はじめてのおつかい
はじめてのおつかい
今更気付いたんですよ
分割すればいいやって
Part2は↓まで
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とある鎮守府にて
提督「ふぅ…そろそろ第一艦隊も帰って来るころかな」
摩耶「ふーん…提督、ここは私がやっとくからさ出迎えに行ってこいよ」
提督「いや、でもまだ仕事が…」
摩耶「いいからいいから、ほらいったいった」
提督「摩耶…あとでなにかおごるよ」
摩耶「っしゃ、そんじゃたのしみにまってるぜ〜」
その言葉を聞いて、部屋を後にした。
提督「さて、休憩がてらいってくるかな」
〜〜母港〜〜
加賀「艦隊、帰投しました。わざわざ出迎えまでしてくださりありがとうございます。」
提督「うん、おつかれ、加賀。怪我した子はいつも通り入渠したあとゆっくりしてね。」
加賀「はい。…提督、そのですね、新しい娘が海上を彷徨っていたので保護してきたのですが」
提督「ん、そうなの?」
加賀「はい。その…言いたいことはあるかもしれませんが、少し待っていてくださいね。」
提督「?」
加賀「蒼龍、隠れてないで、私たちの提督さんよ」
蒼龍か、そういえば少し人見知りの所があると聞いた。彼女なりの配慮だろう、新人に気を使えるあたり流石は一航戦だ。
そんなことを思っていると加賀の着ている袴の腰あたりからひょっこりおさげが顔をだした。
…ん、腰?
そして少しずつおさげが現れてそのもちぬしが顔をだした。
???「あ、あの…は、はじめましてぇ」
声の主はあまりに小柄だった。
駆逐艦より一回りちいさいのである。
提督「…加賀、この娘は?」
加賀「はい…蒼龍です。」
たしかに他の鎮守府で見た事のある袴を着ている。胸も…まぁ一部の空母達よりはある。
そんな事を考えていると、
そうりゅう「ていとくさん、どうしたの?」
提督「ん、なんでもないよ。ようこそ我g…僕達の鎮守府へ。さっそくだけど一緒に来てくれないかな」
そうりゅう「え、えっと、その…かがおねえちゃんは?」
提督「えっと…加賀」
顔を向けて確認をとってみる。
加賀「おねえちゃん、おねえちゃん…‼︎て、提督、私なら大丈夫です‼︎…やりました」
すごいにやけてたよこの人
提督「よし、それじゃあいこっか」
そうりゅう「う、うん」
まだ少し緊張してるのか、加賀から離れない
対して
加賀「」
二度と拝めないであろう仏のような顔をしていた
〜〜執務室〜〜
摩耶「提督、おせーじゃねえか、まちくたびれt…そのちっこいのは?」
提督「信じられないだろうけど、蒼龍だ」
摩耶「は?おいおい、なんかの冗談だろ、な、加賀さん」
加賀「いえ、本当よ」
摩耶「え?…マジ?」
摩耶が蒼龍に近づく
摩耶「んとだ、よく見るとそっくりだな…私は防空巡洋艦の摩耶ってんだ、よろしくな、蒼龍」
そうりゅう「まやおねえちゃん?」
摩耶「ん、まぁそれでも良いぜ」
そうりゅう「まやおねーちゃーん‼︎」
加賀「あ…」
蒼龍が加賀の手を離し摩耶に抱きつく。その瞬間加賀はすごい複雑な顔をしてからいつもの顔に戻った
摩耶「残念だったな、加賀さん」
加賀「く…」
そうりゅう「あ、えっと、ち、ちがうの」アタフタ
提督「なにが違うのかな?」
そうりゅう「あ…えっと、その」
摩耶の後ろに隠れる
そうりゅう「加賀おねえちゃん、さっきまで頑張ってたから、つかれてるかなって…そ、その…」モジモジ
加賀「…いえ、気にしないで頂戴。でも、ありがとね、蒼龍」
蒼龍「うん‼︎」ニパァ
加賀「提督、それじゃあ私は汗を流してくるわ」
提督「あぁ、分かった」
そう言うと加賀は浴場の方へ…向かう前に僕に耳打ちをしてきた
加賀「提督、きにしないでください」
今度こそ行った。
きにする?なにを、べつに蒼龍に避けられてるからってなんともおもってないし…ほんとだよ、ほんと
摩耶「んじゃ、さっそくここの案内をしてやるぜ、いくぜ、提督」
提督「え?二人で行けばいいじゃないか」
摩耶「ちっちっち、さっきのお礼、忘れてないよな」
提督「…忘れてないよ」
摩耶「よーし、それじゃあ蒼龍、いくぜ」
そうりゅう「うん‼︎」
この後この蒼龍を見た子がどんどん列をつくって、その全員に間宮を奢ったのはべつの話だ。そのおかげで蒼龍とも少し近づけた気がする…多分
〜〜数ヶ月後〜〜
鳳翔「蒼龍ちゃん、メモは持った?お金も持った?」
そうりゅう「うん、大丈夫だよ〜」
鳳翔「そう…それじゃあ気をつけてね」
そうりゅう「うん!いってきまーす」
事の発端は今から数日前…
〜〜二航戦自室〜〜
そうりゅう「ひりゅ〜、もう眠いよぅ」
飛龍「え、あぁ‼︎ゴメンね、今あかり消すから」
そうりゅう「んん…ひる〜、なにみてるの〜」
飛龍「これ?はじめてのおつかいって番組よ」
そうりゅう「おかいもの?…いきたい…かも…」そう呟いて蒼龍は夢の国へ
飛龍「もぅ…ダメじゃない、風邪引いちゃうよ」
風邪をひかないように布団をかけてあげる
飛龍「…はじめてのおつかいか…よし」
〜〜翌日〜〜
飛龍「提督さん、飛龍です」
提督「うん、入ってくれ」
飛龍「失礼します。あの、一つご相談が…」
提督「相談?なにかな」
飛龍「蒼龍が昨日、お買い物に行ってみたいって言って…このさいだから一人でお買い物に行ってもらおうかなって思ってるんだけど」
提督「一人でお買い物か…分かった、検討してみるよ。」
飛龍「ありがと、提督さん。それじゃあまたこんどねー、失礼しまーす」
摩耶「いいのか、あんな事言って」
提督「うぉっ、摩耶いたのか⁉︎」
摩耶「…殴られてぇのはどいつだ?」
提督「じょうだんだって、でもよく考えてみろ、今や蒼龍はうちの鎮守府の癒しだ。みんながみんなかわいがっている、でもそれじゃあ蒼龍は甘えた大人になってしまうかもしれないだろ」
摩耶「ふぅん…本音は?」
提督「蒼龍が頑張ってるところを見てみたい」
摩耶「呆れた…まぁ少し声かけてみるよ、手伝ってくれそうなやつには」
提督「助かるよ、それじゃあ僕も根回ししとくかな」
〜〜その日の夜、食堂にて〜〜
提督「さて、みんながあつまってくれたところで話をしたいと思う。今日は私の勝手な理由で集まってくれてありがとう。」
今日集まってくれたのは吹雪、川内、摩耶、加賀、鳳翔、武蔵、青葉の七名だ。
というより、他にもたくさんいたのだが大型作戦をはじめんとばかりの人数になるので、各艦の代表を呼ぶ事にした。
