2016-01-24 23:57:19 更新

前書き

初めてです。余り面白さは求めていません。
三題噺ふうに書いたので、最後の方はネタがなくなりテキトーで凄い。


夏のある日、桂馬はいつもどうり部屋にこもってゲームをしていた。


「フゥ、これで後はこのボタンを押すだけだ。いい話だったなぁ。」


そう言いながら桂馬はすべてのコントローラーのボタンをおそうとした時


「にーさまー、プール行きましょー。ハクアから一緒に行かないかってチケット貰ったんです!!」


そう言いながらドアを開てエルシィが部屋にとびこんできた。


そのせいで桂馬は一度攻略したルートへいく選択肢を間違って押してしまった。


「イヤァーーー」


桂馬は叫んだ。

桂馬からしてみればルートの一つや二つ三十分もあれば直ぐに攻略出来る。しかし、駆け魂狩りのせいで溜まっているゲームを見ると一分でも時間が惜しいのだ。すぐさま桂馬はゲームをもう一度始めた。


珍しく何かを察したのかエルシィが申し訳なさそうに部屋から出ていこうとすると「ドカンッ」と何かがが爆発するような音が聞こえた。


「イヤァーーー」


本日二度目の桂馬の悲鳴が聞こえた。

どうやらゲーム機本体が悲鳴を上げたようだ。


「にーさま大丈夫ですかー」


エルシィが放心状態の桂馬のかわりに窓を開けながら呼びかける。


「桂木、何かあったの?なんか凄い音聞こえたけど」


下にいたハクアが爆発の音を聞いて部屋まで上がってきた。


「って、桂木どうしたの!!なんか全体的に白いんだけど・・・」


「酸素が、僕の酸素が・・・」


「・・・?」


桂馬が何を言っているのかわからずハクアは首をかしげる。


「エルシィこれどうなってんの?!ちゃんと説明しなさいよ。」


いつの間にか消火活動を終わらせたエルシィに質問するハクア。


「じ、実は・・・」


カクカクシカジカ


「ハァ、その程度のことでこうなるのコイツは」


説明を受けたハクアは桂馬を見ながら呆れたようにため息をつく。


「ピーンポーン」


「はーい、どちら様ですか?」


玄関のチャイムがなったようだ。すぐにエルシィが応答する。


「鮎川です。なんか凄い音したけど大丈夫ですか?」


隣に住んでいる天理だ。どうやら隣にまで聞こえるほど大きな音だったようだ。


「天理さ〜ん、にーさまがにーさまが」


エルシィは親友が二人も来てくれて安心したのか少し涙目だった。


「えっ、桂馬くんがどうかしたの?」


「取り敢えず上がってください」


そう言ってエルシィは天理を桂馬のもとへ連れてゆき、今までのことを説明した。


「ハァ、情けない。その程度のことで、こうも残念な状態になるのですかこの男は」


そういったのは窓に映ったディアナだ。ディアナもハクアと同じ感想だ。


「そんな事言ったらダメだよディアナ」


「しかし、天理っ」


ディアナは途中まで言うとやめてしまう。


「天理さん、ディアナさん喧嘩はやめてください〜」


エルシィが仲裁に入ると。


「別に喧嘩ってほどでは」


「大丈夫ですよ、エルシィさん」


ディアナは少し落ち着いたようだ。


そうこうしている間、蚊帳の外にされていたハクアは桂馬をつついていた。


「おーい、桂木ー、起きろー」


桂馬はつつかれる度にビクンビクンと反応するが、起きる気配はない。それが楽しいのかハクアはどんどん桂馬をつつく。


「と、取り敢えずどうしましょう、皆さん」


話を戻すようにエルシィが言い出す。


「水でもかける?」


「流石にそれは…」


ハクアの意見にエルシィと天理は反対気味だがディアナなどちらかというと賛成のようだ。


「どうします、天理。思いきってキスでもしちゃいます?」


ディアナがとんでもないことを言い出した。


「な、何でそうなるのよディアナー」


「そうよ、なんてこと言い出してんのよあんた」


ディアナの意見に猛反対する天理とハクア。


「なんでって、ほら目覚めのキスってあるじゃないですか。」


「それは逆よ、逆。女の子がやってどうすんのよ」


ハクアが大声を上げる。


「そうよディアナ、ダメでしょ、そうゆう冗談は。」


「冗談じゃないですよ。結構本気ですよ私。天理がやらないと言うのなら私がやります」


「ダメだよ〜それって結局わたしがやってるみたいなもんじゃん」


全力で反対する天理。


「そうですよ、ディアナさん。それで兄様が起きる分けないじゃないですか」


エルシィが珍しくまともなことを言う。


「それじゃあ、どうするんですか?」


ディアナが諦め話を戻す。


「ゲームでも与えてみる?」


ハクアが提案する。


「それでもいいけど外はかなり暑いですよ。私達は隣だから来ましたけど、ゲーム屋さんまでは行く気が起きませんね」


ディアナの言う通りそとは太陽がカンカンに照って雲一つ無い青空だ。涼しい室内にいる限り外には出たくないのが普通だ。


「でも、それが一番可能性あるんですよね、兄様なら」


エルシィの言葉に皆が納得する。


そうこうしていると、階段から足音がしてきて


「どうしたのみんな集まって」


桂馬のお母さんが上がってきた。


「実は兄様が」


おろおろするエルシィ


「ハァ情けないわね全く。起きなさい桂馬!!みんなが心配してるでしょ!!」


その声を聴いてサッと桂馬が立ち上がった。


「す、凄い。あの桂木が一瞬で起きるなんて」


ハクアが感心していた。


そして、桂馬本人は


「ゲームをしなくちゃ。ゲームでもしなくちゃ」


とブツブツいいながらまた部屋に引きこもってしまった。


「相変わらずね、あいつは」


ハクアがそう言うとみんなが納得した。


「じゃあもう私達は帰りますね、天理」


ディアナか言う


「そうね、私も帰らせてもらうわ、また引きこもっちゃったしアイツ」


「分かりました。ありがとうございました。皆さん」


そうして「じゃあねー」といいながらみんなが帰っていった。


後書き

批判、罵倒(・∀・)オッケー!メンタルは強いほうだと思うので。
あと、概要って何を書くんですか?


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