗んでライン送るのは辛いんだけど」


168「既読つける余裕ありなら返信できるよね。司令官?」


提督「気を付けます!厳守します!!」ガタガタ。ボロボロ


19「イムヤの闇を見てしまったのね」


58「さっきゴーヤに提督が可哀想とかいっていたイムヤが提督を恐怖で泣かしたでち……」



廊下


提督「あー怖かった」


卯月「あ、司令官!今日も素敵だぴょん!嘘だけど」


提督「あれ?卯月がこの辺の廊下を歩いているなんて珍しいな」


卯月「緊急事態による処置だぴょん。そういや、司令官に聞きたいことがあったぴょん」


提督「なんぞや」


卯月「作戦中に貯蔵庫前で撮った写真はなんだったんだぴょん?」


提督「ああ、あれ?友人の提督にうちの残りの貯蔵状況を知らせようと思って。写真を撮ったんだ」


卯月「なんでうーちゃんも一緒に映したんだぴょん?」


提督「友人が卯月を欲しがっていたから嫌がらせに」


卯月「鬼がいるぴょん!クズだぴょん!」


提督「いや、お前だって普段みんなに色々してんじゃん。人のこと言えるのか」


卯月「うーちゃんのは、みんなを笑顔にする悪戯だからいいんだぴょん!」


提督「そうだったか……?」


弥生「う~づ~き~?」


提督「おい、明らかに笑顔にならない悪戯を受けたであろう弥生が来たぞ」


弥生「怒ってないから~。怒ってないから~!」


提督「いや、完全に怒ってるよね。女の子が家族以外には絶対見せちゃいけない顔してるよ」


卯月「あ、しまった!!この先は行き止まりだぴょん!遠くまで来て巻いたつもりが追い込まれたぴょん」


提督「おい、卯月!お前今回は何したんだよ?」


卯月「弥生のパンツを片っ端から隠したぴょん」


提督「何やってんだ馬鹿!?」


卯月「しかも!昼寝していた弥生の今日はいていたパンツも脱がす徹底ぶりだぴょん!」


提督「鬼も屑もお前じゃねーかこのド外道!!そりゃ弥生もブチギレれるわ!!」


卯月「ぷっぷくぷー!」


提督「この悪戯は完全に笑えねーぞ。洒落になってない……」


弥生「卯月?司令官とのお別れは済んだ?もう逃がさない。コ○ス……!!」


提督(顔怖っ!!)ガタガタ


弥生「この先の廊下は行き止まり。逃がさない」


卯月「いいのかぴょん?こっちに来ても?」


弥生「……?命乞いは無駄だよ?」


卯月「解らないぴょん?うーちゃんは切り札を手に入れたぴょん」


弥生「何を言って……」


卯月「いくらバーサークモードの弥生相手だからといっても元々の実力は互角!」


提督「バーサークモード?」


卯月「取っ組み合いになれば、一度は弥生のスカートをめくれるぴょん!!」


弥生「だから何?めくっている間に5回は後頭部の骨を粉砕できるよ」


卯月「ぷっぷくぷー!そんなだからいつもうーちゃんに出し抜かれるぴょん」


弥生「だから、さっきから一体何を言って……はっ!!」


卯月「そう!この場には司令官がいる!!スカートをめくればパンツを失った弥生の大事な所を司令官に晒すことになるぴょん!!」


弥生「卯月ぃぃぃ!!」


提督(え?卯月ってこんなにクズだったの?今度睦月に相談しよ)


弥生「う…う…うう……」


卯月「顔真っ赤だぴょん!!パンツのないスカートの中を男の人に見られたらお嫁にいけないぴょん!!」


弥生(こんな形で司令官に見られたくない……!!見られるなら、きちんとした雰囲気の中で、段階を踏んで、正式にお互い合意の元……!!)