提案者の飛龍には蒼龍が寝付いてから 参加してもらう予定だ。
吹雪「司令官さん、そんなこと言わないでください、私たちは自分から参加させてもらってるんですから」
川内「そうそう、それに最近は神通に縛られて夜外に出られなかったからね、それと比べたら何倍も楽しいよ」
神通よ、そこまでやれとはいってないぞ
武蔵「私はまぁ、代理という事で参加させて貰うことになった」
提督「代理?」
武蔵「本当は長門だったのだが…」
提督「あ…」
先日未明、二航戦の部屋へ忍び込もうとした不審者がいたという報告を受けた気がする…飛龍が青筋浮かべて艤装を装着するところをはじめて見た。
青葉「あれは…長門さんが悪いですからね、青葉、あの後現場を見にいきましたけど、凄い有様でした。」
吹雪「まぁ、長門さんも昼間は必死に我慢して戦艦のイメージを守ってますから…」
鳳翔「長門さんも悪かったけど、飛龍ちゃんもね…二人には私から」
提督「ありがとう、鳳翔。…さて、そろそろ本題に入ろうと思う。」
加賀「はい…例の件ですね」
提督「あぁ、これは極めて重大、かつ失敗は許されない」
摩耶「…ただの買い物だろ」
提督「ゴホン、確かに摩耶の言うとおりだ。しかしこれを見て欲しい」
提督がその場にあったリモコンを操作すると食堂の壁面から大型テレビが出てきた
吹雪「わっ‼︎司令官、こんなもの付いてたんですか‼︎」
提督「あぁ、時々しか使わないがな…よし、準備できた」
武蔵「それで、なにを見せてくれるのだ?」
提督「少し…ち、ちょっと待って」
慣れないことをしているのは誰の目からしても確実だった
吹雪「しれいかn 川内「提督、もしかして操作分からないの?」…あぁ」
提督「…ソンナコトナイヨ」
吹雪「司令官さん、私がやりますね、私の部屋のものと同じみたいですし」
提督「…ありがとう、吹雪」
吹雪「いえいえ…っと、これですね。」
吹雪はリモコンを操作して録画された番組を流し始める
そこには、幼い子供達の勇姿(おかいもの)が映された姿があった
武蔵「…提督、これがどうしたというのだ?」
提督「すこし待っててくれ…これからだ」
そういうとカメラ中央に可愛らしい男の子と女の子の兄弟が映し出された。
吹雪「かわいいですね、あの子達」
鳳翔「そうね、あの年頃の子は無邪気ですからね」
川内「…提督」
提督「なんだ、川内」
川内「なんていうか…不審者っぽい人が多いね、あの子の周り」
提督「あぁ、川内ははじめて見るのか」
青葉「あれはカメラマンですよ」
川内「カメラマン?」
青葉「ええ、いくらなんでもあの子だけでお買い物は色々とあぶないじゃないですか。だからあの子達の警護とその姿を映すための人たちがあの人たちですよ」
提督「その通りだと、説明ありがとう、青葉」
青葉「いえいえ、これくらいなら朝飯前ですよ」
摩耶「ってことは、提督がいいたいのはあれのことだったのか?」
提督「ご明察、そういうことだ。」
川内「ふーん…あ、飛龍、こっちこっち」
川内が呼びかけをすると、入り口のあたりから声が聞こえてきた。
飛龍「遅れてすみません。蒼龍がなかなか寝付かなくって」
提督「いや、問題ない。それじゃあはじめよう」
〜〜深夜、二航戦の部屋〜〜
そうりゅう「ん…んん…おしっこ…」
隣を見るとさっきまでいた飛龍がいない
そうりゅう「ひるー…ひるー…どこにいったのー」
しかしだれも返事をしない。
それどころかこの部屋には蒼龍ただ一人。
なんだか不気味な感じがしてきた
そうりゅう「ひりゅー、ひりゅー…ねぇ、どこいったの」
だんだんと不安になってきた
そうりゅう「う…ひるー…」目元がウルウルしてきた
そうりゅう「ひりゅー…」
ベットから立ち上がって周りを見渡してみる。すると玄関の扉が開いていた。
そうりゅう「うぅ…」
恐る恐る扉をあける。
………キィッ
そうりゅう「‼︎」
音の方を慌てて向く
といっても今まさに開けたばかりの扉だった
そうりゅう「ひ、ひりゅー」
静かな廊下にそうりゅうの声が通る
そうりゅうは歩き出した。
〜〜数十分後〜〜
そうりゅうはゆっくりと歩いていた。ゆっくり、ゆっくりと
しかし、歩いた距離は、ざっと10メートル程の距離だった
そろそろ我慢の限界がきていたのだ
そうりゅう「あとちょっと…」
ここの角をまがればもうすぐお手洗いがある
しかし、そこでなにか音がした。
衣擦れのような音
普段のそうりゅうなら誰か来たのだろうと分かる。しかし今は別だ
そうりゅう「やだ…こないで…」
蒼龍の声はとどかない。
さらに、その音はだんだんと大きく近づいてくる
そして黒い影が角から現れる
そうりゅう「きゃっ」
逃げようとしたら足が絡まった。尻餅をついてしまった
???「ん…あれ、蒼龍ちゃん?大丈夫…じゃないかも?」
そうりゅう「え…あっきー?」
秋津洲「そうかも。蒼龍ちゃん、たてる?」
そうりゅう「あっきー‼︎」
不安が晴れたのだろうか、秋津洲に抱きつく
秋津洲「蒼龍ちゃん?…よしよし、怖かったね、おねえちゃんがいるからもう安心安全かも‼︎」
そうりゅう「うん…あ…///」
突然、蒼龍の顔が赤くなった。
秋津洲「蒼龍ちゃん?…」
袴にすこしずつ染みが広がっていた。
秋津洲「…お風呂、いっしょにはいる?」
そうりゅう「…うん」
〜〜浴場、脱衣所〜〜
???「蒼龍ちゃん、両手をあげて」
そうりゅう「う、うん」
???「せーの、パンパカパーン」
そうりゅう「ぱんぱかぱーん」
???「そうそう、偉いわね」
そうりゅう「えへへ、ほめられるとうれしいかも」
秋津洲「あ、それ私のー、かも」
???「いいじゃない、別に」
秋津洲「まぁ…それはそうかもだけど…愛宕さん、やっぱり大きいかも」
愛宕「へ?そんなこと無いわよ、あなたも大きさはあるじゃない」
そうりゅう「わぁ…おっきい…」
このひとはあたごおねえちゃん。お風呂場でぱんぱかぱーんってやってくれる優しい人。あっきーがさっきおでんわしてたけど、すこししたらあたごおねえちゃんがきてくれた。
愛宕「それじゃあ一緒に入りましょ、蒼龍ちゃん、秋津洲ちゃん」
そうりゅう、秋津洲「うん‼︎」「わかったかもー‼︎」
〜〜浴場〜〜
掛け湯を浴びて、シャワーをしていると愛宕おねえちゃんが私の後ろに座った。
そうりゅう「どうしたの?」
愛宕「せっかくだから洗いっこしよっかなーって」
そういうと愛宕おねえちゃんはしゃわーの温度を確かめてから優しくかけてくれた。
