2016-05-26 00:10:45 更新

前書き

作者高校生で大学のことなど知らないのでそこら辺は勘弁してください。


これは、僕と彼女が結ばれた物語


僕達が住む村にはたまに不思議な体質の人たちが産まれる。簡単に言うと変異種とか特異体質とかそんな感じの認識でいいと思う。

この体質で産まれてきた子達は、とある年齢から年をとることが出来なくなる「不老人」と呼ばれる。これは発症するまで誰にもわからない。年齢もバラバラで、5歳くらいのときにかかる子もいれば、70とかになってかかる人もいる。


僕はそんな体質だった事に18の時にきずいた。僕は15歳の時から姿が変わっていない。と言っても、もともと少し老けていたので、見た目年齢は20歳くらいだと思う。

最初に気がついたのは両親である。当然といったら当然なのかもしれないがちゃんと見てくれてたんだなぁと、少し嬉しかった。


それから2年ほどたった20歳の春僕は大学生になり、楽しい大学生活を過ごしていた。


大学に入って、後輩ができる頃に驚いたことが一つあった。僕と同じ体質、要するに不老の体質の子が入学してきたのだ。


僕は同じ体質の彼女に親近感が湧きしょっちゅう合うことになっていた。


彼女は13歳の時に発症したらしくかなり小さい。なのに頭は僕よりもいいというとても敗北感を味わうには十分すぎるステータスを持っていた。


僕が彼女に合ってから数ヶ月、僕はすっかり彼女の虜になってしまっていた。



突然だが今日、僕は彼女に告白しようと思う。


上手くいくかは分からない、失敗するかもしれない。今までの関係が無くなってしまうかもしれない。それでも僕は彼女が好きだ。この気持ちを抑えておくのは正直もうしんどい。自分勝手な理由だが告白とはそういうものだろう。


それなのに今日に限って彼女と会う機会が無い。しょうがないので彼女の家に直接行くことにした。と言っても、彼女が住んでいるのは、僕と同じアパートの僕の隣の部屋だ。これも僕と彼女が仲良くなった理由の一つでもある。


部屋のチャイムを押す。とても緊張する。居なかったらどうしようとか、振られたらどうしようとか、色んなことが頭に浮かんでは消えていく。


部屋のドアが開く。中から出てきた彼女を見て僕は驚いた。彼女の顔は真っ赤に火照り息遣いは荒く今にも倒れそうだったのだ。


ハァハァ


「大丈夫か!?!?」


返事はない。


バタッ


突然彼女が倒れた。僕はとっさに彼女を抱き留めた。彼女の体は予想道理熱く玄関までこれたのが奇跡じゃないかと思うほどの熱が出ていた。僕はすぐさま彼女を抱えて病院へ急いだ。


病院に付きすぐさま診察してもらった所、彼女の熱の正体は僕達のような不老人の患者特有の風邪だということが分かった。


この風邪は不老の病より仕組みが簡単らしくすぐに薬が出された。後はこの薬を飲んで2日ほどゆっくり寝てれば治るという。


その夜僕は彼女の傍にずっといることにした。目が覚めたら嫌がるかもしれない、怒られるかもしれない、警察を呼ばれるかもしれないけどその時はそんな事を考えている場合じゃなかった。


翌日、僕が起きると彼女の熱はある程度下がっていた。それでもまだ熱はあったため今日1日はつきっきりで看病することにした。


2時頃彼女が1度目覚めた。部屋にいる僕を見て驚いたようだが特に何も合わずに用意していたご飯を食べてまた眠ってしまった。


それからの彼女の寝顔はとても穏やかで今にも抱きつきたくなるような可愛らしさかさだった。(勿論自重しました)


その夜、流石に二日連続で人の部屋にましてや女の子の部屋に居るのはまずいと思い自分の部屋に戻ろうとした時、彼女が起きた。


「どこに行くんですか?先輩」


「自分の部屋だよ。流石に二日連続で君の部屋に居るのは申し訳ないからね」


そう言うと彼女は少し何かを考え顔を少し赤らめながらこう言った。(いや、部屋は暗かったし見間違えかもしれない。)


「い、居てもいいですよ。と言うか今日までは一緒にいてください。」


「わ、分かった」


そんなことを言われて断るなんて出来ないよ。


翌日、彼女の熱は完全に引いていた。僕は朝ご飯まで作って自分の部屋に帰り、風呂に入りまた、彼女の部屋に戻ってきた。


彼女も風呂上りのようでなんて言うかいい感じの状態だった。


「先輩、看病ありがとうございました。なにかお礼をさせて欲しいんですけど。」


「別にいいよ、君が熱出したのにほおっておくなんて僕にはできないから。」


彼女は少し頑固なところがある。多分何を言っても聞かないだろうけど。


「で、でも…」


彼女は予想道理納得いかない感じでこちらを見ている。こういう時は何も言わずにスルーするのが一番だと今までの経験から学習している。


「それよりも今日の講義の方は大丈夫なの?」


「大丈夫です。さっき連絡入れときましたから。」


よし、話がそれた。てか、早いな行動が。もう本調子のようだ。


「あ、あの先輩。」


「ん?何?」


「わ、私と…つ、つ、つ、つ」


「つ?」


「付き合ってください!!」


「………?」


ナントイッタイマ?


「で、ですから。わ、私と付き合ってください!!」


「ドコ」


「『どこに?』なんて言ったら殴りますからね。」


あっぶねー。てかずるいだろ、こんな時にそれ言うなんて。どうしよう、このまま『はい』というのは何か負けた気がして嫌だし、正直俺も告白しようとしたから断れないし。どうする、どうすればいい?


「俺もお前に言いたいことがある。」


「何でしょうか」


「俺と付き合ってください。」


俺が出した答えは、『俺も告白する』だ。


「はい、喜んで。」


良かった、これが正解だったのかな?


この日僕達は付き合い始めた。



——数年後——



僕らは結婚した。あの日の告白から時がたち子供も生まれた。僕達は今とても幸せに暮らしている。


後書き

最後がグダグダになってしまうなぁ。
大学は村にある小さな大学です。


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むぎさんから
2016-11-06 23:09:12

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2016-06-04 14:25:15

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このSSへのコメント

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1: マツ 2016-05-26 01:00:16 ID: AUe0O5ap

凄い❗ いい話だなぁー

これから頑張ってください♪

2: むぎ 2016-11-06 23:10:41 ID: 1uixCRCX

ほのぼのした、いい話ですね(* ̄∇ ̄*)
とても楽しかったです。これからも頑張ってください(*´∀`)♪


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