提督「え?今はいてないの?睦月か如月に一時的に借りたりしなかったの?」


弥生「……」


弥生「!!!!」


提督「頭に血が上って思いつかなかったかー」


卯月「これで形成逆転だぴょーん!!」


提督「じゃあ、俺は次は空母達のとこに行くから。じゃあなー」テクテク


卯月「」


弥生「……」


卯月「……」


弥生「……」


卯月「……」


弥生「さぁ、お前の罪を数えろ」


卯月「タンマ!!降参するぴょん!!ごめん、わるかryああああああああああああ!!」


(首の折れる音)


空母寮 談話室


隼鷹「あ゛ぁ~!提督ぅ、お疲れさんっ♪…えっ、の…呑んでなんかないよぉ?素面だよぉ」グビグビ


提督「飲みながら言うなよ!え?何これ……なんで主力空母全員で飲み会してんの?今昼だよ」


大鳳「堅いことはいいじゃないですかー!お酒が不味くなりますよぉぉ」


提督「なんかお前、酔うとだいぶ性格違くない?」


大鳳「練度1で最終局面に出すっておかしくない!?」


提督「何の話!?飲みすぎだろお前!?てかお前飲んでいいの!?」


隼鷹「いいんじゃない?空母だし」


提督「え、だって大鳳って見た目駆逐艦……」


大鳳「提督?」


提督「ん?」


大鳳「今謝れば許すわ」


提督「ごめんなさい……」


提督「もう艦娘の人間の年齢への換算がよくわからねぇよぉぉぉ」


隼鷹「よし!提督も一緒に飲もう!!作戦お疲れ!!」


提督「おう、お疲れ!……じゃねよ。主力空母酔っぱらうってどうすんだコレ」


隼鷹「どうせ作戦参加組は少しの間休みをくれるんでしょ?」


提督「あ。まぁ、そうか。飲んでるの参加組か。問題ねぇか」


隼鷹「お墨付きキタァァ!!」


飛鷹「もう少し静かに飲みなさいよ」


翔鶴「提督もせっかくですから、飲んでいかれたらどうです?おつぎいたしますよ?」


瑞鶴「ここ開いてるわよ提督さん!!」バンバン


翔鶴「ちょっと、瑞鶴!失礼よ」


瑞鶴「お酒の席は無礼講だよ翔鶴ねぇ!ヒック」


提督「気にしないでいいよ翔鶴。作戦後だ。ハメをはずすぐらいでちょうどいい」


翔鶴「そうですか?」


提督「それにしても大鳳と瑞鶴が酒弱いのか……別にいいけどテンションおかしいな」


飛鷹「今、提督のグラス用意しますね」


提督「いや、飲むのはもうちょっとみんなのとこを回ってからにしよう」


翔鶴「そうですか」


飛鷹「お待ちしていますね」


瑞鶴「てか秘書官いまだれー?龍田さんだったらバレタラ不味くないー?」ヘラヘラ


提督「夕雲だ。今日は仕事少ないし、皆のとこを回ったあと、一言いえばそのまま飲み会に参加することの許可をくれるだろう」


大鳳「駆逐艦の秘書官に飲み会に行っていいか聞く上官www」


瑞鶴「曙ちゃんか龍田さんだったら絶対許してもらってないwww」


提督「キャラ崩壊が激しいな。特に大鳳」


隼鷹「提督と飲むの久しぶり!楽しみにしてるねー!!」


提督「おう。てか、参加組休みなのよく知ってたな。まだごく一部にしか言っていないのに」


飛鷹「今さっき通りかかった若葉ちゃんが教えてくれました」


提督「あいつ結局寝てないの!?」


提督「ああ、そうだ。隼鷹……今回はすまなかったな」


隼鷹「うん?あれかぁ。気にしてない気にしてない」


飛鷹「何の話?」


隼鷹「そういや、あれの時飛鷹は出撃してなかったっけ」


隼鷹「終わったことさ。酒を飲んで忘れるよ」


飛鷹「だから何の話!?気になるじゃない、教えてよ」


隼鷹「いやさ、私達って装甲だけは薄いよね。だから結構大破してたわけでさ」


隼鷹「だから私だけキラ付けしてもらった時があったんだよ」


提督「わざわざ出撃してもらってるわけだから負担だったろう。なのに俺は選択を誤った」


隼鷹「そうだね……選択を……」


飛鷹「思わせぶりな態度やめて!!ふたりしてからかってるでしょ!」


提督「ようは、キラ付け後に連合艦隊にするのを忘れてな」


隼鷹「そのまま鎮守府正面海域への出撃命令出したんだよね」


提督「すまんかった。二度手間だったな。もう一回キラ付けの為出撃してもらったな」


大鳳「提督ってそういうとこ抜けてるわよねー」


飛鷹「いや、そこは艦隊の誰かがツッコミましょうよ。不自然でしょ」


提督「……」


隼鷹「……」


大鳳「……」


隼鷹「そこにふれたら駄目でしょ」


大鳳「さすがに……ねぇ」


飛鷹「なんで私が悪いことしたみたいになってるの!?」


提督「まぁ、後でお邪魔させてもらうし今はこのへんで」


隼鷹「またあとでー!」グビグビ


大鳳「待ってるわ」グビグビ


提督(戻ってきたころには大鳳どうなってるんだろう)