愛宕「それにしても…よく頑張ったわね、蒼龍ちゃん」
愛宕おねえちゃんがぼでぃーそーぷを泡立てながら話してくれる
愛宕「一人でトイレにいこうとしたんだって」
そうりゅう「え、えっと…うん///」
うぅ…恥ずかしくてお顔があつい
愛宕「別に恥ずがらなくてもいいのよ、摩耶ちゃんなんてお部屋で泣いてたんだから」
そうりゅう「え、まやおねえちゃんが?」
愛宕「ええ、一人で廊下に出るのが怖かったっていってたわ」
そうりゅう「そうなんだ…まやおねえちゃん、かっこいいところだけじゃなくてかわいいところもあるんだー」
秋津洲「え、なになに、私も聞きたいかも‼︎」
そんなお話をしているとタオルで髪をまとめたあっきーがやってきた
愛宕「ダーメ、話すと摩耶に怒られちゃうもの」
秋津洲「そんな〜…すごい残念かも」
愛宕「ウフフ、鳥海なら教えてくれるかもね」
秋津洲「鳥海さんか〜…また今度聞いてみるかも‼︎」
そう言うとあっきーはお風呂に入っていった
愛宕「それにしても蒼龍ちゃんお肌すべすべよね〜」
蒼龍「そ、そうかなぁ」
ちょっとだけ嬉しい
愛宕「羨ましいくらいだもの」
蒼龍「あ、ありがと…ございます///」
愛宕「どういたしまして。それじゃあいとは出来るよね?」
そうりゅう「うん、大丈夫だよ」
愛宕「それじゃあ私も洗っちゃおーっと
」
私も早くおなかとおっぱいをあらってお風呂にはいろーっと
〜〜脱衣所〜〜
そうりゅう「ねぇあっきー、あれやって、あのあったかいやつ」
秋津洲「あたたかいやつ?…あ、わかったかも」
そう言ってくしとドライヤーを持ってきてくれた
秋津洲「それじゃあいくよー」
掛け声とともに暖かいかぜが髪の毛にあたる。
そうりゅう「ん〜…ふわぁ…」
気持ちよくてちょっと眠くなってきちゃった
秋津洲「蒼龍ちゃん、あとちょっとだからもう少しだけがまんするかも」
そうりゅう「うん…」
がまん、がまん…してたつもりだったけど
愛宕「あら、蒼龍ちゃん」
秋津洲「ねちゃったみたいだね…私もそろそろ眠いかもぉ」
愛宕「秋津洲ちゃん、先に休んでてもいいわよ、あとは私がなんとかするから」
秋津洲「そう…それじゃあおねがいするかも…」
愛宕「ええ、おやすみ」
そこからあたごおねえちゃんが私をだっこしてくれて…そこからは覚えてない
〜〜翌朝〜〜
そうりゅう「ん…あれ?」
目がさめると誰かに抱きしめられていた
そうりゅう「く、くるしい…」
愛宕「んふふ〜、逃がさないぞぉ〜」
どうやら寝ぼけているみたいだ
???「あら、お目覚めかしら」
そうりゅう「た、たすけてぇ、たかおさん」
高雄「ええ、ちょっとまってね」
このひとは高雄さん。愛宕おねえちゃんのお姉さんだ。とっても優しい。
高雄「ちょっと目をつむってくれない」
そうりゅう「うん?わかった」
少し目をつむっていると、愛宕おねえちゃんの手がはなれた
高雄「もういいわよ」
そうりゅう「うん。」
愛宕「ぷはぁ、はぁ…ちょっと高雄、鼻つまんで息をとめるのやめてよ、あれ苦しいんだから」
高雄「あなたが蒼龍を抱き枕にしていたから彼女、こまってたんですよ。それにちょっと用もあるし」
そうりゅう「?」クビカシゲ
高雄「提督がお呼びよ、準備が出来たら執務室に来てって」
そうりゅう「うん、わかった。」
高雄「愛宕もお昼頃に執務室に来てって」
愛宕「わかったわ…でももうちょっとだけ…」
高雄「はぁ…仕方無いわね。それじゃあ蒼龍、一旦お部屋に戻りましょうか。」
そうりゅう「うん。またね、あたごおねえちゃん」
愛宕「またね〜」
〜〜
高雄「そういえば、どうして愛宕と一緒にお布団にはいってたの?」
そうりゅう「え‼︎えっと…その…」モジモジ
高雄「ふふ、良いのよ、知ってるから」
そうりゅう「え、あ…///」
高雄「大丈夫よ、次に生かせればね…っと」
いつのまにかていとくのお部屋についていた。
高雄「それじゃあがんばってね」
そうりゅう「?」
なにを頑張るんだろう…と思っているうちに高雄さんはいっちゃった
そうりゅう「…よし。」
深呼吸を1回。扉を二回ノックする。
提督「はい、開いてるよ」
そうりゅう「しつれいします。」
元気いっぱいに返事をした。
〜〜少し遡って、明け方〜〜
提督「以上で打ち合わせは終了だ、実行はあし…いや本日ヒトマルサンマルだ。」
川内「んん…少し目が冴えないけど、大丈夫、頭の中には入ってるよ」
吹雪「ちょっと頭がクラクラします」
加賀「少し休ませてもらえれば大丈夫です。」
摩耶「ふわぁ…提督、さきに休ませてもらうぜ」
提督「あぁ、みんなもこんな時間まで付き合わせて申し訳ない」
青葉「いえ、良いものが撮れそうですから、それに比べればやすいものですよ」
鳳翔「それでは私は朝食の下準備を」
武蔵「鳳翔、手伝おう」
鳳翔「ありがとうございます。では皆さま、また後でお会いしましょう。」
二人は調理場へ向かった
飛龍「それじゃあ私も戻るかなー」
提督「あぁ、またあとでな」
〜〜執務室〜〜
トントン、と扉をノックする音が聞こえる
提督「はい、どうぞ」
摩耶「提督、はいるぜ」
提督「摩耶か、どうした?」
摩耶「いや、それがよ、あたごg 飛龍「提督‼︎」」
提督「ひ、飛龍、どうしたんだ‼︎」
飛龍「蒼龍が、蒼龍がいないの‼︎」
提督「なんだって‼︎」
摩耶「落ち着けって二人とも、蒼龍は私たちの部屋だ‼︎」
提督 飛龍「「へ?」」
摩耶「なんかでかしらねーけど、愛宕ねぇが抱きしめてた」
提督「…そうか、なら後で聞いてみるよ、飛龍、悪いが今日は一人でやすんでくれ」
飛龍「うん…」ショボン
飛龍が肩を落として部屋を出て行く
提督「摩耶、報告ありがとう。」
摩耶「別に、伝えた方がいいと思っただけだ」
提督「それが大切なんだよ。それじゃあ摩耶もやすんでくれ」
摩耶「あぁ。」
提督「さて、少し休むか」
アラーム付きの時計を取り出し、0600に、アラームを仕掛ける
そして椅子に深く腰をかけ体を休めることにした。
〜〜執務室〜〜
???「提督、提督」
提督「ん…あぁ、摩耶か」
摩耶「ったくもー、またこんなところで寝やがって、こんなんじゃ疲れは取れねーぞ」
提督「ん…」
体を伸ばすと節々でポキポキと音がするのが分かる
提督「摩耶、今何時だ?」
摩耶「んっとー、マルナナニーゴーだ、あと一時間もしたら蒼龍が来るから、だらし無い格好するなよ」
提督「当たり前だ。…シャワーしてくる」
摩耶「あぁ。そのだらし無い顔をさっぱりさせてこい」
提督「あぁ。」
〜〜十数分後〜〜
提督「ふぅ、目が覚めた…お、作ってくれたのか?」
朝食だろうか、トーストとベーコンエッグ、コーヒーが並べられていた
摩耶「あぁ、わたしも丁度食べたくなってな…ついでだよついで」
提督「ついででも嬉しいよ」
摩耶「褒めてもなんも出ねーぜ、それより早く食った食った」
提督「あぁ、いただきます。」
〜〜数分後〜〜
提督「ふぅ、丁度良い焼き加減だ。半熟具合も丁度よかった」
摩耶「お世辞でも嬉しいぜ、提督」
提督「お世辞じゃないけどな…っと、そろそろ執務をはじめるか」
そうして程なくして扉が叩かれ、元気の良い声が執務室に響いた。
〜〜〜
そうりゅう「こうきゅう母艦、そうりゅうです。」
提督「こ、こうきゅう」
摩耶「高級母艦か、なかなか洒落てるな
」
そうりゅう「あ、こ、航空母艦です‼︎」
摩耶「わーってるって、冗談だよ冗談」
そうりゅう「むーっ」
提督「さて、本題に入ろう。」
そういうと提督さんはお茶を一口のんだ。
提督「実はだな…加賀が風邪をひいてな」
そうりゅう「かがさんが⁉︎」
提督「あぁ…雪でも降るんじゃないかと思っているところだよ」
そうりゅう「だったらおみまいにいかないと‼︎」
提督「まぁ待ってくれ。お前に移してしまうと加賀もいい気分ではないだろう」
そうりゅう「そうだよね…」ショボン
提督「まぁ慌てるな。実はな、この事に関して鳳翔が頼みたい事があるらしいんだ。」
そうりゅう「え?」
提督「加賀は一応うちの主力だからな。周りも心配しているんだ…そうりゅう、鳳翔の頼みを聞いてきてくれるか?」
そうりゅう「うん‼︎わかった‼︎」
提督「確か鳳翔は食堂の方にいる。それじゃあ蒼龍、頼んだぞ」
蒼龍「はい‼︎失礼します‼︎」
そういうと執務室だろうと関係なしに蒼龍は走り出した
提督「…さて、川内、とれたか?」
川内「多分大丈夫だよ」
机の下から川内が現れる
摩耶「うぉ、いつの間に⁉︎」
川内「摩耶が鼻歌歌いながら料理してた時から、可愛かったよ」
摩耶「うおぉぉぉ‼︎」
川内「もちろん録画済み」
提督「よし、それじゃあ次の仕事にあたってくれ」
川内「それじゃあ行ってくるねー」
頭を抱える摩耶を無視して川内は部屋を出て行く
〜〜食堂〜〜
そうりゅう「ほーしょーさーん、きたよー」
鳳翔「おはよう、蒼龍ちゃん。さっそくで悪いけどお願い聞いてくれるかしら」
そうりゅう「うん、まかせてぇ」
鳳翔「うふふ、頼もしいわね。加賀さんにお雑炊をつくってあげようとおもったんだけどね」
そうりゅう「おぞーすい?」
鳳翔「えぇ、でもちょっと材料が足りないみたいなのよ」
そうりゅう「そうなの、だったら買いにいかないと」
鳳翔「でもね、私、ここの事で精一杯なの…だから蒼龍ちゃんに頼めないかなって」
そうりゅう「うーん…わかった‼︎ちょっとまってて」
そう言って鳳翔の事は御構い無しにその場を後にした。
〜〜二航戦の部屋〜〜
そうりゅう「ひりゅ〜‼︎」
飛龍「うわっ‼︎そ、蒼龍、ダメじゃない、ゆっくり開けないと」
そうりゅう「ひりゅー‼︎」
蒼龍は勢いよく飛龍に抱きつく
飛龍「ぐはぁっ…な、なかなかやるね、蒼龍」
そうりゅう「なんで昨日いなくなったのさ‼︎」
飛龍「あ、えっと…あはは…ごめん」
そうりゅう「おかげで昨日は…グスッ…こ、こわかったんだもん」
飛龍「ちょっと、蒼龍⁉︎…心配させてごめんね、ちょっと用事があって…そういえば蒼龍もなにかあったから来たんじゃないの、?」
蒼龍「じつは…」
さっき鳳翔さんに頼まれた事を話した。
飛龍「え、加賀さんが⁉︎…明日は槍でもふるのかな」
そうりゅう「それで、その…ひりゅー、いっしょに…いかない?」
飛龍「えっとねー、ちょっと用事があるんだよね、提督に頼まれてるんだ」
そうりゅう「う…」ショボン
飛龍「ごめんねー」
そうりゅう「…やだ」
飛龍「へ?」
そうりゅう「やだやだぁ、ひりゅーも一緒にいくのー‼︎」
飛龍「そ、蒼龍⁉︎」
そうりゅう「ひりゅーもお買い物いくのー‼︎」
飛龍「蒼龍!」
そうりゅう「⁉︎」
飛龍「…大丈夫よ、蒼龍なら出来るわ。だって私の可愛い妹だもん」
そうりゅう「…ほんと?」
飛龍「(う…辛い…)そ、そうだ、せっかく出かけるんだったらおめかししないと」
そういうとひりゅーは桐ダンスのなかを見渡す。そして、なにか見つけたのだろう。それを取り出した。
飛龍「あったあった、これこれ」
ひりゅーが取り出したのは、ひりゅーの袴と同じ色の手袋だった
飛龍「もらったはいいんだけど、なかなか使うときがなくってさー…つかってくれる?」
そうりゅう「うん‼︎」
飛龍「よし、それじゃあお着替えしよっか」
〜〜少女着替え中〜〜
飛龍「ん、これでよし」
黒いずぼんにだっふるこーと。まふらーにひりゅーの手袋…あったかい
そうりゅう「ありがと、ひりゅー」
飛龍「それじゃあがんばってきてね」
そうりゅう「うん…」
飛龍「そうね、頑張ったら一緒に間宮さんのところいこ」
そうりゅう「へ、いいの?」
飛龍「いいよ。でもそうりゅうに頑張れるかな〜」
そうりゅう「で、できるもん‼︎」
飛龍「それじゃあがんばってきてね」
そうりゅう「い、行ってきます‼︎」
早くいってたくさんほめてもらおう
飛龍「ちょ、ゆっくりでいいからね…っていっちゃったか…」
飛龍は部屋の隅をみる、そこには不自然な箱がある。
飛龍「…っと、こんな感じでいいかな」
〜〜食堂〜〜
そうりゅう「ほーしょーさーん」
鳳翔「蒼龍ちゃん?あら、おめかししてきたの、似合ってるわよ」
そうりゅう「えへへー、これひりゅーからかりたんだよー」
そう言って手袋を見せる
鳳翔「あら、可愛らしいわね、ちょっと大きいかもしれないけど」
そうりゅう「だ、だいじょうぶだもん」
ぎゅっと深く手袋をはめる
鳳翔「ふふふ、大切にね、その手袋」
そうりゅう「大切にする‼︎」
鳳翔「それで、お買い物なんだけどね」
そうりゅう「うん」
鳳翔「えっと…にんじんさんに、たまねぎさんとりんごさん。あと、お肉屋さんにいって、とりのモモ肉」
そうりゅう「にんじんさん、たまねぎさん、りんごさんと…お肉屋さんでとり肉…」
鳳翔「あ、ちょっと待っててね」
ほーしょーさんがちゅーぼーの奥にはいっていく
少しして、紙をもってかえってきた。
鳳翔「これでだいじょうぶかな?」
紙には、ほーしょーさんの字でさっき言ってたものがかかれて…あれ?