中庭


提督「お、リベッチオじゃないか」


リベッチオ「あ、提督さんこんにちわー!」


提督「なにしてたんだ?」


リベッチオ「ラジオ体操の練習だよー!リベ、まだみんなみたいにうまくはできないから」


提督「そうか。頑張っているな偉いぞ」


リベッチオ「えへへ」


提督「こっちの暮らしには慣れたか?」


リベッチオ「まだ戸惑うことはあるけど、リットリオさんが色々と助けてくれるよ!」


提督「そうか」


リベッチオ「ところで提督さん。ローマさんはどこに……」


提督「ローマ?知らない子ですね」


リベッチオ「なんかごめんなさい」


提督「いや、いいんだ……」


提督「ラジオ体操頑張れよ!他にも困ったことがあるなら俺も相談に乗るからな」


リベッチオ「ありがとー!」


提督「邪魔しちゃってごめんなー。続けてくれ」


リベッチオ「はーい」


提督「ん?」テクテク


提督(イタリア艦はなんなんだ?脇を見せる文化なのか?)


提督(もしくは横乳)


提督(リベは胸ないけど。いや、待てよ?)


提督(だからこそ……だからこそ胸前に空間ができる)


提督(そして余裕のある服を着てラジオ体操をしている今)


提督(この角度からなら見えるんじゃないか!?絶対ブラとかしてないだろうし)


提督(駄目だ!ギリギリ見えん!もうちょっと角度を……)


龍田「何をしているかしら?」


提督「!?ぎゃああああああ!?」


リベッチオ(ビクッ)


マックス「あなた……突然大きな声を出さないでくれるかしら」


提督「じゃあ、気配を消して背後からいきなり話しかけるなよ!!」


龍田「まぁ、こっちにも非はあったわね。ごめんね~」


マックス「それで……今何をしていたのかしら?」


提督「や、やましいことはなにもしてないで、ですよ」


マックス「ふぅ~ん?」


龍田「本当かしら?」


提督「本当だって~ははは」


龍田「今回は見逃しますけど、次はないですよ?」


提督「こえええええ」ガタガタ


リベッチオ「ふたりともこんにちは~」


マックス「こんにちは。私も海外勢だから、困ったら頼っていいのよ」


リベッチオ「うん。わかった!」


提督「ああ、そうだマックス。落ち着いたらビスマルク建造してもらうからよろしく」


マックス「了解したわ」


提督「龍田もお疲れなー。ゆっくり休んでくれ。少しの間、出撃ないから」


龍田「わかったわー。たまには天龍ちゃんにも出番をあげてねー。あの娘、だいぶ拗ねてるから」


提督「そうだな。まぁ、まずは練度上げか。てかうち軽巡の練度低いな……」


龍田「私を使うぐらいだもんねー」


提督「そう言うな。五十鈴が第1艦隊対空に回った際の第2艦隊での活躍は素晴らしかったよ」


龍田「そう言ってくれると嬉しいわ。提督もお疲れ様~」


提督「おう」


廊下


江風「お、提督じゃん!今帰還したぜー」


提督「お、江風。初の出撃はどうだった?艦娘の体に違和感とかなかったか?」


江風「問題ないさ!それどころかMVPだったぜ!」


提督「マジか!初陣でMVPとか凄いな」


江風「だろ?もっと褒めてもいいんだぜ!私は一番だったんだからな」


提督「凄いな、期待の新人……ん?」


白露「……」


提督(ビクッ)


江風「一番、一番♪私が一番♪」


白露「……」


提督(アカン)


江風「白露の姉貴。江風が一番だって!きひひー」


白露(ギリギリ)


提督「歯ぎしり!?江風、もうやめろ!姉のアイデンティティを奪うな」


江風「そうはいっても、最も活躍した艦が一番扱いされるのは当然だろ」


白露「ふー!ふー!」


提督「正論だけどさ!!煽るのやめろ!姉の呼吸がエラいことになってるから」


村雨「胃が痛いです提督」


提督「悪かった……あのふたりは一緒にならんよう編成を気を付けるよ。新人の随伴お疲れ」


朝潮「あ、司令官お疲れ様です!」


提督「お、朝潮か進捗はどうだ?」


朝潮「はい。一次作戦無事、任務を達成しましたのでご報告に参りました」


提督「そうか。ご苦労。早いな……さすがだ」


村雨「大型作戦後のこんな時期に任務ですか?」


提督「実は、空母寮を出た直後に駆逐艦6隻に任務を与えていたんだ」


朝潮「代表して報告に来たんです」


村雨「ちなみにどんな任務なのか聞いてもいいですか?」


提督「若葉の捕獲・寝かしつけ任務だ。先遣隊の文月たちは失敗した」


村雨「なんですかそれ……」


提督「今日まで気が付かなかった俺も悪かったんだ……」


提督「よし、あとはふたり体勢で若葉を監視つつ残りは交代で休んでくれ」


朝潮「了解いたしました!」


村雨「監視いるんですか?」


提督「念のためな」



重巡寮


提督「なんか疲れた」


愛宕「お疲れ様―。ゆっくりしていってね?」


提督「今回も重巡達には世話になったなー」


最上「お役に立てて良かったよ」


提督「おう」


足柄「次こそは完全勝利を目指すわよ」


提督「おう」


青葉「青葉にお任せください!」


提督「……」


青葉「あれ?」


提督「そういや空母共は飲んでたんだ。お前らも酒飲んでいいぞ」


最上「まぁ、僕たちはみんなお酒好きではないけどね」


愛宕「私は少し、飲んじゃおうかな~」


足柄「あら、付き合うわ」


鈴谷「鈴谷はコーラがいい!提督買ってきてー」


提督「なんで俺が。自分で行け」


鈴谷「やーだー!作戦で疲れーたー」


最上「いや、提督も疲れているハズだよね?」


提督「駆逐艦寮にあると思うから分けてもらえ」


鈴谷「じゃあ、後で行こう」


足柄「それにしても悔しいわ。重巡の連撃ならなんとかなったハズなのに。なんか、勝てるはずの勝ちを逃した気分」


提督「ぐはっ!!」


愛宕「反省会は終わっているから、思い出させないであげてね?」


青葉「時に司令官」


提督「なんぞや」


青葉「前から聞きたかったんですけど、司令官青葉のこと嫌いですよね?」


提督「別にそれで酷使したり、出番を奪ったりはしないから安心しろ」


足柄「まったく否定はしないのね」


青葉「直せるところは直しますし、謝りたいので理由を教えていただけないでしょうか」


青葉「青葉、司令官に嫌われたままでは辛いです」


提督「順序立てて話をしていくとさ」


提督「俺、結構文月のこと気に行っているじゃん?」


青葉「そうですね。数少ない結婚艦ですしね」


提督「それでさ。前にお前が文月と一緒に出撃した時の話を詳しく聞いたんだが……」


回想


五十鈴「敵の攻撃よ!みんな注意して!!」


文月「うわぁ!!見ないで、見ないで~」大破!