そうりゅう「おだんご?」
鳳翔「ええ、加賀さん、甘いもの好きだから」
そうりゅう「…よろこんでくれるかな?」
鳳翔「ええ、きっと」
そうりゅう「それじゃあいってくr」
鳳翔「ま、待って」
そうりゅう「?」
鳳翔「蒼龍ちゃん、メモは持った?お金も持った?」
そうりゅう「うん、大丈夫だよ〜」
鳳翔「そう…それじゃあ気をつけてね」
そうりゅう「うん!行ってきまーす」
鳳翔「行ってらっしゃい」
ほーしょーさんに手を振る。
ほーしょーさんも振り返してくれた。
よし、頑張るぞ。
〜〜???〜〜
吹雪「司令官さん、始まっちゃいましたよ」
提督「あぁ、すぐ行く…よっと、これでよし」
吹雪「それにしても、リアルタイムでナレーションをつけるだなんて凄い大変ですね」
提督「まぁ、こういうことに割ける時間はあまり無いからな、仕方ないといえば仕方ない」
吹雪「少し仕事量を減らしたほうがいいと思いますよ」
提督「まぁ…検討しておくよ」
吹雪「その調子です。みなさんもこれを見てからでいいので、提督さんをきづかってくださいよー」
提督「誰に言ってるんだよ…っと、蒼龍が動き出したぞ」
(ここからは副音声ありでお楽しみください)
〜〜鎮守府正面入り口〜〜
そうりゅう「おっかいっもの〜、おっかいっもの〜」
吹雪『軽やかなステップを踏んで、今蒼龍ちゃんが出て行きました。』
提督『そりゃまあ、鳳翔さんに頼まれたんだから、自身を持ってもいいとおもうぞ』
吹雪『それもそうですね…そういえばどうして蒼龍ちゃんの声がこんなに綺麗に拾えてるんですか?』
提督『あぁ、ダッフルコートの襟元にマイク仕込むよう飛龍に頼んでおいたからな』
吹雪『それって犯罪じゃ…』
提督『お、動きがあったぞ』
そうりゅう「うぅ…さむい…?…あ、ゆきだ‼︎」
提督『雪?…現場の青葉さん、状況を』
青葉『はいはーい、どうやら雪が降ってきたみたいですね。今日は予想より寒くなりましたからね。ともあれ積もる前に終わってくれたら安心ですけど』
吹雪『でも私、雪好きですよ、びゅーびゅー風か吹いてても、なんたって吹雪ですから』
提督『…』
青葉『…』
吹雪『え、え⁉︎なんでそうなるんですか‼︎』
提督『…て、カメラありがとうございます。引き続き蒼龍を映していてくださいね』
青葉『了解です』
吹雪『ちょっとーひどいじゃ無いですか〜‼︎』
提督『いやまぁ…って、蒼龍動き出してるし』
そうりゅう「ゆーきーやこんこんあーられーやこんこん」
吹雪『…歌ってますね』
提督『雪が嬉しいんだろきっと』
そうりゅう「ふってもふってもまーだふーりつもるー…えっと…ふーふーふーふふふふーふーふーふふふ」
吹雪『あ、誤魔化した』
提督『まぁ…いいじゃ無いか』
そうりゅう「ねーこはこーたつーでまーるくーなるー」
川内『ふわぁ、コタツが羨ましいね』
提督『川内か、通信をつけたということは準備が出来たんだな』
川内『まぁね。武蔵もスタンバイ出来たと思うよ』
提督『分かった。商店街に入ったら撮り始めてくれ』
川内『オーケー、提督。…ってか思ったんだけどさ、この会話も録音されてるんだよね』
提督『………さて、蒼龍はどうしてるかな』
吹雪『想像以上にヘタな逃げ方ですよ、司令官さん。えっと、今はですね…』
そうりゅう「じーっ…」
吹雪『ごらんの通り、商店街入り口にある和菓子屋を眺めています』
提督『丁寧に指までくわえて…っと、店員さんが出てきたぞ』
店員「ん…なんじゃ?」
そうりゅう「あ…えっと…」
店員「…食うか?」
そうりゅう「いいの?」
店員「あぁ、中に入って待っとれ」
そうりゅう「うん‼︎」
川内『…入っちゃったよ、どうする、提督』
提督『まぁ、大丈夫だ』
川内『え、それって…』
武蔵『遅くなってすまない、提督』
提督『どうだった?』
武蔵『みんな快く引き受けてくれたよ』
川内『ん、どういうこと?』
武蔵『そうだな…簡単に言うと、この商店街の殆どの方にこの事を話したんだ』
提督『テレビと違って絶対に安全って訳じゃないからな。まぁ保険といった所だ
』
川内『へぇ、さすが提督だねぇ』
吹雪『あ、店員さんがもどって来ましたよ』
店員「ほれ」
お皿に団子が乗っている
店員「御手洗団子ちゅうての…まぁ食べてみぃ」
そうりゅう「うん…」
なんだろう、おしょうゆ?でもいいにおいがするし…
一口食べてみる
そうりゅう「おいひい‼︎」
店員「おぉ、この味が分かるか‼︎」
そうりゅう「うん、よくわかん無いけど」
店員「…」
あれ、何か変な事言ったかな
店員「ガハハハ、おもしろいことを言うお嬢ちゃんじゃのう」
そうりゅう「?」
店員「なに、気に止めることはない。それよりお嬢ちゃんはどこから来たんじゃ?あまり見かけん顔じゃが」
そうりゅう「えっと…あそこから」
えっと…ちんじゅふってあっちだった
店員「ってーと嬢ちゃん、艦娘っちゅーやつなんか?」
そうりゅう「うん、わたしはそうりゅうって言うの」
店員「ほぉ、お嬢ちゃんが」
そうりゅう「わたしのこと知ってるの?」
店員「まぁの、あそこにはお得意様が沢山おるからな」
蒼龍「へぇ…知らなかった」
店員「そういえば加賀のお嬢ちゃんはどうしたんじゃ?」
そうりゅう「あ、そうだった‼︎」
店員「どうしたんじゃ?」
そうりゅう「その…風邪ひいちゃったんだって」
店員「そうじゃったのか、少し前に来た時、あまり元気が無かったからのう」
そうりゅう「そうだったんだ…あ、おじいちゃん」
店員「ん、なんじゃ?」
そうりゅう「いまね、加賀おねえちゃんのためにおかいものしてるんだけどね、この、はっぴゃくやってなに?」
店員「どれ…おぉ、これは八百屋(やおや)と言うんじゃ」
そうりゅう「やおや?」
店員「ここの通りをすすんだら見えてくるんじゃ」
そうりゅう「そうなんだ。ありがとう、おじいちゃん」
店員「なんのなんの、気にするほどじゃないわい」
そうりゅう「お団子もおいしかったし…あ、そうだった」
たしかお財布はここに入れてたっけ?えっと、みたらしだんごは…90えんだから…
店員「お嬢ちゃん、お代は結構じゃ」
そうりゅう「え、でも…」
店員「なに、この街があるのも蒼龍ちゃんや鎮守府におられる提督さんたちのおかげじゃ。それにご贔屓にしてもらってるからのぉ」
そうりゅう「…いいの?」
店員「あぁ。…そうじゃ、おかいものが済んだらもう一度寄ってくれんかの、加賀のお嬢ちゃんへのお見舞いを頼みたいんじゃ」
そうりゅう「うん、わかった。まかせて」
店員「ガハハハ、それじゃあまた後での」
そうりゅう「うん‼︎」
〜〜〜
そうりゅう「やおや〜、やおや〜、どーこっかな〜」
少し歩くと野菜がたくさんおいてあるお店がみえた
そうりゅう「えっと…」
ひらがなでやおやと書かれている、ここで間違いない
そうりゅう「よしっ」
きんちょうするけど頑張るぞ
そうりゅう「すみません」
こえをかけると、奥から髪がクルクルしたおばさんが出てきた
店員「あら、いらっしゃい。お嬢ちゃん、おつかい?」
そうりゅう「は、はい。えっと…ニンジンさんと、たまねぎさんと…りんごをください‼︎」
店員「人参と玉ねぎと…リンゴね。ちょっと待ってね〜」
テキパキと袋に詰めている
店員「お嬢ちゃん可愛いからサービスしちゃうわ、全部で150円よ」
そうりゅう「ひゃくごじゅうえん、ひゃくごじゅうえん…」
サイフのなかを探してみる。たしか100円はぎん色、50円はあなのあいたぎん色だったはず…あった
そうりゅう「はい、ひゃくごじゅうえん」
店員「はい、丁度ね。そういえば見ない顔だけど、お嬢ちゃんどこからきたの?」
そうりゅう「えっと、ちんじゅふからきました。そうりゅうです。」
店員「あら、あなたが蒼龍ちゃんなのね、鳳翔ちゃんからお話は聞いてるわよ、みんなの事気にしてくれる優しい子なんだってね」
そうりゅう「そ、そんなことないですよ…えへへ」
店員「そうだ、これあげるわね」
おばさんは、おいてあったミカンをふたつ取って袋のなかにいれてくれた。
店員「お買い物頑張ってるからね、おばちゃんからご褒美よ」
そうりゅう「いいの‼︎ありがと、おばさん!」
店員「いいのいいの、日頃から色々助けてもらってるからね、あなたたちには。それよりお買い物はここで最後?」
そうりゅう「ううん、あととりさんのお肉を買って帰るの」
店員「お肉屋さんね、場所はたしか、あんまり遠くないから、気をつけて行ってきてね」
そうりゅう「うん!それじゃーね、おばさん」
店員「ええ、そうりゅうちゃんも頑張ってね〜」
優しい人だった。ミカンももらったし、かえったらたべよーっと
〜〜執務室〜〜
吹雪「なんというか、蒼龍ちゃん、すごい人気者ですね」
提督「あぁ、もう商店街まで噂が流れているとは…」
吹雪「それにしても、商店街はやっぱりいいですね、人の温もりをかんじられます」
提督「そんなに温もりを感じたかったのか、さぁ吹雪、おいで」
吹雪「…満面の笑みで両腕を広げたところで行きませんよ、絶対」
提督「残念だ。」
吹雪「はいはい」
提督「さすが、吹雪だな、木枯らしより冷たい」
吹雪「ちょっと、さっきの掘り返さないでくださいよ〜」
提督「いいじゃないか、減るもんでもないし…っと、そろそろ精肉店につくぞ」
吹雪「もうっ、司令官さんったら」
〜〜商店街〜〜
そうりゅう「こんにちはー‼︎」
店員「おう、いらっしぇー。ん…見かけねえ顔だな、嬢ちゃん」
そうりゅう「わたしそうりゅうっていうの。あっちにあるちんじゅふからきたの
」
店員「へぇ、こんなにちっこいのに偉いなぁ、それで、何になんにしぁーすか?」
そうりゅう「えっと…」
〜〜???〜〜
吹雪「さすが蒼龍ちゃんですね、今のところ難なくお買い物できてますし」
提督「できる限りサポートしてるつもりだしな。まぁ、それを差し引いても十分凄いけど」
青葉『提督、蒼龍ちゃん、無事精肉店での買い物を済ませました』
提督「ん、分かった。引き続き撮影を頼む」
青葉『りょーかいです。』
吹雪「あとは…お団子屋さんによって帰るだけですかね」
提督「あぁ…何事もなければいいのだが…」
〜〜商店街〜〜
そうりゅう「えっと…おかいものはこれですんだから…おじいちゃんのところに行くんだっけ…ふんふんふーん」
鼻歌を歌いながら商店街を歩き出す
しかし突然足が止まる
…蒼龍が動かなくなった
提督『ん、どうしたんだ』
青葉『…すぐ分かりますよ、フフフ』
提督『ん?』
川内『あぁ、成る程ね。提督、写してあげるよ』
川内のカメラに映されたものは…
吹雪『わぁ、可愛いですね‼︎』
提督『そういえば蒼龍は今まであったことないのか』
青葉『そうですね、ここ数ヶ月は特別支援学校の方へ交流会に行ってないですからね』
提督『そういえばそうだったな』
川内『提督、近いうちにまた行く事になると思うよ』
提督『ん…成る程ね』
そうりゅう「わ、わ…」
???「ん、お嬢ちゃん…蒼龍か?」
そうりゅう「え?うん、そ、そうだけど…」オロオロ
???「いや、団子屋のくたばりぞこないが君の事を話してたんじゃ」
そうりゅう「そ、そうなんだ…あ、えっと…」
???「こいつか、こいつはワシのパートナーじゃ」
そうりゅう「パートナー?」
???「あぁ、こいつがおらんとわしゃ外に出る事も出来んからのぉ」
そうりゅう「え…なんで?」
???「わしゃ目が見えんのじゃ」
そうりゅう「え⁉︎」
???「そう驚かんでええ、じゃがこいつがわしの目の代わりになってくれるんじゃ」
そうりゅう「そうだったんだ」
???「もしよかったら撫でてやってくれんか、あまり良くは無いんじゃがの」
そうりゅう「…おこらない?」
???「大丈夫じゃ」
そうりゅう「そ、それじゃあ…」
クリーム色の耳?の垂れた…なんだろ?
とりあえず撫でてみよう
そうりゅう「うわぁ、あったかい…ねえ、だきついていい?」
???「あぁ、構わんぞ」
そうりゅう「わぁーい‼︎」
抱きつく。やっぱりあったかくて、もふもふしてて、優しいってわかる…気がする
???「そうか。…そうじゃ、司令官にあったら今日の事を話してはくれんかね」
そうりゅう「ん、いいよ」
???「そうか、また来るのを楽しみにしている、とも伝えてくれ」
そうりゅう「?…わかったー、ちゃんと伝えるねー」
???「ありがとう、それじゃあ頼んだぞ」
じゃあな、とおじいちゃんともふもふはあるいていった
そうりゅう「ん…それにしても、誰だったんだろ?まぁいっか」
〜〜???〜〜
提督「…武蔵が声をかけてくれたのか」
武蔵『あぁ…蒼龍が来てからみんな忙しそうにしていたからな、こうでもしないと行けないだろう』
提督「あぁ…感謝するよ」
武蔵『気にするな、誰にでも休暇は必要だ』
吹雪「武蔵さん…あ、司令官さん。蒼龍ちゃんお団子やさんに着きましたよ」
提督「あぁ、そうだ…ん、何か渡されてるぞ」
〜〜商店街〜〜
そうりゅう「加賀おねえちゃんに?」
店員「そうじゃ。お代は…まぁ次来た時に頂くことにしようかの、頼めるか、嬢ちゃん?」
そうりゅう「わかったー」
店員「今度は加賀の嬢ちゃんと来てくれ」
そうりゅう「うん…あ、そういえばさっきもふもふとおじいちゃんがいたよー」
店員「もふもふ?よくわからんが、気をつけて帰るんじゃぞ」
そうりゅう「うん、じゃねー」
川内『…提督、無事商店街を抜けたよ』
提督『そうか。それじゃあ武蔵、川内、商店街のみなさんにお礼を伝えてくれないか、本日はありがとう。と』
武蔵『無論だ、だがまた今度自分の口でもつたえるんだぞ』
提督『あぁ、普段からこちらも世話になっているからな。青葉は引き続き撮影をしてくれ』
青葉『わっかりましたー。』
提督『よし、それじゃあ出迎えの準備でもするかな』
吹雪『そうです…あ‼︎』
提督『ん、どうしたんだ⁉︎』
〜〜少し前〜〜
そうりゅう「るんるんるーん」
あとはかえるだけだ。
ちゃんとお買い物できた。おみやげももらえた。そうおもってあるいてた。
足に何かがあたった。そうおもったら目の前にくろいなにかがあった。
それに、ぐにゅっていうおとも
ちょっとたって分かった。
わたし、こけちゃったんだ。
そうりゅう「…いたい…ひぐっ」
立ち上がろうとしたら、服に何かついてた。
そうりゅう「あ…おだんご…」
おだんごが、ぐちゃぐちゃになっている
せっかくおじいちゃんにもらったおだんごなのに
かがおねえちゃんのおみやげなのに
そうおもうとむねがいたくなってきた。ケガなんてしてないのに
そうりゅう「う、う…」
ないちゃだめ。そう分かってるのに目がウルウルしてきた。
そんな時だった。
???「よ、なにやってんだ、蒼龍?」
きいたことのあるこえだ…たしか…
そうりゅう「まや…おねえちゃん?」
摩耶「おう、その通り、摩耶様だぜ」
そうりゅう「まや…おねえちゃん…おねえちゃん、わたし、わたし…グスッ」
気づいたらまやおねえちゃんに抱きついていた
摩耶「…よしよし、よく頑張ったな。もう我慢しなくていいぞ」
そうりゅう「お、おだん、おだんごが、おみやげ、か、かがおねえちゃんの、おみやげなのに、わたし、わたし」
摩耶「おだんご?…あぁ、見事に潰れちゃってるな…それより怪我は無かったか?」
そうりゅう「グスッ…う、うん」
摩耶「そっか…なぁ、蒼龍」
そうりゅう「な゛、な゛に゛?」
摩耶「そんな鼻水垂らしたままだと、可愛い顔も台無しだぜ、ほら、チーンってしな」
そうりゅう「え…これ、ハンカチだよ」
摩耶「んなもん洗えばいい話だろ、気にすんな」
そうりゅう「ん…」
おもいっきりちーんってした。ちょっとだけつらくなくなった
摩耶「そうそう。それでいいんだよ」
まやおねえちゃんはそのハンカチをおりたたんでぽっけに入れた。そのあとりょうほうのほっぺをつまんできた
そうりゅう「ま、まひゃほねーひゃん、なひふりゅほ!」
摩耶「ハハハ、何言ってるかわかんねーぜ、蒼龍」
そうりゅう「むー」
まやおねえちゃんのほっぺたをつまみかえす
摩耶「こほー、やっははー」
ほっぺをぐにぐにされる
わたしだって
ほっぺをぐにぐにしかえす
摩耶「ひゃ、ひゃめほっへ、まひっはまひっは」
やっとはなしてくれた
そうりゅう「もー、なにするの‼︎」
摩耶「いちち、もっとやさしくしてくれよ〜、蒼龍」
そうりゅう「ふーんだ、まやおねえちゃんが悪いんだから」
摩耶「言ったなー、このやろっ」
そうりゅう「きゃっ‼︎ははっ、やめて、こちょこちょやめて‼︎」
摩耶「いいや、やめねーぜ、おりゃおりゃおりゃ〜」
そうりゅう「はは、くすぐったいってば、ははは」
〜〜数分後〜〜
摩耶「ど、どうだ、この摩耶様の恐ろしさ、とくと味わったか」ゼェ、ゼェ…
そうりゅう「もー、ばかばかばか‼︎くすぐったいじゃんかー‼︎」
摩耶「わりぃわりぃ、でもやっと元気になってくれたぜ」
そうりゅう「へ?」
摩耶「さっきまでの面とは大違いだ、それじゃあ帰るぞ」
そうりゅう「あ…」手にもってるおだんごをみつめる
摩耶「へへ、大丈夫だって。あそこのじーさんのだんごはそんくらいじゃまずくなんねーぜ、お前も食べさせてもらったんだろ、どーせ」
そうりゅう「うん…でもどうしてわかったの」
摩耶「まぁな、私も初めて行った時に食わせてもらったからな〜、懐かしいぜ」
そうりゅう「…ほんとにおいしい?」
摩耶「あぁ、それより早くしねぇと加賀が腹すかしてるぜ、きっと。あいつ、結構楽しみにしてたからな、お前が買い物に行くって言ってからずっと楽しみにしてるんだから」
そうりゅう「…うん」
摩耶「それじゃあ行こーぜ」
まやおねえちゃんが手をつかんでくれる。わたしはそれに引っ張られてちんじゅふにかえる。
〜〜鎮守府正面玄関〜〜
摩耶「ふぅ、やっとついたぜ。さて、荷物をもっt 鳳翔「蒼龍ちゃん‼︎」」
玄関で帰りを待っていた鳳翔さんである。蒼龍をみつけると駆け寄り抱きつく
鳳翔「よかった…無事に帰ってこれて」
そうりゅう「ただいま…」
鳳翔「おかえりなさい。どうしたの、いつもの明るい蒼龍ちゃんじゃないみたい」
そうりゅう「あのね…これなんだけど…」
鳳翔「あら、お団子?あのお爺様からいただいたの?」
そうりゅう「うん…でも、わたしが潰しちゃって…」
鳳翔「…もしかして、加賀さんへのお土産?」
そうりゅう「…うん」
摩耶「なぁ、なんとかならねぇかな、鳳翔」
鳳翔「ええ、大丈夫ですよ。それよりも摩耶、荷物を厨房まで運んでくれない、蒼龍ちゃんと一緒に」
摩耶「わかったぜ、んじゃ行くぞ、蒼龍」
そうりゅう「うん…」
二人は厨房へ向かう
鳳翔「…川内さん」
川内「あちゃ…ばれてたか」
鳳翔「ええ。すみませんが、追加でお団子をおねがいします。」
川内「心配しなくても大丈夫だよ、ほら」懐から包みを取り出す
川内「蒼龍には悪いけど、こけた時に買いにはしっちゃってたんだ。」
鳳翔「ありがとうございます。」
川内「あれ、それと交換しなくていいの?」
鳳翔「ええ。蒼龍ちゃんにちゃんとわかってほしいからね。そうだ、川内さん、これを」
川内「ん、なになに?…これ、いいの?」そこには間宮券が三人分
鳳翔「打ち上げ自体はまたあると思いますから、きょうはそれで我慢してください。残りは青葉さんと武蔵さんの分ですからね」
川内「大丈夫だよ、鳳翔。それじゃあ二人をつれて行ってくるね」
鳳翔「えぇ、おねがいします。…さてっと」
〜〜厨房〜〜
鳳翔「蒼龍ちゃん」
そうりゅう「?」
ほーしょーさんの、手にはお団子の包みが二つあった
鳳翔「かってきちゃいました。」
そうりゅう「うん…それじゃあほーしょーさんがかっt 鳳翔「蒼龍ちゃん」…なに?」
鳳翔「食べ比べしてみませんか?」
ほーしょー「たべくらべ?」
鳳翔「えぇ、せっかくですので」
そんなのきまってる、私が落としたほうは美味しくなくなったのに
鳳翔「ちょっとまってて下さいね」
ほーしょーさんがお皿を二枚取り出す。
そしておだんごを一つずつおさらにのせる
鳳翔「さぁ、召し上がれ」
そうりゅう「…」
まずはほーしょーさんが買ってきたのから食べよう。
…うん、さっき食べたのとおなじだ。
次は…わたしがもらったのだ
そうりゅう「…たべてもだいじょーぶなの?」
鳳翔「えぇ、大丈夫ですよ」
…えいっ。
あれ…
そうりゅう「…おいしい」
鳳翔「とうぜんですよ」
そうりゅう「で、でもみんなたべものゆかにおとしたらたべないじゃん、あれっておいしくなくなったからじゃないの‼︎」
鳳翔「…まぁ、蒼龍ちゃんったら、ふふは」
ほーしょーさんはわらってる…なんで?
摩耶「ん、どうしたんだ、鳳翔さん」
鳳翔「いえ、ちょっと…」
そうりゅう「?」
鳳翔「そうりゅうちゃん、せっかくだからこのまま加賀さんのお部屋までもっていかない?」
そうりゅう「でも…てーとくさんにかえったって言わないと」
鳳翔「大丈夫ですよ、ちょっとくらいでしたら」
摩耶「そーだぜ。それに加賀に早く食べてもらいたいだろ」
そうりゅう「かがおねえちゃん…うん‼︎わたし、もってく」
摩耶「よっしゃ、それじゃあ皿にもりつけようぜ、そうりゅう」
そうりゅう「うん‼︎」
鳳翔「ふふふ、それじゃあお皿を持ってきますね。」
ほーしょーさんがお皿をとりにいく
…もういっこたべよっかな
そう思って手をのばしていると
摩耶「蒼龍、だめだぜ」
だめでした。
鳳翔「あらあら、だめよ、蒼龍ちゃん。お昼ご飯まだなんだから」
蒼龍「はーい…」
そういいながらもほーしょーさんはてきぱきとおさらにお団子を並べる
鳳翔「よし、できた。…そうりゅうちゃん、もっていけるかしら」
そうりゅう「で、でも…」
さっきはこけちゃったし…
摩耶「ん、じゃあわたしが持っていくぜ」
そうりゅう「あ、だ、だめ‼︎わたしが持っていくの」
摩耶「そうか、そんじゃたのむぜ、蒼龍」
そうりゅう「う、うん…」
ほーしょーさんがおだんごのお皿をお盆にのせる。
鳳翔「蒼龍ちゃん、頼みしたよ。」
そうりゅう「う、うん」
ちょっと重いけど…頑張らないと
〜〜〜
やっとついた…
そうりゅう「かがおねーちゃーん」
声をかけると扉が開く
加賀「なにかしら…蒼龍、そのお団子は。」
そうりゅう「わたしが買ってきたの…でも、つぶれちゃって」
そういうとかがさんはわたしと目線を合わせてくれた。そしておだんごをてにとり
加賀「…流石はあそこのお爺様ね、上々だわ」
そういって全部食べちゃった
加賀「ん…ごめんなさい、全部たべちゃつた」
そうりゅう「へ…う、ううん、それよりも…」
加賀「蒼龍」
かがおねえちゃんが頭に手をのせる
加賀「いつも食べるより断然美味しいわ」
そうりゅう「ほんと⁉︎」
加賀「えぇ。ありかとう。お皿はまた私が届けます。蒼龍、報告はすんだの?」
そうりゅう「あ…まだだった」
加賀「それじゃあ行って来なさい。」
そうりゅう「うん、いってくるー」
そういってかがおねえちゃんと別れた。…あれ、かがおねえちゃんもうだいじょうぶなのかな…まぁいっか
〜〜〜
しつむしつの前にはていとくさんがいた。
そうりゅう「てーとくーーー‼︎」
ていとくさんがこっちに気づいてくれる
そうりゅう「ばーにんぐーらーぶ‼︎」
そのまま抱きついちゃった。
提督「おつかれさま、いまのは金剛の真似?」
そうりゅう「うん‼︎」
提督「これくらいちっちゃかったら別にいいんだけど…」
そうりゅう「なにが…ん?」
とびらが少しあいてた。
なかでふぶきおねえちゃんがたくさんのテレビを運んでいる
提督「ん、どうし…!そ、蒼龍、間宮さんのところに行こう‼︎」
なにかかくしてるのかな…まぁいいや
そうりゅう「いくー‼︎」
提督「よーし、いくぞ」
てーとくと手をつないでまみやおねえちゃんのところまでいった。
つくまてまにていとくに今日あったことをたくさんはなした。
おだんごやさんのこと、やおやさんのこと、おにくやさんのこと。まやおねえちゃんのこと。
それにあのもふもふとおじいちゃんのこと。
それをはなすと『またつれてってやる』
っていった。またあえるのかな
まみやにつくとせんだいおねえちゃんとあおばおねえちゃんとむさしおねえちゃんがいて、わたしをみるとわらっててをふってくれた。
ていとくがまみやおねえちゃんとお話してるのを見ていると、むさしおねえちゃんがわたしをだきかかえて、席につれてってくれた。
わたしはむさしおねえちゃんのおひざのうえだ。
ちょっとくすぐったい。
そうこうしてるとていとくがまみやすぺしゃるぱふぇを持ってきてくれた。
わたしが手をばたばたさせてると、ていとくはわらってぱふぇをわたしてくれた。
ぱふぇをたべながらみんなに今日のことをはなしていると、ふぶきおねえちゃんとひりゅーおねえちゃんがやってきた。
たくさんあたまをなでてもらえた。
ぱふぇを食べ終えた頃、ていとくさんが、わたしにきいた
提督「蒼龍、また買い物にいってくれるか?」
そうりゅう「うん‼︎まかせて。」
ちょっと大人になれた。そんな日だった。
〜Fin〜
もうちょっと続くんじゃ
日常系でほのぼのと読めるお話で楽しめます、楽しいSSが増えると嬉しいので、応援してます。
続き期待です^ - ^
コメントありがとうございます。
少し迷走しかけてますが、ちゃんとお買い物にいきますのでもう少しだけお待ちください
一応間違っていると思うところあげておきますーコメント失礼
真ん中少し上らへん
飛龍「飛龍が昨日、お買い物に行ってみたいって言って…このさいだから一人でお買い物に行ってもらおうかなって思ってるんだけど」
真ん中らへん
そうりゅう「ちょっと…恥かしいかも」
下らへん
提督「ふぅ、丁度良い書き加減だ。半熟具合も丁度よかった」
こういうほのぼのとした作品は読んでてなごなごできて楽しいです(
あとキャラごとの特徴がしっかりしていて読んでいて可愛い!ってなります
続き無理をせずに頑張ってくだしあ
よっこーさん、訂正部分の指示ありがとうございます。
一応何度か読み返してるんですけどね…
小説家とその編集部の偉大さがよく分かります。
すぐ直して参ります。
修正&加筆して参りました。
いやぁ…寝る前にやったらダメですねー
よっこーさん、お褒めの言葉ありがとうございます。
そのお言葉を糧に続きの製作をがんばっていきます。-_-b
すごく和む…
更新待ってますね!
駄犬さん、ありがとうございます。
途中で打ってしまった…
これからも皆様の御心を休める場所として頑張っていく所存です。
全部一気に読ませていただきました!ほっこりしたSSで心が和みました^ - ^
めっちゃ ほのぼのしてる いいね すばらしい
matu様、コメントありがとうございます。
牛歩状態になってますが、ぼちぼちやっていきたいとおもっております。