青葉「よく見えますねぇ」パシャパシャ


回想終わり


提督「何してんのお前!?」


青葉「そ、その件でしたか。確かに司令官に嫌われても文句言えないです」


愛宕「それは確かに青葉ちゃんが悪いわねぇ」


提督「仲間が被弾して見ないでって言ってるときに何してんの!?」


青葉「ごめんなさい」


最上「まぁ、落ち着きなよ提督」


最上「文月本人にはもう謝っている話なんだよ」


提督「そうなのか……だがなぁ……」


青葉「もう2度としないので司令官にも許してほしいです!」


提督「わかったよ」


青葉「本当ですか!」


最上「でも提督もちょっと良くなかったんじゃないかな?」


提督「え?どこが?」


最上「そういうのは、内にため込んで嫌うんじゃなくて、直すように注意しなきゃ。軍隊の上司なんだから」


提督「そうだな……俺も悪かったな青葉」


青葉「いえ……」


提督「青葉含め、これからもよろしくなお前ら」


鈴谷「まかせてよ!」


鈴谷「じゃあ、鈴谷はコーラとって来るからこれで」


提督「しまらないな……」



廊下


提督「お、五十鈴じゃん」


五十鈴「なにしてんの?」


鬼怒「あ、提督やっほー」


提督「着任したてでこの馴れ馴れしさである」


提督「もう一通り見て回ったか?」


五十鈴「案内したわ。で、なにしてんの?」


提督「仕事今は少ないから、労いの旅。この後は夕雲に許可をもらって飲み会に参加だ」


五十鈴「今すぐ秘書官に戻ろうかしら」


提督「なんでや!今日ぐらい飲んだっていいだろ!!」


五十鈴「……」


提督「……」


鬼怒「ちくわ大明神」


五十鈴「まぁ、大目に見るわ」


提督「ちょっと待て何だ今の」


鬼怒「ここで一句」


五十鈴「いらないから」


鬼怒「そんな……」


提督「やばい。こいつ面白い。育てなきゃ」


五十鈴「そういえば全部の艦種の寮にいったの?」


提督「全部は行ってない。駆逐艦は主力が食堂に固まってたからな。軽巡と戦艦は行く必要ないし」


鬼怒「え、なんで!?」


提督「作戦参加組は直後の会議に出てたか、廊下とかであったからな」


五十鈴「そういえばそうね」


鬼怒「戦艦とか大勢活躍するんじゃないの?」


五十鈴「うち、戦力に偏りがあるのよ」


提督「性格面白いし、軽巡だし鬼怒には期待してるわ」


五十鈴「良かったじゃない鬼怒。この提督は好みによる贔屓が酷いから。気に入られて損はないわよ。その結果の戦力の偏りよ」


提督「人聞きが悪いこと言うなよ」


五十鈴「その結果、練度の高い駆逐艦戦隊ができたわね」


鬼怒「あ……(察し」


提督「待って!違うから!!駆逐艦は母数が多いから気に入るのが多いだけだから!」


提督「そもそも俺愛宕ともケッコンカッコカリしてるし!?てか今度するのはお前だからな五十鈴。だから俺はロリコンではない」


鬼怒「酷い告白を見た」


五十鈴「まぁ、ケッコンカッコカリについては前から聞いてはいたけどね」


鬼怒「愛宕さん……五十鈴。ああ、もうひとつの性癖わかった」ジー


五十鈴「ちょっとどこ見てんのよ」


鬼怒「く、私も改二さえくれば」


提督「性癖って……俺が変態みたいじゃん」


鬼怒「提督は皆変態って聞いたことあるよ」


提督「断固否定します!!」


提督「まぁ、とにかく。最近着任したばっかの阿武隈と共に演習にガンガン参加させるから覚悟しとけ!」


鬼怒「任せてよ!訓練だって人一倍頑張っていくんだからね」


提督「うん。頼もしいな」


五十鈴「これで次の大型作戦では少しは休めるわね」


提督「やっぱりきつかった?」


五十鈴「そりゃあ、そうでしょう。龍田さんとふたりでヒーヒー言ってたわ」


五十鈴「陸奥さんやリットリオさん辺りも裏じゃ死にそうな顔してたわよ」


提督「マジか」


五十鈴「まぁ、練度は上がるし、頼りにされること自体は悪くはないんだけどね」


五十鈴「見てなさい。次も大活躍して見せるから」


提督「ああ。楽しみにしてる。改めて、お疲れ様」


五十鈴「改めて、提督もお疲れ様。じゃあ、行くわよ鬼怒」


鬼怒「はいはーい。じゃあねー提督」


提督「またなー」


提督「さて、さっさと夕雲に許可をもらって飲みに行くか」


提督「最前線で戦ったあいつらの前じゃあ、俺の口からはとても言えんが、やっぱり俺も疲れた」


提督「飲むぞ。今日は……飲むぞぉぉ!!」


<了>



後書き

というわけで16年冬イベの前ぐらいに完結しました。
余談ですが、作者の分身である提督が愚痴っていた入手希望艦のうち初風は15年秋イベで入手できました。


このSSへの評価

4件評価されています


SS好きの名無しさんから
2016-03-31 21:36:30

SS好きの名無しさんから
2015-12-03 06:10:56

SS好きの名無しさんから
2015-11-24 11:56:44

アテナさんから
2015-11-04 01:13:48

このSSへの応援

3件応援されています


SS好きの名無しさんから
2016-03-31 21:36:16

SS好きの名無しさんから
2015-12-03 06:10:58

アテナさんから
2015-11-04 01:13:49

このSSへのコメント

1件コメントされています

1: アテナ 2015-11-04 01:14:33 ID: PR08Yv_P

共感できる点が多すぎて面白いw


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください